JP2010230589A - 電子部品の端子接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な製造工程によって電子部品と配線基板とを電気的に接続することができる電子部品の端子接続構造を提供する。
【解決手段】回動内機13の端子19には、導電性を有するスプリング23の中間部24が端子19に接触するように設けられる。スプリング23は、一端部25が配線基板14の配線18に接触し、圧縮された状態である。したがってスプリング23の圧縮に対する伸長力によって、スプリング23と配線18とが確実に接触し、端子19と配線18とがスプリング23を介して電気的に接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品の端子と配線基板とを電気的に接続するための電子部品の端子接続構造に関する。
従来技術の電子部品である計器は、外部からの信号が端子を通じて入力され、入力された入力信号に基づいて指針軸を回転させる構成を有する。計器の端子は、ケーシングから外方に突出するように設けられる。このような計器の端子は、配線基板と電気的に接続される。計器の端子と配線基板とを接続する場合、単純に配線基板に計器の端子をはんだ付けすることによって行われる。
また計器の端子と配線基板とを接続する他の接続構造が、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の配線基板には、予め定める所定の位置にスプリングが圧縮した状態で設けられ、このようなスプリングの線間に計器の端子を挿入することによって、計器の端子と配線基板とを電気的に接続している(たとえば特許文献1参照)。
特開平9−304430号公報
前述のスプリングを配線基板に設ける特許文献1に記載の構成では、スプリングを予め配線基板に設ける必要があるので、スプリングを設けるための貫通孔を形成する工程、およびスプリングを配線基板に設ける工程が必要である。このように特許文献1に記載の従来技術では、2つの製造工程が必要であり、さらに貫通孔の内壁に圧縮した状態でスプリングを設けることは困難である。
また計器のような電子部品は、外部が樹脂から成るケーシングによって覆われ、内部には歯車などの機械的構成を有する。このような電子部品では、リフロー炉内に配置して、リフローはんだ付けすると、はんだ付け時の熱によって内部の機械的構成が膨張および変形し、機械的構成が損傷するおそれがある。したがって機械的構成を有する電子部品と内部に電気的構成を有する他の電子部品、たとえばICチップなどと同時にリフローはんだ付けすることができないという問題がある。したがって電気的構成を有する電子部品をリフローはんだ付け後に、機械的構成の電子部品を個別にはんだ付けする工程が必要である。これによって製造工程が多くなるので、製造コストが高くなるという問題がある。
そこで、本発明は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、簡易な製造工程によって電子部品と配線基板とを電気的に接続することができる電子部品の端子接続構造を提供することを目的とする。
本発明は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、電子部品が有する端子と配線基板が有する配線とを電気的に接続するための電子部品の端子接続構造であって、
電子部品の外周面部から外方に突出するように設けられる端子と、
導電性を有し、端子の外周面部に少なくとも一部が接触するように端子が挿入されて設けられるコイル状のスプリングと、
配線基板に形成され、端子が挿入される挿入部と、を含み、
スプリングは、一端部が配線基板の配線に接触し、圧縮された状態にあることを特徴とする電子部品の端子接続構造である。
請求項1に記載の発明に従えば、導電性を有するコイル状のスプリングの少なくとも一部が端子に接触するように設けられる。このようなスプリングは、一端部が配線基板の配線に接触し、圧縮された状態である。したがってスプリングの圧縮に対する伸長力によって、スプリングと配線基板の配線とが確実に接触するので、スプリングと配線とが確実に電気的に接続される。これによって配線と端子とがスプリングを介して、電気的に接続される。したがってスプリングを備えた端子を挿入部に配置するという簡易な製造工程だけで、スプリングの圧縮に対する伸長力によって、端子と配線とを電気的に接続することができる。これによって電子部品の構成および配線基板の構成を既存の状態から何ら変更することなく、端子に簡単な構成のスプリングを追加するだけで、組立て性に優れた本発明の端子接続構造を実現することができる。したがって製造コストの増加を抑制しつつ、簡易な製造工程で電子部品と配線基板とを確実に接続することができる。
