JP2010223759A - 配管検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】管内に詰まった流下モニタの位置を簡単に確認できるようにする。
【解決手段】検査対象の配管P内に投入自在で、管内を流体1と共に流下自在で、配管P内に突出している流下障害部2に係止自在な流下モニタMと、流下モニタMからの発信信号を受けて配管P内での流下モニタMの位置を検出する検出装置Kとを設けてある。
【選択図】図2
【解決手段】検査対象の配管P内に投入自在で、管内を流体1と共に流下自在で、配管P内に突出している流下障害部2に係止自在な流下モニタMと、流下モニタMからの発信信号を受けて配管P内での流下モニタMの位置を検出する検出装置Kとを設けてある。
【選択図】図2
Description
本発明は、検査対象の配管内に、塊状の流下モニタを投入して、流体と共に管内を流下させて、下流側で前記流下モニタを回収することで、配管内を前記流体がスムースに流れることの確認を行う配管検査に使用する配管検査装置に関する。
従来、この種の配管検査装置としては、前記流下モニタとして、配管への投入位置の情報を書き込んであるICタグを埋めこんだ球体を使用し、配管の下流側出口である流下モニタ回収位置にICタグリーダーを設置して構成してあるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
前記配管の出口に設置されたICタグリーダーは、前記配管から流れ出てきた前記流下モニタのICタグから、どの投入位置から配管内に投入されたものであるかの前記情報を読みとれるように構成してあった。
前記配管の出口に設置されたICタグリーダーは、前記配管から流れ出てきた前記流下モニタのICタグから、どの投入位置から配管内に投入されたものであるかの前記情報を読みとれるように構成してあった。
この種の配管検査によれば、配管の上流側で投入した流下モニタが、回収口に出て来れば、配管詰まりが無いことが確認できるが、例えば、配管の途中で障害物が存在するような場合には、その障害物に遮られて、前記流下モニタを回収することができない場合がある。
上述した従来の配管検査装置によれば、配管径路のどの部分に流下モニタが詰まっているのかを知ることができない。
詰まっている場所を確認するには、ファイバースコープやビデオスコープ等の光学装置を配管内に挿入して調査する必要があり、時間と手間が掛かる問題点がある。
また、流下モニタに埋めこまれたICタグを利用して、ICタグリーダーによってその存在を調べることが考えられるが、ICタグリーダーでは、ICタグで発信される反射波を受信するものであり、その信号は微弱であると共に、反射の方向性があるため、実質的には、配管内で無雑作に詰まっているICタグから反射波を受信するのは困難である。
上述した従来の配管検査装置によれば、配管径路のどの部分に流下モニタが詰まっているのかを知ることができない。
詰まっている場所を確認するには、ファイバースコープやビデオスコープ等の光学装置を配管内に挿入して調査する必要があり、時間と手間が掛かる問題点がある。
また、流下モニタに埋めこまれたICタグを利用して、ICタグリーダーによってその存在を調べることが考えられるが、ICタグリーダーでは、ICタグで発信される反射波を受信するものであり、その信号は微弱であると共に、反射の方向性があるため、実質的には、配管内で無雑作に詰まっているICタグから反射波を受信するのは困難である。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、管内に詰まった流下モニタの位置を簡単に確認しやすい配管検査装置を提供するところにある。
本発明の第1の特徴構成は、検査対象の配管内に投入自在で、管内を流体と共に流下自在で、前記配管内に突出している流下障害部に係止自在な流下モニタと、前記流下モニタからの発信信号を受けて前記配管内での前記流下モニタの位置を検出する検出装置とを設けてあるところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、流下モニタとして、配管内に突出している流下障害部に係止自在なものを使用するから、配管内に流下障害がある場合には、前記流下モニタがその部分に係止し、異常を知らせることが可能となる。
