JP2010237500A - カラー電子写真画像形成装置 - Google Patents

カラー電子写真画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010237500A
JP2010237500A JP2009086153A JP2009086153A JP2010237500A JP 2010237500 A JP2010237500 A JP 2010237500A JP 2009086153 A JP2009086153 A JP 2009086153A JP 2009086153 A JP2009086153 A JP 2009086153A JP 2010237500 A JP2010237500 A JP 2010237500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
developing device
image forming
roller
rotating support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009086153A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Fukase
裕弘 深瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009086153A priority Critical patent/JP2010237500A/ja
Publication of JP2010237500A publication Critical patent/JP2010237500A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 現像装置を待機位置へ移動する際に、待機位置への移動に要する時間がかかり、動作音が長く。像担持体と各色の現像装置のトナーを供給する現像ローラが摺擦する構成の場合は、像担持体表面と現像ローラが接触する回数が多くなる。
【解決手段】 像担持体2に形成された静電潜像を現像する画像形成動作終了後、回転支持体101を回転させ、現像位置18Xに位置する現像装置18dを現像位置18Xから退避した待機位置18Zへ移動する際に、複数の現像装置を現像位置に搬送する際の回転方向Bとは逆方向Cに回転支持体101を回転させる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、電子写真方式或いは静電記録方式を用いた、例えば、複写機、複合機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式のカラー画像形成装置では、1サイクル系と4サイクル系の大きく2種類に分類される。
各色ごとに作像部持つ1サイクル系は、像担持体から直接被転写材に転写する方式や、像担持体から中間転写体へ一次転写し、更に中間転写体から被転写材へ二次転写する方式の構成が主流である。
一方、主に現像装置以外の各色の作像部を共通化している4サイクル系は、1色を像担持体から中間転写体へ一次転写し、1色目の現像装置を像担持体から離間し2色目を像担持体に当接させ、中間転写体上の1色目のトナー像に2色目を一次転写する。これを各色ごとに順次繰り返した後に、中間転写体から被転写材へ二次転写する方式の構成が主流である。上述した像担持体への現像装置の切換え構成は、以下の2種類ある。ひとつは、各色の現像装置を回転体が保持し、その回転体を所定の角度回転させることにより切換えを行うロータリ構成である。そしてもうひとつは、大径の像担持体周上に各色の現像装置がほぼ固定されていて、各現像装置を若干動かし像担持体へ当接、離間を行う構成がある。
ロータリ構成では、回転体は1方向のみに回転動作する構成が主流である。そして、像担持体にトナー像を形成後、次の画像形成に備える為に画像形成最終色であるブラック現像装置を像担持体と近い位置に待機させる必要があった。これは、モノクロモードの際の画像形成に要する時間の短縮を目的としたものである。しかし、回転体は1方向のみに回転動作する構成の画像形成装置において、ブラック現像装置を像担持体と近い位置に待機させる為には、回転体を3/4周程度回転させる必要があった。
また、回転体を1方向のみだけではなく逆回転動作を用いた例としては、特許文献1に記載があるように、回転体を駆動させるステッピングモータが脱調した場合に用いられた例がある。
特開平11−174776
しかしながら、上記従来例では以下のような課題があった。
回転体は1方向のみに回転動作する構成の画像形成装置において、像担持体にトナー像を形成が終了した後、現像装置を待機位置へ移動する為に、回転体を回転させる時間が長くなり、モータの動作音も長く続くことになる。
