JP2010246045A - 車載システムおよび移動体通信装置 - Google Patents

車載システムおよび移動体通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車載装置と複数の移動体通信端末とを簡単に相互接続することを課題とする。
【解決手段】携帯端末は、無線通信に必要な情報を示す通信情報を車載装置に送信し、車載装置から車載装置の通信情報を受信し、他の携帯端末から当該他の携帯端末の通信情報を受信した場合に、受信した通信情報を車載装置に送信し、受信された車載装置の通信情報を当該他の携帯端末に送信する。そして、車載装置は、携帯端末から通信情報を受信した場合に、受信した通信情報により特定される携帯端末との間に無線通信を確立する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車載装置と複数の移動体通信装置との間で無線通信を行う車載システムおよび移動体通信装置に関する。
従来より、カーナビなどを搭載する車載装置と、車両に乗車した乗員が所持する携帯端末などの移動体通信機器との間で、例えば、GPS(Global Positioning System)情報やコンテンツ情報などの情報を無線通信でやり取りして、車両内で情報を共有する技術が開示されている。
このように車載装置と車両内の移動体通信装置との間で各種情報を送受信する場合には、車載装置と移動体通信装置との間でペアリング処理などの初期設定を行う必要がある。また、BlueToothなどの無線機能や赤外線機能を備えない装置には、接続する装置の数だけ、初期設定を手動で設定(登録)する必要があり、非常に手間がかかる。
そこで、例えば、特許文献1のように、携帯端末Aと携帯端末Bとの間のBlueTooth仕様の無線接続の手続が無線基地局を介して行われ、この無線接続が完了した後、無線基地局を介した通信が切断され、携帯端末Aと携帯端末Bとの間でBlueTooth仕様の無線通信が行われる。このようにすることで、複数の携帯端末の間で近距離用の無線通信を介して通信を行う場合に短時間で無線接続することができる。
特開2004−88172号公報
しかしながら、上記した従来の技術は、車載装置と複数の移動体通信端末とを簡単に相互接続できないという課題があった。具体的には、従来技術では、移動体通信端末同士を簡単に無線接続を行うことができるが、車載装置と移動体通信端末との間では従来どおり初期設定を1台ずつ行う必要があるので、車両内で無線通信を簡単に相互接続できるとは言い難い。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、車載装置と複数の移動体通信端末とを簡単に相互接続することが可能である車載システムおよび移動体通信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、車載装置と複数の移動体通信装置との間で無線通信を行う車載システムであって、前記移動体通信装置は、前記無線通信に必要な情報を示す通信情報を前記車載装置に送信する送信手段と、前記車載装置から車載装置の通信情報を受信する受信手段と、他の移動体通信装置から当該他の移動体通信装置の通信情報を受信した場合に、受信した通信情報を前記車載装置に送信し、前記受信手段により受信された車載装置の通信情報を当該他の移動体通信装置に送信する情報中継手段と、前記車載装置は、前記移動体通信装置から前記通信情報を受信した場合に、前記受信した通信情報により特定される移動体通信装置との間に無線通信を確立する無線確立手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、車載装置と複数の移動体通信装置との間で無線通信を行う車載システムであって、前記移動体通信装置は、他の移動体通信装置から当該他の移動体通信装置の通信情報を受信する受信手段と、自装置の通信情報と、前記受信手段により受信された他の移動体通信装置の通信情報とを前記車載装置に送信する送信手段と、前記送信手段により自装置の通信情報と前記他の移動体通信装置の通信情報とが車載装置に送信されて、前記車載装置の通信情報を車載装置から受信した場合に、当該車載装置の通信情報を前記他の移動体通信装置に送信する情報中継手段と、前記車載装置は、前記移動体通信装置から前記通信情報を受信した場合に、前記受信した通信情報により特定される移動体通信装置との間に無線通信を確立する無線確立手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、複数の携帯端末を1台ずつ車載装置と接続する必要が無く、車載装置と複数の携帯端末とを簡単に相互接続することが可能である。