また、詰まっている流下モニタからの発信信号を、管外の前記検出装置によって受けることで、検出信号の強度や、信号を検出した際の検出装置の位置等から、流下モニタが詰まっている障害箇所の位置を簡単に検出することが可能となる。
従って、従来のように、光学装置を配管内に挿入して流下障害の箇所を細かく調査する必要がなくなり、管内に詰まった流下モニタの位置を簡単に確認することができるようになる。
因みに、配管内における流下障害のある箇所が確認できれば、例えば、該当箇所の配管を局部的に加工し(又は取り替え)たり、その部分に存在する原因物を取り除く等の処理を施すことで、流下障害のない配管環境をつくることができる。
また、詰まっている流下モニタからの発信信号を、管外の前記検出装置によって受けることで、検出信号の強度や、信号を検出した際の検出装置の位置等から、流下モニタが詰まっている障害箇所の位置を簡単に検出することが可能となる。
従って、従来のように、光学装置を配管内に挿入して流下障害の箇所を細かく調査する必要がなくなり、管内に詰まった流下モニタの位置を簡単に確認することができるようになる。
因みに、配管内における流下障害のある箇所が確認できれば、例えば、該当箇所の配管を局部的に加工し(又は取り替え)たり、その部分に存在する原因物を取り除く等の処理を施すことで、流下障害のない配管環境をつくることができる。
本発明の第2の特徴構成は、前記流下モニタには、ICタグを備えると共に、そのICタグの信号発信方向が所定の方向に向くように姿勢維持を図る姿勢維持手段を備えてあり、前記検出装置には、前記ICタグからの発信信号を受けるICタグリーダを備えてあるところにある。
本発明の第2の特徴構成によれば、ICタグと、そのICタグの信号発信方向が所定の方向に向くように姿勢維持を図る姿勢維持手段とを、流下モニタに備えてあるから、管内で流下モニタが詰まった状態でも、ICタグは信号発信方向が所定の方向を向くように姿勢維持が図られる。従って、ICタグリーダによってICタグからの信号を受信する際、前記所定の方向で受信できるようにICタグリーダの探査位置を設定でき、微弱な信号でもより確実に受信することが可能となる。
また、使用するものとして安価なICタグと、そのICタグリーダのみでよいから、経済的に配管検査を行うことができる。
また、使用するものとして安価なICタグと、そのICタグリーダのみでよいから、経済的に配管検査を行うことができる。
本発明の第3の特徴構成は、前記流下モニタには、電波発信器を備えると共に、その電波発信器の電波発信開始時間を起動後に所定時間遅らせるタイマを備えてあり、前記検出装置には、前記電波発信器からの発信信号の強さを測定自在な電波受信器を備えてあるところにある。
本発明の第3の特徴構成によれば、流下モニタに電波発信器を設けてあるから、詰まっている流下モニタからの発信信号を、管外の前記電波受信器によって受けることで、検出信号の強度が最も強い値を示した際の電波受信器の位置等から、流下モニタが詰まっている障害箇所の位置を簡単に検出することが可能となる。
また、前記電波発信器の電波発信開始時間を起動後に所定時間遅らせるタイマを、流下モニタに備えてあるから、電波発信器が電波を発信する時間を、前記配管内に流下モニタを投入してから所定時間遅らせることができ、少なくとも、電波の発信に使用する電力を節約することができる。
前記タイマによって遅らせる時間の設定は、例えば、流下モニタを配管内に投入してから、無事に回収されるまでの間にかかる流下時間より長く設定しておけば、配管内に流下障害がない場合には、前記電波発信器が電波を発信する前に流下モニタと共に回収され、無駄な電力を使用することを防げる。
また、配管内に流下障害があって、前記流下モニタがその部分に詰まった場合には、少なくとも、流下モニタが詰まった後に電波発信が開始されるから、言い替えれば、電波発信が必要となった状況下でのみ電波発信が開始されることになり、無駄な電力を使用することを防止できる。
その結果、前記電波発信器の電池切れが生じ難くでき、流下モニタの詰まり位置の特定をより確実に行えるようになる。
また、電力の無駄遣いを防止できるから、電池のコンパクト化を図れ、結果的には、流下モニタのコンパクト化を図ることができる。
また、前記電波発信器の電波発信開始時間を起動後に所定時間遅らせるタイマを、流下モニタに備えてあるから、電波発信器が電波を発信する時間を、前記配管内に流下モニタを投入してから所定時間遅らせることができ、少なくとも、電波の発信に使用する電力を節約することができる。
