JP2010240096A - 医用画像処理装置、シェーマの新規テンプレートの保存方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】シェーマの新規テンプレートの保存を容易にすることである。
【解決手段】医用画像処理装置は、被写体の特徴量が対応付けられたシェーマの既存テンプレートを複数保存する記憶手段と、複数の前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する(ステップS14)制御手段と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】医用画像処理装置は、被写体の特徴量が対応付けられたシェーマの既存テンプレートを複数保存する記憶手段と、複数の前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する(ステップS14)制御手段と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、医用画像処理装置、シェーマの新規テンプレートの保存方法及びプログラムに関する。
医師が作成する画像診断のレポートには、シェーマと呼ばれる被写体の概略図が用いられるのが一般的である。シェーマにより、レポートの読者に対し、より理解しやすい形で読影結果を伝達することができる。
レポートを手書きする際には、患者に拘わらず1つの標準的なシェーマが利用されるが、患者によって被写体の大きさや位置等には個体差があり、1つのシェーマのみでは個体差を反映することができなかった。そこで、被写体の個体差に対応できるように、コンピュータにより様々なシェーマを作成する方法が提案されている。
シェーマを自動作成する方法の一つとして、過去撮影された多数の正常な胸部を表す胸部画像から、肋骨モデル形状を含む肋骨モデル画像を多数作成し、これをシェーマのテンプレートとして用いる方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、過去の撮影画像から作成されたシェーマのテンプレートの中から、読影対象の医用画像の肋骨モデル形状に最も近いテンプレートが相互相関により探索され、シェーマとして用いられる。
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法の場合、過去撮影された胸部画像を元にテンプレートを作成しているため、様々な特徴を持つ患者に幅広く対応できるテンプレートが揃っているとは限らない。読影対象の医用画像の肋骨モデル形状を表すテンプレートがなければ、患者に応じたシェーマを提供することができない。
幅広い特徴に対応するため、患者の個体差を表す特徴量を段階的に変更したテンプレートに、当該テンプレートが対応できる特徴量を設定して保存しておく方法が考えられる。保存されている複数のテンプレートのうち、医用画像から算出された被写体の特徴量に対応するテンプレートをシェーマとして出力することにより、実際の被写体に近いシェーマを提供することができる。しかし、各テンプレートに対応付ける特徴量の設定は難しく、設定によっては被写体に近いシェーマを提供できない場合も考えられる。
また、段階的に特徴量が変更されて作成された複数のテンプレートは、1つのシリーズを構成するが、そのようなテンプレート群の中に新規にテンプレートを追加すると、シリーズ内における新規テンプレートの特徴量の位置づけが難しい。同様の理由により、シリーズ中のテンプレートの一部変更も容易ではない。
さらに、特徴量が段階的に異なるテンプレートを個々に作成するのは煩雑である。しかし、適当に特徴量を変えてテンプレートを作成したのでは、テンプレートに対応付ける特徴量の設定が難しくなる。
本発明の課題は、シェーマの新規テンプレートの保存を容易にすることである。
請求項1に記載の発明によれば、
被写体の特徴量が対応付けられたシェーマの既存テンプレートを複数保存する記憶手段と、
複数の前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する制御手段と、
を備えることを特徴とする医用画像処理装置が提供される。
被写体の特徴量が対応付けられたシェーマの既存テンプレートを複数保存する記憶手段と、
複数の前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する制御手段と、
を備えることを特徴とする医用画像処理装置が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、
被写体の特徴量が段階的に変更されて作成された複数の既存テンプレートに、それぞれ被写体の特徴量を対応付けて、1シリーズの既存テンプレートとして保存する記憶手段と、
複数の前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとしてユーザにより選択された既存テンプレートと、同じシリーズに属する他の既存テンプレートとの特徴量の比率に基づいて、前記新規テンプレートを変形して他の既存テンプレートの特徴量に対応する他の新規テンプレートを作成し、前記新規テンプレートに前記選択された既存テンプレートの特徴量を対応付け、前記作成された他の新規テンプレートに他の既存テンプレートの特徴量をそれぞれ対応付けて前記記憶手段に保存する制御手段と、
を備えることを特徴とする医用画像処理装置が提供される。
被写体の特徴量が段階的に変更されて作成された複数の既存テンプレートに、それぞれ被写体の特徴量を対応付けて、1シリーズの既存テンプレートとして保存する記憶手段と、
複数の前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとしてユーザにより選択された既存テンプレートと、同じシリーズに属する他の既存テンプレートとの特徴量の比率に基づいて、前記新規テンプレートを変形して他の既存テンプレートの特徴量に対応する他の新規テンプレートを作成し、前記新規テンプレートに前記選択された既存テンプレートの特徴量を対応付け、前記作成された他の新規テンプレートに他の既存テンプレートの特徴量をそれぞれ対応付けて前記記憶手段に保存する制御手段と、
