JP2010246044A - 情報配信システム、基地局、情報配信方法および情報配信プログラム - Google Patents

情報配信システム、基地局、情報配信方法および情報配信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高速走行車両に対して送信する情報の到達漏れを防ぐ。
【解決手段】車両に対して情報を配信する情報配信システムは、所定の間隔で設置され、無線通信領域において走行する車両毎の走行速度を算出する第1の基地局と、第1の基地局と接続され、第1の基地局で算出された車両毎の走行速度を基に、無線通信領域を通過する車両へ、情報量の異なる編集された内容を送信する第2の基地局とを有する。また、第2の基地局は、第1の基地局によって走行速度が算出された車両の数を計測し、計測された車両の数に応じた内容を送信する。
【選択図】図2

Description

移動体に対して情報を配信する情報配信システム、基地局、情報配信方法および情報配信プログラムに関する。
従来、移動体に対して情報を配信する情報配信システムがある。例えば、情報配信システムは、路肩に配置された基地局から、基地局の無線ゾーン内を通過する車両に対して情報を配信し、車両に搭載された車載器によって配信した情報を出力させることで、車両を運転中の運転者に運転走行に有益な情報を提供する(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2001−292481号公報 特開2001−333448号公報 特開2001−331889号公報
ところで、従来の情報配信システムでは、高速走行車両に情報の到達漏れが発生することがあるという課題があった。すなわち、従来の情報配信システムでは、基地局から配信した全ての情報が車両に到達する前に、車両が無線ゾーンを通過し、高速走行車両に情報の到達漏れが発生することがある。この場合に、例えば、図25に示すように、車載器が車両に到達した中途半端な情報を出力しても、出力された情報が運転者にとって有益であるとは限らない。
なお、運転者に提供する情報を分割し、分割した情報を複数の基地局から配信する技術もある。しかしながら、この従来技術には、図26に示すように、複数の基地局が必要となるので、基地局の設置コストが増大するという問題点がある。
そこで、開示の技術は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、高速走行車両に対して送信する情報の到達漏れを防ぐことが可能な情報配信システム、基地局、情報配信方法および情報配信プログラムを提供することを目的とする。
開示の情報配信システムは、所定の間隔で設置され、無線通信領域において走行する移動体毎の走行速度を算出する第1の基地局と、前記第1の基地局と接続され、前記第1の基地局で算出された移動体毎の走行速度を基に、無線通信領域を通過する前記移動体へ、情報量の異なる編集された内容を送信する第2の基地局とを有する。
開示の情報配信システムによれば、高速走行車両に対して送信する情報の到達漏れを防ぐことが可能である。
図1は、実施例1に係る情報配信システムの概要を説明するための図である。 図2は、実施例1に係る情報配信システムの概要を説明するための図である。 図3は、情報配信システムの構成を示す図である。 図4は、情報量テーブル101に記憶される情報の一例を示した図である。 図5は、情報内容テーブル102に記憶される情報の一例を示した図である。 図6は、接続車両ID記憶部103に記憶される情報の一例を示した図である。 図7は、配信情報テーブル104に記憶される情報の一例を示した図である。 図8は、問い合わせフレームのフォーマットの一例を示す図である。 図9は、情報量通知フレームのフォーマットの一例を示す図である。 図10は、配信情報フレームのフォーマットの一例を示す図である。 図11は、応答フレームのフォーマットの一例を示す図である。 図12は、基地局による処理の流れを示すフローチャート図である。 図13は、基地局による処理の流れを示すフローチャート図である。 図14は、車載器による処理の流れを示すフローチャート図である。 図15は、情報配信システムの構成を示す図である。 図16は、情報内容テーブル102に記憶される情報の一例を示した図である。 図17は、実施例2の効果を説明するための図である。 図18は、実施例2の効果を説明するための図である。 図19は、情報内容テーブル102に記憶される情報の一例を示した図である。 図20は、情報配信システムの構成を示す図である。 図21は、再配信依頼フレームのフォーマットの一例を示す図である。 図22は、実施例3の効果を説明するための図である。 図23は、実施例3の効果を説明するための図である。 図24は、情報配信プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 図25は、従来技術を説明するための図である。 図26は、従来技術を説明するための図である。