また請求項2に記載の発明では、スプリングの自然長は、端子の突出寸法よりも大きく、
スプリングの一端部は、端子の外周面部と接触する部分よりも内径が大きいことを特徴とする。
請求項2に記載の発明に従えば、スプリングの自然長は、端子の突出寸法よりも大きいので、自然状態では、スプリングの一端部が端子の先端部よりも突出方向に位置する。これによって端子を挿入部に挿入するときには、スプリングの一端部が端子よりも先に配線基板に接触する。またスプリングの一端部は、端子の外周面部と接触する部分よりも内径が大きいので、配線との接触可能な面積を大きくすることができる。これによって端子を挿入部に挿入するときに、たとえば配線基板が端子の挿入方向に対して傾いていた場合であっても、スプリングの一端が先に接触し、さらに接触面積が大きいので、配線基板の傾きにあわせるように端子の挿入方向を案内することができる。これによって挿入する工程をより確実に行うことができる。またスプリングの一端部の内径を大きくすることによって、配線とさらに確実に接触させることができる。
さらに請求項3に記載の発明では、スプリングの他端部は、端子の外周面部と接触する部分よりも内径が大きいことを特徴とする。
請求項3に記載の発明に従えば、スプリングの他端部は、端子の外周面部と接触する部分よりも内径が大きいので、スプリングに端子を接触させるために挿入するときに、他端部の内径が小さい構成よりも、容易に挿入することができる。これによってスプリングに端子を挿入する工程を容易にすることができる。
さらに請求項4に記載の発明では、電子部品は、配線を介して端子に与えられる入力情報に基づいて、指針軸を回転させる回動手段であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明に従えば、電子部品は指針軸を回転させる回動手段であるので、内部に機械的な構成を有する。このような機械的な構成を有する電子部品であっても、本発明では電子部品と配線基板との接続に熱を用いる工程、たとえばリフロー炉内に電子部品を配置する工程を不要にして、熱による膨張および変形などの悪影響を考慮することなく、電子部品である回動手段と配線基板とを電気的に接続することができる。
さらに請求項5に記載の発明では、電子部品と配線基板とが離間する方向への変位を規制する規制手段を、さらに含み、
スプリングの他端部は、電子部品に接触していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明に従えば、スプリングは、規制手段によって変位が規制され、他端部が電子部品に接触しているので、スプリングが圧縮されている状態を規制手段によって確実に維持することができる。したがって所望の接続状態を維持することができる。
さらに請求項6に記載の発明では、配線基板は、
厚み方向の両面部に配線が設けられ、
配線基板の内部に設けられ、厚み方向両面部に設けられる各配線を電気的に接続するターミナルを含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明に従えば、配線基板は、内部にターミナルを有し、両面部に配線を有するいわゆる両面基板である。このような配線基板であっても、前述のスプリングによって所望の厚み方向一面部に電子部品を実装することができる。
第1実施形態の車両用指示計器10を示す断面図である。 端子19と配線18との端子接続構造を拡大して示す断面図である。 スプリング23に端子19を挿入する前の状態を示す断面図である。 スプリング23に端子19を挿入した状態を示す断面図である。 端子19を挿入部27に挿入する前の状態を示す断面図である。 第2実施形態における端子19と配線18との端子接続構造を拡大して示す断面図である。 第3実施形態における端子19と配線18との端子接続構造を拡大して示す断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に関して、図1〜図5を用いて説明する。図1は、第1実施形態の車両用指示計器10を示す断面図である。車両用指示計器10は、車速計として車両内の運転席前方に設置される。車両用指示計器10は、計器板11、指針12、回動内機13、配線基板14、および制御ユニット15を含んで構成される。車両用指示計器10は、現在の車速値である現在車速値に応じた位置になるように、指針12を計器板11に対して変位させる。これによって車両乗員は、指針12の位置によって現在車速値を判読することができる。