図1は、実施例1に係る車載システムの概要を説明するための図である。 図2は、実施例1に係る車載システムにおける車載装置の構成を示すブロック図である。 図3は、実施例1に係る車載システムにおける携帯端末Aの構成を示すブロック図である。 図4は、実施例1に係る車載システムによる処理の流れを示すシーケンス図である。 図5は、実施例2に係る車載システムの概要を説明するための図である。 図6は、実施例2に係る車載システムによる処理の流れを示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る車載システムおよび移動体通信装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本実施例に係る車載システムの概要、車載システムの構成および処理の流れを順に説明し、最後に本実施例に対する種々の変形例を説明する。
[車載システムの概要]
最初に、図1を用いて、実施例1に係る車載システムの概要を説明する。図1は、実施例1に係る車載システムの概要を説明するための図である。
この車載システムは、車両の各種センサ(例えば、車速センサ、ウインカーセンサなど)やカーナビゲーション装置、オーディオ装置などと接続される車載装置と、助手席の乗員が所持する携帯端末Aと、後部座席の乗員が所持する携帯端末Bと携帯端末Cとから構成される。なお、この車載システムにおける車載装置と携帯端末は、BlueToothなどの無線機能や赤外線通信機能などを備えており、また、携帯端末とは、携帯電話やノートパソコンなどの移動体通信端末である。もっとも、ここで示した携帯端末の数は、あくまで例示であり、これに限定されるものではない。
このような構成において、実施例1に係る車載システムは、車載装置と複数の移動体通信装置との間で無線通信を行うことを概要とするものであり、特に、車載装置と複数の移動体通信端末とを簡単に相互接続することが可能である。
具体的に説明すると、携帯端末Aは、ユーザの指示操作により指定されたまたは自動探索により探索された車載装置に対して、無線通信に必要な情報を示す通信情報を送信して、車載装置から車載装置の通信情報を受信する(図1の(1)参照)。そして、車載装置は、受信した通信情報により特定される携帯端末Aとの間に無線通信を確立する(図1の(2)参照)。
なお、ここで携帯端末Aと車載装置との間で交換された通信情報とは、BlueToothなどの無線通信を確立するために、ペアリング処理でやり取りされる認証方式や暗号方式などが示された初期化情報(プロファイル情報)である。
その後、携帯端末Aは、携帯端末Bや携帯端末Cからそれぞれの端末の通信情報を受信すると、受信した通信情報を車載装置に送信し、既に受信して自装置内に記憶する車載装置の通信情報を携帯端末Bや携帯端末Cに送信する(図1の(3)〜(5)参照)。
こうすることにより、携帯端末Bと携帯端末Cは、それぞれ車載装置の通信情報を取得し、車載装置は、携帯端末Bの通信情報と携帯端末Cの通信情報とを取得することができたので、受信した通信情報により特定される携帯端末Bとの間及び携帯端末Cとの間それぞれに無線通信を確立する(図1の(6)と(7)参照)。
このように、実施例1に係る車載システムは、車両内に存在する複数の携帯端末を1台づつ車載装置と接続する必要が無く、車載装置と初めに接続した携帯端末を中継装置として使用することにより、全ての携帯端末それぞれと車載装置とを接続することができる結果、車載装置と複数の携帯端末とを簡単に相互接続することが可能である。
[車載システムの構成]
次に、図2を用いて、図1に示した車載システムの構成を説明する。図2は、実施例1に係る車載システムにおける車載装置の構成を示すブロック図である。
(車載装置の構成)
図2に示すように、この車載装置10は、接続機器11と、通信情報DB12と、接続先情報DB13と、アンテナ14と、無線通信部15と、データ送受信部16とから構成される。
接続機器11は、車載装置10と接続される装置であり、カーナビ11aと、GPS通信部11bと、車速センサ11cとを有する。カーナビ11aは、ディスプレイなどを有して高精度地図を表示するとともに道路の登坂状態や交通渋滞情報、車両の走行位置を検出してデータ送受信部16に出力する装置であり、GPS通信部11bは、GPS(Global Positioning System)人工衛星と通信して特定した自車両の位置をデータ送受信部16に出力する装置であり、車速センサ11cは、車両のスピードメータなどに接続され、車両のスピード(車速)を検知してデータ送受信部16に出力する装置である。なお、ここで示した機器類はあくまで例示であり、これに限定されるものではない。