以下に、情報配信システム、基地局、情報配信方法および情報配信プログラムの一実施形態を説明する。
[実施例1に係る情報配信システムの概要]
図1および図2は、実施例1に係る情報配信システムの概要を説明するための図である。実施例1に係る情報配信システムは、車両を運転中の運転者に対して、運転走行に有益な情報を提供することを概要とする。そして、実施例1に係る情報配信システムは、特に、高速走行車両に対して送信する情報の到達漏れを防ぐ。
すなわち、情報配信システムは、無線ゾーンを走行する車両の走行速度を算出する基地局Aを有する。また、情報配信システムは、基地局Aと接続され、基地局Aで算出された移動体毎の走行速度を基に、無線ゾーンを通過する車両へ、情報量の異なる編集された内容の配信情報を送信する基地局Bを有する。
具体的に一例をあげて説明すると、基地局Aは、図1に示すように、車両αが基地局Aの無線ゾーンに侵入すると、車両αの接続処理を行い、車両αに対して問い合わせフレームを繰り返し送信する。これに対し、車両αは、問い合わせフレームを受信するごとに応答フレームを基地局Aに対して送信する。基地局Aは、この応答フレームの受信回数である応答受信回数をカウントする。
車両αが基地局Aの無線ゾーンを通過すると、基地局Aは、応答受信回数を用いて走行速度を算出し、算出した走行速度に基づいて、配信する配信情報の情報量を決定する。これに続いて、基地局Aは、基地局Bに対して決定した情報量を通知する。情報量の通知を受けた基地局Bは、予め編集された複数の配信情報の中で、基地局Aから通知された情報量に対応する配信情報と、車両αとを対応付けておく。
そして、基地局Bは、車両αが基地局Bの無線ゾーンに侵入すると、車両αの接続処理を行い、対応する配信情報を車両αに対して配信する。
このように、実施例1に係る情報配信システムは、車両の走行速度に応じた情報量の配信情報を配信するので、高速走行車両に対して送信する情報の到達漏れを防ぐことが可能である。例えば、実施例1に係る情報配信システムでは、図2に示すように、高速走行のため応答受信回数が少ない車両には、短く編集したメッセージを配信するので、高速走行車両の運転者にも有益な情報を提供することが可能である。
[情報配信システムの構成]
(基地局)
図3は、情報配信システムの構成を示す図である。図3に示すように、基地局は、情報量テーブル101、情報内容テーブル102、接続車両ID記憶部103、配信情報テーブル104、基地局無線部105、接続管理部106、問い合わせ作成部107、応答カウント部108、情報量決定部109、および情報切り替え部110を有する。
図4は、情報量テーブル101に記憶される情報の一例を示した図である。図4に示すように、情報量テーブル101は、応答受信回数に対応付けて、配信情報の情報量を識別する情報量識別情報を記憶する。
図5は、情報内容テーブル102に記憶される情報の一例を示した図である。図5に示すように、情報内容テーブル102は、情報量識別情報に対応付けて、配信情報の内容を記憶する。
図6は、接続車両ID記憶部103に記憶される情報の一例を示した図である。図6に示すように、接続車両ID記憶部103は、接続中の車両の車両IDを記憶する。
図7は、配信情報テーブル104に記憶される情報の一例を示した図である。図7に示すように、配信情報テーブル104は、車両IDに対応付けて、配信すべき配信情報の内容を記憶する。
基地局無線部105は、車載器との間で、狭域無線通信を行う。接続管理部106は、車載器の接続処理を行う。具体的には、接続管理部106は、無線ゾーンに侵入した車両から車両を識別する車両IDを含む接続要求を受信し、受信した車両IDを接続車両ID記憶部103に格納する。
