JP2010237057A - 流量計 - Google Patents

流量計 Download PDF

Info

Publication number
JP2010237057A
JP2010237057A JP2009085829A JP2009085829A JP2010237057A JP 2010237057 A JP2010237057 A JP 2010237057A JP 2009085829 A JP2009085829 A JP 2009085829A JP 2009085829 A JP2009085829 A JP 2009085829A JP 2010237057 A JP2010237057 A JP 2010237057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
circuit board
flow
disposed
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009085829A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Shinkawa
宏一郎 新川
Yasuharu Oishi
安治 大石
Hiroyuki Inagaki
広行 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2009085829A priority Critical patent/JP2010237057A/ja
Publication of JP2010237057A publication Critical patent/JP2010237057A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】流体からの圧力による検出流量の精度悪化を低減することができる流量計を提供する。
【解決手段】
本発明に係る流量計1は、所定方向(X軸方向)にのびる流路11が設けられた流路保持体10と、流路11を流れる流体の流量を検出する流れセンサ8と、流れセンサ8が設けられた回路基板31と、を備え、回路基板31における流れセンサ8を設けた部分が流路11内に突出するように、回路基板31が流路保持体10に設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明に係るいくつかの態様は、例えば気体、液体などの流体の流量を測定する流量計に関する。
従来、この種の流量計として、流路を構成する面に開口部を有し、その開口部に回路基板を配し、この回路基板の流路面に配設した流れセンサとを備えたものが知られている。この流量計は、流れセンサを取り付けるための取付部品を必要とせず、構造が単純になるばかりでなく、流れセンサを取り付けるための穴加工が不要になり、それによって流量計をコンパクトにすることが可能なる。(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−3883号公報
ところで、回路基板が流路の一部を構成する前述の流量計は、流路を構成する面に開口部を有し、その開口部を回路基板における流れセンサの配設面で塞ぐ構成になっている。
開口部を回路基板の流れセンサの配設面で塞ぐ構成となっているため、開口部において、流路は凹部を有する形状となる。また、配設面と流路間に封止部材を配置する必要があり、その配置のため、流路壁面が厚くなり、開口部の凹部は、さらに大きくなる。この凹部により、例えば流れの乱れなどが発生する可能性が高くなり、精度悪化を引き起こすこととなる。これを防止するため、ケース本体に対して垂直方向に延びる2つの流路部分と当該2つの流路部分を連通する水平方向に延びる流路部分とから構成される、いわゆるコの字状を採用していた。
しかしながら、コの字状の流路における垂直方向に延びる流路部分と水平方向に延びる流路部分との接続部分は屈曲しているので、当該接続部分で流路を流れる流体の向きが変わる。その際、水平方向に延びる流路部分の上面を構成する回路基板に、流体から大きな圧力が加わる。そのため、回路基板において、圧力が加わった部分に設けられた素子や回路が変形し、その結果、回路基板に設けられた流れセンサが検出する流体の流量(検出流量)の精度が悪化するという問題があった。
本発明のいくつかの態様は前述の問題に鑑みてなされたものであり、流体からの圧力による検出流量の精度悪化を低減することができる流量計を提供することを目的の1つとする。
本発明に係る流量計は、所定方向にのびる流路が設けられた流路保持体と、流路を流れる流体の流量を検出する流量検出手段と、流量検出手段が設けられた回路基板と、を備え、回路基板における流量検出手段を設けた部分が流路内に突出するように、回路基板が流路保持体に設けられる。
かかる構成によれば、回路基板における流量検出手段を設けた部分が流路内に突出するように、回路基板が流路保持体に設けられる。よって、従来の流量計のように流路をコの字状にする必要がなくなり、流路を直線状にすることができる。また、回路基板を流路ののびる方向の線に対して平行に設置すれば、流路内に配置された回路基板の面は、流体から圧力を受け難くなる。つまり、従来の流量計ように、回路基板で流路を構成する面の開口を塞ぎ、流路をコの字状とした場合、回路基板のたわむ方向に流体の圧力を受け、また、回路基板が圧力を受ける面積が大きいため、回路基板は流体から圧力を受け易くなる。一方、回路基板を流路ののびる方向の線に対して平行に設置すれば、回路基板のたわむ方向に流体の圧力を受けず、また、回路基板が圧力を受ける面積が殆どないため、回路基板は流体から圧力を受け難くなる。
