JP2010246032A - 緊急呼ルーティング方法および回線留保方法、並びに緊急呼通信システム - Google Patents

緊急呼ルーティング方法および回線留保方法、並びに緊急呼通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】IP電話サービスにおいて、緊急状態にある発信者に確実に対応できる緊急呼ルーティング方法および回線留保方法、並びに緊急呼通信システムを提供する。
【解決手段】SSC11は接続先振り分け機能を有しており、加入者端末23からの緊急特番の発信を受信したSSC11は、接続先振り分け機能による接続先の振り分けを行い、ISC12の回線留保機能によって確保された回線により発信呼をMG13およびPSTN3を経由して高度化台7に接続し、セッションを確立する。また、高度化台7は発信呼が切断された場合には自動呼び返し応答を最優先呼として機能させ、さらにISC12の住所情報通知依頼を機能させて住所サーバ6から住所情報を入手し、高度化台7と加入者端末23との間で緊急特番による呼び返し通信を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、IP技術を利用する次世代網(次世代IP網)やPSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆電話交換網)およびIP電話サービス網などを統合する統合通信網における緊急呼ルーティング方法および回線留保方法、並びに緊急呼通信システムに関する。
近年、インターネットを利用した情報の取得や交換が盛んに行われるようになってきた。このようなインターネットの標準化はIETFのRFC等で行われている。一方で、国際通信連合(ITU−T)では2001年から様々な通信を統合的に実現するIPネットワークとして次世代通信網(NGN:Next Generation Network)の国際標準化の議論が進められ、また国内においても2005年にTTCにNGNアーキテクチャ専門委員会が設置され接続インターフェースの標準化作業が行われている。例えば、非特許文献1には、ETSI(European Telecommunications Standards Institute:欧州電気通信標準化機構)の技術委員会TISPAN(Telecoms & Internet converged Services & Protocols for Advanced Networks)でのNGN標準化動向が紹介されている。また、非特許文献2にはNGNを支える技術が紹介され、インターネットのクライアント識別技術やIPアドレスによって通信経路を選択するルーティング技術などが紹介されている。
一方で、高速かつ安定した品質のブロードバンドアクセスの需要が高まり、従来の銅線の加入者回線に代わって光ファイバの普及が進み、国内の光アクセスサービスであるFTTH(Fiber To The Home)の加入者数は1000万を超えている。このような通信インフラの普及を背景として、パケット通信プロトコルであるIP(Internet Protocol)技術を利用したIP電話の利用も急速に増加してきている。こうした状況を踏まえ、通信サービス提供事業者は光ファイバ通信とIP通信を融合させたNGNの開発に一斉に着手している。
このようなIP通信網を利用するIP電話ではVoIP技術によって一般加入電話サービスと同じように使用できるようになっており、GW(ゲートウェイ)を介して既存の電話網(PSTN)に相互接続されている。また、IP電話のようにリアルタイム性が要求されるアプリケーションでは、一般にセッションの生成・変更・切断を行うためのSIP(Session Initiation Protocol)が用いられている(例えば非特許文献3参照)。例えばSIPでは呼を生成するために発信元の端末から網側に呼設定要求メッセージ(INVITEメッセージ)を送出し、網側の加入者系サーバ(加入者セッション制御サーバ)や中継サーバ(中継セッション制御サーバ)でルーティングして着信先の端末に接続する仕組みになっている。
このようなVoIP技術によるIP電話が普及し始めてから10数年以上が経過し、また長期間社会インフラとしての地位を確立してきたPSTNにFTTHを適用したVoIP技術が導入されてから5年以上が経過しているが、NGNから発信される緊急呼に対しては次に述べるような多くの課題が残っている。
「ETSITISPANのNGN標準化動向」NTT技術ジャーナル2006.4 「NGNが提供する新しいコミュニケーションとそれを支える技術」NTT技術ジャーナル2007.4 「PSTNに適用するハイブリッドVoIPアーキテクチャの提案」電子情報通信学会論文誌 B Vol.J87−B No.6 2004年6月 携帯電話向け情報配信サービス「emergecast(エマージキャスト)」NTT技術ジャーナル2007.9
IP電話サービスのユーザに対して110番、118番、119番通報などの緊急特番通報サービスを提供する場合、様々な問題を解決しなければならなかった。例えば、地震,津波或いは大火災などの広域災害が発生した場合、周辺住民から警察や消防などへの緊急特番の通信トラヒックが異常に高まることが予想されるので、通信インフラ回線の確保が重要である。これに対して、市町村,都道府県および国の機関では専用の無線回線を設けて対応しているが、一般住民が使用する電話端末からの緊急特番通報については従来のPSTNによる有線通信網を使用して警察や消防などの緊急機関に接続するようになっていた。また、緊急呼の途中放棄やいたずら電話による通信トラヒックが多いなどの問題もあった。
このような問題に対して、インターネットを利用した携帯電話向けメッセージ通信サービスにおいて、伝達確実性を向上させメール配信におけるメールの不達や遅延問題に対処したASPサービス「emergecast(エマージキャスト)」が行われているが、緊急時の音声による個人通報に対応できるものではなかった(例えば非特許文献4参照)。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、次世代通信網の加入者端末による緊急特番通報(緊急呼の発信)に対して緊急呼の回線を優先的に留保して緊急機関側で確実に音声応答できるようにし、さらに緊急呼が加入者端末によって切断された場合でも確実に呼び返し動作を実行することにより、いたずら電話を排除して緊急状態にある発信者に確実に対応できる緊急呼ルーティング方法および回線留保方法、並びに緊急呼通信システムを提供することである。
