JP2010226290A - 無線端末装置、サーバ装置、無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

無線端末装置、サーバ装置、無線通信システム及び無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010226290A
JP2010226290A JP2009069747A JP2009069747A JP2010226290A JP 2010226290 A JP2010226290 A JP 2010226290A JP 2009069747 A JP2009069747 A JP 2009069747A JP 2009069747 A JP2009069747 A JP 2009069747A JP 2010226290 A JP2010226290 A JP 2010226290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless terminal
terminal device
data
divided data
probability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009069747A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Sekikawa
雄介 関川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Imaging Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Imaging Corp filed Critical Olympus Imaging Corp
Priority to JP2009069747A priority Critical patent/JP2010226290A/ja
Publication of JP2010226290A publication Critical patent/JP2010226290A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】通信速度の異なる複数の無線通信機能を備えた無線端末装置において、高速かつ安価に大容量のデータを受信することが可能な無線通信を実行する無線通信方法を提供すること。
【解決手段】無線端末装置が、サーバ装置と通信するための通信エリアが広い無線通信システムと、他の無線端末装置と通信するための通信距離が短いが通信速度が速い無線通信システムを備え、要求するデータを分割した分割データを受信できる可能性を表す指標であるP値に基づいて、サーバ装置から分割データを受信し、分割データを送信した場合に他の無線端末装置の役に立つ度合いを示す指標であるR値に基づいて、他の無線端末装置から分割データを送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信機能を備えた無線端末装置、サーバ装置、これらから構成される無線通信システム、及び無線通信方法に関し、特に、通信速度の異なる複数の無線通信機能を備えた無線端末装置、サーバ装置、無線通信システムにおいて、効率的に無線通信を実行する無線通信方法に関する。
従来、無線端末装置が、映画などの大容量のデータを受信しようとする場合、遠距離においては広帯域符号分割多元接続無線ネットワークである3G(第3世代)ネットワークを利用してダウンロードするか、近距離においては無線LAN等の比較的高速なインフラを利用してダウンロードしていた。
例えば、複数の無線端末装置と単一のサーバ装置とから構成される無線通信システムにおいて、ある無線端末装置が映画のデータを受信しようとした場合、通常はデータを格納しているサーバ装置から所望のデータをダウンロードする。そして、場合によっては、所望のデータを既にダウロードした他の無線端末装置から取得する。その場合には、送信側及び受信側の無線端末装置の位置、移動方向及び速さに基づいて、送信側受信側双方の無線端末装置の間で通信することが可能か否か、いつ通信することが可能であるかについて予測した後、受信側の無線端末装置が送信側の無線端末装置からデータを受信する(例えば、特許文献1参照。)。
特表2008−514140号公報
しかしながら、3Gネットワークなどの広域無線通信システムは、通信速度が比較的低速であったり、通信費用が高価であったりという問題点があった。また、無線LANは、通信速度は比較的高速であるが、通信可能なエリアが限られて不便であるという問題点があった。
さらに、動的に位置が変動する無線端末装置の場合には、広域無線通信システムと比較的近距離通信用の無線LANとを効率的に使い分けることが困難であるという問題点があった。
本願発明は、上記課題を解決するためのもので、通信速度の異なる複数の無線通信機能を備えた多数の無線端末装置が通信する環境において、大容量のデータを効率的に受信することが可能な無線通信を実行する無線通信方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、下記のような構成を採用した。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明の無線端末装置は、複数のデータをそれぞれ分割して記憶しているサーバ装置から所望のデータを取得する無線端末装置あって、情報を記憶するための記憶手段と、無線通信により前記サーバ装置と通信する第1の通信手段と、前記第1の通信手段に比較して近距離の範囲で高速に無線通信を介して他の無線端末装置と通信する第2の通信手段と、前記無線端末装置自身の位置情報を測位する測位手段と、前記測位手段で測位した前記無線端末装置自身の位置情報を所定の時間毎に前記第1の通信手段を介して前記サーバ装置に送信する位置送信手段と、前記サーバ装置が記憶しているデータを要求するためのデータ要求を、前記無線端末装置自身を特定するための端末IDとともに前記第1の通信手段を介して前記サーバ装置に送信するデータ送信手段と、前記データ要求に応じて前記サーバ装置から送信された分割データ及び前記分割データを特定するための分割データIDを前記第1の通信手段を介して受信し前記記憶手段に記憶する第1のデータ取得手段と、前記サーバ装置から送信された、前記サーバ装置が記憶している前記無線端末装置自身が要求するデータの分割データを特定するための第1の分割データID及び前記分割データが他の無線端末装置から前記第2の通信手段を介して取得できる確率Pと、他の無線端末装置が前記サーバ装置に要求するデータの分割データを特定するための第2の分割データID及び前記分割データを前記無線端末装置自身が中継して前記他の無線端末装置に前記第2の通信手段を介して送信できる確率Rとを前記第1の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶する分割データ情報取得手段と、前記第