JP2010240314A - 応急ベッド - Google Patents

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Abstract


【課題】震災時や緊急時において、簡単に持ち運んで搬入することができ、適切な応急処置を施し易い応急ベッドを提供する。
【解決手段】応急ベッド1は、背部フレーム10、腰部フレーム11、脚部フレーム12が順次連結されてなるフレーム部5、折り畳み自在の支保部6を有する支持台2と、支持台2上に装着されるボトム3と、を備える。ボトム3は、傾斜角αをなすように起伏自在とされた背部ボトム30と、腰部ボトム31と、腰部ボトム31と頂角βを形成する脚部ボトム32と、から構成される。脚部フレーム12を屈曲させて腰部フレーム11の下方に折り重ね、脚部ボトム32を屈曲させて腰部ボトム31の上方に折り重ねる一方で、背部ボトム30を添わせた背部フレーム10を屈曲させて腰部フレーム11の下方に折り重ねることにより、略箱型状に折り畳みできるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、災害時や緊急時に好適に用いることのできる応急ベッドに関する。
従来、地震、火災、事故等の災害時や緊急時に、被災者、負傷者等の患者を搬出救助するために担架が用いられている。一般的な担架は、帆布等の両側を袋状とし、そこに棒体を挿入した構成であるため、担架上の患者に、骨折時の固定や胸骨圧迫(心臓マッサージ)等の心配蘇生といった応急処置を施すことは難しい。しかしながら、適切な応急処置を施すことなく単に患者を搬出するだけでは、却ってその症状を悪化させるおそれがある。
一方で、病院や介護施設等では、背上げや膝上げを可能としたいわゆるギャッチベッドが用いられることがある(特許文献1)。このようなベッドであれば、患者を所定姿勢に保持することができるため、医師や看護師等が様々な処置を施し易く、患者の苦痛も和らげることができる。
特開2005−185736号公報
ところが、上記特許文献1に記載される如くのベッドは大型で重量があり、電源も要するため、災害時や緊急時の現場で持ち運び、使用することは難しい。しかも災害時や緊急時には、倒壊物等の影響を受けることから、このようなベッドを被災者、負傷者等の患者のもとに搬入することは困難をきわめるものである。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、震災時や緊急時において、簡単に持ち運んで搬入することができ、適切な応急処置を施し易い応急ベッドを提供することにある。本発明の他の目的は、以下の説明により明らかにされる。
本発明の応急ベッドは、背部フレーム、腰部フレーム、脚部フレームが屈曲可能に順次連結されてなるフレーム部と、該フレーム部を支える折り畳み自在の支保部と、を有する支持台と、該支持台上に装着されるボトムと、を備えた応急ベッドであって、該ボトムが、該背部フレームに一辺側を軸着され、該背部フレームに対して所定の傾斜角をなすように起伏自在とされた背部ボトムと、該腰部フレームに一辺側を軸着され、該腰部フレームに対して起伏自在とされた腰部ボトムと、該腰部ボトムに一辺側を屈曲自在に連接されるとともに、該腰部ボトムと所定の頂角を形成するように、他辺側が該脚部フレーム上を摺接自在とされた脚部ボトムと、から構成され、該脚部フレームを屈曲させて該腰部フレームの下方に折り重ね、該脚部ボトムを屈曲させて該腰部ボトムの上方に折り重ねる一方で、該背部ボトムを添わせた該背部フレームを屈曲させて該腰部フレームの下方に折り重ねることにより、略箱型状に折り畳みできるように構成されている。
本発明の応急ベッドの好ましい例では、該背部フレームと該腰部フレーム、および該腰部フレームと該脚部フレームが、該腰部フレームの下方に配設される第1回動軸、および第2回動軸を介してそれぞれ連結されており、該第1回動軸から該腰部フレーム下面までの距離と、該第2回動軸から該腰部フレーム下面までの距離とを相違せしめることで、略一定の厚みに折り畳みできるように構成されている。
本発明の応急ベッドのさらに好ましい例では、該背部ボトムに、複数の係合溝が形成された突張部が折り畳み自在に設けられ、該係合溝を該背部フレームに突設された係合部に係合することで、該傾斜角を複数段階に保持できるとともに、該脚部フレームに、複数の係止部が爪状に設けられ、該脚部ボトムの該他辺側を該係止部に係止することで、該頂角を複数段階に保持できるように構成されている。