本発明に係る流量計によれば、流路を直線状にすることができる。また、回路基板の面が流路ののびる方向の線に対して平行にすれば、流路内に配置された回路基板の面は、流体から圧力を受け難くなる。これにより、回路基板に設けられた流量検出手段への影響を低減することができ、流体からの圧力による検出流量の精度悪化を低減することができる。
本発明の第1実施形態における流量計の斜視図である。 図1に示した分流式流量計の側方断面図である。 図2に示したII−II線矢視方向断面図である。 図1に示した流路保持体の上面図である。 図4に示したIV−IV線矢視方向断面図である。 図4に示したV−V線矢視方向断面図である。 図2に示したに示した流れセンサの斜視図である。 図7に示したVIII−VIII線矢視方向断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例における流量計の縦断面図である。 本発明の第2実施形態における流量計の側方断面図である。 図10に示したIII−III線矢視方向断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例における流量計の縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものである。したがって、具体的な寸法などは以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(第1実施形態)
図1乃至図8は、本発明に係る流量計の第1実施形態を示すものである。図1は、本発明の第1実施形態における流量計の斜視図である。図1に示すように、流量計1は、流路11が設けられた流路保持体10と、流路保持体10に対して着脱可能な電装カバー30とを備える。電装カバー30の上部には、入出力装置35が配置される。入出力装置35は、例えばLEDなどの発光体や液晶ディスプレイなどから構成される出力部(図示せず)と、入力キーなどを有しており、各種設定や情報を入力可能な入力部(図示せず)とを備える。
図2は、図1に示した流量計の側方断面図である。なお、図2に示すX軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する座標軸であり、Y軸はX軸に対して水平方向に直交し、Z軸はX軸に対して垂直方向に直交する。図1に示す六面体の流路保持体10における対向する二面に、図2に示すように、注入口13及び排出口14が設けられている。注入口13及び排出口14のそれぞれには、ガスや液体などの流体を通す配管(図示せず)が挿入される。流路保持体10の内部に設けられた流路11は、所定方向(図2におけるX軸方向)にのびており、注入口13から排出口14に貫通している。流路11は、注入口13及び排出口14に接続された配管と連通し、注入口13から流入した流体を排出口14から流出する。これにより、流体は、図2に示す一点鎖線矢印Lのように、流路11内を所定方向(図2におけるX軸方向)に流れる。
図3は、図2に示したII−II線矢視方向断面図である。図2及び図3に示すように、回路基板31は、一部が電装カバー30から流路11内に突出するように、流路保持体10に設けられる。また、回路基板31は、一方の面31aに、流れセンサ8、中央演算処理装置(以下、CPUという)300、及びその他の電子部品301を備える。CPU300には、流れセンサ8及び入出力装置35が電気的に接続されている。その他の電子部品301としては、例えば、抵抗器、コンデンサ、トランジスタなどの素子や、IC、LSIなど回路が設けられる。なお、図2に示す回路基板31は模式的に描かれており、実際には、マイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、I/O回路などを備える。
本実施形態では、流れセンサ8、CPU300、及びその他の電子部品301の全てを、一方の面31aに設けるようにしたが、これに限定されない。例えば、流れセンサ8を一方の面31aに設け、CPU300、及びその他の電子部品301を他方の面31bに設けるように、回路基板31に設ける面を分けるようにしてもよい。
図2及び図3に示すように、流量計1は、流路保持体10と回路基板31との間(後述の開口部)に、封止部材32を備える。封止部材32は、CPU300及びその他の電子部品301と流れセンサ8との間で、回路基板31を取り囲むように配置される。これにより、回路基板31におけるCPU300及びその他の電子部品301を設けた部分が電装カバー30内、すなわち流路11外に配置され、回路基板31における流れセンサ8を設けた部分が流路11内に配置される。また、封止部材32の下面は、流路11の一部を構成する。