を備えることを特徴とする医用画像処理装置が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、
シェーマのテンプレートに被写体の特徴量を対応付けて保存する記憶手段と、
シェーマの新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像を画像解析して、被写体の特徴量を算出する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、新規テンプレート毎に、新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から算出された特徴量を統計処理し、当該統計処理された特徴量を前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する医用画像処理装置が提供される。
シェーマのテンプレートに被写体の特徴量を対応付けて保存する記憶手段と、
シェーマの新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像を画像解析して、被写体の特徴量を算出する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、新規テンプレート毎に、新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から算出された特徴量を統計処理し、当該統計処理された特徴量を前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する医用画像処理装置が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、
前記シェーマは乳房を被写体とするシェーマであり、
前記被写体の特徴量には、乳房の横幅、乳房の縦幅、スキンラインの位置、乳頭の位置が含まれる請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像処理装置が提供される。
前記シェーマは乳房を被写体とするシェーマであり、
前記被写体の特徴量には、乳房の横幅、乳房の縦幅、スキンラインの位置、乳頭の位置が含まれる請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像処理装置が提供される。
請求項5に記載の発明によれば、
医用画像処理装置によるシェーマの新規テンプレートの保存方法であって、
制御手段が、被写体の特徴量が対応付けられて記憶手段に保存されている複数のシェーマの既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する工程を含むシェーマの新規テンプレートの保存方法が提供される。
医用画像処理装置によるシェーマの新規テンプレートの保存方法であって、
制御手段が、被写体の特徴量が対応付けられて記憶手段に保存されている複数のシェーマの既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する工程を含むシェーマの新規テンプレートの保存方法が提供される。
請求項6に記載の発明によれば、
医用画像処理装置によるシェーマの新規テンプレートの保存方法であって、
制御手段が、被写体の特徴量が段階的に変更されて作成された複数の既存テンプレートに、それぞれ被写体の特徴量が対応付けられて記憶手段に保存されている1シリーズの前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとしてユーザにより選択された既存テンプレートと、同じシリーズに属する他の既存テンプレートとの特徴量の比率に基づいて、前記新規テンプレートを変形して他の既存テンプレートの特徴量に対応する他の新規テンプレートを作成する工程と、
制御手段が、前記新規テンプレートに前記選択された既存テンプレートの特徴量を対応付け、前記作成された他の新規テンプレートに他の既存テンプレートの特徴量をそれぞれ対応付けて前記記憶手段に保存する工程と、
を含むシェーマの新規テンプレートの保存方法が提供される。
医用画像処理装置によるシェーマの新規テンプレートの保存方法であって、
制御手段が、被写体の特徴量が段階的に変更されて作成された複数の既存テンプレートに、それぞれ被写体の特徴量が対応付けられて記憶手段に保存されている1シリーズの前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとしてユーザにより選択された既存テンプレートと、同じシリーズに属する他の既存テンプレートとの特徴量の比率に基づいて、前記新規テンプレートを変形して他の既存テンプレートの特徴量に対応する他の新規テンプレートを作成する工程と、
制御手段が、前記新規テンプレートに前記選択された既存テンプレートの特徴量を対応付け、前記作成された他の新規テンプレートに他の既存テンプレートの特徴量をそれぞれ対応付けて前記記憶手段に保存する工程と、
を含むシェーマの新規テンプレートの保存方法が提供される。
請求項7に記載の発明によれば、
医用画像処理装置によるシェーマの新規テンプレートの保存方法であって、
制御手段が、シェーマの新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像を画像解析して、被写体の特徴量を算出する工程と、
制御手段が、新規テンプレート毎に、新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から算出された前記特徴量を統計処理する工程と、
制御手段が、前記統計処理された特徴量を前記新規テンプレートに対応付けて記憶手段に保存する工程と、
を含むシェーマの新規テンプレートの保存方法が提供される。
医用画像処理装置によるシェーマの新規テンプレートの保存方法であって、
制御手段が、シェーマの新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像を画像解析して、被写体の特徴量を算出する工程と、
