JP2010239906A - プランター - Google Patents

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啓一 角野
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Abstract

【課題】劣化を抑制するとともに、設置した際の安定性を高め、さらに使用者の要望に応じて適切なサイズのものを容易に製造することが可能なプランターを提供する。
【解決手段】アルミニウム製の押出成形品からなり、前板部8及び前側底板部9を有する断面略L字形の前側構成部材2と、アルミニウム製の押出成形品からなり、背板部13及び後側底板部14を有する断面略L字形の後側構成部材3と、前側底板部9の後端部分及び後側底板部14の先端部分から夫々突出して形成され、互い係止可能である前側係止部10及び後側係止部15と、前側構成部材2及び後側構成部材3で囲まれた用土充填空間の左右両側を閉鎖する一対の側板部材4と、を具備する。また、後側係止部15は突条からなり、前側係止部10は、突条に掛止される鈎状の掛止部からなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、プランター、特に草花等の植物を栽培する箱形のプランターに関するものである。
庭先やベランダまたはビルの屋上でガーデニングを行うには、一般に栽培容器であるプランターが使用され、プランターに入れられた用土や培養土で植物が育てられる。プランターとしては、様々な材質または形状のものが市販されているが、中でも、略直方体状の箱形に形成されたプラスチック製のものは、比較的安価なことから多用されている。
しかし、プラスチック製のプランターは、紫外線に弱いため、日光が当たる屋外に設置した場合には、劣化しやすく寿命の短いものとなっていた。また、質感が劣るため、略直方体形状など単調な形状では意匠性を高めることができなかった。また、比較的軽いことから、安定性に欠けるという不具合も有していた。
さらに、プラスチック製のプランターは、型によって成形される量産品であるため、所望のサイズを指定して注文する所謂オーダーメイドには不向きであった。このため、植えつける植物の種類や設置場所に応じて奥行きや幅方向の長さを選定しようとしても、適切なサイズのものが製造されていない場合には、近似する大きさの代替品を使用したり、複数のプランターを組合わせたりしなければならず、使い勝手が悪くなっていた。特に、量産品では幅方向(左右方向)の長さが制限されることから、例えば数多くの植物を一列に並べて植えつけるには、箱状のプランターを直線上に複数個並べて配置しなければならず、これによれば、煩雑となって見栄えを悪くするとともに、隣接するプランター同士の境界部分には、植物を植えつけることのできない無駄なスペースが生じていた。
そこで、本発明は、上記の実状に鑑み、紫外線等による劣化を抑制するとともに、設置した際の安定性を高め、さらに使用者の要望に応じた適切なサイズのものを容易に製造することが可能なプランターの提供を課題とするものである。
本発明にかかるプランターは、「アルミニウム製の押出成形品からなり、容器の前面を構成する前板部、及び前記容器の前側底面を構成する前側底板部を有する、断面略L字形の前側構成部材と、
アルミニウム製の押出成形品からなり、前記容器の背面を構成する背板部、及び前記容器の後側底面を構成する後側底板部を有する、断面略L字形の後側構成部材と、
前記前側底板部の後端部分及び前記後側底板部の先端部分から夫々突出して形成され、互い係止可能である前側係止部及び後側係止部と、
前記前側構成部材及び前記後側構成部材で囲まれた用土充填空間の左右両側を閉鎖する一対の側板部材と
を具備する」ことを特徴とするものである。
ここで、「略L字形」とは、前板部または背板部が、夫々前側底板部または後側底板部に対し、垂直であってもよく傾斜していてもよいことを示しており、垂直の場合には直方体形状のプランターとなり、外方向に傾斜している場合には上面側が広がった断面略台形のプランターとなる。また、「前側係止部」及び「後側係止部」は、前側構成部材及び後側構成部材と一体成形されたものであってもよく、別部材で構成し前側底板部及び後側底板部に取付けられるものであってもよい。また、「側板部材」の材質は特に限定されるものではないが、前側構成部材及び後側構成部材と同様、アルミニウム製とすることができる。また、前側構成部材及び後側構成部材に電解着色等の表面処理を行うようにしてもよく、これによれば、表面に着色を施すとともに、耐久性を一層高めることが可能となる。
