JP2010223395A - 油圧クラッチ制御装置 - Google Patents

油圧クラッチ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010223395A
JP2010223395A JP2009073471A JP2009073471A JP2010223395A JP 2010223395 A JP2010223395 A JP 2010223395A JP 2009073471 A JP2009073471 A JP 2009073471A JP 2009073471 A JP2009073471 A JP 2009073471A JP 2010223395 A JP2010223395 A JP 2010223395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
clutch
temperature
oil
specific gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009073471A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5342290B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Tsukada
善昭 塚田
Kinya Mizuno
欣哉 水野
Takashi Ozeki
孝 大関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009073471A priority Critical patent/JP5342290B2/ja
Publication of JP2010223395A publication Critical patent/JP2010223395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5342290B2 publication Critical patent/JP5342290B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

【課題】油圧室内の作動油に作用する遠心力に起因してピストンに作用する推力をクラッチ回転数および作動油の比重に基づいて演算するとともに演算した推力分を除くように補正した油圧力を発揮する油圧を、油圧クラッチの油圧室に作用せしめるように油圧制御手段の作動を制御ユニットで制御するようにした油圧クラッチ制御装置において、作動油に作用する遠心力に起因してピストンにかかる推力を正確に算出して、油圧クラッチに作用せしめる油圧を正確かつ緻密に制御する。
【解決手段】制御ユニット104が、作動油の温度を代表する指標を検出する温度検出手段106の検出値に応じて定めた作動油の比重に基づいてピストンに作用する推力を演算する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、油圧室に臨ませたピストンを有するとともに前記油圧室の油圧に応じて前記ピストンが作動するのに応じて動力伝達の断・接を切換える油圧クラッチと、前記油圧室に作用する油圧を制御する油圧制御手段と、前記油圧クラッチの回転数を検出する回転数検出手段と、前記油圧室内の作動油に作用する遠心力に起因して前記ピストンに作用する推力を前記回転数検出手段で得られた回転数および作動油の比重に基づいて演算するとともに演算した推力分を除くように補正した油圧力を発揮する油圧を前記油圧室に作用せしめるように前記油圧制御手段を作動せしめる制御ユニットとを備える油圧クラッチ制御装置に関する。
油圧クラッチが備える油圧室内の作動油に作用する遠心力に起因した遠心油圧分を補正するようにして、油圧クラッチの油圧室に作用せしめる油圧を制御するようにした油圧クラッチ制御装置が、特許文献1で知られている。
特開平3−121361号公報