制御手段が、新規テンプレート毎に、新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から算出された前記特徴量を統計処理する工程と、
制御手段が、前記統計処理された特徴量を前記新規テンプレートに対応付けて記憶手段に保存する工程と、
を含むシェーマの新規テンプレートの保存方法が提供される。
請求項8に記載の発明によれば、
コンピュータを、
被写体の特徴量が対応付けられたシェーマの既存テンプレートを複数保存する記憶手段、
複数の前記既存テンプレートのうち、新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する制御手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
コンピュータを、
被写体の特徴量が対応付けられたシェーマの既存テンプレートを複数保存する記憶手段、
複数の前記既存テンプレートのうち、新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する制御手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
請求項9に記載の発明によれば、
コンピュータを、
被写体の特徴量が対応付けられたシェーマの既存テンプレートであって、被写体の特徴量が段階的に変更されて作成された複数の既存テンプレートを1シリーズの既存テンプレートとして記憶する記憶手段、
複数の前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとしてユーザにより選択された既存テンプレートと、同じシリーズに属する他の既存テンプレートとの特徴量の比率に基づいて、前記新規テンプレートを変形して他の既存テンプレートの特徴量に対応する他の新規テンプレートを作成し、前記新規テンプレートに前記選択された既存テンプレートの特徴量を対応付け、前記作成された他の新規テンプレートに他の既存のテンプレートの特徴量をそれぞれ対応付けて前記記憶手段に保存する制御手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
コンピュータを、
被写体の特徴量が対応付けられたシェーマの既存テンプレートであって、被写体の特徴量が段階的に変更されて作成された複数の既存テンプレートを1シリーズの既存テンプレートとして記憶する記憶手段、
複数の前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとしてユーザにより選択された既存テンプレートと、同じシリーズに属する他の既存テンプレートとの特徴量の比率に基づいて、前記新規テンプレートを変形して他の既存テンプレートの特徴量に対応する他の新規テンプレートを作成し、前記新規テンプレートに前記選択された既存テンプレートの特徴量を対応付け、前記作成された他の新規テンプレートに他の既存のテンプレートの特徴量をそれぞれ対応付けて前記記憶手段に保存する制御手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
請求項10に記載の発明によれば、
コンピュータを、
シェーマの新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像を画像解析して、被写体の特徴量を算出し、新規テンプレート毎に、新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から算出された特徴量を統計処理し、当該統計処理された特徴量を前記新規テンプレートに対応付けて記憶手段に保存する制御手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
コンピュータを、
シェーマの新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像を画像解析して、被写体の特徴量を算出し、新規テンプレート毎に、新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から算出された特徴量を統計処理し、当該統計処理された特徴量を前記新規テンプレートに対応付けて記憶手段に保存する制御手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、シェーマの新規テンプレートの保存を容易にすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
〈第1実施形態〉
第1実施形態では、新規に保存するシェーマの新規テンプレートを記憶手段に保存する際、当該新規テンプレートに対応するとしてユーザにより選択された既存テンプレートに対応付けられている特徴量を、新規テンプレートに対応付ける例を説明する。
第1実施形態では、新規に保存するシェーマの新規テンプレートを記憶手段に保存する際、当該新規テンプレートに対応するとしてユーザにより選択された既存テンプレートに対応付けられている特徴量を、新規テンプレートに対応付ける例を説明する。
図1は、第1実施形態に係る医用画像処理装置の機能的構成を示す。
図1に示す医用画像処理装置は、例えばPACS(Picture Archiving and Communication System)に組み込まれ、読影医が読影用に医用画像を表示させ、レポートを作成するために用いられる。
図1に示すように、医用画像処理装置は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、記憶部15を備えて構成されている。
図1に示す医用画像処理装置は、例えばPACS(Picture Archiving and Communication System)に組み込まれ、読影医が読影用に医用画像を表示させ、レポートを作成するために用いられる。
図1に示すように、医用画像処理装置は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、記憶部15を備えて構成されている。
