JP2010240517A - 流体圧力差研磨装置 - Google Patents

流体圧力差研磨装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010240517A
JP2010240517A JP2009089211A JP2009089211A JP2010240517A JP 2010240517 A JP2010240517 A JP 2010240517A JP 2009089211 A JP2009089211 A JP 2009089211A JP 2009089211 A JP2009089211 A JP 2009089211A JP 2010240517 A JP2010240517 A JP 2010240517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
pipe
polisher
nano
material injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009089211A
Other languages
English (en)
Inventor
Guogang Chen
國剛 陳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ROSACE INTERNATL CO Ltd
Original Assignee
ROSACE INTERNATL CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ROSACE INTERNATL CO Ltd filed Critical ROSACE INTERNATL CO Ltd
Priority to JP2009089211A priority Critical patent/JP2010240517A/ja
Publication of JP2010240517A publication Critical patent/JP2010240517A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 固体又は気体を、流体と十分に混合することができる流体圧力差研磨装置を提供する。
【解決手段】 原料注入導管が連通すると共に、原料送出導管が連接する原料注入タンクと、
前記原料排出導管に連通する液体供給ユニットと、
前記原料排出導管に連通する気体供給ユニットと、
均圧筒と、加圧原料注入導管と、気液分離器と、圧力ゲージと、少なくとも1つのナノ研磨器とを有する均圧装置と、
前記ナノ研磨器に連結される後処理設備と、
を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に高圧研磨方法により、固体又は気体を、流体と十分に混合することができる流体圧力差研磨装置に関するものである。
一般の環境においては、物質は温度の差により、気体、液体及び固体の三つの状態を呈するが、常温において気体を呈する元素や化合物もあれば、液体を呈する元素や化合物もある。また、例えば気体または固体を呈する元素や化合物を液体を呈する元素や化合物に溶解させる場合における溶解度を向上させるためには、外力または特定の器具による補助に頼らなければならない。
現在用いられている従来の方法は、殆ど加圧の方法により、例えば、固体粉末を液体に溶解させ、又は気体を液体に溶解させるために、互いに異なる状態を呈する2つの物質の間の溶解度を向上させるものである。
しかしながら、上記の従来の技術においては未だに、固体粉末を液体に溶解させ、又は気体を液体に溶解させると同時に、固体粉末又は気体を液体に均一に分布させ、固体粉末又は気体をナノ化する器具は、案出されていない。故に前記器具は、更に開発する余地があった。
そこで、出願されたのが本発明であって、固体粉末を液体に溶解させ、又は気体を液体に溶解させると同時に、固体粉末又は気体を液体に均一に分布させ、更に固体粉末又は気体をナノ化する器具を提供する。
本願の請求項1の発明は、原料注入管が連通すると共に、加圧ポンプが設けられる原料排出管が連通する原料注入タンクと、
前記原料排出管に連通する液体供給ユニットと、
前記原料排出管に連通する気体供給ユニットと、
均圧筒と、加圧原料注入管と、気液分離器と、圧力ゲージと、少なくとも1つのナノ研磨器とを有し、
該加圧原料注入管の一端が該均圧筒に連結されると共に、前記原料排出管に連通し、該気液分離器が該均圧筒に設置されて連通し、該圧力ゲージが該均圧筒に設置され、該ナノ研磨器が該均圧筒に設置されて連通すると共に、循環管を介して前記原料注入タンクに連結される均圧装置と、
前記ナノ研磨器に連結される後処理設備と、
