JP2010232957A - 可変インピーダンス整合回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変インピーダンス整合回路に関し、適用可能な周波数範囲の大きい可変インピーダンス整合回路を提供する。
【解決手段】可変容量素子VC1,VC2とインダクタL1とを含む可変インピーダンス整合回路において、インダクタL1に並列に接続され、該インダクタL1と並列共振回路を構成する可変容量素子VC3を備える。該並列共振回路を構成する可変容量素子VC3の容量値を、該並列共振回路が共振する容量値未満でゼロより大きい容量値の範囲内の可変幅とする。可変容量素子VC3の容量値をこの範囲で変化させることにより、インダクタL1のインダクタンス値が実質的に変化し、インピーダンス整合回路のインピーダンス可変範囲を拡大することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、可変インピーダンス整合回路に関する。本発明は、例えば、増幅する信号の周波数が変化する高周波用増幅器等のインピーダンス整合に好適に適用することができる。
高周波増幅器の構成例を図12に示す。高周波増幅器は、入力信号源のインピーダンスを、増幅素子12−2の入力インピーダンスに整合させる入力側整合回路12−1と、FET(Field Effect Transistor)等の増幅素子12−2と、該増幅素子12−2の出力インピーダンスを負荷インピーダンスに整合させる出力側整合回路12−3とを備える。
増幅素子12−2の入力/出力インピーダンスは、周波数に対して変化する。また、入力側整合回路12−1及び出力側整合回路12−3の特性も周波数に対して変化する。そのため、無線システムのマルチバンド化に対応するに際して、各周波数バンドで高周波増幅器の増幅素子12−2に適切なインピーダンス整合条件を与える構成が要求される。
マルチバンド化に対応した高周波増幅器として、固定インピーダンス整合回路を用いて、高出力電力や高効率等の性能を維持したまま広帯域化することは困難である。そのため、送受される信号の周波数に応じて、外部の制御信号によりインピーダンスを変化させる可変インピーダンス整合回路を用い、周波数が可変な高周波増幅器の広帯域化を図っている。
該可変インピーダンス整合回路を構成するための第1の手法として、周波数バンド対応に整合回路を備え、送受信号の周波数バンドに応じ、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)スイッチ等を使用して、整合回路を切り替える帯域切替え型整合回路が提案されている(例えば、非特許文献1)。
図13は帯域切替え型整合回路を用いた高周波増幅器の構成例を示す。該構成例はNバンド(Nは2以上の整数)用の高周波増幅器の構成例を示し、周波数f〜fの各信号を増幅することができる。該構成例は、第1の整合回路MN#1(MN:Matching Network)、・・・第iの整合回路MN#i、・・・第Nの整合回路MN#Nを備える。
第2〜第Nの整合回路MN#2〜MN#Nは、それぞれ整合ブロックB#1〜B#(N−1)を備える。該整合ブロックB#1〜B#(N−1)は、それぞれスイッチS#1〜S#(N−1)を介して、増幅器入力端子と増幅素子12−2の入力端子とを接続する伝送線路に個別に並列に接続可能にする。
また、該増幅素子12−2の出力端子と増幅器出力端子とを接続する伝送線路に対しても、同様に、スイッチS#1〜S#(N−1)を介して、整合ブロックB#1〜B#(N−1)を個別に並列に接続可能にする。
図13の構成例において、周波数fの信号を増幅する場合、スイッチS#1〜スイッチS#(N−1)をオフ状態とし、第1の整合回路MN#1によりインピーダンス整合を行う。また、周波数fの(2≦i≦N)信号を増幅する場合、スイッチS#(i−1)をオン状態とし、他のスイッチをオフ状態とし、第iの整合回路MN#i内の整合ブロックB#(i―1)によりインピーダンス整合を行う。
また、第2の手法として、可変容量素子を使用してπ型、T型又はm型の可変インピーダンス整合回路を構成し、送受信号の周波数に応じて該可変容量素子の容量値を変化させ、インピーダンスを整合させる手法が検討されている。