本発明の請求項1に係る緊急呼ルーティング方法は、加入者端末を収容する呼セッション制御機能(CSCF)を有する複数の加入者セッションサーバ(SSC)と、中継セッションサーバ(ISC)と、中継境界ゲートウェイ(MG)と、緊急機関側の緊急呼受付台とからなる緊急呼通信システムにおいて、前記加入者端末が前記複数の加入者セッションサーバの中の第1の加入者セッションサーバから第2の加入者セッションサーバに網内移行を行った場合の緊急呼ルーティング方法であって、前記加入者端末が前記第2の加入者セッションサーバから緊急機関への緊急呼を発信するステップと、前記第2の加入者セッションサーバにおいて、前記加入者端末の緊急呼を表番号もしくは前記緊急呼受付台の裏番号で前記中継境界ゲートウェイに接続するステップと、前記中継境界ゲートウェイから前記緊急呼受付台に接続するステップと、前記加入者端末によって切断された時に緊急機関側から前記加入者端末に対し呼び返し動作を実行する場合に、前記中継セッションサーバは前記加入者端末の表番号もしくは前記第2の加入者セッションサーバのIPアドレスで前記第2の加入者セッションサーバに呼び返し応答を実行するステップと、前記第2の加入者セッションサーバにおいて、呼び返し応答に従って前記加入者端末の表番号で、前記第1の加入者セッションサーバへ前記加入者端末の収容サーバの問い合わせを実施するステップと、前記第1の加入者セッションサーバにおいて、前記加入者端末の移行先の前記第2の加入者セッションサーバの収容サーバ番号を示す応答メッセージを返送するステップと、前記第2の加入者セッションサーバにおいて、受け取った前記収容サーバ番号により呼び返し応答が自局着と認識して網内移行加入者の前記加入者端末に着信するステップとからなることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る緊急呼ルーティング方法は、請求項1に記載の緊急呼ルーティング方法において、前記第2の加入者セッションサーバが前記中継境界ゲートウェイに接続するステップは、前記中継境界ゲートウェイ装置が公衆電話回線交換網ゲートウェイ(PSTN−GW)または専用線ゲートウェイ(R−GW)である場合に、前記緊急呼受付台の裏番号に変換して接続すると共に住所サーバに住所情報の送信を指示する処理を行うことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る緊急呼ルーティング方法は、請求項1に記載の緊急呼ルーティング方法において、前記第2の加入者セッションサーバが前記中継境界ゲートウェイに接続するステップは、前記中継境界ゲートウェイが呼制御ゲートウェイ(Type1CA−GW)である場合に、前記緊急呼受付台の表番号で接続する処理を行うことを特徴とする。
本発明の請求項4に係る緊急呼ルーティング方法は、請求項1から3のいずれか一項に記載の緊急呼ルーティング方法において、前記第1の加入者セッションサーバが送信する応答メッセージは、前記加入者端末を収容する移行先の前記第2の加入者セッションサーバの収容サーバ番号(SRN)を示す301メッセージ(SIP)で構成されることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る緊急呼回線留保方法は、加入者端末を収容する呼セッション制御機能(CSCF)を有する複数の加入者セッションサーバ(SSC)と、中継セッションサーバ(ISC)と、中継境界ゲートウェイ(MG)と、緊急機関側の緊急呼受付台とからなる緊急呼通信システムにおいて、前記加入者端末から前記緊急呼受付台への緊急呼の回線を留保する前記中継セッションサーバの緊急呼回線留保方法であって、前記中継セッションサーバにおいて、所データで方路(TGN)毎に緊急呼用留保回線および両方向留保回線を設定する回線留保ステップを設けたことを特徴とする。
本発明の請求項6に係る緊急呼回線留保方法は、請求項5に記載の緊急呼回線留保方法において、前記回線留保ステップは、方路毎の全回線数から閉塞回線数と使用中回線数を除いた残りの呼接続可能な回線数を空き回線数とし、前記空き回線数と予め設定した所定の留保回線数とを比較して緊急機関専用の緊急呼び出し回線を確保する処理を行うことを特徴とする。
本発明の請求項7に係る緊急呼回線留保方法は、請求項6に記載の緊急呼回線留保方法において、前記回線留保ステップは、空き回線数が(式1)を満たす場合に、緊急呼および一般呼の接続を行い、
空き回線数>(留保回線数+緊急呼用留保回線数)…(式1)
空き回線数が(式2)を満たす場合に、緊急呼については、留保回線数もしくは緊急呼用留保回線数に空きが有る場合または空きがない場合でも迂回路がある場合は迂回して接続を行い、迂回路がない場合には呼損とし、一般呼については全て呼損とする処理を行う
空き回線数≦(留保回線数+緊急呼用留保回線数)…(式2)
ことを特徴とする。
本発明の請求項8に係る緊急呼回線留保方法は、空き回線の有無を判別するステップと、呼が緊急呼および災害時優先電話呼(UR1)と、公衆電話呼(UR)および一般加入電話呼(GN)のいずれであるかを判別するステップと、呼が緊急呼である場合、回線使用数をインクリメントして回線捕捉するステップと、呼が災害時優先電話呼である場合、空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss))以下であるか否かを判別し、空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss))以下である場合は更に緊急呼が災害時優先電話呼の使用可能回線数を使用中か否かを判別し、使用中ではない場合は回線捕捉不可とし、使用中である場合および空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss))以下ではない場合は回線使用数をインクリメントして回線捕捉するステップと、呼が公衆電話呼である場合且つ空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs))以下ではない場合は、回線使用数をインクリメントして回線捕捉するステップと、呼が一般加入電話呼(GN)である場合において、空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs))以下ではない場合は、出接続使用回線数が両方向留保停止回線数(Ta)以下であるか否かを判別し、出接続使用回線数が両方向留保停止回線数(Ta)以下ではない場合は両方向留保回線数を0に設定して空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs)+優先呼用留保回線数(Ru)+両方向留保回線数(Ts))以下であるか否かを判別するステップと、空き回線が無い場合、呼が緊急呼または災害時優先電話呼ではない場合において空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs))以下である場合、呼が一般加入電話呼である場合且つ出接続使用回線数が両方向留保停止回線数(Ta)以下である場合において空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs)+優先呼用留保回線数(Ru)+両方向留保回線数(Ts))以下である場合、空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss))以下である場合且つ呼が災害時優先電話呼である場合において緊急呼が災害時優先電話呼の使用可能回線数を使用中ではない場合、のいずれかの場合に回線補足不可と判断するステップと、呼が緊急呼である場合、呼が災害時優先電話呼である場合において空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss))以下ではない場合、呼が災害時優先電話呼である場合且つ緊急呼が災害時優先電話呼の使用可能回線数を使用中である場合、呼が一般加入電話呼である場合且つ空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs))以下ではない場合且つ空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs)+優先呼用留保回線数(Ru)+両方向留保回線数(Ts))以下ではない場合、のいずれかの場合に回線使用数をインクリメントして回線捕捉するステップとで構成されることを特徴とする。