制御部11は、記憶部15に記憶されているプログラムとの協働により、各種演算を行い、医用画像処理装置の各部の動作を集中制御して、各種処理を実行する制御手段である。制御部11はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)を備えて構成されている。
例えば、後述するシェーマの新規テンプレートの保存処理において、制御部11は記憶部15に記憶されている複数の既存テンプレートのうち、新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、新規テンプレートに対応付けて記憶部15に保存する。
操作部12はキーボードやマウスを備え、これらの操作に応じた操作信号を生成して制御部11に出力する。
表示部13はディスプレイを備え、制御部11の表示制御に従って各種操作画面や医用画像を表示する。例えば、表示部13はビューア画面を表示し、ビューア画面上に読影対象の医用画像を表示する。また、表示部13はレポート作成画面を表示し、レポート画面上にシェーマを表示する。
表示部13はディスプレイを備え、制御部11の表示制御に従って各種操作画面や医用画像を表示する。例えば、表示部13はビューア画面を表示し、ビューア画面上に読影対象の医用画像を表示する。また、表示部13はレポート作成画面を表示し、レポート画面上にシェーマを表示する。
通信部14は、通信用のインターフェイスを備え、ネットワーク上の外部装置と通信を行う。例えば、通信部14は医用画像を配信するサーバから読影対象の医用画像を受信する。
記憶部15は、制御部11により実行されるプログラム、当該プログラムの実行に用いられるファイルやデータを記憶している。記憶部15としては、ハードディスクを用いることができる。
記憶部15は、シェーマのテンプレートを被写体の特徴量と対応付けて保存する記憶手段である。被写体とは患者の撮影部位をいう。被写体が乳房である場合、特徴量としては乳房の横幅、縦幅、スキンラインの位置、乳頭の位置が挙げられる。
図2は乳房を被写体とする医用画像の一例を示す。乳房の横幅は、乳房の領域Saの輪郭であるスキンラインSL上の画素であって、胸壁側の画像端からの距離が最大となる画素Sa3と、胸壁側の画像端との間の距離r1をいう。また、乳房の縦幅はスキンラインSLが凹形状となる上端Sa1及び下端Sa2間の距離r2をいう。スキンラインの位置は、医用画像における上端Sa1及び下端Sa2の位置をいい、乳頭の位置は乳頭中央Q3の位置をいう。
図2は乳房を被写体とする医用画像の一例を示す。乳房の横幅は、乳房の領域Saの輪郭であるスキンラインSL上の画素であって、胸壁側の画像端からの距離が最大となる画素Sa3と、胸壁側の画像端との間の距離r1をいう。また、乳房の縦幅はスキンラインSLが凹形状となる上端Sa1及び下端Sa2間の距離r2をいう。スキンラインの位置は、医用画像における上端Sa1及び下端Sa2の位置をいい、乳頭の位置は乳頭中央Q3の位置をいう。
記憶部15に保存されるシェーマのテンプレートの中には、被写体の特徴量が段階的に変更されて作成された複数のテンプレートが1シリーズのテンプレートとして保存されているものもある。
図3は、乳房の横幅r1の特徴量が段階的に変更されて作成され、保存されたシェーマのテンプレートt1〜t5の例を示している。各テンプレートt1〜t5には各テンプレートt1〜t5が対応できる横幅r1の特徴量が対応付けられている。対応付ける特徴量はテンプレートが作成されたときの特徴量の値そのものでもよいし、当該値を含む一定範囲でもよい。図3に示す5つのテンプレートt1〜t5の場合、各テンプレートt1〜t5が作成されたときの特徴量の値を含む一定範囲が特徴量として対応付けられている。例えば、テンプレートt5の横幅r1の値は7.0であるが、対応付けられている特徴量は7.0の値を含む範囲6.4<r1≦8.0である。
図3は、乳房の横幅r1の特徴量が段階的に変更されて作成され、保存されたシェーマのテンプレートt1〜t5の例を示している。各テンプレートt1〜t5には各テンプレートt1〜t5が対応できる横幅r1の特徴量が対応付けられている。対応付ける特徴量はテンプレートが作成されたときの特徴量の値そのものでもよいし、当該値を含む一定範囲でもよい。図3に示す5つのテンプレートt1〜t5の場合、各テンプレートt1〜t5が作成されたときの特徴量の値を含む一定範囲が特徴量として対応付けられている。例えば、テンプレートt5の横幅r1の値は7.0であるが、対応付けられている特徴量は7.0の値を含む範囲6.4<r1≦8.0である。
次に、上記医用画像処理装置の動作について説明する。
ユーザの操作に従って、レポートを作成するレポート作成処理時、制御部11はレポートの対象となった医用画像に対応するシェーマをレポートに用いる。レポートに用いられるシェーマは、記憶部15に保存されている複数のシェーマのテンプレートのうち、制御部11によって選択されたテンプレートである。被写体が乳房である場合、制御部11は医用画像を画像解析して、医用画像に含まれる乳房の特徴量を算出する。そして、制御部11は算出された特徴量と対応するテンプレートを記憶部15から取得し、シェーマとして出力する。例えば、医用画像から算出された乳房の横幅の特徴量が3.6cmであった場合、図3に示すテンプレートt1〜t5のうち、制御部11はテンプレートt3を選択し、シェーマとして出力する。
ユーザの操作に従って、レポートを作成するレポート作成処理時、制御部11はレポートの対象となった医用画像に対応するシェーマをレポートに用いる。レポートに用いられるシェーマは、記憶部15に保存されている複数のシェーマのテンプレートのうち、制御部11によって選択されたテンプレートである。被写体が乳房である場合、制御部11は医用画像を画像解析して、医用画像に含まれる乳房の特徴量を算出する。そして、制御部11は算出された特徴量と対応するテンプレートを記憶部15から取得し、シェーマとして出力する。例えば、医用画像から算出された乳房の横幅の特徴量が3.6cmであった場合、図3に示すテンプレートt1〜t5のうち、制御部11はテンプレートt3を選択し、シェーマとして出力する。