2の通信手段を介して他の無線端末装置と接続した場合に、前記他の無線端末装置との間で前記他の無線端末装置が記憶する前記第1の分割データID及び第2の分割データIDを交換するID交換手段と、前記交換手段で交換することにより取得した前記第1の分割データIDで特定される分割データを、前記他の無線端末装置から前記第2の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶する第1のデータ取得手段と、前記記憶手段に記憶された確率Rが所定値以上の分割データ及び前記分割データの分割データIDを前記第2の通信手段を介して接続された前記他の無線端末装置から前記第2の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶する第2のデータ取得手段と、前記記憶手段に記憶されている分割データの分割データIDを前記第1の通信手段を介して前記サーバ装置に送信するデータ情報送信手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の無線端末装置は、前記第1のデータ取得手段が、前記ID交換手段で取得した前記第1の分割データIDが複数の場合に、各分割データIDに対応する確率Pが小さい分割データから前記第2の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶することが望ましい。
また、本発明の無線端末装置は、前記記憶手段に記憶された分割データを削除するデータ削除手段を更に有し、前記削除手段が、前記記憶手段が記憶可能なデータ容量が所定以下となった場合、前記第2のデータ取得手段で取得した分割データから確率Rの小さい分割データから順番に削除することが望ましい。
また、本発明の無線端末装置は、前記データが画像データであることが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明のサーバ装置は、複数の無線端末装置にデータを提供するサーバ装置であって、前記複数の無線端末装置と通信する通信手段と、前記複数の無線端末装置に提供するためのデータを記憶するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段に記憶されたデータを複数の分割データに分割するデータ分割手段と、前記データ分割手段により分割した前記分割データを特定するための分割データIDを前記分割データに付与する分割データID付与手段と、前記無線端末装置から送信された前記無線端末装置を特定するための端末ID、前記無線端末装置の位置情報及び前記無線端末装置が記憶する分割データの分割データIDを受信して記憶する端末情報記憶手段と、第1の無線端末装置から前記第1の無線端末装置の端末ID、前記第1の無線端末装置の位置情報及び前記第1の無線端末装置が要求するデータを特定するための情報を含むデータ要求を、前記通信手段を介して受信するデータ要求受信手段と、前記データ要求受信手段で受信した前記第1の無線端末装置の前記端末ID、前記位置情報及び要求された前記データを特定するための情報、並びに前記端末情報記憶手段に記憶された前記第1の無線端末装置以外の第2の無線端末装置の位置情報及び前記第2の無線端末装置が記憶している分割データIDに基づいて、前記第1の無線端末装置が前記第2の無線端末装置から前記第1の無線端末装置が要求するデータの分割データを取得する確率Pを算出し、前記第2の無線端末装置が要求するデータの分割データを前記第2の無線端末装置が前記第1の無線端末装置を中継して取得する確率Rを算出する確率算出手段と、所定時間毎に前記通信手段を介して前記確率算出手段で算出した前記確率Pと確率Rを前記複数の無線端末装置に送信するデータ取得情報送信手段と、前記確率Pが所定値以下の場合、前記分割データを前記通信手段を介して前記第1の無線端末装置に送信する分割データ送信手段とを有することを特徴とする。
また、本発明のサーバ装置は、前記算出手段が、前記第1の無線端末装置の位置情報と前記第2の無線端末装置の位置情報とに基づいて、前記第1の無線端末装置と前記2の無線端末装置との間の距離を算出し、前記算出した距離が小さいほど確率P及び確率Rが大きくなるように算出することが望ましい。
また、本発明のサーバ装置は、地図情報を記憶する地図情報記憶手段を更に有し、前記算出手段が、前記地図情報記憶部に記憶された前記地図情報の道路の長さに基づいて、前記第1の無線端末装置と前記第2の無線端末装置との間の距離を算出することが望ましい。
また、本発明のサーバ装置は、前記算出手段が、前記端末情報記憶手段に記憶された位置情報に基づいて、前記第1の無線端末装置と前記第2の無線端末装置間との間の距離を連続的に算出し、前記第1の無線端末装置と前記第2の無線端末装置との間の距離が小さくなっていく場合の前記確率P及び確率Rの値を大きく算出することが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明の無線通信システムは、前述の何れかの無線端末装置と前述の何れかのサーバ装置とから構成されることを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、本発明の無線通信方法は、前記無線通信システムにおいて実行される無線通信方法であって、前記無線端末装置が、前記サーバ装置が記憶しているデータを要求するためのデータ要求を、前記無線端末装置自身を特定するための端末IDとともに前記無線端末装置が備える第1の通信手段を介して前記サーバ装置に送信し、前記データ要求に応じて前記サーバ装置から送信された分割データ及び前記分割データを特定するための分割データIDを前記第1の通信手段を介して受信し、前記前記無線端末装置が備える記憶手段に記憶し、前記サーバ装置から送信された、前記サーバ装置が記憶している前記無線端末装置自身が要求するデータの分割データを特定するための第1の分割データID及び前記分割データが他の無線端末装置から前記前記無線端末装置が備える第2の通信手段を介して取得できる確率Pと、他の無線端末装置が前記サーバ装置に要求するデータの分割データを特定するための第2の分割データID及び前記分割データを前記無線端末装置自身が中継して前記他の無線端末装置に前記第2の通信手段を介して送信できる確率Rとを前記第1の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶し、前記第2の通信手段を介して他の無線端末装置と接続した場合に、前記他の無線端末装置との間で前記他の無線端末装置が記憶する前記第1の分割データID及び第2の分割データIDを交換し、前記交換することにより取得した前記第1の分割データIDで特定される分割データを、前記他の無線端末装置から前記第2の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶し、前記記憶手段に記憶された確率Rが所定値以上の分割データ及び前記分割データの分割データIDを前記第2の通信手