本発明の請求項9に係る緊急呼通信システムは、加入者端末を収容する呼セッション制御機能(CSCF)を有する複数の加入者セッションサーバ(SSC)と、中継セッションサーバ(ISC)と、中継境界ゲートウェイ(MG)と、緊急機関側の緊急呼受付台とからなる緊急呼通信システムにおいて、前記加入者端末が前記複数の加入者セッションサーバの中の第1の加入者セッションサーバから第2の加入者セッションサーバに網内移行を行った前記加入者端末が前記第2の加入者セッションサーバから緊急機関への緊急呼を発信する場合、前記第2の加入者セッションサーバは、前記加入者端末の緊急呼を表番号もしくは前記緊急呼受付台の裏番号で前記中継境界ゲートウェイに接続し、前記中継境界ゲートウェイは、前記加入者端末の緊急呼を前記緊急呼受付台に接続し、前記緊急呼受付台は、前記加入者端末によって切断された時に前記緊急呼受付台が前記加入者端末に対し呼び返し動作を実行する場合に、前記加入者端末の表番号もしくは前記第2の加入者セッションサーバのIPアドレスで前記第2の加入者セッションサーバに呼び返し応答を実行し、前記第2の加入者セッションサーバは、前記緊急呼受付台からの呼び返し応答に従って前記加入者端末の表番号で、前記第1の加入者セッションサーバへ前記加入者端末の収容サーバの問い合わせを実施し、前記第1の加入者セッションサーバは、前記加入者端末の移行先の前記第2の加入者セッションサーバの収容サーバ番号を示す応答メッセージを返送し、前記第2の加入者セッションサーバは、受け取った前記収容サーバ番号により呼び返し応答が自局着と認識して網内移行加入者の前記加入者端末に着信することを特徴とする。
本発明の請求項10に係る緊急呼通信システムは、請求項9に記載の緊急呼通信システムにおいて、前記中継セッションサーバは、前記加入者端末と前記緊急呼受付台とのセッション確立後の当該発信呼の切断を行うことを特徴とする。
本発明の請求項11に係る緊急呼通信システムは、請求項9に記載の緊急呼通信システムにおいて、前記中継セッションサーバは、PSTN−GWまたはType1CA−GWで構成され、前記加入者端末によって緊急呼が切断された時に呼び返しを行うことを特徴とする。
本発明の請求項12に係る緊急呼通信システムは、加入者端末を収容する呼セッション制御機能(CSCF)を有する複数の加入者セッションサーバ(SSC)と、中継境界ゲートウェイ(RGW)と、前記中継境界ゲートウェイに専用線で緊急機関側のアナログ緊急呼受付台を接続する消防警察専用ゲートウェイ(FPT−GW)とからなる緊急呼通信システムにおいて、前記消防警察専用ゲートウェイは、前記加入者端末によって緊急呼が切断された時に呼び返しを行うことを特徴とする。
本発明に係る緊急呼ルーティング方法および回線留保方法、並びに緊急呼通信システムは、次世代通信網の加入者端末による緊急呼の発信に対して、緊急呼の回線を空き回線数および留保回線数に応じて優先的に留保することにより、緊急呼受付台で確実に音声応答することができる。
また、緊急呼が加入者端末によって切断された場合でも確実に呼び返し動作を実行できるようにし、特に加入者が移行前の加入者セッションサーバから移行先の加入者セッションサーバに網内移行を行った場合でも、緊急機関側から加入者端末に対して行われる呼び返し応答を移行先の加入者セッションサーバに確実にルーティングすることができる。この結果、いたずら電話を排除して緊急状態にある発信者の緊急呼に確実に対応することができる。
本実施形態に係る緊急呼通信システム例を示す構成図である。 高度化台7への接続構成例1(PSTN−GWを利用)を示す説明図である。 高度化台7への接続構成例2(Type1CA−GWを利用)を示す説明図である。 アナログ台8への接続構成例を示す説明図である。 空き回線数と留保回線数の関係例1を示す説明図である。 空き回線数と留保回線数の関係例2を示す説明図である。 回線留保機能におけるアルゴリズムを示すフローチャートである。 網内移行ユーザの緊急呼ルーティング方法の一例を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明に係る緊急呼ルーティング方法および回線留保方法、並びに緊急呼通信システムの実施形態について詳しく説明する。尚、本実施形態では、次世代通信網(NGN)を構成するIP網に接続された加入者端末から警察・消防などの緊急機関へ特番発信(例えば110番(警察庁)、118番(海上保安庁)、119番(消防庁)等)する場合の緊急呼通信システムについて説明する。
(緊急呼通信システムの構成と緊急呼接続方式の概要)
先ず、本実施形態に係る緊急呼通信システムにおける緊急呼接続方式の概要について図1を用いて説明する。図1は緊急呼通信システムの構成例を示す図で、NGN−IP網1と、光ファイバ電話網の加入者側装置2と、PSTN3と、FPT−GW4(Fire Police Trunk GateWay)と、住所サーバ6と、高度化台7と、アナログ台8とで構成される。ここで、高度化台7はPSTN3にISDNによって接続され、アナログ台8はアナログ専用線でFPT−GW4に接続される。また、光ファイバ電話網の加入者側装置2は、例えば加入者端末23がHGW21(Home GateWay)を介してNGN−IP網1に接続される。
NGN−IP網1は、光ファイバ電話網の加入者側装置2を収容する加入者サービスエッジSSE10(Subscriber Service Edge)と、加入者セッション制御サーバSSC11(Subscriber Session Control Server)と、中継セッション制御サーバISC12(Intermediate Session Control Server)と、中継境界ゲートウェイMG13(Media GateWay)と、局内ゲートウェイRGW14(Residential GateWay)とで構成される。