図2及び図3に示すように、回路基板31の両面31a,31bは、流路11がのびる方向の線(図2における一点鎖線矢印L)に平行な軸(図2におけるX軸)と、流路11がのびる方向の線(図2における一点鎖線矢印L)に垂直な軸(図2におけるZ軸)とによって定められる平面になるように配置される。すなわち、回路基板31の両面31a,31bは、図2及び図3におけるXZ平面となる。上述した従来の流量計のように、回路基板における流れセンサの配設面で流路を構成する面の開口部を塞ぐ場合、流路をコの字状にするのが一般的であった。これに対し、本実施形態の流量計1は、回路基板31における流れセンサ8を設けた部分が流路11内に突出するように、回路基板31が流路保持体10に設けられるので、従来の流量計のように流路をコの字状にする必要がなくなり、流路11を直線状にすることができる。また、回路基板31の両面31a,32bが流路11ののびる方向の線(図2における一点鎖線の矢印L)に対して平行になるので、流路11内に配置された回路基板31の両面31a,31bは、流体から圧力を受け難くなる。
図4は図1に示した流路保持体の上面図であり、図5は図4に示したIV−IV線矢視方向断面図であり、図6は図4に示したV−V線矢視方向断面図である。図4乃至図6に示すように、流路保持体10は流路11を構成する面の一部に開口部16を有しており、開口部16は流路11の上面の一部を開口する。図1乃至図3に示した電装カバー30は、流路保持体10の開口部16を覆うように、着脱自在に配置される。このとき、回路基板31の一部は流路保持体10の開口部16から流路11内部に突出し、封止部材32は、流路保持体10の開口部16を封止する。これにより、流路11内の気密性が確保される。また、封止部材32の下面は、流路11の一部を構成する。
図7は、図2に示した流れセンサの斜視図であり、図8は、図7に示したVIII−VIII線矢視方向断面図である。図2に示す流路11における流体の流速又は流量を検出する流れセンサ8は、流路11内に配置されている。図7及び図8に示すように、流れセンサ8は、キャビティ66が設けられた基板60、基板60上にキャビティ66を覆うように配置された絶縁膜65、絶縁膜65に設けられたヒータ61、ヒータ61より上流側に設けられた上流側測温抵抗素子62、ヒータ61より下流側に設けられた下流側測温抵抗素子63、及び上流側測温抵抗素子62より上流側に設けられた周囲温度センサ64を備える。
図8に示す絶縁膜65のキャビティ66を覆う部分は、断熱性のダイアフラムをなしている。周囲温度センサ64は、図2に示す流路11に流入してきた流体の温度を測定する。図7及び図8に示すヒータ61は、キャビティ66を覆う絶縁膜65の中心に配置されており、分流路25に流れる流体を、周囲温度センサ64が計測した温度よりも一定温度、例えば10℃高くなるよう、加熱する。上流側測温抵抗素子62はヒータ61より上流側の温度を検出するために用いられ、下流側測温抵抗素子63はヒータ61より下流側の温度を検出するために用いられる。
ここで、図2に示す流路11中の流体が静止している場合、図7及び図8に示すヒータ61で加えられた熱は、上流方向と下流方向へ対称的に拡散する。したがって、上流側測温抵抗素子62及び下流側測温抵抗素子63の温度は等しくなり、上流側測温抵抗素子62及び下流側測温抵抗素子63の電気抵抗は等しくなる。これに対し、図2に示す流路11中の流体が上流から下流に流れている場合、図7及び図8に示すヒータ61で加えられた熱は、下流方向に運ばれる。したがって、上流側測温抵抗素子62の温度よりも、下流側測温抵抗素子63の温度が高くなる。そのため、上流側測温抵抗素子62の電気抵抗と、下流側測温抵抗素子63の電気抵抗に差が生じる。下流側測温抵抗素子63の電気抵抗と上流側測温抵抗素子62の電気抵抗の差は、図2に示す流路11中の流体の速度と相関関係がある。そのため、下流側測温抵抗素子63の電気抵抗と上流側測温抵抗素子62の電気抵抗の差から、流路11を流れる流体の流量が求められる。
図7及び図8に示す基板60の材料としては、シリコン(Si)などが使用可能である。絶縁膜65の材料としては、酸化ケイ素(SiO2)などが使用可能である。キャビティ66は、異方性エッチングなどにより形成される。また、ヒータ61、上流側測温抵抗素子62、下流側測温抵抗素子63、及び周囲温度センサ64のそれぞれの材料には白金(Pt)などが使用可能であり、リソグラフィ法などにより形成可能である。
流れセンサ8は、図2に示す電装カバー30の内部に配置されたCPU300に接続されている。CPU300は、ROM(図示せず)にあらかじめ書き込まれた各種制御プログラムや各種情報などを読み込み、種々の情報処理(演算処理)を実行したり、流量計1の各種電子機器を制御したりする。具体的には、CPU300は、流れセンサ8から入力される、上流側測温抵抗素子62及び下流側測温抵抗素子63の電気抵抗と、流路11の断面積と基づいて、流路11を流れる流体の流量(検出流量)を算出する。また、CPU300は、算出された流路11を流れる流体の流量(検出流量)を入出力装置35に出力し、入出力装置35の出力部に表示させる。