図8は、問い合わせフレームのフォーマットの一例を示す図である。問い合わせ作成部107は、無線ゾーン内を走行中の車両に対して、問い合わせフレームを繰り返し送信する。具体的には、問い合わせ作成部107は、応答を要求する問い合わせコマンドを作成する。そして、問い合わせ作成部107は、接続車両ID記憶部103に記憶されている各車両IDごとに、車両ID、および問い合わせコマンドを含む問い合わせフレームを無線ゾーン内に発信する(図8参照)。
そして、問い合わせ作成部107は、発信した問い合わせフレームに対する応答フレームを応答カウント部108が受信すると、再び、問い合わせフレームを無線ゾーン内に発信する。例えば、車両ID「1」を含む応答フレームが応答カウント部108によって受信されると、問い合わせ作成部107は、車両ID「1」を含む問い合わせフレームを無線ゾーン内に再発信する。
応答カウント部108は、車両からの応答受信回数をカウントする。具体的には、応答カウント部108は、接続車両ID記憶部103に車両IDが格納されると、その車両IDに対応する受信回数カウンタ値を0にする。そして、応答カウント部108は、応答フレームを受信するごとに、応答フレームから車両IDを抽出し、抽出した車両IDに対応する受信回数カウンタ値に1を加算して、応答受信回数をカウントする。
図9は、情報量通知フレームのフォーマットの一例を示す図である。情報量決定部109は、車両が無線ゾーンを通過すると、応答受信回数に基づいて、配信情報の情報量を決定する。具体的には、情報量決定部109は、車両IDごとに、前回応答フレームを受信してからの受信後経過時間を計測する。受信後経過時間が予め設定されている設定時間に到達すると、情報量決定部109は、車両が無線ゾーンを通過したものと判断して、応答カウント部108から現在の受信回数カウンタ値を取得する。これに続いて、情報量決定部109は、取得した受信回数カウンタ値に対応する情報量識別情報を情報量テーブル101から読み出し、車両が次に通過する無線ゾーンの基地局に対して、車両ID、および読み出した情報量識別情報を含む情報量通知フレームを送信する(図9参照)。
図10は、配信情報フレームのフォーマットの一例を示す図である。情報切り替え部110は、走行速度を基に、情報量の異なる編集された内容の配信情報を車両に送信する。具体的には、情報切り替え部110は、他の基地局から情報量通知フレームを受信すると、情報量通知フレームから車両ID、および情報量識別情報を抽出する。これに続いて、情報切り替え部110は、抽出した情報量識別情報に対応付けて情報内容テーブル102に記憶されている配信情報を読み出す。そして、情報切り替え部110は、抽出した車両ID、および読み出した配信情報を対応付けて配信情報テーブル104に格納する。
また、情報切り替え部110は、接続車両ID記憶部103に記憶されている各車両IDと、配信情報テーブル104に記憶されている各車両IDとを比較する。同一の車両IDがある場合に、情報切り替え部110は、その車両IDに対応する配信情報を配信情報テーブル104から読み出し、車両IDおよび配信情報を含む配信情報フレームを無線ゾーン内に発信する(図10参照)。
なお、情報切り替え部110は、他の基地局から情報量の通知を受けていない車両IDの車両が無線ゾーンに進入した場合には、その車両に対して任意の情報量の配信情報を配信する。
(車載器)
図3に示すように、車載器は、自車両ID記憶部201、車載器無線部202、出力部203、接続要求部204、応答作成部205、配信情報受信部206を有する。
自車両ID記憶部201は、自車両の車両IDを記憶する。車載器無線部202は、基地局との間で、狭域無線通信を行う。出力部203は、基地局から配信された情報を車両の運転手に対して出力する。例えば、出力部203は、モニタ、ディスプレイ、スピーカなどである。接続要求部204は、基地局に対して自車両の車両IDを含む接続要求を常時送信する。
図11は、応答フレームのフォーマットの一例を示す図である。応答作成部205は、基地局からの問い合わせに対して応答する。具体的には、応答作成部205は、問い合わせフレームを受信するごとに、問い合わせフレームに含まれている車両IDと、自車両の車両IDとを比較する。ここで、車両IDが一致した場合には、接続要求部204は、問い合わせフレームに含まれている問い合わせコマンドを起動し、応答を作成する。そして、応答作成部205は、自車両の車両ID、および応答を含む応答フレームを基地局に対して送信する(図11参照)。