現像装置を待機位置へ移動する為に回転体を回転させる際に、像担持体とトナーを供給する各色の現像ローラが摺擦する構成の場合は、像担持体表面と現像ローラが接触する回数が多くなってしまう。
本出願に係る目的は、現像装置を待機位置へ移動する際に、回転体の回転量を少なくして、待機位置への移動に要する時間を短縮し、動作音を低減する。更に、現像装置を待機位置へ移動する際に、像担持体と現像ローラの摺擦等による傷付きを抑えることである。
上記目的を達成するため代表的な構成は、記録媒体に画像を形成するカラー電子写真画像形成装置において、
モータと、
感光体と、
複数の現像装置を備えた回転支持体であって、複数の前記現像装置に設けられた現像ローラを順次、前記感光体に形成された静電潜像を現像するための現像位置に搬送するための前記モータの駆動力によって回転する回転支持体と、
を有し、
前記感光体に形成された静電潜像を現像する動作が終了した後、前記回転支持体を回転させ、前記現像位置に位置する前記現像装置を前記現像位置から退避した待機位置へ移動する際に、複数の前記現像装置を前記現像位置に搬送する際の回転方向とは逆方向に前記回転支持体を回転させることを特徴とする。
以上説明したように、各色の現像装置を待機位置へ移動する際に、回転支持体の回転量を最小に抑え、待機位置への移動に要する時間を短時間にし、動作音を低減し、更に像担持体の表面や現像ローラの摺擦等による傷付を防止することができる。
画像形成装置の一例であるレーザービームプリンタの概略構成を示す断面図 第1実施形態に係る現像装置の切り替え機構の構成を示す正面図 図2に示す構成の斜視図 第1実施形態に係る現像装置の切り替え機構の右側面図 図2の回転支持体の位相をずらした正面図 ブラック現像装置が現像位置Xに位置することを示す正面図 ブラック現像装置が待機位置Zに位置することを示す正面図
〔第1実施形態〕
第1実施形態に係るカラー電子写真画像形成装置について説明する。ここでは、カラー電子写真画像形成装置として、4つの現像装置を備えたカラーレーザビームプリンタを例示している。図1はカラーレーザービームプリンタの断面図である。
まず、このカラーレーザービームプリンタの画像形成動作について説明する。
図1に示すように、画像形成装置は、電子写真感光体ドラム2を有している。感光体ドラム2の周囲には、帯電ローラ3、露光器4、4個の現像装置18a〜18d、クリーニング装置6が配置されている。帯電ローラ3は、感光体ドラム2を一様に帯電するための帯電手段である。露光器4は、感光体ドラム2に画像情報に応じたレーザー光を照射する露光手段である。帯電後の感光体ドラム2に前記レーザー光を照射することによって、感光体ドラム2に静電潜像を形成する。現像装置18a〜18dは、感光体ドラム2に形成された前記潜像を対応する色の現像剤で現像して顕像化する現像手段である。
現像装置18aには、イエロー現像剤が収容されており、前記静電潜像をイエロー現像剤で現像する。また、現像装置18bには、マゼンタ現像剤が収容されており、前記静電潜像をマゼンタ現像剤で現像する。現像装置18cには、シアン現像剤が収容されており、前記静電潜像をシアン現像剤で現像する。現像装置18dには、ブラック現像剤が収容されており、前記静電潜像をブラック現像剤で現像する。即ち、現像装置18a〜18dは、感光体ドラム2に形成された静電潜像を現像する。
クリーニング装置6は感光体ドラム2の表面に残留する現像剤を除去するクリーニング手段である。
まず、感光体ドラム2を、中間転写ベルト7の回転と同期させて、図1の矢印方向(反時計回り)に回転させる。そして、この感光体ドラム2の表面を帯電ローラ3によって均一に帯電する。また、これとともに、露光器4によってイエロー画像の光照射を行い、感光体ドラム2にイエローの静電潜像を形成する。
この静電潜像の形成と同時に、4つの現像装置18a〜18dを支持しており、かつ回転可能なロータリー(回転支持体)102を駆動伝達機構(後述する)により回転してイエローの現像装置18aを、感光体ドラム2と対向する現像位置18Xに位置させる。現像位置18Xにおいて、現像装置18aが有する現像ローラ182aが感光体ドラム2と接触している。そして、感光体ドラム2上の静電潜像にイエロー現像剤が付着するように、感光体ドラム2の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧を現像ローラ182aに印加する。これによって、静電潜像をイエロー現像剤で現像する。即ち、ロータリー102は、現像装置18a〜18dを複数個支持して回転する事によって、支持している複数個の現像装置を一つずつ感光体ドラム2と対向する現像位置18Xへ順次移動させる。前記現像位置に位置した現像装置は、収容している現像剤の色に応じて、前記静電潜像を現像する。ここで、本実施形態では、現像ローラ182a〜182dとして、金属製の軸182m(図3、図5)の回りにゴムが被覆されている弾性ローラを用いている。尚、本実施形態では、現像位置18Xにおいて、各現像ローラ182a〜182bは、感光体ドラム2と接触している(接触現像方式)。各現像ローラ182a〜182dは、感光体ドラム2と接触した状態で、静電潜像の現像を行う。しかしながら、本発明はこの構成に限定されるものではない。本発明は、現像位置18Xにおいて、両者が接触せずに、近接した状態で、潜像の現像を行うような構成にも適用できる。