本発明の応急ベッドのさらに好ましい例では、該ボトムが、多数の透孔が穿設されたパネル部によって形成されている。
本発明の応急ベッドのさらに好ましい例では、該支保部が伸縮して、該支持台の高さを調節できるように構成されている。
本発明の応急ベッドのさらに好ましい例では、該背部ボトムに着脱自在に装着されるヘッドレストをさらに備えている。
本発明の応急ベッドの他の好ましい例では、上記構成の応急ベッドが、ジュラルミンからなるものである。
本発明の応急ベッドは、上記のとおり、背部フレーム、腰部フレーム、脚部フレームが屈曲可能に順次連結されてなるフレーム部と、該フレーム部を支える折り畳み自在の支保部と、を有する支持台と、該支持台上に装着されるボトムと、を備えた応急ベッドであって、該ボトムが、該背部フレームに一辺側を軸着され、該背部フレームに対して所定の傾斜角をなすように起伏自在とされた背部ボトムと、該腰部フレームに一辺側を軸着され、該腰部フレームに対して起伏自在とされた腰部ボトムと、該腰部ボトムに一辺側を屈曲自在に連接されるとともに、該腰部ボトムと所定の頂角を形成するように、他辺側が該脚部フレーム上を摺接自在とされた脚部ボトムと、から構成され、該脚部フレームを屈曲させて該腰部フレームの下方に折り重ね、該脚部ボトムを屈曲させて該腰部ボトムの上方に折り重ねる一方で、該背部ボトムを添わせた該背部フレームを屈曲させて該腰部フレームの下方に折り重ねることにより、略箱型状に折り畳みできるように構成されているため、震災時や緊急時において、簡単に持ち運んで搬入することができ、適切な応急処置を施し易い。
実施形態に係る応急ベッドを示す斜視図である。 実施形態に係る応急ベッドを示す分解斜視図である。 (a)(b)(c)実施形態に係る応急ベッドの折り畳み状況を示す側面図である。 変形例を示す図である。 (a)(b)(c)他の実施形態に係る応急ベッドの折り畳み状況を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1〜図3は、実施形態に係る応急ベッド1を示しており、図1は斜視図、図2は分解斜視図、図3は折り畳み状況を示す側面図である。
図1〜図2に示すように、応急ベッド1は、支持台2と、支持台2上に装着されるボトム3とからなり、幅方向Aに対称な構成を有する。支持台2は、全体として長さ方向Bに長い平面視矩形(720mm×1600mm程度)のフレーム部5と、これを四隅で下方から直立に支える支保部6とによって骨組み状に形成されている。
図2に示すように、フレーム部5は、長さ方向Bに沿ってさらに背部フレーム10、腰部フレーム11、脚部フレーム12に三分割される構成である。脚部フレーム12は、背部フレーム10および腰部フレーム11よりも所定長さだけ短くしてある。
各フレーム10、11、12は角形パイプを外周に配置してなり、全体として水平な支持面を形成できるものであるが、これらは所定の回動軸(第1回動軸13、第2回動軸14;図1参照)を介して下方に屈曲可能に順次連結されている。回動軸13、14は、例えば各フレーム10、11、12からそれぞれ斜め下方に適宜延出させた連結腕15〜18と、軸通ボルト19とによって形成される。
背部フレーム10および脚部フレーム12には、取付片21が成形されており、これに支保部6が折り畳み自在に取着されている。支保部6は、伸縮可能な構造を有する。例えば図2に示す如く支保部6を中空に構成し、接地側の開放端に伸縮部22を嵌入する。伸縮部22には、挿通孔23が適宜間隔で穿設されており、挿通ボルト25を抜き差しすることで、伸縮部22が伸縮可能に固定される。これにより支持台2の高さを420mmから570mmまで変化させることができるようになっている。
なお、図1〜図2中、27は支保部6を幅方向Aに連結する補強ロッドであり、28は背部フレーム10ないし脚部フレーム12に対して支保部6を直立状態で固定するための、着脱可能な固定プレートである。
図2に示すように、ボトム3は、上記フレーム部5と略等しい全長を有し、背部フレーム10、腰部フレーム11、脚部フレーム12にそれぞれ対応して、背部ボトム30、腰部ボトム31、脚部ボトム32からなる。各ボトム30、31、32は、矩形枠部35、36、37と、この枠部35、36、37に一体に内設されたパネル部35p、36p、37pとにより、略平坦な上面30a、31a、32aを形成するようにそれぞれ構成されている。各パネル部35p、36p、37pには、小径の透孔38が多数穿設されている。透孔38は、任意の形状としてよい。このようなパネル部35p、36p、37pに替えて、メッシュ状布帛等を張設するようにしてもよいが、パネル部35p、36p、37pを用いた場合には、所定の医療処置(心臓マッサージ等)を施し易い上に、水切れが良く、汚れや血液等が付着しても、その除去や除去後の乾燥が容易であるため、より好ましい。
