JP2010232992A - 受信装置及び受信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ターボ符号を用いた誤り訂正を行う受信装置であって、受信データの各ビットの尤度を演算する尤度演算部と、尤度を含む受信データのビット系列である第1のビット系列をターボ復号化するターボ復号化部と、前記ターボ復号化部が復号化したデータをターボ符号化し、第2のビット系列を生成するターボ符号化部と、第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの符号とを比較する符号比較部と、を有する。
【選択図】図3
Description
これに対し、送信パケットを複数のブロックに分割し、分割されたブロック毎にCRC符号を付加し、より小さい単位でビット誤りが発生した部分を特定する方法が知られている。しかし、この方法では、送信パケット内に複数のCRC符号を常に付加する必要があるため、再送が生じない状況においては、送信効率が低下する。
そこで、受信データを復号する際に導出される対数尤度比の大きさに基づいて、パケットの再送制御を行う方法が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、瞬時的な大きい雑音やフェージングによる希望信号の電力の低下が発生すると、ビット誤りが発生したビットに大きく誤った尤度が演算される場合がある。この場合、従来の技術では、このような大きく誤った尤度が演算されたビットを特定することができなかった。そのため、大きく誤った尤度に基づいて誤り訂正復号化を行うこととなり、十分な復号利得が得られない場合があった。
まず、図1を参照して、本実施形態の無線通信システムの構成を説明する。図1は、本実施形態の無線通信システムで用いられる送信装置100と受信装置200の一例を示すものである。送信装置100から送信される送信データは、伝送路を介して受信装置200によって受信される。
本実施形態では、伝送方式として、搬送波を互いに直交した複数のサブキャリアに分割し、データ信号をそれぞれのサブキャリアに分散させて送信するOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を用いる。なお、OFDM方式は一例であり、他の通信方式を用いてもよい。
図1に示すように、送信装置100は、CRC付加部110と、誤り訂正符号化部120と、OFDM変調部140と、DAC(D/A変換部)150と、RF部152と、アンテナ154と、を備える。受信装置200は、アンテナ202と、RF部204と、ADC(A/D変換部)210と、OFDM復調部220と、誤り訂正復号化部230と、CRCチェック部290と、を備える。本実施形態では、誤り訂正符号としてターボ符号を用いる。
以下、送信装置100と受信装置200の構成を詳細に説明する。
CRC付加部110は、誤り検出符号としてCRC符号を送信データに付加する。このCRC符号は、受信装置200のCRCチェック部290において、誤り検出を行う際に用いられる。
ここで、誤り訂正符号化部120の構成について、図2を参照して説明する。誤り訂正符号化部120の構成の一例を図2に示す。図2に示すように、誤り訂正符号化部120は、符号化器122,124と、インタリーバ126と、マルチプレクサ128と、を備える。符号化器122,124には、再帰的組織畳み込み符号器(RSC:Recursive Systematic Convolutional Encoder)が用いられる。
図2において、符号化器122は、入力された送信データのビット系列である情報ビット系列に対して、再帰的組織畳み込み符号化を行い、第1パリティビット系列を出力する。インタリーバ126は、情報ビット系列の順番をランダムに並び替えて、符号化器124に入力する。符号化器124は、インタリーバ126によって順番を並び替えられた情報ビット系列に対して、再帰的組織畳み込み符号化を行い、第2パリティビット系列を出力する。
マルチプレクサ128は、符号化器122から出力された第1パリティビット系列と、符号化器124から出力された第2パリティビット系列とを、符号化率に応じて、単純に多重化、又はパンクチャしながら多重化する。そして、マルチプレクサ128は、第1パリティビット系列と第2パリティビット系列とを多重化したパリティビット系列と、情報ビット系列とを多重化して、ターボ符号化されたビット系列としてOFDM変調部140に出力する。
送信アンテナ154から送信された信号は、伝送路を介して受信アンテナ202に到達する。受信した信号は、RF部204により無線周波数帯からベースバンドへダウンコンバートされ、ADC210に出力される。ADC210は、受信した信号をデジタルのOFDM変調信号に変換する。
