JP2010237127A - 地絡検出装置及び地絡検出方法 - Google Patents

地絡検出装置及び地絡検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】送配電線路に発生する地絡故障を高精度に検出し、検出の信頼性を高める。
【解決手段】故障発生によって送配電線路に生じる電圧変化(例えば、静電電位)を監視し、電圧変化を生じた故障発生時に地絡電流検出手段(静電電位センサ部4A、地絡電流センサ部4B)を起動し、該地絡電流検出手段によって地絡電流を検出し、この地絡電流の検出結果に基づき、送配電線路に地絡故障が生じたか否かを判定し、その判定結果を通知するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、送配電線路に発生する地絡故障の検出技術に関し、例えば、中性点非接地系統の地絡検出及び地絡検出位置の標定に用いられる地絡検出装置及び地絡検出方法に関する。
送配電線路には、中性点非接地系統等、各種の系統が存在する。このような送配電線路で発生する地絡の検出方法としては、電流検出が主流である。このため、非接地系統等の地絡の検出には、AC電流を検出する電流センサを用いた地絡検出装置として例えば、地絡点表示器が用いられている。
このような地絡検出を含む送配電線路の電気故障現象に対し、送配電線路に非接触のロゴスキーコイル型電磁界センサを取り付け、このセンサの検出出力を処理する処理手段を備え、この処理手段が、検出出力の電圧波形を積分する積分手段、検出出力の電流波形を積分する積分手段を備え、各積分出力の各相電圧波形、各相電流波形により、電気故障現象を解析することが知られている(例えば、特許文献1)。
非接地系統の送配電線路における故障区間の標定について、地絡故障が発生すると、故障箇所を挟む標定器を介して故障電流の方向が逆方向になるため、負荷側にある標定器で観測される故障電流波形の積分波形と故障電圧波形は逆極性となり、電源側の標定器で観測される故障電流波形の積分波形と故障電圧波形は同極性になることを検出し、標定器間に故障箇所があること、その区間を標定することが知られている(例えば、特許文献2)。
また、地絡故障の検出について、送電鉄塔の2つの脚の一方に第1のカレントトランスを設け、短絡故障又は地絡故障に起因する交流出力を取り出すとともに、前記脚の他方に第2のカレントトランスを設けて同様に短絡故障又は地絡故障に起因する交流出力を取り出し、各交流出力を合成して地絡故障に起因する交流出力のみを抽出することにより、地絡故障のみを検出することが知られている(例えば、特許文献3)。
特開平5−133993号公報 特開平8−196033号公報 特開2008−39549号公報
ところで、地絡が生じた送配電線路が非接地系統であれば、地絡電流は対地静電容量に左右されるため、その電流値が小さく、また、地絡波形は高周波の針状波から低周波のアーク電流波形までの変化を呈するため、その検出は非常に困難である。図20は、非接地系統の送配電線路の地絡によって生じる地絡電流波形イメージである。
また、送配電線路の支持について、鉄塔、鉄柱、コンクリート柱等、その支持物は様々であるがその支持物から小電流をコイルで検出しようとすれば、検出感度を高めるため、その検出コイルが大きくなる。このような検出コイルの大型化に加え、検出感度が高くなれば、誘導を拾う可能性も高くなり、これが検出電流に対しノイズとして作用する。その誘導分は小さな地絡電流に比べて影響が大きい。このようなノイズと検出電流との弁別は困難であり、地絡電流の検出精度を低下させることになる。即ち、小さい地絡電流を検出するためにその検出感度を上げれば、誘導分であるノイズで誤作動を生じ、これが送配電線路の地絡検出の技術開発の大きな課題であった。
従来の地絡検出表示器400は、図21に示すように、送配電線路9を支持する支持物であるコントリート柱402又は鉄塔・鉄柱に設置される。コンクリート柱402の場合、地絡検出表示器400では、図22に示すように、コンクリート柱402の壁部に設置された接地線404から地絡電流Igを検出する電流センサ406を設置し、この電流センサ406の検出出力を本体部408に導き、地絡電流Igを検出した場合には、表示部410にその検出を表す表示を発生させることが行われている。電流センサ406は、図23に示すように、貫通させた接地線404に流れる地絡電流Igを磁束φによって検出し、その検出電流をリード部412を介して地絡検出表示器400の本体部408に導く。