ところで、遠心油圧は回転する作動油の重量により変化するので、回転数および作動油の比重に基づいて遠心油圧が算出されるのであるが、作動油の比重は温度によって変化する。しかるに上記特許文献1で開示されたものでは、作動油の比重を一定の値として遠心油圧を算出しており、油圧クラッチの温度によっては遠心油圧を正確に算出することができず、油圧クラッチに作用せしめる油圧を正確かつ緻密に制御することができないという課題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、作動油に作用する遠心力に起因してピストンにかかる推力を正確に算出して、油圧クラッチに作用せしめる油圧を正確かつ緻密に制御することができるようにした油圧クラッチ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、油圧室に臨ませたピストンを有するとともに前記油圧室の油圧に応じて前記ピストンが作動するのに応じて動力伝達の断・接を切換える油圧クラッチと、前記油圧室に作用する油圧を制御する油圧制御手段と、前記油圧クラッチの回転数を検出する回転数検出手段と、前記油圧室内の作動油に作用する遠心力に起因して前記ピストンに作用する推力を前記回転数検出手段で得られた回転数および作動油の比重に基づいて演算するとともに演算した推力分を除くように補正した油圧力を発揮する油圧を前記油圧室に作用せしめるように前記油圧制御手段を作動せしめる制御ユニットとを備える油圧クラッチ制御装置において、前記作動油の温度を代表する指標を検出するする温度検出手段を含み、前記制御ユニットは、前記温度検出手段の検出値に応じて定めた前記作動油の比重に基づいて前記ピストンに作用する推力を演算することを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記温度検出手段が前記作動油の温度を直接検出するすることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記制御ユニットが、温度検出手段で検出される温度および基準温度の差と、作動油の比重の温度変化率とを乗じて得た値を、基準温度での作動油の基準比重から減算して前記作動油の比重を算出することを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記制御ユニットが、エンジン回転数およびスロットル開度で表されるエンジン運転状態に基づいて油圧クラッチで必要とされるトルクを演算するとともに、その必要トルクを換算した油圧から前記ピストンに作用する前記推力を換算した油圧を減算して得られる油圧を出力するように前記油圧制御手段の作動を制御することを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記制御ユニットが、前記温度検出手段による検出値の変化量が小さい状態では前回の演算で得られた作動油の比重を用いて前記ピストンに作用する推力を算出することを第5の特徴とする。
なお実施の形態の第1ピストン37および第2ピストンが本発明のピストンに対応し、実施の形態の第1油圧室41および第2油圧室51が本発明の油圧室に対応し、実施の形態の第1リニアソレノイド弁96および第2リニアソレノイド弁97が本発明の油圧制御手段に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、作動油の温度を代表する指標を検出する温度検出手段の検出値に応じて作動油の比重を定めるようにしているので、温度によって変化する作動油の比重を温度に対応してピストンの推力の演算に正しく反映させ、油圧クラッチに作用せしめる油圧を正確かつ緻密に制御することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、温度検出手段で作動油の温度を直接検出するようにしているので、温度によって変化する作動油の比重を正確に定め、油圧クラッチに作用せしめる油圧をより正確かつより緻密に制御することができる。
本発明の第3の特徴によれば、検出される温度および基準温度の差と、作動油の比重の温度変化率とを乗じて得た値を、基準温度での作動油の基準比重から減算して作動油の比重を算出するようにしているので、作動油の比重算出を簡単にして、制御ユニットの演算負荷を軽減することができる。
本発明の第4の特徴によれば、エンジン運転状態に応じて定めた必要トルクを換算した油圧から、油圧室内の作動油に作用する遠心力に起因してピストンに作用する推力を換算した油圧を減算して得られる油圧を出力するように油圧制御手段の作動を制御するので、エンジンの実際の運転状況に応じたトルクに合わせて油圧クラッチの制御を行うことができ、油圧クラッチのスムーズな断・接が可能となる。
さらに本発明の第5の特徴によれば、作動油の温度変化が小さい状態では前回の演算で得た作動油の比重を用いてピストンに作用する推力を算出するので、制御ユニットの演算負荷を軽減することができる。
