JP2010223606A - 二次電池の充放電試験装置と二次電池の充放電試験方法 - Google Patents

二次電池の充放電試験装置と二次電池の充放電試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】試験モードを安定して迅速に切り換え可能な二次電池の充放電試験装置と二次電池の充放電試験方法とを実現すること目的とする。
【解決手段】車両の走行状態に対応する複数の試験モードの間を、連続的に切り換える二次電池の充放電試験装置において、第一の試験モードで充放電試験をする場合に、第一の試験モードから第二の試験モードへの迅速な切り換えが可能なように、第二の試験モードに対応する走行状態を演算する二次電池の充放電試験装置とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、迅速なモード切り換えが可能な二次電池の充放電試験装置と二次電池の充放電試験方法とに関する。
従来、電気自動車やハイブリッド車等の車両が搭載する二次電池は、極めて高度な信頼性が要求されることから、車両の走行状態を想定した様々な走行環境条件下で予め試験される。
二次電池には、鉛二次電池やニッケル・カドミウム電池やリチウム・イオン二次電池やニッケル水素二次電池等が知られる。また、二次電池の電流容量や出力電圧も種々のものが知られている。いずれの種類の二次電池においても、二次電池の電解液が急激に膨張した場合には、爆発等により火災を発生させる懸念が生じる。
このため二次電池は、予め設定された試験プログラムにより、二次電池の構成や特性に対応した充放電試験が実施されて、その安全性と所望の特性とが確認される。このような二次電池の試験方法と試験装置とは、例えば下記特許文献1に開示されている。
また、下記特許文献2には、充放電用の電源と、充放電電流制御用の電力制御パワーデバイスおよびその電力制御回路の数と、を最小限にする二次電池の充放電試験装置が開示されている。
この文献開示によれば、電力制御パワーデバイスの電力損失を低減して、充放電試験装置の小型化とコストダウンとを実現できることが記載されている。
特開2000−88934号公報 実開平10−191571号公報
二次電池の充放電試験装置において、車両の走行状態に対応した複数のモードの間を切り換える場合には、切り換え時の状態条件を切り換え前後の各モードにおいて、合致させることが好ましい。
切り換え後のモードにおける状態条件を、モード切り換え時に演算処理すると、演算処理に要する時間相当だけモード切り換えタイミングが遅延することになる。また、演算処理に要する時間は試験条件やモード条件等により種々異なるので、試験ごとにモード切り換えタイミングの遅延が異なり、試験ごとにモード切り換えタイミングが異なる懸念も生じる。
本発明は、上述の問題点に鑑み為されたものであり、試験モードを安定して迅速に切り換え可能な二次電池の充放電試験装置と二次電池の充放電試験方法とを実現すること目的とする。
この発明にかかる二次電池の充放電試験装置は、車両の走行状態に対応する複数の試験モードの間を、連続的に切り換える二次電池の充放電試験装置において、第一の試験モードで充放電試験をする場合に、第一の試験モードから第二の試験モードへの迅速な切り換えが可能なように、第二の試験モードに対応する走行状態を演算することを特徴とする。
また、この発明にかかる二次電池の充放電試験装置は、好ましくは第一の試験モードから第二の試験モードへの切り換え時に、第一の試験モードにおける二次電池の電流値と、第二の試験モードにおける演算した二次電池の電流値とを合致させてもよい。
また、この発明にかかる二次電池の充放電試験装置は、さらに好ましくは第一の試験モードから第二の試験モードへの切り換え時に、第一の試験モードにおける二次電池の電圧値と、第二の試験モードにおける演算した二次電池の電圧値とを合致させてもよい。
この発明にかかる二次電池の充放電試験方法は、車両の走行状態に対応する複数の試験モードの間を、連続的に切り換える二次電池の充放電試験方法において、第一の試験モードで充放電試験をする場合に、第一の試験モードから第二の試験モードへの迅速な切り換えが可能なように、第二の試験モードに対応する走行状態を演算する工程を有することを特徴とする。
この発明にかかる二次電池の充放電試験方法は、好ましくは第一の試験モードから第二の試験モードへの切り換え時に、第一の試験モードにおける二次電池の電流値と、第二の試験モードにおける演算した二次電池の電流値とを合致させてもよい。