を備えることを特徴とする流体圧力差研磨装置、を提供する。
本願の請求項2の発明は、前記ナノ研磨器は、開放状の近端と、
開放状の遠端と、
少なくとも1つの研磨器出口管と、
環状当接部とを有し、
前記近端が前記均圧筒に結合され、前記研磨器出口管が側辺に設置され、前記環状当接部が近端において、該均圧筒と連通する流体入口を形成すると共に、前記遠端と内部空間を形成するように、内壁から内部に向かって延出し、前記内部空間が前記流体入口及び研磨器出口管と連通する中空ケーシングと、
前記中空ケーシングの遠端を封止するため、該中空ケーシングの遠端に設置されると共に、前記内部空間と連通する中央貫通孔を有する蓋と、
前記内部空間に設置されると共に、前記中空ケーシングの内壁との間に膨張空間が形成され、それぞれ中軸穴が形成され、該中軸穴の外側に、間隔を置いて環状に複数のガイド穴が形成されると共に、該中軸穴に中軸固定ロッドが挿入され、また、該中軸固定ロッドが前記中軸穴に挿入されるロッド体と、前記中軸固定ロッドの断面がT字形を呈するように、該ロッド体の遠端に垂直に設置される第1スペーサとを有し、該第1スペーサが最も前記蓋に近い箇所に当接される、複数の研磨プレートと、
前記蓋の中央貫通孔に挿入され、該中央貫通孔に挿入されるロッド体と、
断面がT字形を呈するように、該ロッド体の遠端に垂直に設置される第2スペーサとを有し、前記ロッド体が前記中空ケーシングの内部空間に設置される近端と、
前記中空ケーシングの外側に設置される遠端と、
前記中央貫通孔の内部に設置されると共に、前記ロッド体の外側に環設される少なくとも1つのゴムOリングと、
前記蓋の外側に設置されると共に、前記ロッド体の外側に環設される位置決めナットと、
前記位置決めナットの近傍におけるロッド体の外側に環設される固定ナットとを有し、
前記第2スペーサが前記複数の研磨プレートの間の密度を調整するために、前記内部空間において、前記第1スペーサに当接するように、前記ロッド体の近端に設けられる調圧ロッドと、
を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の流体圧力差研磨装置、を提供する。
本願の請求項3の発明は、前記研磨プレートのガイド穴の軸線が、水平面に対して0度乃至60度であることを特徴とする請求項2に記載の流体圧力差研磨装置、を提供する。
本願の請求項4の発明は、前記後処理設備は、瓶詰め機を有し、該瓶詰め機は、瓶詰め原料注入管を介して前記ナノ研磨器に連結され、該瓶詰め原料注入管に電磁弁が設けられることを特徴とする請求項1に記載の流体圧力差研磨装置、を提供する。
本願の請求項5の発明は、前記後処理設備は、圧力解放タンクを有し、該圧力解放タンクの下部には、圧力解放管が設けられ、該圧力解放タンクは、圧力解放タンク原料注入管を介して前記ナノ研磨器に連結され、該圧力解放タンク原料注入管に電磁弁が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の流体圧力差研磨装置、を提供する。
本願の請求項6の発明は、前記液体供給ユニットは、液体添加原料管を介して原料排出管に連結され、該液体添加原料管に液体流量ゲージが設けられることを特徴とする請求項5に記載の流体圧力差研磨装置、を提供する。
本願の請求項7の発明は、前記気体供給ユニットは、気体添加原料管を介して原料排出管に連結され、該気体添加原料管に気体流量ゲージが設けられることを特徴とする請求項5に記載の流体圧力差研磨装置、を提供する。
本願の請求項8の発明は、前記気体供給ユニットは、気体添加原料管を介して原料排出管に連結され、該気体添加原料管に気体流量ゲージが設けられることを特徴とする請求項6に記載の流体圧力差研磨装置、を提供する。
本願の請求項9の発明は、前記原料注入タンクの原料注入管は、該原料注入タンクの上部近傍と連通するものであり、該原料注入タンクの原料排出管は、該原料注入タンクの下部に設置されることを特徴とする請求項5に記載の流体圧力差研磨装置、を提供する。
本願の請求項10の発明は、前記均圧装置は、第1ナノ研磨器と、第2ナノ研磨器とを有し、前記循環管は、該第1ナノ研磨器と連通し、前記後処理設備は、該第2ナノ研磨器と連通することを特徴とする請求項5に記載の流体圧力差研磨装置、を提供する。
本発明は、液体を主な原料とし、加圧の工程において、適当な固体、液体又は気体を加え、ナノ研磨することにより、固体粉末を液体にナノ化させると共に、気体をナノ気泡を生成させるように、強制的に液体に溶解させるのみならず、無機液体と有機液体とを乳化させることができるので、本発明は、異なる状態を呈する物質を均一に混合させる効果を有するものである。