本発明のプランターによれば、前板部及び前側底板部を有する断面略L字形の前側構成部材と、背板部及び後側底板部を有する断面略L字形の後側構成部材とが対向して配置され、その間の用土充填空間を側方から塞ぐように一対の側板部材が設けられている。前側構成部材及び後側構成部材は、前側底板部及び後側底板部に夫々形成された前側係止部及び後側係止部が互いに係止されることで接続されており、一対の側板部材が側面に取付けられることにより上面が開放された箱形に形成されている。
ところで、前側構成部材及び後側構成部材は、アルミニウム製であり押出成形によって作られている。つまり、加熱されたアルミニウムを、ダイス金型を通して押出すことにより断面略L字形の形状が成形されている。このため、前側構成部材及び後側構成部材を長尺物とすることができるとともに、その長さを任意に設定することが可能となる。したがって、使用者の要望に応じた適切な長さのものを容易に製造することができ、例えば、一つのプランター内で数多くの植物を一列に並べて植えつけることも可能になる。また、前側構成部材及び後側構成部材は夫々別々の部材として成形されるため、ダイス金型を小型化できるとともに、部品の嵩張りを少なくし、保管や収納を容易にすることが可能となる。
また、プランターの主要部がアルミニウム製であるため、プラスチック製に比べ、質感が高められるとともに、設置した際の安定性を高めることができる。さらに紫外線等による劣化が抑制されるため、例えば育成期間の長い植物を育てる場合でも安心して使用することができる。
ところで、本発明にかかるプランターにおいて、「前記前側構成部材及び前記後側構成部材のうち、いずれか一方の構成部材は、前記前側底板部または前記後側底板部における前後方向の寸法を互いに異ならせた複数種類の構成部材の中から選択されるものであり、
他方の構成部材は、前記一方の構成部材の種類に拘わらず同一寸法である共通部品からなる」ように構成することができる。
本発明のプランターによれば、前側構成部材及び後側構成部材のうち、いずれか一方の構成部材においては、底板部における前後方向の長さが互いに異なるように設定された複数種類のものが用意されている。一方、それに接続される他方の構成部材は、共通部品として1種類のみが用意されている。したがって、複数種類の中から任意の構成部材を選択し、それを共通部品である他方の構成部材と組合わせることにより、底面全体における前後方向の長さ(すなわちプランターの奥行)を所望の長さとすることが可能になる。つまり、押出方向の長さだけではなく奥行寸法においても、使用者の要望に応えることが可能になる。なお、他方の構成部材は共通部品として用いられるため、金型の数を大幅に増加させることなく、多種類のプランターを製造することが可能になる。
また、本発明にかかるプランターにおいて、「前記前側係止部及び前記後側係止部のうち、いずれか一方の係止部は、上方に向かって突出するとともに左右方向に延びる突条からなり、
他方の係止部は、前記突条に対し上方から掛止可能な鉤状の掛止部からなり、
前記前側底板部の後端面及び前記後側底板部の先端面が互いに突合わせられた際に、前記掛止部が前記突条に掛止されることにより、前記前側底板部及び前記後側底板部が同一平面上に保持されている」構成とすることができる。
本発明のプランターによれば、係止部である鉤状の掛止部が突条に対して上方から引掛けられた状態で、前側底板部及び後側底板部の端面同士が互いに突合わせられると、掛止部が突条に掛止される。詳しく説明すると、鉤状の掛止部が突条に引掛けられても、前側底板部及び後側底板部の端面同士が突合わせられるまでは、突条を中心に掛止部を回動させること、すなわち前側構成部材に対して後側構成部材を相対的に回動させることが可能であるが、端面同士が突合わせられ、且つ掛止部を備えた構成部材に下向きの力が加わると、その構成部材の端面を支点として掛止部の先端を相対的に上昇させるように回転力が作用し、掛止部が突条に掛止された状態となる。この結果、前側底板部及び後側底板部の端面同士が突合わせられた状態、すなわち、前側底板部及び後側底板部が同一平面上に位置した状態で保持されることとなる。この状態では、前側底板部及び後側底板部が、端面を中心に山形に屈折した状態となることが阻止され、前側構成部材と後側構成部材との間に、用土充填空間が形成される。したがって、極めて簡単な連結構造でありながらも、前側構成部材と後側構成部材との相対位置を常に正しく設定することができ、ひいては前側構成部材及び後側構成部材の端面に対して、側板部材を容易に取付けることが可能になる。