先ず、計器板11に関して説明する。計器板11は、その表示面16を運転席側へ向けて配置されている。表示面16は、車両状態値として車速値を表示する車速表示部16として機能する。車速表示部16は複数の車速値に対応する目盛を、その基準となる下限値(0km/h)から上限値(たとえば180km/h)にかけて円弧状に表示している。このように目盛が円弧状に配置される場合、下限値は、表示面16を正面から見て、たとえば反時計回り側に配置され、上限値は、たとえば時計回り側に配置される。
次に、配線基板14に関して説明する。配線基板14は、絶縁性を有する材料、たとえばセラミックからなる基材17と、導電性を有する材料、たとえば銅からなる配線18を有する。配線18は、基材17の背面部(図1における下方側の面部)に設けられる。配線18は、配線基板14に実装される各電子部品が所定の導通関係となるように、所定のパターン状に形成される。配線基板14は、図1に示す範囲内では、回動内機13および制御ユニット15が実装される。配線基板14は、計器板11の背面側であって、計器板11と略平行な位置に配置される。
次に、回動内機13に関して説明する。回動内機13は、端子19、内機本体(図示せず)、指針軸21およびケーシング22を備えている。回動内機13は、電子部品であって、配線基板14の配線18から端子19に与えられる入力情報に基づいて、指針軸21を回転させる回動手段である。
ケーシング22は、回動内機13の外周面部を構成する。ケーシング22は、樹脂から成り、内方に内機本体を収容する。指針軸21は、ケーシング22から外方に突出して設けられる。指針軸21は、配線基板14および計器板11を貫通して指針12の基端部12aを支持している。指針軸21は、内機本体によって回転駆動される。
端子19は、ケーシング22から外方に突出するように設けられる。端子19は、四角柱状であり、基端部が内機本体と電気的に接続される。端子19は、配線基板14の配線18と接触することによって、配線18から与えられる内機本体の駆動信号を入力情報として、内機本体に与える。
内機本体は、ステップモータ(図示せず)および減速歯車機構(図示せず)を含んで構成される。ステップモータは、2つのモータコイル(図示せず)と、減速歯車機構に連結されるマグネットロータ(図示せず)とを有している。マグネットロータは、減速歯車機構の回転軸に同軸上に固定されている。マグネットロータの外周面には、磁極としてのN極およびS極が回転方向において交互に形成されている。
ステップモータは、各モータコイルに位相が互いに異なる交流の駆動信号が入力されることにより、それら駆動信号の電気角に応じた回転位置へマグネットロータを回転駆動する。各モータコイルへ入力される駆動信号の一例をあげると、一方のモータコイルへ入力される駆動信号は、信号成分としての電流が電気角に対して正弦関数状に交番する正弦信号であり、他方のモータコイルへ入力される駆動信号は、信号成分としての電流が電気角に対して余弦関数状に交番する余弦信号である。このように互いに90度位相のずれた各相の駆動信号が印加される各モータコイルには、交流磁束が発生して当該交流磁束がマグネットロータの磁極間を通過する。したがって、マグネットロータは、電気角に応じた各相の駆動信号の電圧変化に従って回転することになる。
減速歯車機構は、歯車列(図示せず)を有している。減速歯車機構は、回転軸に接続されたマグネットロータの回転を歯車列によって所定の減速比で減速して、減速した回転を指針軸21へ伝達する。したがって、電気角に応じた各相の駆動信号の変化に従ってマグネットロータの回転位置が変化することにより、指針軸21の回転角度が変化する。
次に、指針12に関して説明する。指針12は、車速表示部16に表示される車速値のうち、現在車速値に応じた値を指示する。指針12は、棒状部材であって、基端部12aが回動内機13の指針軸21に連結される。指針12は、指針軸21の半径方向に沿って延びるように連結される。したがって指針軸21が回転することによって、指針12は、指針軸21周りに回転する。指針12は、計器板11の表示面16に沿って回転するように設けられる。
次に、制御ユニット15に関して説明する。制御ユニット15は、各部を制御する制御手段であって、マイクロコンピュータを主体に構成される。制御ユニット15は、配線基板14の背面側に実装されている。制御ユニット15は、メモリ(図示せず)を有している。メモリには、各種処理を実施するための実行プログラムと、各実行プログラムを実行するための設定情報などが記憶されている。制御ユニット15は、回動内機13、車速センサ(図示せず)、イグニッションスイッチ(図示せず)およびバッテリ電源(図示せず)などと配線基板14の配線18および各種のケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されている。制御ユニット15は、イグニッションスイッチがONされると、バッテリ電源からの電力が供給されて動作する。制御ユニット15は、車速センサからの検出信号に基づいて走行速度を算出し、算出した走行速度に対応した角度だけ指針軸21を回転させるように回動内機13を駆動する。