本発明に係る流体圧力差研磨装置の構成図である。 本発明に係る流体圧力差研磨装置の均圧装置の斜視図である。 本発明に係る流体圧力差研磨装置の均圧装置の平面図である。 本発明に係る流体圧力差研磨装置のナノ研磨器の平面断面図である。 本発明に係る流体圧力差研磨装置のナノ研磨器の前部の平面断面図である。 本発明に係る流体圧力差研磨装置のナノ研磨器の研磨プレートの正面図である。 本発明に係る流体圧力差研磨装置のナノ研磨器の研磨プレートが正回転している状態を示す側面断面図である。 本発明に係る流体圧力差研磨装置のナノ研磨器の研磨プレートが逆回転している状態を示す側面断面図である。 本発明に係る流体圧力差研磨装置のナノ研磨器の後部の平面断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明に係る流体圧力差研磨装置の構成図であり、図2は本発明に係る流体圧力差研磨装置の均圧装置の斜視図であり、図3は本発明に係る流体圧力差研磨装置の均圧装置の平面図であり、図4は本発明に係る流体圧力差研磨装置のナノ研磨器の平面断面図であり、図5は本発明に係る流体圧力差研磨装置のナノ研磨器の前部の平面断面図であり、図6は本発明に係る流体圧力差研磨装置のナノ研磨器の研磨プレートの正面図であり、図7は本発明に係る流体圧力差研磨装置のナノ研磨器の研磨プレートが正回転している状態を示す側面断面図であり、図8は本発明に係る流体圧力差研磨装置のナノ研磨器の研磨プレートが逆回転している状態を示す側面断面図であり、図9は本発明に係る流体圧力差研磨装置のナノ研磨器の後部の平面断面図である。
図1に示すように、本発明に係る流体圧力差研磨装置は、原料注入タンク(10)と、液体供給ユニット(20)と、気体供給ユニット(30)と、均圧装置(40)と、後処理設備(50)とを備えるものである。
前記原料注入タンク(10)は、液体原料を収容するものであり、該原料注入タンク(10)の側辺の上部近傍において、弁(111)を有する原料注入管(11)が連通し、前記原料投入タンク(10)の下部には、原料排出管(12)が連結され、該原料排出管(12)に加圧ポンプ(13)が設けられると共に、間隔を置いて複数の弁(121)(122)が設けられる。
前記液体供給ユニット(20)は、液体添加原料管(21)を介して原料排出管(12)における、前記原料注入タンク(10)と加圧ポンプ(13)との間に連結されると共に、該液体添加原料管(21)には液体流量ゲージ(22)が設けられ、該液体供給ユニット(20)は、液体又は固体粉末を含有する液体を提供するものである。
前記気体供給ユニット(30)は、気体添加原料管(31)を介して原料排出管(12)における、前記原料注入タンク(10)と加圧ポンプ(13)との間に連結されると共に、該気体添加原料管(31)には気体流量ゲージ(32)が設けられる。
図2及び図3に示すように、均圧装置(40)は、均圧筒(41)と、加圧原料注入管(42)と、気液分離器(43)と、圧力ゲージ(44)と、第1ナノ研磨器(45)と、第2ナノ研磨器(46)とを有するものである。
前記均圧筒(41)の下部には、原料注入連結部(411)が設けられ、前記加圧原料注入管(42)の一端が該均圧筒(41)の原料注入連結部(411)に連結されると共に、前記原料排出管(12)と連通することにより、原料排出管(12)中の流体を均圧筒(41)に流入させることができる。
前記気液分離器(43)は排気口(431)を有すると共に、前記均圧筒(41)に設置され、該均圧筒(41)の上部と連通する。また、前記圧力ゲージ(44)は、前記均圧装置(40)の圧力を監視し調整するため、前記均圧筒(41)に設置される。
前記第1ナノ研磨器(45)は前記均圧筒(41)に設置されると共に、前記均圧筒(41)の側辺と連通し、該研磨器出口管(4511)を有するものである。前記研磨器出口管(4511)には、前記原料投入タンク(10)の側辺に連結するための循環管(451)が連結されると共に、該循環管(451)には、電磁弁(452)が設けられ、前記第2ナノ研磨器(46)は、前記第1ナノ研磨器(45)の反対する側において、前記均圧筒(41)に設置され、尚且つ該均圧筒(41)の側辺と連通し、前記第2ナノ研磨器(46)には、2つの研磨器出口管(4611a)(4611b)が設けられる。
さらに図1に示すように、後処理設備(50)は、瓶詰め機(51)と、圧力解放タンク(53)とを有し、該瓶詰め機(51)は、瓶詰め原料注入管(52)を介して前記第2ナノ研磨器(46)に連結されると共に、該瓶詰め原料注入管(52)には電磁弁(521)が設けられる。
前記圧力解放タンク(53)の下部には、圧力解放管(55)が設けられ、該圧力解放管(55)には制御弁(551)が設けられると共に、該圧力解放タンク(53)は、圧力解放タンク原料注入管(54)を介して前記第2ナノ研磨器(46)に連結され、該圧力解放タンク原料注入管(54)には電磁弁(541)が設けられる。