CRCチェック部290は、誤り訂正復号化部230から出力された誤り訂正結果に対して、誤り検出を行う。
ここで、誤り訂正復号化部230の構成について、図3を参照して説明する。誤り訂正復号化部230の一例を図3に示す。図3に示すように、誤り訂正復号化部230は、尤度演算部232と、セレクタ234と、メモリ236と、ターボ復号化部240と、切替部260と、ターボ符号化部270と、制御部280と、を備える。
ターボ復号化されたビット系列は、切替部260に入力された後、CRCチェック部290、又はターボ符号化部270に出力される。ターボ符号化部270に入力されたビット系列は、ターボ符号化され、制御部280に出力される。以下の説明では、ターボ符号化部270でターボ符号化されたビット系列を第2のビット系列とする。
制御部280は、メモリ236から第1のビット系列を読み出し、第2のビット系列と、各ビットの符号を比較する。そして、制御部280は、各ビットの符号を比較した結果に応じて、第1のビット系列の尤度を調整する。尤度を調整された第1のビット系列は、セレクタ234に出力された後、メモリ236に書き込まれ、以下、ターボ復号化とターボ符号化の処理が繰り返される。
尤度演算部232は、OFDM復調部220からの符号化データの各ビットに対して、IQ平面におけるI,Qの値に基づき、尤度を演算する。本実施形態では、尤度として対数尤度比を演算する。ここで、対数尤度比を演算する方法の一例を、図4を参照して説明する。
図4(a)は、ガウス雑音環境下において変調方式がQPSKである場合に、対数尤度比を演算する方法を示す図である。横軸はIQ平面のI軸を、縦軸は対数尤度比を示している。QPSKでは、1シンボルに2ビットがマッピングされるため、IQ平面上では、I,Qそれぞれ1ビットからなる。そのため、I軸の値が0のとき対数尤度比が0となり、対数尤度比はI軸の値に比例する。Q軸方向についても、同様にして対数尤度比を演算することができる。
図4(b)は、ガウス雑音環境下において変調方式が16QAMである場合に、対数尤度比を演算する方法を示す図である。16QAMでは、1シンボルに4ビットがマッピングされるため、IQ平面上では、I,Qそれぞれ2ビットからなる。図4(b)の実線は、I軸方向の1つのビットの対数尤度比を示し、破線は他のビットの対数尤度比を示す。図4(b)の実線に対応するビットは、I軸の値が0のとき対数尤度比が0となり、対数尤度比はI軸の値に応じて単調増加する。図4(b)の破線に対応するビットは、I軸の値が正と負の所定値(図に示すaと−a)のとき、対数尤度比が0となる。
ここで、制御部280は、尤度を付与された受信データを尤度演算部232が出力するタイミングを制御する。また、制御部280は、尤度演算部232から出力されるビット系列、又は制御部280から出力されるビット系列のいずれかのビット系列をセレクタ234が選択するかを制御する。制御部280による具体的な制御方法については、後述する。
尤度演算部232により尤度を付与された1200ビットのビット系列は、図5(c)に示すように、メモリ236のアドレスA,B,C,…の順番に書き込まれる。この際、符号化ブロックの単位でメモリ236の異なるアドレスに、ビット系列が書き込まれる。そのため、後述するターボ復号化とターボ符号化の繰り返し処理を行う際に、アドレスを指定して符号化ブロックの単位で、ビット系列の読み出しや書き込みを行うことが可能となる。
以後、復号化器244での復号化と復号化器246での復号化を所定回数繰り返す。そして、復号化器246で最後に復号化したデータは、デインタリーバ254でデインタリーブした後に硬判定を行い、その結果をターボ復号化部240から出力する。このようにして、ターボ復号化部240は、尤度を含む受信データのビット系列である第1のビット系列をターボ復号化する。ターボ復号化部240から出力されたビット系列は、図3に示す切替部(スイッチ)260に入力される。
切替部260により、ターボ復号化部240でターボ復号化されたビット系列に対し、後述する、ターボ符号化とターボ復号化の繰り返し処理を行うことが可能となる。
制御部280に入力される第1のビット系列と第2のビット系列の一例を図7(a)に示す。第1のビット系列は軟判定のビット系列であるため、任意の値をとり得る。これに対し、第2のビット系列は硬判定のビット系列であるため、+1と−1のいずれかの値をとる。
特に、誤った尤度が演算されたと推定されるビットの尤度が大きいビット(左から4ビット目)は、尤度が小さいビット(左から6ビット目)よりも、尤度の調整幅が大きくなる。そのため、大きく誤った尤度が演算されたビットの尤度が大きく調整され、ターボ復号化部240で誤り訂正される可能性が高くなる。
