JP2010226232A - 通信方法及び移動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線アクセス網の遷移を改善し、発信時間の短縮を図ることを目的とする。
【解決手段】 移動機での通信方法は、第1の無線アクセス網での通信終了のときに、在圏すべき第2の無線アクセス網が指定された無線アクセス網遷移指示を受信するステップ;指定された第2の無線アクセス網への遷移を開始するステップ;発信要求のときに、通信すべき無線アクセス網を確認するステップ;及び通信すべき無線アクセス網が第1の無線アクセス網である場合、第2の無線アクセス網への遷移を中断するステップ;を有する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、通信方法及び移動機に関する。
LTE(Long Term Evolution)では、無線アクセス網の基地局が移動機に対して在圏すべき無線アクセス網(RAT:Radio Access Technology)を指定することができる。このような機能を、ここではRAT Priorityと呼ぶ。RAT Priorityでは、通信終了時に無線アクセス網の基地局は、移動機が在圏すべき無線アクセス網を指定し、指定された無線アクセス網に移動機を遷移させる(非特許文献1及び2参照)。
例えば、RAT Priorityでは、LTE網、UMTS網等の無線アクセス網が指定される。
TS36.331 TS36.304
例えば、LTEサービス開始当初は、音声等の回線交換(CS:Circuit Switching)サービスはUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)網で提供されるため、移動機がUMTS網に優先的に在圏する必要性が高い。このため、RAT PriorityではUMTS網が指定されることが想定される。また、移動機がUMTS網に在圏していても、パケット発信時に同じエリアにLTE網が存在する場合には、無線アクセス網の基地局によりLTE網への遷移が指示されることが想定される。
しかし、アプリケーションによっては、LTE網でのパケット通信の終了により移動機がLTE網の無線接続を解放した直後に、再度LTE網でパケットを発信することが考えられる。このような場合、無線解放により移動機がUMTS網に遷移してしまうと、移動機は、パケット通信のために、再度LTE網に遷移しなければならない。
同様に、UMTS網での音声通信の終了により移動機がUMTS網の無線接続を解放した直後に、再度UMTS網で音声を発信することが考えられる。このような場合にも、無線解放により移動機がLTE網に遷移してしまうと、移動機は、音声通信のために、再度UMTS網に遷移しなければならない。
このような無線アクセス網の遷移は非効率であり、発信時に遅延が生じる。本発明は、無線アクセス網の遷移を改善し、発信時間の短縮を図ることを目的とする。
本発明の通信方法は、
移動機での通信方法であって:
第1の無線アクセス網での通信終了のときに、在圏すべき第2の無線アクセス網が指定された無線アクセス網遷移指示を受信するステップ;
指定された第2の無線アクセス網への遷移を開始するステップ;
発信要求のときに、通信すべき無線アクセス網を確認するステップ;及び
通信すべき無線アクセス網が第1の無線アクセス網である場合、第2の無線アクセス網への遷移を中断するステップ;
を有することを特徴の1つとする。
本発明の移動機は、
通信終了のときに、在圏すべき無線アクセス網が指定された無線アクセス網遷移指示に従って、指定された無線アクセス網への遷移を開始する在圏制御部;及び
発信要求のときに、通信すべきアクセス網を確認し、通信すべきアクセス網が遷移前の無線アクセス網である場合、指定された無線アクセス網への遷移を中断させる無線アクセス網管理部;
を有することを特徴の1つとする。
本発明の実施例によれば、無線アクセス網の遷移が改善され、発信時間が短縮される。
本発明の実施例が適用される無線アクセスシステムの例 本発明の実施例に係る移動機のブロック図 本発明の実施例に係る移動機での通信方法のフローチャート 移動機での通信方法の変形例のフローチャート 通常の通信方法のシーケンス図 本発明の実施例に係る通信方法のシーケンス図