前記均圧装置(40)の第1ナノ研磨器(45)と、第2ナノ研磨器(46)とは、同様の構成を成すものであるので、以下においては、第2ナノ研磨器(46)を例として説明する。
図4に示すように、第2ナノ研磨器(46)は、中空ケーシング(461)と、蓋(462)と、複数の研磨プレート(463)と、調圧ロッド(465)とを有するものである。
図5に示すように、中空ケーシング(461)は、開放状の近端(4612)と、開放状の遠端(4613)と、研磨器出口管(4611a)(4611b)と、環状当接部(4616)とを有するものであり、
該中空ケーシング(461)の近端(4612)は、前記均圧筒(41)に接触し結合され、該研磨器出口管(4611a)(4611b)は、該中空ケーシング(461)の側辺に設置される。
前記環状当接部(4616)は、前記中空ケーシング(461)の内壁から内部に向かって延出し、また、該環状当接部(4616)は、該中空ケーシング(461)の近端(4612)において、前記均圧筒(41)と連通する流体入口(4614)を形成すると共に、該中空ケーシング(461)の遠端(4613)及び内部空間(4615)を形成し、該内部空間(4615)は、該流体入口(4614)及び研磨器出口管(4611a)(4611b)と連通する。
前記蓋(462)は、前記中空ケーシング(461)の遠端(4613)を封止するため、該中空ケーシング(461)の遠端(4613)に設置され、また、該蓋(462)には、前記内部空間(4615)と連通する中央貫通孔(4621)を有する。
図6に示すように、複数の研磨プレート(463)は、前記内部空間(4615)に設置されると共に、前記中空ケーシング(461)の内壁との間に膨張空間(符号なし)が形成される。
前記各研磨プレート(463)には、中軸穴(4631)が形成され、該中軸穴(4631)の外側には、間隔を置いて環状に複数のガイド穴(4632)が形成されると共に、該中軸穴(4631)には、中軸固定ロッド(464)が挿入される。
前記中軸固定ロッド(464)は、ロッド体(4641)と、第1スペーサ(4642)とを有し、該中軸固定ロッド(464)のロッド体(4641)は、前記中軸穴(4631)に挿入される。
また、前記第1スペーサ(4642)が前記ロッド体(4641)の遠端に垂直に設置されることにより、前記中軸固定ロッド(464)の断面がT字形を呈し、該第1スペーサ(4642)は、前記研磨プレート(463)の内、前記蓋(462)に最も近い研磨プレート(463)に当接される。
前記研磨プレート(463)のガイド穴(4632)の軸線は、水平面に対して0度乃至60度を呈する。即ち、該研磨プレート(463)のガイド穴(4632)は水平面と平行であり、或いは該研磨プレートは、正回転研磨プレート(463a)又は逆回転研磨プレート(463b)である。
図7に示すように、研磨プレートが正回転研磨プレート(463a)である場合は、該正回転研磨プレート(463a)のガイド穴(4632a)が前記流体入口(4614)の入口から他端へ向って前記中軸穴(4631)に対して近づくように傾斜している。
一方、図8に示すように、前記研磨プレートが逆回転研磨プレート(463b)である場合は、該逆回転研磨プレート(463b)のガイド穴(4632b)が前記流体入口(4614)の入口から、他端へ向って前記中空ケーシング(461)の内壁に対して近づくように傾斜している。
このように、処理しようとする流体に応じて、異なる傾斜角度のガイド穴(4632)を有する研磨プレート(463)を組み合わせることができることから、流体が該研磨プレート(463)を通過する時、該研磨プレート(463)が回転するので、研磨効果を提供することができる。また、処理された流体は、膨張空間に流入する。
図9に示すように、調圧ロッド(465)は、蓋(462)の中央貫通孔(4621)に挿入されると共に、該中央貫通孔(4621)に挿入されるロッド体(4651)と、該調圧ロッド(465)の断面がT字状を呈するように、該ロッド体(4651)の遠端に垂直に設置される第2スペーサ(4652)を有するものである。
前記ロッド体(4651)は、前記中空ケーシング(461)の内部空間(4615)に設置される近端と、前記中空ケーシング(461)の外側に設置される遠端と、少なくとも1つのゴムOリング(466)と、位置決めナット(467)と、固定ナット(468)とを有し、該ゴムOリング(466)は、前記中央穿孔(4621)の内部に設置されると共に、前記ロッド体(4651)の外側に環設されるものであり、該位置決めナット(467)は、前記蓋(462)の外側に設置されると共に、該ロッド体(4651)の外側に環設されるものであり、該固定ナット(468)は、該位置決めナット(467)の近傍におけるロッド体(4651)の外側に環設されるものである。