このような地絡検出表示器400では、地絡電流Igが対地静電容量に左右され、線路こう長が短い場合には地絡電流Igが小さくなるので、地絡電流Igが検出できる送配電線路が限定される。また、このような地絡検出表示器400では、既述したように、AC電流用センサが用いられており、小さな故障電流まで検出するために高感度化すると、誘導や外来ノイズの影響が大きくなり、地絡電流とこれらの誘導やノイズとの弁別が困難になる。
このような課題やその解決手段について、上記特許文献1〜3には、その開示や示唆はない。
そこで、本発明の目的は、上記課題に鑑み、送配電線路に発生する地絡故障を高精度に検出し、検出の信頼性を高めることにある。
上記目的を達成するため、本発明では、故障発生によって生じる電圧変化(例えば、静電電位)を監視し、故障発生時に地絡電流検出手段を起動して地絡電流を検出し、その検出結果に基づき、地絡故障か否かを判定し、その判定結果を通知するものである。
そこで、上記目的を達成するための構成は、以下の通りである。
本発明に係る地絡検出装置では、送配電線路に生じる電圧変化を検出し、故障発生を表す検出出力を発生する電圧検出手段と、この電圧検出手段の前記検出出力を受けて動作状態となり、送配電線路の地絡によって生じる地絡電流を検出する電流検出手段とを備える構成である。斯かる構成により、上記目的を達成することができる。
また、本発明に係る地絡検出装置では、送配電線路の地絡によって生じる地絡電流を検出する地絡電流検出手段と、前記地絡電流検出手段の検出出力により地絡故障か否かを判定する判定手段と、この判定手段の判定出力を受け、前記地絡故障である場合、その判定結果を表示する表示手段とを備える構成である。斯かる構成によっても、上記目的を達成することができる。
また、本発明に係る地絡検出器は、好ましくは、前記電圧検出手段の前記検出出力を受け、故障発生時、起動出力を発生する起動手段と、前記起動手段の起動出力を発生した場合に前記地絡検出手段に供給する電源電圧、前記判定手段が地絡故障の判定出力を発生した場合に前記表示手段に供給する電源電圧のいずれか又は双方を発生する電源手段と、前記電圧検出手段が故障発生を表す前記検出出力を発生した場合には前記地絡検出手段に前記電源手段から前記電源電圧を給電し、前記判定手段が地絡故障と判断した場合には前記表示手段に前記電源手段から前記電源電圧を給電し、前記判定手段が地絡故障でないと判断した場合には前記電源手段から前記電源電圧の給電を遮断する給電制御手段とを備える構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成することができる。
また、本発明に係る地絡検出方法では、送配電線路に生じる電圧変化によって故障発生を検出する工程と、故障発生を契機に、送配電線路の地絡によって生じる地絡電流を検出する工程とを含む構成である。斯かる構成により、上記目的を達成することができる。
また、本発明に係る地絡検出方法では、送配電線路の地絡によって生じる地絡電流を検出する工程と、前記地絡電流を積分する工程と、積分により得られた電圧又は電流のレベルを監視し、そのレベルに応じて地絡故障か否かを判定する工程とを含む構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成することができる。
(1) 故障発生を静電電位により監視し、故障発生を受けて地絡検出に移行させるので、地絡検出の信頼性を高めることができる。
(2) 地絡電流を検出し、その検出電流を積分し、その積分出力のレベルから地絡検出か否かを判断するので、地絡検出の検出精度及び信頼性を高めることができる。
第1の実施の形態に係る地絡検出器を示す図である。 センサ部の一例を示す図である。 観測スタート(起動回路)の一例を示す図である。 電流判定回路の一例を示す図である。 センサ部の通電波形、積分波形及びセンサ出力波形を示す図である。 第1の実施の形態に係る地絡検出方法を示すフローチャートである。 地絡検出器が設置された鉄塔を示す図である。 第2の実施の形態に係る地絡検出装置を示す図である。 第3の実施の形態に係る地絡検出装置を示す図である。 第3の実施の形態に係る地絡検出方法を示すフローチャートである。 非接地系統の地絡を示す図である。 地絡時の非接地系統に流れる電流を示す図である。 地絡故障時の零相電流波形及び零相電圧波形を示す図である。 地絡故障時の零相電流波形及び零相電圧波形の微分を示す図である。 電流波形及びその積分波形を示す図である。 積分された電流波形及び電圧波形を示す図である。 電圧波形と電流波形の比較を示す図である。 