また、本発明にかかるプランターにおいて、「前記後側構成部材に対して取付可能な平板状の取付部、及び該取付部から延出されプランタ設置対象物に引掛け可能な引掛部を有する取付金具をさらに備え、
前記背板部の後面には、前記取付金具における前記取付部の上端側及び下端側を嵌挿させるとともに、前記取付金具を左右方向に摺動可能に支持する摺動支持部が形成されている」構成とすることができる。
ここで、「取付金具」の数は特に限定されるものではないが、一対の取付金具を備えるようにすれば、後側構成部材の左右両端側、すなわち一対の側板部材の近傍に夫々配置することが可能になり、プランターを安定した状態で支持することが可能になる。また、「プランタ設置対象物」としては、ベランダの手すり、柵の横架材、または看板やポスト等を設置するための枠状の架台等、既存の横設部材を挙げることができる。なお、言うまでもないが、本発明のプランターを設置するために専用の横設部材を構築するようにしてもよい。
本発明のプランターによれば、背板部の後面に摺動支持部が形成されているため、摺動支持部に取付金具を取付けることにより、プランターを横設部材等に引っ掛けた状態で支持することが可能になる。したがって、プランターを載置するための敷地を必要とせず、空間の有効利用を図ることができる。特に、複数本の横設部材が上下に並設されたプランタ設置対象物を用いた場合には、複数のプランターを上下に並べて配置することができ、立体的なガーデニングを楽しむことが可能となる。
なお、取付金具は、取付部の上端側及び下端側が摺動支持部に嵌挿された状態で支持され、左右方向に摺動可能となっている。このため、プランタ設置対象物の形状やプランターの大きさ等に応じて、取付金具を背板部の任意の位置に配置させることができ、一層安定した状態で支持することが可能になる。また、プランターの長さが異なっても、取付金具を共通部品として用いることができるため、商品管理の煩雑さを低減することが可能になる。
このように、本発明によれば、前側構成部材及び後側構成部材がいずれも押出成形品からなるため、植付けられる植物の数や大きさ、または設置場所の状況等に応じた適切な長さのプランターを容易に製造することができる。また、前側構成部材及び後側構成部材は夫々別々の部材として成形されるため、金型の小型化を図るとともに、部品の嵩張りを少なくし、保管や収納を容易にすることができる。さらに、プラスチック製に比べ、質感が高められるとともに、設置した際の安定性を高めることができる。しかも紫外線等による劣化が抑制されるため、例えば育成期間の長い植物を育てる場合でも安心して使用することができる。
本実施形態のプランターの使用状態を示す斜視図である。 プランターの構成を示す分解斜視図である。 プランターの構成を示す断面図である。 前側構成部材及び後側構成部材の接続状態を示す要部拡大図である。 前側構成部材を交換した場合のプランターの外観を示す斜視図である。 プランターに補強金具を用いた場合の断面図である。
以下、本発明の一実施形態であるプランターについて、図1〜図4に基づき説明する。本実施形態のプランター1は、図1に示すように、ポスト100の支持台101やベランダの手すり(図示しない)等に対して設置可能なものである。なお、図1に示す支持台101は、一対の支柱102と、夫々の支柱102の下端に接続された脚部材103と、一対の支柱102の間に掛け渡された二本の横設部材104(図3参照)とを備えて構成されており、夫々の横設部材104にプランター1が引掛けられるようになっている。つまり、このような支持台101を用いて複数のプランター1を設置させるようにすれば、プランター1を載置するための敷地を必要とせず、空間の有効利用を図ることができるとともに、立体的なガーデニングを楽しむことが可能となる。
図2及び図3に示すように、本実施形態のプランター1は、主に、前側構成部材2、後側構成部材3、及び一対の側板部材4からなり、その内部に用土(図示しない)を充填するための用土充填空間5が形成されている。なお、押出成形品は、押出方向における断面が常に一定であることから、プランター1の平面視形状は略長方形となっている。また、プランター1の大きさは特に限定されるものではないが、本例では、前後方向の長さ(奥行)が約18cmで、左右方向の幅が約50cmである長尺状の箱体となっている。また、後側構成部材3には、横設部材104に引掛けて支持するための取付金具6を取付けることが可能になっている。以下、各部材について詳細に説明する。