前記第2スペーサ(4652)は、前記ロッド体(4651)の近端に設けられるものであり、該第2スペーサ(4652)は、前記複数の研磨プレート(463)の間の緊密度を調整するため、前記内部空間(4615)において、前記第1スペーサ(4642)に当接することができるので、異なる研磨効果を提供することができる。
また、本発明を使用する時は、前記原料タンク(10)の液体原料を、原料排出管(12)を介して前記加圧ポンプ(13)により前記加圧原料注入管(42)に流入させると共に、前記原料を前記原料注入連結部(411)を介して前記均圧筒(41)に流入させ、さらに、前記第1ナノ研磨器(45)の研磨器出口管(4511)及び循環管(451)を介して前記液体原料を、前記原料注入管(11)に回送させ、前記原料を循環させる。前記液体原料に微小な有機物が存在する場合、前記液体原料を前記第1ナノ研磨器(45)で処理することにより、前記微小な有機物を前記液体原料において均一に分布させることができる。
また、前記液体供給ユニット(20)又は気体供給ユニット(30)により、液体、固体又は気体を、前記原料との混合流体とするために、前記原料排出管(12)に供給し、その後、該混合流体を、前記加圧原料注入管(42)を介して前記均圧筒(41)に流入させる。そして、前記第2ナノ研磨器(46)に流入させる前に、前記混合流体から余分な気体を、前記気液分離器(43)のフロートスイッチ(図示せず)により、前記排気口(431)から排出させる。
また、前記混合流体を、前記第2ナノ研磨器(46)の流体入口(4614)を介して前記第2ナノ研磨器(46)に流入させる時には、前記圧力ゲージ(44)を観察し、前記調整ロッド(465)を調整することにより、前記研磨プレート(463)の間の緊密度を制御し、前記混合流体が前記研磨プレート(463)のガイド穴(4632)を通って前記研磨プレート(463)を回転させることにより、研磨効果を提供することができる。
研磨された混合流体は、前記膨張空間に流入し、また、研磨された混合流体は、前記1つの研磨器出口管(4611a)により、前記圧力解放タンク原料注入管(54)を介して前記圧力解放タンク(53)に流入する。
更に、前記圧力ゲージ(44)を観察して瓶詰め圧力を調整し、他の研磨器出口管(4611a)により、混合液体を前記瓶詰め原料注入管(52)を介して前記瓶詰め機(51)に流入させることにより、圧力充填工程及び封緘工程などを行うことができる。
本発明は上記の構成を有し、原料注入タンクに使用する原料は液体のものであり、本発明に係る流体圧力差研磨装置は、用途により気体液体システム、固体液体システム及び液体液体システム等の分野に使い分けることができるものである。
前記気体液体システムにおいて使用される気体は、気体供給ユニットにより供給するものであり、前記気体は、例えば空気、窒素ガス、酸素ガス、オゾン、水素ガス、一酸化炭素、二酸化炭素、二酸化硫黄、二酸化窒素などの気体であることが好ましいが、上記に開示された種類の気体に制限されるものではない。
前記気体液体システムの使用例としては、適量の空気及び凝集剤を廃水に溶解させ、高圧により微小気泡を放出させて、例えばCOD、BOD又は固体浮遊物など、廃水の不純物の殆どを空気により浮上させ、排除するものである。さらに、オゾンを加えることにより水道水を処理したり、窒素ガスを清涼飲料やアルコール飲料に加えることにより鮮度を維持させたり、ミネラルウォーターに酸素ガスを添加することにより酸素量を向上させたり、プールにオゾンや酸素ガス、或いは工業用漂白剤として二酸化硫黄やオゾン、或いは養殖用水に酸素ガスを加えることにより溶存酸素量を向上させたりすることができる。
また、前記固体液体システムにおいては、前記液体供給ユニットの液体に適量の固体粉末を添加し、該固体粉末を有する液体を前記原料排出管に流入させ、混合後の流体により前記ナノ研磨器を駆動することにより、固体粉末を研磨して固体粉末をナノスケールの粉末材料にし、さらに脱水乾燥工程を行えば、製品を得ることができる。また、藻類、花粉などを研磨すると共に、迅速に圧力開放する工程を行えば、細胞壁の破壊やナノ化することができ、さらには、セラミック原料の緻密研磨や、化粧品の有機添加物の乳化及び緻密化も行うことができる。
更に、前記液体液体システムにおいては、使用される一方の液体が、前記原料注入タンク(10)より供給されるものであり、もう一方の液体は、前記液体供給ユニット(20)より供給されるものであるので、有機油に適量の水又は有機溶剤を加えれば、油と水とを互いに溶解させることができる。即ち、本発明に係る流体圧力差研磨装置によれば、使用上の利便性を高めるために、限られた溶解度の物質を互いに溶解させることができる。例えば、空気汚染を低減させるために、燃焼効率を向上させて燃料油に水を溶解させることや、高熱値の燃料にアルコールを添加することや、低熱値のアルコール燃料に高熱値油を添加することなどを行うことができる。