地絡検出器の実施例を示す図である。 データロガーを示す斜視図である。 非接地系送配電線路の地絡電流波形を説明するための図である。 地絡検出器が設置されたコンクリート柱を示す図である。 従来の地絡検出器を示す図である。 従来の地絡検出器の電流センサを示す図である。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態について、図1を参照する。図1は、地絡検出装置を示す図である。図1の構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この地絡検出装置2は、センサ部4と、電流検出部6と、表示部8とを備える。センサ部4は、送配電線路9に発生する故障及び地絡電流の発生を監視する監視手段であって、送配電線路9の故障発生によって生じる電圧変化(例えば、静電電位の変動)を検出し、故障発生を表す検出出力を発生する電圧検出手段の一例であるとともに、故障時の電圧変動を表す検出出力を受けて動作状態となり、送配電線路の地絡によって生じる地絡電流を検出する電流検出手段の一例であって、静電電位センサ部4Aと、地絡電流センサ部4Bとを備える。静電電位センサ部4Aは既述の電圧検出手段の一例であり、地絡電流センサ部4Bは地絡電流検出手段の一例であって、これらは一体化されてコンパクトなセンサ手段を構成している。
電流検出部6は、センサ部4の検出出力を受け、その検出電流により、地絡故障であるか否かを判定する判定手段の一例であるとともに、故障発生時に地絡故障の観測をスタートさせ、地絡故障である場合、その表示出力を発生する手段の一例である。この実施の形態では、観測スタート回路10と、電流判定回路12と、電源回路14とを備える。
観測スタート回路10は、地絡検出をスタートさせる起動手段又は起動回路であるとともに、この実施の形態では電源制御手段を構成し、静電電位検出が故障発生を表す検出出力を発生した場合には電源回路14から電源電圧を電流判定回路12に給電し、電流判定回路12が地絡故障と判断した場合には表示部8に電源回路14から電源電圧を給電し、地絡故障でないと判断した場合には電源回路14から電源電圧の給電を遮断する機能部であり、対地電位の変動が検出されたとき、電流判定回路12を起動する。
電流判定回路12は、地絡電流センサ部4Bの検出電流から地絡であるか否かを判定する判定手段の一例であって、地絡電流センサ部4Bの検出出力のレベルから地絡か否かを判定して判定出力を発生し、この判定出力が表示部の表示出力として用いられている。
また、電源回路14は、センサ部4の地絡電流の検出機能部、電流判定回路12及び表示部8に対する給電する電源手段の一例であって、この電源回路14の電圧源には停電による電源遮断を防止するため、例えば、太陽電池や電気二重層コンデンサを備える。斯かる構成では、太陽電池の出力で電気二重層コンデンサを充電し、電圧源とする。
次に、センサ部4について、図2を参照する。図2は、センサ部の一例を示す図である。図2において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
このセンサ部4は既述の静電電位センサ部4A及び地絡電流センサ部4Bの一例であって、地絡電流センサ部4Bには例えば、ロゴウスキーコイルセンサが用いられている。静電電位センサ部4Aは、ロゴウスキーコイルセンサの周囲部に設置された静電センサ16で構成され、検出された静電電位を取り出すための出力端子18、20が設けられている。
地絡電流センサ部4Bは一例としてロゴウスキーコイルセンサで構成され、環状に形成されたコア22を備えており、このコア22にはギャップ24が形成されている。このコア22にはコイル26が巻回され、このコイル26にはコア22に沿って巻返し線28が設置され、コイル26の端部と、巻き返し線28の端部とに信号を取り出すリード部30、32が設けられている。33は、シールドである。
このセンサ部4では、外径φは例えば、330〔mm〕、幅wは例えば、25〔mm〕である。静電電位センサ部4Aは、対地電位の変動を検出する。また、地絡電流センサ部4Bは、鉄塔等の支持物に流れた電流を検出する。地絡電流の大きさ即ち、地絡電流によって生じる鎖交磁束Φに応じた出力電圧を取り出すことができる。
このセンサ部4について、地絡電流センサ部4Bにロゴウスキーコイルを用いた場合、リード部30、32に現れる検出電圧(起電力)Esは、
Es=(πr2 μ0 N/L)di/dt
=Kr・di/dt〔V〕 ・・・(1)