配信情報受信部206は、基地局から配信された配信情報を受信する。具体的には、配信情報フレームを受信するごとに、配信情報フレームに含まれている車両IDと、自車両の車両IDとを比較する。車両IDが一致した場合には、配信情報受信部206は、配信情報フレームから配信情報を抽出し、出力部203を介して車両の運転手に対して抽出した配信情報を出力する。
[情報配信システムによる処理]
(基地局)
図12および図13は、基地局による処理の流れを示すフローチャート図である。図12に示すように、問い合わせ作成部107は、接続管理部106が接続要求を受信すると(ステップS101肯定)、無線ゾーン内を走行中の車両に対して、問い合わせフレームを繰り返し送信する(ステップS102)。そして、応答カウント部108は、車両からの応答受信回数をカウントする(ステップS103)。
その後、車両が無線ゾーンを通過すると(ステップS104肯定)、情報量決定部109は、車両からの応答受信回数に基づいて、配信情報の情報量を決定する(ステップS105)。そして、情報量決定部109は、車両ID、および情報量を他の基地局に通知する(ステップS106)。
図13に示すように、情報切り替え部110は、車両ID、および情報量を受け付けると(ステップS201肯定)、車両IDと、配信情報とを対応付けて、配信情報テーブル104に格納する(ステップS202)。その後、接続管理部106が接続要求を受信すると(ステップS203肯定)、基地局無線部105は、接続要求に含まれている車両IDを接続車両ID記憶部103に格納する。
そして、情報切り替え部110は、配信情報テーブル104に記憶されている車両IDと、接続車両ID記憶部103に記憶されている車両IDとを比較する(ステップS204)。ここで、同一の車両IDがある場合には(ステップS204肯定)、情報切り替え部110は、対応する配信情報を発信する(ステップS205)。一方では、同一の車両IDがない場合には(ステップS204否定)、基地局は、任意の情報量の配信情報を発信する(ステップS206)。
(車載器)
図14は、車載器による処理の流れを示すフローチャート図である。接続要求部204は、常時接続要求を送信する。また、図14に示すように、応答作成部205は、問い合わせフレームを受信すると(ステップS301肯定)、応答フレームを基地局に対して送信する(ステップS302)。その後、配信情報受信部206は、配信情報を受信すると(ステップS303肯定)、車両の運転手に対して配信情報を出力する(ステップS304)。
[実施例1の効果]
以上のように、実施例1によれば、高速走行車両に対して送信する情報の到達漏れを防ぐことが可能である。また、実施例1によれば、高速走行車両には、情報量が少ない配信情報を配信するので、基地局の処理負荷を低減することができるという効果も奏する。
[情報配信システムの構成]
(基地局)
図15は、情報配信システムの構成を示す図である。図15に示すように、基地局は、通知フレーム受信回数計測部111をさらに有する。
図16は、情報内容テーブル102に記憶される情報の一例を示した図である。図16に示すように、情報内容テーブル102は、車両台数、情報量識別情報および配信情報の内容を対応付けて記憶する。
通知フレーム受信回数計測部111は、他の基地局から受信した情報量通知フレームの数を示す通知フレーム受信回数を計測する。具体的には、通知フレーム受信回数計測部111は、情報量通知フレームを受信するごとに、情報量通知フレームから情報量識別情報を抽出し、抽出した情報量識別情報に対応する通知フレーム受信回数に1を加算して、通知フレーム受信回数を計測する。
情報切り替え部110は、自己の無線ゾーン内に侵入した車両の台数に応じた情報量の配信情報を配信する。具体的には、情報切り替え部110は、通知フレーム受信回数計測部111から各情報量識別情報に対応する通知フレーム受信回数を取得する。これに続いて、情報切り替え部110は、情報量識別情報ごとに、取得した通知フレーム受信回数に対応する配信情報の内容を情報内容テーブル102から読み出し、読み出した配信情報を含む配信情報フレームを無線ゾーン内に発信する。
[実施例2の効果]
図17および図18は、実施例2の効果を説明するための図である。以上のように、実施例2によれば、自己の無線ゾーン内を走行する車両の台数に応じて配信する配信情報の情報量を調節するので、処理負荷を抑制することが可能である。
