JP2010245894A - アンテナ及び無線通信装置 - Google Patents

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健吾 尾仲
Takashi Ishihara
尚 石原
Munehisa Watanabe
宗久 渡辺
Takuya Murayama
卓也 村山
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Abstract

【課題】正確な容量値の容量を有する整合回路を備えた、アンテナ性能の高いアンテナ及びそれを備えた無線通信装置を構成する。
【解決手段】アンテナ101は、給電放射電極と給電部との間に接続される、LC共振回路から構成される整合回路を備えている。アンテナ素子31は、非グランド領域UA内でグランド領域GAから極力離れた位置に表面実装により配設される。基板32の非グランド領域UAには、給電端電極54、接地端電極55、及びパターンキャパシタ53等が形成されている。パターンキャパシタ53の近傍には、パターンキャパシタ53と直列接続されるチップキャパシタCCfが実装されている。基板32の非グランド領域UAの下面には給電側インダクタ電極51が形成されていて、パターンキャパシタ53、チップキャパシタCCf及び給電側インダクタ電極51によってLC並列共振回路による整合回路が構成されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、携帯電話端末等の無線通信装置に用いられるアンテナ及びそれを備えた無線通信装置に関するものである。
単一のアンテナ素子を用いてローバンド・ハイバンドの二つの周波数帯域に対応させるアンテナとして、リアクタンスを切り替えられるようにした整合回路部をアンテナ素子の根元に設け、そのリアクタンスによってアンテナの共振周波数を切り替えるようにしたものがある。
例えば特許文献1には、基板の導体パターンによりL性またはC性リアクタンス素子として作用するLC共振回路を整合回路に構成している。図1(A)は特許文献1に示されているアンテナの斜視図、図1(B)はその要部の拡大平面図、(C)はその等価回路図である。パッチであるアンテナ導体層2の給電用導体6の先端が望む部分の銅箔を円形に切除し、その切除部5の内部に渦巻状導体部21と櫛歯状導体部22とが形成されている。渦巻状導体部21は、一端が給電用導体6に接続され、この給電用導体6を中心とした渦巻状に形成されている。櫛歯状導体22は、渦巻状導体21の他端部の外周面とアンテナ導体層2の切除部5の周部とに歯部を突設して形成されていている。図1(C)において、L1,L2はパッチとしてのアンテナ導体層2のインダクタンス成分、C1はアンテナ導体層2とのキャパシタンス成分、L3は渦巻状導体部22のインダクタンス成分、C2は櫛歯状導体部23のキャパシタンス成分、L4は給電用導体6のインダクタンス成分である。アンテナ本体の等価回路はC1と(L1+L2)とからなる並列共振回路であり、整合回路はC2と(L3+L4)とからなる直列LC共振回路である。
特開平5−347510号公報
特許文献1に示されているLC共振回路はLC直列共振回路であるので、容量部に必要な容量値が高い。ところが、そのLC共振回路は基板の導体パターンによって形成されるものであるので、容量部は基板の面に2次元配置される。そのため、容量部の容量値を高くするためには、基材の誘電率が高い基板を用いるか、インターディジタル部を微細に形成する必要がある。しかし現実には正確で且つ必要な高い容量値を確保するのが難しい。
また、特許文献1に示されているLC共振回路による整合回路は、その容量部に電流や電界が集中しやすいので放射抵抗が小さく、アンテナ性能が悪化するという問題もある。
そこで、この発明の目的は、正確な容量値の容量を有する整合回路を備えた、アンテナ性能の高いアンテナ及びそれを備えた無線通信装置を提供することにある。
前記課題を解決するためにこの発明のアンテナは、誘電体基体に給電放射電極及び無給電放射電極が形成されたアンテナ素子と、端部にグランド電極が形成されていない非グランド領域が配された基板と、前記給電放射電極と給電部との間に接続される、LC共振回路から構成される整合回路と、を備え、前記基板の前記非グランド領域に前記アンテナ素子が配設されてなるアンテナであって、
前記整合回路のインダクタは前記非グランド領域に導体パターンによって構成され、前記整合回路のキャパシタは、前記非グランド領域に導体パターンによって構成されたパターンキャパシタと、チップキャパシタとの直列回路で構成されている。
前記パターンキャパシタの導体パターンは、例えば前記基板の厚みを利用して壁面に導体膜が形成された孔または溝のパターンであり、インターディジタル形状に配置されている。
前記整合回路は例えばLC並列共振回路である。
また、この発明の無線通信装置は、この発明において特有な構成を持つアンテナが筐体内に設けられて構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、整合回路の容量部に所定の正確な容量値の容量を構成できる。また、アンテナの放射抵抗が大きくなり、アンテナの放射効率が向上する。そのため、アンテナ性能の高いアンテナ及び無線通信装置を構成できる。