次に、回動内機13の端子19と配線基板14の配線18との端子接続構造に関して、図2〜図5を用いて説明する。図2は、端子19と配線18との端子接続構造を拡大して示す断面図である。端子19には、図2に示すように、スプリング23が設けられる。
スプリング23は、導電性を有する材料、たとえば銅から成る。スプリング23は、コイル状であって、端子19が挿入されて設けられる。スプリング23は、軸方向の中心部分が細いとっくり状に形成される。したがってスプリング23の両端部は、中間部24よりも内径が大きい。スプリング23の中間部24は、端子19が挿入されると、端子19の外周面部に接触する部分である。このようなスプリング23の中間部24の内径は、端子19の外径よりもやや小さく設定され、端子19を中間部24に圧入することによって、端子19にスプリング23が固定される。したがってスプリング23に端子19が挿入された状態では、端子19の外周面部にはスプリング23の一部が接触する。
スプリング23の自然長は、端子19の突出寸法よりも大きい。スプリング23の一端部25(図2における上の端部)の内径は、中間部24の内径よりも大きい。スプリング23の他端部26(図2における下の端部)の内径は、中間部24の内径よりも大きく、スプリング23の一端部25の内径よりも小さい。このようなスプリング23の一端部25は、配線18と接触する部分である。またスプリング23の他端部26は、端子19に固定された状態では、ケーシング22に接触する。
配線基板14には、端子19が挿入される挿入部27が形成される。挿入部27は、本実施の形態では配線基板14の厚み方向に貫通する貫通孔によって実現される。挿入部27の内径は、端子19が挿入可能に設定される。また挿入部27の内径は、スプリング23の一端部25の外径よりも小さくなるように設定される。したがってスプリング23の一端部25は、挿入部27に挿入することができない。また配線基板14の背面部であって、挿入部27が形成される部位の周囲には、端子19に入力情報を与えるための配線18が形成される。
ケーシング22には、回動内機13を配線基板14に係止するための係止部28が設けられる。係止部28は、端子19が挿入部27に挿入されている状態で、回動内機13と配線基板14とが離間する方向への変位を規制する規制手段である。係止部28は、ケーシング22の外方に突出するように設けられる。係止部28の先端部には、弾性変形することによって配線基板14を係止する係止爪29が設けられる。したがって係止爪29は、弾性力により配線基板14がケーシング22から離脱することを抑制している。配線基板14には、このような係止部28が挿入可能な貫通孔30が形成される。
次に、回動内機13の端子19と配線基板14の配線18とを接続する接続方法に関して説明する。図3は、スプリング23に端子19を挿入する前の状態を示す断面図である。図4は、スプリング23に端子19を挿入した状態を示す断面図である。図5は、端子19を挿入部27に挿入する前の状態を示す断面図である。
回動内機13の端子19は、挿入部27に挿入される前に、先ず、スプリング23に挿入される。スプリング23の他端部26は、中間部24よりも内径が大きいので、図3に示すように、端子19とスプリング23とを同軸に配置しなくとも、端子19とスプリング23との位置決め誤差を内径が大きいスプリング23の他端部26によって吸収することができる。これによってスプリング23に端子19を容易に挿入することができる。
次に、図4に示すように、端子19をスプリング23に挿入すると、前述のようにスプリング23の他端部26がケーシング22に接触し、スプリング23が端子19に対して位置決めされる。またスプリング23の中間部24が端子19に圧入されるので、スプリング23と端子19とが接触した状態でスプリング23が端子19に固定される。このようにスプリング23に端子19を挿入した状態では、スプリング23が圧縮されていない自然状態である。スプリング23の自然長は端子19の突出寸法よりも大きいので、スプリング23の一端部25は、スプリング23が圧縮されていない自然状態では、端子19の先端部よりも突出方向(図4における上方側)に位置する。