通信情報DB12は、BlueToothなどの無線通信を確立するために、後述するデータ送受信部16で実施されるペアリング処理でやり取りされる認証方式や暗号方式などが示された通信情報(プロファイル情報)を記憶する。接続先情報DB13は、接続先となる装置から後述するデータ送受信部16により受信した認証方式や暗号方式などが示された通信情報(プロファイル情報)を記憶する。
アンテナ14は、無線通信部15と接続され、携帯端末などの他の装置と無線通信をするために電波を放射あるいは電波を受信する無指向性(電波の放射方向と放射強度)のアンテナである。
無線通信部15は、Bluetoothなどの無線機能を有するとともに、復調部15aと、変調部15bと、暗号化/復号化部15cとを有し、これらによって、無線通信を実行する。復調部15aは、アンテナ14により受信された情報(データ)を復調して暗号化/復号化部15cに出力し、変調部15bは、データ送受信部16から入力されたデータを変調して暗号化/復号化部15cに出力する。
暗号化/復号化部15cは、復調部15aから入力された復調されたデータを復号してデータ送受信部16に出力し、変調部15bから入力された変調されたデータを暗号化した暗号化データを生成し、生成した暗号化データをアンテナ14を介して送信先に送信する。
データ送受信部16は、通信情報DB12や接続先情報DB13と接続され、ユーザにより選択されたデータを車載装置10のメモリなどから取得して送信したり、他の装置からデータを受信してメモリなどに格納したりする。データ送受信部16は、自動探索により新たに探索された携帯端末に対してペアリング処理を実施する場合、新たに探索された携帯端末に対して、無線通信を行うための通信情報(例えば、暗号化情報やPINコード、プロファイル情報などの初期化情報)を通信情報DB12から取得して送信する。また、データ送受信部16は、新たに探索された携帯端末から通信情報を受信すると、当該携帯端末と通信情報とを対応付けて接続先情報DB13に格納する。このようにすることで、データ送受信部16は、新たに探索された携帯端末と交換したお互いの通信情報(プロファイル情報)を用いて無線通信を確立し、以後、無線通信を実施することができる。
無線通信確立後、データ送受信部16は、データを送信する場合、ユーザにより選択されたデータを車載装置10のメモリなどから取得して送信先に送信し、他の装置からデータを受信した場合、受信したデータを車載装置10のメモリなどに格納する。
また、例えば、データ送受信部16は、携帯端末A30との無線通信確立後に、接続機器11から取得した車両の位置情報、速度情報、目的地などを携帯端末A30に出力する。このようにすることで、車両の走行状態を車内で共有することができる。
(携帯端末Aの構成)
図3は、実施例1に係る車載システムにおける携帯端末Aの構成を示すブロック図である。図3に示すように、この携帯端末A30は、通信情報DB32と、接続先情報DB33と、アンテナ34と、無線通信部35と、データ送受信部36とから構成される。なお、車両内に存在する携帯端末は、全て同じ構成を有するので、ここでは携帯端末Aについてのみ説明する。
通信情報DB32は、BlueToothなどの無線通信を確立するために、後述するデータ送受信部36で実施されるペアリング処理でやり取りされる認証方式や暗号方式などが示された通信情報(プロファイル情報、初期化情報)を記憶する。接続先情報DB33は、接続先となる装置から後述するデータ送受信部36により受信した認証方式や暗号方式などが示された通信情報(プロファイル情報、初期化情報)を記憶する。
アンテナ34は、無線通信部35と接続され、車載装置10や他の携帯端末などと無線通信をするために電波を放射あるいは電波を受信する無指向性(電波の放射方向と放射強度)のアンテナである。
無線通信部35は、Bluetoothなどの無線機能を有するとともに、復調部35aと、変調部35bと、暗号化/復号化部35cとを有し、これらによって、無線通信を実行する。復調部35aは、アンテナ34により受信された情報(データ)を復調して暗号化/復号化部35cに出力し、変調部35bは、データ送受信部36から入力されたデータを変調して暗号化/復号化部35cに出力する。