このように、本実施形態の流量計1によれば、回路基板31における流れセンサ8を設けた部分が流路11内に突出するように、回路基板31が流路保持体10に設けられる。上述した従来の流量計のように、回路基板における流れセンサの配設面で流路を構成する面の開口部を塞ぐ場合、流路をコの字状するのが一般的であった。これに対し、本実施形態の流量計1は、回路基板31における流れセンサ8を設けた部分が流路11内に突出するように、回路基板31が流路保持体10に設けられるので、従来の流量計のように流路をコの字状にする必要がなくなり、流路11を直線状にすることができる。また、回路基板31の両面31a,31bが流路11ののびる方向の線(図2における一点鎖線の矢印L)に対して平行になるので、流路11内に配置された回路基板31の両面31a,31bは、流体から圧力を受け難くなる。これにより、回路基板31に設けられた流れセンサ8への影響を低減することができ、流体からの圧力による検出流量の精度悪化を低減することができる。
また、本実施形態の流量計1によれば、流路保持体10と回路基板31との間の開口部16を封止する封止部材32を備えるので、流路11内の気密性が確保される。
また、従来の流量計においては、開口部を回路基板の流れセンサの配設面で塞ぐ構成となっていため、封止部材配置用として、流路壁面に凹部を設ける等複雑な構成となっていた。これに対し、本実施形態の流量計1によれば、封止部材32が開口部16に配置されるので、従来と比較して、封止部材32の配置を容易にすることができ、また、流路11内の流体が漏洩し難くなる。
(第1実施形態の変形例)
図9は、本発明の第1実施形態の変形例における流量計の縦断面図である。なお、同図は第1実施形態の図3に対応する図である。第1実施形態では、回路基板31の両面31a,31bが図2及び図3におけるXZ平面になるように、回路基板31の両面31a,31bを流路11内に配置したが、これに限定されない。図9に示すように、流量計1は、回路基板31における流れセンサ8を設けた面31aが流路11内に配置されていればよい。
このように、本実施形態の流量計1によれば、回路基板31の両面31a,31bが、流路11ののびる方向の線(図2における一点鎖線矢印L)に平行な軸(図2におけるX軸)と、流路11ののびる方向の線(図2における一点鎖線矢印L)に垂直な軸(図2におけるZ軸)とによって定められる平面(図2及び図3におけるXZ平面)になるように、流れセンサ8を設けた面31aが流路11内に配置される。これにより、第1実施形態と同様に、従来の流量計のように流路をコの字状にする必要がなくなり、流路11を直線状にすることができる。また、回路基板31の両面31a,31bが流路11ののびる方向の線(図2における一点鎖線の矢印L)に対して平行になるので、流路11内に配置された流れセンサ8を設けた面31aは、流体から圧力を受け難くなる。これにより、回路基板31に設けられた流れセンサ8への影響を低減することができ、流体からの圧力による検出流量の精度悪化を低減することができる。
(第2実施形態)
図10及び図11は、本発明に係る流量計の第2実施形態を示すものである。図10は、本発明の第2実施形態における流量計の側方断面図であり、図11は、図10に示したIII−III線矢視方向断面図である。なお、図10に示すX軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する座標軸であり、Y軸はX軸に対して水平方向に直交し、Z軸はX軸に対して垂直方向に直交する。また、前述した第1実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表し、その説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との相違点は、回路基板31を、第1の回路基板33及び第2の回路基板34に分割したことである。
すなわち、第1の回路基板33は、一部が電装カバー30から流路11内に突出するように、流路保持体10に設けられる。また、第1の回路基板33は、一方の面33aに流れセンサ8を備える。第2の回路基板34は、一方の面34aに、CPU300、及びその他の電子部品301を備える。第1の回路基板33及び第2の回路基板34は、互いに電気的に接続されている。よって、第1実施形態と同様に、CPU300に流れセンサ8及び入出力装置35が電気的に接続される。
本実施形態では、第1の回路基板33に流れセンサ8のみを備えるようにしたが、これに限定されない。第2の回路基板34と同様に、第1の回路基板33は、CPU300、及び/又はその他の電子部品301を備えてもよい。また、流れセンサ8、CPU300、及びその他の電子部品301を、第1の回路基板33の一方の面33a、及び第2の回路基板の一方の面34aに設ける場合に限定されない点は、第1実施形態と同様である。
図10及び図11に示すように、流量計1は、流路保持体10と第1の回路基板33との間(開口部16)に、封止部材32を備える。封止部材32は、第2の回路基板34と流れセンサ8との間で、第1の回路基板33を取り囲むように配置される。これにより、CPU300及びその他の電子部品301を備える第2の回路基板34が電装カバー30内、すなわち流路11外に配置され、第1の回路基板33における流れセンサ8を設けた部分が流路11内に配置される。つまり、第1の回路基板33の一部は流路保持体10の開口部16から流路11内部に突出する。また、封止部材32の下面は、流路11の一部を構成する。