前記タイマによって遅らせる時間の設定は、例えば、流下モニタを配管内に投入してから、無事に回収されるまでの間にかかる流下時間より長く設定しておけば、配管内に流下障害がない場合には、前記電波発信器が電波を発信する前に流下モニタと共に回収され、無駄な電力を使用することを防げる。
また、配管内に流下障害があって、前記流下モニタがその部分に詰まった場合には、少なくとも、流下モニタが詰まった後に電波発信が開始されるから、言い替えれば、電波発信が必要となった状況下でのみ電波発信が開始されることになり、無駄な電力を使用することを防止できる。
その結果、前記電波発信器の電池切れが生じ難くでき、流下モニタの詰まり位置の特定をより確実に行えるようになる。
また、電力の無駄遣いを防止できるから、電池のコンパクト化を図れ、結果的には、流下モニタのコンパクト化を図ることができる。
本発明の第4の特徴構成は、前記流下モニタには、振動を発生する起振機を備えると共に、その起振機の振動開始時間を起動後に所定時間遅らせるタイマを備えてあり、前記検出装置には、前記起振機からの振動の強さを測定自在な受振器を備えてあるところにある。
本発明の第4の特徴構成によれば、流下モニタに起振機を設けてあるから、詰まっている流下モニタからの振動を、管外の前記受振器によって測定することで、受信振動の強さが最も強い値を示した際の受振器の位置等から、流下モニタが詰まっている障害箇所の位置を簡単に検出することが可能となる。
また、前記起振機の振動開始時間を起動後に所定時間遅らせるタイマを、流下モニタに備えてあるから、起振機が振動を発生する時間を、前記配管内に流下モニタを投入してから所定時間遅らせることができ、少なくとも、振動の発生に使用する電力を節約することができる。
前記タイマによって遅らせる時間の設定は、例えば、流下モニタを配管内に投入してから、無事に回収されるまでの間にかかる流下時間より長く設定しておけば、配管内に流下障害がない場合には、前記起振機が振動を発生する前に流下モニタと共に回収され、無駄な電力を使用することを防げる。
また、配管内に流下障害があって、前記流下モニタがその部分に詰まった場合には、少なくとも、流下モニタが詰まった後に振動が発生されるから、言い替えれば、振動発生が必要となった状況下でのみ振動が発生されることになり、無駄な電力を使用することを防止できる。
その結果、前記起振機の電池切れが生じ難くでき、流下モニタの詰まり位置の特定をより確実に行えるようになる。
また、電力の無駄遣いを防止できるから、電池のコンパクト化を図れ、結果的には、流下モニタのコンパクト化を図ることができる。
また、配管材が、例えば、金属等のように電波を遮断する性質を有する材料で構成してあっても、起振機の振動は、受振器によって測定できることから、検査対象の配管材料の適用範囲が広い。
また、前記起振機の振動開始時間を起動後に所定時間遅らせるタイマを、流下モニタに備えてあるから、起振機が振動を発生する時間を、前記配管内に流下モニタを投入してから所定時間遅らせることができ、少なくとも、振動の発生に使用する電力を節約することができる。
前記タイマによって遅らせる時間の設定は、例えば、流下モニタを配管内に投入してから、無事に回収されるまでの間にかかる流下時間より長く設定しておけば、配管内に流下障害がない場合には、前記起振機が振動を発生する前に流下モニタと共に回収され、無駄な電力を使用することを防げる。
また、配管内に流下障害があって、前記流下モニタがその部分に詰まった場合には、少なくとも、流下モニタが詰まった後に振動が発生されるから、言い替えれば、振動発生が必要となった状況下でのみ振動が発生されることになり、無駄な電力を使用することを防止できる。
その結果、前記起振機の電池切れが生じ難くでき、流下モニタの詰まり位置の特定をより確実に行えるようになる。
また、電力の無駄遣いを防止できるから、電池のコンパクト化を図れ、結果的には、流下モニタのコンパクト化を図ることができる。
また、配管材が、例えば、金属等のように電波を遮断する性質を有する材料で構成してあっても、起振機の振動は、受振器によって測定できることから、検査対象の配管材料の適用範囲が広い。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の配管検査装置Sを使用した排水管通水試験の対象となる建物Bを示している。