前側構成部材2は、アルミニウム合金製の押出成形型材からなり、容器の前面を構成する前板部8と、容器の前側底面を構成する前側底板部9とに大別され、押出方向の断面が略L字形の形状となっている。なお、正しく言えば、前板部8は、前側底板部9に対する垂直面よりも前方(図3では紙面右側)に傾斜した傾斜面となっている。また、前側構成部材2における前側底板部9の後端部分には、上方(用土充填空間5内)に向かって突出するとともに、後側構成部材3の先端部分に形成された後側係止部15に係止可能な前側係止部10が設けられている。なお、前側係止部10及び後側係止部15の詳細については後述する。また、前側構成部材2の前板部8には、略Ω状に形成されたネジ孔11が上下方向に所定の間隔で形成されている。
一方、後側構成部材3は、アルミニウム合金製の押出成形型材からなり、容器の背面を構成する背板部13と、容器の後側底面を構成する後側底板部14とに大別され、押出方向の断面が略直角のL字形の形状となっている。また、後側構成部材3における後側底板部14の先端部分には、上方(用土充填空間5内)に向かって突出する後側係止部15が設けられている。また、後側構成部材3の背板部13には、前板部8のネジ孔11と同一形状であるネジ孔16が上下方向に所定の間隔で形成されている。
また、背板部13の上部側には、取付金具6を左右方向に摺動可能に支持する摺動支持部17が形成されている。なお、取付金具6は、アルミニウム合金製の押出成形品からなり、平板状の取付部22と、取付部22の略中央から外方(後方)に向かって水平に延出されるととも下方に折曲がった逆L字形の引掛部23とから構成されている。そして、摺動支持部17は、用土充填空間5側に窪んだレール形となっており、取付金具6の取付部22、特に取付部22の上端側及び下端側を、背板部13の端面側から嵌挿させるとともに、挿入された取付部22を左右方向にスライドさせることが可能になっている。なお、取付金具6は、一つのプランター1に対して二個取付けられ、プランター1の左右両端付近をそれぞれ支持することにより、横設部材104に対してプランター1を安定した状態で支持することが可能となっている。また、取付部22には、引掛部23の延出部分よりもわずか上方の位置に、一対のネジ孔24が穿設されている。つまり、ネジ孔24に雄ネジ(図示しない)を螺合させ該雄ネジの先端を摺動支持部17に圧接させることにより、取付金具6の動揺が防止されるようになっている。
後側係止部15及び前側係止部10について詳しく説明する。図2に示すように、後側係止部15は、押出方向の断面形状が蛸の頭の形をした突条からなり、一方、前側係止部10は、前側底板部9の後端付近から突出するとともに、後側係止部15(突条)に対し上方から掛止可能な鉤状の掛止部からなる。
前側構成部材2及び後側構成部材3を接続する際には、まず、図4(a)に示すように、後側構成部材3に対して前側構成部材2を傾けた状態で、前側底板部9の後端面9aと前側係止部10の先端との間(隙間)から後側係止部15が挿入されるように、鉤状の前側係止部10を後側係止部15に対して上方から引掛ける。この状態では、前側係止部10が後側係止部15に引っ掛けられているが、これはヒンジとして作用しているのに過ぎず、後側底板部14に対して前側底板部9を所定方向(矢印の方向)に回動させることが可能である。そこで、次に、図4(b)に示すように、後側底板部14に対して前側底板部9を回動させ、前側底板部9の後端面9aと後側底板部14の先端面14aとを互いに突合わせる。すると、前側係止部10が後側係止部15に掛止されるようになる。これについて詳しく説明すると、前側底板部9及び後側底板部14の端面同士が突合わせられ、且つ前側係止部10を備えた前側底板部9に下向きの力が加わると、前側底板部9の後端面9aを支点として前側係止部10の先端を相対的に上昇させるように回転力が作用し、前側係止部10が後側係止部15に掛止された状態となる。この結果、前側底板部9及び後側底板部14の端面同士が突合わせられた状態、すなわち、前側底板部9及び後側底板部14が同一平面上に位置した状態で保持されることとなる。つまり、前側底板部9及び後側底板部14が、後端面9aを中心に山形に屈折した状態となることが阻止され、前側構成部材2と後側構成部材3との間に、一定容積の用土充填空間5を形成することが可能になる。したがって、極めて簡単な連結構造でありながらも、前側構成部材2と後側構成部材3との相対位置を常に正しく設定することができ、ひいては前側構成部材2及び後側構成部材3の端面に対して、側板部材4を容易に取付けることが可能になる。