図1(A)は特許文献1示されているアンテナの斜視図、図1(B)はその要部の拡大平面図、(C)はその当回路図である。 図2(A)は、携帯電話端末等の無線通信装置の筐体内に組み込まれるアンテナ101の構成を示す部分斜視図である。図2(B)は図2(A)と同じ箇所を下方から見上げた斜視図である。 図3(A)は基板32の上面の非グランド領域UA部分の平面図、図3(B)は基板32の下面の非グランド領域UAに形成されている導体パターン等の平面図である。 アンテナ101の基板32の非グランド領域の構成を示す部分斜視図である。 前記アンテナ101の回路図である。 アンテナ101のリターンロス特性を、従来構造のアンテナと比較して表す図である。
この発明の実施形態に係るアンテナ及びそれを備えた無線通信装置の構成について、各図を参照して説明する。
図2(A)は、携帯電話端末等の無線通信装置の筐体内に組み込まれるアンテナの構成を示す部分斜視図である。図2(B)は、図2(A)と同じ箇所を下方から見上げた斜視図である。
アンテナ101は誘電体基体40に対して所定の電極を形成してなるアンテナ素子31と、基材50に対して所定の電極を形成してなる基板32とで構成されている。
基板32には、基材50に対してグランド電極58を形成したグランド領域GAと、基板32の一辺付近に広がる非グランド領域UAとを備えている。アンテナ素子31は、非グランド領域UA内でグランド領域GAから極力離れた位置に表面実装により配設される。基板32には、アンテナ素子31に対する給電回路を含む高周波回路が構成されている。
このアンテナ101は携帯電話端末の筐体内に組み込まれる。
全体がほぼ直方体形状の誘電体基体40に対して給電放射電極41及び無給電放射電極42等が形成されることによって前記アンテナ素子31は構成されている。
基板32の非グランド領域UAには、給電端電極54、接地端電極55、及びパターンキャパシタ53等が形成されている。このパターンキャパシタ53の近傍にはチップキャパシタ(チップコンデンサ)CCfが実装されている。
図2(B)に表れているように、基板32の非グランド領域UAの下面には給電側インダクタ電極51及び無給電側インダクタ電極52がそれぞれ形成されている。
図3(A)は、前記基板32の上面の非グランド領域UAのうち、給電側の平面図、図3(B)は基板32の下面の非グランド領域UAに形成されている導体パターン等の平面図である。但し、図3(B)は基板32の上面から透視した図として表している。
パターンキャパシタ53はインターディジタル形状の電極によって構成されている。このパターンキャパシタ53の第1の電極は基板32の上面の電極を介してアンテナ素子接続電極56に導通している。またパターンキャパシタ53の第2の電極と導体スルーホールPTH2との間にチップキャパシタCCfが実装されている。
図3(B)に示すように、基板32の下面には給電側インダクタ電極51が形成されていて、その第1の端部が導体スルーホールPTH1を介して前記パターンキャパシタ53の第2の電極の端部に導通している。また、給電側インダクタ電極51の第2の端部は導体スルーホールPTH2を介して前記パターンキャパシタ53の第1の電極に導通している。
前記基板32の上面の非グランド領域UAのうち、無給電側の構成は、図3(A),図3(B)に示した給電側のパターンキャパシタ53が存在しない(直結された)ものである。すなわち、給電側との差異を明確にするために、構成上パターンキャパシタを外したが、もちろん、無給電側を給電側と同構造にすることが望ましい。
図4は前記基板32の非グランド領域の構成を示す部分斜視図である。パターンキャパシタ53は、この図4に示すように、基板32に設けたインターディジタル形状に配置された貫通溝の壁面に導体膜が形成されることによって、第1・第2の電極が厚み方向に延びるインターディジタル構造を成している。そのため、インターディジタル形状の第1・第2の電極同士の対向面積が広くなり、基板平面上の限られた面積内に大きな容量を形成することができる。
図5は前記アンテナ101の回路図である。この図5の右側が給電側、左側が無給電側である。給電側のパターンキャパシタ53とチップキャパシタCCfとが直列接続され、このパターンキャパシタ53とチップキャパシタCCfとの直列回路に対して給電側インダクタ電極51が並列に接続されている。すなわち、パターンキャパシタ53、チップキャパシタCCf及び給電側インダクタ電極51によってLC並列共振回路が構成される。このLC並列共振回路の容量部はパターンキャパシタ53とチップキャパシタCCfとの直列合成容量である。そして、このLC並列共振回路の第1の端部に給電放射電極41の一方の端部が接続されている。LC並列共振回路の第2の端部とグランドとの間には給電回路FCが接続される。
無給電側のチップキャパシタCCpに対して無給電側インダクタ電極52が並列に接続されている。このチップキャパシタCCpと無給電側インダクタ電極52とによってLC並列共振回路が構成される。ここで、パターンキャパシタは省略されている。そして、このLC並列共振回路の第1の端部に無給電放射電極42の一方の端部が接続されていて、LC並列共振回路の第2の端部はグランドに接地されている。給電放射電極41と無給電放射電極42とは開放端付近同士で容量結合する。