エンジンの側面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3−3線断面図である。 図1の4−4線断面図である。 制御ユニットの構成を示すブロック図である。 作動油の比重を定めるための手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例1について図1〜図5を参照しながら説明すると、先ず図1において、車両に搭載されるエンジンのエンジン本体11は、クランクシャフト17を回転自在に支承するクランクケース12と、前上がりに傾斜して該クランクケース12の前側上部に結合されるシリンダブロック13と、該シリンダブロック13の上部に結合されるシリンダヘッド14と、シリンダヘッド14の上部に結合されるヘッドカバー15とを備え、前記クランクケース12の下部にオイルパン16が結合される。
図2を併せて参照して、前記クランクケース12の右側面には、クランクケース12の一部を覆うクランクケースカバー18が結合されており、このクランクケースカバー18に、第1メインシャフト20の一端部が回転自在に支承され、第1メインシャフト20には、第1メインシャフト20を同軸に囲繞する第2メインシャフト21が複数のニードルベアリング22を介して相対回転自在に支承される。
第1および第2メインシャフト20,21と、それらのメインシャフト20,21と平行な軸線を有するカウンタシャフト(図示せず)との間には、選択的に確立可能な複数変速段のギヤ列(図示せず)が設けられる。
第1メインシャフト20と、第1メインシャフト20を同軸に囲繞する伝動筒軸24との間に複数のニードルベアリング25が介装されており、第1メインシャフト20に相対回転可能に装着される伝動筒軸24には、クランクシャフト17からの回転動力が一次減速装置26、ダンパばね28および伝動部材29を介して入力されるものであり、伝動部材29は伝動筒軸24に相対回転不能に支持され、一次減速装置26の一部を構成する被動ギヤ27が前記ダンパばね28を介して前記伝動部材29に連結される。
前記伝動筒軸24および第1メインシャフト20間には第1の油圧クラッチ30が設けられ、前記伝動筒軸24および第2メインシャフト21間には、前記被動ギヤ27および前記伝動部材29を第1の油圧クラッチ30との間に挟む位置に配置される第2の油圧クラッチ31が設けられる。
第1の油圧クラッチ30は、前記伝動筒軸24を囲繞する内筒部32aならびに該内筒部32aを同軸に囲繞する外筒部32bを有して前記伝動部材29および前記被動ギヤ27側を閉じた有底の二重円筒状に形成されて前記伝動筒軸24に固定される第1クラッチアウタ32と、第1クラッチアウタ32の内筒部32aおよび外筒部32b内に同軸に挿入される第1円筒部33aを有して第1メインシャフト20に固定される第1クラッチインナ33と、第1クラッチアウタ32の外筒部32bに相対回転不能に係合される複数枚の第1摩擦板34…と、第1クラッチインナ33の第1円筒部33aに相対回転不能に係合されるとともに第1摩擦板34…と交互に配置される複数枚の第2摩擦板35…と、相互に重なって配置される第1および第2摩擦板34…,35…のうち第1クラッチアウタ32の開口端側の端部に配置される摩擦板(この実施例では第2摩擦板35)に対向して第1クラッチアウタ32の外筒部32bに相対回転不能に係合される受圧板36と、第1および第2摩擦板34…,35…を前記受圧板36との間に挟んで第1クラッチアウタ32の内筒部32aおよび外筒部32bに液密かつ摺動可能に嵌合されるリング状の第1ピストン37と、第1クラッチアウタ32の内筒部32aに係合されるリテーナ39および第1ピストン37間に縮設される第1クラッチばね38とを備え、第1クラッチインナ33およびクランクケースカバー18間にシール付きのボールベアリング40が介装される。
第1クラッチアウタ32の閉塞端および前記第1ピストン37間には、第1油圧室41が形成されており、前記第1クラッチばね38は第1油圧室41の容積を縮小する側に前記第1ピストン37を付勢するばね力を発揮する。而して第1油圧室41に油圧が作用すると、第1ピストン37は第1クラッチばね38のばね力に抗して、第1および第2摩擦板34…,35…を前記受圧板36との間に挟圧する側に移動し、第1および第2摩擦板34…,35…が摩擦係合することで第1クラッチアウタ32および第1クラッチインナ33間、すなわち伝動筒軸24および第1メインシャフト20間で動力が伝達されることになる。
