JP3166675U - 植木鉢 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的安価な費用負担で、効果的な生活科の体験学習を実現することができる植木鉢を提供する。【解決手段】底部から頂部に向かって広がる正面視で略逆台形形状の植木鉢1であって、最深部の第一底面2と、第一底面より上方に離間した第二底面3とに区分された底部と、第二底面3から側面にかけて形成された通気孔7と、頂部の同一面上に開口される矩形孔9と、を備え、外側に配置される転倒防止枠の一部が、矩形孔9に固定可能に構成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、必要に応じて様々なパーツを組合わせることが可能な植木鉢に関し、特に、小学校で植物の観察に用いられる生活科教材用の植木鉢に関する。
従来、小学校でアサガオの観察に用いられる植木鉢は、アサガオの蔓を絡ませる支柱と、受け皿が分離した状態で販売され、それを児童が組み立てて使用していた。ここで用いられる植木鉢は、頂部より底部が狭く形成された逆台形状の植木鉢(図7参照)か、頂部より底部が広い台形状の植木鉢(図8参照)であった。
図8に示すような台形状の植木鉢は、校舎外でアサガオを栽培するときに、風などによる転倒防止のために用いられており、頂部より底部が広い外周壁と、頂部より底部が狭い内周壁とで断面視略M字状に一体成型されていた。
一方、学校が休みの時には、植木鉢に取り付けられた受け皿に、ペットボトルを装着させる箇所を設け、水を入れたペットボトルから受け皿に自動給水を行っていた(特許文献1参照)。このような構成によれば、土曜日と日曜日の二日程度なら、児童による水遣り作業が不要となる。
特許第4224281号公報
ところで、図8に示す台形状の植木鉢は、土壌を保持する内筒INと、転倒防止用の外筒OUTとの二重構造となるため、これを一体成形するには成形速度が遅くならざるを得ず、また、不良率が高くなるという問題があった。そのため、製造コストが上昇しがちとなり、安価な費用負担で効果的な生活科(理科+社会)の体験学習をさせたい学校側の要請に応えきれないおそれがあった。
また、特許文献1のように自動給水する場合にも、適切な給水動作を担保する構成が必要であり、万一にも、根腐れを起こすことのない構成が望まれる。
本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、比較的安価な費用負担で、効果的な生活科の体験学習を実現することができ、数日程度なら植物に最適量の水を自動給水することもできる植木鉢及びその付属部材を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、底部から頂部に向かって広がる、正面視で略逆台形状の植木鉢であって、最深部の第一底面と、第一底面より上方に離間した第二底面とに区分された底部と、第二底面から側面にかけて形成された通気孔と、頂部に開口される複数N個の係合孔と、を備え、外側に配置される転倒防止枠の一部が、係合孔に固定可能に構成されている。
好ましくは、植木鉢の頂部の両端には、側面を折り返して形成された収容部が形成されている。また、植木鉢の頂部の両端の下面には、固定片が突出形成されているのも好ましい。
また、本考案は、上記した植木鉢に組み付けられる転倒防止枠であって、頂部から底部に向かって広がる、正面視で略台形状であり、植木鉢に形成された係合孔に対応して、複数N個の嵌合爪が突出形成されている転倒防止枠である。この転倒防止枠は、頂部の四隅を連結して固定板が設けられ、この固定板は、植木鉢の収容部に収容される寸法に形成されているのが好ましい。また、転倒防止枠の頂部の四隅には、突出形成された頂上面と、頂上面の基端面から水平に延出される支持面と、支持面の中央に突出形成される保持台とが形成されているのも好適である。
本考案は、上記した植木鉢に組み合わされる受け皿であって、上方に向かって起立される側壁と、植木鉢の第一底面を係止する係止突起と、円筒状の給水ボトルを倒立して載置させる十字状突起とを備える受け皿である。ここで、受け皿の十字状突起は、底面から突出する円柱部と、円柱部の頂面から突出する第1十字部と、第1十字部から更に突出される第2十字部と、を備えるのが好ましい。
また、受け皿の側壁には、十字状突起を左右から囲む固定台が形成されているのが好適であり、受け皿を満水状態にしても、植木鉢の第二底面から側面にかけて形成された通気孔の上部が露出状態を維持するよう、側壁の高さが設定されているのが好適である。