この発明にかかる二次電池の充放電試験方法は、さらに好ましくは第一の試験モードから第二の試験モードへの切り換え時に、第一の試験モードにおける二次電池の電圧値と、第二の試験モードにおける演算した二次電池の電圧値とを合致させてもよい。
試験モードを安定して迅速に切り換え可能な二次電池の充放電試験装置と二次電池の充放電試験方法とを実現できる。
モード移行に関する二次電池の充放電試験装置の構成概念を説明するブロック図である。 モード移行のタイムテーブルを説明するチャート図である。 モード移行時の演算のフローチャートを説明する概念図である。 実施形態にかかる二次電池の充放電試験装置のブロック概念図である。 充放電制御部のモード移行のタイムテーブルを説明するチャート概念図である。 充放電制御部が試験モードをモードAからモードBへと移行させる場合の処理を説明するフロー図である。 充放電制御部に実行させるためのプログラム例を説明する図である。
本実施形態で例示する二次電池の充放電試験装置は、典型的には二次電池の充放電試験におけるモータ負荷のシミュレーション試験装置の制御部ソフトに関する。本実施形態で例示する二次電池の充放電試験装置は、異なる車両走行状態に対応する複数の試験モード間において、迅速かつ安定して試験モードを移行させることが可能である。
本実施形態で例示する二次電池の充放電試験装置は、より精緻な試験をするために、複数の試験モード間を移行させる場合に、現実の走行モード移行に対応するように、典型的には移行前後で発電機や回生モータ等の回転状態が一致する状態で、試験モードを移行させる。
本実施形態で例示する二次電池の充放電試験装置は、試験モードに拘わらず、典型的には試験開始当初から異なる複数のモードの発電機や回生モータ等の回転状態を演算する。すなわち、ここで例示する充放電試験装置は、上位の制御コンピュータ等からモード切換指示があった場合に、速やかに移行先のモードにおける発電機や回生モータ等の回転状態を参照し、移行前のモードと一致または整合した状態で試験モードを移行させることができる。
この充放電試験装置は、モード切換指示があった後、移行先モードの発電機や回生モータ等の回転状態の演算処理の開始をするのではない。すなわち、典型的には現在の試験モードに拘わらず、他の全ての試験モードについての発電機や回生モータ等の回転状態について、常に演算処理を並行して行う。これにより、速やかに試験モード移行処理が可能となるので、試験モード移行の遅延や移行タイミングのずれが生じずより正確な充放電試験をすることができる。
そこで、まず二次電池の充放電試験装置の機能や処理について概要説明することとする。図1は、モード移行に関する二次電池の充放電試験装置300の構成概念を説明するブロック図である。図1において、二次電池の充放電試験装置300は、試験対象となる試験用バッテリである二次電池310と、二次電池310に充電するCHG320と、二次電池310を放電させるEUL330(電子負荷に対応する)とを備える。
また、二次電池の充放電試験装置300は、二次電池310の充放電を制御する充放電制御部340を備える。充放電制御部340は、上位のコンピュータ等から試験モードの切換指示があると計時するタイマー341と、タイマー341の演算結果を基に試験モードを切換制御するモード切換制御部342を備える。
充放電制御部340は、車両の走行状態に対応した複数の試験モードを格納する制御データ部347を備える。制御データ部347は、例えば車両の加速走行状態に対応するモードA343と、車両の定速走行状態に対応するモードB344と、車両の減速走行状態に対応するモードC345とを格納していてもよい。
モード切換制御部342は、モードA343とモードB344とモードC345との間を適宜切り換え処理する。これにより、二次電池の充放電試験装置300は、現実の車両の走行状態等を想定した走行状態シミュレーション下において、二次電池310の充放電試験をすることが可能である。なお、図1において346は、CHG320とEUL330とを制御するCHG・DIS制御部である。
また、図3は、モード移行時の演算のフローチャートを説明する概念図である。二次電池の充放電試験装置300は、充放電試験を行う場合に、より精緻に現実の車両走行をシミュレーションするために、複数の試験モードの充放電パターンを実行する。
二次電池の充放電試験装置300は、例えば最初に車両の加速走行に対応するモードA343を実行してもよい。この場合に、モードA343とは、サイクル1からサイクルnまでの間、各サイクルの実行時間T1〜Tnだけ所定のパターンで充放電試験することを意味する。