その後、転写ベルト7の内側に配置された一次転写ローラ81に現像剤と逆極性の電圧を印加する。これによって、感光体ドラム2に形成されたイエローの現像剤像を転写ベルト7に一次転写する。
前述のようにしてイエロー現像剤像の一次転写が終了する。そして、マゼンダ、シアン、そしてブラックの各色の現像装置(18b〜18d)がロータリー102の回転により順次回転移動され、感光体ドラム2に対向する現像位置18Xに位置決めされる。そして、イエローの場合と同様にして、マゼンダ、シアン、そしてブラックの各色について、静電潜像の形成、現像、一次転写が順次行われる。これによって、転写ベルト7に4色の現像剤像を重ね合わせる。
この間、二次転写ローラ82は、転写ベルト7とは接触してはいない。またこの時、転写ベルト7上の残留トナーを除去するクリーニングユニット9も転写ベルト7とは接触してはいない。
一方、記録媒体としてのシートSは、装置下部に設けられたカセット51に収納されている。尚、記録媒体は、現像剤画像を形成されるものであって、例えば、記録紙、OHPシート等である。シートSは、給送ローラ52によってカセット51から一枚ずつ分離給送され、レジストローラ対(搬送ローラ)53に給送される。ローラ対53は、給送されたシートSを転写ベルト7と転写ローラ82との間に送り出す。ここで、転写ローラ82と転写ベルト7とは、圧接された状態にある(図1に示す状態)。
更に、転写ローラ82には現像剤と逆極性の電圧が印加されており、転写ベルト7上に重ね合わせた4色の現像剤像は、搬送されてきたシートSの表面に一括して転写(二次転写)される。
現像剤像が転写されたシートSは、定着器54に送られる。定着器54においては、シートSが加熱及び加圧され、現像剤像がシートS上に定着される。これにより、シートS上にカラー画像が形成される。そして、このシートSは、定着器54から装置外部の上カバー55の排出部へ排出される。
ここで、図2及び図3を用いて、ロータリー(回転支持体)102を回転する駆動伝達機構について説明する。図2は駆動伝達機構の構成を示す正面図である。図2は、現像装置18aの現像ローラ182aが感光体ドラム2と対向する現像位置18Xに位置している状態を図示している。図3は図2を右方向から見た右側面図である。但し、図2では、図3に示す本体フレーム171は図示していない。
図2及び図3に示す駆動伝達機構は、ロータリー102を回転させることにより、ロータリー102に支持された4つの各現像装置18a〜18dを、感光体ドラム2と対向する現像位置Xへ順次切り替えて移動させる。以下、駆動伝達機構の構成を説明する。
駆動ギア172は画像形成装置本体Aに対して回転自在に支持されたシャフト107に回転自在に支持されている(設けられている)。ギア172は、モータM(駆動源)(図2)から回転力を受けて回転する。
尚、モータMからギア172に回転力を伝達する回転力伝達機構M1は、例えば、ギア列、歯付きベルト等であって、回転力を伝達できる構成ならば適宜用いることができる。また、回転力伝達機構M1は、例えばソレノイドを用いて、ギア列を構成しているギアの噛合状態を解除する。これによって、モータMが回転していても、ギア172には回転力が伝達されない構成であっても良い。
アーム103は、装置本体Aに対して揺動可能に支持されている(設けられている)揺動部材である。即ち、アーム103の一端側は、本体フレーム171に設けられたシャフト107に回転可能に設けられている。また、アーム103の他端側は、ロータリー102を回転可能に支持しているアーム103の他端側先端には、一端を装置本体Aに固定されたアームバネ(例えば圧縮バネ)(弾性部材)104の他端が取り付けられている。これによって、アーム103は、アームバネ104の弾性力によって、シャフト107の中心に矢印A方向(図2)への付勢力(弾性力、回転力)を受けている。