で与えられる。但し、rはコア22の半径、πr2 は磁束を検出するコア22の断面積、Nはコイルの巻回数、Lは周回長であり、Kr=πr2 μ0 N/L、μ0 =4π×10-7〔H/m〕である。
次に、観測スタート回路10について、図3を参照する。観測スタート回路の一例を示す図である。図3において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
この観測スタート回路10において、ヘッドアンプ34はインピーダンス変換手段の一例であって、静電センサ部4Aとの整合手段を構成し、静電センサ部4Aの検出出力を効率よく取り出すことができる。
ヘッドアップ34の出力は、変化分抽出回路36に加えられ、静電電位の変化分が検出される。この変化分は、電位変化であって、その電位変化と基準電位とが判定回路38によって比較され、その変化が故障によるレベルか否かを判定する。故障時には、観測開始信号出力部40から観測開始信号Soが出力される。
次に、電流判定回路12について、図4を参照する。図4は、電流判定回路の一例を示す図である。図4において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
この電流判定回路12において、ヘッドアンプ42はインピーダンス変換手段の一例であって、地絡電流センサ部4Bとの整合手段を構成し、地絡電流センサ部4Bの検出出力を効率よく取り出すことができる。
ヘッドアップ42の出力は、電圧増幅部44に加えられて電圧増幅された後、波形判定部46に加えられ、その波形のレベルと基準レベルとが波形判定部46によって比較され、その比較結果から地絡か否かを判定する。
この波形判定部46には、その前段に積分器を設置する。この積分器は地絡電流又はその地絡電流から得た電圧を積分する積分手段の一例であり、コンデンサ回路で構成すればよい。
そして、地絡時にはその地絡を表す判定出力が得られるので、この判定出力が表示出力部48に加えられ、地絡を表す表示出力Doが出力される。
斯かる構成によれば、送配電線路の故障時に生じる対地電位の変動を監視する。この実施例では静電電位センサ部4Aによって対地電位の変動を検出する。この検出出力は、観測スタート回路10に加えられる。観測スタート回路10では、その変化分がヘンドアンプ34を通して変化分抽出回路36に加えられ、対地電位の変動を表す変化分の抽出が行われる。ヘンドアンプ34ではインピーダンス変換されるので、対地電位の変動が変換分抽出回路36に効率よく伝達される。変化分抽出回路36で抽出された変換分は、判定回路38により例えば、基準レベルと比較されて故障か否かを判定する。故障発生時には、観測開始出力部40から観測開始出力Soが得られる。
ところで、このように、積分器を設置して地絡電流を積分すると、非接地系地絡電流の特性から、非常に複雑な地絡電流の全てが安定的な地絡電圧と同じ波形形状(交流ひずみ波形状)を以て検出できる。即ち、このような積分器を設置すれば、電流値の観測、高周波から低周波までの電流検出が安定的にサイン波状で検出できるだけでなく、誘導によるノイズの弁別に零相電圧の有無を用いることができる利点もある。
この観測開始出力Soは、電流判定回路12に加えられ、電流判定回路12はこの観測開始出力Soを契機に起動される。この起動により、電流判定回路12が地絡電流センサ部4Bの検出出力を受け取る。この検出出力は、地絡電流を表す電圧である。
電流判定回路12では、地絡電流センサ部4Bの検出出力がヘンドアンプ42を通して電圧増幅部44に加えられ、検出出力である電圧を増幅する。この電圧は、波形判定部46に加えられ、その電圧波形により、地絡か否かを判定する。地絡発生時には、その判定結果を表す出力を受けた表示出力部48から地絡を表す表示出力Doが得られる。その結果、この表示出力Doは表示部8に加えられ、地絡を表す地絡表示が行われる。
地絡電流センサ部4Bにロゴウスキーコイルを用いた場合の出力波形について、図5を参照する。通電波形は図5のAに示すようなパルス波形であり、この電流をセンサで検出すると、図5のBに示すような出力波形が得られる。そして、この出力を積分器に通して積分すると、その積分波形は図5のCに示す波形となる。
次に、地絡検出の処理手順について、図6を参照する。図6は、第1の実施の形態に係る地絡検出の処理手順の一例を示すフローチャートである。
この地絡検出の処理手順は、地絡電流検出方法の一例であって、図1に示す地絡電流検出装置2に対応している。そこで、この処理手順では、常時、送配電線路の故障発生を監視する(ステップS11)。この故障発生の検出は、静電電位センサ部4Aによる送配電線路の静電電位を監視し、故障によって送配電線路に発生する静電電位の変動を検出する。