本発明の実施例では、それぞれ異なる無線アクセス技術を適用した複数の無線アクセス網(RAT)で通信可能な移動機が用いられる。移動機は、無線アクセス網の基地局からRAT Priorityを受信する。RAT Priorityとは、在圏すべき無線アクセス網が指定された無線アクセス網遷移指示である。通常では、移動機は、RAT Priorityで指定された無線アクセス網に遷移する。
本発明の実施例では、RAT Priorityにより指定された無線アクセス網に遷移中に、遷移前の無線アクセス網での発信要求があった場合、指定された無線アクセス網への遷移を中断する。遷移の中断により、移動機は迅速に通信を開始できる。
図1に、本発明の実施例が適用される無線アクセスシステムの例を示す。無線アクセスシステムは、それぞれ異なる無線アクセス技術を適用した複数の無線アクセス網と、複数の無線アクセス網で通信可能な移動機とで構成される。例えば、無線アクセス網には、UMTS網とLTE網とが含まれる。無線アクセス網には、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)網、GSM(Global System for Mobile Communications)網、GPRS(General Packet Radio Service)網が含まれてもよい。UMTS網には、SGSN(Serving GPRS Support Node)と呼ばれる交換機と、BTS(Base Transceiver Station)と呼ばれる基地局とが含まれる。SGSNは、通信に必要なモビリティ管理、セッション管理、パケット転送等の制御系の機能を備える。LTE網には、MME(Mobile Management Entity)と呼ばれる交換機と、eNB(eNode-B)と呼ばれる基地局とが含まれる。MMEは、SGSNと同様に、モビリティ管理等の制御系の機能を備える。
LTE網では、移動機は、eNBと無線接続してパケット通信する。パケット通信が終了すると、LTE網のeNBは、RAT Priorityにより、移動機が在圏すべき無線アクセス網を指定できる。回線交換サービスはUMTS網で提供されるため、LTE網のeNBがRAT PriorityでUMTS網を指定すると、移動機はUMTS網への遷移を開始し、UMTS網への遷移終了後にLTE網との無線接続を解放する。このUMTS網への遷移中にパケット発信要求があった場合、UMTS網への遷移を中断し、LTE網で発信することが望ましい。また、LTE網でのパケット通信が終了した時点で、再度LTE網での発信が判明しているようなアプリケーションがあれば、UMTS網への遷移の指示に従わず、LTE網で発信することが望ましい。
同様に、UMTS網では、移動機はBTSと無線接続して音声通信又はパケット通信する。音声通信又はパケット通信が終了すると、UMTS網のBTSは、RAT Priorityにより、移動機が在圏すべき無線アクセス網を指定できる。UMTS網のBTSがRAT PriorityでLTE網を指定すると、移動機はLTE網への遷移を開始し、LTE網への遷移終了後にUMTS網との無線接続を解放する。このLTE網への遷移中にすぐに音声発信要求があった場合、LTE網への遷移を中断し、UMTS網で発信することが望ましい。また、UMTS網での音声通信又はパケット通信が終了した時点で、再度UMTS網での発信が判明しているようなアプリケーションがあれば、LTE網への遷移の指示に従わず、UMTS網で発信することが望ましい。
このため、移動機がRAT Priorityに従わずに遷移前の無線アクセス網で再発信することにより、無駄なRAT間遷移が回避でき、信号量の削減及び発信時間の短縮が実現できる。なお、移動機がRAT Priorityに従わずに遷移前の無線アクセス網で再発信しても、この再発信による通信終了時に、RAT Priorityで在圏すべき無線アクセス網が再度指示される。従って、移動機の判断で無線アクセス網の在圏が続くわけではなく、無線アクセス網によるRAT Priority制御は妨げられない。
<移動機のブロック図>
図2に、本発明の実施例に係る移動機10のブロック図を示す。移動機10は、アプリケーション101と、発信制御部103と、在圏RAT管理部105と、LTE通信制御部107と、LTE在圏制御部109と、UMTS在圏制御部111と、UMTS通信制御部113とを有する。