建物Bは、ここでは集合住宅を例に挙げて説明するもので、図に示すように、複数の階層から構成してあり、検査対象の排水管(配管の一例)Pは、各住戸内に設置されている排水枝管P3と、排水枝管P3の下流側に集合管を介して連通接続され、各階層を縦に貫通する状態に設置されている縦排水管P2と、最下層において各縦排水管P2と継手を介して連通接続された横排水管P1とを備えて構成してある。
従って、各住戸から流された水(流体の一例)1は、排水枝管P3から縦排水管P2を経由して、前記横排水管P1に流入し、外部会所Hを経由して建物外の下水本管に排出される。
従って、各住戸から流された水(流体の一例)1は、排水枝管P3から縦排水管P2を経由して、前記横排水管P1に流入し、外部会所Hを経由して建物外の下水本管に排出される。
当該排水管通水試験は、例えば、建物Bの新築にあたり、排水管Pが詰まることなく健全な状態に設置されていることを確認するために実施される。
具体的には、排水枝管P3又は縦排水管P2に流下モニタMを投入して、水と共に排水管Pを流下させ、前記外部会所Hで回収できれば、管詰まりが無い正常状態と判断される。
また、外部会所Hにおいて流下モニタMが回収できない場合には、図2、図5、図8に示すように、排水管Pの内部の流下障害部2に前記流下モニタMが係止されており、検出装置Kによって流下モニタMの位置を検出して、この流下障害部2に対する対応策を検討することになる。
具体的には、排水枝管P3又は縦排水管P2に流下モニタMを投入して、水と共に排水管Pを流下させ、前記外部会所Hで回収できれば、管詰まりが無い正常状態と判断される。
また、外部会所Hにおいて流下モニタMが回収できない場合には、図2、図5、図8に示すように、排水管Pの内部の流下障害部2に前記流下モニタMが係止されており、検出装置Kによって流下モニタMの位置を検出して、この流下障害部2に対する対応策を検討することになる。
前記配管検査装置Sは、前記流下モニタMと前記検出装置Kとによって構成されている。
因みに、前記流下障害部2は、例えば、管の内周部に突出する状態に残っているバリであったり、何等かの原因で残留しているコンクリート痕であったり、管合流部の突片等が挙げられ、将来的に排水内の固形物等が溜まって管詰まりの原因になる可能性のあるものである。従って、排水管通水試験によって流下障害部2が確認されると、例えば、その部分の管の取替や、流下障害部2の除去等を検討する必要がある。
〔第1実施形態〕
次に、配管検査装置Sの第1実施形態品S1について説明する。
当該配管検査装置S1は、図2〜4に示すように、流下モニタM1と、検出装置K1とを備えて構成してある。
次に、配管検査装置Sの第1実施形態品S1について説明する。
当該配管検査装置S1は、図2〜4に示すように、流下モニタM1と、検出装置K1とを備えて構成してある。
前記流下モニタM1は、タオル地で出来た外皮部3と、その外皮部3に形成されたポケット内に納められたモニタ本体4とを備えて構成されている。
前記外皮部3は、多数の繊維によって形成されており、それら繊維が、前記流下障害部2に対して、流下モニタM1を係止し易くしている。
前記外皮部3は、多数の繊維によって形成されており、それら繊維が、前記流下障害部2に対して、流下モニタM1を係止し易くしている。
前記モニタ本体4は、合成樹脂製の球状の密閉容器4aと、その内空部に充填された支持液4bと、支持液4bに浮く状態に備えられたICタグ4cとを備えて構成してある。
前記ICタグ4cは、密閉容器4aの最大内径より小さい外径の円盤状に形成してあり、前記密閉容器4aの内空部で、自由に移動して姿勢を変更できるように構成されている。
また、ICタグ4cには、図に示さないが、メモリ機能のあるICチップとアンテナを搭載している。従って、ICタグリーダ5(検出装置K1に相当)からの電波によって、情報の授受を行うことができる。その情報の授受に当たっては、ICタグ4cにICタグリーダ5を近接させる必要があるため、ICタグリーダ5の位置によって、排水管P内の流下モニタM1の位置を確定することが可能となる。
前記支持液4bは、密閉容器4aのほぼ半分にあたる量を充填してあり、モニタ本体4が如何なる姿勢になっても、支持液4b上に水平状態にICタグ4cを浮かせて支持できるように構成されている。