ここで、充放電試験のトータル時間Tが実行時間TAを超えるとモードB344へ移行することとすれば、モードB344は、モードA343の実行時間TAと同じ時間TAだけ経過した状態のサイクルから、モードB344を開始する充放電試験となる。図2は、二次電池の充放電試験装置300のモード移行のタイムテーブルを説明するチャート図である。
二次電池の充放電試験装置300は、当初モードA343の充放電パターンで試験し、図2に示すモード移行時点Aで、モードB344へと移行するものとする。この場合に、二次電池の充放電試験装置300は、モードB344の各サイクル時間を、スタート時点から順次計算して、実行時間TAとなる時点のモードB344の走行状態を算出する。そして、走行状態がモード切り換え前後で合致するように、切り換えタイミング等の調整をしてからモードB344へと切り換える。
二次電池の充放電試験装置300は、モードC345へ移行する場合も同様に、モードA343の実行時間TAとモードB344の実行時間TBとを加算した「TA+TB」時間を、スタート時点からのモードC345の実行時間として走行状態を算出する。
ここで、走行状態とは例えばモータ回転子の回転状態であってもよく、回生モータの回転状態であってもよい。また、走行状態とは例えば走行状態に起因して変動する回生電圧値や回生電流値であってもよい。すなわち、走行状態とは、二次電池310の充電または放電に関係する車両の種々の状態であればよい。より正確かつ精緻な試験シミュレーションとするためには、二次電池310の充電または放電に関係する現実の車両の種々の状態を、可能な限り全て反映させた試験プログラムとすることが好ましい。
二次電池の充放電試験装置300のモード切り換えは、切り換え指示が入力された後、モータ回転子の角度レベルで高速に切り換え処理できることが望ましい。このため、上述した二次電池の充放電試験装置300のモード切り換え時の移行先モードの遡及的演算処理は、モータ回転子の角度レベルで高速(例えばミリ秒オーダ以下)応答であることが好ましい。
切り換え指示が入力された後、二次電池の充放電試験装置300が計算してから切り換える方法では、切り換え時間に演算時間相当分の狂いが切り換え毎に生じることになる。このため、二次電池の充放電試験装置300による充放電試験の結果が、試験条件や試験モード等に依存して大きなばらつきを生じることとなる。図3の各ステップに基づいて、二次電池の充放電試験装置300の処理動作を簡単に説明する。なお、図3はプログラム処理に対応して記載したものである。
(ステップS310)
二次電池の充放電試験装置300は、初期値として実行時間Tをゼロとする。
(ステップS320)
二次電池の充放電試験装置300は、サイクル1から開始するので、サイクルSを1とする。
(ステップS330)
二次電池の充放電試験装置300は、車両の定速走行状態に対応するモードB344の各サイクルSの実行時間Tsを求める。なお、Tsは典型的には一サイクルの実行時間に対応する。また、Tsは各サイクルで同一であってもよいし、各サイクルごとに異なる時間であってもよい。
(ステップS340)
二次電池の充放電試験装置300は、モードB344のサイクル時間Tsを一サイクル相当時間分ずつ加算していきトータル時間ΣTを求める。
(ステップS350)
二次電池の充放電試験装置300は、車両の加速走行に対応するモードA343の実行時間TAを超えるまで、サイクルNo.を求める。換言すれば、二次電池の充放電試験装置300は、現在実行中のモードA343の試験時間TAの間、仮にモードB344で試験したとした場合のモードB344での実行サイクル数を演算処理する。
トータル時間ΣTが、モードA343の試験時間TAを超えればステップS360へと進む。各サイクルのトータル時間ΣTが、モードA343の試験時間TAを超えなければステップS390へと進む。
(ステップS360)
二次電池の充放電試験装置300は、車両の定速走行状態に対応するモードB344での試験を開始する。すなわち、二次電池の充放電試験装置300は、車両の定速走行状態に対応するモードB344でのサイクルSを開始する。
(ステップS370)
二次電池の充放電試験装置300は、モードB344のサイクルSの実行時間Δtを求める。
(ステップS380)
二次電池の充放電試験装置300は、関数サイクルNo.=Sとし、各サイクルSの実行時間=Δtとする。ここで、Sはサイクル時間である。
(ステップS390)