アプリケーション101は、例えば、移動機10上で動作するソフトウェアであり、ユーザインタフェースを介してユーザから入力を受け取り、無線アクセス網での通信が必要な場合に、発信制御部103に対して発信要求を指示する。また、終話時に、発信制御部103に対して終話要求を指示する。なお、発信要求とは、通信の開始を要求する信号であり、音声通信の場合にはオフフック信号に相当する。また、終話要求とは、通信の終了を要求する信号であり、音声通信の場合にはオンフック信号に相当する。パケット通信においても、通信の開始及び終了時に発信要求及び終話要求が用いられる。
発信制御部103は、アプリケーション101から発信要求を受け取り、通信すべき無線アクセス網を確認する。例えば、LTE網での通信が必要な場合に、LTE通信制御部107を介して発信要求をLTE網に送信する。また、UMTS網での通信が必要な場合に、UMTS通信制御部113を介して発信要求をUMTS網に送信する。また、発信制御部103は、アプリケーション101から終話要求を受け取り、LTE通信制御部107又はUMTS通信制御部113を介して終話要求をLTE網又はUMTS網に送信する。
LTE通信制御部107は、アプリケーション101に入力されたデータ及び制御情報をLTE網に送信する。また、LTE通信制御部107は、LTE網から送信されたデータ及び制御情報を受信する。
LTE在圏制御部109は、LTE網に在圏するための処理及びLTE網の無線接続を解放するための処理を実行する。例えば、通信開始時には、LTE網で通信を開始するために必要な基地局の検出、同期の確立等を実行する。通信終了時にUMTS網が指定されたRAT Priorityを受信した場合、LTE在圏制御部109は、在圏RAT管理部105に対してUMTS網への遷移が必要であることを指示し、UMTS網への遷移が終了したときにLTE網の無線接続を解放する。
UMTS在圏制御部111は、UMTS網に在圏するための処理及びUMTS網の無線接続を解放するための処理を実行する。例えば、UMTS網で通信を開始するために必要な基地局の検出、同期の確立等を実行する。通信終了時にLTE網が指定されたRAT Priorityを受信した場合、UMTS在圏制御部111は、在圏RAT管理部105に対してLTE網への遷移が必要であることを指示し、LTE網への遷移が終了したときにUMTS網の無線接続を解放する。
UMTS通信制御部113は、アプリケーション101に入力された音声又はデータ及び制御情報をUMTS網に送信する。また、UMTS通信制御部113は、UMTS網から送信された音声又はデータ及び制御情報を受信する。
在圏RAT管理部105は、発信制御部103からLTE通信制御部107又はUMTS通信制御部113への指示に基づいて、移動機10が在圏している無線アクセス網を管理する。なお、在圏RAT管理部105は、発信制御部103から発信要求を受け取り、通信すべきアクセス網を確認し、LTE通信制御部107又はUMTS通信制御部113を介してLTE網又はUMTS網に発信要求を送信してもよい。
更に、在圏RAT管理部105は、RAT Priorityで指定された無線アクセス網の遷移状態を管理する。LTE在圏制御部109で受信したRAT PriorityによりUMTS網への遷移が指定されている場合、在圏RAT管理部105は、UMTS網に在圏するようにUMTS在圏制御部111に対して指示し、LTE網の無線接続を解放するようにLTE在圏制御部109に対して指示する。UMTS在圏制御部113で受信したRAT PriorityによりLTE網への遷移が指定されている場合、在圏RAT管理部105は、LTE網に在圏するようにLTE在圏制御部109に対して指示し、UMTS網の無線接続を解放するようにUMTS在圏制御部111に対して指示する。
RAT Priorityで指定された無線アクセス網への遷移中に、遷移前の無線アクセス網での発信要求を発信制御部103で受け取ると、在圏RAT管理部105は、RAT Priorityで指定された無線アクセス網への遷移を中断させる。例えば、UMTS網への遷移中にLTE網での発信要求を発信制御部103で受け取ると、在圏RAT管理部105は、UMTS在圏制御部111に対してUMTS網に在圏するための処理を中断させ、LTE在圏制御部109に対して無線接続を維持させる。また、LTE網への遷移中にUMTS網での発信要求を発信制御部103で受け取ると、在圏RAT管理部105は、LTE在圏制御部109に対してLTE網に在圏するための処理を中断させ、UMTS在圏制御部111に対して無線接続を維持させる。