続いて、側板部材4の構成について説明する。図2に示すように、それぞれの側板部材4は、前側構成部材2及び後側構成部材3の端面を左右側方から覆うとともに、該端面に対して直接取付けられるようになっている。つまり、側板部材4には、前側構成部材2のネジ孔11及び後側構成部材3のネジ孔16に合致するように、複数の透孔20が穿設されており、透孔20を通してネジ孔11,16に雄ネジ(図示しない)を締め付けることにより、側板部材4が取付けられるようになっている。また、側板部材4の底部中央には水抜き口19が切欠形成されており、余剰の水分を用土充填空間5から排出させることが可能になっている。なお、水抜き口19は、前側構成部材2及び後側構成部材3の接続部分、すなわち上方に突出する前側係止部10及び後側係止部15の形成部分に対向して設けられている。このため、用土充填空間5内の余剰の水分を前側係止部10及び後側係止部15に沿って排水孔19に案内させることが可能となり、ひいては水分を円滑に排出させることが可能になる。
ところで、本例では、前側構成部材として、前側底板部9における前後方向の長さが互いに異なるように設定された複数種類のものが用意されている。また、側板部材においても、用土充填空間5の奥行に合わせた複数の種類のものが用意されている。一方、後側構成部材3は、共通部品として1種類のみが用意されている。したがって、複数種類の中から任意の前側構成部材を選択し、それを共通部品である後側構成部材3と組合わせることにより、底面全体における前後方向の長さ(すなわちプランター1の奥行)を所望の長さとすることが可能になる。例えば、図5(a)は、上記実施形態のプランター1において左右方向の長さを約1mとした場合の例を示しているのに対し、図5(b)は、前後方向の長さを短くした前側構成部材30を用い、さらに前側構成部材30と後側構成部材3との組合わせによって形成される用土充填空間に合わせた側板部材31を用いた場合の例を示している。このように、押出方向の長さ(左右方向の長さ)だけではなく奥行寸法においても、使用者の要望に応えることが可能になる。なお、後側構成部材3は共通部品として用いられるため、金型の数を大幅に増加させることなく、多種類のプランターを製造することが可能になる。
このように、本実施形態のプランター1によれば、前側構成部材2及び後側構成部材3がアルミニウムの押出成形型材によって作られているため、長尺状のプランター1を製造することができるとともに、その長さを任意に設定することが可能となる。したがって、使用者の要望に応じた適切な長さのものを容易に製造することができ、例えば、一つのプランター1内で数多くの植物を一列に並べて植えつけることも可能になる。また、前側構成部材2及び後側構成部材3は夫々別々の部材として成形されるため、ダイス金型を小型化できるとともに、部品の嵩張りを少なくし、保管や収納を容易にすることができる。
また、プランター1の主要部がアルミニウム製であるため、プラスチック製に比べ、質感が高められるとともに、設置した際の安定性を高めることができる。さらに紫外線等による劣化が抑制されるため、例えば育成期間の長い植物を育てる場合でも安心して使用することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、例えば、プランター1における左右方向の長さが比較的長い場合等、前側構成部材2及び後側構成部材3の相対位置を保持させることが困難となる場合には、図6に示すように、用土充填空間5内に一つまたは複数の補強部材48を備え、この補強部材48によって前側構成部材40及び後側構成部材3を保持するようにしてもよい。補強部材48は、例えば平板状の取付板43と、該取付板43にネジ47を介して取付けられた連結金具46とから構成することができる。そして図6に示すものでは、この補強部材48を取付けるため、前側構成部材40の内面には取付板43を摺動可能に支持する補強支持部41が形成され、後側構成部材3の上端部分には、連結金具46の先端に形成された爪部45を係止するための係止溝部44が形成されている。このように構成すれば、プランター1の長さが極めて長くても用土充填空間5内に入れられた用土の荷重に耐えることが可能になるとともに、安定感を一層高めることが可能になる。