図1の緊急呼通信システムは、緊急呼受付台として高度化台7とアナログ台8とを描いてある。そして、高度化台用システムは、SSE10と、ISC12と、MG13と、PSTN3と、高度化台7とからなり、高度化台7はPSTN3を介してNGN−IP網1のMG13に接続される。また、アナログ台用のシステムは、RGW14と、FPT−GW4と、アナログ台8とからなり、アナログ台8はFPT−GW4を介してNGN−IP網1のRGW14に接続される。さらに、住所サーバ6はSSC11に接続され、SSC11からの住所情報通知依頼を受けて住所サーバ6に登録されている住所情報を緊急呼受付台の例えばアナログ台8に送信する。また、高度化台7とアナログ台8とにはオペレータが介在し、加入者端末23からの緊急通報に対応できるようになっている。特に本実施形態に係る緊急呼通信システムは、優先的に緊急呼用の回線を留保することができ、また緊急呼が途中で切断された場合に緊急機関側(高度化台7またはアナログ台8)から確実に呼び返しを実行できるようになっている。特に加入者が網内移行を行った場合でも呼び返し応答を転送することにより確実に発信端末に呼び返しを行うことができる。
図1において、SSC11は接続先振り分け機能を有しており、例えばSSE10に収容されている加入者端末23からの緊急特番の発信を受信したSSC11は、接続先振り分け機能による接続先の振り分けを行い、ISC12の回線留保機能によって確保された回線により当該発信呼をMG13およびPSTN3を経由して高度化台7に接続し、セッションを確立する。そして、高度化台7は当該発信呼が切断された場合に自動呼び返し応答を最優先呼として機能させ、さらにISC12の住所情報通知依頼を機能させて住所サーバ6から住所情報を入手し、高度化台7と加入者端末23との間で緊急特番による通信が行えるようになる。
緊急呼の接続先として、PSTN3経由で接続する高度化台7の他にアナログ台8があり、高度化台7への接続時(119番の一部、110番、118番)にはISC12のPSTN−GW121またはType1CA(GW)122からPSTN3を経由して接続され、アナログ台8への例えば119番(消防・救急)接続時にはSSC11からRGW14を経由して接続される。
尚、図1において、高度化台7はVoIPの音声情報を送受信する緊急呼受付台である。また、アナログ台8はアナログの音声情報を送受信する緊急呼受付台である。
図2は、高度化台7への接続経路を示す図で、加入者端末23から発信された緊急呼は、SSC11において接続するための緊急特番(119番の一部、110番、118番)に対応する裏番号を保持し、ISC12に接続する際には裏番号にて接続する。図2において、SSC11で裏番号変換後の接続番号でISC12のPSTN−GW121からMG13に接続され、さらにPSTN3を経由してISDNで高度化台7に接続される。一方、SSC11は裏番号変換後の接続番号を住所サーバ6に転送して住所情報の送信指示を出す。
図3は、高度化台7への接続経路を示す図で、加入者端末23側から送信された緊急呼の呼設定要求メッセージ(INVITEメッセージ)は、ISC12において接続するための緊急特番(119番の一部、110番、118番)に対応する裏番号を保持し、高度化台7に接続する際には裏番号にて接続する。従って、加入者端末23側から送信された緊急呼のINVITEメッセージをSSC11からISC12に送信する際には裏番号変換を行わずに、ユーザがダイヤルした表番号(110,118および119)をSIP(Session Initiation Protocol)のリクエストメッセージのRequest−Lineに設定したINVITEメッセージをISC12に送信する。そして、ISC12のType1A―GW122で高度化台7に接続する裏番号に変換し、MG13およびPSTN3を経由してISDNで高度化台7に接続される。また、SSC11は、呼毎に発ユーザの位置情報(エリアコードなど)を住所サーバ6から抽出し、ISC12に送信するINVITEメッセージに追加する。
図4は、アナログ台8への接続経路を示す図で、例えば加入者端末23から発信された緊急特番(119番)はSSC11で裏番号に変換されてRGW14に送信されると共にSSC11から住所サーバ6に住所情報の送信指示を出す。ここで、裏番号は接続先の緊急機関(ここではアナログ台8)の電話番号である。そして、RGW14に送信された119番の発信情報は裏番号でアナログ専用線を介してFPT−GW16経由でアナログ台8に接続される。また、SSC11は、アナログ専用線のラウンドロビン機能(負荷分散のために緊急呼を複数の緊急呼受付台に順番に振り分ける機能)を有し、別ルートのRGWに再接続を行う。
[緊急呼の回線留保方法]
次に、緊急呼の回線留保方法について説明する。ISC12は、SSC11とISC12とに設定された所データ(収容する回線数やサービス種類などのサーバが設置されている局データ)に基づいて方路(TGN:Trunk Groupe Number)毎に緊急呼用留保回線数および両方向留保回線数を設定し、緊急呼に対して回線を優先的に確保する。尚、留保回線数とは所定の用途のために予め確保しておく回線数のことで、緊急呼用留保回線数以外に、最優先契約者向けの最優先呼用留保回線数,優先契約者向けの優先呼用留保回線数などがある。また、留保回線自体は基本的に出側(発信方向)での論理になるので、例えば呼の方向がIP網側−>PSTN側であればIP網側で意識することになり、この場合はIP網側−>PSTN側への呼が集中した場合にPSTN側−>IP網側への呼が疎通可能なように回線を留保する必要がある。この留保する回線の数を両方向留保回線数と称している。
ここで、緊急呼用の回線確保の論理について説明する。先ず、空き回線数は、TGN毎の全回線数から閉塞回線数と使用中回線数とを除いた残りの呼接続可能な回線数とする。そして、空き回線数と予め定めた留保回線数との比較により以下の論理によって、PSTNからIP網への呼またはIP網からPSTNでの呼のための緊急呼び出し回線を専用的に確保する。
次に、留保回線数と空き回線数との関係について図5を用いて説明する。図5は、MG13とPSTN3との間の回線において、両区間の全回線数,空き回線数,使用回線数,閉塞回線数および留保回線数の関係を描いた説明図である。尚、図5では、留保回線数は、緊急呼用留保回線数と、最優先呼用留保回線数と、優先呼用留保回線数と、両方向留保回線数とを含むものとする。以降、特に明記せずに留保回線と称した場合は、上記の全ての留保回線を含むものとする。
図5において、MG13とPSTN3との間の全回線数は、閉塞回線数と使用回線数と空き回線数の総和に相当する。一方、留保回線数と非留保回線数の総和が全回線数となる。ここで、図5は、空き回線数>留保回線数の場合の様子を示している。この場合、一般呼および緊急呼はNGN−IP網1からPSTN3への接続が可能となり、一般呼はPSTN3からNGN−IP網1への接続が可能となる。つまり、一般呼はNGN−IP網1とPSTN3間で両方向の接続が可能で、緊急呼はNGN−IP網1からPSTN3への接続が可能となる。