送配電線路に故障が発生すると、地絡電流センサ部4B及び電流判定回路12に給電し(ステップS12)、これらの機能部を起動させる。電流判定回路12では、地絡電流センサ部4Bからその検出出力が加えられるので、その波形の出力レベルを監視する(ステップS13)。
その出力レベルから地絡故障であるか否かを判定し(ステップS14)、地絡であれば(ステップS14のYES)、表示部8に給電し(ステップS15)、表示部8を動作させる。この表示部8には、電流判定回路12から表示出力が加えられるので、地絡表示が行われる(ステップS16)。この故障表示は例えば、赤色表示布を放出し、地絡の発生を視認可能に表示する。この表示部8には発煙筒やサイレン等の信号媒体を用いてもよい。
また、地絡でない場合(ステップS14のNO)には、地絡電流センサ部4B、電流判定回路12及び表示部8に対する給電を遮断し(ステップS17)、電流検出、電流判定及び表示動作を解除する。
このように、静電電位の変動によって故障の発生を監視し、故障発生を契機として地絡電流の検出を行うので、地絡検出の信頼性が高められる。また、表示部8は地絡時のみ動作させるので、誤動作による誤表示を防止できるとともに、電源に用いる蓄電池の消耗を抑制することができる。
上記実施の形態の特徴事項、効果及び変形例を以下に列挙する。
(1) センサ部4(静電電位センサ部4A、地絡電流センサ部4B)を例えば、図21に示すように、支持物の部材に取り付ければ、静電電位と地絡電流の検出を行うことができる。地絡電流センサ部4Bにロゴウスキーコイルを用いれば、微弱電流を高精度に検出できる。
(2) 鉄塔・鉄柱の場合には例えば、図7に示すように、鉄塔や鉄柱の脚部に地絡電流と誘導電流を弁別するためにセンサ部4−1、4−2を一対(2組)構成として取りつけ、各検出出力の位相比較を行ってもよい。
(3) 送配電線路に故障が発生すると、送配電線路の対地電位が変動する。この変動を静電電位センサ部4Aで検出する。検出した出力が急激な変化であり、設定値以上の場合には観測スタート回路10を起動し、例えば、スイッチをONさせ、電流判定回路12を駆動させることにより、地絡電流の検出モードに移行させることができる。
(4) 地絡の発生した支持物の場合には、部材(鉄塔等の支持物)に地絡電流が流れる。この地絡電流を地絡電流センサ部4Bを構成するロゴウスキーコイルで検出すれば、微弱電流を高精度に検出できる。
(5) 波形判定部46では積分器を備え、検出出力を積分し、サイン波状に変換する。検出出力が設定値(基準レベル)以上の場合に例えば、スイッチをONさせ、表示出力を発生させ、その表示出力を以て表示部8を駆動させる。既述の赤色表示布を放出し、地絡の発生を視認可能に表示することができる。管理者は、その表示を以て地絡故障を容易に確認することができる。
(6) 地絡の発生していない支持物の場合には、部材に地絡電流は流れない(又は外来ノイズである)ため、ロゴウスキーコイルで検出した出力は積分回路で吸収され、後段に出力を生じないので、誤動作を防止できる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について、図8を参照する。図8は、第2の実施の形態に係る地絡検出器を示す図である。図8において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
この実施の形態の地絡検出装置2では、第1の実施の形態の地絡検出装置2(図1)に対してデータロガー50及び通信部52を備えたものである。
データロガー50は、検出情報の記録手段の一例であって、表示部8の電源電圧、観測スタート回路(起動回路)10の起動、地絡故障の検出(地絡動作)及び外部温度を記録する。通信部52は、メール等の通信を行う通信手段の一例であって、例えば、公衆回線を用いた無線通信部で構成する。
この実施の形態においても、静電電位センサ部4Aは対地電位の変動を検出し、地絡電流センサ部4Bはロゴウスキーコイルで構成され、支持物に流れる電流(地絡電流)を検出する。
電源回路14は、太陽電池の出力を電気二重層コンデンサに充電し、その充電電圧を電源電圧として出力する。電流判定回路12は、地絡電流センサ部4Bに規定の電流が流れているか否かを判定し、規定の電流が流れている場合には表示部8にそれを表す信号を出力する。そして、表示部8は、電流判定回路12から信号が加えられたとき動作し、赤色表示布の放出等により、地絡故障を表示する。