図6はアンテナ101のリターンロス特性を、従来構造のアンテナと比較して表す図である。図6において、RLcはLC並列共振回路の容量部分をチップキャパシタのみで構成した場合の特性、RLpは本発明の実施形態に係るアンテナ101のリターンロス特性である。900MHzを中心とするローバンドと1.9GHzを中心とするハイバンドの2つの帯域にそれぞれ複共振が生じていることが分かる。この複共振は給電放射電極と無給電放射電極によって生じている。またローバンドとハイバンドの2つの帯域は前記LC並列共振回路の作用による。すなわち、給電放射電極41及び無給電放射電極42の共振周波数は900MHzと1.9GHzの中間の周波数であるが、前記LC並列共振回路の900MHz帯での誘導性リアクタンスによって900MHz帯で利得が生じ、それとともに1.9GHz帯での容量性リアクタンスによって1.9GHz帯で利得が生じる。
LC並列共振回路の容量部分をチップキャパシタのみで構成した場合に比べてローバンドでの変化は小さく、ハイバンドでは帯域幅が広がったように見える。これは、LC並列共振回路の容量部の一部を分布定数回路であるパターンキャパシタ53に変えたことに伴い、その分布定数回路の容量部がアンテナの放射に寄与しているからであると推測できる。
次に、パターンキャパシタ53とチップキャパシタCCfの直列回路による容量部のキャパシタンスのばらつきについて説明する。パターンキャパシタ53のキャパシタンスをC2、チップキャパシタCCfのキャパシタンスをC3、合成キャパシタンスをC1で表すと
したがって、例えば、1pFを必要とするとき1素子では、1±0.25pFのばらつきがあるとすると、2pF(±0.25pF)を直列に2個つないでも、±0.08pF程度のばらつきで収まる。
本発明のアンテナによれば次のような効果を奏する。
(1)パターンキャパシタが分布定数回路を構成するのでアンテナの放射抵抗が増大し、また損失が低下するのでアンテナ効率が向上する。
(2)LC共振回路の容量部の必要なキャパシタンスを得るために必要なチップキャパシタの部品点数が減るためコストダウンが図れる。
(3)パターンにより形成された固定キャパシタンスのキャパシタと、複数のキャパシタンス値から選択可能なチップキャパシタとの直列回路でLC共振器の容量部を構成するので、所望のキャパシタンスをより細かく選ぶことができ、特性ばらつきが減少する。
(4)整合回路はLC並列共振回路を構成するので、共振点でオープン状態となるため、共振点に近づくにつれて損失が増大するが、容量部を分布定数回路で構成することによって電流集中が緩和されて損失低減効果が高くなる。
CCf…チップキャパシタ
FC…給電回路
GA…グランド領域
PTH1…導体スルーホール
PTH2…導体スルーホール
UA…非グランド領域
31…アンテナ素子
32…基板
40…誘電体基体
41…給電放射電極
42…無給電放射電極
50…基材
51…給電側インダクタ電極
52…無給電側インダクタ電極
53…パターンキャパシタ
54…給電端電極
55…接地端電極
56…アンテナ素子接続電極
58…グランド電極
101…アンテナ

Claims (4)

  1. 誘電体基体に給電放射電極及び無給電放射電極が形成されたアンテナ素子と、端部にグランド電極が形成されていない非グランド領域が配された基板と、前記給電放射電極と給電部との間に接続される、LC共振回路から構成される整合回路と、を備え、前記基板の前記非グランド領域に前記アンテナ素子が配設されてなるアンテナであって、
    前記整合回路のインダクタは前記非グランド領域に導体パターンによって構成され、
    前記整合回路のキャパシタは、前記非グランド領域に導体パターンによって構成されたパターンキャパシタと、チップキャパシタとの直列回路で構成された、アンテナ。
  2. 前記パターンキャパシタの導体パターンは、前記基板の厚みを利用して壁面に導体膜が形成された孔または溝のパターンであり、インターディジタル形状に配置された、請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記整合回路はLC並列共振回路である、請求項1または2に記載のアンテナ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナを筐体内に設けてなる無線通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012109809A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Panasonic Corp アンテナ装置
JP2014135664A (ja) * 2013-01-11 2014-07-24 Tyco Electronics Japan Kk アンテナ装置

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