シェーマのテンプレートは新たに追加することが可能である。
図4は、新規にシェーマのテンプレートを保存する際に医用画像処理装置により実行される新規テンプレート保存処理を示すフローチャートである。以下、乳房を被写体とするシェーマのテンプレートを保存する場合を例に説明する。また、予め特徴量が対応付けられて記憶部15に保存されているテンプレートを既存テンプレートといい、新規に保存するテンプレートを新規テンプレートという。
図4は、新規にシェーマのテンプレートを保存する際に医用画像処理装置により実行される新規テンプレート保存処理を示すフローチャートである。以下、乳房を被写体とするシェーマのテンプレートを保存する場合を例に説明する。また、予め特徴量が対応付けられて記憶部15に保存されているテンプレートを既存テンプレートといい、新規に保存するテンプレートを新規テンプレートという。
新規テンプレート保存処理では、図4に示すように、シェーマの新規テンプレートが医用画像処理装置に入力される(ステップS11)。
制御部11は表示部13に選択画面を表示させ、被写体の特徴量が対応付けられて記憶部15に保存されている既存テンプレートを選択的に表示させる(ステップS12)。
制御部11は表示部13に選択画面を表示させ、被写体の特徴量が対応付けられて記憶部15に保存されている既存テンプレートを選択的に表示させる(ステップS12)。
図5は、選択画面の一例を示している。
図5に示すように、選択画面上には新規テンプレートte及び既存テンプレートt1〜t5が表示され、新規テンプレートteに対応する既存テンプレートを選択するように促すメッセージが表示されている。既存テンプレートt1〜t5は、乳房の横幅の特徴量が段階的に変更されて作成された1シリーズのテンプレート群である。ユーザは新規テンプレートと乳房の特徴が類似している既存テンプレートを選択操作すればよい。
図5に示すように、選択画面上には新規テンプレートte及び既存テンプレートt1〜t5が表示され、新規テンプレートteに対応する既存テンプレートを選択するように促すメッセージが表示されている。既存テンプレートt1〜t5は、乳房の横幅の特徴量が段階的に変更されて作成された1シリーズのテンプレート群である。ユーザは新規テンプレートと乳房の特徴が類似している既存テンプレートを選択操作すればよい。
選択画面において、ユーザにより何れかの既存テンプレートが選択されると(ステップS13;Y)、制御部11は選択された既存テンプレートに対応付けられている乳房の特徴量を、新規テンプレートに対応付けて、新規テンプレートを記憶部15に保存する(ステップS14)。
例えば、図5に示す選択画面において新規テンプレートteに対応する既存テンプレートとして、既存テンプレートt5が選択された場合、図6に示すように既存テンプレートt5に対応付けられている乳房の横幅r1の特徴量6.4〜8.0が、新規テンプレートteの特徴量としてコピーされる。新規テンプレートteは、コピーされた特徴量6.4〜8.0が対応付けられて、記憶部15に保存される。
記憶部15に保存された新規テンプレートteは、その後、既存テンプレートとして用いられる。
記憶部15に保存された新規テンプレートteは、その後、既存テンプレートとして用いられる。
以上のように、第1実施形態によれば、制御部11は、複数の既存テンプレートのうち、新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、新規テンプレートの特徴量として新規テンプレートに対応付けて記憶部15に保存する。
これにより、ユーザが新規テンプレートに類似すると判断した既存テンプレートの被写体の特徴量を、新規テンプレートに対応付けることができる。ユーザは選択する簡単な操作のみで、適切な特徴量を新規テンプレートに対応付けることができ、新規テンプレートの保存が容易となる。
これにより、ユーザが新規テンプレートに類似すると判断した既存テンプレートの被写体の特徴量を、新規テンプレートに対応付けることができる。ユーザは選択する簡単な操作のみで、適切な特徴量を新規テンプレートに対応付けることができ、新規テンプレートの保存が容易となる。
被写体の特徴量が段階的に変更されて作成された1シリーズの既存テンプレートの一部を新規テンプレートに置き換える場合、上記のように新規テンプレートに特徴量を対応付けて保存した後、同じシリーズで同じ特徴量が対応付けられている既存テンプレートを削除すればよい。これにより、既存テンプレートの一部変更も容易に行うことが可能となる。
〈第2実施形態〉
第2実施形態では、被写体の特徴量を段階的に変更した新規テンプレートを作成し、1シリーズの新規テンプレートとして保存する例を説明する。
第2実施形態では、被写体の特徴量を段階的に変更した新規テンプレートを作成し、1シリーズの新規テンプレートとして保存する例を説明する。
第2実施形態に係る医用画像処理装置の基本的な構成は、図1に示す第1実施形態に係る医用画像処理装置と同一である。よって、同一構成部分については説明を省略し、第2実施形態に係る医用画像処理装置に特徴的な動作について説明する。
図7は、第2実施形態に係る医用画像処理装置により、新規にシェーマのテンプレートを保存する際に実行される新規テンプレート保存処理を示すフローチャートである。以下、乳房を被写体とするシェーマのテンプレートを保存する場合を例に説明する。第1実施形態と同様に、予め特徴量が対応付けられて記憶部15に保存されているテンプレートを既存テンプレートといい、新規に保存するテンプレートを新規テンプレートという。
図7に示すように、医用画像処理装置に新規テンプレートが入力されると(ステップS21)、図5に示すような選択画面を表示部13に表示させる(ステップS22)。選択画面は、第1実施形態において説明した選択画面と同様に、新規テンプレートに対応する既存テンプレートを選択操作するための操作画面である。図5に示すように、選択画面には、特徴量を段階的に変更して作成された1シリーズの既存テンプレートが選択的に表示される。