暗号化/復号化部35cは、復調部35aから入力された復調されたデータを復号してデータ送受信部36に出力し、変調部35bから入力された変調されたデータを暗号化した暗号化データを生成し、生成した暗号化データをアンテナ34を介して送信先に送信する。
データ送受信部36は、通信情報DB32や接続先情報DB33と接続され、ユーザにより選択されたデータを携帯端末A30のメモリなどから取得して送信したり、他の装置からデータを受信してメモリなどに格納したりする。例えば、データ送受信部36は、自動探索により探索された車載装置10に対してペアリング処理を実施する場合、車載装置10に対して、無線通信を行うための通信情報(例えば、暗号化情報やPINコード、プロファイル情報などの初期化情報)を通信情報DB32から取得して送信する。また、データ送受信部36は、車載装置10から通信情報を受信すると、当該車載装置10と通信情報とを対応付けて接続先情報DB33に格納する。このようにすることで、データ送受信部36は、車載装置10と交換したお互いの通信情報を用いて無線通信を確立し、以後、無線通信を実施することができる。
また、無線通信確立後、データ送受信部36は、データを送信する場合は、ユーザにより選択されたデータをメモリなどから取得して送信先に送信し、他の装置からデータを受信した場合は、受信したデータをメモリなどに格納する。例えば、データ送受信部36は、車載装置10との無線通信確立後に、他の携帯端末から通信情報を受信した場合、受信した通信情報をメモリなどに格納するとともに、車載装置10の通信情報を接続先情報DB33から取得して他の携帯端末に送信する。
また、例えば、データ送受信部36は、車載装置10との無線通信確立後に、車両の位置情報、速度情報、目的地などを車載装置10から受信して、メモリなどに格納する。このようにすることで、車両の走行状態を車内で共有することができる。
[車載システムによる処理]
次に、図4を用いて、車載システムによる処理を説明する。図4は、実施例1に係る車載システムによる処理の流れを示すシーケンス図である。
図4に示すように、携帯端末A30は、通信モジュールを起動する(ステップS101)、すると、車載装置10は、新たな接続対象機器を検出および特定し(ステップS102とステップS103)、通信情報(初期化情報、プロファイル情報)を通信情報DB12から取得・生成して携帯端末A30に送信する(ステップS104)。
そして、携帯端末A30は、車載装置10から送信された通信情報を受信して自装置の接続先情報DB33に登録・格納すると(ステップS105)、自装置の通信情報を通信情報DB32から取得・生成して車載装置10に送信する(ステップS106)。
すると、車載装置10は、携帯端末A30の通信情報を受信して自装置内の接続先情報DB13に登録・格納する(ステップS107)。この結果、車載装置10と携帯端末A30との間で、お互いの通信情報が交換され、無線通信が確立する(ステップS108とステップS109)。
その後、携帯端末Bは、通信モジュールを起動し(ステップS110)、通信情報DBから通信情報を取得・生成して携帯端末A30に送信する(ステップS111)。
携帯端末Bの通信情報を受信した携帯端末A30は、受信した通信情報を車載装置10に転送し(ステップS112)、車載装置10は、受信した携帯端末Bの通信情報を受信して自装置内の接続先情報DB13に登録・格納する(ステップS113)。
また、携帯端末Bの通信情報を受信した携帯端末A30は、自装置内の接続先情報DB33に記憶する車載装置10の通信情報を取得して、携帯端末Bに送信し(ステップS114)、これを受信した携帯端末Bは、自装置内に記憶・格納する(ステップS115)。
この結果、車載装置10と携帯端末Bとの間で、お互いの通信情報が交換され、無線通信が確立する(ステップS116とステップS117)。
[実施例1による効果]
このように、実施例1によれば、携帯端末は、無線通信に必要な情報を示す通信情報を車載装置に送信し、車載装置から車載装置の通信情報を受信し、他の携帯端末から当該他の携帯端末の通信情報を受信した場合に、受信した通信情報を車載装置に送信し、受信された車載装置の通信情報を当該他の携帯端末に送信する。そして、車載装置は、携帯端末から通信情報を受信した場合に、受信した通信情報により特定される携帯端末との間に無線通信を確立する。