例えば、図17に示すように、車両α、車両β、および車両γが基地局Aの無線ゾーンを通過した場合に、基地局Aは、各車両の車両ID、および情報量を基地局Bに対して通知する。基地局Bは、情報量Aに対応する車両が3台であるため、車両α、車両β、および車両γに配信する配信情報を情報量Aから情報量Bに切り替える。このようなことから、図18に示すように、実施例2によれば、自己の無線ゾーン内を走行する車両の台数が多い場合には、各車両に短く編集したメッセージを配信するので、処理負荷を抑制することが可能である。
[実施例2の他の実施形態]
なお、各情報量の車両台数に応じて、配信する配信情報の情報量を切り替えるようにしてもよい。例えば、情報内容テーブル102は、図19に示すように、各情報量の車両台数と、配信する配信情報の内容とを対応付けて記憶する。そして、情報切り替え部110は、例えば、車両αが情報量Aであり、車両βが情報量Bであり、車両γが情報量Cである場合には、車両α、車両β、および車両γに配信する配信情報の情報量を情報量Aから情報量Cに切り替える。なお、図19は、情報内容テーブル102に記憶される情報の一例を示した図である。
[情報配信システムの構成]
(基地局)
図20は、情報配信システムの構成を示す図である。図20に示すように、基地局は、再配信依頼部112をさらに有する。
図21は、再配信依頼フレームのフォーマットの一例を示す図である。再配信依頼部112は、配信情報が車載器によって受信されなかった場合に、他の基地局に対して配信情報の再配信を依頼する。具体的には、再配信依頼部112は、情報切り替え部110によって配信情報フレームが発信されてからの経過時間を示す発信後経過時間を計測する。そして、再配信依頼部112は、車両から受信完了フレームを受信すると、発信後経過時間の計測を停止する。一方では、発信後経過時間が予め設定されている設定時間に到達した場合には、再配信依頼部112は、配信情報が車載器によって受信されなかったものと判断し、他の基地局に対して車両ID、および配信情報を含む再配信依頼フレームを送信する。
情報切り替え部110は、他の基地局から再配信依頼フレームを受信すると、再配信依頼フレームから車両ID、および配信情報を抽出し、配信情報テーブル104に格納する。
(車載器)
図20に示すように、車載器は、受信完了報告部207をさらに有する。受信完了報告部207は、配信情報受信部206が配信情報を受信すると、基地局に対して、配信情報の受信が完了したことを報告するための受信完了フレームを基地局に対して送信する。
[実施例3の効果]
図22および図23は、実施例3の効果を説明するための図である。以上のように、実施例3によれば、配信した配信情報が車載器によって受信されなかった場合に、他の基地局に対して配信情報の再配信を依頼するので、運転者に有益な情報を確実に提供することが可能である。
例えば、図22に示すように、基地局Bは、車両αに対して配信した配信情報が、車両αによって受信されなかった場合に、基地局Cに対して、車両αの車両ID、および配信情報を送信して、配信情報の再配信を依頼する。基地局Cは、車両αが基地局Cの無線ゾーンに侵入すると、車両αの接続処理を行い、基地局Bから受信した配信情報を車両αに対して送信する。このようなことから、図23に示すように、実施例3によれば、配信情報の配信先の車両が大型車両の影に入っていたため、配信情報を受信できなかった場合であっても、次の基地局から配信情報を再配信するので、運転者に有益な情報を確実に提供することが可能である。
以下に、情報配信システム、基地局、情報配信方法および情報配信プログラムの他の実施形態を説明する。
(1)基地局
上記した実施例1〜3における情報配信システムは、同一の機能を有する基地局を複数に渡って有する場合を説明した。しかしながら、車両の走行速度を算出する専用の基地局、および車両に対して配信情報を配信する専用の基地局をそれぞれ有するようにしてもよい。また、車両の走行速度を算出する機能、および車両に対して配信情報を配信する機能を共に有する一の基地局が、自己の無線ゾーン内を車両が通過するまでの間に、車両の走行速度を算出し、算出した走行速度に応じた情報量の配信情報を車両に配信するようにしてもよい。
(2)基地局の配置