上記した本考案によれば、比較的安価な費用負担で、効果的な生活科の体験学習を実現することができ、数日程度なら植物に最適量の水を自動給水することもできる。
組み立て式植木鉢に他の部材を取り付けた状態を示す図である。 植木鉢を示す図である。 植木鉢に取り付けられる転倒防止枠を示す図である。 植木鉢に取り付けられる受け皿を示す図である。 植木鉢に転倒防止枠と受け皿を取り付けた状態を示す図である。 給水ボトルに使用されるキャップ部を示す図である。 従来の植木鉢を示す図である。 従来の別の植木鉢を示す図である。
本考案を実施形態に基づき以下に説明する。図1は、別々に製造した転倒防止枠31と植木鉢1とを一体化してなる組み立て式植木鉢GRの使用状態を示す図である。
図1には、植木鉢1の頂部四隅から上方へ延び、アサガオなどの蔓を絡ませる支柱21と、支柱21を水平方向に連結する連結環22と、植木鉢1の外側に一体化され、風などによって植木鉢1が転倒するのを防止する転倒防止枠31と、植木鉢1が載置される矩形状の受け皿41と、受け皿41に倒立保持された給水ボトル51とが、示されている。
図2は、本考案の植木鉢1を図示したものであり、図2(a)は斜視図、図2(b)は底面図である。以下、矢印に示す四方向を、前後、左右、上下として説明を続ける。この植木鉢1は、プラスチックで一体成型されており、平面視で略矩形状に形成され、底部が閉塞され頂部が開口されるとともに、頂部から底部に向かって狭まる正面視で略逆台形状に形成されている。
この植木鉢1の底部は、四隅に形成された有底角筒状の深底部2・・・2と、深底部2と段差を形成して略十字架状に形成された浅底部3とに区分される。深底部2と浅底部3と間の段差寸法は、受け皿41に植木鉢1を載置し、受け皿41に給水ボトル51から水を満たしたとき、浅底部3が水面と接触しない程度の高さに設定されている。
図2(b)に示すように、4つの深底部2には、受け皿41を固定するため、それぞれ中央に矩形孔5が形成されている。また、矩形孔5の周りには8つの円孔6が形成されている。植木鉢1を下方から示す底面図(図2(b))に示すように、深底部2の下面には、高さ数mm程度の突条2aが、円孔6を取り囲むように周回しており、その一部が切り欠かれることで、深底部2及び鉢内部への通水口CUTを形成している。
一方、略十字架状の浅底部3には、長さの異なる複数の長円状の通気孔7が形成されている。そして、通気孔7の最上部は、受け皿41を無理に満水状態にした場合でも、その水面より上部に位置するよう設定されている。そのため、万一、面倒見の良すぎる児童によって、定常的に受け皿41が満水状態に維持されても、最上部の通気孔7だけは開口しているので、根腐れの発生を防止することができる。
植木鉢1の頂部は、側面4の頂部から外方向に折り曲げられて頂面8を形成し、更に折り返すことで機械的強度を確保している。頂面8の四隅には、4つの矩形孔9が同一面上に形成されている。また、矩形孔9の前後には、支柱21を立設させる4つの円筒孔10が上下方向に形成されている。
また、頂面8の左右には、平面視でU字状の取手部13,13が突出形成されている。そして、取手部13の左右方向の内側には、断面J字状に折り曲げられた収容辺12が形成されている。この収容辺12は、頂面8よりやや下方位置に形成され、転倒防止枠31の頂部の一部を受け入れるよう、側面4を下方に折り返して受入れ溝を形成している。更に、取手部13の基端部11の裏面には、(図2(b))に示すとおり、矩形板状の固定片14,14が上下方向に形成されている。この固定片14,14は、転倒防止枠31の頂部の別の一部を受け入れる部分である。
植木鉢1の前方中央には、内向き略半円筒状に屈曲させた凹陥部15が頂部から底部にかけて形成され、後方中央には、頂部やや下方から底部にかけて、内向き逆コ字状に屈曲させた凹陥部16が形成されている。凹陥部16の頂部から植木鉢1の頂面8にかけて、有底略半円筒状の挿入部17が形成され、挿入部17の底部中央には、頂部から底部にかけて縦溝が形成され、上方へ向けて円筒状の突起18が形成されている。
以下、図3〜図6を用いて植木鉢1と組み合わせて使用される付属部材を述べる。図3は、転倒防止枠31を示す斜視図である。この転倒防止枠31は、植木鉢1と同様にプラスチックで一体成型されており、平面視で略矩形状に形成され、底部及び頂部とも開口されるとともに、頂部から底部に向かって広がる正面視略台形状に形成されている。
