JP2010244183A - 装置検査システム、装置検査方法、装置検査プログラム - Google Patents

装置検査システム、装置検査方法、装置検査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】動作検証対象のハードウェアに任意のタイミングで動作障害を発生させる装置検査システムを提供する。
【解決手段】ハードウェア50の状態を示す装置状態情報と、ハードウェア50の動作を前記装置状態情報の時間的な状態変化として記述した状態変化情報と、この状態変化の条件を示す状態変化条件情報とを保持するデータテーブル120を備え、ハードウェア50の動作検証を行う解析手段220が、データテーブル120の保持する情報に基づき前記対象装置の動作状態を更新設定するまでの更新設定シナリオを生成して、この更新設定シナリオに基づきハードウェア50の動作状態の更新設定を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハードウェアの動作状態の検証を行うシステムに関する。
ディスクアレイ装置におけるファームウェアを開発する場合、開発製品と同様の実機(ディスクアレイ装置)上で、ファームウェアを動作させ、評価およびデバッグを行うのが一般的である。
この際、実機の動作時に実記に対して擬似障害を発生させて、動作の検証を行う擬似障害評価や、障害発生時における実機の動作検証、実機に対する挿抜動作により発生する障害や、その障害の復旧、障害予防処理といった様々な事象について動作検証を行う必要がある。
しかしながら、実記における全ての事象や、その事象の起こるタイミングについて、網羅的に検証を行うことは困難である。特に、擬似障害に対する評価は、実機の構成の状態や事象発生のタイミング等の様々な組み合わせがあり、網羅的に検証を行うことが困難となる。
これに対して、ディスクアレイ装置などの装置(ハードウェア)を、ソフトウェアによりシミュレートすることで、発生した障害事象に対する評価を行うシミュレータ評価も行われている。
しかしながら、通常シミュレートされた装置は、予め設定された期待される動作(期待動作)を行うように設計されているため、装置の動作時に実際に生じる障害時の動作検証を行うことは困難であった。
また、ソフトウェアにより、動作検証対象である装置に対して擬似障害を発生させるためには、特定の障害事象を発生させるためのプログラミングを行う必要がある。
しかしながら、動作時の装置に対して任意の擬似的エラーを発生させるには、多くのプログラムを開発する必要があり、ハードウェアの構成に応じた発生し得る障害事象や、ハードウェアに対して行われる挿抜動作に起因する障害発生状況、およびその発生タイミングなどを想定した膨大なプログラムを開発する必要がある。
このため、プログラム開発には、膨大な工数、およびコストがかかることとなるため、実際に生じる得る障害の動作検証を網羅的に行うことはやはり困難であり、障害発生時の動作検証としては、仕様書、ソースコードの確認や構文解析を行うでソースコードの正当性をチェックするといった程度にとどまる、こととなってしまう場合がある。
しかしながら、特に、ディスクアレイ装置は、障害時にも動作を継続させることが重要な機器であり、ファームウェアの中でも障害事象に対応して障害の改善を行う処理を行う部分も大きな割合となる。このため、発生し得るハードウェア障害に対して、網羅的な評価が必要となる。
これに対して、例えば、シミュレータによる評価を行う手法が考えられるが、シミュレータ環境においては、通常ハードウェアの正常動作を定義することは容易であるが、障害動作を定義することは容易でなく、また、任意のタイミングで動作障害を発生させることは困難であり、このため、ファームウェアの動作記述の各事象を網羅的に検証することが困難であった。
これに対する関連技術として、ディスク装置を複数組み合わせ一つの装置とした、ディスクアレイ装置のファームウェア開発において、ディスクアレイ装置の障害を、擬似障害発生回路を含む装置を用いることにより評価を行う手法が開示されている(特許文献1)。
特開2002−116885公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された関連技術では、ディスクアレイ装置の動作を検証する場合、開発初期段階におけるディスクアレイ装置のハードウェア部分は、まだ不完全なものであり、評価を進めるために、期待されていない動作や不具合が発生すると、原因解明に膨大な工数がかかってしまうといった不都合がある。