ロータリー102は複数(ここでは4つ)の現像装置18a〜18dを支持し、アーム103に回転可能に支持されている。即ち、現像装置は、ロータリー102に取り付けられている。ここで、現像装置18a〜18dはロータリー102に対し固定式であっても、あるいは着脱可能式であっても構わない。本実施形態の現像装置は、ユーザによって、ロータリー102に取り外し可能に装着される現像カートリッジである。即ち、現像カートリッジ18a〜18dはロータリー102に対して着脱可能式である。これによって、本実施形態によれば、ユーザによって現像装置が交換可能である。従って、装置本体Aのメンテナンスが容易である。また、ロータリー102には、ギア部(回転支持体ギア)102aがロータリー102の回転方向に沿って設けられている。ギア部102aは駆動ギア172と噛み合っている。つまり、駆動ギア172が矢印A方向(図2)に回転すれば、ロータリー102は矢印B方向(図2)に回転する。そして、ギア172が回転を停止すればロータリー102も回転を停止する。尚、前述した通り、本実施形態によれば、モータMが回転を続行していても、ギア172は、回転を停止することができる。これは、機構M1を介して、モータMからギア172に回転力の伝達が行われる際に、例えば、ソレノイド(不図示)の作用によって、機構M1の一部が接続を切られるからである。
規制コロ105は装置本体Aに設置されたコロホルダ106に回転可能に支持されている。この規制コロ105は、ロータリー102の揺動を規制する規制部材である。また、規制コロ105の表層が弾性を有したゴム層であれば、騒音低減や高摩擦係数による確実な回転が可能となる。さらに、ここでは規制コロ105はコロホルダ106に回転可能に支持されている。しかしながら、規制コロ105の外周面の摺動性が良ければ回転可能である必要も無い。またコロである必要も無い。本実施形態によれば、コロ105は弾性コロである。弾性コロであるから、本実施形態によれば、ロータリー102を精度良く回転させることができる。また、ロータリー102の回転時の騒音を低減することができる。尚、弾性コロとは、表層のみが弾性(例えば、ゴム製)であっても、あるいは、コロ全体が弾性であっても含まれる。
また、コロ105は装置本体Aに固設された軸106a(図2、図3、図4)に回転可能に支持された弾性コロである。コロ105を支持する軸106aはロータリー102の回転軸線と平行になるように配置されている。コロ105は、ロータリー102が回転する際に、後述するカム101の有する接触部101e〜101hと接触して従動回転する。
カム(回転部材)101は、ロータリー(回転支持体)102と一体に回転する回転部材(ガイド部材)である。本実施形態では、カム101はロータリー102と別体であって、ロータリー102に取り付けられている。しかしながら、カム101とロータリー102は常に同期して動く。そのため、両者は一体として形成されていても構わない。このカム101は、コロ105に接触する接触部101e〜101hと、コロ105とは接触しない離間部(当接解除部)101a〜101dとを有している。離間部101a〜101dは、コロ105の外形と略同形状の凹部である。接触部101e〜101hと離間部(凹部)101a〜101dは、カム101の回転中心101iから略等角度に、カム101の外周面に沿って交互に配置されている。カム101はロータリー102に支持される現像装置18a〜18dの長手方向の一端に位置して、かつ、ロータリー102と一体に設けられている。
また、離間部101a〜101dは、カム101の回転方向B(図2)に沿って複数箇所に凹んで設けられた凹部である。前記凹部は、回転方向Bにおいて、上流側に、下流側から上流側に向かって上昇する斜面101mを有する。斜面101m(図2)を有することによって、ロータリー102の回転に応じて、現像装置18a〜18dが現像位置18Xから、回転方向と交差する方向へ遠ざかる際に、円滑に遠ざかることができる。即ち、ロータリー102の回転に応じて、接触部101e〜101hがコロ105と接触することによって、現像装置18a〜18dを現像位置18Xから退避する退避位置に、前記交差方向から移動させる。尚、退避位置とは、現像装置18a〜18d(現像ローラ182a〜182d)が、現像位置18Xから前記交差方向に遠ざかった位置である。
同様に、前記凹部は、回転方向Bにおいて、下流側に、下流側から上流側に向かって下降する斜面101n(図2)を有する。斜面101nを有することによって、ロータリー102の回転に応じて、現像装置18a〜18dが現像位置18Xへ向かって、回転方向と交差する方向へ近づく際に、円滑に近づくことができる。即ち、ロータリー102の回転に応じて、離間部101a〜101dがコロ105と向い合う位置に達することによって、現像装置18a〜18dを前記退避位置から現像位置18Xに、前記交差方向から移動させる。
しかしながら、斜面101nは無くても良い。例えば、斜面ではなくて、直角であっても良い。また、斜面101m、斜面101nの傾斜角度は適宜選択することができる。