図6は、図5と同様にMG13とPSTN3との間の回線例を挙げて、両区間の全回線数,空き回線数,使用回線数,閉塞回線数および留保回線数の関係を描いた説明図である。但し、図5とは異なり、図6は、空き回線数≦留保回線数の場合の各回線数の関係を示している。図6において、緊急呼はNGN−IP網1からPSTN3への接続については、留保回線に空きがある場合は接続が可能である。また、迂回路がある場合には迂回し、迂回路がない場合には呼損となる。尚、NGN−IP網1からPSTN3への緊急呼は、SIPメッセージ503(Service Unavailableの内容で網輻輳を示すメッセージ)の返送によってCDR(Call Detail Recording:通話詳細記録)の理由表示転送を行う。この場合、例えばSIPメッセージのReasonヘッダフィールドを定義することにより、どのような理由でSIPメッセージが送出されたのかを転送先装置は知ることができる。また、図6の場合、空き回線数が不十分なので一般呼については全て呼損として処理される。一方、PSTN3からNGN−IP網1への接続は指定回線が空いている場合は留保回線を使用して接続し、空きがない場合は呼損処理を行う。
図7は、回線留保機能を実現するためのアルゴリズムを示すフローチャートである。尚、図7のフローチャートはISC12によって実行される。また、図7は、ISC12が着信呼を受信した後の処理を示している。以下、回線留保処理の流れについて図7のフローチャートに従って説明する。
(ステップS1)ISC12が着信呼を受信すると、空き回線があるか否かを判別する。空き回線がある場合はステップS2へ進み、空き回線がない場合はステップS6に進む。
(ステップS2)ISC12が受信した着信呼が緊急呼またはUR1(災害時優先電話呼)であるか否かを判別する。そして、緊急呼またはUR1である場合はステップS3−2へ進み、緊急呼またはUR1でない場合(UR呼(公衆電話呼)または一般呼(GN)の場合)はステップS3−1に進む。
(ステップS3−1)緊急呼および最優先呼に対する空き回線数の余裕度合いを判別する。具体的には、(式1)を満たすか(式2)を満たすかを判別し、(式1)を満たす場合はステップS3−3へ進み、(式2)を満たす場合はステップS6へ進む。
空き回線数>(最優先呼用留保回線数(Rs)+緊急呼用留保回線数(Ss))…(式1)
空き回線数≦(最優先呼用留保回線数(Rs)+緊急呼用留保回線数(Ss))…(式2)
ここで、この時の空き回線数と留保回線数との関係は、(式1)は図5の留保回線数が(最優先呼用留保回線数(Rs)+緊急呼用留保回線数(Ss))の場合に対応させて、(式2)は図6の留保回線数が(最優先呼用留保回線数(Rs)+緊急呼用留保回線数(Ss))の場合に対応させてそれぞれ考えることができる。
(ステップS3−2)緊急呼に対する空き回線数の余裕度合いを判別する。具体的には、(式3)を満たすか(式4)を満たすかを判別し、(式3)を満たす場合はステップS4へ進み、(式4)を満たす場合はステップS3−4へ進む。
空き回線数>緊急呼用留保回線数(Ss)…(式3)
空き回線数≦緊急呼用留保回線数(Ss)…(式4)
ここで、この時の空き回線数と留保回線数との関係は、(式3)は図5の留保回線数が緊急呼用留保回線数(Ss)の場合に対応させて、(式4)は図6の留保回線数が緊急呼用留保回線数(Ss)の場合に対応させてそれぞれ考えることができる。
(ステップS3−3)ISC12が受信した着信呼がUR呼(公衆電話呼)であるか否かを判別する。そして、UR呼である場合はステップS3−6へ進み、UR呼でない場合はステップS4に進む。
(ステップS3−4)ISC12が受信した着信呼が緊急呼であるか否かを判別する。そして、緊急呼である場合はステップS4へ進み、緊急呼でない場合はステップS3−5に進む。
(ステップS3−5)緊急呼がUR1使用可能回線数を使用中であるか否かを判別する。そして、使用中である場合はステップS4へ進み、使用中でない場合(未使用の場合)はステップS6に進む。
(ステップS3−6)出接続使用回線数が(式5)を満たすか(式6)を満たすかを判別する。尚、先に説明したように、留保回線自体は基本的に出側の論理になるので、出接続使用回線数は、例えば呼の方向がIP網側−>PSTN側であればIP網側から出る回線数のことで出側の使用回線数に対応する。この場合、IP網側−>PSTN側への呼が集中した時のためにPSTN側−>IP網側への呼の回線を両方向留保回線数として留保しておく必要がある。
そして、(式5)を満たす場合はステップS3−7へ進み、(式6)を満たす場合はステップS3−8へ進む。
出接続使用回線数<Ta…(式5)
出接続使用回線数≧Ta…(式6)
ここで、Taは両方向留保停止回線数を表し、全回線数と停止回線比率により(式7)で計算される。尚、整数にならない場合は小数点以下を切り捨てる。
両方向留保停止回線数(Ta)=全回線数×停止回線比率…(式7)
(ステップS3−7)両方向留保回線数(Ts)を0にクリアする。
(ステップS3−8)一般呼が回線を使用するだけの空き回線数があるか否かを判別する。具体的には、(式8)を満たすか(式9)を満たすかを判別し、(式8)を満たす場合はステップS4へ進み、(式9)を満たす場合はステップS6へ進む。
空き回線数>Ss+Rs+Ru+Ts…(式8)
空き回線数≦Ss+Rs+Ru+Ts…(式9)
ここで、Ss,Rs,RuおよびTsは、先の処理ステップで用いた略号と同じものを示す。
例えば(式8)では、空き回線数が所データで設定している留保回線数(両方向留保回線数(Ts)+優先呼用留保回線数(Ru))より大きい場合であって、まだ空き回線数に余裕がある。この時の空き回線数と留保回線数との関係は、図5の留保回線数が(Ss+Rs+Ru+Ts)の場合に対応させて考えることができる。
また(式9)では、空き回線数が所データで設定している留保回線数(両方向留保回線数(Ts)+優先呼用留保回線数(Ru))と等しいか少ない場合であって、空き回線数が緊急呼および最優先呼の留保回線分(Ss+Rs)以下しかない。この時の空き回線数と留保回線数との関係は、図6の留保回線数が(Ss+Rs+Ru+Ts)の場合に対応させて考えることができる。
(ステップS4)当該着信呼が回線を使用するので、使用回線数をインクリメントする。つまり、新使用回線数=現使用回線数+1となる。
(ステップS5)ISC12は当該着信呼用に回線を捕捉する。
(ステップS6)ISC12は当該着信呼の回線捕捉は不可と判断する。
以上、図7のフローチャートに従って説明したように、緊急呼−>UR1−>UR−>一般呼の順に回線を捕捉するので、警察や消防などへの緊急呼の回線を優先的に捕捉することができる。
次に、本実施形態に係る緊急呼通信システムおけるISC12,SSC11,RGW14およびPSTN−GW121の機能について、それぞれ詳しく説明する。
[ISC12の機能]