次に、図5に示すように、配線基板14の挿入部27に端子19を挿入するように、また係止部28が貫通孔30に挿入するように、回動内機13と配線基板14とが位置決めされる。このような状態で、回動内機13を突出方向に変位させることによって、先ず、スプリング23の一端部25が挿入部27の周囲の配線18に接触する。さらに、回動内機13を突出方向に変位させると、端子19が挿入部27に挿入され、端子19が挿入部27内を突出方向に変位し、スプリング23が徐々に圧縮され、図2に示すように、スプリング23が圧縮された状態で、係止部28によって係止される。このようにスプリング23は、端子19が挿入部27の予め定める挿入位置に挿入されている状態では、圧縮された状態である。またスプリング23は、係止部28によって変位が規制されている状態では、一端部25が配線基板14の配線18に接触し、他端部26がケーシング22に接触している。またスプリング23の中間部24は、端子19が圧入されていることによって端子19と接触しているので、端子19と配線18とが、導電性を有するスプリング23によって電気的に接続される。
以上説明したように本実施の形態の回動内機13の端子接続構造では、導電性を有するコイル状のスプリング23の中間部24が端子19に接触するように設けられる。このようなスプリング23は、端子19が配線基板14の挿入部27の挿入位置(図2参照)に挿入されている状態では、一端部25が配線基板14の配線18に接触し、圧縮された状態である。したがってスプリング23の圧縮に対する伸長力によって、スプリング23と配線基板14の配線18とが確実に接触するので、スプリング23と配線18とが確実に電気的に接続される。これによって配線18と端子19とがスプリング23を介して、電気的に接続される。したがって端子19を挿入部27に配置するという簡易な製造工程だけで、スプリング23の圧縮に対する伸長力によって、端子19と配線18とを電気的に接続することができる。これによって回動内機13の構成および配線基板14の構成を既存の状態から一切変更することなく、端子19に特有の構成を備えるスプリング23を追加するだけで、組立て性に優れた本実施の形態の端子接続構造を実現することができる。したがって製造コストの増加を抑制しつつ、簡易な製造工程で回動内機13と配線基板14とを確実に接続することができる。
さらに本実施の形態では、スプリング23の一端部25の内径は、中間部24よりも大きいので、端子19を挿入部27に挿入するときに、たとえば配線基板14が端子19の挿入方向に対して傾いていた場合であっても、図5に示すように、スプリング23の一端が先に配線18に接触し、さらに一端部25は接触面積が大きいので、配線基板14の傾きにあわせるように端子19の挿入方向を案内することができる。これによって挿入をより確実に行うことができる。またスプリング23の一端部25の内径を大きくすることによって、配線18との接触可能な面積が大きくなるので、配線18とさらに確実に接触させることができる。
またスプリング23の他端部26は、端子19の中間部24よりも内径が大きいので、スプリング23に端子19を接触させるために挿入するときに、他端部26の内径が小さい構成よりも、容易にスプリング23に端子19を挿入することができる。これによってスプリング23に端子19を挿入する工程を容易にすることができる。
また本実施の形態では、端子19を有する電子部品は指針軸21を回転させる回動内機13であるので、内部にステップモータおよび減速歯車機構などの機械的な構成を有する。このような機械的な構成を有する回動内機13であっても、本実施の形態では回動内機13と配線基板14との接続に熱を用いる工程、たとえばリフロー炉内に回動内機13を配置する工程を不要にして、熱による膨張および変形などの悪影響を考慮することなく、回動内機13と配線基板14とを電気的に接続することができる。
また本実施の形態では、スプリング23は、係止部28によって変位が規制されている状態では、一端部25が配線基板14の配線18に接触し、他端部26がケーシング22に接触しているので、スプリング23が圧縮されている状態を係止部28によって確実に維持することができる。したがって所望の接続状態を維持することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に関して、図6を用いて説明する。図6は、第2実施形態における端子19と配線18との端子接続構造を拡大して示す断面図である。本実施の形態では、配線基板14Aの構成が前述の第1実施形態と異なり、配線基板14Aの両面部に配線18Aを有する点に特徴を有する。
配線基板14Aは、図6に示すように、厚み方向の両面部に配線18Aが設けられる。また配線基板14Aの内部には、厚み方向両面部に設けられる各配線18Aを電気的に接続するターミナル31を含む。このような配線18Aとターミナル31とによって、配線基板14Aの両面部に実装される各電子部品が所定の導通関係となるように、所定のパターン状に形成される。