従って、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、データロガー50に既述のデータが格納されるので、そのデータを送配電線路の保守管理に活用することができる。
また、データロガー50に格納されたデータは、観測スタート回路10の起動及び地絡故障検出時には、公衆回線等を利用し、即座に電子メールで通知する構成としてもよい。この場合、メール内容はデータメールとアラームメールとを設定し、データメールではデータロガー50のメモリに蓄積された装置内部データを管理センターに配信し、定期的に計測されたデータとして、電源電圧、太陽電池電圧、コンデンサ充電電圧を送信する。
また、アラームメールは、観測スタート回路10起動時、地絡故障検出時に発信する。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態について、図9を参照する。図9は、第3の実施の形態に係る地絡検出装置を示す図である。図9において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
この実施の形態の地絡検出装置2では、静電電位センサ部4Aに代えて電圧センサ54が設置され、地絡電流センサ部4Bに代えて地絡電流検出コイル56が別個に設置されている。電圧センサ54は、送配電線路9の地絡に伴う電圧変化を検出する検出器の一例である。
電圧センサ54は電源回路14の制御手段であり、その検出出力は観測スタート回路10に加えられ、地絡観測の契機となる。観測スタート回路10は、第1の実施の形態(図1)で説明したのでその説明を省略する。
電源回路14は蓄電池60及び太陽電池62が備えられ、蓄電池60は太陽電池62の出力によって充電される。蓄電池60は例えば、電気二重層コンデンサによって構成される。観測スタート回路10の観測開始出力により、図示しないスイッチを導通させ、蓄電池60から電源電圧が電流検出部6の地絡電流積分回路64及び地絡故障検出回路66に加えられている。
この地絡電流積分回路64は、地絡電流検出コイル56で検出された地絡電流を受け、その地絡電流の積分手段であって、地絡電流の積分により、電圧波形相当の波形を得る積分器を構成する。この積分出力は地絡故障検出回路66に加えられ、所定値レベルと比較し、そのレベル判定により地絡か否かを判定又は検出し、その検出出力を表示部8に加える。表示部8は、第1の実施の形態で記載した通り、地絡検出に基づき、それを表す故障表示として例えば、赤色表示布の放出等により、地絡故障を表示する。
次に、地絡検出の処理手順について、図10を参照する。図10は、第3の実施の形態に係る地絡検出の処理手順の一例を示すフローチャートである。
この地絡検出の処理手順は、地絡電流検出方法の一例であって、図9に示す地絡電流検出装置2に対応している。そこで、この処理手順では、常時、送配電線路の故障発生を電圧センサ54で監視する(ステップS21)。この故障発生の検出は、故障時、送配電線路9に生じる電圧変化を監視し、その電圧によって故障発生を検出する。
送配電線路9に故障が発生すると、地絡電流積分回路64及び地絡故障検出回路66に給電し(ステップS22)、起動させる。地絡電流積分回路64では地絡電流を積分し、その積分波形の出力レベルを監視する(ステップS23)。この出力レベルが基準レベルを超えたか否かにより、地絡故障か否かを判定し(ステップS24)、地絡故障であれば(ステップS24のYES)、表示部8に給電し(ステップS25)、表示部8を動作させる。この表示部8には、地絡時、地絡故障検出回路66から表示出力が加えられるので、地絡表示が行われる(ステップS26)。この故障表示は例えば、赤色表示布を放出し、地絡の発生を視認可能に表示する。
また、地絡でない場合(ステップS24のNO)には、地絡電流積分回路64、地絡故障検出回路66及び表示部8に対する給電を遮断し(ステップS27)、電流検出、電流判定及び表示動作を解除する。地絡の発生を検出するための待機状態となる。
このように、電圧電位の変動によって故障の発生を監視し、故障発生を契機として地絡電流の検出を行うので、地絡検出の信頼性が高められる。また、表示部8は地絡時のみ動作させるので、誤動作による誤表示を防止できるとともに、電源に用いる蓄電池60の消耗を抑制することができる。
次に、地絡検出装置2の検出対象である非接地系統の地絡について、図11及び図12を参照する。図11は、非接地系統の地絡を示す図、図12は、地絡時の非接地系統に流れる電流を示す図である。