ISC12は、緊急呼を発信した加入者端末23と緊急呼受付台(高度化台7およびアナログ台8)との間にセッション確立後、当該緊急発信呼を切断し、自動呼び返しを最優先呼として機能させると共に住所情報通知依頼を機能させ、SSC11を介して住所サーバ6に住所情報送信指示を行い、当該緊急呼受付台と当該加入者端末23との間で緊急特番通信を行う。
ここで、緊急呼を発信した加入者端末23と緊急呼受付台との間のセッション確立後に、当該緊急呼が加入者側から切断された場合においては、以下の通り動作する。
(1)SSC11は、上位のサーバ(図1例ではISC12およびRGW14)に対して、切断信号を送信する。
(2)SSC11は、切断信号を送信した後に、緊急機関の緊急呼受付台からの自動呼び返しを可能とするため、当該加入者端末23からの発着信を所定時間だけ抑止する。但し、以下の場合には抑止されても実行される(抑止は解除される)。
(a)上位のサーバ(図1例ではISC12およびRGW14)からの再発呼による着信があった場合。
(b)緊急機関側からの切断された場合。
(c)所定時間のタイマー満了後の発着信があった場合。
(3)上記(a)の後に、再度、加入者端末23側から切断した場合も発着信は抑止される。
ここで、緊急呼受付台が高度化指令台7の場合の自動呼び返しは、実際にはISC12(PSTN−GW121またはType1CA−GW122)からの呼び返し動作となり、アナログ指令台8の場合はFPT−GW4からの呼び返し動作となる。
また、高度化指令台7からの呼び返し(実際にはISC12(PSTN−GW121またはType1CA−GW122)からの呼び返し)については以下の通りである。
(1)緊急呼の呼び返しであれば、その呼については着信し、加入者端末23へ接続する。
(2)呼び返しの呼種は、SSC11およびISC12で共通となるように設定される。
また、アナログ台8からの呼び返し(実際にはFPT−GW4からの呼び返し)については以下の通りである。
(1)自動呼び返し機能はON/OFF設定が可能である。
(2)自動呼び返しまでのタイマー(発信側が呼び返すまでの時間)の設定が可能である。
(3)再呼び返しタイマー(呼び返しが失敗した時、再度呼び返すまでの時間の設定が可能である。
(4)上記(1)〜(3)は、緊急機関の内線番号毎に設定が可能である。つまり、保守者が設定可能な所データとして設定される。
[SSC11の機能]
SSC11は、RGW14またはISC12のPSTN−GW121および
Type1ACA−GW122に対して、次のような緊急呼の接続機能を有する。
・接続先振り分け機能:緊急呼発信者(SSCのユーザで例えば加入者端末23)の位置情報(エリアコード等)と緊急特番とに基づいて、例えば図1の場合では、RGW14,PSTN−GW121またはType1ACA−GW122のいずれかに振り分けて接続する。
・接続番号抽出機能:発ユーザの位置情報(エリアコード等)から該当する緊急機関の接続番号(緊急呼番号)を抽出する。
・緊急呼用留保回線:緊急呼用のリソース(空き回線数)を監視し、接続(セッション)を確保する。
・ユーザ発着信抑止機能:緊急通信呼が発呼側(例えば加入者端末23)から切断された場合、緊急呼受付台からの呼び返しを確実に行う必要があるので、ユーザ発信、ユーザ着信を規制する(例えば加入者端末23からの発着信は規制される)。
・オーバダイヤル規制機能:緊急特番(110番、118番、119番)のダイヤルの後ろに後続の数字がある場合は、SIPメッセージ484(Address Incomplete)をエラーレスポンスとして発呼側(例えば加入者端末23)に返信する。
・サービススキップ機能:様々な提供サービスをスキップ(提供しない)する。
・キャッチホン規制機能:キャッチホンサービスの提供を規制する。
・緊急呼別トラヒック収集機能:例えば110番のトラフィックや119番のトラフィックなどのトラフィック情報を収集する機能を動作させる。
[RGW14とPSTN−GW121の機能]
図1に示した本実施形態に係る緊急呼通信システムのRGW14とPSTN−GW121は、次の機能を有する。
・接続先故障時の迂回機能:例えば接続先の緊急呼受付台が故障している場合、別の高度化台やアナログ台に迂回する。
・裏番号直接ダイヤル規制:加入者端末23が発呼した接続番号(裏番号)が着番号に設定されている場合、加入者端末23からの直接ダイヤルであると認識し、接続を規制する。これは緊急特番による緊急呼を優先するためである。
・発IDデフォルト通知機能:発信者ID(電話番号など)を通知する機能を動作させる。
・住所情報通知依頼機能:ユーザ(例えば加入者端末23)からの緊急呼の接続先がRGW14とPSTN−GW121の場合、SSC11から住所サーバ6へ住所情報送出指示を行う。
・同時接続規制機能:例えば複数の着信に対して同時に接続して音声メッセージを流すなどの機能を規制する。
・緊急呼ロギング機能:緊急呼を発信した加入者端末の電話番号や位置情報などの履歴を記録する機能を動作させる。
[網内移行ユーザへの緊急呼および呼び返し接続]
次に、NGN−IP網1内を加入者が同じ電話番号で網内移行した場合に当該加入者が移行先の加入者端末から緊急呼を発信した場合の緊急呼の接続動作および呼び返し動作について説明する。
図8は、網内移行ユーザが緊急呼を発信した場合の呼び返し接続の流れを示すシステムフロー図である。尚、図8に示した各ブロックは図1に示した緊急呼通信システムから説明に必要なブロックを抜き出したもので、図1と同番号のブロックは同じものを示す。
図8において、図1の加入者端末23に対応するのは、網内移行前の加入者端末23と網内移行後の加入者端末23である。また、図1のSSC11に対応するのは、網内移行前の加入者端末23を収容するSSC11aと、網内移行後の加入者端末23を収容するSSC11bである。そして、図8は、加入者端末23のユーザがSSC11aからSSC11bに網内移行し、SSC11bに接続された加入者端末23から緊急呼を発信する場合を示している。尚、ユーザは網内移行しても同じ電話番号(例えば0311115000)を表番号として使用する。以下、緊急発信時の動作について、図8に記載したステップに従って説明する。
(ステップ11)ユーザは加入者端末23から緊急機関20へ緊急発信する。緊急機関20は、例えば図1の高度化台7など複数の緊急呼受付台を有する。
(ステップ12)SSC11bのCSCF処理部が加入者端末23の緊急呼のトランスレータに従って表番号もしくは裏番号でISC12に接続する。尚、ISC12は、図2および図3で説明したように、PSTN−GW121もしくはType1CA(GW)122で構成され、緊急機関20の緊急呼受付台(例えば高度化台7)に接続する。
この時点で、加入者端末23が緊急呼を切断したものとして、以下の処理を説明する。
(ステップ13)加入者端末23により切断されたため緊急機関20の例えば高度化台7は、電話番号が0311115000の加入者端末23に対して呼び返しを実行する。具体的には、PSTN−GW121もしくはType1CA(GW)122が発信側のSSC11bのCSCF処理部にSSC11bのIPアドレスもしくは加入者端末23の表番号で呼び返しを行う。