段を介して接続された前記他の無線端末装置から前記第2の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶し、前記記憶手段に記憶されている分割データの分割データIDを前記第1の通信手段を介して前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置が、第1の無線端末装置から前記第1の無線端末装置の端末ID、前記第1の無線端末装置の位置情報及び前記第1の無線端末装置が要求するデータを特定するための情報を含むデータ要求を、前記サーバ装置が備える通信手段を介して受信し、前記受信した前記第1の無線端末装置の前記端末ID、前記位置情報及び要求された前記データを特定するための情報、並びに前記サーバ装置が備える端末情報記憶手段に記憶された前記第1の無線端末装置以外の第2の無線端末装置の位置情報及び前記第2の無線端末装置が記憶している分割データIDに基づいて、前記第1の無線端末装置が前記第2の無線端末装置から前記第1の無線端末装置が要求するデータの分割データを取得する確率Pを算出し、前記第2の無線端末装置が要求するデータの分割データを前記第2の無線端末装置が前記第1の無線端末装置を中継して取得する確率Rを算出し、所定時間毎に前記通信手段を介して前記算出した前記確率Pと確率Rを複数の無線端末装置に送信し、前記確率Pが所定値以下の場合、前記分割データを前記通信手段を介して前記第1の無線端末装置に送信することを特徴とする。
本発明は、通信速度の異なる複数の無線通信機能を備えた無線端末装置が通信する環境において、大容量のデータを効率的に転送することが可能であるという効果を奏する。
また、本発明は、広域無線通信システムを使用してデータ転送を行うか否かの判定閾値を低くすれば、データ受信の完了には時間がかかるが、通信コストや消費電力の低減が図れるという効果を奏する。
また、本発明は、広域無線通信システムを使用してデータ転送を行うか否かの判定閾値を高く設定すれば、広域無線通信システムのみを使ったデータ受信よりも高速なデータ転送が可能となるという効果を奏する。
本発明の無線通信システム1の概要を模式的に示した図である。 無線端末装置2のハードウェア構成の概略を示す図である。 無線端末装置2の機能ブロックを示す図である。 無線端末装置2と通信するサーバ装置3におけるサーバ処理の流れを示すフローチャートである。 近接無線通信確立時の無線端末装置2における端末処理の流れを示すフローチャートである。 図1に例示した無線通信システム1の状態を一覧表に纏めた図である。 第2の実施の形態におけるサーバ処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における端末処理の流れを示すフローチャートである。 本発明を適用した無線端末装置2を車両20に搭載した場合の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の無線通信システム1の概要を模式的に示した図である。
図1において、本発明を適用した無線通信システム1は、複数の無線端末装置2とサーバ装置3とから構成される。各無線端末装置2とサーバ装置3は、ネットワーク4及び基地局5を介して互いに通信可能に接続されている。
本発明を適用したサーバ装置3は、映画等の大容量のデータを記憶し、ネットワーク4及び基地局5を介して、各無線端末装置2からのデータ要求に応じて各無線端末装置2にデータを提供する。また、サーバ装置3は、各無線端末装置2から送信される位置情報及び保持する分割データのIDから、後述するP値及びR値を計算し、無線端末装置2に通知する。
本発明を適用した各無線端末装置2は、一定時間毎に、無線端末装置2自身の位置情報をサーバ装置3に送信し、サーバ装置3が算出したP値及びR値を受信する。また、各無線端末装置2は、アプリケーションプログラムからデータ受信の要求が発生した場合には、データを識別する情報と位置情報をサーバ装置3に送信し、P値を受信する。
そして、各無線端末装置2は、2つの無線通信手段を備えている。1つ目の無線通信手段は、広帯域符号分割多元接続無線ネットワークである3G(第3世代)ネットワークのように、通信エリアが広い無線通信手段であり、2つ目の第2の無線通信手段は、W−USB、人体通信やJETのように、1つ目の無線通信手段より通信距離が短いが、通信速度が速い無線通信手段である。
図2は、無線端末装置2のハードウェア構成の概略を示す図である。
図2において、無線端末装置2は、CPU(中央処理装置:Central Processing Unit)202、ユーザの操作による各種指示、各種のデータや信号等を入力するための操作入力部203、画像やその他の情報を表示するための表示部204、無線端末装置2において実行する処理を実行するプログラムの他、無線端末装置2の各機能を制御し実行するための制御プログラムが収納されたROMやRAM等の不揮発性メモリ205、表示部204に表示するための画像を一時的に格納する一時メモリ206、広帯域符号分割多元接続無線ネットワークである3Gネットワークのように、通信エリアが広い無線通信手段である第1の無線通信部207、W−USB、人体通信やJETのように、第1の無線通信部207より通信距離が短いが、通信速度が速い第2の無線通信部208、画像データ、通信データを始め様々な情報を記録するための記憶媒体209、無線端末装置2自身の位置を取得するための位置情報取得部210、デジタルカメラ等の撮像部211がバス201に接続されて構成され、CPU202がコントローラ212を介してこれらの各部を制御している。
図3は、無線端末装置2の機能ブロックを示す図である。
図3において、無線端末装置2は、第1の無線通信手段301、位置情報取得手段302、第2の無線通信手段303、リクエスト処理部304、リクエスト情報管理部305、自端末用分割データ記憶部306、他端末用分割データ記憶部307、近接相手端末保持情報取得部308、P値保持部309、R値保持部310及び交換分割データ決定部311を備える。
第1の無線通信手段301は、広帯域符号分割多元接続無線ネットワークである3Gネットワークのように、通信エリアが広い無線通信手段であり、CPU202がコントローラ212を介して第1の無線通信部207を制御することにより機能する。第2の無線通信手段303は、W−USB、人体通信やJETのように、第1の無線通信手段301より通信距離が短いが、通信速度が速い無線通信手段であり、CPU202がコントローラ212を介して第2の無線通信部208を制御することにより機能する。位置情報取得手段302は、無線端末装置2自身の位置を取得する手段であり、CPU202がコントローラ212を介して位置情報取得部210を制御することにより機能する。
リクエスト処理部304は、アプリケーションプログラムからデータの要求があると、サーバ装置3に対して送信するデータ要求等のリクエスト処理を実行し、リクエスト情報管理部305は、映画や撮像画像等のサーバ装置3に対して要求したデータを管理する。