二次電池の充放電試験装置300は、サイクルS=S+1として次のサイクルについての演算処理に移行する。ステップS390の処理が終われば、ステップS330へと戻る。
二次電池の充放電試験装置300は、モードA343からモードB344へと移行する場合に、上述の各ステップで説明したような演算処理をしてモードB344の試験開始時点を求めることとなる。また、移行先モードのサイクル数が増大したり実行時間Tが増大することに比例して、二次電池の充放電試験装置300の演算処理は増大することとなる。
図4は、実施形態にかかる二次電池の充放電試験装置400のブロック概念図である。図4においては、図1で既に説明した二次電池の充放電試験装置300と同一部位については同一の符号を付すこととし、説明の重複を避けるためにここではその説明を省略する。
二次電池の充放電試験装置400の充放電制御部340(2)は、試験開始とともに
各モードにおいてサイクル時間の計時を開始するタイマーを備える。各タイマーは、現在の試験実行モードに拘わらず、各モードでのサイクル時間を計時する。このため、二次電池の充放電試験装置400は、例えば上位のコンピュータ等からモード切り換え指示があった場合に、新たに演算処理をしなくても速やかに切り換え制御することが可能となる。
すなわち、充放電制御部340(2)は、モードAでのサイクル時間と走行状態とを演算処理するモードA演算部410を備える。モードA演算部410は、現在の試験実行モードに拘わらずモードAでのサイクル時間を順次計時するタイマーA411を備える。
また、充放電制御部340(2)は、モードBでのサイクル時間と走行状態とを演算処理するモードB演算部420を備える。モードB演算部420は、現在の試験実行モードに拘わらずモードBでのサイクル時間を順次計時するタイマーB421を備える。
また、充放電制御部340(2)は、モードCでのサイクル時間と走行状態とを演算処理するモードC演算部430を備える。モードC演算部430は、現在の試験実行モードに拘わらずモードCでのサイクル時間を順次計時するタイマーC431を備える。
なお、図4に示した充放電制御部340(2)のブロック図は例示であり、充放電制御部340(2)の構成はこれに限られることはない。例えば、充放電制御部340(2)は、試験開始時より各モードでの演算処理を開始するタイマーとカウンタとを、各モード演算部410,420,430が各々備えていてもよい。
図5は、充放電制御部340(2)のモード移行のタイムテーブルを説明するチャート概念図である。充放電制御部340(2)は、モードを移行する場合に移行先のモードのサイクル等に関する新たな演算をしなくてもよい。
充放電制御部340(2)は、充放電制御部340(2)に試験モード数に対応するタイマーとカウンタとを備えてもよく、現在の試験実行モードに拘わらず、同時進行で各パターンモードを演算実行する。
充放電制御部340(2)は、モード切換え指示があると、並列に演算処理しているパターンモードの中から対応する一つを選択して試験モードを移行させる。このためモード切り換え時には、単純にパターンモードを切り換えれば、新たな追加計算をすることなくモード移行ができるので、充放電制御部340(2)は、切り換え時間にずれや遅延が生じず、高速なモード移行が可能となる。
特にリニアモータなどの負荷を想定した場合には、モータ回転子などの負荷とは異なり、繰り返しの電流パターンサイクルとはならない。このため、モード移行時に移行先モードに関する新たな実行時間等を求める演算をすれば膨大な演算処理となることから、モード移行タイミングに大きな狂いが生じる懸念が生じる。しかし、充放電試験装置400の充放電制御部340(2)では、上述したようにモード移行タイミングに狂いは生じない。
図5では、充放電制御部340(2)がモードBの試験開始時点Aを求める例を説明している。図5に示す各モードでの矩形波は、典型的には二次電池310の充電または放電に関係する電流値または電圧値を示すものとする。
図5において、例えばモードAでの試験実行時間TA=4分15秒とし、その後モードAからモードBへ移行する場合について説明する。モードBの各サイクル時間を、仮にt1B=30秒、t2B=2分、t3B=1分、t4B=2分、t5B=2分とすれば、モードBにおける1サイクル目までの所要時間は、ΣTB=t1B=30秒である。
また、この演算段階ではΣTB<TAであるため、充放電制御部340(2)は次のサイクルを加算する。すなわち、2サイクル目までの所要時間は、ΣTB=t1B+t2B=30秒+2分=2分30秒となる。