(ステップ14)SSC11bのCSCF処理部は、加入者端末23が網内移行ユーザであるため、加入者端末23の移行前のSSC11aに移行先の収容サーバの問い合わせを実行する。ここで、SSC11bは、加入者端末23の表番号:0311115000が自己の収容端末ではないと認識するので、別のSSC11aにSIPのINVITEメッセージ(呼設定要求メッセージ)を転送する。この時、INVITEメッセージには、SSC11bのIPアドレスと加入者端末23の表番号:0311115000が記載されている。
(ステップ15)SSC11bからINVITEメッセージを受け取ったSSC11aは、自身が収容していた加入者端末23のユーザは網内移行加入者であることがわかるので、SIPメッセージ301(Moved Permanentlyメッセージ)で移行先の収容サーバ番号(SRN:0322220000)をSSC11bに返送する。
(ステップ16)SSC11aからSRNが記載されたメッセージ301を受け取ったSSC11bのCSCF処理部は、SRNにより自局着の呼であると認識して加入者端末23に着信する。
このように、本実施形態に係る緊急呼ルーティング方法および回線留保方法、並びに緊急呼通信システムは、網内移行ユーザが緊急呼を発信した場合でも移行先に緊急呼をルーティングすることができるので、緊急機関は確実に呼び返しを行うことができる。この結果、NGNの加入者が発する緊急呼の発信および自動呼び出しに対応して確実に音声応答し、いたずら電話を排除し、緊急状態にある発信者にも確実に対応できる。また、緊急呼の回線留保方法によって緊急呼に対する回線を留保できるので、災害発生時のトラヒックに対応する能力も向上できる。
さらに、本発明に係る緊急呼ルーティング方法および回線留保方法、並びに緊急呼通信システムは、緊急時の(110、118、119)通報の通信の信頼性やユーザへのサービスが高まり、NGNの利便性が向上するので、NGNが推進する通信ネットワーク産業及び情報ネットワークのいずれの産業にも有益である。
以上、本発明に係る緊急呼ルーティング方法および回線留保方法、並びに緊急呼通信システムについて、実施形態の一例を挙げて説明してきたが、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の多様な形で実施することができる。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
1・・・NGN−IP網
2・・・光ファイバ電話網の加入者側装置
3・・・PSTN
4・・・FPT−GW
6・・・住所サーバ
7・・・高度化台
8・・・アナログ台
10・・・SSE
11・・・SSC
12・・・ISC
13・・・MG
14・・・RGW
20・・・緊急機関
21・・・HGW
23・・・加入者端末
121・・・PSTN−GW
122・・・Type1CA−GW

Claims (12)

  1. 加入者端末を収容する呼セッション制御機能を有する複数の加入者セッションサーバと、中継セッションサーバと、中継境界ゲートウェイと、緊急機関側の緊急呼受付台とからなる緊急呼通信システムにおいて、前記加入者端末が前記複数の加入者セッションサーバの中の第1の加入者セッションサーバから第2の加入者セッションサーバに網内移行を行った場合の緊急呼ルーティング方法であって、
    前記加入者端末が前記第2の加入者セッションサーバから緊急機関への緊急呼を発信するステップと、
    前記第2の加入者セッションサーバにおいて、前記加入者端末の緊急呼を表番号もしくは前記緊急呼受付台の裏番号で前記中継境界ゲートウェイに接続するステップと、
    前記中継境界ゲートウェイから前記緊急呼受付台に接続するステップと、
    前記加入者端末によって切断された時に緊急機関側から前記加入者端末に対し呼び返し動作を実行する場合に、前記中継セッションサーバは前記加入者端末の表番号もしくは前記第2の加入者セッションサーバのIPアドレスで前記第2の加入者セッションサーバに呼び返し応答を実行するステップと、
    前記第2の加入者セッションサーバにおいて、呼び返し応答に従って前記加入者端末の表番号で、前記第1の加入者セッションサーバへ前記加入者端末の収容サーバの問い合わせを実施するステップと、
    前記第1の加入者セッションサーバにおいて、前記加入者端末の移行先の前記第2の加入者セッションサーバの収容サーバ番号を示す応答メッセージを返送するステップと、
    前記第2の加入者セッションサーバにおいて、受け取った前記収容サーバ番号により呼び返し応答が自局着と認識して網内移行加入者の前記加入者端末に着信するステップと
    からなることを特徴とする緊急呼ルーティング方法。
  2. 請求項1に記載の緊急呼ルーティング方法において、
    前記第2の加入者セッションサーバが前記中継境界ゲートウェイに接続するステップは、前記中継境界ゲートウェイ装置が公衆電話回線交換網ゲートウェイまたは専用線ゲートウェイである場合に、前記緊急呼受付台の裏番号に変換して接続すると共に住所サーバに住所情報の送信を指示する処理を行う
    ことを特徴とする緊急呼ルーティング方法。
  3. 請求項1に記載の緊急呼ルーティング方法において、
    前記第2の加入者セッションサーバが前記中継境界ゲートウェイに接続するステップは、前記中継境界ゲートウェイが呼制御ゲートウェイである場合に、前記緊急呼受付台の表番号で接続する処理を行う
    ことを特徴とする緊急呼ルーティング方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の緊急呼ルーティング方法において、
    前記第1の加入者セッションサーバが送信する応答メッセージは、前記加入者端末を収容する移行先の前記第2の加入者セッションサーバの収容サーバ番号(SRN)を示す301メッセージ(SIP)で構成される
    ことを特徴とする緊急呼ルーティング方法。
  5. 加入者端末を収容する呼セッション制御機能を有する複数の加入者セッションサーバと、中継セッションサーバと、中継境界ゲートウェイと、緊急機関側の緊急呼受付台とからなる緊急呼通信システムにおいて、前記加入者端末から前記緊急呼受付台への緊急呼の回線を留保する前記中継セッションサーバの緊急呼回線留保方法であって、
    前記中継セッションサーバにおいて、所データで方路毎に緊急呼用留保回線および両方向留保回線を設定する回線留保ステップを設けた
    ことを特徴とする緊急呼回線留保方法。
  6. 請求項5に記載の緊急呼回線留保方法において、
    前記回線留保ステップは、方路毎の全回線数から閉塞回線数と使用中回線数を除いた残りの呼接続可能な回線数を空き回線数とし、前記空き回線数と予め設定した所定の留保回線数とを比較して緊急機関専用の緊急呼び出し回線を確保する処理を行う
    ことを特徴とする緊急呼回線留保方法。
  7. 請求項6に記載の緊急呼回線留保方法において、
    前記回線留保ステップは、