自端末用分割データ記憶部306は、自分自身である無線端末装置2のための分割データを記憶し、他端末用分割データ記憶部307は、他の無線端末装置2のための分割データを記憶する。
P値保持部309は、サーバ装置3で算出し送信されてきたP値を記憶し、R値保持部310は、サーバ装置3で算出し送信されてきたR値を記憶する。
近接相手端末保持情報取得部308は、他の無線端末装置2と近接することで開始する近接通信により、互いの無線端末装置2が記憶する分割データの情報を取得し、交換分割データ決定部311は、近接相手端末保持情報取得部308が取得した分割データの情報に基づいて、通信相手である無線端末装置2が自分自身である無線端末装置2の要求する分割データを記憶しているか否かを判定する。
次に、本発明を適用した無線通信方法について説明する。
サーバ装置3は、通信エリアが広い第1の無線通信手段301を通じて、何れかの無線端末装置2からデータの要求があると、その要求されたデータを所定のサイズに分割した分割データを生成する。そして、各分割データについて、後述するP値及びR値を計算しデータを要求してきた無線端末装置2に送信する。
P値及びR値の具体的な算出方法は後述するが、P値は、データを要求した無線端末装置2が、ある分割データを受信できる可能性を表す指標であり、R値は、ある分割データを転送した場合にその分割データが他の無線端末装置2に中継される可能性を表す指標である。
また、サーバ装置3は、P値が所定の閾値以下の分割データについては、第1の無線通信手段301を通じて無線端末装置2に送信する。
ここで、前記分割データを他の無線端末装置2の何れもが記憶していない場合には、分割データの取得確率は0であるので、P値は閾値以下となる。サーバ装置3は、位置情報取得手段302により取得した各無線端末装置2の位置情報と記憶する分割データのID及びR値を、定期的に各無線端末装置2に送信する。
次に、無線端末装置2及びサーバ装置3の動作を説明する。
図4は、無線端末装置2と通信するサーバ装置3におけるサーバ処理の流れを示すフローチャートであり、図5は、近接無線通信確立時の無線端末装置2における端末処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように各無線端末装置2が定期的に無線端末装置2自身の位置情報をサーバ装置3に送信すると、サーバ装置3は、ステップS41において、各無線端末装置2の位置情報を収集する。その際、各無線端末装置2は、送信した位置情報の応答としてサーバ装置3からのP値及びR値を受信して、それぞれをP値保持部309及びR値保持部310に記憶する。
また、無線端末装置2では、アプリケーションプログラムからデータの要求があると、位置情報と共にデータの要求をサーバ装置3に送信する。すると、サーバ装置3は、ステップS42において、無線端末装置2からのデータ要求を分割データと対応づけ、P値を算出し、算出したP値を無線端末装置2に送信する。
他方、無線端末装置2は、他の無線端末装置2と近接すると、自動的に近接無線通信システムを使った近接無線通信が開始する。そして、近接無線通信が開始されると、ステップS51において、互いの無線端末装置2が記憶する分割データの情報を交換し、ステップS52において、通信相手が自分の要求する分割データを記憶しているか判定する。
通信相手が自分の要求する分割データを記憶していると判定した場合(ステップS52:Yes)には、ステップS53において、P値保持部309に記憶したP値に基づいて、最も取得確率の低いデータから順に受信する。
他方、通信相手が自分の要求する分割データを記憶していないと判定した場合(ステップS52:No)には、ステップS54において、R値保持部310に記憶したR値に基づいて、他の無線端末装置2に送信できる可能性が最も高い分割データから順に送信処理を行う。
次に、ステップS55において、近接無線通信が維持されているか否かを判断し、維持されている場合(ステップS55:Yes)は、ステップS51以降を繰り返す。すなわち、分割データの交換(ステップS51)は、近接無線通信が維持される間継続され、P値又はR値に基づいて、近接無線通信が維持される間順番に、交換(送受信)が続けられる。
これらの処理(ステップS51乃至S55)は、近接無線通信を開始した双方の無線端末装置2において実行される。
そして、近接無線通信が切断されると(ステップS55:No)、一方の無線端末装置2(例えば、近接無線通信をイニシエートした無線端末装置2)は、ステップS56において、交換した分割データの情報、通信相手の端末ID及び位置情報をサーバ装置3に送信する。
すると、サーバ装置3は、ステップS43において、図5のステップS56で送信された分割データの情報等を受信し、ステップS44において、通知された情報を基に、近接無線通信が確立された各無線端末装置2のP値及びR値をアップデートし、各無線端末装置2に送信する。
そして、ステップS45において、サーバ装置3は、P値が所定の閾値以下である分割データがあるか否かを判断し、無い場合(ステップS45:No)は、ステップS41に戻り、ある場合(ステップS45:Yes)は、ステップS46において、該当する無線端末装置2に分割データを送信する。なお、前記分割データを他の無線端末装置2の何れもが記憶していない場合には、分割データの取得確率は0であるので、P値は閾値以下となる。
P値及びR値は、たとえば下記のような計算式によって計算される。
例えば、図1に示した例では、P値及びR値は下記のように計算される。
図6は、図1に例示した無線通信システム1の状態を一覧表に纏めた図である。
すなわち、端末IDが「MS1」である無線端末装置2は、分割データとして「a」「d」「g」「h」を記憶している。そして、この無線端末装置2(MS1)は、Data1(分割データa、b、c、dから構成されるデータ)を要求しているが、既に分割データ「a」「d」は記憶しているので、結果として要求している分割データは「b」「c」となる。
同様に、端末IDが「MS2」である無線端末装置2は、分割データとして「b」「c」「h」を記憶している。そして、この無線端末装置2(MS2)は、Data2(分割データc、f、g、hから構成されるデータ)を要求しているが、既に分割データ「b」「c」「h」は記憶しているので、結果として要求している分割データは「f」「g」となる。
また、端末IDが「MS4」である無線端末装置2は、分割データとして「b」「h」を記憶している。そして、この無線端末装置2(MS4)は、端末ID「MS1」と同様にData1を要求しているが、既にData1を構成する分割データ「a」「b」「c」「d」の全てを含む分割データ「a」「b」「c」「d」「e」「h」を記憶しているので、結果として要求する分割データはない(Non)。
次に、上記のように算出式を設定する理由を説明する。
(P値について)
P値は、各分割データについて、その分割データを取得できる確率を示すものである。