その結果、車両内に存在する複数の携帯端末を1台ずつ車載装置と接続する必要が無く、車載装置と初めに接続した携帯端末を中継装置として使用することにより、全ての携帯端末それぞれと車載装置とを接続することができる結果、車載装置と複数の携帯端末とを簡単に相互接続することが可能である。
ところで、実施例1では、携帯端末A30と車載装置10とが無線通信確立後に、携帯端末A30が他の携帯端末の通信情報を車載装置10に中継することにより、他の携帯端末と車載装置10との無線通信を確立する例について説明した。本願が提示する車載システムはこれに限定されるものではなく、例えば、複数の携帯端末の通信情報を1台に集約して車載装置10と通信情報をやり取りすることにより、それぞれの携帯端末と車載装置10とが無線通信を確立することもできる。
そこで、実施例2では、図5と図6を用いて、複数の携帯端末の通信情報を1台に集約して車載装置10と通信情報をやり取りすることにより、それぞれの携帯端末と車載装置10とが無線通信を確立する例について説明する。なお、ここでは、図5を用いて実施例2に係る車載システムの概要を説明し、図6を用いて、処理の流れを説明する。
(車載システムの概要(実施例2))
図5は、実施例2に係る車載システムの概要を説明するための図である。図5に示す車載システムは、実施例1と同様、車両の各種センサ(例えば、車速センサ、ウインカーセンサなど)やカーナビゲーション装置、オーディオ装置などと接続される車載装置と、助手席の乗員が所持する携帯端末Aと、後部座席の乗員が所持する携帯端末Bと携帯端末Cとから構成される。
このような構成において、携帯端末Bおよび携帯端末Cは、携帯端末Aに対して、それぞれの通信情報(初期化情報やプロファイル情報など)を送信する(図5の(1)と(2)参照)。
そして、携帯端末Bと携帯端末Cの通信情報を受信した携帯端末Aは、自装置の通信情報と、携帯端末Bと携帯端末Cの通信情報とを車載装置に送信し(図5の(3)参照)、携帯端末A〜Cの通信情報を受信した車載装置は、自装置の通信情報を携帯端末Aに送信する(図5の(4)参照)。この結果、車載装置と携帯端末Aとの間で、お互いの初期化情報が交換され、無線通信が確立する(図5の(5)参照))。
その後、携帯端末Aは、受信して記憶する車載装置の通信情報を携帯端末Bと携帯端末Cとのそれぞれに送信する(図5の(6)と(7)参照))。この結果、車載装置と携帯端末Bとの間、車載装置と携帯端末Cとの間で、お互いの初期化情報が交換され、無線通信が確立する(図5の(8)と(9)参照))。
このように、実施例2に係る車載システムは、車両内に存在する複数の携帯端末を1台ずつ車載装置と接続する必要が無い結果、車載装置と複数の携帯端末とを簡単に相互接続することが可能である。
(車載システムの処理の流れ(実施例2))
次に、図6を用いて、実施例2に係る車載システムによる処理を説明する。図6は、実施例2に係る車載システムによる処理の流れを示すシーケンス図である。
図6に示すように、携帯端末Aと携帯端末Bのそれぞれが通信モジュールを起動する(ステップS201とステップS202)。そして、携帯端末Bは、自装置内に記憶する自装置の通信情報(初期化情報、プロファイル情報)を取得・生成して携帯端末Aに送信し(ステップS203)、携帯端末Aは、自装置の通信情報を取得・生成して(ステップS204)、自装置の通信情報と受信した携帯端末Bの通信情報とを車載装置に送信する(ステップS205)。
すると、車載装置は、受信した携帯端末Aと携帯端末Bの通信情報を自装置内に登録するとともに(ステップS206)、自装置の通信情報を携帯端末Aに送信する(ステップS207)。
携帯端末Aは、車載装置の通信情報を受信して自装置内に登録・格納し(ステップS208)、この結果、車載装置と携帯端末Aとの間で、お互いの通信情報が交換され、無線通信が確立する(ステップS209とステップS210)。
続いて、携帯端末Aは、自装置内に記憶する車載装置の通信情報を取得して、携帯端末Bに送信し(ステップS211)、これを受信した携帯端末Bは、自装置内に登録・格納する(ステップS212)。
この結果、車載装置と携帯端末Bとの間で、お互いの通信情報が交換され、無線通信が確立する(ステップS213とステップS214)。
[実施例2による効果]
このように、実施例2によれば、携帯端末は、他の携帯端末から当該他の携帯端末の通信情報を受信し、自装置の通信情報と、受信された他の携帯端末の通信情報とを車載装置に送信し、車載装置の通信情報を車載装置から受信した場合に、当該車載装置の通信情報を他の携帯端末に送信する。そして、車載装置は、携帯端末から通信情報を受信した場合に、受信した通信情報により特定される携帯端末との間に無線通信を確立する。