第2の油圧クラッチ31は、前記伝動筒軸24を囲繞する内筒部42aならびに該内筒部42aを同軸に囲繞する外筒部42bを有して前記伝動部材29および前記被動ギヤ27側を閉じた有底の二重円筒状に形成されて伝動筒軸24に固定される第2クラッチアウタ42と、第2クラッチアウタ42の内筒部42aおよび外筒部42b内に同軸に挿入される第2円筒部43aを有して第2メインシャフト21に固定される第2クラッチインナ43と、第2クラッチアウタ42の外筒部42bに相対回転不能に係合される複数枚の第3摩擦板44…と、第2クラッチインナ43の第2円筒部43aに相対回転不能に係合されるとともに第3摩擦板44…と交互に配置される複数枚の第4摩擦板45…と、相互に重なって配置される第3および第4摩擦板44…,45…のうち第2クラッチアウタ42の開口端側の端部に配置される摩擦板(この実施例では第4摩擦板45)に対向して第2クラッチアウタ42の外筒部42bに相対回転不能に係合される受圧板46と、第3および第4摩擦板44…,45…を前記受圧板46との間に挟んで第2クラッチアウタ42の内筒部42aおよび外筒部42bに液密かつ摺動可能に嵌合されるリング状の第2ピストン47と、第2クラッチアウタ42の内筒部42aに係合されるリテーナ49および第2ピストン47間に縮設される第2クラッチばね48とを備える。
第2クラッチアウタ42の閉塞端および前記第2ピストン47間には、第2油圧室51が形成されており、前記第2クラッチばね48は第2油圧室51の容積を縮小する側に前記第2ピストン47を付勢するばね力を発揮する。而して第2油圧室51に油圧が作用すると、第2ピストン47は第2クラッチばね48のばね力に抗して、第3および第4摩擦板44…,45…を前記受圧板46との間に挟圧する側に移動し、第3および第4摩擦板44…,45…が摩擦係合することで第2クラッチアウタ42および第2クラッチインナ43間、すなわち伝動筒軸24および第2メインシャフト21間で動力が伝達されることになる。
第1メインシャフト20には、その一端部を開放するとともに第2の油圧クラッチ31に対応する部分で内端部を閉じた中心孔52が同軸に設けられており、第1メインシャフト20に対応する部分でクランクケースカバー18には、該クランクケースカバー18との間に第1油圧供給室53を形成する第1キャップ54が締結されるとともに、クランクケースカバー18および第1キャップ54との間に第2油圧供給室55を形成する第2キャップ56が締結される。またクランクケースカバー18の内面側には、第1メインシャフト20の一端部を挿入せしめる凹部57が設けられており、第1の油圧クラッチ30の第1クラッチインナ33と、前記クランクケースカバー18における前記凹部57の開口端部との間にシール付きのボールベアリング40が介装されるので、クランクケースカバー18、第1メインシャフト20の一端部および第1クラッチインナ33および前記ボールベアリング30によって油室58が形成される。
前記クランクケースカバー18には、一端を第1油圧供給室53に通じさせた第1パイプ59の一端部が挿通、支持され、第1パイプ59の他端は第1の油圧クラッチ30に対応する部分まで前記中心孔52に挿入される。また第1キャップ54には、一端を第2油圧供給室55に通じさせた第2パイプ60の一端部が挿通、支持され、第2パイプ60の他端は前記伝動部材29および前記被動ギヤ27に対応する部分まで前記中心孔52に挿入される。而して第1パイプ59の他端外周に固定された環状の第1シール部材61が中心孔52の内周に弾発保持され、第2パイプ60の他端外周に固定された環状の第2シール部材62が中心孔52の内周に弾発保持されており、第2パイプ60の外周と、中心孔52の内周および第1パイプ59の内周間には、第1油圧供給室53に通じる環状の第1油路63が形成され、第2油圧供給室55に通じる第2油路64が第2パイプ60の内周および中心孔52の内周により形成され、第1パイプ59の外周および中心孔52の内周間には油室58に通じる環状の第3油路65が形成される。
而して第1メインシャフト20、伝動筒軸24および第1クラッチアウタ32の内筒部32aには、第1油路63を第1油圧室41に通じさせる第1連通路66が設けられ、第1メインシャフト20、伝動筒軸24および第2クラッチアウタ42の内筒部42aには、第2油路64を第2油圧室51に通じさせる第2連通路67が設けられ、第1メインシャフト20には、第1の油圧クラッチ30に対応した部分で第1メインシャフト20および伝動筒軸24間に介装されるニードルベアリング25側に第3油路65からの潤滑用の油を導く第3連通路68が設けられる。また第1メインシャフト20には、前記中心孔52の内端部との間に間隔をあけた位置に内端閉塞部を配置した潤滑油路69が第1メインシャフト20の他端側に開口するようにして同軸に設けられ、第2の油圧クラッチ31に対応した部分で第1メインシャフト20および伝動筒軸24間に介装されるニードルベアリング25側に前記潤滑油路69からの潤滑用の油を導く第4連通路70が第1メインシャフト20に設けられる。