図14にπ型、T型及びm型の可変インピーダンス整合回路の構成例と特性の評価を示す。π型可変インピーダンス整合回路の構成例は、信号経路に直列にインダクタLを、並列に容量素子Cをπ型に接続したものである。この構成例は、回路構成の簡素性は中程度、周波数に対する可変性(変化の範囲)は中程度、低損失性は良好の特性となる。
T型可変インピーダンス整合回路の構成例は、信号経路に直列にインダクタLを、並列に容量素子CをT型に接続したものである。この構成例は、回路構成の簡素性は良好、周波数に対する可変性(変化の範囲)は中程度、低損失性は中程度である。
m型可変インピーダンス整合回路の構成例は、信号経路に直列にインダクタLを、並列に容量素子Cをm型に接続したものである。この構成例は、回路構成は複雑となるが、周波数に対する可変性(変化の範囲)は良好、低損失性は中程度の特性となる。
また、他の先行技術として、LC共振回路のコンデンサ部分に可変容量ダイオードを用い、該可変容量ダイオードを直列又は並列に接続することによって、通過帯域内では平坦な通過特性となし、通過帯域外では急峻な減衰特性となし、該可変容量ダイオードの逆バイアス電圧を制御することによって中心周波数を可変にしたバンドパスフィルタは、例えば下記の特許文献1等によって知られている。
また、並列接続された可変コンデンサとインダクタとから構成される共振回路を、結合コンデンサによって結合し、異なるチャネルに適合し得る可変周波数の帯域フィルタは、例えば下記の特許文献2等によって知られている。
また、固定容量コンデンサと可変容量コンデンサとを直列に接続し、これら固定容量コンデンサと可変容量コンデンサとの間に印加電圧が供給されるコンデンサ対を複数接続し、該複数のコンデンサ対の可変容量コンデンサの印加電圧に対する比誘電率を略同一にし、印加電圧に対する特性の制御を容易にした容量可変回路は、例えば下記の特許文献3等によって知られている。
特開平7−303019号公報 特開2001−102889号公報 特開2006−237239号公報
福田敦史、岡崎浩司、楢橋祥一「第3世代を超えるブロードバンド化が可能な電力増幅器の開発−MEMSスイッチを用いた移動端末用マルチバンド高効率電力増幅器−」 NTT DoCoMoテクニカル・ジャーナル Vol.14 No.3 p.25〜p.31(2006年10月発行)
従来の第1の手法による帯域切替え型整合回路では、整合させる周波数バンド数のスイッチと整合回路とを備えることとなり、周波数バンド数が多くなると回路規模が大きくなってしまう。また、従来の第2の手法による可変容量素子を用いたπ型、T型又はm型の可変インピーダンス整合回路は小型であるが、可変容量素子の容量値の可変幅が小さく、インピーダンス整合幅を大きくすることができない。そこで、適用可能な周波数範囲の大きい可変インピーダンス整合回路を提供する。
実施例の一実施形態によれば、可変容量素子とインダクタとを含む可変インピーダンス整合回路において、前記インダクタに並列に接続され、該インダクタと並列共振回路を構成する可変容量素子を備え、前記並列共振回路を構成する可変容量素子の容量値を、該並列共振回路が共振する容量値未満でゼロより大きい容量値の範囲内の可変幅としたものである。
周波数可変幅の大きい可変インピーダンス整合回路を実現することができる。
可変インピーダンス整合回路の第1の実施例を示す図である。 可変容量素子VC3を接続しない構成例のスミスチャートである。 可変容量素子VC3の容量値を変化させる構成例のスミスチャートである。 インダクタとして2.5nHのものを用いた構成例のスミスチャートである。 3.5GHzにおける周波数特性例を示す図である。 2.5GHzにおける周波数特性例を示す図である。 2.0GHzにおける周波数特性例を示す図である。 可変インピーダンス整合回路の第2の実施例を示す図である。 可変インピーダンス整合回路の第3の実施例を示す図である。 可変インピーダンス整合回路の第4の実施例を示す図である。 可変インピーダンス整合回路の第5の実施例を示す図である。 高周波増幅器の構成例を示す図である。 帯域切替え型整合回路を用いた高周波増幅器の構成例を示す図である。 π型、T型及びm型の可変インピーダンス整合回路の構成例と特性の評価を示す図である。