    空き回線数が(式1)を満たす場合に、緊急呼および一般呼の接続を行い、
    空き回線数>(留保回線数+緊急呼用留保回線数)…(式1)
    空き回線数が(式2)を満たす場合に、緊急呼については、留保回線数もしくは緊急呼用留保回線数に空きが有る場合または空きがない場合でも迂回路がある場合は迂回して接続を行い、迂回路がない場合には呼損とし、一般呼については全て呼損とする処理を行う
    空き回線数≦(留保回線数+緊急呼用留保回線数)…(式2)
    ことを特徴とする緊急呼回線留保方法。
  8. 空き回線の有無を判別するステップと、
    呼が緊急呼および災害時優先電話呼と、公衆電話呼および一般加入電話呼のいずれであるかを判別するステップと、
    呼が緊急呼である場合、回線使用数をインクリメントして回線捕捉するステップと、
    呼が災害時優先電話呼である場合、空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss))以下であるか否かを判別し、空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss))以下である場合は更に緊急呼が災害時優先電話呼の使用可能回線数を使用中か否かを判別し、使用中ではない場合は回線捕捉不可とし、使用中である場合および空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss))以下ではない場合は回線使用数をインクリメントして回線捕捉するステップと、
    呼が公衆電話呼である場合且つ空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs))以下ではない場合は、回線使用数をインクリメントして回線捕捉するステップと、
    呼が一般加入電話呼である場合において、
    空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs))以下ではない場合は、出接続使用回線数が両方向留保停止回線数(Ta)以下であるか否かを判別し、出接続使用回線数が両方向留保停止回線数(Ta)以下ではない場合は両方向留保回線数を0に設定して空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs)+優先呼用留保回線数(Ru)+両方向留保回線数(Ts))以下であるか否かを判別するステップと、
    空き回線が無い場合、呼が緊急呼または災害時優先電話呼ではない場合において空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs))以下である場合、呼が一般加入電話呼である場合且つ出接続使用回線数が両方向留保停止回線数(Ta)以下である場合において空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs)+優先呼用留保回線数(Ru)+両方向留保回線数(Ts))以下である場合、空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss))以下である場合且つ呼が災害時優先電話呼である場合において緊急呼が災害時優先電話呼の使用可能回線数を使用中ではない場合、のいずれかの場合に回線補足不可と判断するステップと、
    呼が緊急呼である場合、呼が災害時優先電話呼である場合において空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss))以下ではない場合、呼が災害時優先電話呼である場合且つ緊急呼が災害時優先電話呼の使用可能回線数を使用中である場合、呼が一般加入電話呼である場合且つ空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs))以下ではない場合且つ空き回線数が予め設定した(緊急呼用留保回線数(Ss)+最優先呼用留保回線数(Rs)+優先呼用留保回線数(Ru)+両方向留保回線数(Ts))以下ではない場合、のいずれかの場合に回線使用数をインクリメントして回線捕捉するステップと
    で構成されることを特徴とする緊急呼回線留保方法。
  9. 加入者端末を収容する呼セッション制御機能を有する複数の加入者セッションサーバと、中継セッションサーバと、中継境界ゲートウェイと、緊急機関側の緊急呼受付台とからなる緊急呼通信システムにおいて、
    前記加入者端末が前記複数の加入者セッションサーバの中の第1の加入者セッションサーバから第2の加入者セッションサーバに網内移行を行った前記加入者端末が前記第2の加入者セッションサーバから緊急機関への緊急呼を発信する場合、
    前記第2の加入者セッションサーバは、前記加入者端末の緊急呼を表番号もしくは前記緊急呼受付台の裏番号で前記中継境界ゲートウェイに接続し、
    前記中継境界ゲートウェイは、前記加入者端末の緊急呼を前記緊急呼受付台に接続し、
    前記緊急呼受付台は、前記加入者端末によって切断された時に前記緊急呼受付台が前記加入者端末に対し呼び返し動作を実行する場合に、前記加入者端末の表番号もしくは前記第2の加入者セッションサーバのIPアドレスで前記第2の加入者セッションサーバに呼び返し応答を実行し、
    前記第2の加入者セッションサーバは、前記緊急呼受付台からの呼び返し応答に従って前記加入者端末の表番号で、前記第1の加入者セッションサーバへ前記加入者端末の収容サーバの問い合わせを実施し、
    前記第1の加入者セッションサーバは、前記加入者端末の移行先の前記第2の加入者セッションサーバの収容サーバ番号を示す応答メッセージを返送し、
    前記第2の加入者セッションサーバは、受け取った前記収容サーバ番号により呼び返し応答が自局着と認識して網内移行加入者の前記加入者端末に着信する
    ことを特徴とする緊急呼通信システム。
  10. 請求項9に記載の緊急呼通信システムにおいて、
    前記中継セッションサーバは、前記加入者端末と前記緊急呼受付台とのセッション確立後の当該発信呼の切断を行うことを特徴とする緊急呼通信システム。
  11. 請求項9に記載の緊急呼通信システムにおいて、
    前記中継セッションサーバは、PSTN−GWまたはType1CA−GWで構成され、前記加入者端末によって緊急呼が切断された時に呼び返しを行うことを特徴とする緊急呼通信システム。
  12. 加入者端末を収容する呼セッション制御機能を有する複数の加入者セッションサーバと、
    中継境界ゲートウェイと、
    前記中継境界ゲートウェイに専用線で緊急機関側のアナログ緊急呼受付台を接続する消防警察専用ゲートウェイと
    からなる緊急呼通信システムにおいて、
    前記消防警察専用ゲートウェイは、前記加入者端末によって緊急呼が切断された時に呼び返しを行うことを特徴とする緊急呼通信システム。
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