前記密閉容器4aと支持液4bとで姿勢維持手段Lが構成されている。
ICタグ4cの水平姿勢の維持を図ることで、ICタグ4cの上下方向に情報の授受を実施し易い電波領域が設定され、その領域にICタグリーダ5を配置して位置検出を行うことで位置検出精度を向上させることができる。
因みに、当該ICタグ4cには、周波数帯を13.56MHzや、135KHz未満のものを使用するのが好ましい。この周波数帯にすることによって、排水管P内の残留水の影響を受け難くできる他、ICタグリーダ5との通信距離が短くなることでICタグ位置検出精度の向上を図ることができる。
前記ICタグ4cは、密閉容器4aの最大内径より小さい外径の円盤状に形成してあり、前記密閉容器4aの内空部で、自由に移動して姿勢を変更できるように構成されている。
また、ICタグ4cには、図に示さないが、メモリ機能のあるICチップとアンテナを搭載している。従って、ICタグリーダ5(検出装置K1に相当)からの電波によって、情報の授受を行うことができる。その情報の授受に当たっては、ICタグ4cにICタグリーダ5を近接させる必要があるため、ICタグリーダ5の位置によって、排水管P内の流下モニタM1の位置を確定することが可能となる。
前記支持液4bは、密閉容器4aのほぼ半分にあたる量を充填してあり、モニタ本体4が如何なる姿勢になっても、支持液4b上に水平状態にICタグ4cを浮かせて支持できるように構成されている。
前記密閉容器4aと支持液4bとで姿勢維持手段Lが構成されている。
ICタグ4cの水平姿勢の維持を図ることで、ICタグ4cの上下方向に情報の授受を実施し易い電波領域が設定され、その領域にICタグリーダ5を配置して位置検出を行うことで位置検出精度を向上させることができる。
因みに、当該ICタグ4cには、周波数帯を13.56MHzや、135KHz未満のものを使用するのが好ましい。この周波数帯にすることによって、排水管P内の残留水の影響を受け難くできる他、ICタグリーダ5との通信距離が短くなることでICタグ位置検出精度の向上を図ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、配管検査装置Sの第2実施形態品S2について説明する。
当該配管検査装置S2は、図5〜7に示すように、流下モニタM2と、検出装置K2とを備えて構成してある。
次に、配管検査装置Sの第2実施形態品S2について説明する。
当該配管検査装置S2は、図5〜7に示すように、流下モニタM2と、検出装置K2とを備えて構成してある。
前記流下モニタM2は、中央部から外周部にかけて厚みが減少する形状に形成された円盤状のモニタ本体6を備えて構成されている。
この形状によって、排水管P内での水平姿勢を保ち易くしていると共に、前記流下障害部2に対して流下モニタM2を係止し易くしている。
前記モニタ本体6は、上述の円盤状に成形された合成樹脂製の密閉容器6aの内空部に、電波発信器6bと、その電波発信器6bの電波発信開始時間を起動後に所定時間遅らせるタイマ6cと、前記電波発信器6bとタイマ6cとの駆動源である電池6dとを備えて構成してある。
前記密閉容器6aは、例えば、円盤厚み方向に2分割された構成によって、電池交換やメンテナンスを実施できるようにしてある。両2分割部材は、ネジ嵌合等で、内部の密閉を図ることができる。
前記タイマ6cは、そのタイマ時間の調整が可能で、例えば、当該流下モニタM2を排水管Pに投入した後、水1と共に流下させて、スムーズに回収口に到達するまでの正常流下時間をタイマ時間として設定すれば、管内に流下障害部2が存在しない場合には、管内を流下している最中は電力を使用せず経済的である。
また、仮に、管内に流下障害部2が存在して、流下モニタM2が詰まった場合には、前記タイマ時間分、電波発信が遅延するから、電波受信器7(検出装置K2に相当)によって流下モニタM2の位置を検索する際に、電池6dの寿命を伸ばす働きがあり、より確実に流下障害部2の捜索を実施し易くなる。
因みに、前記電波受信器7は、前記電波発信器6bから発信される電波の強さを測定自在であるから、受信電波の強さを測定しながら電波受信器7の位置を移動させ、最大の電波強度が測定された位置をもって、流下モニタM2が係止している流下障害部2の位置を確定することができる。
この形状によって、排水管P内での水平姿勢を保ち易くしていると共に、前記流下障害部2に対して流下モニタM2を係止し易くしている。