図3を併せて参照して、前記オイルパン16内に配置されるオイルストレーナ74を介してオイルパン16内の作動油を吸入する第1および第2オイルポンプ75,76が共通なポンプ軸77を有してクランクケース12の下部に配設されており、前記ポンプ軸77には、前記クランクシャフト17から回転動力が伝達される。
第1オイルポンプ75から吐出される作動油は第1および第2の油圧クラッチ30,31の作動を制御するために用いられ、第2オイルポンプ76から吐出される油は、エンジン本体11の各部潤滑に用いられる。
図4を併せて参照して、前記クランクケースカバー18の下部には、オイルフィルタ78が配設されるものであり、このオイルフィルタ78のフィルタケース79は、内方に凹んだ凹部82を有してクランクケースカバー18の下部に一体に設けられるケース主部80と、該ケース主部80の開口端を液密に閉じるようにしてケース主部80に締結される蓋部材81とから成り、前記凹部82内には、リング状のフィルタエレメント83を保持する枠部材84がケース主部80および蓋部材81間で弾発保持されるようにして収容され、フィルタケース79内には、前記フィルタエレメント83の外側の未浄化室85と、前記フィルタエレメント83の内側の浄化室86とが形成される。
前記フィルタケース79に対応する部分で、前記クランクケースカバー18の内面には、前記未浄化室85に通じる第1通路孔87ならびに前記浄化室86に通じる第2通路孔88を有する継手部材89が締結されており、第1オイルポンプ74から吐出される作動油を導くようにして第1オイルポンプ74のポンプケース90(図3参照)に一端が接続される第1導管91の他端が第1通路孔87に通じるようにして前記継手部材89に接続される。また前記継手部材89には、第2通路孔88に通じるようにして第2導管92の一端が接続されており、第2導管92の他端は、前記クランクケースカバー18に設けられる第4油路93の下端に通じるようにしてクランクケースカバー18の内面に接続される。
前記第4油路93は、図1で示すように、クランクシャフト17および第1メインシャフト20間で上下に延びるようにしてクランクケースカバー18に設けられる。しかもクランクケースカバー18の上部内面には、図2および図4で示すように、油圧制御装置95を収容するための矩形のハウジング部98が内方側に突出するようにして一体に設けられ、ハウジング部98の開口端を閉じる蓋板99がハウジング部98に締結される。
前記油圧制御装置95は、第1の油圧クラッチ30における第1油圧室41の油圧を制御する第1リニアソレノイド弁96と、第2の油圧クラッチ31における第2油圧室51の油圧を制御する第2リニアソレノイド弁97とを備え、前記第4油路93の上部に第1および第2リニアソレノイド弁96,97が共通に接続される。而して第1リニアソレノイド弁96で制御された油圧は、クランクケースカバー18に設けられた第5油路100を介して第1油圧供給室53に導かれ、第2リニアソレノイド弁97で制御された油圧は、クランクケースカバー18に設けられた第6油路101を介して第2油圧供給室55に導かれる。また第4油路93で導かれる油は、前記油圧制御装置95に内蔵されたオリフィス(図示せず)で絞られ、クランクケースカバー18に設けられた第6油路102を介して油室58に導かれる。
図5において、前記油圧制御装置95における第1および第2リニアソレノイド弁96,97の作動は制御ユニット104で制御されるものであり、この制御ユニット104には、第1および第2の油圧クラッチ30,31の回転数を検出するクラッチ回転数検出手段105の検出値、第1および第2の油圧クラッチ30,31に供給される作動油の温度を代表する指標を検出する温度検出手段手段106の検出値、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段107の検出値、ならびにスロットル開度を検出するスロットル開度検出手段108の検出値が入力される。
而してクラッチ回転数検出手段105は、たとえば第1の油圧クラッチ30の第1クラッチアウタ32および第2の油圧クラッチ31の第2クラッチアウタ42とともに回転する被動ギヤ27の回転数を検出する。また温度検出手段106は、この実施例1では作動油の温度を直接検出する油温センサであり、たとえばクランクケースカバー18に設けられた第4油路93を流通する作動油の温度を直接検出するようにして、図4で示すように、クランクケースカバー18に取付けられる。