カム101は、例えば図5に示すように、ロータリー102と一体に回転する。そして、接触部101eが規制コロ(規制部材)105と接触することによって、現像装置18aの有する現像ローラ182aが感光体ドラム2から離間された状態となる。なお、他の接触部101f〜101hがそれぞれ規制コロ105に接触しても、各現像装置18b〜18dの有する現像ローラ182b〜182dがそれぞれ感光体ドラム2から離れた状態となる。従って、コロ(規制部材)105は、現像装置18b〜18dを前記交差方向から現像位置18Xに移動させるために、カム101の回転に応じて回転する離間部101a〜101dとは離れた状態で対向する位置に設けられている。また、コロ105は、現像装置18b〜18dを前記交差方向から前記退避位置に移動させるために、カム101の回転に応じて回転する接触部101e〜101hとは接触する位置に設けられている。そして、コロ105は、接触部101e〜101hと接触した状態でロータリー102の揺動を規制する。
即ち、ロータリー102は、コロ105が離間部101a〜101dと離れている状態では現像装置18b〜18dが現像位置に位置するように揺動する。また、ロータリー102は、コロ105が接触部101e〜101hと接触している状態では現像装置18b〜18dが前記退避位置に位置するように揺動する。前述した各構成は、後述する実施形態においても同様である。
ここで、図3に示すとおり、カム(回転部材)101、ロータリー(回転支持体)102、アーム(揺動部材)103、および、規制コロ(規制部材)105は、支持される前記現像装置の長手方向の一端側と他端側とに配置されている。
尚、図5に示す状態は、後述する通り、ロータリー102が回転している状態を示している。しかしながら、図5に示す状態は、ロータリー102が回転を停止して、ロータリー102が退避位置18Yに位置している状態でもある。ここで、退避位置18Yとは、ロータリー102が停止しており、前記各現像装置が現像を行わない状態である。図5に示すとおり、この状態では、各現像ローラが感光体ドラム2と接触していない。例えば、現像ローラ182aは、コロ105の下流側の退避位置18Yに位置している。また、退避位置18Yにおいて、コロ105が前記一端側に配置されたロータリー102の下方を支持している。また、コロ105が前記他端側に配置されたロータリー102の下方を支持している。これによって、各現像装置を支持しているロータリー102は、コロ105によって揺動を規制されている。
一方、図2に示すように、現像ローラ182aが感光体ドラム2に接触した状態では、コロ105が凹部(離間部)101aの底面と離れた状態で対向している。この状態が、現像装置が現像位置18Xに位置した状態である。尚、現像ローラ182bが感光体ドラム2に接触した現像位置18Xに位置した状態では、コロ105が凹部101bの底面と離れた状態で対向している。同様に、現像ローラ182cが感光体ドラム2に接触した現像位置18Xに位置した状態では、コロ105が凹部101cの底面と離れた状態で対向している。また、現像ローラ182dが感光体ドラム2に接触した現像位置に位置した状態では、コロ105が凹部101dの底面と離れた状態で対向している。即ち、カム101が規制コロ105から離間した状態である。
現像装置が現像中の状態を表した図2及び図3において、コロ105は凹部101a(〜101d)の近傍にあり、コロ105とカム101とが接触しないように凹部101a(〜101d)は配置されている。よって、バネ104の弾性力によって付勢されたアーム103は、ロータリー102を付勢する。そして、この付勢力(弾性力)は、現像ローラ182a(〜182d)と感光体ドラム2との接触圧となる。
駆動ギア172がモータMからの回転力を受けて矢印A方向(図2)に回転する。すると、前述したように、ロータリー102は矢印B方向(図2)に回転する。そして、ロータリー102に設けられているカム101もロータリー102と一体に矢印B方向に回転する。図4に、駆動ギア172の回転力を受けてロータリー102が回転している状態を示す。図4は、現像装置18aの現像が終了して、現像装置18aが現像位置18Xから退避し、現像装置18bが現像位置18Xに向かう状態を図示している。
本実施形態では、アーム(揺動部材)103は、画像形成装置の本体Aに回転可能に支持されている。また、アーム103は、ロータリー(回転支持体)102の回転中心101iを支持している。尚、回転中心101iは、カム(回転部材)101の回転中心でもある。また、カム101はロータリー102に取り付けられている。従って、アーム103は、カム101の回転中心101iを支持している。
また、ロータリー102は、その回転方向に沿って全周に設けられたギア部(回転支持体ギア)102aを有している。そして、アーム103を装置本体Aに回転可能に支持している回転中心103aと同軸線上に駆動ギア(揺動部材ギア)172が設けられている。これによって、ギア172とギア部102aは噛合している。従って、アーム103が揺動しても、ギア172とギア部102aは常に噛合状態を維持できる。以下の実施形態においても同様である。