そして、この転倒防止枠31は、前後方向及び左右方向に対称形状に形成されており、植木鉢1と転倒防止枠31とを一体化する作業を容易化している。また、転倒防止枠31は、その頂部が植木鉢1の頂部と結合可能な大きさに形成され、底部は、植木鉢1を受け皿41に載置したとき、受け皿41の底部よりやや大きくなる寸法に形成されている。また、この転倒防止枠31は、植木鉢1を受け皿41に載置したときの高さと同程度の高さに形成されている(図1参照)。
図3に示すとおり、転倒防止枠31は、前後方向の側面中央が、頂部から底部側にかけて略円弧状に開口されており、前面と後面の中央には、矩形状の取付孔32,32が各々形成されている。
また、頂部の四隅には、円弧状の係止面33と、係止面33の底部から水平に内方に延出される略三角形状の支持面34と、支持面34の中央に突出形成される角柱状の保持台35と、支持面34から直立する矩形状の連結片36とが、各々4個形成されている。そして、連結片36の内面には、鉤状の嵌合爪37が各々形成されている。また、前後の連結片36,36は、矩形板状の固定板38によって連結されている。
図4は、受け皿41を示す図であり、図4(a)は、受け皿41の前後方向を逆にした斜視図、図4(b)は、十字状突起45を示す拡大図である。この受け皿41は、植木鉢1の底部よりやや大きく平面視で略矩形状に形成され、側壁42が全て上方に向かって起立されるように形成されている。この側壁42は、その頂部を外方向に折り曲げることで機械的強度を確保している。また、側壁42の左右中央には、植木鉢1の取手部13の離間距離と同程度の長さの凸部43が前後方向に形成されている。そのため、受け皿41を逆さまにして凸部43を取手部13の隙間に配置すれば、植木鉢1を受け皿41で蓋をすることができ、植物の霜対策が可能となる。
この受け皿41の底部には、植木鉢1の矩形孔5に対応する4つの円柱突起44と、前方中央に形成された十字状突起45とが上方へ向かって突出形成されている。この十字状突起45は、底面から側壁の6分の1程度の高さの円柱46と、円柱46の頂面から突出され、円柱46の側周面と内接する程度の大きさで肉厚の十字部47と、肉厚の十字部47の頂面から更に突出された薄肉十字部48とが、全体として、側壁の高さの3分の2程度に形成されている。なお、薄肉十字部48は、中央が円柱状で四方が矩形板体に形成されている。
図4に示すように、受け皿41の前面(図では背面)中央付近には、側壁42から二股状に内側へ向かって突出し、十字状突起45を左右から囲む固定台49,49が形成されている。この固定台49の頂面中央には、略矩形状の挿入孔50,50が各々形成されている。
図5は、植木鉢1と転倒防止枠31と受け皿41を組み合わせた状態を示す図であり、図5(a)は斜視図、図5(b)は平面図である。組付け方法を説明すると、図5に示すとおり、先ず、植木鉢1の矩形孔9の下方から、転倒防止枠31の嵌合爪37を差し込む。先に説明した通り、嵌合爪37は鉤状に形成されているので、一旦、嵌合爪37が差し込まれると、植木鉢1と転倒防止枠31とが分離することはない。この組付け状態では、植木鉢1の収容辺12に転倒防止枠31の固定板38が挿入される。また、取手部13の基端部11の側面と、転倒防止枠31の係止面33が当接されるとともに、植木鉢1の2つの固定片14,14が転倒防止枠31の保持台35の側面に当接される。これにより、植木鉢1は転倒防止枠31に確実に固着される。
この転倒防止枠31は、予め工場内で植木鉢1に組みつけておくことができ、学校側の希望に従い、植木鉢1のみを販売するか、転倒防止枠31付の組み立て式植木鉢GRDを販売することとなる。
図6は、図1に示す給水ボトル51のキャップ部53を示す図面であり、図6(a)は斜視図、図6(b)は底面図である。
本実施例の給水ボトル51としては、好適には市販の500mmLのペットボトルが活用され、そのペットボトル52にキャップ部53が取り付けられて構成されている。このキャップ部53は、有底円筒状に形成されたキャップ本体54と、キャップ本体54の底部中央から上方へ向かって突出される円筒状の空気導入筒55と、キャップ本体54から外方に延出された後に下方へ屈曲された舌片56とが一体に形成されている。
