JP2010247627A - 飛行機 - Google Patents
飛行機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010247627A JP2010247627A JP2009098398A JP2009098398A JP2010247627A JP 2010247627 A JP2010247627 A JP 2010247627A JP 2009098398 A JP2009098398 A JP 2009098398A JP 2009098398 A JP2009098398 A JP 2009098398A JP 2010247627 A JP2010247627 A JP 2010247627A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuselage
- airplane
- wing
- main
- horizontal tail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Toys (AREA)
Abstract
【解決手段】 主胴体2の左右側部に、弦長の長い主翼3を介して、それぞれ側胴体4を有する飛行機において、左右の主翼3の前部に通気間隙10を開けて、前翼8を、主胴体と側胴体の対向間に配設した飛行機1。
【選択図】 図1
Description
一方特許文献1には、主翼端に側胴体を備える飛行機が開示されている。
また前記特許文献1に記載の飛行機は、外方へ突出する翼幅(スパン)の長い片持の主翼を備えない飛行機として注目されるが、まだ改良の余地がある。
主翼を、胴体の外側に突出するアスペクト比の高いものとしないと、飛行時、特に強風時に横振れしやすく、飛行安定性が低くなる。
本発明は、片持式の主翼を備えない三胴式の飛行機であって、飛行安定性に優れ、かつ水平降下性に優れた飛行機を提供することを目的としている。
本発明の具体的な内容は次の通りである。
また外側方を側胴体で囲まれた、前翼と主翼及び主水平尾翼の下の通気路を通過する気流が、気圧を高めて機体を支持するため、飛行安定性に優れる。
また低速飛行時に、主翼の前後における通気間隙に、上昇気流が通過することによって、機体の下域に大気が集合して、気圧を高めて機体を支え、水平降下を容易にする。前翼に揚力が生じるため、短距離走行での離陸が容易になる。飛行中における気流の変化に対して、自律姿勢復元性に優れている。
その通過気流によって、左右の側胴体の後部は、内上方向へ押されることになる。そのため、片持の主翼を備えない飛行機にもかかわらず、飛行時に、側胴体後部の降下が抑止されて機首上りが抑止され、かつ強風の中でも側胴体後部の横振れが抑止され、操縦安定性と飛行安定性が高まり、空中で自律姿勢復元が可能となる。
また、低速飛行時には、側胴体の傾斜側面に沿って、斜上方向へ流動する気流が、機体の下方へ周囲から大気を誘導するために、上昇気流が生じて、飛行機の降下率は緩和される。
低速飛行時には、下方から傾斜側面に沿って流動する上昇気流は、後部ではほぼ垂直に上昇するので、その上方に水平尾翼があると、水平尾翼が上昇気流に押されて、機体後部の降下が抑制される。
その結果、気圧の差によって、副水平尾翼は、上方並びに内方向へ押されるので、機体のローリングやピッチングが抑制され、飛行安定性が高まる。
正面視は略縦長楕円形で、高さの下側部に主翼3が配設されている。主胴体2の下部は、主翼3の下面よりも下位に突出している。
飛行時に、主胴体2側部の膨出部2Bより前の部分にあたる気流は、後方へコアンダ効果を発揮しつつ高速で通過して、膨出部2Bより前部に負圧を生み、膨出部2Bより後方へ通過するに従って、次第に速度を遅くし、気圧を高めていく。
その結果、この主胴体2は、その前部に生じる負圧と、後部に生じる高圧との気圧差によって、前方へ押出される。
左右の前翼8は、平面視左右対称で、後部に前部昇降舵9が配設されている。
この前部昇降舵9は、後記する主水平尾翼11の後部昇降舵12とは別操作により、機体の昇降を操作する。
この通気路15を、前翼8の前下面から主水平尾翼11まで、後方へ通過する気流は、側方への拡散が抑止され、通気路15の下面が迎角を持つとき、下域の大気と合流して気圧を高め、機体を効果的に押上げる。
この場合、主胴体2の膨出部2B、および側胴体4の膨出部4Aを境として、前部の気流は高速となり負圧になる。また後部では、次第に速度を遅くして、次第に高圧となるというコアンダ効果が生じる。
左右側胴体4の外側面に沿う気流は、膨出部4Aより後方の下部において、傾斜側面4Bに沿う高圧流が、図5におけるD矢示流となり、次第に上後方へ移動しながら、側胴体4の後部を内上向きに押す。
主翼3の下の通気路15に沿う気流は、機体の重量によって圧縮されて、気圧を高められながら後方へ通過する。主翼3の上面に沿って後方へ通過する気流は、主翼3の上面前部を高速で負圧を生みながら通過し、次第に速度を低下しながら気圧を高めて流れ、後下域に高気圧を生む。
主翼3は、平面視において、前進したとき、前縁には同時に気流があたるが、翼根部よりも、翼端部の翼幅が広く形成されているために、位置によって、後縁部から下方へ抜ける時間が異なる。
その結果、前翼8及び主翼3の下面域で、気流の気圧が高まるため、機体は上部の負圧との関係で、降下しにくい。
このK矢示流の上昇に伴い、主翼3の下面域には、周囲から大気が補填するために押し寄せてくるので、主翼3の下面域は、上面部よりも高気圧となり、飛行機1を支持する。
2.主胴体
2A.操縦室
2B.膨出部
3.主翼
3A.彎曲部
3B.膨出部
4.側胴体
4A.膨出部
4B.傾斜側面
5.垂直尾翼
6.方向舵
7.推進器
8.前翼
9.前部昇降舵
10.前部通気間隙
11.主水平尾翼
12.後部通気間隙