前記モニタ本体6は、上述の円盤状に成形された合成樹脂製の密閉容器6aの内空部に、電波発信器6bと、その電波発信器6bの電波発信開始時間を起動後に所定時間遅らせるタイマ6cと、前記電波発信器6bとタイマ6cとの駆動源である電池6dとを備えて構成してある。
前記密閉容器6aは、例えば、円盤厚み方向に2分割された構成によって、電池交換やメンテナンスを実施できるようにしてある。両2分割部材は、ネジ嵌合等で、内部の密閉を図ることができる。
前記タイマ6cは、そのタイマ時間の調整が可能で、例えば、当該流下モニタM2を排水管Pに投入した後、水1と共に流下させて、スムーズに回収口に到達するまでの正常流下時間をタイマ時間として設定すれば、管内に流下障害部2が存在しない場合には、管内を流下している最中は電力を使用せず経済的である。
また、仮に、管内に流下障害部2が存在して、流下モニタM2が詰まった場合には、前記タイマ時間分、電波発信が遅延するから、電波受信器7(検出装置K2に相当)によって流下モニタM2の位置を検索する際に、電池6dの寿命を伸ばす働きがあり、より確実に流下障害部2の捜索を実施し易くなる。
因みに、前記電波受信器7は、前記電波発信器6bから発信される電波の強さを測定自在であるから、受信電波の強さを測定しながら電波受信器7の位置を移動させ、最大の電波強度が測定された位置をもって、流下モニタM2が係止している流下障害部2の位置を確定することができる。
〔第3実施形態〕
次に、配管検査装置Sの第3実施形態品S3について説明する。
当該配管検査装置S3は、図8、図9に示すように、流下モニタM3と、検出装置K3とを備えて構成してある。
次に、配管検査装置Sの第3実施形態品S3について説明する。
当該配管検査装置S3は、図8、図9に示すように、流下モニタM3と、検出装置K3とを備えて構成してある。
前記流下モニタM3は、前記第2実施形態のものと同じ円盤状のモニタ本体8を備えて構成されている。
前記モニタ本体8は、円盤状に成形された合成樹脂製(又は金属製)の密閉容器8aの内空部に、振動を発生する起振機8bと、その起振機8bの振動開始時間を起動後に所定時間遅らせるタイマ8cと、前記起振機8bとタイマ8cとの駆動源である電池8dとを備えて構成してある。
前記密閉容器8aは、2分割された構成によって、電池交換やメンテナンスを実施できるようにしてある。両2分割部材は、ネジ嵌合等で、内部の密閉を図ることができる。
前記タイマ8cは、そのタイマ時間の調整が可能で、前記第2実施形態の場合と同様の作用効果を期待することができる。
前記検出装置K3は、前記起振機8bからの振動の強さを測定自在な受振器9で構成してある。
因みに、前記受振器9は、前記起振機8bからの振動の強さを測定自在であるから、振動の強さを測定しながら受振器9の位置を移動させ、最大の振動強度が測定された位置をもって、流下モニタM3が係止している流下障害部2の位置を確定することができる。
前記モニタ本体8は、円盤状に成形された合成樹脂製(又は金属製)の密閉容器8aの内空部に、振動を発生する起振機8bと、その起振機8bの振動開始時間を起動後に所定時間遅らせるタイマ8cと、前記起振機8bとタイマ8cとの駆動源である電池8dとを備えて構成してある。
前記密閉容器8aは、2分割された構成によって、電池交換やメンテナンスを実施できるようにしてある。両2分割部材は、ネジ嵌合等で、内部の密閉を図ることができる。
前記タイマ8cは、そのタイマ時間の調整が可能で、前記第2実施形態の場合と同様の作用効果を期待することができる。
前記検出装置K3は、前記起振機8bからの振動の強さを測定自在な受振器9で構成してある。
因みに、前記受振器9は、前記起振機8bからの振動の強さを測定自在であるから、振動の強さを測定しながら受振器9の位置を移動させ、最大の振動強度が測定された位置をもって、流下モニタM3が係止している流下障害部2の位置を確定することができる。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 前記配管Pは、先の実施形態で説明した排水管に限るものではなく、例えば、給水管や、別の流体移送管等であってもよく、それらを含めて配管と総称する。
従って、配管Pの中を流下させる流体1は、水に限るものではなく、例えば、油や他の液体であってもよい。更には、単一の物質であることに限らず、例えば、懸濁液のように複数の物質が混ざった状態の流体であっても対象となる。即ち、配管内を流下自在なものであれば如何なるものも対象となり、それらを含めて流体と総称する。