ここで、舌片56の先端内側には、内方に突出され水平方向に伸びる係止爪61が形成されている。この係止爪61は、キャップ本体54を取り付けたペットボトル52を、転倒防止枠31に装着する場合に有効に機能する。また、本実施例では、キャップ部53に舌片56を設けているので、給水ボトル51を、植木鉢1や受け皿41の適所に取り付けることができる。給水ボトル51の取付け箇所や取付け方法は、特に限定されないが、(1)舌片56を、挿入孔50(図4(a)参照)に挿入すること、(2)凹陥部15の頂上縁19に、舌片56を係止すること、(3)植木鉢1の突起18(図2(a)参照)に、キャップ部53を突き刺すこと、を好適に例示することができる。
キャップ本体54は、内周面にペットボトル52の開口と螺合するネジ溝57が形成されている。なお、外周面には、回転操作を容易化する複数の楕円溝58が形成されている。また、図6(b)に示すとおり、キャップ本体54の底部には、径方向中央に吸気口59が形成され、その周りには36°間隔で10個の矩形状の吐出孔60が形成されている。吸気口59の内径は、植木鉢1の突起18及び受け皿41の薄肉十字部48より若干大きく形成されている。また、10個の吐出孔60は、36°の等間隔で形成されているので、給水ボトル51を普通に使用する限り、薄肉十字部48によって、いずれの孔も閉塞されるおそれはない。
なお、空気導入筒55の高さHと、吐出孔60の内径及び個数は、キャップ本体54をペットボトル52に螺合させ、ペットボトル52の水を、植物に対してシャワー状に散水する場合の散水継続時間や、吐出される水の散水範囲が適切化されるよう設定されている。具体的には、各吐出孔60から吐出される水の速度Vは、空気導入筒55の高さHに対応して、V=SQR(2×g×H)程度となる。ここで、gは、重力加速度であり、SQRはルート記号である。
続いて、組み立て式植木鉢GRDと受け皿41とを組み合わせる使用方法を説明する。この場合には、組み立て式植木鉢GRDを受け皿41に載置する(図5(b)参照)。このとき、植木鉢1の深底部2の矩形孔5に受け皿41の円柱突起44を挿入すると、植木鉢1と受け皿41は着脱可能に固定される。また、この固定時には、転倒防止枠31の取付孔32は、受け皿41の側壁42の頂部よりやや下方に配置される。
次に、組み立て式植木鉢GRDと受け皿41とを組み合わせた状態で給水ボトル51を使用する場合について説明する。ペットボトル52に注水し、ペットボトル52の口にキャップ部53を締め込んで、図1に示すように受け皿41に給水ボトル51を倒立して載置させる。
この時、キャップ部53の吸気口59に、受け皿41の薄肉十字部48が挿入され、空気導入筒55の内周面に薄肉十字部48の側面が当接され、キャップ部53の底部が肉厚の十字部47の頂面に当接される。また、キャップ本体54の側面とL字状の舌片56により、受け皿41の側壁42と転倒防止枠31の正面中央側は挟み込まれ、舌片56の係止爪61が転倒防止枠31の取付孔32に係止される。これにより転倒防止枠31と受け皿41は、給水ボトル51により連結される。
また、キャップ本体54の側面は、受け皿41の固定台49、49の側面と当接され、ペットボトル52の背面は植木鉢1の凹陥部15と当接されることにより給水ボトル51は、倒立させた状態で固定される。植木鉢1には、凹陥部15が形成されているので、給水ボトル51を障害なく容易に受け皿41上に取り付けることができる。なお、受け皿41の固定台49,49の何れかの挿入孔50,50に、舌片56の先端を差し込んで、給水ボトル51を倒立されて給水させても良い。
何れにしても給水ボトル51を倒立させた状態で保持すると、水が受け皿41に流れ出し、肉厚の十字部47の頂部まで(給水ボトル51の吐出孔60まで)受け皿41内を満たす。この時、植木鉢1の深底部2は水面下となり、突条2aを切欠いた4箇所の通水口CUTから、円孔6を通過して植木鉢1に水が流れ込み、植物の根に吸収されることとなる。
一方、植木鉢1の浅底部3は、受け皿41の肉厚の十字部47より高い位置となるように、深底部2から高さ方向に離間しており、受け皿41に水を満たしても、浅底部3の通気孔7が水と接触せず、植木鉢1の底部は通気が保たれる。さらに、通気孔7は植木鉢1の側面4の下方側まで達するように形成されているので、植木鉢1の側面下方も通気が保たれることなる。
ところで、受け皿41に満たされた水は、肉厚の十字部47の頂部まで達するが、それ以上の高さには上がらない。水が植物の根により吸収されるか、又は蒸発されるかにより水面が下がると、肉厚の十字部47の頂部まで自動で、給水ボトル51の水が受け皿41に補給される。