13.後部昇降舵
14.副水平尾翼
15.通気路
Claims (11)
- 主胴体の左右側方に、弦長の長い主翼を介して、それぞれ側胴体を有する飛行機において、左右の主翼の前方に通気間隙を開けて、前翼を、主胴体と側胴体の対向間に配設したことを特徴とする飛行機。
- 前記前翼の後部に、前部昇降舵を配設したことを特徴とする請求項1に記載の飛行機。
- 前記前部昇降舵を、主翼の後方に設けた後部昇降舵とは別操作しうるようにしたことを特徴とする請求項1.2のいずれかに記載の飛行機。
- 前記左右の側胴体の、後部外側に翼形を前翼のそれとは逆形とした副水平尾翼を配設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の飛行機。
- 前記副水平尾翼は、翼根部の翼厚を厚くし、翼端部へかけて次第に翼厚を薄く形成した前記1〜4のいずれかに記載の飛行機。
- 前記、左右の側胴体の外側面後半下部を、外方から内方向へ傾斜した傾斜側面としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の飛行機。
- 前記側胴体の底部は、前端部から長さの45%〜50%相当長さの後部寄り部分から後半下部は、後端部へかけて上反りに傾斜し、かつ側面視で、その傾斜した底面とほぼ平行に、前記傾斜側面を形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の飛行機。
- 前記側胴体の傾斜側面は、平面視で、前部より後部が内方向へ傾斜し、かつ側面視で、前部より後方が上方へ傾斜していることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の飛行機。
- 前記側胴体の傾斜側面の、前端部から主水平尾翼の前縁近傍までの傾斜度よりも、後方の傾斜度を、次第に大としてあることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の飛行機。
- 前記側胴体は、前端部から側胴体の長さの30%〜35%相当長さだけ後部寄りの外側面に、外方へ膨出する膨出部を形成し、その膨出部の下部から後端部へかけて、前記傾斜側面を形成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の飛行機。
- 前記側胴体の外側後部に副水平尾翼を配設し、側胴体における後部の傾斜側面に沿って、コアンダ効果を発揮しつつ通過する気流を、副水平尾翼の下面に当てるようにしたことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の飛行機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009098398A JP2010247627A (ja) | 2009-04-14 | 2009-04-14 | 飛行機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009098398A JP2010247627A (ja) | 2009-04-14 | 2009-04-14 | 飛行機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010247627A true JP2010247627A (ja) | 2010-11-04 |
Family
ID=43310506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009098398A Pending JP2010247627A (ja) | 2009-04-14 | 2009-04-14 | 飛行機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010247627A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113165737A (zh) * | 2018-12-14 | 2021-07-23 | 国立研究开発法人宇宙航空研究开発机构 | 飞行体 |
KR20220045596A (ko) * | 2020-10-05 | 2022-04-13 | 연세대학교 산학협력단 | 날개형상 비행체 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58126291A (ja) * | 1981-10-15 | 1983-07-27 | アエリタリア−ソチエタ・アエロスパジアレ・イタリア−ナ−ペル・アジオニ | ジエツト推進式航空機 |
JPS6448398U (ja) * | 1987-09-21 | 1989-03-24 | ||
JP2000233799A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-08-29 | Tsuneo Kayama | 飛行機 |
US20050178911A1 (en) * | 2002-03-22 | 2005-08-18 | Georges Armand | Triple-fuselage aircraft and families of aircraft of said type |
JP2008137506A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Fjc:Kk | 船艇 |
JP2008189032A (ja) * | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Fjc:Kk | 飛行艇並びに昇降舵 |
-
2009