図1は可変インピーダンス整合回路の第1の実施例を示す。第1の実施例は、信号経路に直列に容量素子を、並列(シャント)にインダクタを接続したC−L−C型の可変インピーダンス整合回路構成例である。図1に示すように、第1及び第2の可変容量素子VC1及びVC2を、信号経路に直列に接続する。そして、信号経路に並列に接続したインダクタL1に可変容量素子VC3を並列に接続し、可変容量素子VC3とインダクタL1とで並列共振回路を構成する。
第1の実施例において、第1の可変容量素子VC1は、固定容量素子1と可変容量素子2とを直列接続した回路により構成され、第2の可変容量素子部VC2は、固定容量素子3と可変容量素子4とを直列接続した回路により構成され、第3の可変容量素子VC3は、固定容量素子5と可変容量素子6とを直列接続した回路により構成される。
なお、可変容量素子VC1,VC2,VC3として、上述の回路構成に限定されず、また、一つの可変容量素子を用いたものであってもよい。ここでは、可変容量として、複数の容量素子を用いて構成したものも一つの容量素子を用いたものも、総称して可変容量素子と称する。
可変容量素子2には、容量制御用の制御電圧V1が、高周波阻止用抵抗7→可変容量素子2→インダクタL1→接地の経路で印加される。可変容量素子4には、容量制御用の制御電圧V2が、高周波阻止用抵抗8→可変容量素子4→インダクタL1→接地の経路で印加される。可変容量素子6には、容量制御用の制御電圧V3が、高周波阻止用抵抗9→可変容量素子6→インダクタL1→接地の経路で印加される。該制御電圧V1〜V3をそれぞれ変化させることにより、可変容量素子VC1〜VC3の容量値が変化する。
並列共振回路を構成する可変容量素子VC3の容量値を変化させることにより、インダクタL1のインダクタンス値が実質的に変化し、インピーダンス整合回路のインピーダンス可変範囲を拡大することが可能となる。以下、この作用について説明する。
図2は可変容量素子VC3を接続しない構成例のインピーダンスを示すスミスチャートである。この構成例では、第1及び第2の可変容量素子VC1及びVC2として8pFの容量値のものを用い、インダクタL1として1.0nH〜4.7nHのものを用いたインピーダンス整合回路のインピーダンスを示している。
図2においてスミスチャート内の左側の5つの曲線群は、1GHzから4GHzまでの周波数に対して、インダクタL1を1.0nH、2.0nH、3.0nH、3.9nH、4.7nHとしたときの、インピーダンス整合回路のインピーダンスである。図2において、▼で示した点は2.5GHzの周波数に対するインピーダンスを示している。
図3は可変容量素子VC3の容量値を0.4pF〜1.6pFの範囲で変化させた構成例のインピーダンスを示すスミスチャートである。この構成例では、第1及び第2の可変容量素子VC1及びVC2として8pFの容量値のものを用い、インダクタL1として1.5nHのものを用いたインピーダンス整合回路のインピーダンスを示している。
図3においてスミスチャート内の左側の5つの曲線群は、1GHzから4GHzまでの周波数に対して、可変容量素子VC3の容量値を0pF(NM:Non Mount)、0.4pF、0.8pF、1.2pF、1.6pFとしたときの、インピーダンス整合回路のインピーダンスである。図3において、▼で示した点は2.5GHzの周波数に対するインピーダンスを示している。
なお、各曲線が水平軸と交差する点、即ちリアクタンス成分がゼロとなる点の近傍は、主に可変容量素子VC3とインダクタL1とによる共振回路が共振する点である。この共振点は、正確には可変容量素子VC1,VC2,VC3とインダクタL1とによる共振回路の共振点であるが、無線周波数帯では、可変容量素子VC1,VC2は、インダクタL1に対して、スルー(素通り)状態に見える程、インピーダンスが小さい。そのため、実質的に可変容量素子VC3とインダクタL1とによる共振回路の共振点となる。
図2と図3とを比較すると分かるように、インダクタL1を1.0nHから4.7nHへと変化させることと、可変容量素子VC3の容量値を0pF(NM:Non Mount)から1.6pFへと変化させることとは等価となる。即ち、インダクタL1と共振回路を構成する可変容量素子VC3の容量値を増加させることにより、インダクタL1のインダクタンスを、実質的に増大させたことになる。