他の無線端末装置2の近接無線通信による接続がなされた場合には、無線端末装置2自身が要求し、通信相手の無線端末装置2が記憶する情報のうち、今後取得できる可能性がもっとも低い分割データを優先的に受信するようにする。
取得できる可能性は、それを記憶する無線端末装置2までの距離に反比例することから、P値は、希望するデータについてそれを記憶する無線端末装置2までの距離の逆数を加算した値としている。
(R値について)
R値は、他の無線端末装置2と近接無線通信を確立したにも関わらず、相手(他の無線端末装置2)が自分(無線端末装置2自身)の希望する情報(データ)を持っていない場合に、無線端末装置2自身の記憶する分割データのうち、どの分割データを送信すべきか判定するために使用される値である。このR値は、ある分割データを送信したときに、そのデータを受信した端末が当該データを他の端末に送信できる確率である。
「データを送信できる」かどうかは、そのデータを要求する無線端末装置2が近くにたくさんいるほど高くなる。
しかし、近くに希望する無線端末装置2がいた場合であっても、その無線端末装置2が、他の無線端末装置2から先にそのデータを取得できる確率が高い場合には、同じ分割データを2度受信しないことから、データを送信できる確率は少なくなる。
したがって、当該分割データを欲しがっている無線端末装置2がそれを取得できる可能性(P値)もさらに考慮してR値が計算される。
ここで、当該P値には、R値の計算対象の無線端末装置2から取得される確率も含まれているので、それを除外する必要があるので
として、R値計算対象の端末からの取得確率を除外したP値を使って計算される。
(P値閾値の算出方法)
サーバ装置3が、広域無線通信手段を介してデータを送信するか否か判定するためのP値の閾値の算出方法には種々の方法が考えられる。たとえば、データの受信に要する時間の期待値を算出し、これに基づいて判定する方法や、料金プランを加味して算出する方法などが考えられる。
また、広域無線システムを使ってデータ送信を行うか否かのかの判断は、P値だけでなく、データ種別に基づいて行うようにしてもよい。例えば、データ種別によっては、任意のタイミングで受信できれば良い情報もあるし、できるだけ早く欲しい場合もある。
(メモリがいっぱいになったときの処理)
分割データの交換を繰り返すと、他の無線端末装置2のためもデータでメモリの残量が少なくなる。そこで、メモリが少なくなった場合に、どのデータから消去するかについて説明する。
ひとつの方法として、R値に基づいた制御が考えられる。
無線端末装置2は、自身が記憶するデータについてR値を記憶しているので、メモリ残量が所定の閾値以下となった場合に、R値の低いデータから順番に消去する。
(距離の計算方法)
また、前記計算では距離について、物理的な距離を用いて計算したが、各無線端末装置2のユーザの動きから移動する可能性の高い位置を推定し、これに基づいて計算された、ユーザ(無線端末装置2)間の仮想的な距離を使用して計算した方が、より高効率なデータ転送が実現できる。
また、サーバ装置3で各無線端末装置2の移動について統計情報を記憶しておき、これを用いて仮想的な距離を計算してもよい。
また、無線端末装置2が近づいている場合には、仮想距離を実際の距離よりも短くし、遠ざかっている場合には大きくするような方法も考えられる。
(優先度)
上述した説明では、P値又はR値に基づいて、交換する分割データを決定する説明を行ったが、さらに、優先度を設定してもよい。特に、情報の新しさが要求されるような種類のデータについては、情報の新しさに基づいて優先度を設定するほうが好ましい。
例えば、映画などの情報は1時間程度の間に取得できれば良いが、現在地に関する地域情報などは、1分以内で欲しい場合がある。この場合には、通信相手が両方のデータを記憶している場合には、たとえ、映画の情報の方が取得確率が低いデータであっても、地域情報を優先して受信すべきであるし、R値に基づいたデータ交換も、地域情報のほうを優先して行う方が適切である。
したがって、上記で計算したP値及びR値に時間的な優先度を表す係数を掛け合わせて、交換するデータを決定するようにしてもよい。
また、ユーザの希望に基づいて、優先度を設定し、P値やR値にこの優先度を掛け合わせた値に基づいて、交換する情報を決定してもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図7は、第2の実施の形態におけるサーバ処理の流れを示すフローチャートであり、図8は、第2の実施の形態における端末処理の流れを示すフローチャートである。
以下の第2の実施の形態の説明では、上述の実施の形態と同様な部分の説明を省略し、異なる部分の説明を行う。
上述の実施の形態の説明では、サーバ装置3が定期的にP値及びR値を送信する例を説明したが、本発明の第2の実施の形態は、下記のような構成とすることができる。
すなわち、無線端末装置2は、近接無線通信システムによって、他の無線端末装置2との近接無線通信が確立され、互いの無線端末装置2が記憶する分割データの情報を交換すると(図8のステップS51)、ステップS81において、無線端末装置2自身のID、通信相手である他の無線端末装置2ID、位置情報とともに、2つの無線端末装置2間で近接無線通信が確立されたことをサーバ装置3に送信する。
すると、サーバ装置3は、ステップS43において、図8のステップS81で送信された情報を受信し、ステップS71において、近接無線通信が確立された各無線端末装置2のP値を算出する。そして、ステップS45において、P値が所定の閾値以下である分割データがあるか否かを判断し、無い場合(ステップS45:No)は、ステップS72に進み、無線通信端末2から近接無線通信が確立されていることを受信したか否かを判断する。他方、P値が所定の閾値以下である分割データがある場合(ステップS45:Yes)は、ステップS46において、該当する無線端末装置2に分割データを送信する。
そして、ステップS72で近接無線通信が確立されていることを受信していないと判断された場合(ステップS72:No)は、ステップS41に戻り、受信していると判断された場合(ステップS72:Yes)、サーバ装置3は、ステップS73において、近接無線通信が確立された各無線端末装置2のR値を計算し、ステップS71で計算したP値とともに、無線端末装置2に送信する。
そして、各無線端末装置2は、ステップS83において、サーバ装置3で算出されて送信された、近接無線通信が確立された双方の無線端末装置2のP値及びR値を受信した後、ステップ52に進む。
このような第2の実施の形態だと、タイムラグで近接無線通信の開始が遅れる可能性があるが、P値とR値を定期的に受信する必要がなくなる。
次に、本発明を適用した具体例について説明する。
(ユースケース1)
道路沿いの風景撮影した360度のパノラマ写真を地図情報に付随させて、インターネットを通じて提供するWebサービスのような、「同じデータを要求する人が物理的に近い位置で高い確率で発生する」種類のデータに本願発明を適用すると、効果的にデータの交換を行える。