また、特許文献1に開示された関連技術では、ファームウェアの動作状態に対応させてディスクアレイ装置の障害を任意のタイミングで発生させることができないという不都合があった。
[発明の目的]
本発明は、上記関連技術の有する不都合を改善し、対象装置における動作障害を有効に検証するため、任意のタイミングで動作障害を発生させる装置検査システム、装置検査方法、装置検査プログラムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る装置検査システムは、対象装置に接続して設けられ当該対象装置の動作状態の設定を行う動作状態制御部と、前記対象装置に動作障害が生じた場合に、予め設定された動作検証用のファームウェアに基づく実行処理を行い前記対象装置に生じた動作障害の動作検証を行う動作検証部とを備えた装置検査システムであって、
前記動作検証部は、
前記対象装置の状態として予め設定された装置状態情報を保持する状態情報保持手段と、
前記対象装置の動作を前記装置状態情報の時間的な状態変化として記述した状態変化情報と前記状態変化の条件を示す状態変化条件情報とを保持する動作条件情報保持手段とを備え、
前記動作状態制御部は、
前記動作条件情報保持手段の保持する情報に基づき前記対象装置の動作状態を更新設定するまでの更新設定シナリオを生成する更新設定シナリオ生成手段と、
前記決定された更新設定シナリオに基づき前記対象装置における動作状態の更新設定を行う動作状態更新設定手段とを備えた構成をとっている。
又、本発明にかかる装置検査方法は、対象装置に接続して設けられ当該対象装置の動作状態の設定を行う動作状態制御部と、前記対象装置の動作検証用に予め設定されたファームウェアに基づく実行処理を行う動作検証部とを備え、前記動作検証部が前記対象装置における動作障害の動作検証を行う装置検査方法であって、
前記ファームウェアの実行処理を行い、前記対象装置の状態を示す装置状態情報、前記装置状態情報の時間的な状態変化として前記対象装置の動作を記述した状態変化情報、および前記状態変化の条件を示す状態変化条件情報に基づき、前記対象装置の動作状態を動作障害状態に更新設定するまでの更新設定シナリオを生成し、前記生成された更新設定シナリオに基づき前記対象装置における動作状態の更新設定を行い、当該動作状態が更新設定された対象装置の動作状態を示す動作状態データを取得することを特徴としている。
又、本発明にかかる検査プログラムは、対象装置に接続して設けられ当該対象装置の動作状態の設定を行う動作状態制御部と、前記対象装置の動作検証用に予め設定されたファームウェアに基づく実行処理を行う動作検証部とを備え、前記動作検証部が前記対象装置における動作障害の動作検証を行うための装置検査プログラムであって、前記対象装置の状態を示す装置状態情報、前記装置状態情報の時間的な状態変化として前記対象装置の動作を記述した状態変化情報、および前記状態変化の条件を示す状態変化条件情報に基づき、前記対象装置の動作状態を動作障害状態に更新設定するまでの更新設定シナリオを生成するシナリオ生成機能、前記生成された更新設定シナリオに基づき前記対象装置における動作状態の更新設定を実行させる更新設定指示機能とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、対象装置の動作状態を示す情報および動作状態の変化条件を示す情報に基づき、対象装置の動作状態が動作障害状態に更新設定するまでの更新設定シナリオを生成する手段と、対象装置の動作状態の設定を更新設定シナリオに基づき制御する手段を備えた構成としたことにより、対象装置における動作障害を有効に検証するため、対象装置における動作障害を任意のタイミングで発生させ得る装置検査システム、装置検査方法、および装置検査プログラムを提供することができる。
本発明による装置検査システムにおける一実施形態を示す概略ブロック図である。 図1に開示した装置検査システムにおける全体の動作処理ステップを示したフローチャートである。 図1に開示した装置検査システムにおける一実施形態を示す概略ブロック図である。
[実施形態]
次に、本発明の実施形態について、その基本的構成内容を説明する。
本実施形態である検査システム100は、図1に示すように、動作検証の対象であるハードウェア50の動作評価用に予め設定されたファームウェアを記憶保持する記憶部1と、ファームウェアに基づきその内容の実行処理を行うCPU制御部3と、このCPU制御部3を介してハードウェア50との間でデータの送受信を行ってハードウェア50の動作検証を行うハードウェア制御部2と、と、ハードウェア50の動作制御結果を記憶する動作結果記録手段を備えた構成となっている。