なお、可変容量素子VC3の容量値を、並列共振回路が共振する容量値より大きくすると、インダクタンス成分より容量成分の方が大きくなってしまう。そのため、可変容量素子VC3の容量値として可変可能な範囲は、0pF以上で並列共振回路が共振する容量値未満である。
図4はインダクタとして2.5nHのものを用いた構成例のインピーダンスを示すスミスチャートである。この構成例では、第1及び第2の可変容量素子VC1及びVC2として8pFの容量値のものを用いている。図4においてスミスチャート内の左側の5つの曲線群は、1GHzから4GHzまでの周波数に対して、可変容量素子VC3の容量値を0pF(NM:Non Mount)、0.2pF、0.4pF、0.7pF、1.0pFとしたときの、インピーダンス整合回路のインピーダンスである。
図4において、▼で示した点は2.5GHzの周波数に対するインピーダンスを示している。可変容量素子VC3の容量値を1.0pFとしたとき、可変容量素子VC3とインダクタL1とによる並列共振回路が共振するので、可変容量素子VC3の容量値として可変可能な範囲は、0pF以上1.0pF未満となる。
図5〜図7は、インピーダンス整合回路を増幅素子に接続した高周波増幅器の周波数特性例を示す。図5〜図7において、dB(S(1,1))は入力端子における反射波レベル、dB(S(2,2))は出力端子における反射波レベル、dB(S(2,1))は入力レベルに対する出力レベル、即ちゲインである。また、nf(2)は雑音指数、NFminは雑音指数の理論値である。
図5〜図7の(a)において、dB(S(1,1))は破線で示し、dB(S(2,2)は一点鎖線で示し、dB(S(2,1))は実線で示している。また、図5〜図7の(b)において、nf(2)は実線で示し、NFminは一点鎖線で示している。
図5は3.5GHzにおける周波数特性例を示す。この周波数特性例は、第1の可変容量素子VC1を4.0pF、第2の可変容量素子部VC2を1.3pF、第3の可変容量素子VC3を0pFとしたときの周波数特性例である。反射波レベルdB(S(1,1))及びdB(S(2,2))は、インピーダンスの整合が取れていれば小さな値となる。
従って、高周波増幅器の特性例として、反射波レベルdB(S(1,1))及びdB(S(2,2))が小さく、ゲインdB(S(2,1))が大きく、雑音指数nf(2)が小さくて理論値に近い周波数領域が使用可能となる。図5の特性例では、3.2GHz〜3.3近辺が良好な特性となり、3.5GHz辺りが使用可能な周波数領域の上限となる。
図6は2.5GHzにおける周波数特性例を示す。この周波数特性例は、第1の可変容量素子VC1を1.6pF、第2の可変容量素子部VC2を4.0pF、第3の可変容量素子VC3を0pFとしたときの周波数特性例である。図6の周波数特性例では、2.5GHz辺りが使用可能な周波数領域となる。
図7は2.0GHzにおける周波数特性例を示す。この周波数特性例は、図6に示す2.5GHzの場合と同様に、第1の可変容量素子VC1を1.6pF、第2の可変容量素子部VC2を4.0pFとして、第3の可変容量素子VC3を、0.9pFとしたときの周波数特性例を示す。
図7の特性例では、2.0GHz辺りが使用可能な周波数領域となる。即ち、第3の可変容量素子VC3を0pFから0.9pFにしたことにより、使用可能な周波数が、図6の場合の2.5GHzから2.0GHzにまで拡張されたことになる。
以上のように、並列共振回路を構成する可変容量素子VC3の容量値を変化させることにより、インダクタL1のインダクタンス値を実質的に変化させ、インピーダンス整合回路のインピーダンス可変範囲を拡張することができ、使用可能な周波数領域を拡張することが可能となる。即ち、周波数可変幅の大きい可変インピーダンス整合回路を実現することができる。この可変インピーダンス整合回路を高周波増幅器に適用することにより、マルチバンドの高周波増幅器化の小型化・低コスト化を図ることができる。
なお、図1に示したインダクタL1としてコイルによるチップインダクタのほかに、マイクロストリップラインを使用することができる。また、可変容量素子2,4,6として、低損失MEMS可変容量素子を用いることができる。
図8に可変インピーダンス整合回路の第2の実施例を示す。第2の実施例は、インダクタL1としてマイクロストリップラインを使用した実施例である。この第2の実施例では、インダクタL1にマイクロストリップライン10を用いた以外は、第1の実施例と同様の構成であるので重複した説明は省略する。