この場合には、リクエストするデータは移動方向から推定し、自動的にリクエストを送信するようにするのが好ましい。
地図情報に付随した動画像(店舗のプロモーション映像やイベント情報)なども、このような条件を満たすので、高効率にデータ転送ができる。
(ユースケース2)
「近接無線通信を確立できる可能性が高い無線端末装置2が、無線端末装置2自身の要求するデータを高い確率で記憶する」車両間で、ナビ情報を交換するような種類のデータについても本願発明を適用しても効率的にデータ交換できる。
ここで、本発明を車両に適用した場合について説明する。
図9は、本発明を適用した無線端末装置2を車両20に搭載した場合の例を示す図である。
図9において、各車両20は、上述した無線端末装置2を搭載している。サーバ装置3は、複数の車両20から送信される映像に基づいて、上述のパノラマ写真や映像を格納したようなナビ映像データベース(DB)を定期的に更新する。
車両20が備えるナビゲーションシステムは、現在地及び設定された経路情報に基づき、必要な情報をサーバ装置3に要求する。
サーバ装置3は、ナビ映像DBの情報が古くなった地域を走行する可能性の高い車両20に対して、撮影リクエストを送信する。そして、その撮影リクエストを受信した車両20は、必要な区間で撮影を行い、広域無線通信を使って撮影した情報(パノラマ写真や映像)をサーバ装置3に送信する。
サーバ装置3は、各車両20から収集したパノラマ写真や映像に基づいて、ナビ映像DBを更新する。
また、ナビゲーションシステムに設定された移動予定の経路情報から、必要なデータをサーバ装置3に要求すると、上述したようなデータ交換方法を利用して、各車両20では効率的に必要なナビ映像DBを取得することができる。
このように本発明を車両20などに適用した場合には、無線端末装置2同士が近接無線通信を確立することができる確率は、無線端末装置2間の距離よりも、車両20の移動方向や、ナビゲーションシステムに設定された経路情報、サーバ装置3が記憶する交差点車両の移動確率などに依存する。
したがって、無線端末装置2間の距離を用いて、P値及びR値の計算を行う代わりに、上記のような情報を使って、計算を行うほうが好ましい。
また、受信したナビ映像DBの使い方としては、上述のパノラマ写真や映像をナビゲーション画像として使う以外に、現在撮影されたパノラマ写真や映像と照合することで、GPSによって算出される位置情報を超高精度で補正することに使用することも可能である。
また、ナビゲーションシステムの情報だけでなく、車両20の移動方向の地域に関する地域情報に適用してもよい。
以上、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明してきたが、上述してきた本発明の実施の形態は、無線端末装置2又はサーバ装置3の一機能としてハードウェアまたはDSP(Digital Signal Processor)ボードやCPUボードでのファームウェアもしくはソフトウェアにより実現することができる。
また、本発明が適用される無線端末装置2又はサーバ装置3は、その機能が実行されるのであれば、上述の実施の形態に限定されることなく、単体の装置であっても、複数の装置からなるシステムあるいは統合装置であっても、LAN、WAN等のネットワークを介して処理が行なわれるシステムであってもよいことは言うまでもない。
また、バスに接続されたCPU、ROMやRAMのメモリ、入力装置、出力装置、外部記録装置、媒体駆動装置、ネットワーク接続装置で構成されるシステムでも実現できる。すなわち、前述してきた実施の形態のシステムを実現するソフトェアのプログラムを記録したROMやRAMのメモリ、外部記録装置、可搬記録媒体を、無線端末装置2又はサーバ装置3に供給し、その無線端末装置2又はサーバ装置3のコンピュータがプログラムを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、可搬記録媒体等から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した可搬記録媒体等は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための可搬記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMカード、電子メールやパソコン通信等のネットワーク接続装置(言い換えれば、通信回線)を介して記録した種々の記録媒体などを用いることができる。
また、コンピュータ(情報処理装置)がメモリ上に読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
さらに、可搬型記録媒体から読み出されたプログラムやプログラム(データ)提供者から提供されたプログラム(データ)が、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
すなわち、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取ることができる。
1 無線通信システム
2 無線端末装置
3 サーバ装置
4 ネットワーク
5 基地局
20 車両
201 バス
202 CPU
203 操作入力部
204 表示部
205 不揮発性メモリ
206 一時メモリ
207 第1の無線通信部
208 第2の無線通信部
209 記憶媒体
210 位置情報取得部
211 撮像部
212 コントローラ
301 第1の無線通信手段
302 位置情報取得手段
303 第2の無線通信手段
304 リクエスト処理部
305 リクエスト情報管理部
306 自端末用分割データ記憶部
307 他端末用分割データ記憶部
308 近接相手端末保持情報取得部
309 P値保持部
310 R値保持部
311 交換分割データ決定部

Claims (10)

  1. 複数のデータをそれぞれ分割して記憶しているサーバ装置から所望のデータを取得する無線端末装置あって、
    情報を記憶するための記憶手段と、
    無線通信により前記サーバ装置と通信する第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段に比較して近距離の範囲で高速に無線通信を介して他の無線端末装置と通信する第2の通信手段と、
    前記無線端末装置自身の位置情報を測位する測位手段と、
    前記測位手段で測位した前記無線端末装置自身の位置情報を所定の時間毎に前記第1の通信手段を介して前記サーバ装置に送信する位置送信手段と、
    前記サーバ装置が記憶しているデータを要求するためのデータ要求を、前記無線端末装置自身を特定するための端末IDとともに前記第1の通信手段を介して前記サーバ装置に送信するデータ送信手段と、
    前記データ要求に応じて前記サーバ装置から送信された分割データ及び前記分割データを特定するための分割データIDを前記第1の通信手段を介して受信し前記記憶手段に記憶する第1のデータ取得手段と、