〈2〉 前記流下モニタMは、先の実施形態で説明した球状や円盤状の形状に限るものではなく、適宜、変更が可能である。
また、配管P内の流下障害部2に流下モニタMが係止し易いように、タオル地で出来た外皮部3と、その外皮部3に形成されたポケット内に納められたモニタ本体4とを備えたものを説明したが、外皮部3は、タオル地に限るものではなく、他の織布や不織布や網体や繊維等であってもよい。そして、外皮部3のポケット内にモニタ本体4を収納した構成に限らず、図10に示すように、両者を紐等によって連結した構成であってもよい。また、外皮部3を省略して、モニタ本体4のみで流下モニタMを構成してあってもよい。
また、第1〜3の全実施形態の流下モニタMに対して、モニタ本体の外表面に突起を設けたり植毛して、流下障害部2に対して流下モニタMが係止し易いように構成することも可能である。
〈3〉 前記姿勢維持手段Lは、先の実施形態で説明した前記密閉容器4aと支持液4bとで構成することに限るものではなく、例えば、図11に示すように、密閉容器4aに摩擦の小さい状態に内嵌する略半球形状の支持体4dを設け、この支持体4dの重心が、密閉容器4aの重心と偏芯していることで、常に、支持体4dが密閉容器の下半部に位置し、その上面に一体に設けられたICタグ4cの水平姿勢を維持できるように構成してもよい。
また、姿勢維持手段Lは、第1実施形態の流下モニタに限らず、第2、3実施形態の流下モニタに盛り込むことも可能である。
〈4〉 前記流下モニタMは、先の各実施形態を単独で使用することに限らず、例えば、ICタグ4cと電波発信器6b、又は、ICタグ4cと起振機8b、又は、ICタグ4cと電波発信器6bと起振機8bを組み合わせた構成とするものであってもよい。
従って、配管Pの中を流下させる流体1は、水に限るものではなく、例えば、油や他の液体であってもよい。更には、単一の物質であることに限らず、例えば、懸濁液のように複数の物質が混ざった状態の流体であっても対象となる。即ち、配管内を流下自在なものであれば如何なるものも対象となり、それらを含めて流体と総称する。
〈2〉 前記流下モニタMは、先の実施形態で説明した球状や円盤状の形状に限るものではなく、適宜、変更が可能である。
また、配管P内の流下障害部2に流下モニタMが係止し易いように、タオル地で出来た外皮部3と、その外皮部3に形成されたポケット内に納められたモニタ本体4とを備えたものを説明したが、外皮部3は、タオル地に限るものではなく、他の織布や不織布や網体や繊維等であってもよい。そして、外皮部3のポケット内にモニタ本体4を収納した構成に限らず、図10に示すように、両者を紐等によって連結した構成であってもよい。また、外皮部3を省略して、モニタ本体4のみで流下モニタMを構成してあってもよい。
また、第1〜3の全実施形態の流下モニタMに対して、モニタ本体の外表面に突起を設けたり植毛して、流下障害部2に対して流下モニタMが係止し易いように構成することも可能である。
〈3〉 前記姿勢維持手段Lは、先の実施形態で説明した前記密閉容器4aと支持液4bとで構成することに限るものではなく、例えば、図11に示すように、密閉容器4aに摩擦の小さい状態に内嵌する略半球形状の支持体4dを設け、この支持体4dの重心が、密閉容器4aの重心と偏芯していることで、常に、支持体4dが密閉容器の下半部に位置し、その上面に一体に設けられたICタグ4cの水平姿勢を維持できるように構成してもよい。
また、姿勢維持手段Lは、第1実施形態の流下モニタに限らず、第2、3実施形態の流下モニタに盛り込むことも可能である。
〈4〉 前記流下モニタMは、先の各実施形態を単独で使用することに限らず、例えば、ICタグ4cと電波発信器6b、又は、ICタグ4cと起振機8b、又は、ICタグ4cと電波発信器6bと起振機8bを組み合わせた構成とするものであってもよい。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
1 水(流体の一例)
2 流下障害部
4c ICタグ
5 ICタグリーダ(検出装置K1に相当)
6b 電波発信器
6c タイマ
7 電波受信器(検出装置K2に相当)
8b 起振機
8c タイマ
9 受振器(検出装置K3に相当)
K 検出装置