前述の第1及び第2の実施例は、信号経路に直列に容量素子を、並列にインダクタを接続したC−L−C型の構成例であるが、信号経路に直列にインダクタを、並列に容量素子を接続したL−C−L型の構成にも同様に、インダクタと可変容量素子との並列共振回路による実質的なインダクタンス値の可変手段を適用することができる。
図9に可変インピーダンス整合回路の第3の実施例を示す。第3の実施例は、信号経路に直列にインダクタ11及びインダクタ12を接続し、該信号経路に並列に固定容量素子13及び固定容量素子14を接続したL−C−L型の構成例である。
インダクタ11には、並列に、固定容量素子15と可変容量素子16とを直列に接続した可変容量素子VC4を接続する。また、インダクタ12には、並列に、固定容量素子17と可変容量素子18とを直列に接続した可変容量素子VC5を接続する。
可変容量素子VC4の可変容量素子16には、容量制御用の制御電圧を、高周波阻止用抵抗19→可変容量素子16→インダクタ21→接地の経路で印加する。また、可変容量素子VC5の可変容量素子18には、容量制御用の制御電圧を、高周波阻止用抵抗20→可変容量素子18→インダクタ21→接地の経路で印加する。
インダクタ11と可変容量素子VC4とによる共振回路が共振する容量値未満で、可変容量素子VC4の容量値を制御することにより、インダクタ11のインダクタンス値を実質変化させることができ、インピーダンス整合回路のインピーダンス可変範囲を拡大することが可能となる。
同様に、インダクタ12と可変容量素子VC5とによる共振回路が共振する容量値未満で、可変容量素子VC5の容量値を制御することにより、インダクタ12のインダクタンス値を実質変化させることができ、インピーダンス整合回路のインピーダンス可変範囲を拡大することが可能となる。
図10に可変インピーダンス整合回路の第4の実施例を示す。第4の実施例は、図9に示した第3の実施例におけるインダクタ11及びインダクタ12として、マイクロストリップライン22及びマイクロストリップライン23を用いたものである。第4の実施例でも第3の実施例と同様に、インピーダンス整合回路のインピーダンス可変範囲を拡大することが可能となる。
図11に可変インピーダンス整合回路の第5の実施例を示す。第5の実施例は、図9に示した第3の実施例の固定容量素子14に代えて、可変容量素子24と固定容量素子25を直列に接続した可変容量素子VC6を接続したものである。可変容量素子VC6を用いることにより、可変インピーダンス整合回路の適用可能な周波数を容易に変更することが可能となる。
VC1,VC2,VC3 可変容量素子
L1 インダクタ
1,3,5 固定容量素子
2,4,6 可変容量素子
7,8,9 高周波阻止用抵抗

Claims (4)

  1. 可変容量素子とインダクタとを含む可変インピーダンス整合回路において、
    前記インダクタに並列に接続され、該インダクタと並列共振回路を構成する可変容量素子を備え、
    前記並列共振回路を構成する可変容量素子の容量値を、該並列共振回路が共振する容量値未満でゼロより大きい容量値の範囲内の可変幅としたことを特徴とする可変インピーダンス整合回路。
  2. 前記インダクタとしてマイクロストリップラインを用いた請求項1に記載の可変インピーダンス整合回路。
  3. 前記可変インピーダンス整合回路は、信号経路に直列に容量素子を接続し、該信号経路に並列にインダクタを接続した構成を有し、該信号経路に並列に接続したインダクタに、前記並列共振回路を構成する可変容量素子を接続した構成を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の可変インピーダンス整合回路。
  4. 前記可変インピーダンス整合回路は、信号経路に直列にインダクタを接続し、該信号経路に並列に容量素子を接続した構成を有し、該信号経路に直列に接続したインダクタに、前記並列共振回路を構成する可変容量素子を接続した構成を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の可変インピーダンス整合回路。
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