各枠部35、36、37の幅方向A両側辺には、下方に折り曲げられた形状の折り曲げ部35a、36a、37aがそれぞれ形成されており、断面逆凹型をなすことでフレーム部5にちょうど被装できる構造となっている。
背部ボトム30は、図1〜図2に示すように、折り曲げ部35aから延設された軸着部40を介して、背部フレーム10に一辺35c側を軸着されている。これにより背部ボトム30は、その上面35aが背部フレーム10に対して所定の傾斜角α(図1参照)をなすように、他辺35b側を起伏自在にして構成されている。この傾斜角αは少なくとも半座位またはファーラー位を実現できるものとする。背部ボトム30ではさらに、折り曲げ部35aの適宜位置に、複数の係合溝42が櫛状に形成された板状の突張部41が折り畳み自在に軸着されており、この係合溝42を、背部フレーム10に適宜突設された係合部44に係合することで、上記傾斜角αを複数段階に保持できるようになっている。より具体的には、傾斜角αは15〜65度程度の範囲で調整され得るのがよい。
腰部ボトム31も、図1〜図2に示すように、同様に軸着部46を介して、腰部フレーム11に一辺36b側を軸着されており、腰部フレーム11に対して他辺36c側を起伏自在にして構成されている。上記他辺36c側には、丁番47を介して、さらに脚部ボトム32の一辺37bが連接されているとともに、他辺37c側は脚部フレーム12上を摺接自在とされている。これにより腰部ボトム31と脚部ボトム32とが、互いの上面31a、32aが所定の頂角β(図1参照)を形成するように屈曲自在に構成されている。折り曲げ部36a、37aには、図2に示すように、上記頂角βを形成し易くするための切欠部48、49がそれぞれ設けられている。また、脚部フレーム12上の適宜位置には、複数の係止部51が爪状に成形されており、脚部ボトム32の他辺37c側を脚部フレーム12上で摺接させて、この係止部51に係止することで、上記頂角βを複数段階に保持できるようになっている。より具体的には、頂角βは90〜150度程度の範囲で調整され得るのがよい。
上記応急ベッド1を構成する材料としては、必要な強度や耐久性等を備えるものであれば、様々なものを採用することができる。スチールを用いた場合には安価に構成し得るが、より一層の軽量化を図る観点からは、低比重金属の部類に属するアルミニウムやアルミニウム合金、マグネシウム合金、チタニウム合金等が好ましい。この実施形態では、応急ベッド1はジュラルミン製(7000系)であり、全体重量が約9kg(スチール製とした場合には約25kg)ときわめて軽量に構成されている。ジュラルミンは、軽量でありながら比較的強度が高く、十分な耐錆性を持っており、洗浄等も容易におこなえることから、応急ベッド1を構成する材料として適している。
上記の如く構成される応急ベッド1は、図1に示すような状態で使用されるが、使用に際しては、患者の症状に応じた適当な傾斜角αおよび頂角βを保持させておく。そして、患者の背、腰、脚が、それぞれ応急ベッド1の背部ボトム30、腰部ボトム31、脚部ボトム32に載るようにして、患者を横臥させるのである。患者を応急ベッド1上に横臥させてから傾斜角αおよび頂角βを調整するようにしてもよい。
その後、患者は、医師や看護師によって応急処置等を施されることとなるが、応急ベッド1により、症状に応じて上体の背起こしや膝上げがなされた所定姿勢に保持されていることから、骨折時の固定や胸骨圧迫(心臓マッサージ)等の心配蘇生といった応急処置を施すことが容易となる。
このとき、応急ベッド1のボトム3が、上記したとおり多数の透孔38が穿設されたパネル部35p、36p、37pによって形成されていることから、通気性や通水性を保ち易い。したがって、汚れや水を被った患者であっても着衣状態のまま利用でき、水や湯等をかける洗浄処置もおこない易いことから、適切な初期治療が可能となり、初期感染等を効果的に防止し得る。
さらに、応急ベッド1の支保部6が伸縮して、支持台2の高さを調節できるため、患者や医師、看護師等個々の状況に、より対応し易いものとなっている。