    前記サーバ装置から送信された、前記サーバ装置が記憶している前記無線端末装置自身が要求するデータの分割データを特定するための第1の分割データID及び前記分割データが他の無線端末装置から前記第2の通信手段を介して取得できる確率Pと、他の無線端末装置が前記サーバ装置に要求するデータの分割データを特定するための第2の分割データID及び前記分割データを前記無線端末装置自身が中継して前記他の無線端末装置に前記第2の通信手段を介して送信できる確率Rとを前記第1の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶する分割データ情報取得手段と、
    前記第2の通信手段を介して他の無線端末装置と接続した場合に、前記他の無線端末装置との間で前記他の無線端末装置が記憶する前記第1の分割データID及び第2の分割データIDを交換するID交換手段と、
    前記交換手段で交換することにより取得した前記第1の分割データIDで特定される分割データを、前記他の無線端末装置から前記第2の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶する第1のデータ取得手段と、
    前記記憶手段に記憶された確率Rが所定値以上の分割データ及び前記分割データの分割データIDを前記第2の通信手段を介して接続された前記他の無線端末装置から前記第2の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶する第2のデータ取得手段と、
    前記記憶手段に記憶されている分割データの分割データIDを前記第1の通信手段を介して前記サーバ装置に送信するデータ情報送信手段と、
    を有することを特徴とする無線端末装置。
  2. 前記第1のデータ取得手段は、前記ID交換手段で取得した前記第1の分割データIDが複数の場合に、各分割データIDに対応する確率Pが小さい分割データから前記第2の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1に記載の無線端末装置。
  3. 前記記憶手段に記憶された分割データを削除するデータ削除手段を更に有し、
    前記削除手段は、前記記憶手段が記憶可能なデータ容量が所定以下となった場合、前記第2のデータ取得手段で取得した分割データから確率Rの小さい分割データから順番に削除することを特徴とする請求項1叉は2に記載の無線端末装置。
  4. 前記データは画像データであることを特徴とする請求項3に記載の無線端末装置。
  5. 複数の無線端末装置にデータを提供するサーバ装置であって、
    前記複数の無線端末装置と通信する通信手段と、
    前記複数の無線端末装置に提供するためのデータを記憶するデータ記憶手段と、
    前記データ記憶手段に記憶されたデータを複数の分割データに分割するデータ分割手段と、
    前記データ分割手段により分割した前記分割データを特定するための分割データIDを前記分割データに付与する分割データID付与手段と、
    前記無線端末装置から送信された前記無線端末装置を特定するための端末ID、前記無線端末装置の位置情報及び前記無線端末装置が記憶する分割データの分割データIDを受信して記憶する端末情報記憶手段と、
    第1の無線端末装置から前記第1の無線端末装置の端末ID、前記第1の無線端末装置の位置情報及び前記第1の無線端末装置が要求するデータを特定するための情報を含むデータ要求を、前記通信手段を介して受信するデータ要求受信手段と、
    前記データ要求受信手段で受信した前記第1の無線端末装置の前記端末ID、前記位置情報及び要求された前記データを特定するための情報、並びに前記端末情報記憶手段に記憶された前記第1の無線端末装置以外の第2の無線端末装置の位置情報及び前記第2の無線端末装置が記憶している分割データIDに基づいて、前記第1の無線端末装置が前記第2の無線端末装置から前記第1の無線端末装置が要求するデータの分割データを取得する確率Pを算出し、前記第2の無線端末装置が要求するデータの分割データを前記第2の無線端末装置が前記第1の無線端末装置を中継して取得する確率Rを算出する確率算出手段と、
    所定時間毎に前記通信手段を介して前記確率算出手段で算出した前記確率Pと確率Rを前記複数の無線端末装置に送信するデータ取得情報送信手段と、
    前記確率Pが所定値以下の場合、前記分割データを前記通信手段を介して前記第1の無線端末装置に送信する分割データ送信手段と、
    を有することを特徴とするサーバ装置。
  6. 前記算出手段は、前記第1の無線端末装置の位置情報と前記第2の無線端末装置の位置情報とに基づいて、前記第1の無線端末装置と前記2の無線端末装置との間の距離を算出し、前記算出した距離が小さいほど確率P及び確率Rが大きくなるように算出することを特徴とする請求項5のサーバ装置。
  7. 地図情報を記憶する地図情報記憶手段を更に有し、
    前記算出手段は、前記地図情報記憶部に記憶された前記地図情報の道路の長さに基づいて、前記第1の無線端末装置と前記第2の無線端末装置との間の距離を算出することを特徴とする請求項6のサーバ装置。
  8. 前記算出手段は、前記端末情報記憶手段に記憶された位置情報に基づいて、前記第1の無線端末装置と前記第2の無線端末装置間との間の距離を連続的に算出し、前記第1の無線端末装置と前記第2の無線端末装置との間の距離が小さくなっていく場合の前記確率P及び確率Rの値を大きく算出することを特徴とする請求項7のサーバ装置。
  9. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の無線端末装置と請求項5乃至8の何れか1項に記載のサーバ装置とから構成されることを特徴とする無線通信システム。
  10. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の無線端末装置と請求項5乃至8の何れか1項に記載のサーバ装置とから構成される無線通信システムにおいて実行される無線通信方法であって、
    前記無線端末装置は、
    前記サーバ装置が記憶しているデータを要求するためのデータ要求を、前記無線端末装置自身を特定するための端末IDとともに前記無線端末装置が備える第1の通信手段を介して前記サーバ装置に送信し、
    前記データ要求に応じて前記サーバ装置から送信された分割データ及び前記分割データを特定するための分割データIDを前記第1の通信手段を介して受信し、前記前記無線端末装置が備える記憶手段に記憶し、
    前記サーバ装置から送信された、前記サーバ装置が記憶している前記無線端末装置自身が要求するデータの分割データを特定するための第1の分割データID及び前記分割データが他の無線端末装置から前記前記無線端末装置が備える第2の通信手段を介して取得できる確率Pと、他の無線端末装置が前記サーバ装置に要求するデータの分割データを特定するための第2の分割データID及び前記分割データを前記無線端末装置自身が中継して前記他の無線端末装置に前記第2の通信手段を介して送信できる確率Rとを前記第1の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶し、