また、この演算段階ではΣTB<TAであるため、充放電制御部340(2)は次のサイクルを加算する。すなわち、3サイクル目までの所要時間は、ΣTB=t1B+t2B+t3B=30秒+2分+1分=3分30秒となる。
また、この演算段階ではΣTB<TAであるため、充放電制御部340(2)は、次のサイクルを加算する。すなわち、4ステップ目までの所要時間は、ΣTB=t1B+t2B+t3B+t4B=30秒+2分+1分+2分=5分30秒となる。
この演算段階ではΣTB>TAとなるため、4サイクル目にモードBの試験開始時点があることがわかる。そこで、充放電制御部340(2)は、ΔtB=ΣTB−TA=5分30秒−4分15秒=1分15秒およびt4B−ΔtB=2分−1分15秒=45秒と演算することができる。
この演算結果から、モードBの試験開始時点は、4ステップ目45秒からとなる。すなわち、モードBに移行した後の4ステップ目の実行時間が1分15秒となる。同様に、図5においてモードCの試験開始時点Bを求めるにあたり、ΔtC=ΣTC−TBの演算が必要となる。
充放電制御部340(2)は、上述の演算を、現在の試験実行モードに拘わらず同時並列的に演算しているので、モード移行時に移行先のモードについて新たに演算する必要がない。このため、迅速かつ高速なモード移行が可能となり移行タイミングのずれや遅延を低減できる。すなわち、二次電池の充放電試験装置400は、モード移行時にモータ回転子と、二次電池310の充放電に関係する電圧または/および電流と、をモード移行前後で整合させた状態で、速やかに移行処理することができる。
図6は、充放電制御部340(2)が、試験モードをモードAからモードBへと移行させる場合の処理を説明するフロー図である。なお、図6はプログラム処理を対応して記載したものである。
(ステップS610)
充放電制御部340(2)は、試験開始の初期値として、モードAの実行時間TaとモードBの実行時間Tbとをゼロとする。
(ステップS620)
充放電制御部340(2)は、実行サイクル番号SsとモードBの実行サイクル番号Sbとをゼロとする。
(ステップS630)
充放電制御部340(2)は、Tbがゼロであるか否かを判断する。Tbがゼロであれば、ステップS640へと進む。TbがゼロでなければステップS6c0へと進む。
(ステップS640)
充放電制御部340(2)は、モードBの実行サイクル番号Sbに1を加える。
(ステップS650)
充放電制御部340(2)は、モードBのサイクルSbの制御データを読み込む。モードBの制御データは、例えばモードB演算部420が有することとできる。なお、この段階ではモードBでの試験は実行されていないものとする。
(ステップS660)
充放電制御部340(2)は、モードAの試験実行時間Taがゼロであるか否かを判断する。モードAの試験実行時間Taがゼロであれば、ステップS670へと進む。モードAの試験実行時間Taがゼロでなければ、ステップS6d0へと進む。
(ステップS670)
充放電制御部340(2)は、モードAのサイクルSaに1を加える。
(ステップS680)
充放電制御部340(2)は、モードAのサイクルSaの制御データを読み込む。モードAの制御データは、例えばモードA演算部410が有することとできる。
(ステップS690)
充放電制御部340(2)は、モードAのサイクルSaから二次電池310の充放電試験を開始する。
(ステップS6a0)
移行条件Aであれば、モードBへと移行してこのフローを終了する。移行条件Aでなければ、ステップS6b0へと進む。ここで、移行条件Aとは、二次電池310の電池電圧が、条件a(V)以下、または条件b(V)以上である場合とすることができる。また、移行条件Aとは、二次電池310の充放電の計測電流の電流容量が所定の条件c(Ah)以上である場合とすることができる。また、移行条件Aとは、あるモードでの試験実行時間が、実行時間T(sec)に達した場合とすることができる。移行条件Aは、上述した条件から任意に選択してもよく、上述した条件から選択したいずれか一つ以上を充足する場合としてもよい(ただし、a,b,c,Tは任意の数とする)。
(ステップS6b0)