また、アプリケーション101で連続発信されることが予め判明している場合には、在圏RAT管理部105は、この情報をアプリケーション101から受け取ってもよい。この場合、在圏RAT管理部105は、LTE在圏制御部109及びUMTS在圏制御部111に対して、RAT Priorityで指定された無線アクセス網に遷移しないように指示してもよい。ただし、アプリケーション101から発信制御部103に対して一定時間発信要求がない場合、在圏RAT管理部105は、LTE在圏制御部109及びUMTS在圏制御部111に対して、RAT Priorityで指定された無線アクセス網に遷移するように指示してもよい。
<移動機での通信方法のフローチャート>
図3に、移動機10での通信方法のフローチャートを示す。図3のフローチャートでは、図2の移動機10の構成要素を用いた通信方法を説明するが、この通信方法の各ステップは、他の構成要素により実行されてもよい。
まず、アプリケーション101においてユーザ入力等により発信要求があった場合、この発信要求は、発信制御部103に入力され、更に在圏RAT管理部105に入力される(S101)。発信制御部103又は在圏RAT管理部105は、発信要求を受け取り、通信すべき無線アクセス網を確認する(S103)。例えば、LTE網での通信が必要な場合、発信制御部103又は在圏RAT管理部105は、LTE通信制御部107を介してLTE網に発信要求を送信し、LTE網での通信を開始する(S105)。
また、アプリケーション101においてユーザ入力等により終話要求があった場合、この終話要求は、発信制御部103に入力される(S107)。例えば、LTE網での通信が終了する場合、発信制御部103は、LTE網通信制御部107を介してLTE網に終話要求を送信する。終話要求に対して、LTE在圏制御部109は、LTE網のeNBからRAT Priorityを受信したか否かを確認する(S109)。RAT Priorityを受信していない場合、移動機10は処理を終了し、待ち受け状態になる。例えば、UMTS網が指定されたRAT Priorityを受信した場合、LTE在圏制御部109は、UMTS網への遷移が必要であることを在圏RAT管理部105に対して指示する。在圏RAT管理部105は、UMTS網に在圏するための処理をUMTS在圏制御部111に対して指示し、LTE網との無線接続を解放するようにLTE在圏制御部109に対して指示する(S113)。
次に、アプリケーション101においてユーザ入力等により発信要求があった場合、この発信要求は、発信制御部103に入力され、更に在圏RAT管理部105に入力される(S115)。発信制御部103又は在圏RAT管理部105は、発信要求を受け取り、通信すべき無線アクセス網を確認する(S117)。また、在圏RAT管理部105は、通信すべき無線アクセス網が遷移前の無線アクセス網であるか否かを確認する(S119)。例えば、UMTS網が指定されたRAT Priorityを受信した後に、発信要求により通信すべき無線アクセス網がLTE網であるか否かを確認する。通信すべき無線アクセス網がLTE網でない場合、すなわち、UMTS網である場合、発信制御部103又は在圏RAT管理部105は、UMTS通信制御部113を介してUMTS網に発信要求を送信し、UMTS網での通信を開始する(S127)。通信すべき無線アクセス網がLTE網である場合、在圏RAT管理部105は、LTE網からUMTS網への遷移中であるか否かを確認する(S121)。遷移中である場合、在圏RAT管理部105は、UMTS在圏制御部111に対してUMTS網への遷移を中断させ、LTE在圏制御部109に対して無線接続を解放しないように指示する(S123)。更に、LTE通信制御部107を介してLTE網に発信要求を送信し、LTE網での通信を開始する(S127)。遷移中でない場合、在圏RAT管理部105は、LTE在圏制御部109に対してLTE網に遷移させ(S125)、LTE通信制御部107を介してLTE網に発信要求を送信し、LTE網での通信を開始する(S127)。
図4に、移動機10での通信方法の変形例のフローチャートを示す。この変形例は、在圏RAT管理部105がアプリケーション101から連続発信するという情報を予め受け取っている場合の通信方法である。