基地局の設置場所や、基地局の配置間隔、基地局の無線ゾーンの大きさなどは、本発明を限定するものではない。例えば、車両の走行速度を測定するための無線ゾーンが、配信情報を配信するための無線ゾーンの中に含まれるようにしてもよい。また、配信情報を配信する基地局と、車両の走行速度を算出する複数の基地局とを接続するようにしてもよい。
(3)システム構成等
上記の実施例1において、図3を用いて説明した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図3に示すようにして構成されていることを要しない。すなわち、各装置の各構成要素の分散・統合の具体的形態は、図3に示すものに限られず、例えば、情報量決定部109、および情報切り替え部110を統合する。このように、各装置の各構成要素の全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行われる各処理機能(例えば、図12〜図14参照)は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(4)情報配信プログラム
ところで、上記の実施例1で説明した各種の処理(例えば、図12〜図14参照)は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、上記の実施例1における基地局と同様の機能を有する情報配信プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図24は、情報配信プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図24に示すように、コンピュータ300は、入力部310、出力部320、HDD330、RAM340およびCPU350をバス360で接続して構成される。
ここで、入力部310は、各種データの入力を受け付ける。出力部320は、各種情報を表示する。HDD330は、CPU350による各種処理の実行に必要な情報を記憶する。RAM340は、各種情報を一時的に記憶する。CPU350は、各種演算処理を実行する。
そして、HDD330には、図24に示すように、上記の実施例1に示した基地局と同様の機能を発揮する情報配信プログラム331が予め記憶されている。なお、情報配信プログラム331は、適宜分散させて、ネットワークを介して通信可能に接続された他のコンピュータの記憶部に記憶させておくこともできる。
そして、CPU350が、情報配信プログラム331をHDD330から読み出してRAM340に展開する。これにより、図24に示すように、情報配信プログラム331は、情報配信プロセス341として機能するようになる。そして、情報配信プログラム331は、配信データ332をHDD330から読み出して、RAM340において自身に割り当てられた領域に展開し、この展開したデータ等に基づいて各種処理を実行する。
なお、情報配信プロセス341は、図3に示した、基地局無線部105、接続管理部106、問い合わせ作成部107、応答カウント部108、情報量決定部109、および情報切り替え部110において実行される処理に対応する。また、配信データ332は、図3に示した情報量テーブル101、情報内容テーブル102、接続車両ID記憶部103、配信情報テーブル104に記憶される情報に対応する。
なお、上記した各プログラムおよび各データについては、必ずしも最初からHDD330に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に各プログラムを記憶させておき、コンピュータ300がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。あるいは、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどの通信回線を介してコンピュータ300に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ300がこれらの通信回線を介して「他のコンピュータ(またはサーバ)」などから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
(5)情報配信方法
上記の実施例1で説明した基地局により、以下のような情報配信方法が実現される。