ユーザにより、1シリーズの既存テンプレートのうち、新規テンプレートに対応する既存テンプレートが選択されると(ステップS23;Y)、制御部11は選択された既存テンプレートと、同じシリーズに属する他の既存テンプレートとの特徴量の比率を算出する(ステップS24)。
例えば、図8に示すように、1シリーズの既存テンプレートt1〜t5のうち、新規テンプレートteに対応する既存テンプレートとして既存テンプレートt5が選択された場合、既存テンプレートt5の特徴量6.4<r1≦8.0と、他の既存テンプレートt1〜t4の特徴量との比率がそれぞれ算出される。既存テンプレートt1〜t5に対応付けられている特徴量は範囲であるため、その範囲の最大値を元に比率を求めると、既存テンプレートt5を基準とする各既存テンプレートt1〜t4の比率は、それぞれ0.2(1.6/8.0の解を四捨五入)、0.4(3.2/8.0の解を四捨五入)、0.6(=4.8/8.0)、0.8(=6.4/8.0)である。
制御部11は算出された比率に基づいて新規テンプレートteを変形し、1シリーズ分の新規テンプレートを作成する(ステップS25)。
図8に示すように、制御部11は新規テンプレートteを変形し、新規テンプレートteの乳房の横幅r1を、新規テンプレートteの横幅r1に各比率を乗じた横幅r1にそれぞれ変更する。これにより、図8に示すように新規テンプレートte1〜te4が作成される。
図8に示すように、制御部11は新規テンプレートteを変形し、新規テンプレートteの乳房の横幅r1を、新規テンプレートteの横幅r1に各比率を乗じた横幅r1にそれぞれ変更する。これにより、図8に示すように新規テンプレートte1〜te4が作成される。
制御部11は、作成された1シリーズ分の各新規テンプレートte1〜te4、teに、各新規テンプレートte1〜te4、teが対応する既存テンプレートt1〜t5の特徴量を対応付けて記憶部15に保存する(ステップS26)。具体的には、図8に示すように、新規テンプレートte1は既存テンプレートt1の特徴量0<r1≦1.6、新規テンプレートte2は既存テンプレートt2の特徴量1.6<r1≦3.2、新規テンプレートte3は既存テンプレートt3の特徴量3.2<r1≦4.8がそれぞれ対応付けられる。また、新規テンプレートte4は既存テンプレートt4の特徴量4.8<r1≦6.4、新規テンプレートteは選択された既存テンプレートt5の特徴量6.4<r1≦8.0がそれぞれ対応付けられる。
以上のように、第2実施形態によれば、制御部11は複数の既存テンプレートのうち、新規テンプレートに対応する既存テンプレートとしてユーザにより選択された既存テンプレートと、同じシリーズに属する他の既存テンプレートとの特徴量の比率に基づいて、前記新規テンプレートを変形して他の既存テンプレートの特徴量に対応する他の新規テンプレートを作成する。制御部11は新規テンプレートには選択された既存テンプレートの特徴量を対応付け、他の新規テンプレートにはそれぞれ他の既存テンプレートの特徴量を対応付けて記憶部15に保存する。
これにより、1枚の新規テンプレートから、1シリーズ分の新規テンプレートを作成し、それぞれに適切な特徴量を設定することができる。ユーザは選択する簡単な操作のみで、適切な特徴量を対応付けることができ、1シリーズ分の新規テンプレートの保存が容易となる。
〈第3実施形態〉
第3実施形態では、新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から求めた被写体の特徴量を統計処理し、統計処理された特徴量を新規テンプレートに対応付けて保存する例を説明する。
第3実施形態では、新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から求めた被写体の特徴量を統計処理し、統計処理された特徴量を新規テンプレートに対応付けて保存する例を説明する。
第3実施形態に係る医用画像処理装置の基本的な構成は、図1に示す第1実施形態に係る医用画像処理装置と同一である。よって、同一構成部分については説明を省略し、第3実施形態に係る医用画像処理装置に特徴的な動作について説明する。
図9は、第3実施形態に係る医用画像処理装置により、新規にシェーマのテンプレートを保存する際に実行される新規テンプレート保存処理を示すフローチャートである。以下、乳房を被写体とするシェーマのテンプレートを保存する場合を例に説明する。第1実施形態と同様に、予め特徴量が対応付けられて記憶部15に保存されているテンプレートを既存テンプレートといい、新規に保存するテンプレートを新規テンプレートという。
図9に示すように、医用画像処理装置に新規テンプレートが入力されると(ステップS31)、制御部11はレポート作成時に、レポートに用いるシェーマの選択候補として、新規テンプレートを表示する(ステップS32)。ユーザは選択候補として表示された新規テンプレートのうち、シェーマとして用いたい新規テンプレートを選択操作すればよい。レポートには選択された新規テンプレートがシェーマとして用いられる。
制御部11は、レポート作成時に新規テンプレートをシェーマとして選択させる上記処理を所定回数実行する。そして、制御部11は新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から乳房の特徴量を算出し、算出された特徴量を新規テンプレート毎に統計処理する(ステップS33)。制御部11は新規テンプレートに、統計処理によって得られた特徴量を対応付けて記憶部15に保存する(ステップS34)。
なお、特徴量が乳房の横幅であれば、まず図2に示す医用画像の各X座標においてY軸方向に各画素を走査し、その画素値V(X,Y)が最大となる画素を結ぶことによりスキンラインSLを算出する。乳房の横幅は、図2に示すように胸壁側の画像端からの距離が最大となるスキンラインSL上の画素Sa3と胸壁側の画像端との距離を求めればよい。特徴量がスキンラインの位置であれば、スキンラインSLに対して円弧(胸壁側が凹む円弧)の曲率を算出し、当該曲率が最大となるか、或いは曲率が閾値より大きくなる凹形状の底部分に該当する画素Sa1、Sa2の位置を求めればよい。特徴量が乳房の縦幅であれば、乳房の上端Sa1及び下端Sa2間の距離を算出する。特徴量が乳頭の位置であれば、スキンラインSL上の画素について画素値の2次微分値を算出し、図2に示す2つの変曲点Q1、Q2を求める。変曲点Q1、Q2を結ぶ線とスキンラインSLとの距離が最大となるスキンラインSL上の画素が乳頭中央Q3であり、乳頭中央Q3の位置を乳頭の位置として求めればよい。