上記応急ベッド1は、フレーム部5に吊り上げベルトを巻回したり、フロートを装着することにより、ボトム3上に患者を横臥させたまま空中や水上を搬出することができる。フレーム部5の適宜位置にグリップハンドルを付設し、人力で搬出するようにしてもよい。また、応急ベッド1をもっぱら応急処置用として用い、処置を終えた患者を、担架等他の搬送手段で搬出することもできる。
この応急ベッド1は、以下のようにして所定状態に折り畳むことができるものである。先ず固定プレート28を解除して、図3(a)に示すように、支保部6をフレーム部5に折り畳む。伸縮部22は支保部6内に嵌入して短くしておく。
次に、図3(b)に示すように、折り畳んだ支保部6が腰部フレーム11の下面11bに当接するように、脚部フレーム12を、第2回動軸14まわりに屈曲させて、腰部フレーム11の下方に折り重ねる。このとき、脚部フレーム12が所定長さに構成されており、腰部フレーム11に折り重ねた際に、連結腕16に干渉しないようになっている。
脚部ボトム32は、図3(b)に示すように、丁番47を介して逆方向に屈曲させ、その上面32aが腰部ボトム31の上面31aに当接するように、被装状態にある腰部ボトム31の上方に折り重ねるようにする。
そして、図3(b)に示す如く突張部41を背部フレーム30の側面に折り畳むとともに、図3(c)に示すように、上記折り畳んだ支保部6が脚部フレーム12に当接するように、背部フレーム10を、第1回動軸13まわりに屈曲させて、腰部フレーム11の下方にさらに折り重ねる。このとき、背部フレーム10に折り畳まれた支保部6と、脚部フレーム12の係止部51とが干渉しないように構成されている。背部ボトム30は、背部フレーム10に被装したまま、背部フレーム10に添わせて折り重ねる。
以上により、応急ベッド1を図3(c)に示す如くコンパクトな略箱型状に折り畳むことができる。折り畳んだ応急ベッド1は、ゴム帯等で適宜緊締しておけば折り畳んだ状態を保持し易い。
この実施形態では、第1回動軸13から腰部フレーム11の下面11bまでの距離d(図3(a)参照)と、第2回動軸14から腰部フレーム11の下面11bまでの距離d(図3(a)参照)とが相違するように構成されている。より具体的には、上記dが上記dの約3倍となるようになされている。このような構成であれば、フレーム部5と支保部6とを略同一の断面寸法に規格化しつつ、応急ベッド1を全体として略一定の厚みに折り畳むことが可能となる。
折り畳んだ状態の応急ベッド1は、上記と逆の手順によって組み立てることができる。この組み立てに際しては、レンチ、ドライバー等の器具や他の連結部品は全く必要ない。よって、短時間で簡易に組み立てをおこなうことが可能となる。
以上説明した応急ベッド1によれば、コンパクトな形態に折り畳まれ、軽量であることから、震災時や緊急時においても、倒壊物等の中を簡単に持ち運ぶことができる。応急ベッド1であれば、一人あたり1、2台を担いで現場へ搬入することも容易である。
また、応急ベッド1は、必要最小限と言ってよい大きさに折り畳まれ得るため、多くの台数を保管したり、一度に大量に輸送することも可能となる。
さらに、応急ベッド1によれば、上記背部ボトム30、腰部ボトム31、脚部ボトム32によって、患者を所定姿勢に保持することができるため、様々な外科的・内科的処置から心肺蘇生に至るまで適切な処置を医師や看護師が施し易く、患者の苦痛も和らげることができる。
図4に、上記実施形態の変形例を示す。この変形例では、背部ボトム30の枠部35の辺35b側が下方に折り曲げられて折り曲げ部55が形成されるとともに、折り曲げ部55の中央付近に所定の差込穴56が設けられており、差込部59が突設されたヘッドレスト58を着脱自在に装着できるようになっている。
このようなヘッドレスト58を装着することで、患者の気道確保や頭部、耳裏の外傷等の処置を、よりおこない易くすることが可能となる。
他の実施形態について、図5を参照して説明する。図5は、他の実施形態に係る応急ベッド1’の折り畳み状況を示す側面図である。上記実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
応急ベッド1’では、図5(a)に示すように、連結腕15’〜18’、軸通ボルト19’によって、第1回動軸13’と第2回動軸14’が構成されている。そして、第1回動軸13’から腰部フレーム11’の下面11bまでの距離dが、第2回動軸14’から腰部フレーム11’の下面11bまでの距離dよりも小さくなるように構成されている。