また、上記実施形態では、後側構成部材3に後側係止部15として突条を形成し、前側構成部材2に前側係止部10として掛止部を形成するものを示したが、これとは逆に、前側係止部10として突条を形成し、後側係止部15として掛止部を形成するようにしてもよい。また、上記実施形態では、後側構成部材3を共通部品とし、前側構成部材2を複数の中から選択可能とするものを示したが、これとは逆に、前側構成部材2を共通部品とし、後側構成部材2を複数の中から選択可能とするようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、側板部材4に切欠形成された水抜き口19から、余剰の水分を排出させるものを示したが、前側底板部9及び後側底板部14に複数の小孔を形成し、その小孔から排出させるように構成してもよい。
1 プランター
2 前側構成部材
3 後側構成部材
4 側板部材
5 用土充填空間
6 取付金具
8 前板部
9 前側底板部
9a 後端面
10 前側係止部(掛止部)
13 背板部
14 後側底板部
14a 先端面
15 後側係止部(突条)
17 摺動支持部
22 取付部
23 引掛部
30 前側構成部材
31 側板部材
40 前側構成部材
104 横設部材(プランタ設置対象物)
特開2004−208674号

Claims (4)

  1. アルミニウム製の押出成形品からなり、容器の前面を構成する前板部、及び前記容器の前側底面を構成する前側底板部を有する、断面略L字形の前側構成部材と、
    アルミニウム製の押出成形品からなり、前記容器の背面を構成する背板部、及び前記容器の後側底面を構成する後側底板部を有する、断面略L字形の後側構成部材と、
    前記前側底板部の後端部分及び前記後側底板部の先端部分から夫々突出して形成され、互い係止可能である前側係止部及び後側係止部と、
    前記前側構成部材及び前記後側構成部材で囲まれた用土充填空間の左右両側を閉鎖する一対の側板部材と
    を具備することを特徴とするプランター。
  2. 前記前側構成部材及び前記後側構成部材のうち、いずれか一方の構成部材は、前記前側底板部または前記後側底板部における前後方向の寸法を互いに異ならせた複数種類の構成部材の中から選択されるものであり、
    他方の構成部材は、前記一方の構成部材の種類に拘わらず同一寸法である共通部品からなることを特徴とする請求項1に記載のプランター。
  3. 前記前側係止部及び前記後側係止部のうち、いずれか一方の係止部は、上方に向かって突出するとともに左右方向に延びる突条からなり、
    他方の係止部は、前記突条に対し上方から掛止可能な鉤状の掛止部からなり、
    前記前側底板部の後端面及び前記後側底板部の先端面が互いに突合わせられた際に、前記掛止部が前記突条に掛止されることにより、前記前側底板部及び前記後側底板部が同一平面上に保持されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプランター。
  4. 前記後側構成部材に対して取付可能な平板状の取付部、及び該取付部から延出されプランタ設置対象物に引掛け可能な引掛部を有する取付金具をさらに備え、
    前記背板部の後面には、前記取付金具における前記取付部の上端側及び下端側を嵌挿させるとともに、前記取付金具を左右方向に摺動可能に支持する摺動支持部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のプランター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20110016784A1 (en) * 2009-07-24 2011-01-27 Taber Steve M Modular Wall Planters
CN107667713A (zh) * 2017-11-03 2018-02-09 安徽朗汀园林绿化工程服务有限公司 一种花箱沿边
CN107736153A (zh) * 2017-11-03 2018-02-27 安徽朗汀园林绿化工程服务有限公司 一种铝合金花箱

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