上記のように、終話要求に対して、LTE在圏制御部109は、LTE網のeNBからRAT Priorityを受信したか否かを確認する(S109)。例えば、UMTS網が指定されたRAT Priorityを受信した場合、LTE在圏制御部109は、UMTS網への遷移が必要であることを在圏RAT管理部105に対して指示する。在圏RAT管理部105は、アプリケーション101から受け取った情報から、LTE網での発信予定があるか否かを確認する(S110)。発信予定がない場合、在圏RAT管理部105は、UMTS網に在圏するための処理をUMTS在圏制御部111に対して指示し、LTE網との無線接続を解放するようにLTE在圏制御部109に対して指示する(S113)。発信予定がある場合、在圏RAT管理部105は、LTE網のeNBからのRAT Priorityの処理を保留するようにLTE在圏制御部109に対して指示してもよい。
また、在圏RAT管理部105は、発信予定に従って、所定時間内に実際にアプリケーション101から発信要求があるか否かを確認する(S112)。LTE網での発信予定があるが、所定時間内に実際にアプリケーション101から発信要求を受け取っていない場合、在圏RAT管理部105は、UMTS網に在圏するための処理をUMTS在圏制御部111に対して指示し、LTE網との無線接続を解放するようにLTE在圏制御部109に対して指示する(S113)。LTE網での発信予定があり、所定時間内に実際にアプリケーション101から発信要求を受け取った場合、この発信要求はLTE網通信制御部109からLTE網に送信され、通信が開始する(S127)。
なお、図3及び図4のフローチャートの説明では、LTE網のeNBからRAT Priorityを受信した場合について説明したが、UMTS網のBTSからRAT Priorityを受信した場合にも、上記のフローチャートは適用可能である。
<無線アクセスシステムにおける通信方法のシーケンス図>
図5及び図6を参照して、本発明の実施例に係る通信方法によるシーケンス図を説明する。図5に、通常の通信方法のシーケンス図を示し、図6に、本発明の実施例に係る通信方法のシーケンス図を示す。
図5に示す通常の手順では、LTE網での終話要求時に(S201)、移動機とLTE網との終話処理が実行され(S203)、移動機は、LTE網のeNBからRAT Priorityを受信する(S205)。このRAT PriorityでUMTS網が指定されている場合、移動機はUMTS網へ遷移する(S207)。
UMTS網での発信要求時に(S209)、移動機はUMTS網で通信する。UMTS網での終話要求時に(S211)、移動機とUMTS網との終話処理が実行され(S213)、移動機は、UMTS網のBTSからRAT Priorityを受信する(S215)。このRAT PriorityでLTE網が指定されている場合、移動機はLTE網へ遷移する(S217)。
一方、図6に示す本発明の実施例に係る手順では、LTE網での終話要求時に(S301)、移動機とLTE網との終話処理が実行され(S303)、移動機は、LTE網のeNBからRAT Priorityを受信する(S305)。このRAT PriorityでUMTS網が指定されている場合、移動機はUMTS網への遷移を開始する(S307)。
UMTS網への遷移中にLTE網での発信要求があった場合(S309)、移動機はUMTS網への遷移を中断する(S310)。これにより、移動機はLTE網での通信を開始することができる。LTE網での終話要求時に(S311)、移動機とUMTS網との終話処理が実行され(S313)、移動機は、LTE網のeNBからRAT Priorityを受信する(S315)。このRAT PriorityでUMTS網が指定されている場合、移動機はUMTS網への遷移を開始する(S317)。
このように、本発明の実施例によれば、無駄な遷移が中断され、発信時間が短縮される。
本発明の上記の通信方法は、例えば、SMS−pushのようなアプリケーションに有効である。SMS−pushとは、無線アクセス網から移動機にSMSを送信することにより、移動機がSMSで指示された接続先にパケットを発信する機能である。LTE網から、SMS−pushのためのSMSが送信された場合、次に移動機がLTE網へパケットを発信することが判明している。従って、アプリケーション101は、SMSを解析してSMS−pushであることを認識すると、在圏RAT管理部105に対してLTE網での連続発信があることを指示し、在圏RAT管理部105は、LTE在圏制御部109に対してLTE網に在圏させるように指示してもよい。或いは、SMS−pushによる発信要求時にUMTS網への遷移中である場合、在圏RAT管理部105は、UMTS在圏制御部111に対してUMTS網への遷移を中断させてもよい。