尚、本実施形態では、ハードウェア50を、例えば、複数の記憶装置からなるディスクアレイ装置とする。
記憶部1は、ディスクアレイ装置などのハードウェア50に対して擬似障害を生じさせ、また、障害発生時の動作検証を行うためのファームウェア110を記憶している。
また、記憶部1は、動作評価の対象であるハードウェア50の状態、および動作内容を示す情報(保持データ)を保持すると共に、HW制御部2からの要求に応じて保持データの読み出しおよび書込みを行うデータテーブル制御手段120を備えた構成となっている。
このファームウェア110は、本実施形態における動作評価の対象であるハードウェア50の動作検証を行うためのファームウェアであって、プログラム実行手段310に読込まれ実行されることにより、入出力手段320を介してハードウェア50の動作検証を行う。
データテーブル120は、ハードウェア50の状態を示す情報を含むパラメータ130と、ハードウェア50の動作内容を示す条件情報を含むシナリオ140とを有する。
パラメータ130は、ハードウェア50の状態を示すデータを含むテーブルデータであり、そのデータ内容として、入力のみのデータ131、出力のみのデータ132、保持されるデータ133、および変化するデータ134を有する。
入力のみのデータ131は、ファームウェア110の実行処理結果としてCPU制御部3からハードウェア50に対して入力されたデータを示し、当該データのアドレスまたは信号名、およびその値を含むデータである。
出力のみのデータ132は、ファームウェア110の実行処理結果としてハードウェア50から出力され、入出力手段320に入力されるデータを示し、当該データのアドレスまたは信号名、およびその値を含むデータである。
保持されるデータ133は、ハードウェア50内に設定されたレジスタ情報やハードウェア50内におけるメモリのアドレスまたは信号名、およびその値を含み、自己および他のデータ内容、あるいは時間的な条件により変化することのない固定的な値を有する。
変化するデータ134は、ハードウェア50内に設定されたレジスタ情報やハードウェア50内におけるメモリのアドレスまたは信号名、およびその値を含み、自己および他のデータ内容、あるいは時間的な条件により変化する可変値を有する。
データテーブル制御手段120内に予め設定されたデータ情報であるシナリオ140は、応答条件データ141、反応条件データ142、および連携条件データ143を含み構成される。
尚、このシナリオ140に含まれる条件データは、ハードウェア50の動作状態を、時間的なハードウェアの状態変化として示したデータ内容であり、更に、その状態変化に対する条件をシナリオとして記述したものである。
応答条件データ141は、HW制御部2に対してハードウェア50の状態を示すパラメータ130の各データ(131〜134)を組み合わせる条件を示す。
反応条件データ142は、ファームウェア110の実行状態やハードウェア50の状態に基づき、パラメータ130の各データが時間経過により(時系列に沿って)変化する場合の条件を示す。
連携条件データ143は、パラメータ130の各データ間の組み合わせにより、各データ内容が変化する条件を示す。
HW制御部2は、データテーブル処理手段120に接続して設けられ、データテーブル処理手段120に対してハードウェア5の状態を示す情報を要求する検索手段210と、入出力手段320を介してハードウェア50の状態を示す情報を取得し解析を行う解析手段220とから構成される。
検索手段210は、データテーブル120に接続して設定され、パラメータ130、およびシナリオ140のテーブルデータを検索するテーブル検索機能と、テーブルデータ(130、140)における各データの抽出および、読み出しおよび書き込みを行うデータ読書き機能とを備えている。
HW制御部2の解析手段220は、入出力手段330を介してハードウェア50に対するデータへの入出力を行う状態データ中継機能と、検索手段210に対して、ハードウェア50の状態及び動作内容を示すデータの更新を実行させるハードウェア状態情報更新制御機能を備えている。
さらに、解析手段220は、動作結果記録手段4に対してハードウェア50の状態及びファームウェア110実行によるハードウェア50に対する入出力データ内容を記録する入出力データ格納機能を備えている。
CPU制御部3は、ファームウェア110の読み込みを行うと共にファームウェア110の実行処理を行うプログラム実行手段310と、ハードウェア50に対するデータの