すなわち、自己の無線通信領域内を走行する移動体の走行速度を算出し、次に車両が通過する基地局に対して、計測した走行速度を通知する走行速度通知ステップ(図12参照)と、自己の無線通信領域内に、車両が通過した1つ前の基地局によって走行速度が算出された移動体が侵入した場合に、当該移動体に対して、前記1つ前の基地局から通知を受けた走行速度に応じて情報量の異なる編集された内容を送信する情報送信ステップ(図13参照)とを含んだ情報処理方法が基地局によって実現される。
101 情報量テーブル
102 情報内容テーブル
103 接続車両ID記憶部
104 配信情報テーブル
105 基地局無線部
106 接続管理部
107 問い合わせ作成部
108 応答カウント部
109 情報量決定部
110 情報切り替え部
111 通知フレーム受信回数計測部
112 再配信依頼部
201 自車両ID記憶部
202 車載器無線部
203 出力部
204 接続要求部
205 応答作成部
206 配信情報受信部
207 受信完了報告部
300 コンピュータ
310 入力部
320 出力部
330 HDD(Hard Disk Drive)
331 情報配信プログラム
332 配信データ
340 RAM(Read Only Memory)
341 情報配信プロセス
350 CPU(Central Processing Unit)
360 バス

Claims (6)

  1. 所定の間隔で設置され、無線通信領域において走行する移動体毎の走行速度を算出する第1の基地局と、
    前記第1の基地局と接続され、前記第1の基地局で算出された移動体毎の走行速度を基に、無線通信領域を通過する前記移動体へ、情報量の異なる編集された内容を送信する第2の基地局とを有する情報配信システム。
  2. 前記第2の基地局は、前記第1の基地局によって走行速度が算出された移動体の数を計測し、計測された移動体の数に応じた内容を送信することを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
  3. 前記第2の基地局は、送信した内容が移動体によって受信されなかった場合に、第3の基地局に対して前記移動体に送信すべき内容を送信し、
    前記第3の基地局は、無線通信領域を通過する前記移動体へ、前記第2の基地局から受け付けた前記送信すべき内容を送信することを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
  4. 車両の走行方向に向かって所定の間隔で配置され、
    自己の無線通信領域内を走行する移動体の走行速度を算出し、次に車両が通過する基地局に対して、計測した走行速度を通知する走行速度通知部と、
    自己の無線通信領域内に、車両が通過した1つ前の基地局によって走行速度が算出された移動体が侵入した場合に、当該移動体に対して、前記1つ前の基地局から通知を受けた走行速度に応じて情報量の異なる編集された内容を配信する情報送信部と、
    を有する基地局。
  5. 自己の無線通信領域内を走行する移動体の走行速度を算出し、次に車両が通過する基地局に対して、計測した走行速度を通知する走行速度通知ステップと、
    自己の無線通信領域内に、車両が通過した1つ前の基地局によって走行速度が算出された移動体が侵入した場合に、当該移動体に対して、前記1つ前の基地局から通知を受けた走行速度に応じて情報量の異なる編集された内容を送信する情報送信ステップと、
    を含む車両の走行方向に向かって所定の間隔で配置された基地局による情報配信方法。
  6. 自己の無線通信領域内を走行する移動体の走行速度を算出し、次に車両が通過する基地局に対して、計測した走行速度を通知する走行速度通知手順と、
    自己の無線通信領域内に、車両が通過した1つ前の基地局によって走行速度が算出された移動体が侵入した場合に、当該移動体に対して、前記1つ前の基地局から通知を受けた走行速度に応じて情報量の異なる編集された内容を送信する情報送信手順と、
    を車両の走行方向に向かって所定の間隔で配置された基地局としてのコンピュータに実行させる情報配信プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113299076A (zh) * 2021-05-12 2021-08-24 中国联合网络通信集团有限公司 车辆行驶速度的监测方法及系统

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