前記制御ユニット104は、前記温度検出手段106の検出値に基づいて作動油の比重を算出する比重算出手段109と、比重算出手段109で得られた作動油の比重ならびにクラッチ回転数検出手段105で得られたクラッチ回転数に基づいて第1および第2油圧室41,51の油圧に作用する遠心力に起因して第1および第2ピストン37,47に作用する推力を演算する推力演算手段110と、該推力算出手段110で演算された推力に基づいて遠心油圧を算出する遠心油圧算出手段111と、前記エンジン回転数検出手段107および前記スロットル開度検出手段108で得られたエンジン回転数およびスロットル開度に基づいて第1および第2の油圧クラッチ30,31で必要とされるトルクを定める必要トルク算出手段112と、該必要トルク算出手段112で得られた必要トルクを油圧に変換するトルク・油圧変換手段113と、該トルク・油圧変換手段113で得られた油圧から前記遠心油圧算出手段111で得られた遠心油圧を減算する減算手段114と、減算手段114で得られた油圧を出力するように第1および第2リニアソレノイド弁96,97に通電する電流を定める油圧・電流変換手段115と、該油圧・電流変換手段115で得られた電流を第1および第2リニアソレノイド弁96,97に流す第1および第2通電制御手段116,117とを備える。
比重算出手段109は、図6で示す処理手順に従って作動油の比重を定めるものであり、ステップS1,S2では温度検出手段106によって検出された検出温度ta、ならびに温度検出手段106によって前回検出された前回の検出温度tbを読み込み、ステップS3では、(ta−tb)の絶対値が所定値sよりも大きいかどうか、すなわち作動油の温度変化量が大きいかどうかを確認する。
ステップS3において、(ta−tb)の絶対値が所定値sよりも大きい状態すなわち作動油の温度変化量が大きい状態であることを確認したときには、ステップS3からステップS4に進んで作動油の比重を算出する。すなわち温度検出手段106で検出される温度taおよび基準温度の差と、作動油の比重の温度変化率とを乗じて得た値を、基準温度での作動油の基準比重から減算して前記作動油の比重を算出する。而して作動油の比重は、その作動油の種類によって温度変化率が定められており、たとえば基準温度15℃における基準比重0.8753の作動油において温度変化率が0.00065であるときに、作動油の温度が150℃であった場合には、{0.8753−0.00065×(150−15)}として作動油の150℃の比重を「0.7876」と算出することができる。またステップS4での比重の算出が終了した後のステップS5では、温度測定値taを前回の測定値tbとして定める。
ステップS3において、(ta−tb)の絶対値が所定値s以下である状態すなわち作動油の温度変化量が小さい状態であると確認したときには、ステップS3からステップS6に進み、このステップS6では、前回算出した比重を今回の比重として定め、次のステップS7では前回の測定温度tbをそのまま前回の測定値tbとして記憶する。
すなわち比重算出手段109は、温度によって変化する作動油の比重を温度検出手段106の検出値に基づいて算出するものであり、具体的には、前記温度検出手段106による検出値の変化量が大きいときには、基準温度での作動油の基本比重から、温度検出手段106で検出される温度および基準温度の差と、作動油の比重の温度変化率とを乗じて得た値を減算して前記作動油の比重を算出し、前記温度検出手段106による検出値の変化量が小さいときには、前回の演算で得られた作動油の比重を今回の比重として定めることになる。
また推力演算手段110は、比重算出手段109で算出された作動油の比重をρとし、クラッチ回転数検出手段105で得られた第1および第2油圧第1および第2の油圧クラッチ30,31のクラッチ回転数をNpとし、第1および第2ピストン37,47の外径をDoとし、第1および第2ピストン37,47の内径をDiとしたときに、作動油に作用する遠心力によって第1および第2ピストン37,47に作用する推力Fpを、Fp={(π3 ・ρ)/3600}・Np2 ・(Do2 −Di2 2 として演算する。
遠心油圧算出手段111は、前記推力演算手段110で演算された推力を、第1および第2の油圧クラッチ30,31における第1および第2ピストン37,47の受圧面積で除すことによって第1および第2油圧室41,51内の作動油に作用する遠心力に起因した遠心油圧を算出する。