入出力を制御する入出力手段320を備えた構成となっている。
プログラム実行手段310は、ファームウェア110を読込むメモリとその内容を実行するプロセッサを含み構成され、ファームウェア110を実行するかかる演算、および制御を行う。
入出力手段320は、プログラム実行手段310のファームウェア実行処理内容としてハードウェア50に対するデータ入出力を行うファームウェア入出力制御機能と、HW制御部2およびハードウェア50間におけるデータ入出力を制御するHWデータ入出力制御機能を有する。
動作結果記録手段4は、ハードウェア50の状態及びファームウェア110の実行処理によるハードウェア50に対して入出力されるデータを、解析手段220の制御により記憶するHW入出力データ記憶機能を備えている。
ここで、ハードウェア50における障害動作の動作検証を行う場合について、具体的に説明する。
例えば、ハードウェア50がディスクアレイ装置である場合、このディスクアレイ装置におけるハードディスク障害としてブロックデータが壊れた擬似障害の動作検証を行う場合、障害が発生したとされるブロックデータを、変化するデータ134として定義し、また、応答条件データ141にある一定時間後に変化するデータ134が0クリアされると指定する。
また、連携条件データ143も利用することにより、パラメータ130のあるデータが変化したタイミングでデータを0クリアするといった指定をすることができる。
以上の構成により、本実施形態では、パラメータ130内のデータおよびシナリオ140内の条件データの組み合わせにより、ハードウェア50におけるメモリやハードディスク等の記録されているデータが壊れる障害を任意のタイミングで発生させることができる。
これにより、動作生涯に対するファームウェアの実行処理の動作検証を、網羅的に行うことができる。
また、上記実施形態の変形例としての、装置検査システム100について、説明する。
この変形例では、図3に示すように、パラメータ130に含まれていた入力のみのデータ131、出力のみのデータ132、保持されるデータ133、および変化するデータ134を、変化するデータ134のみで代用した構成としてもよい。
また、このとき、データテーブル120と同様の内部構成をそれぞれ有するデータテーブル121、データテーブル122を検索手段210に接続された状態で、記憶部1内に設置した構成としてもよい。
これにより、例えば、ディスクアレイ装置(ハードウェア50)を構成しているディスク装置毎に、データテーブル120〜121それぞれを割り当てることができ、これにより、検索手段210の検索動作にかかる処理負荷を軽減し、迅速に検索を行うことができる。
[実施形態の動作説明]
次に、本実施形態の動作について、その概略を説明する。
ハードウェア50に接続して設けられ当該対象装置の動作状態の設定を行う動作状態制御部と、前記対象装置の動作検証用に予め設定されたファームウェアに基づく実行処理を行う動作検証部とを備え、前記動作検証部が前記対象装置における動作障害の動作検証を行う装置検査方法であって、
プログラム実行手段310が、ファームウェア110の実行処理を行い、解析手段220が、ハードウェア50の状態を示す装置状態情報、前記装置状態情報の時間的な状態変化として前記対象装置の動作を記述した状態変化情報、および前記状態変化の条件を示す状態変化条件情報(データテーブル120)に基づき、ハードウェア50の動作状態を動作障害状態に更新設定するまでの更新設定シナリオを決定し(更新設定シナリオ決定工程)、この更新設定シナリオに基づきハードウェア50における動作状態の更新設定を行い(動作状態更新設定)、動作結果記録手段4が、ハードウェア50の動作状態を示す動作状態データを取得する。
ここで、上記更新設定シナリオ決定工程、および動作状態更新設定については、その実行内容をプログラム化し、コンピュータに実行させるように構成してもよい。
次に、上記装置検査システムの本実施形態の動作を、図2のフローチャートに基づいて詳説する。
まず、CPU制御部3(プログラム実行手段310)が、ファームウェア110(図1)を読込み、ファームウェア110のプログラム実行を行い、ファームウェア110を実行動作させる(ステップA1:ファームウェア実行処理)。
次に、HW制御部2の解析手段220が、入出力手段320を介してハードウェア(HW)50に対する入出力データの検出を行う(ステップA2:入出力検出)。