尚、回転中心103aは、ギア172を回転可能に支持している軸172aの軸線である。軸172aは、本体フレーム171に固設されている。そして、軸172aには、アーム103の一端が回転可能に取り付けられている。
前述したように、図2及び図3に示すとおり、バネ104の弾性力(付勢力)は、現像ローラ182aが感光体ドラム2に圧接する力として作用する。この状態から、ロータリー102が回転することによって、現像ローラ182aと感光体ドラム2との圧接状態が解除される。そして、前記圧接状態が解除されると、バネ104の付勢力はカム101がコロ105に圧接する力として作用する。これによって、カム101はコロ105に確実に接触することができる。
離間部(凹部)101a〜101dが設けられた箇所を除くカム101の外周面は、前述したように、コロ105が接触する接触部101e〜101hである。接触部101e〜101hが、コロ105と接触している状態では、現像装置18a〜18dが感光体ドラム2と接触しないように構成されている。よって、感光体ドラム2に何ら影響を及ぼすことなく現像装置18a〜18dを順次現像位置に移動させることができる。接触部101e〜101hと離間部101a〜101dは、カム101(ロータリー102)の回転方向に沿って交互に配置されている。そして、離間部101a〜101dとカム101の回転中心101iとの距離L1は、接触部101e〜101hとカム101の回転中心101iとの距離L2よりも短い(図5)。
そして、現像装置18b(〜18d)を現像位置18Xに移動させると、コントローラ(不図示)が駆動ギア172の回転力を遮断して、ロータリー102が回転を停止する。そして、現像装置18bが現像位置18Xに達する。この現像位置18Xでは、現像ローラ182b(〜182d)と感光体ドラム2が圧接する。この状態では、図2に示すように、コロ105がカム101の離間部(凹部)101b(〜101d)と離れた状態で対向している。離間部101b(〜101d)とコロ105とは離間した状態となる。そして、このような動作を繰り返しつつ、各現像装置18a〜18dが現像位置18Xに順次移動する。尚、本実施形態では、コロ105と離間部としての凹部101bの底面との隙間G(図2)は、約1.5mm離れている。
このように、本実施形態では、ロータリー102に接触部101e〜101hと離間部101a〜101dとを有するカム101を一体に設け、装置本体Aにコロ105を設けた。これにより、ロータリー102を回転するだけで、現像装置18a〜18dを回転移動させつつ、現像装置18a〜18d(現像ローラ182a〜182d)を感光体ドラム2に対して接触又は離間させることができる。このため、ロータリー102を回転させて各現像装置18a〜18dを現像位置18Xに移動させる構成が簡易にできる。よって、装置のコストを低減できる。また、装置を小型化できる。また、現像装置18a〜18d(現像ローラ182a〜182d)は回転移動されつつ、感光体ドラム2に対して接触又は離間される。そのため、従来の動作に比べて切り替え動作が簡易化されて動作時間を短縮することができる。
ここで、前述したようにカラー画像を形成する際(カラーモード)においては、ロータリー102が回転して、各色の現像装置18a〜18dを現像位置18Xに順次搬送し、感光体ドラム2の潜像の現像をおこなう。その際の順番は、イエロー現像装置18a、マゼンタ現像装置18b、シアン現像装置18c、ブラック現像装置18dの順である。また、モノクロ画像を形成する際(モノクロモード)においては、ブラック現像装置18dのみが現像位置18Xに移動して、感光体ドラム2の潜像の現像をおこなう。
図6は、カラーモード、及び、モノクロモードともに最終色であるブラック現像装置18dが現像位置18Xにきた図である。そして、カラーモード、モノクロモード終了後、このままでブラック現像装置18dを放置してしまうと、現像ローラ182dは感光体ドラム2に押圧された状態のままになってしまう。その為、現像ローラ182dの弾性ローラが変形してしまい、画像形成した際に画質に影響を及ぼす可能性がある。そこで、ブラック現像装置18dを現像位置18Xから待機位置に、移動させる必要がある。次の画像形成動作を効率的におこうことを考慮すると、図7に示すように、ブラック現像装置18dを現像位置18Xからすぐ上流側で現像位置18Xから一番近い待機位置18Zに移動させるのが有効である。(このとき、ブラック現像装置18dの現像ローラ182dとイエロー現像装置18aの現像ローラ182aとの間の部分が、現像位置18Xにくることになる。)これは、次の画像形成がモノクロモードの際は、ロータリー102を角度α1だけ回転させ、ブラック現像装置18を現像位置18Xに移動させれば良い。また、次の画像形成がカラーモードの際は、ブラック現像装置18dだけを現像位置18Xを通過させ、ロータリー102を角度α2だけ回転させ、イエロー現像装置18を現像位置18Xに移動させれば良い。即ち、次の画像形成の際のロータリー102の移動量が最小で済む。しかし、仮にブラック現像装置18dを画像形成終了後に待機位置18Zまでに移動させる際に、ロータリー102を、矢印B方向に回転させたのでは、回転量が多い。即ち、ブラック現像装置18dを現像位置18Xから320°程度回転させることになり、待機位置18Zへの移動に要する時間がかかり、移動によるモータMの動作音も長く発生することになる。