その結果、車両内に存在する複数の携帯端末を1台ずつ車載装置と接続する必要が無く、1台の携帯端末がまとめて車載装置と通信情報をやり取りすることにより、全装置が必要な通信情報を取得することができる結果、車載装置と複数の携帯端末とを簡単に相互接続することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)通信手法、(2)システム構成等、(3)プログラムにそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)通信手法
例えば、実施例1では、携帯端末Aは、他の携帯端末からアンテナを介した無線通信で通信情報を受信したり、他の携帯端末に対して車載装置の通信情報を無線通信で送信したりする例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、赤外線や非接触型ICカード、人体通信などを用いてもよい。このようにすることで、電波が傍受され易い無線通信に比べて、第三者の介入を防止することができ、安全に通信情報をやり取りすることができる。
また、その他の手法としては、メール、メモリーカードのような記憶媒体などを用いることもできる。具体的には、携帯端末は、他の携帯端末の通信情報をメールにより受信した場合に、受信した通信情報を車載装置にメールで送信し、車載装置の通信情報を当該他の携帯端末にメールで送信する。また、携帯端末は、他の携帯端末の通信情報を他の携帯端末のメモリーカードから受け付けた場合に、受信した通信情報を車載装置に送信し、車載装置の通信情報をメモリーカードに格納する。そして、他の携帯端末は、メモリーカードを挿入して車載装置の通信情報を取得する。
このようにメールを用いることで、電波の影響を受け易い無線通信に比べて、確実に通信情報をやり取りすることができる。また、記憶媒体を用いることにより、第三者の介入を強固に防止することができ、安全に通信情報をやり取りすることができる。
また、実施例2で説明した場合でも、上記した例と同様に、メールや記憶媒体を用いることもできる。具体的に例を挙げると、携帯端末は、他の携帯端末から当該他の携帯端末の通信情報をメールで受信し、自装置の通信情報と、他の携帯端末の通信情報とを車載装置にメールで送信する。そして、携帯端末は、車載装置の通信情報を車載装置からメールで受信した場合に、当該車載装置の通信情報を他の携帯端末にメールで送信する。
また、携帯端末は、車載装置の通信情報を車載装置から受信した場合に、当該車載装置の通信情報を記憶媒体に格納する。このようにすることで、電波の影響を受け易い無線通信に比べて、確実に通信情報をやり取りすることができる。また、第三者の介入を強固に防止することができ、安全に通信情報をやり取りすることができる。
また、上記した例では、携帯端末同士の情報のやり取りをメールや記憶媒体で行う例について説明したが、車載装置と携帯端末との間においても、上記したように、赤外線、非接触型ICカード、人体通信、メール、記憶媒体を用いてやり取りすることもできる。
(2)システム構成等
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合(例えば、車載装置の無線通信部とデータ送受信部とを統合するなど)して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(3)プログラム
なお、本実施例で説明した無線通信方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係る車載システムおよび移動体通信装置は、車載装置と複数の移動体通信装置との間で無線通信を行うことに有用であり、特に、車載装置と複数の移動体通信端末とを簡単に相互接続することに適する。
10 車載装置
11 接続機器
11a カーナビ
11b GPS通信部
11c 車速センサ
12 通信情報DB
13 接続先情報DB
14 アンテナ
15 無線通信部
15a 復調部
15b 変調部
15c 暗号化/復号化部
16 データ送受信部
30 携帯端末A
32 通信情報DB
33 接続先情報DB
34 アンテナ
35 無線通信部
35a 復調部
35b 変調部
35c 暗号化/復号化部
36 データ送受信部

Claims (8)

  1. 車載装置と複数の移動体通信装置との間で無線通信を行う車載システムであって、
    前記移動体通信装置は、