    前記第2の通信手段を介して他の無線端末装置と接続した場合に、前記他の無線端末装置との間で前記他の無線端末装置が記憶する前記第1の分割データID及び第2の分割データIDを交換し、
    前記交換することにより取得した前記第1の分割データIDで特定される分割データを、前記他の無線端末装置から前記第2の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶し、
    前記記憶手段に記憶された確率Rが所定値以上の分割データ及び前記分割データの分割データIDを前記第2の通信手段を介して接続された前記他の無線端末装置から前記第2の通信手段を介して受信して前記記憶手段に記憶し、
    前記記憶手段に記憶されている分割データの分割データIDを前記第1の通信手段を介して前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、
    第1の無線端末装置から前記第1の無線端末装置の端末ID、前記第1の無線端末装置の位置情報及び前記第1の無線端末装置が要求するデータを特定するための情報を含むデータ要求を、前記サーバ装置が備える通信手段を介して受信し、
    前記受信した前記第1の無線端末装置の前記端末ID、前記位置情報及び要求された前記データを特定するための情報、並びに前記サーバ装置が備える端末情報記憶手段に記憶された前記第1の無線端末装置以外の第2の無線端末装置の位置情報及び前記第2の無線端末装置が記憶している分割データIDに基づいて、前記第1の無線端末装置が前記第2の無線端末装置から前記第1の無線端末装置が要求するデータの分割データを取得する確率Pを算出し、前記第2の無線端末装置が要求するデータの分割データを前記第2の無線端末装置が前記第1の無線端末装置を中継して取得する確率Rを算出し、
    所定時間毎に前記通信手段を介して前記算出した前記確率Pと確率Rを複数の無線端末装置に送信し、
    前記確率Pが所定値以下の場合、前記分割データを前記通信手段を介して前記第1の無線端末装置に送信する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
JP2009069747A 2009-03-23 2009-03-23 無線端末装置、サーバ装置、無線通信システム及び無線通信方法 Withdrawn JP2010226290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009069747A JP2010226290A (ja) 2009-03-23 2009-03-23 無線端末装置、サーバ装置、無線通信システム及び無線通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009069747A JP2010226290A (ja) 2009-03-23 2009-03-23 無線端末装置、サーバ装置、無線通信システム及び無線通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010226290A true JP2010226290A (ja) 2010-10-07

Family

ID=43043025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009069747A Withdrawn JP2010226290A (ja) 2009-03-23 2009-03-23 無線端末装置、サーバ装置、無線通信システム及び無線通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010226290A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100331017A1 (en) Method and system of efficiently using mobile terminal context
JP2021176090A (ja) 車載電子機器、サーバ、及びクライアント端末
CN103200366B (zh) 远程拍摄控制方法、网络服务器及终端设备
US8160607B2 (en) Mobile terminal apparatus, method, and server for sharing contents
JP2019020889A (ja) ダイナミックマップ更新装置、ダイナミックマップ更新方法、ダイナミックマップ更新プログラム
JP2011061714A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法、無線通信装置及び無線通信方法、コンピューター・プログラム、並びに無線通信システム
CN104471434A (zh) 用于移动设备中的电力保存的位置预测
US10171774B2 (en) Camera control device, camera control method, and camera control system
JP7237805B2 (ja) ライブビューの収集及び伝送システム
KR20180098798A (ko) 엣지 클라우드에서 모바일 단말에 자원을 할당하는 방법 및 그 장치
CN110972085A (zh) 信息交互方法、装置、存储介质、设备及系统
WO2013000192A1 (zh) 移动终端及其导航方法
JP5656934B2 (ja) 管理装置、および、プログラム
JP7197123B2 (ja) 管理装置、管理方法、プログラム
JP4806994B2 (ja) 位置情報通知方式及び位置情報通知方法
JP2017004177A (ja) センサデータ収集システムおよび方法
JP2010226290A (ja) 無線端末装置、サーバ装置、無線通信システム及び無線通信方法
JP5053135B2 (ja) 交通情報表示システム、交通情報表示サーバ、交通情報表示方法、および、コンピュータプログラム
CN104769562A (zh) 内容分发系统、程序、以及内容分发方法
KR101090552B1 (ko) 웹하드와의 연계를 통한 이동단말 간의 정보공유 제공 장치 및 방법
CN108805512B (zh) 一种考勤信息记录方法及其设备、系统
JP2015061631A (ja) 管理装置、管理方法、および、プログラム
JP2008182428A (ja) 画像データ自動送信システム、グループ化方法と装置、送信先決定方法と装置、およびプログラム
JP5648536B2 (ja) 情報処理方法、プログラム及び装置
KR100924829B1 (ko) 노선 안내시스템 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120605