このように本実施の形態では、配線基板14Aは、内部にターミナル31を有し、両面部に配線18Aを有するいわゆる両面基板である。このような配線基板14Aであっても、前述のスプリング23によって所望の厚み方向一面部に回動内機13を実装することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に関して、図7を用いて説明する。図7は、第3実施形態における端子19と配線18との端子接続構造を拡大して示す断面図である。本実施の形態では、スプリング23と配線基板14との位置関係が前述の第1実施形態と異なり、スプリング23とケーシング22との間に配線基板14が設けられる点に特徴を有する。
配線基板14の表面側(図7における上方側)に、端子19と接続するための配線18が形成され、背面側(図7における下方側)には配線18が形成されていない。具体的には、配線基板14の表面部であって、挿入部27が形成される部位の周囲に、端子19に入力情報を与えるための配線18が形成される。
また計器板11の背面側には、背面方向(図7における下方側)に突出するように筒状の筒部材32が設けられる。筒部材32の内径は、端子19が挿入可能に設定される。また筒部材32の内径は、スプリング23の一端部25B(図7における上方側の端部)の内径よりも小さくなるように設定される。したがってスプリング23の一端部25Bは、筒部材32に挿入することがない。またスプリング23の他端部26Bは、スプリング23の一端部25Bよりも内径が大きくなるように設定される。
次に、本実施の形態の回動内機13の端子19と配線基板14の配線18とを接続する接続方法に関して説明する。回動内機13の端子19は、スプリング23に挿入される前に、配線基板14の挿入部27に挿入される。端子19を挿入部27に挿入した状態では、端子19の先端部は、配線基板14の表面部よりも突出方向(図7における上方側)に位置する。
次に、配線基板14から突出している端子19が、スプリング23に挿入される。スプリング23の他端部26Bは、中間部24よりも内径が大きいので、図7に示すように、端子19とスプリング23とを同軸に配置しなくとも、位置決め誤差をスプリング23の他端部26Bによって吸収することができる。これによってスプリング23に端子19を容易に挿入することができる。したがってスプリング23が端子19に対して位置決めされる。また端子19をスプリング23に挿入するときに、図7に示すように、スプリング23の他端部26Bが配線18と接触するまで挿入する。またスプリング23の中間部24が端子19に圧入されるので、スプリング23と端子19とが接触した状態でスプリング23が端子19に固定される。
このようにスプリング23に端子19を挿入した状態では、スプリング23が圧縮されていない自然状態である。スプリング23の一端部25Bは、スプリング23が圧縮されていない自然状態では、端子19の先端部よりも突出方向に位置する。
次に、計器板11の筒部材32に端子19を挿入するように位置決めされる。このような状態で、回動内機13を突出方向に変位させることによって、先ず、スプリング23の一端部25Bが筒部材32の先端部に接触する。さらに、回動内機13を突出方向に変位させると、端子19の先端部が筒部材32に挿入され、端子19が筒部材32内を突出方向に変位し、スプリング23が徐々に圧縮され、図7に示すように、スプリング23が圧縮された状態で相対位置が固定される。このような固定は、車両用指示計器10に設けられる固定手段(図示せず)によって行われ、たとえば回動内機13の背面側を弾発的に突出方向に押圧する固定手段が用いられる。
このようにスプリング23は、端子19が筒部材32の予め定める挿入位置に挿入されている状態では、圧縮された状態である。またスプリング23は、固定手段によって変位が規制されている状態では、一端部25が筒部材32と接触し、他端部26が配線基板14の配線18と接触している。またスプリング23の中間部24は、端子19と接触しているので、端子19と配線18とが、導電性を有するスプリング23によって電気的に接続される。
以上、説明したように本実施の形態の回動内機13の端子接続構造では、スプリング23とケーシング22との間に配線基板14が設けられる位置関係にあるが、このような位置関係であっても、接続方法の順序を第1実施形態から変更することによって、第1実施形態と同様の接続構造を実現でき、第1実施形態と同様の作用および効果を達成することができる。また配線基板14の背面側を位置的な制約などから実装面として用いることができない場合であっても、本実施の形態のようにスプリング23を用いる端子接続構造によって、配線基板14の背面側に位置する回動内機13と配線基板14の表面側に設けられる配線18とを接続することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