そして、制御部280は、尤度を付与された受信データを、尤度演算部232が出力するタイミングにおいて、セレクタ234が尤度演算部232からの出力を選択するように、セレクタ234によるビット系列の選択を制御する。一方、制御部280は、尤度を付与された受信データを、尤度演算部232が出力するタイミング以外は、セレクタ234が制御部280からの出力を選択するように、セレクタ234によるビット系列の選択を制御する。
続いて、2回目のターボ復号化とターボ符号化の処理を行った結果、制御部280から出力されるビット系列の一例を図7(b)に示す。1回目の処理により、メモリ236がビット系列を上書きして更新されたため、2回目の処理における第1のビット系列は、1回目の処理により上書きして更新されたビット系列となっている。図7(b)に示す例では、左から4ビット目と6ビット目の符号が一致していない。そのため、尤度調整部284は、符号が一致しない第1のビット系列の尤度に対して、再度、尤度調整係数を乗じて、尤度を調整する。制御部280から出力されるビット系列により、メモリ236のビット系列は、再度、処理対象の符号化ブロックのアドレスを指定し、符号化ブロックの単位で、上書きして更新される。
続いて、本実施形態の受信装置200によりターボ符号を用いた誤り訂正を行う処理フローを、図8に示すフローチャートを用いて説明する。図8は、尤度演算部232で演算された尤度を付与された受信データがセレクタ234に入力されてから、誤り訂正復号化部230により誤り訂正結果が出力されるまでのフローを示すものである。
初期状態では、切替制御部286は、切替部260の出力先がターボ符号化部270となるように、切替部286の出力先を制御しておく。
次に、ターボ復号化部240は、尤度を含む受信データのビット系列である第1のビット系列のデータを、メモリ236から読み出す。そして、ターボ復号化240は、メモリ234から読み出した第1のビット系列をターボ復号化する(ステップS102)。
ターボ復号化部240でターボ復号化されたデータは、初期状態では、切替部260を介してターボ符号化部270に出力され、ターボ符号化される(ステップS103)。
符号比較部282が比較した結果、符号が一致しないビットの尤度が低下するように、尤度調整部284は、第1のビット系列の各ビットの尤度を調整する。そして、制御部280から出力されたビット系列は、セレクタ234により選択され、メモリ236に書き込まれる(ステップS105)。このようにして、メモリ236のビット系列は、処理対象の符号化ブロックのアドレスを指定し、符号化ブロックの単位で、上書き更新される。
符号比較終了条件を満たさない場合、ステップS102に戻り、符号比較終了条件を満たすまで、ステップS102からステップS106までの処理を繰り返す。
ステップS106において符号比較終了条件を満たす場合、切替制御部286は、切替部260の出力先をCRCチェック部290に設定する。そして、ターボ復号化部240は、第1のビット系列をメモリ236から読み出し、ターボ復号化する(ステップS107)。
ターボ復号化部240でターボ復号化されたデータは、切替部260を介して、誤り訂正結果としてCRCチェック部290に出力される(ステップS108)。これにより、1つの符号化ブロックに対する処理が終了する。
そして、制御部280は、全ての符号化ブロックに対する処理が終了したか否か判断する(ステップS109)。全ての符号化ブロックに対する処理が終了していない場合、ステップS102に戻り、他の符号化ブロックに対して、同様の処理を繰り返す。新たな符号化ブロックを処理する場合、初期状態では、切替部260の出力先がターボ符号化部270となるように、切替制御部286は切替部286の出力先を制御する。一方、全ての符号化ブロックに対する処理が終了した場合、制御部280は、セレクタ234が尤度演算部232からの出力を選択するように、セレクタ234によるビット系列の選択を制御する。
1つ目の条件は、符号比較部282が第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの符号とを比較した結果、すべてのビットの符号が一致することである。これは、ターボ復号化部240が復号化したビット系列に誤りがないことを意味する。そのため、ターボ復号化、ターボ符号化の処理をそれ以上繰り返す必要がなく、切替部260の出力先をCRCチェック部290とし、誤り訂正結果を出力する。
2つ目の条件は、符号比較部282が第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの符号とを比較した結果、符号が一致しないビット数が所定値(処理終了不一致数)以上であることである。これは、受信データのSNRが低く、ターボ復号化による誤り訂正の効果が得られにくいことを意味する。この場合、ターボ復号化、ターボ符号化の処理を繰り返しても、ターボ復号化の利得は向上しないため、切替部260の出力先をCRCチェック部290とし、誤り訂正結果を出力する。