ここで、解析手段220は、プログラム実行手段310によるファームウェア実行処理により、入出力手段320を介してハードウェア50に入力される実行処理入力データと、ハードウェア50から出力されるハードウェアの動作状態を示す動作状態出力データを、入力手段320を介して取得して解析を行う(入出力解析)。以下、実行処理入力データおよび動作状態出力データを、総称として入出力対象データという。
ここで、解析手段220は、この入出力解析の内容に基づき、ハードウェア50の、ある時点での動作障害状態、エラーの状態、エラー応答などを決定する。また、解析手段220は、ハードウェア50の動作状態に応じて、データテーブル120から読み出すパラメータ130のデータ、およびシナリオ140の条件データの組み合わせを決定することができる。
次いで、ハードウェア50に対する入出力対象データの入出力がない場合は、ファームウェア110の実行処理が継続して行われる(入出力なし)。
一方、ハードウェア50に対する入出力があった場合は、ハードウェア50の状態検索を行う(入出力あり)。
ここで、解析手段210は、ハードウェア50の動作状態を更新設定するための、パラメータの組み合わせや、その更新設定を行うタイミング、および更新設定を行うための条件などを示す更新設定シナリオを構成するデータを、上記入出力解析の内容に基づきデータテーブル120から検索して取得する(ステップA3:状態検索)。
次いで、解析手段220は、検索手段210を介して取得したデータに基づき更新設定シナリオを生成すると共に、当該更新設定シナリオに基づき、入出力手段320を介してハードウェア50の動作状態を更新設定する(ステップA4:HWの状態更新)。
また、解析手段220は、ハードウェア50に対して行われた更新設定内容に対応するパラメータテーブル130内の対象データを、検索手段210を介して書き換える(パラメータ書換え機能)。
この際、入出力手段320を介してのハードウェア50に対する実行処理入力データの入力があった場合、解析手段220は、ステップA3でデータテーブル制御手段120から取得したデータと共に入力データ内容の解析を行い、この解析結果に基いて、パラメータ130内の対象データの更新を行う。
次に、解析手段220は、更新設定されたハードウェア50から入出力手段320に送られた動作状態出力データを取得すると共に、この動作状態出力データをファームウェア実行処理結果として、プログラム実行手段310に対して送信する。
また、解析手段220は、取得したハードウェア50の動作状態出力データに基づき、更新設定シナリオを構成するデータを、上記入出力解析の内容に基づきデータテーブル120から検索して取得する。
次いで、解析手段220は、検索手段210を介して取得したデータに基づき更新設定シナリオを書き換えて、入出力対象データを決定する(A5:入出力データの決定)。
ここで、ハードウェア50の動作状態が、入出力データに基づき更新設定される。
ここで、この更新設定の内容は、例えば、ハードウェア(ディスクアレイ装置)50におけるブロックデータが壊れたといった、擬似障害を含む動作障害を示す。
ここでは、例えば、ハードウェア50の障害が発生したとされるブロックデータを、「変化するデータ134」として定義する。
また、例えば、一定時間後に変化するデータ134が0クリアされるといった状態変化が起こるタイミングなどを応答条件データ141内で指定してもよい。
更に、連携条件データ143内で、例えば、パラメータ130のあるデータが変化したタイミングでデータを0クリアするといった状態変化の起こる条件、およびタイミングを指定してもよい。
次に、検索手段210は、更新設定されたハードウェア50における動作結果をハードウェア50からの出力データとして取得し、動作結果記録手段4に対して記録する(ステップA6:動作結果記録)。
以上のように、本実施形態では、検査対象のハードウェアの状態をデータテーブルとしてのパラメータで定義すると共に、ハードウェアの動作をパラメータの時間的変化として記述したシナリオとして定義することにより、ハードウェアに障害事象を任意のタイミングで生じさせることができる。
また、ハードウェアの状態変化をシナリオとして動作条件を定義することができることにより、この条件に時間、自己及び他のデータの関係、およびその組み合わせを定義することができ、ハードウェアの動作障害に対するファームウェアの実行処理動作を容易に検証可能とすることができる。
これにより、ハードウェア障害を任意のタイミングと状態の組み合わせの中で発生させることができ、これにより、実機の試用および利用による評価では困難な、網羅的な評価および検証を行うことが可能となる。