移行条件Bであれば、モードBへと移行してこのフローを終了する。移行条件Bでなければ、ステップS630へと戻る。ここで、移行条件Bとは、二次電池310の電池電圧が、条件a(V)以下、または条件b(V)以上である場合とすることができる。また、移行条件Bとは、二次電池310の充放電の計測電流の電流容量が所定の条件c(Ah)以上である場合とすることができる。また、移行条件Bとは、あるモードでの試験実行時間が、実行時間T(sec)に達した場合とすることができる。移行条件Bは、上述した条件から任意に選択した条件としてもよく、上述した条件から選択したいずれか一つ以上を充足する場合としてもよい(ただし、a,b,c,Tは任意の数とする)。また、移行条件Bは、移行条件Aと異なる条件としてもよい。
このステップS6b0では、モードAの実行中に、並列して演算処理しているモードBの移行条件(実行時間に相当する条件)で移行判定が可能となるので、充放電制御部340(2)は、速やかな移行処理ができる。
(ステップS6c0)
充放電制御部340(2)は、実行時間TbをモードBの実行時間Tbから1サイクル分を遡った、すなわち一つ前のサイクルの実行時間とする。プログラム的には繰り返しサイクルを一つ遡及させてもよい。このステップS6c0の処理が終わればステップS660へと進む。
(ステップS6d0)
充放電制御部340(2)は、実行時間TaをモードAの実行時間Taから1サイクル分を遡った、すなわち一つ前のサイクルの実行時間とする。プログラム的には繰り返しサイクルを一つ遡及させてもよい。このステップS6c0の処理が終わればステップS6a0へと進む。
図7は、図6で説明した処理フローを充放電制御部340(2)に実行させるためのプログラム例を説明するものである。
上述した二次電池の充放電試験装置400は、本発明の典型例を説明したものであって、本発明を限定するものではない。二次電池の充放電試験装置400は、上述の説明に限定されることなく自明な範囲でその構成を適宜変更することができ、またその動作処理も適宜変更した動作処理とすることができる。
本発明は、ハイブリッド車や電気自動車等に搭載する二次電池の充放電試験装置に利用できる。
300・・充放電試験装置、310・・二次電池、320・・CHG、330・・EUL、340・・充放電制御部、341・・タイマー、342・・モード切換制御部。

Claims (6)

  1. 車両の走行状態に対応する複数の試験モードの間を、連続的に切り換える二次電池の充放電試験装置において、
    第一の試験モードで充放電試験をする場合に、前記第一の試験モードから第二の試験モードへの迅速な切り換えが可能なように、前記第二の試験モードに対応する走行状態を演算する
    ことを特徴とする二次電池の充放電試験装置。
  2. 請求項1に記載の二次電池の充放電試験装置において、
    前記第一の試験モードから前記第二の試験モードへの切り換え時に、前記第一の試験モードにおける前記二次電池の電流値と、前記第二の試験モードにおける演算した前記二次電池の電流値と、を合致させる
    ことを特徴とする二次電池の充放電試験装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の二次電池の充放電試験装置において、
    前記第一の試験モードから前記第二の試験モードへの切り換え時に、前記第一の試験モードにおける前記二次電池の電圧値と、前記第二の試験モードにおける演算した前記二次電池の電圧値と、を合致させる
    ことを特徴とする二次電池の充放電試験装置。
  4. 車両の走行状態に対応する複数の試験モードの間を、連続的に切り換える二次電池の充放電試験方法において、
    第一の試験モードで充放電試験をする場合に、前記第一の試験モードから第二の試験モードへの迅速な切り換えが可能なように、前記第二の試験モードに対応する走行状態を演算する工程を有する
    ことを特徴とする二次電池の充放電試験方法。
  5. 請求項4に記載の二次電池の充放電試験方法において、
    前記第一の試験モードから前記第二の試験モードへの切り換え時に、前記第一の試験モードにおける前記二次電池の電流値と、前記第二の試験モードにおける演算した前記二次電池の電流値と、を合致させる
    ことを特徴とする二次電池の充放電試験方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載の二次電池の充放電試験方法において、
    前記第一の試験モードから前記第二の試験モードへの切り換え時に、前記第一の試験モードにおける前記二次電池の電圧値と、前記第二の試験モードにおける演算した前記二次電池の電圧値と、を合致させる
    ことを特徴とする二次電池の充放電試験方法。
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