また、本発明の上記の通信方法は、例えば、防犯ブザー連動連続発信のようなアプリケーションに有効である。防犯ブザー連動連続発信とは、子供用携帯電話の防犯ブザーを鳴らした場合に、事前に登録されている電話番号に順次に発信するようなアプリケーションである。移動機が1つ目の電話番号に発信して一定時間応答がない場合には、移動機は、その呼を切断し、次の電話番号へ発信する。この際、応答がなくて呼を切断する時点で、次の音声発信が実施されることが判明している。従って、アプリケーション101は、在圏RAT管理部105に対してUMTS網での連続発信があることを指示し、在圏RAT管理部105は、UMTS在圏制御部111に対してUMTS網に在圏させるように指示してもよい。或いは、防犯ブザー連動連続発信による発信要求時にLTE網への遷移中である場合、在圏RAT管理部105は、LTE在圏制御部109に対してLTE網への遷移を中断させてもよい。
なお、上記の実施例では、LTE網及びUMTS網で通信可能な移動機10について説明したが、本発明は、在圏すべき無線アクセス網が指定された無線アクセス網遷移指示を受信する如何なる移動機にも適用可能である。例えば、移動機10は、CDMA2000網から無線アクセス網遷移指示を受信してもよく、GSM網又はGPRS網から無線アクセス網遷移指示を受信してもよい。
本発明の実施例によれば、在圏RAT管理部105において無駄な遷移を中断させるため、無線アクセス網の遷移が改善され、発信時間が短縮される。更に、信号量も削減される。
また、在圏RAT管理部105がアプリケーション101から連続発信するという情報を受け取ることにより、連続発信するアプリケーションにおける発信時間が更に短縮される。
なお、移動機が無線アクセス網から指定されたRAT Priorityに従わずに遷移前の無線アクセス網で再発信しても、この再発信による通信終了時に、RAT Priorityで在圏すべき無線アクセス網が再度指示される。従って、移動機の判断で無線アクセス網の在圏が続くわけではなく、無線アクセス網によるRAT Priority制御は妨げられない。
10 移動機
101 アプリケーション
103 発信制御部
105 在圏RAT管理部
107 LTE通信制御部
109 LTE在圏制御部
111 UMTS在圏制御部
113 UMTS通信制御部

Claims (4)

  1. 移動機での通信方法であって:
    第1の無線アクセス網での通信終了のときに、在圏すべき第2の無線アクセス網が指定された無線アクセス網遷移指示を受信するステップ;
    指定された第2の無線アクセス網への遷移を開始するステップ;
    発信要求のときに、通信すべき無線アクセス網を確認するステップ;及び
    通信すべき無線アクセス網が第1の無線アクセス網である場合、第2の無線アクセス網への遷移を中断するステップ;
    を有する通信方法。
  2. 使用中のアプリケーションに基づいて第1の無線アクセス網で発信予定があるか否かを確認するステップ;及び
    発信予定がある場合、指定された第2の無線アクセス網への遷移を保留し、発信要求のときに、第1の無線アクセス網で通信するステップ;
    を更に有する、請求項1に記載の通信方法。
  3. 発信予定があるが、所定時間内に発信要求がない場合、指定された第2の無線アクセス網への遷移を開始するステップ;
    を更に有する、請求項2に記載の通信方法。
  4. 通信終了のときに、在圏すべき無線アクセス網が指定された無線アクセス網遷移指示に従って、指定された無線アクセス網への遷移を開始する在圏制御部;及び
    発信要求のときに、通信すべきアクセス網を確認し、通信すべきアクセス網が遷移前の無線アクセス網である場合、指定された無線アクセス網への遷移を中断させる無線アクセス網管理部;
    を有する移動機。
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