流路11内に配置される第1の回路基板33は、流路11を流れる流体に対して耐食性を有する材料、例えばセラミックなどから構成される。一方、第2の回路基板34は、安価で加工、製作が容易な材料、例えばガラスエポキシなどから構成される。これにより、流路11を流れる流体が回路基板を腐食するような場合でも、第1の回路基板33を流路11内に配置することができる。また、第2の回路基板34として、流路11に配置されない回路基板に適した材料を用いることにより、回路基板の全てに耐食性を有する材料を用いる場合と比較して、製造コストを低減することができる。
図10及び図11に示すように、第1の回路基板33の両面33a,33bは、流路11がのびる方向の線(図10における一点鎖線矢印L)に平行な軸(図10におけるX軸)と、流路11がのびる方向の線(図10における一点鎖線矢印L)に垂直な軸(図10におけるZ軸)とによって定められる平面になるように配置される。すなわち、第1の回路基板33の両面33a,33bは、図10及び図11におけるXZ平面となる。本実施形態の流量計1は、第1の回路基板33における流れセンサ8を設けた部分が流路11内に突出するように、第1の回路基板33が流路保持体10に設けられるので、従来の流量計のように流路をコの字状にする必要がなくなり、流路11を直線状にすることができる。また、第1の回路基板33の両面33a,33bが流路11ののびる方向の線(図10における一点鎖線の矢印L)に対して平行になるので、流路11内に配置された第1の回路基板33の両面33a,33bは、流体から圧力を受け難くなる。
また、封止部材32は流路保持体10の開口部16を封止する。これにより、流路11内の気密性が確保される。
このように、本実施形態の流量計1によれば、第1の回路基板33における流れセンサ8を設けた部分が流路11内に突出するように、第1の回路基板33が流路保持体10に設けられるので、従来の流量計のように流路をコの字状にする必要がなくなり、流路11を直線状にすることができる。また、第1の回路基板33の両面33a,33bが流路11ののびる方向の線(図10における一点鎖線の矢印L)に対して平行になるので、流路11内に配置された第1の回路基板33の両面33a,33bは、流体から圧力を受け難くなる。これにより、第1の回路基板33に設けられた流れセンサ8への影響を低減することができ、流体からの圧力による検出流量の精度悪化を低減することができる。
また、本実施形態の流量計1によれば、流路保持体10と第1の回路基板33との間(開口部16)を封止する封止部材32を備えるので、流路11内の気密性が確保される。
また、従来の流量計においては、開口部を回路基板の流れセンサの配設面で塞ぐ構成となっていため、封止部材配置用として、流路壁面に凹部を設ける等複雑な構成となっていた。これに対し、本実施形態の流量計1によれば、封止部材32が開口部に配置されるので、従来と比較して、封止部材32の配置を容易にすることができ、また、流路11内の流体が漏洩し難くなる。
また、本実施形態の流量計1によれば、第1の回路基板33の材料が、流路11を流れる流体に対して耐食性を有する材料、例えばセラミックである。これにより、流路11を流れる流体が回路基板を腐食するような場合でも、第1の回路基板33を流路11に配置することができる。また、第2の回路基板34として、流路11に配置されない回路基板に適した材料を用いることにより、全ての回路基板に耐食性を有する材料を用いる場合と比較して、製造コストを低減することができる。
(第2実施形態の変形例)
図12は、本発明の第2実施形態の変形例における流量計の縦断面図である。なお、同図は第2実施形態の図11に対応する図である。第2実施形態では、第1の回路基板33の両面33a,33bが図10及び図11におけるXZ平面になるように、第1の回路基板33の両面33a,33bを流路11内に配置したが、第1実施形態と同様に、これに限定されない。図12に示すように、流量計1は、第1の回路基板33における流れセンサ8を設けた面33aが流路11内に配置されていればよい。
このように、本実施形態の流量計1によれば、第2実施形態と同様に、従来の流量計のように流路の形状をいわゆるコの字状にする必要がなくなり、流路11を直線状にすることができる。また、第1の回路基板33の両面33a,33bが流路11ののびる方向の線(図10における一点鎖線の矢印L)に対して平行になるので、流路11内に配置された流れセンサ8を設けた面33aは、流体から圧力を受け難くなる。これにより、第1の回路基板33に設けられた流れセンサ8への影響を低減することができ、流体からの圧力による検出流量の精度悪化を低減することができる。
なお、前述の各実施形態の構成は、組み合わせたり或いは一部の構成部分を入れ替えたりしたりしてもよい。また、本発明の構成は前述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。
特に、前述の各実施形態では、開口部を流路の上部に設けて、回路基板の面がXZ平面になるように設置することしているが、開口部は流路の下部等に設けてもよい。また、流体の流れに平行になれば、XZ平面でなくてもよい。
1…流量計
8…流れセンサ
10…流路保持体
11…流路
16…開口部
30…電装カバー
31…回路基板
32…封止部材
33…第1の回路基板
34…第2の回路基板
31a,31b,33a,33b,34a,34b…面
35…入出力装置
300…CPU
301…その他の電子部品
L…一点鎖線矢印。