前述の第1実施形態では、スプリング23は軸方向に関して内径が異なる形状であったが、このような形状に限るものではなく、軸方向に関して内径が一様なコイルばねを用いてもよい。
また前述の第1実施形態では、指針12によって指示されるのは車両の車速値であったが、車両の車速値に限るものではなく、他の車両の各種状態に関する車両状態値、たとえば燃料残量や冷却水温度、エンジン回転数等であってもよい。
また前述の第1実施形態では、配線基板14にスプリング23によって実装される電子部品は、機械的構成を有する回動内機13であったが、このような電子部品に限るものではなく、制御ユニット15に適用してもよく、他の電子部品であってもよい。また電子部品が有する端子19は、1つであってもよく、複数であってもよい。
また前述の第1実施形態では、端子接続構造を車両用指示計器10に適用しているが、車両用指示計器10に限るものではなく、端子19を有する電子部品を配線基板14に実装する端子接続構造であれば、電気製品など他の用途に適用してもよい。
また前述の第1実施形態では、挿入部27は貫通孔によって実現されるが、貫通孔に限るものではなく、端子19が嵌合可能な凹部によって挿入部27を実現してもよい。
また前述の第1実施形態では、規制手段は係止部28によって実現されているが、係止部28に限るものではなく、回動内機13と配線基板14とが離間する方向への変位を規制する規制手段であれば他の手段、たとえばねじ部材を用いてもよく、回動内機13と配線基板14とが嵌合するように構成してもよく、接着剤などを用いて接合してもよい。
13…回動内機(電子部品)
14…配線基板
18…配線
19…端子
21…指針軸
23…スプリング
25…スプリングの一端部
26…スプリングの他端部
27…挿入部
28…係止部(規制手段)
29…係止爪(規制手段)
31…ターミナル

Claims (6)

  1. 電子部品が有する端子と配線基板が有する配線とを電気的に接続するための電子部品の端子接続構造であって、
    前記電子部品の外周面部から外方に突出するように設けられる端子と、
    導電性を有し、前記端子の外周面部に少なくとも一部が接触するように前記端子が挿入されて設けられるコイル状のスプリングと、
    前記配線基板に形成され、前記端子が挿入される挿入部と、を含み、
    前記スプリングは、一端部が前記配線基板の前記配線に接触し、圧縮された状態にあることを特徴とする電子部品の端子接続構造。
  2. 前記スプリングの自然長は、前記端子の突出寸法よりも大きく、
    前記スプリングの一端部は、前記端子の前記外周面部と接触する部分よりも内径が大きいことを特徴とする請求項1に記載の電子部品の端子接続構造。
  3. 前記スプリングの他端部は、前記端子の外周面部と接触する部分よりも内径が大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品の端子接続構造。
  4. 前記電子部品は、前記配線を介して前記端子に与えられる入力情報に基づいて、指針軸を回転させる回動手段であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電子部品の端子接続構造。
  5. 前記電子部品と前記配線基板とが離間する方向への変位を規制する規制手段を、さらに含み、
    前記スプリングの他端部は、前記電子部品に接触していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子部品の端子接続構造。
  6. 前記配線基板は、
    厚み方向の両面部に前記配線が設けられ、
    前記配線基板の内部に設けられ、前記厚み方向両面部に設けられる前記各配線を電気的に接続するターミナルを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の電子部品の端子接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013145736A (ja) * 2011-12-12 2013-07-25 Advics Co Ltd 回路基板と電気部品との電気接続構造及び電気接続方法
CN103616534A (zh) * 2013-11-27 2014-03-05 深圳市大族激光科技股份有限公司 立式飞针测试机夹具及其设计方法

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