図10は、6枚の医用画像g1〜g6と、各医用画像g1〜g6から算出された乳房の横幅の特徴量を示している。図11は、6枚の医用画像g1〜g6に対し、シェーマの選択候補として挙げられた新規テンプレートtu1〜tu5を示している。新規テンプレートtu1〜tu5は、段階的に乳房の横幅の特徴量が変更されて作成された1シリーズのテンプレートである。図11に示すように、新規テンプレートtu1は医用画像g1、g5のシェーマとして用いられ、新規テンプレートtu3は医用画像g4のシェーマとして用いられている。新規テンプレートtu4は医用画像g6のシェーマとして用いられ、新規テンプレートtu5は医用画像g2,g3のシェーマとして用いられている。
制御部11は、図11に示すように、新規テンプレートtu1〜tu5毎に、シェーマとして用いられた医用画像g1〜g6から算出された乳房の横幅の特徴量を統計し、その平均値を算出する。制御部11は、算出された平均値を元に各新規テンプレートtu1〜tu5に対応する特徴量を算出する。例えば、新規テンプレートtu3、tu4、tu5は特徴量の平均値がそれぞれ4.0、5.0、5.75である。制御部11は隣接する2つの新規テンプレートの平均値の中間値を境界として、新規テンプレートtu3の特徴量をr1≦4.5、新規テンプレートtu4の特徴量を4.5<r1≦5.38、新規テンプレートtu5の特徴量を5.38<r1として、記憶部15に保存する。
新規テンプレートtu2のように、シェーマとして選択されていない新規テンプレートについては、新規テンプレートtu1と新規テンプレートtu3の平均値を3等分した値を境界として、各新規テンプレートtu1〜tu3に対応付ける特徴量の範囲の境界を決定すればよい。これにより、図11に示すように新規テンプレートtu1の特徴量はr1≦3.44、新規テンプレートtu2の特徴量は3.44<r1≦3.81、新規テンプレートtu3の特徴量は3.81<r1≦4.5として記憶部15に保存される。或いは、新規テンプレートtu2を保存しないこととしてもよい。
以上のように、第3実施形態によれば、制御部11は新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像を画像解析して、被写体の特徴量を算出する。制御部11は新規テンプレート毎に、新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から算出された特徴量を統計処理し、当該統計処理された特徴量を新規テンプレートに対応付けて記憶部15に保存する。
これにより、ユーザはレポート作成時に、医用画像中の被写体の特徴が類似する新規テンプレートを選択する簡単な操作のみで、新規テンプレートに適切な特徴量を対応付けることができ、新規テンプレートの保存が容易となる。特徴量の対応付けのための特別な操作は不要であり、作業効率が良い。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な一例であり、これに限定されない。
例えば、乳房を被写体とする例を説明したが、胸部や頭部等、他の被写体のシェーマの場合にも本発明を適用可能である。被写体の特徴を示す特徴量を用いればよい。
例えば、乳房を被写体とする例を説明したが、胸部や頭部等、他の被写体のシェーマの場合にも本発明を適用可能である。被写体の特徴を示す特徴量を用いればよい。
また、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としては、ROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。
また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
1 医用画像処理装置
11 制御部
12 操作部
13 表示部
14 通信部
15 記憶部
11 制御部
12 操作部
13 表示部
14 通信部
15 記憶部
Claims (10)
- 被写体の特徴量が対応付けられたシェーマの既存テンプレートを複数保存する記憶手段と、
複数の前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する制御手段と、
を備えることを特徴とする医用画像処理装置。 - 被写体の特徴量が段階的に変更されて作成された複数の既存テンプレートに、それぞれ被写体の特徴量を対応付けて、1シリーズの既存テンプレートとして保存する記憶手段と、
複数の前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとしてユーザにより選択された既存テンプレートと、同じシリーズに属する他の既存テンプレートとの特徴量の比率に基づいて、前記新規テンプレートを変形して他の既存テンプレートの特徴量に対応する他の新規テンプレートを作成し、前記新規テンプレートに前記選択された既存テンプレートの特徴量を対応付け、前記作成された他の新規テンプレートに他の既存テンプレートの特徴量をそれぞれ対応付けて前記記憶手段に保存する制御手段と、
を備えることを特徴とする医用画像処理装置。 - シェーマの新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像を画像解析して、被写体の特徴量を算出する制御手段を備え、
前記制御手段は、新規テンプレート毎に、新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から算出された特徴量を統計処理し、当該統計処理された特徴量を前記新規テンプレートに対応付けて記憶手段に保存する医用画像処理装置。 - 前記シェーマは乳房を被写体とするシェーマであり、