3つ目の条件は、符号比較部282が第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの符号とを比較した回数が所定の回数(最大処理回数)に達することである。これは、ターボ復号化とターボ符号化の繰り返し処理を所定の回数(最大処理回数)行っても、上記1つ目の条件、上記2つ目の条件のいずれも満たさないことを意味する。この場合、ターボ復号化とターボ符号化の繰り返し処理が無限回数続かないようにするため、切替部260の出力先をCRCチェック部290とし、誤り訂正結果を出力する。
そして、誤り訂正復号化部230は、特定された大きく誤った尤度が演算された第1のビット系列のビットの尤度が低下するように、第1のビット系列のビットの尤度を調整することにより、ビット誤りがターボ復号化部240で誤り訂正される可能性を高めることができる。よって、瞬時的な大きい雑音やフェージングによる希望信号の電力の低下が発生し、受信データ中ビット誤りが発生したビットに大きく誤った尤度が演算される状況であっても、ビット誤りがターボ復号化部240で誤り訂正される可能性を高めることができる。すなわち、十分な復号利得が得られるようになる。
ターボ符号を用いた誤り訂正を行う受信装置であって、
受信データの各ビットの尤度を演算する尤度演算部と、
尤度を含む受信データのビット系列である第1のビット系列をターボ復号化するターボ復号化部と、
前記ターボ復号化部が復号化したデータをターボ符号化し、第2のビット系列を生成するターボ符号化部と、
第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの符号とを比較する符号比較部と、
を有することを特徴とする受信装置。
前記符号比較部が比較した結果、第2のビット系列と符号が異なる第1のビット系列のビットの尤度が低下するように、第1のビット系列の各ビットの尤度を調整する尤度調整部を有することを特徴とする付記1に記載の受信装置。
前記ターボ復号化部が復号化したデータを誤り訂正結果として出力するか、前記ターボ符号化部に入力するか、を切り替える切替部と、
前記符号比較部が比較した結果に応じて、前記切替部を制御する切替制御部と、
を有することを特徴とする付記1又は2に記載の受信装置。
前記符号比較部が比較した結果、第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの符号がすべて一致した場合、前記ターボ復号化部が復号化したデータを誤り訂正結果として出力するように、前記切替制御部は前記切替部を制御することを特徴とする付記3に記載の受信装置。
前記符号比較部が比較した結果、第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの符号が一致しないビット数が所定値以上である場合、前記ターボ復号化部が復号化したデータを誤り訂正結果として出力するように、前記切替制御部は前記切替部を制御することを特徴とする付記3又は4に記載の受信装置。
前記符号比較部が、第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの符号とを比較する回数が所定の回数に達した場合、前記ターボ復号化部が復号化したデータを誤り訂正結果として出力するように、前記切替制御部は前記切替部を制御することを特徴とする付記3乃至5のいずれかに記載の受信装置。
ターボ符号を用いた誤り訂正を行う受信方法であって、
受信データの各ビットの尤度を演算する工程と、
尤度を含む受信データのビット系列である第1のビット系列をターボ復号化する工程と、
ターボ復号化されたデータをターボ符号化し、第2のビット系列を生成する工程と、
第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの尤度の符号とを比較する工程と、
を有することを特徴とする受信方法。
第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの尤度の符号とを比較した結果、第2のビット系列と符号が異なる第1のビット系列のビットの尤度が低下するように、第1のビット系列の各ビットの尤度を調整する工程を有することを特徴とする付記7に記載の受信方法。
第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの尤度の符号とを比較した結果に応じて、ターボ復号化されたデータを誤り訂正結果として出力するか、ターボ符号化するか、を切り替えることを特徴とする付記7又は8に記載の受信方法。