上述した通り、本発明により混合できる物質は非常に多いことから、本発明に係る流体圧力差研磨装置は幅広い産業に適用することができるので、本発明は、実用性に優れるものである。
10 原料注入タンク
11 原料注入管
111 弁
12 原料排出管
121 弁
122 弁
13 加圧ポンプ
20 液体供給ユニット
21 液体添加原料管
22 液体流量ゲージ
30 気体供給ユニット
31 気体添加原料管
32 気体流量ゲージ
40 均圧装置
41 均圧筒
411 原料注入連結部
42 加圧原料注入管
43 気液分離器具
431 排気口
44 圧力ゲージ
45 第1ナノ研磨器
451 循環管
4511 研磨器出口管
452 電磁弁
46 第2ナノ研磨器
461 中空ケーシング
4611a 研磨器出口管
4611b 研磨器出口管
4612 近端
4613 遠端
4614 流体入口
4615 内部空間
4616 環状当接部
462 蓋
4621 中央貫通孔
463 研磨プレート
4631 中軸穴
4632 ガイド穴
463a 正回転研磨プレート
463b 逆回転研磨プレート
464 中軸固定ロッド
4641 ロッド体
4642 第1スペーサ
465 調圧ロッド
4651 ロッド体
4652 第2スペーサ
466 ゴムOリング
467 位置決めナット
468 固定ナット
50 後処理設備
51 瓶詰め機
52 瓶詰め原料注入管
521 電磁弁
53 圧力解放タンク
54 圧力解放タンク原料注入管
541 電磁弁
55 圧力解放管
551 制御弁

Claims (10)

  1. 原料注入管が連通すると共に、加圧ポンプが設けられる原料排出管が連通する原料注入タンクと、
    前記原料排出管に連通する液体供給ユニットと、
    前記原料排出管に連通する気体供給ユニットと、
    均圧筒と、加圧原料注入管と、気液分離器と、圧力ゲージと、少なくとも1つのナノ研磨器とを有し、
    該加圧原料注入管の一端が該均圧筒に連結されると共に、前記原料排出管に連通し、該気液分離器が該均圧筒に設置されて連通し、該圧力ゲージが該均圧筒に設置され、該ナノ研磨器が該均圧筒に設置されて連通すると共に、循環管を介して前記原料注入タンクに連結される均圧装置と、
    前記ナノ研磨器に連結される後処理設備と、
    を備えることを特徴とする流体圧力差研磨装置。
  2. 前記ナノ研磨器は、開放状の近端と、
    開放状の遠端と、
    少なくとも1つの研磨器出口管と、
    環状当接部とを有し、
    前記近端が前記均圧筒に結合され、前記研磨器出口管が側辺に設置され、前記環状当接部が近端において、該均圧筒と連通する流体入口を形成すると共に、前記遠端と内部空間を形成するように、内壁から内部に向かって延出し、前記内部空間が前記流体入口及び研磨器出口管と連通する中空ケーシングと、
    前記中空ケーシングの遠端を封止するため、該中空ケーシングの遠端に設置されると共に、前記内部空間と連通する中央貫通孔を有する蓋と、
    前記内部空間に設置されると共に、前記中空ケーシングの内壁との間に膨張空間が形成され、それぞれ中軸穴が形成され、該中軸穴の外側に、間隔を置いて環状に複数のガイド穴が形成されると共に、該中軸穴に中軸固定ロッドが挿入され、また、該中軸固定ロッドが前記中軸穴に挿入されるロッド体と、前記中軸固定ロッドの断面がT字形を呈するように、該ロッド体の遠端に垂直に設置される第1スペーサとを有し、該第1スペーサが最も前記蓋に近い箇所に当接される、複数の研磨プレートと、
    前記蓋の中央貫通孔に挿入され、該中央貫通孔に挿入されるロッド体と、
    断面がT字形を呈するように、該ロッド体の遠端に垂直に設置される第2スペーサとを有し、前記ロッド体が前記中空ケーシングの内部空間に設置される近端と、
    前記中空ケーシングの外側に設置される遠端と、
    前記中央貫通孔の内部に設置されると共に、前記ロッド体の外側に環設される少なくとも1つのゴムOリングと、
    前記蓋の外側に設置されると共に、前記ロッド体の外側に環設される位置決めナットと、
    前記位置決めナットの近傍におけるロッド体の外側に環設される固定ナットとを有し、
    前記第2スペーサが前記複数の研磨プレートの間の密度を調整するために、前記内部空間において、前記第1スペーサに当接するように、前記ロッド体の近端に設けられる調圧ロッドと、