なお、給水ボトル51を受け皿41に装着するのではなく、給水ボトル51の水を直接、受け皿41に注ぐと受け皿41を満水状態にすることもでき、この場合には、浅底部3も浸水状態となる。しかし、このような満水状態でも、植木鉢1に形成された通気孔7の最上部は、大気に開放された状態を維持するので、根腐れの発生を防止することができる。
また、本考案の植木鉢1と、転倒防止枠31は別々に製造されるので、例えば、色の異なる複数の植木鉢1と、転倒防止枠31とを用意しておけば、カラーバリエーションに富んだ組み立て式植木鉢GRDを提供することができる。
また上記実施例では、受け皿41に給水ボトル51を取り付けて自動給水を行っているが、受け皿41を使用せず、植木鉢1の頂部に形成された挿入部17に給水ボトルを挿入し、突起18に空気導入筒55の内周面を当接させることで、植木鉢1の頂部から給水することもできる。このように土の上から散水すると、アサガオの葉に水をかけることなく、肥料を溶解させることができ、アサガオの成長を促進させることができる。
また、凹陥部15の頂上縁19に、舌片56を係止して、給水ボトル51を保持することもできる。この場合には、植木鉢1に収容された土壌に、キャップ部53の先端が突き刺さることで、ボトル内部の水をゆっくりと土壌に浸入させることができる。
1 植木鉢
2 第一底面
3 第二底面
7 通気孔
9 矩形孔

Claims (10)

  1. 底部から頂部に向かって広がる、正面視で略逆台形状の植木鉢であって、
    最深部の第一底面と、第一底面より上方に離間した第二底面とに区分された底部と、
    第二底面から側面にかけて形成された通気孔と、
    頂部に開口される複数N個の係合孔と、を備え、外側に配置される転倒防止枠の一部が、係合孔に固定可能に構成された植木鉢。
  2. 植木鉢の頂部の両端に、側面を折り返して形成された収容部が形成されている請求項1に記載の植木鉢。
  3. 植木鉢の頂部の両端の下面には、固定片が突出形成されている請求項1又は2に記載の植木鉢。
  4. 請求項1〜3の植木鉢に組み付けられる転倒防止枠であって、
    頂部から底部に向かって広がる、正面視で略台形状であり、
    植木鉢に形成された係合孔に対応して、複数N個の嵌合爪が突出形成されている転倒防止枠。
  5. 転倒防止枠は、頂部の四隅を連結して固定板が設けられ、この固定板は、植木鉢の収容部に収容される寸法に形成されている請求項4に記載の転倒防止枠。
  6. 転倒防止枠の頂部の四隅には、突出形成された頂上面と、頂上面の基端面から水平に延出される支持面と、支持面の中央に突出形成される保持台とが形成されている請求項4又は5に記載の転倒防止枠。
  7. 請求項1〜4の植木鉢と組み合わされる受け皿であって、上方に向かって起立される側壁と、植木鉢の第一底面を係止する係止突起と、円筒状の給水ボトルを倒立して載置させる十字状突起とを備える受け皿。
  8. 受け皿の十字状突起は、底面から突出する円柱部と、円柱部の頂面から突出する第1十字部と、第1十字部から更に突出される第2十字部と、を備える請求項7に記載の受け皿。
  9. 受け皿の側壁には、十字状突起を左右から囲む固定台が形成されている請求項8に記載の受け皿。
  10. 受け皿を満水状態にしても、植木鉢の第二底面から側面にかけて形成された通気孔の上部が露出状態を維持するよう、側壁の高さが設定されている請求項7〜9の何れかに記載の受け皿。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014027909A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Nirasawa Seihan Kk 給水式プランター装置
JP2016096775A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 株式会社はくぶん 植木鉢
JP2017077196A (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 株式会社アーテック 植木鉢用支柱、及び支柱を備えた植木鉢

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