第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの尤度の符号がすべて一致した場合、ターボ復号化されたデータを誤り訂正結果として出力することを特徴とする付記9に記載の受信方法。
第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの尤度の符号が一致しないビット数が所定値以上である場合、ターボ復号化されたデータを誤り訂正結果として出力することを特徴とする付記9又は10に記載の受信方法。
第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの尤度の符号とを比較する回数が所定の回数に達した場合、ターボ復号化されたデータを誤り訂正結果として出力することを特徴とする付記9乃至11のいずれかに記載の受信方法。
110 CRC付加部
120 誤り訂正符号化部
122,124 符号化器
126 インタリーバ
128 マルチプレクサ
140 OFDM変調部
150 DAC
152 RF部
154 送信アンテナ
200 受信装置
202 受信アンテナ
204 RF部
210 ADC
220 OFDM復調部
230 誤り訂正復号化部
232 尤度演算部
234 セレクタ
236 メモリ
240 ターボ復号化部
242 デマルチプレクサ
244,246 復号化器
248,250 インタリーバ
252,254 デインタリーバ
260 切替部
270 ターボ符号化部
280 制御部
282 符号比較部
284 尤度調整部
286 切替制御部
290 CRCチェック部
Claims (7)
- ターボ符号を用いた誤り訂正を行う受信装置であって、
受信データの各ビットの尤度を演算する尤度演算部と、
尤度を含む受信データのビット系列である第1のビット系列をターボ復号化するターボ復号化部と、
前記ターボ復号化部が復号化したデータをターボ符号化し、第2のビット系列を生成するターボ符号化部と、
第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの符号とを比較する符号比較部と、
を有することを特徴とする受信装置。 - 前記符号比較部が比較した結果、第2のビット系列と符号が異なる第1のビット系列のビットの尤度が低下するように、第1のビット系列の各ビットの尤度を調整する尤度調整部を有することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
- 前記ターボ復号化部が復号化したデータを誤り訂正結果として出力するか、前記ターボ符号化部に入力するか、を切り替える切替部と、
前記符号比較部が比較した結果に応じて、前記切替部を制御する切替制御部と、
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。 - 前記符号比較部が比較した結果、第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの符号がすべて一致した場合、前記ターボ復号化部が復号化したデータを誤り訂正結果として出力するように、前記切替制御部は前記切替部を制御することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
- 前記符号比較部が比較した結果、第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの符号が一致しないビット数が所定値以上である場合、前記ターボ復号化部が復号化したデータを誤り訂正結果として出力するように、前記切替制御部は前記切替部を制御することを特徴とする請求項3又は4に記載の受信装置。
- 前記符号比較部が、第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの符号とを比較する回数が所定の回数に達した場合、前記ターボ復号化部が復号化したデータを誤り訂正結果として出力するように、前記切替制御部は前記切替部を制御することを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の受信装置。
- ターボ符号を用いた誤り訂正を行う受信方法であって、
受信データの各ビットの尤度を演算する工程と、
尤度を含む受信データのビット系列である第1のビット系列をターボ復号化する工程と、
ターボ復号化されたデータをターボ符号化し、第2のビット系列を生成する工程と、
第1のビット系列の各ビットの尤度の符号と第2のビット系列の各ビットの尤度の符号とを比較する工程と、
を有することを特徴とする受信方法。
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