応急ベッド1’の折り畳みに際しては、脚部フレーム12よりも背部フレーム10を先に腰部フレーム11’に折り重ねる。つまり、図5(b)(c)に示すように、背部フレーム10を、背部ボトム30とともに第1回動軸13’まわりに屈曲させ、腰部フレーム11’の下面11bに折り重ねたのちに、脚部フレーム12を、第2回動軸14’まわりに屈曲させ、背部ボトム30の上面30aに折り重ねるようにする。脚部ボトム32は、腰部ボトム31’に上方から折り重ねる。
この実施形態では、折り重ねた背部フレーム10が連結腕17’に干渉しないように、
腰部フレーム11’が背部フレーム10よりも所定長さだけ長くしてある。
このような応急ベッド1’であっても、図5(c)に示す如くの略箱型状に折り畳むことができる。脚部フレーム12を、腰部フレーム11’と同一長さに形成するようにすれば、図3(c)で示したものと同様、持ち運び等に一層適した形態とすることが可能となる。
以上の実施形態の記述は、本発明をこれに限定するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更等が可能であることは言うまでもない。
本発明は、簡単に持ち運んで搬入することができ、適切な応急処置を施し易いベッドを提供するものであり、震災時や緊急時における応急ベッドとして幅広く利用することができる。
1 応急ベッド
2 支持台
3 ボトム
5 支持台
6 支保部
10 背部フレーム
11 腰部フレーム
11b 下面
12 脚部フレーム
13 第1回動軸
14 第2回動軸
22 伸縮部
30 背部ボトム
31 腰部ボトム
32 脚部ボトム
30a、31a、32a 上面
35b、35c 辺
36b、36c 辺
37b、37c 辺
35p、36p、37p パネル部
38 透孔
41 突張部
42 係合溝
44 係合部
51 係止部
α 傾斜角
β 頂角

Claims (7)

  1. 背部フレーム、腰部フレーム、脚部フレームが屈曲可能に順次連結されてなるフレーム部と、該フレーム部を支える折り畳み自在の支保部と、を有する支持台と、
    該支持台上に装着されるボトムと、を備えた応急ベッドであって、
    該ボトムが、
    該背部フレームに一辺側を軸着され、該背部フレームに対して所定の傾斜角をなすように起伏自在とされた背部ボトムと、
    該腰部フレームに一辺側を軸着され、該腰部フレームに対して起伏自在とされた腰部ボトムと、
    該腰部ボトムに一辺側を屈曲自在に連接されるとともに、該腰部ボトムと所定の頂角を形成するように、他辺側が該脚部フレーム上を摺接自在とされた脚部ボトムと、から構成され、
    該脚部フレームを屈曲させて該腰部フレームの下方に折り重ね、該脚部ボトムを屈曲させて該腰部ボトムの上方に折り重ねる一方で、該背部ボトムを添わせた該背部フレームを屈曲させて該腰部フレームの下方に折り重ねることにより、略箱型状に折り畳みできるようになされた応急ベッド。
  2. 該背部フレームと該腰部フレーム、および該腰部フレームと該脚部フレームが、該腰部フレームの下方に配設される第1回動軸、および第2回動軸を介してそれぞれ連結されており、
    該第1回動軸から該腰部フレーム下面までの距離と、該第2回動軸から該腰部フレーム下面までの距離とを相違せしめることで、
    略一定の厚みに折り畳みできるようになされた請求項1に記載の応急ベッド。
  3. 該背部ボトムに、複数の係合溝が形成された突張部が折り畳み自在に設けられ、該係合溝を該背部フレームに突設された係合部に係合することで、該傾斜角を複数段階に保持できるとともに、
    該脚部フレームに、複数の係止部が爪状に設けられ、該脚部ボトムの該他辺側を該係止部に係止することで、該頂角を複数段階に保持できるようになされた請求項2に記載の応急ベッド。
  4. 該ボトムが、多数の透孔が穿設されたパネル部によって形成された請求項3に記載の応急ベッド。
  5. 該支保部が伸縮して、該支持台の高さを調節できるようになされた請求項4に記載の応急ベッド。
  6. 該背部ボトムに着脱自在に装着されるヘッドレストをさらに備えた請求項5に記載の応急ベッド。
  7. ジュラルミンからなる請求項1乃至6の何れかに記載の応急ベッド。
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