前記被写体の特徴量には、乳房の横幅、乳房の縦幅、スキンラインの位置、乳頭の位置が含まれる請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像処理装置。 - 医用画像処理装置によるシェーマの新規テンプレートの保存方法であって、
制御手段が、被写体の特徴量が対応付けられて記憶手段に保存されている複数のシェーマの既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する工程を含むシェーマの新規テンプレートの保存方法。 - 医用画像処理装置によるシェーマの新規テンプレートの保存方法であって、
制御手段が、被写体の特徴量が段階的に変更されて作成された複数の既存テンプレートに、それぞれ被写体の特徴量が対応付けられて記憶手段に保存されている1シリーズの前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとしてユーザにより選択された既存テンプレートと、同じシリーズに属する他の既存テンプレートとの特徴量の比率に基づいて、前記新規テンプレートを変形して他の既存テンプレートの特徴量に対応する他の新規テンプレートを作成する工程と、
制御手段が、前記新規テンプレートに前記選択された既存テンプレートの特徴量を対応付け、前記作成された他の新規テンプレートに他の既存テンプレートの特徴量をそれぞれ対応付けて前記記憶手段に保存する工程と、
を含むシェーマの新規テンプレートの保存方法。 - 医用画像処理装置によるシェーマの新規テンプレートの保存方法であって、
制御手段が、シェーマの新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像を画像解析して、被写体の特徴量を算出する工程と、
制御手段が、新規テンプレート毎に、新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から算出された前記特徴量を統計処理する工程と、
制御手段が、前記統計処理された特徴量を前記新規テンプレートに対応付けて記憶手段に保存する工程と、
を含むシェーマの新規テンプレートの保存方法。 - コンピュータを、
被写体の特徴量が対応付けられたシェーマの既存テンプレートを複数保存する記憶手段、
複数の前記既存テンプレートのうち、新規テンプレートに対応する既存テンプレートとして、ユーザにより選択された既存テンプレートの特徴量を、前記新規テンプレートに対応付けて前記記憶手段に保存する制御手段、
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
被写体の特徴量が対応付けられたシェーマの既存テンプレートであって、被写体の特徴量が段階的に変更されて作成された複数の既存テンプレートを1シリーズの既存テンプレートとして記憶する記憶手段、
複数の前記既存テンプレートのうち、シェーマの新規テンプレートに対応する既存テンプレートとしてユーザにより選択された既存テンプレートと、同じシリーズに属する他の既存テンプレートとの特徴量の比率に基づいて、前記新規テンプレートを変形して他の既存テンプレートの特徴量に対応する他の新規テンプレートを作成し、前記新規テンプレートに前記選択された既存テンプレートの特徴量を対応付け、前記作成された他の新規テンプレートに他の既存のテンプレートの特徴量をそれぞれ対応付けて前記記憶手段に保存する制御手段、
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
シェーマの新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像を画像解析して、被写体の特徴量を算出し、新規テンプレート毎に、新規テンプレートがシェーマとして用いられた医用画像から算出された特徴量を統計処理し、当該統計処理された特徴量を前記新規テンプレートに対応付けて記憶手段に保存する制御手段、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009091112A JP2010240096A (ja) | 2009-04-03 | 2009-04-03 | 医用画像処理装置、シェーマの新規テンプレートの保存方法及びプログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010240096A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014034911A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | 株式会社 東芝 | 医用レポート作成装置及び医用画像診断装置 |
-
2009
- 2009-04-03 JP JP2009091112A patent/JP2010240096A/ja active Pending
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WO2014034911A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | 株式会社 東芝 | 医用レポート作成装置及び医用画像診断装置 |
JP2014061289A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-04-10 | Toshiba Corp | 医用レポート作成装置及び医用画像診断装置 |
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US10303848B2 (en) | 2012-08-31 | 2019-05-28 | Toshiba Medical Systems Corporation | Medical reading report preparing apparatus and medical image diagnostic apparatus |
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