この非接地系統70では、図11に示すように、電源72に1次側をY結線、2次側をΔ結線とする変圧器74が設置され、送配電線路9より需要地に送電されている。送配電線路9の各相には対地静電容量Ca、Cb、Ccが存在する。送配電線路9において、地絡78が発生したとする。
このような地絡78が生じた非接地系統70では、等価回路80(図12)となり、Cは対地静電容量、LL はインダクタンス、Rgは地絡抵抗である。スイッチSWは地絡78に対応する。
このような非接地系統70の地絡78に起因して電流I1 、I2 が流れる。電流I1 は、
Figure 2010237127
で表され、但し、
Figure 2010237127
である。ここで、
Figure 2010237127
Figure 2010237127
Figure 2010237127
で表される。但し、
Figure 2010237127
である。ここで、
Figure 2010237127
Figure 2010237127
である。また、電圧Vmは、
Figure 2010237127
となる。
次に、地絡故障時の電流波形、電圧波形及びその処理について、図13、図14、図15、図16及び図17を参照する。図13は、地絡故障時の零相電流波形及び零相電圧波形を示す図、図14は、地絡故障時の零相電流波形及び零相電圧波形の微分を示す図、図15は、電流波形及びその積分波形を示す図、図16は、積分された電流波形及び電圧波形を示す図、図17は、電圧波形と電流波形の比較を示す図である。
非接地系統における故障時に当該故障の発生した支持物で観測された電圧(零相)、電流(ノイズを含む零相電流)に対して微分や積分を施したデータに関し、図13のAは、支持物で観測された電流波形であって、この電流波形はノイズを含んだ零相電流波形であり、図13のBは、零相電圧波形である。
同様に、図14のAは、ノイズを含んだ零相電流波形であり、図14のBは、電圧波形であって、零相電流波形の微分波形である。この微分波形は、図13のAの電流波形と位相差180度で相似な波形となっている。
図15は、電流波形の積分処理の前後の波形であって、Aは、積分前の電流波形であって、高周波のノイズを含んだ波形であり、この波形は正弦波半波分である。これに対し、Bは、積分後の電流波形であって、積分したことによりなだらかな波形となり、正弦波に近い波形を呈している。積分の結果、なだらかな直流成分に変換されることが理解できるであろう。
図16のAは、電流波形の積分波形であり、図16のBは、電圧波形である。これらを比較するために、重ね合わせて対比すると、図17に示すように、電流波形Iと、電圧波形Vとは近似した周期を呈していることが判る。
地絡検出装置の実施例について、図18及び図19を参照する。図18は、地絡検出装置の実施例を示す図、図19は、データロガーを示す斜視図である。図18及び図19において、図8と同一部分には同一符号を付してある。
この実施例の地絡検出装置2は、図18の(A)に示すように、センサ部4と、電流検出部6と、表示部8とを備え、センサ部4と電流検出部6とはケーブル82、84で連結され、電流検出部6と表示部8とはケーブル86で連結されている。ケーブル82は静電電位センサ部4A側の検出出力を電流検出部6に加え、ケーブル84は地絡電流センサ部4B側への給電及び検出出力の取出しに用いられている。各部の機能は、各実施の形態で説明した通りである。
電流検出部6の筐体部88の側部には、図18のBに示すように、コネクタ部90が設けられ、このコネクタ部90を用いてデータロガー50(図19)が接続される。
データロガー50は、図19に示すように、基台部92と、筐体部94とを備え、基台部92にはコネクタ部96が設けられるとともに、表示部98、100、102が設けられ、筐体部94の上部には太陽電池パネル104が形成されている。コネクタ部96には既述の電流検出部6のコネクタ部90がケーブルによって接続される。表示部98、100、102はメール送受信、テスト、電源を表す表示手段である。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、非接地系の送配電線路に生じる地絡故障を高精度に検出し、表示することができ、検出動作の信頼性を高め、送電線路の地絡故障を速やかに発見し、その保守管理の容易化に貢献することができ、有用である。
2 地絡検出装置
4 センサ部
4A 静電電位センサ部
4B 地絡電流センサ部
6 電流検出部
8 表示部
9 送配電線路
10 観測スタート回路
12 電流判定回路
14 電源回路
16 静電センサ