そこで、本実施例においては、モータMを逆方向に回転させて、ロータリー102を矢印Bとは反対の矢印C方向に回転させて、ブラック現像装置18dを待機位置18Zに移動せる制御をおこなう。それによって、ロータリー102の回転は40°程度で済み、ブラック現像装置18dを待機位置18Zへの移動に要する時間の短縮、移動によるモータMの動作音を低減させることができる。更に、感光体ドラム2と各現像ローラ182a〜182dが摺擦することにより生じる、感光体ドラム2の表面や各現像ローラ182a〜182dの機械的な傷付きや、電気的な傷付きを防止することができ、横スジ等の画像不良を低減できる。また、感光体ドラム2や各現像ローラ182a〜182dの耐久性上げることができる。ここでモータMは、逆回転することが出来るステッピングモータやDCモータが最適である。
また各現像装置18a〜18dの各現像ローラ182a〜182dは、現像装置18a〜18dが現像位置Xに移動した際に、装置本体Aに設けられた本体カップリング(不図示)と各現像装置18a〜18dに設けられたユニットカップリング(不図示)が係合する。そして、本体カップリング(不図示)からユニットカップリング(不図示)に駆動力が伝達され、各現像ローラ182a〜182dが回転することになる。そして、ロータリー102が矢印B方向まやは矢印C方向に回転して各現像装置18a〜18dが現像位置Xから移動する際に、本体カップリング(不図示)とユニットカップリング(不図示)係合は解除することになる。但し、この本体カップリング(不図示)とユニットカップリング(不図示)の係合はロータリー102の回転が矢印B方向のみ係合可能な構成である。
以上、本実施例において説明したように、各色の現像装置を待機位置へ移動する際に、ロータリーの回転を最小に抑え、待機位置への移動に要する時間を短時間にし、動作音を低減した。更に感光体と現像ローラの摺擦等による傷付きを抑えることができる。
S シート(記録媒体)
2 電子写真感光体ドラム
2a 支持棒
18a〜18d 現像装置
101 カム(回転部材)
101a〜101d 離間部(凹部)
101e〜101h 接触部
101k 接触補助部
102 ロータリー(回転支持体)
102a ギア部(回転支持体ギア)
103 アーム(揺動部材)
104 アームバネ(弾性部材)
105 規制コロ(規制部材)
106 コロホルダ
107 シャフト
172 駆動ギア
182a〜182d 現像ローラ
183 カム(回転部材)
183a〜183d 離間部(凹部)
183e〜183h 接触部

Claims (4)

  1. 記録媒体に画像を形成するカラー電子写真画像形成装置において、
    モータと、
    感光体と、
    複数の現像装置を備えた回転支持体であって、複数の前記現像装置に設けられた現像ローラを順次、前記感光体に形成された静電潜像を現像するための現像位置に搬送するための前記モータの駆動力によって回転する回転支持体と、
    を有し、
    前記感光体に形成された静電潜像を現像する動作が終了した後、前記回転支持体を回転させ、前記現像位置に位置する前記現像装置を前記現像位置から次の画像形成動作の為に待機する待機位置へ移動する際に、複数の前記現像装置を前記現像位置に搬送する際の回転方向とは逆方向に前記回転支持体を回転させることを特徴とするカラー電子写真画像形成装置。
  2. 前記現像位置に位置する前記現像装置は、ブラック現像剤を備えたブラック現像装置であり、前記ブラック現像装置は、前記回転方向において前記現像位置の上流側で、他の前記現像装置よりも前記現像位置に近い前記待機位置に移動することを特徴とする請求項1に記載のカラー電子写真画像形成装置。
  3. 前記回転支持体には、前記回転方向において前記ブラック現像装置の隣の上流側には、イエロー現像剤を備えたイエロー現像装置が備えられていることを特徴とする請求項2に記載のカラー電子写真画像形成装置。
  4. 更にカラー電子写真画像形成装置は、
    前記回転支持体を揺動可能に支持する揺動部材と、
    前記モータからの回転力を受けて回転する前記回転支持体と一体に回転する回転部材であって、前記回転支持体が支持する現像装置を前記回転支持体の回転方向と交差する交差方向から前記現像位置に移動させるための離間部と、前記現像装置を前記現像位置から退避する退避位置に、前記交差方向から移動させるための接触部と、を有する回転部材と、