    を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の流体圧力差研磨装置。
  3. 前記研磨プレートのガイド穴の軸線が、水平面に対して0度乃至60度であることを特徴とする請求項2に記載の流体圧力差研磨装置。
  4. 前記後処理設備は、瓶詰め機を有し、該瓶詰め機は、瓶詰め原料注入管を介して前記ナノ研磨器に連結され、該瓶詰め原料注入管に電磁弁が設けられることを特徴とする請求項1に記載の流体圧力差研磨装置。
  5. 前記後処理設備は、圧力解放タンクを有し、該圧力解放タンクの下部には、圧力解放管が設けられ、該圧力解放タンクは、圧力解放タンク原料注入管を介して前記ナノ研磨器に連結され、該圧力解放タンク原料注入管に電磁弁が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の流体圧力差研磨装置。
  6. 前記液体供給ユニットは、液体添加原料管を介して原料排出管に連結され、該液体添加原料管に液体流量ゲージが設けられることを特徴とする請求項5に記載の流体圧力差研磨装置。
  7. 前記気体供給ユニットは、気体添加原料管を介して原料排出管に連結され、該気体添加原料管に気体流量ゲージが設けられることを特徴とする請求項5に記載の流体圧力差研磨装置。
  8. 前記気体供給ユニットは、気体添加原料管を介して原料排出管に連結され、該気体添加原料管に気体流量ゲージが設けられることを特徴とする請求項6に記載の流体圧力差研磨装置。
  9. 前記原料注入タンクの原料注入管は、該原料注入タンクの上部近傍と連通するものであり、該原料注入タンクの原料排出管は、該原料注入タンクの下部に設置されることを特徴とする請求項5に記載の流体圧力差研磨装置。
  10. 前記均圧装置は、第1ナノ研磨器と、第2ナノ研磨器とを有し、前記循環管は、該第1ナノ研磨器と連通し、前記後処理設備は、該第2ナノ研磨器と連通することを特徴とする請求項5に記載の流体圧力差研磨装置。
JP2009089211A 2009-04-01 2009-04-01 流体圧力差研磨装置 Pending JP2010240517A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009089211A JP2010240517A (ja) 2009-04-01 2009-04-01 流体圧力差研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009089211A JP2010240517A (ja) 2009-04-01 2009-04-01 流体圧力差研磨装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010240517A true JP2010240517A (ja) 2010-10-28

Family

ID=43094198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009089211A Pending JP2010240517A (ja) 2009-04-01 2009-04-01 流体圧力差研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010240517A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605223A (ja) * 1983-06-07 1985-01-11 ポ−ル・コ−ポレ−シヨン 分散方法および装置
JPH10192672A (ja) * 1997-01-14 1998-07-28 Jiinasu:Kk 微粒化方法及びその装置
JP2000060426A (ja) * 1998-08-20 2000-02-29 Morinaga Milk Ind Co Ltd ホイップ食品の平均気泡径の特定方法、連続的に製造 されるホイップ食品の平均気泡径の特定方法、並びに ホイップ食品の連続式製造方法及び装置
JP2000121624A (ja) * 1999-09-30 2000-04-28 Internatl Flavors & Fragrances Inc <Iff> 芳香分散性評価装置と方法
JP2002537963A (ja) * 1998-12-23 2002-11-12 ビー・イー・イー・インターナショナル・リミテッド 製品構成要素の処理
JP2005133135A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Fuji Photo Film Co Ltd 金属微粒子の連続製造方法及び装置