    前記無線通信に必要な情報を示す通信情報を前記車載装置に送信する送信手段と、
    前記車載装置から車載装置の通信情報を受信する受信手段と、
    他の移動体通信装置から当該他の移動体通信装置の通信情報を受信した場合に、受信した通信情報を前記車載装置に送信し、前記受信手段により受信された車載装置の通信情報を当該他の移動体通信装置に送信する情報中継手段と、
    前記車載装置は、
    前記移動体通信装置から前記通信情報を受信した場合に、前記受信した通信情報により特定される移動体通信装置との間に無線通信を確立する無線確立手段と、
    を備えたことを特徴とする車載システム。
  2. 前記情報中継手段は、前記他の移動体通信装置の通信情報をメールにより受信した場合に、受信した通信情報を前記車載装置にメールで送信し、前記受信手段により受信された車載装置の通信情報を当該他の移動体通信装置にメールで送信することを特徴とする請求項1に記載の車載システム。
  3. 前記情報中継手段は、前記他の移動体通信装置の通信情報を記憶媒体から受け付けた場合に、受信した通信情報を前記車載装置に送信し、前記受信手段により受信された車載装置の通信情報を前記記憶媒体に格納することを特徴とする請求項1に記載の車載システム。
  4. 車載装置と複数の移動体通信装置との間で無線通信を行う車載システムであって、
    前記移動体通信装置は、
    他の移動体通信装置から当該他の移動体通信装置の通信情報を受信する受信手段と、
    自装置の通信情報と、前記受信手段により受信された他の移動体通信装置の通信情報とを前記車載装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段により自装置の通信情報と前記他の移動体通信装置の通信情報とが車載装置に送信されて、前記車載装置の通信情報を車載装置から受信した場合に、当該車載装置の通信情報を前記他の移動体通信装置に送信する情報中継手段と、
    前記車載装置は、
    前記移動体通信装置から前記通信情報を受信した場合に、前記受信した通信情報により特定される移動体通信装置との間に無線通信を確立する無線確立手段と、
    を備えたことを特徴とする車載システム。
  5. 前記受信手段は、前記他の移動体通信装置から当該他の移動体通信装置の通信情報をメールで受信し、
    前記送信手段は、自装置の通信情報と、前記他の移動体通信装置の通信情報とを前記車載装置にメールで送信し、
    前記情報中継手段は、前記車載装置の通信情報を車載装置からメールで受信した場合に、当該車載装置の通信情報を前記他の移動体通信装置にメールで送信することを特徴とする請求項4に記載の車載システム。
  6. 前記受信手段は、前記他の移動体通信装置から当該他の移動体通信装置の通信情報を記憶媒体から受け付け、
    前記情報中継手段は、前記車載装置の通信情報を車載装置から受信した場合に、当該車載装置の通信情報を前記記憶媒体に格納することを特徴とする請求項4に記載の車載システム。
  7. 車載装置と複数の移動体通信装置との間で無線通信を行う車載システムにおける前記移動体通信装置であって、
    前記無線通信に必要な情報を示す通信情報を前記車載装置に送信する送信手段と、
    前記車載装置から車載装置の通信情報を受信する受信手段と、
    他の移動体通信装置から当該他の移動体通信装置の通信情報を受信した場合に、受信した通信情報を前記車載装置に送信し、前記受信手段により受信された車載装置の通信情報を当該他の移動体通信装置に送信する情報中継手段と、
    を備えたことを特徴とする移動体通信装置。
  8. 車載装置と複数の移動体通信装置との間で無線通信を行う車載システムにおける前記移動体通信装置であって、
    他の移動体通信装置から当該他の移動体通信装置の通信情報を受信する受信手段と、
    自装置の通信情報と、前記受信手段により受信された他の移動体通信装置の通信情報とを前記車載装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段により自装置の通信情報と前記他の移動体通信装置の通信情報とが車載装置に送信されて、前記車載装置の通信情報を車載装置から受信した場合に、当該車載装置の通信情報を前記他の移動体通信装置に送信する情報中継手段と、
    を備えたことを特徴とする移動体通信装置。
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