Claims (9)

  1. 所定方向にのびる流路が設けられた流路保持体と、
    前記流路を流れる流体の流量を検出する流量検出手段と、
    前記流量検出手段が設けられた回路基板と、を備え、
    前記回路基板における前記流量検出手段を設けた部分が前記流路内に突出するように、前記回路基板が前記流路保持体に設けられる
    流量計。
  2. 前記回路基板における前記流量検出手段を設けた面が前記所定方向の線に平行に配置される
    請求項1に記載の流量計。
  3. 前記流路保持体は前記流路を構成する面の一部に開口部を有し、
    前記回路基板における前記流量検出手段を設けた部分は、前記開口部から前記流路内に突出している
    請求項1又は2に記載の流量計。
  4. 前記流路保持体と前記回路基板との間を封止する封止部材を備える
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の流量計。
  5. 前記封止部材は、前記流路の一部を構成する
    請求項4に記載の流量計。
  6. 前記回路基板における前記流路内に配置される部分は、前記流体に対して耐食性を有する
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の流量計。
  7. 前記回路基板における前記流路内に配置される部分の材料は、セラミックである
    請求項1乃至6の何れか一項に記載の流量計。
  8. 前記回路基板における前記流路外に配置される部分に、電子部品が設けられる
    請求項1乃至7の何れか一項に記載の流量計。
  9. 前記回路基板の両面が前記流路内に配置される
    請求項1乃至8の何れか一項に記載の流量計。
JP2009085829A 2009-03-31 2009-03-31 流量計 Pending JP2010237057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009085829A JP2010237057A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009085829A JP2010237057A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 流量計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010237057A true JP2010237057A (ja) 2010-10-21

Family

ID=43091505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009085829A Pending JP2010237057A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010237057A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2482050B1 (en) Intake air temperature sensor and thermal airflow meter including the same
US8181513B2 (en) Flow meter
EP2703786B1 (en) Flow rate measuring device
CN100520311C (zh) 耐蚀金属制流体用传感器及用该传感器的流体供给设备
EP1477781B1 (en) Mass flowmeter
JP2006058078A (ja) 熱式空気流量計
JP5450204B2 (ja) 流量計
JP2004093180A (ja) 熱式流量計
JP2015017857A (ja) 流量センサ
JP2006010322A (ja) 熱式流量計
US6571623B1 (en) Measuring instrument with rectangular flow channel and sensors for measuring the mass of a flowing medium
JP2010237057A (ja) 流量計
KR20150145188A (ko) 유동하는 유체의 온도를 검출하기 위한 온도 측정 장치
JP4095362B2 (ja) 流量計
JP2003302271A (ja) 流量測定部パッケージ及びそれを用いた流量測定ユニット
CN113310538A (zh) 流量测量装置
US20220214198A1 (en) Flow Rate Measurement Device
JP5258652B2 (ja) 流量計
JP3719802B2 (ja) 多点計測型流量計
JP2005172445A (ja) フローセンサ
US20230314235A1 (en) Protective tube for cryogenic applications
JP4013755B2 (ja) 差圧測定装置
JP2005274515A (ja) センサ及びその測定方法
JP5123231B2 (ja) 流量計、流量計測方法、及び流量計測プログラム
WO2019156243A1 (ja) 流量測定装置及び埋設型ガスメータ