18、20 出力端子
22 コア
24 ギャップ
26 コイル
28 巻き返し線
30、32 リード部
33 シールド
34 ヘッドアンプ
36 変化分抽出回路
38 判定回路
40 観測開始信号出力部
42 ヘッドアンプ
44 電圧増幅部
46 波形判定部
48 表示出力部
50 データロガー
52 通信部
54 電圧センサ
56 地絡電流検出コイル
60 蓄電池
62 太陽電池
64 地絡電流積分回路
66 地絡故障検出回路
70 非接地系統
72 電源
74 変圧器
78 地絡
80 等価回路
82、84、86 ケーブル
88 筐体部
90 コネクタ部
92 基台部
94 筐体部
96 コネクタ部
98、100、102 表示部
104 太陽電池パネル
400 地絡検出表示器
402 コントリート柱
404 接地線
406 電流センサ
408 本体部
410 表示部
412 リード部

Claims (12)

  1. 送配電線路に生じる電圧変化を検出し、故障発生を表す検出出力を発生する電圧検出手段と、
    この電圧検出手段の前記検出出力を受けて動作状態となり、送配電線路の地絡によって生じる地絡電流を検出する電流検出手段と、
    を備えることを特徴とする地絡検出装置。
  2. 前記電圧検出手段は、前記送配電線路の対地電位の変動を検出する静電電位センサで構成したことを特徴とする請求項1記載の地絡検出装置。
  3. 送配電線路の地絡によって生じる地絡電流を検出する地絡電流検出手段と、
    前記地絡電流検出手段の検出出力により地絡故障か否かを判定する判定手段と、
    この判定手段の判定出力を受け、前記地絡故障である場合、その判定結果を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする地絡検出装置。
  4. 前記地絡電流検出の検出出力を積分する積分手段を備え、前記判定手段は前記積分手段が発生する積分出力によって地絡故障か否かを判定することを特徴とする請求項3記載の地絡検出装置。
  5. 前記電圧検出手段の前記検出出力を受け、故障発生時、起動出力を発生する起動手段と、
    前記起動手段の起動出力を発生した場合に前記地絡検出手段に供給する電源電圧、前記判定手段が地絡故障の判定出力を発生した場合に前記表示手段に供給する電源電圧のいずれか又は双方を発生する電源手段と、
    前記電圧検出手段が故障発生を表す前記検出出力を発生した場合には前記地絡検出手段に前記電源手段から前記電源電圧を給電し、前記判定手段が地絡故障と判断した場合には前記表示手段に前記電源手段から前記電源電圧を給電し、前記判定手段が地絡故障でないと判断した場合には前記電源手段から前記電源電圧の給電を遮断する給電制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の地絡検出装置。
  6. 前記電圧検出手段と前記電流検出手段とを一体化し、前記電流検出手段が環状コアに巻回されたコイルで構成したことを特徴とする請求項1記載の地絡検出装置。
  7. 前記判定結果を含む情報を記録する記録手段と、
    前記記録手段の記録情報を通知する地絡故障通知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の地絡検出装置。
  8. 送配電線路に生じる電圧変化によって故障発生を検出する工程と、
    故障発生を契機に、送配電線路の地絡によって生じる地絡電流を検出する工程と、
    を含むことを特徴とする地絡検出方法。
  9. 送配電線路に生じる電圧変化を静電電位の変動により検出することを特徴とする請求項8記載の地絡検出方法。
  10. 送配電線路の地絡によって生じる地絡電流を電圧に変換して検出する工程と、
    前記電圧のレベルに応じて地絡故障か否かを判定する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項8記載の地絡検出方法。
  11. 送配電線路の地絡によって生じる地絡電流を検出する工程と、
    前記地絡電流を積分する工程と、
    積分により得られた電圧又は電流のレベルを監視し、そのレベルに応じて地絡故障か否かを判定する工程と、
    を含むことを特徴とする地絡検出方法。
  12. 前記判定結果を受け、その判定結果を表示する工程を含むことを特徴とする請求項8又は11記載の地絡検出方法。
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