L 姿勢維持手段
M 流下モニタ
P 排水管(配管の一例)
2 流下障害部
4c ICタグ
5 ICタグリーダ(検出装置K1に相当)
6b 電波発信器
6c タイマ
7 電波受信器(検出装置K2に相当)
8b 起振機
8c タイマ
9 受振器(検出装置K3に相当)
K 検出装置
L 姿勢維持手段
M 流下モニタ
P 排水管(配管の一例)
Claims (4)
- 検査対象の配管内に投入自在で、管内を流体と共に流下自在で、前記配管内に突出している流下障害部に係止自在な流下モニタと、
前記流下モニタからの発信信号を受けて前記配管内での前記流下モニタの位置を検出する検出装置とを設けてある配管検査装置。 - 前記流下モニタには、ICタグを備えると共に、
そのICタグの信号発信方向が所定の方向に向くように姿勢維持を図る姿勢維持手段を備えてあり、
前記検出装置には、前記ICタグからの発信信号を受けるICタグリーダを備えてある請求項1に記載の配管検査装置。 - 前記流下モニタには、電波発信器を備えると共に、
その電波発信器の電波発信開始時間を起動後に所定時間遅らせるタイマを備えてあり、
前記検出装置には、前記電波発信器からの発信信号の強さを測定自在な電波受信器を備えてある請求項1又は2に記載の配管検査装置。 - 前記流下モニタには、振動を発生する起振機を備えると共に、
その起振機の振動開始時間を起動後に所定時間遅らせるタイマを備えてあり、
前記検出装置には、前記起振機からの振動の強さを測定自在な受振器を備えてある請求項1〜3の何れか1項に記載の配管検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009071304A JP2010223759A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | 配管検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009071304A JP2010223759A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | 配管検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010223759A true JP2010223759A (ja) | 2010-10-07 |
Family
ID=43041107
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009071304A Pending JP2010223759A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | 配管検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010223759A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012042902A1 (ja) | 2010-10-01 | 2012-04-05 | パナソニック株式会社 | 電気自動車の電力供給システム、このシステムに用いる電気自動車および給電装置 |
US20180093570A1 (en) * | 2008-11-07 | 2018-04-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Power feeding system for vehicle, electrically powered vehicle and power feeding apparatus for vehicle |
-
2009
- 2009-03-24 JP JP2009071304A patent/JP2010223759A/ja active Pending
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WO2012042902A1 (ja) | 2010-10-01 | 2012-04-05 | パナソニック株式会社 | 電気自動車の電力供給システム、このシステムに用いる電気自動車および給電装置 |
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