WO2007127525A2 (en) * 2006-03-06 2007-11-08 The Coca-Cola Company Juice dispensing nozzle

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605223A (ja) * 1983-06-07 1985-01-11 ポ−ル・コ−ポレ−シヨン 分散方法および装置
JPH10192672A (ja) * 1997-01-14 1998-07-28 Jiinasu:Kk 微粒化方法及びその装置
JP2000060426A (ja) * 1998-08-20 2000-02-29 Morinaga Milk Ind Co Ltd ホイップ食品の平均気泡径の特定方法、連続的に製造 されるホイップ食品の平均気泡径の特定方法、並びに ホイップ食品の連続式製造方法及び装置
JP2002537963A (ja) * 1998-12-23 2002-11-12 ビー・イー・イー・インターナショナル・リミテッド 製品構成要素の処理
JP2000121624A (ja) * 1999-09-30 2000-04-28 Internatl Flavors & Fragrances Inc <Iff> 芳香分散性評価装置と方法
JP2005133135A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Fuji Photo Film Co Ltd 金属微粒子の連続製造方法及び装置
WO2007127525A2 (en) * 2006-03-06 2007-11-08 The Coca-Cola Company Juice dispensing nozzle
JP2009528919A (ja) * 2006-03-06 2009-08-13 ザ・コカ−コーラ・カンパニー 果汁分配システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10598447B2 (en) Compositions containing nano-bubbles in a liquid carrier
US11179684B2 (en) System, device, and method to manufacture nanobubbles
WO2005115598A3 (en) System and method for dissolving gases in liquids
US7651621B2 (en) Methods for degassing one or more fluids
CN110272112B (zh) 一种胶质臭氧气泡及其制备方法与应用
CN110143664B (zh) 微纳米曝气baf处理装置及处理工艺
CN106098592B (zh) 微纳米气泡清洗晶圆的系统及方法
CN101343108A (zh) 水力空化与臭氧耦合处理污水的方法
JP2017094300A (ja) 微小気泡生成システム
WO2008122812A3 (en) Tubular mixing apparatus and method
JP2008161734A (ja) 機能水生成装置及びそれを用いた機能水生成方法
CN101557869B (zh) 气体溶解装置
CN107580525A (zh) 用于在液体中产生气泡的设备和方法
JP2010240517A (ja) 流体圧力差研磨装置
JP2007044567A (ja) 船舶のバラスト水の処理装置
KR101200846B1 (ko) 볼텍스를 이용한 마이크로버블 생성장치
CN201375881Y (zh) 流体压差式纳米研磨装置
WO2010023977A1 (ja) 気体溶解装置
KR101024323B1 (ko) 가스 용해반응장치
KR20120113960A (ko) 초임계 유체와 약액의 혼합장치 및 그것을 사용하여 초임계유체 혼합물을 공급하는 방법
JP2015116555A (ja) 溶存酸素除去装置
JP6708864B2 (ja) Voc汚染水の浄化処理方法
TW201029735A (en) A fluid pressure differential type nano-grinding device
Nguyen et al. Influence of water-film-forming-unit on the enhanced removal of carbon dioxide from mixed gas using water absorption apparatus
CN110170257A (zh) 一种液相溶氧加注装置和方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120117