    前記現像装置を前記交差方向から前記現像位置に移動させるために、前記回転部材の回転に応じて回転する前記離間部とは離れた状態で対向する位置に、また、前記現像装置を前記交差方向から前記退避位置に移動させるために、前記回転部材の回転に応じて回転する前記接触部とは接触する位置に設けられ、前記接触部と接触した状態で前記回転支持体の揺動を規制する規制部材と、
    を有し、
    前記規制部材が前記離間部と離れている状態では前記現像装置が現像位置に位置するように、また、前記規制部材が前記接触部と接触している状態では前記現像装置が前記退避位置に位置するように、前記回転支持体が揺動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカラー電子写真画像形成装置。
JP2009086153A 2009-03-31 2009-03-31 カラー電子写真画像形成装置 Pending JP2010237500A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009086153A JP2010237500A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 カラー電子写真画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009086153A JP2010237500A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 カラー電子写真画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010237500A true JP2010237500A (ja) 2010-10-21

Family

ID=43091870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009086153A Pending JP2010237500A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 カラー電子写真画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010237500A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1993000B1 (en) Color electrophotographic image forming apparatus
JP4869359B2 (ja) カラー電子写真画像形成装置
US9268292B2 (en) Image forming apparatus including first and second bias voltage supply devices
US9213272B2 (en) Image forming apparatus including a holding member to hold a roller relative to a frame
JP3782627B2 (ja) 画像形成装置
JP5482215B2 (ja) 画像形成装置
JP4559924B2 (ja) 画像形成装置およびプロセスユニット
KR20060082612A (ko) 현상기 구동 장치 및 이를 구비하는 화상형성장치
JP7483356B2 (ja) 画像形成装置
JP2022112903A (ja) 転写ユニットおよびそれを備えた画像形成装置
JP2022112901A (ja) 転写ユニットおよびそれを備えた画像形成装置
US20130236226A1 (en) Image forming apparatus with compact sheet conveyance path
JP6724360B2 (ja) 画像形成装置
JP2008216969A (ja) ベルト装置、転写ベルト装置、画像形成装置
JP2006347710A (ja) 被記録媒体搬送装置、転写装置、及び画像形成装置
JP2022129622A (ja) 転写ユニットおよびそれを備えた画像形成装置
JP2010237500A (ja) カラー電子写真画像形成装置
JP2008139379A (ja) 画像形成装置
JP7013734B2 (ja) 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
JP4854223B2 (ja) 画像形成装置
JP5511585B2 (ja) 画像形成装置
JP5653124B2 (ja) カラー電子写真画像形成装置
JP2023184256A (ja) 画像形成装置
JP5605700B2 (ja) 画像形成装置
JP5438925B2 (ja) 画像形成装置