本発明は、ディスクアレイ装置などのファームウェア開発に対して有用に適用できる。また、ディスクアレイ装置のディスク障害時の動作検証といった用途にも適用可能である。更には、組み込み装置におけるハードウェア障害機能の評価も含めたファームウェア開発いった用途にも有用に適用することができる。
1 記憶部
2 ハードウェア(HW)制御部
3 CPU(中央処理ユニット)制御部
4 動作結果記録手段
50 ハードウェア(ディスクアレイ装置)
100 検査システム
110 ファームウェア
120、121、122 データテーブル制御手段
130 パラメータ
131 入力のみのデータ
132 出力のみのデータ
133 保持されるデータ
134 変化するデータ
140 シナリオ
141 応答条件データ
142 反応条件データ
143 連携条件データ
210 検索手段
220 解析手段
310 プログラム実行手段
320 入出力手段

Claims (6)

  1. 対象装置に接続して設けられ当該対象装置の動作状態の設定を行う動作状態制御部と、前記対象装置に動作障害が生じた場合に、予め設定された動作検証用のファームウェアに基づく実行処理を行い前記対象装置に生じた動作障害の動作検証を行う動作検証部とを備えた装置検査システムであって、
    前記動作検証部は、
    前記対象装置の状態として予め設定された装置状態情報を保持する状態情報保持手段と、
    前記対象装置の動作を前記装置状態情報の時間的な状態変化として記述した状態変化情報と前記状態変化の条件を示す状態変化条件情報とを保持する動作条件情報保持手段とを備え、
    前記動作状態制御部は、
    前記動作条件情報保持手段の保持する情報に基づき前記対象装置の動作状態を更新設定するまでの更新設定シナリオを生成する更新設定シナリオ生成手段と、
    前記生成された更新設定シナリオに基づき前記対象装置における動作状態の更新設定を行う動作状態更新設定手段とを備えたことを特徴とする装置検査システム。
  2. 前記請求項1に記載の装置検査システムにおいて、
    前記対象装置の設定状態を取得し、当該設定状態に基づき前記動作条件情報保持手段の保持する情報の内容を更新する動作条件情報更新手段を前記動作検証部に備えたことを特徴とする装置検査システム。
  3. 前記請求項1に記載の装置検査システムにおいて、
    前記対象装置の動作状態の更新設定内容と当該更新設定された動作状態に対する動作検証の内容とを記憶する動作結果記録手段を、前記動作状態更新設定手段に併設したことを特徴とする装置検査システム。
  4. 前記請求項1、2に記載の装置検査システムにおいて、
    前記対象装置の部分構成それぞれに対応した前記動作条件情報保持手段を前記動作状態制御部に併設した備えたことを特徴とする装置検査システム。
  5. 対象装置に接続して設けられ当該対象装置の動作状態の設定を行う動作状態制御部と、前記対象装置の動作検証用に予め設定されたファームウェアに基づく実行処理を行う動作検証部とを備え、前記動作検証部が前記対象装置における動作障害の動作検証を行う装置検査方法であって、
    前記ファームウェアの実行処理を行い、前記対象装置の状態を示す装置状態情報、前記装置状態情報の時間的な状態変化として前記対象装置の動作を記述した状態変化情報、および前記状態変化の条件を示す状態変化条件情報に基づき、前記対象装置の動作状態を動作障害状態に更新設定するまでの更新設定シナリオを生成し、前記生成された更新設定シナリオに基づき前記対象装置における動作状態の更新設定を行い、当該動作状態が更新設定された対象装置の動作状態を示す動作状態データを取得することを特徴とする装置検査方法。
  6. 対象装置に接続して設けられ当該対象装置の動作状態の設定を行う動作状態制御部と、前記対象装置の動作検証用に予め設定されたファームウェアに基づく実行処理を行う動作検証部とを備え、前記動作検証部が前記対象装置における動作障害の動作検証を行うための装置検査プログラムであって、
    前記対象装置の状態を示す装置状態情報、前記装置状態情報の時間的な状態変化として前記対象装置の動作を記述した状態変化情報、および前記状態変化の条件を示す状態変化条件情報に基づき、前記対象装置の動作状態を動作障害状態に更新設定するまでの更新設定シナリオを生成するシナリオ生成機能、前記生成された更新設定シナリオに基づき前記対象装置における動作状態の更新設定を実行させる更新設定指示機能とをコンピュータに実行させることを特徴とする装置検査プログラム。
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