- 2009-04-14 JP JP2009098398A patent/JP2010247627A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58126291A (ja) * | 1981-10-15 | 1983-07-27 | アエリタリア−ソチエタ・アエロスパジアレ・イタリア−ナ−ペル・アジオニ | ジエツト推進式航空機 |
JPS6448398U (ja) * | 1987-09-21 | 1989-03-24 | ||
JP2000233799A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-08-29 | Tsuneo Kayama | 飛行機 |
US20050178911A1 (en) * | 2002-03-22 | 2005-08-18 | Georges Armand | Triple-fuselage aircraft and families of aircraft of said type |
JP2008137506A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Fjc:Kk | 船艇 |
JP2008189032A (ja) * | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Fjc:Kk | 飛行艇並びに昇降舵 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113165737A (zh) * | 2018-12-14 | 2021-07-23 | 国立研究开発法人宇宙航空研究开発机构 | 飞行体 |
CN113165737B (zh) * | 2018-12-14 | 2024-01-19 | 国立研究开発法人宇宙航空研究开発机构 | 飞行体 |
KR20220045596A (ko) * | 2020-10-05 | 2022-04-13 | 연세대학교 산학협력단 | 날개형상 비행체 |
KR102492920B1 (ko) | 2020-10-05 | 2023-01-31 | 연세대학교 산학협력단 | 날개형상 비행체 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102458988B (zh) | 具有λ盒状机翼结构的飞行器 | |
CN101855133B (zh) | 主翼两端支承型飞机 | |
KR100846023B1 (ko) | 중간/높은 받음각에서 방향안정성을 유지하는 공기역학적 성능을 가진 항공기 | |
JP5160098B2 (ja) | 飛行艇 | |
JP2012500156A (ja) | 水平尾翼がない地面効果翼機 | |
JP2007203008A (ja) | 垂直離着陸機 | |
JP2024023879A (ja) | 飛行体 | |
CN106167089A (zh) | 尾翼结构及具有其的无人机 | |
JP2006527124A (ja) | 上面のみにスポイラを具えた航空機 | |
JP2010247627A (ja) | 飛行機 | |
US20180105255A1 (en) | Aircraft having supporting fuselage | |
EP3401212B1 (en) | Aircraft vertical stabilizer design | |
CN103612769B (zh) | 翼吊布局飞机中吊挂的整流罩结构 | |
CN205469774U (zh) | 具有尾翼的飞机 | |
JP2009538773A (ja) | 航空機に空気力学的抵抗を発生させる方法及び装置 | |
JP5745213B2 (ja) | 三胴型飛行機 | |
JP4768467B2 (ja) | 表面効果飛翔体 | |
US20110180672A1 (en) | Airplane with aerodynamic stall-prevention layout and pertinent longitudinal stability arrangement | |
JP3192450U (ja) | 模型飛行機 | |
RU2604755C1 (ru) | Беспилотный универсальный самолет вертикального или короткого взлета и посадки | |
JP2016097863A (ja) | 航空機の飛行方法 | |
WO2017006655A1 (ja) | 無尾翼飛行機 | |
CN112937851B (zh) | 一种使用康达效应增升的垂直起降固定翼飞行器 | |
JP4888951B2 (ja) | 表面効果飛行体 | |
CN2547638Y (zh) | 一种高效动力增升型地效飞行器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110107 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20110107 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120326 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130523 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130909 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130924 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140513 |