必要トルク算出手段112は、エンジン回転数検出手段107およびスロットル開度検出手段108で得られたエンジン回転数およびスロットル開度で表されるエンジンの運転状態に応じて予め定めてあるマップに基づき、第1および第2の油圧クラッチ30,31で必要とされる必要トルクを算出するものである。
またトルク・油圧変換手段113は、必要トルク算出手段112で算出された必要トルクを油圧に換算し、減算手段114では、必要トルクを換算してトルク・油圧変換手段113で得られた油圧から遠心油圧算出手段111で得られた遠心油圧を減算し、減算手段114で得られた油圧を第1および第2リニアソレノイド弁96,97が出力するように第1および第2リニアソレノイド弁96,97に通電する電流が油圧・電流変換手段115で定められ、油圧・電流変換手段115で得られた電流を第1および第2リニアソレノイド弁96,97に流すように第1および第2リニアソレノイド弁96,97への通電量が第1および第2通電制御手段116,117で制御される。
すなわち遠心油圧算出手段111、必要トルク算出手段112、トルク・油圧変換手段113、減算手段114、油圧・電流変換手段115、第1および第2通電制御手段116,117が、エンジン回転数およびスロットル開度で表されるエンジン運転状態に基づいて第1および第2の油圧クラッチ30,31で必要とされるトルクを演算し、その必要トルクを換算した油圧から第1および第2ピストン37,47に作用する推力を換算した油圧を減算して得られる油圧を出力するように、第1および第2リニアソレノイド弁96,97の作動を制御することになる。
次にこの実施例1の作用について説明すると、第1および第2の油圧クラッチ30,31における第1および第2油圧室41,51の油圧を制御する第1および第2リニアソレノイド弁96,97の作動は制御ユニット104で制御され、該制御ユニット104は、第1および第2油圧室41,51内の作動油に作用する遠心力に起因して第1および第2ピストン37,47に作用する推力を第1および第2油圧クラッチ30,31のクラッチ回転数および作動油の比重に基づいて演算するとともに演算した推力分を除くように補正した油圧力を発揮する油圧を第1および第2油圧室41,51に作用せしめるように第1および第2リニアソレノイド弁96,97の作動を制御するのであるが、作動油の温度を代表する指標を検出する温度検出手段106の検出値に応じて定めた作動油の比重に基づいて第1および第2ピストン37,47に作用する推力を演算するので、温度によって変化する作動油の比重を温度に対応してピストン37,47の推力の演算に正しく反映させ、第1および第2の油圧クラッチ30,31に作用せしめる油圧を正確かつ緻密に制御することができる。
しかも制御ユニット104は、温度検出手段106による検出値の変化量が小さい状態では前回の演算で得られた作動油の比重を用いて第1および第2ピストン37,47に作用する推力を算出するので、制御ユニット104の演算負荷を軽減することができる。
また温度検出手段106が前記作動油の温度を直接検出する油温センサであるので、温度によって変化する作動油の比重を正確に定め、第1および第2の油圧クラッチ30,31に作用せしめる油圧をより正確かつより緻密に制御することができる。
また制御ユニット104は、作動油の温度および基準温度の差と、作動油の比重の温度変化率とを乗じて得た値を、基準温度での作動油の基準比重から減算して作動油の比重を算出するものであるので、作動油の比重算出を簡単にして、制御ユニット104の演算負荷を軽減することができる。
さらに制御ユニット104は、エンジン回転数およびスロットル開度で表されるエンジン運転状態に基づいて第1および第2の油圧クラッチ30,31で必要とされるトルクを演算し、その必要トルクを換算した油圧から第1および第2ピストン37,47に作用する推力を換算した油圧を減算して得られる油圧を出力するように、第1および第2リニアソレノイド弁96,97の作動を制御するので、エンジンの実際のトルクに応じた第1および第2の油圧クラッチ30,31の制御を行ってトルク変動を抑えることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
30,31・・・油圧クラッチ
37・・・第1ピストン
41・・・第1油圧室
47・・・第2ピストン
51・・・第2油圧室
96・・・油圧制御手段である第1リニアソレノイド弁
97・・・油圧制御手段である第2リニアソレノイド弁
104・・・制御ユニット
105・・・クラッチ回転数検出手段
106・・・温度検出手段

Claims (5)

  1. 油圧室(41,51)に臨ませたピストン(37,47)を有するとともに前記油圧室(41,51)の油圧に応じて前記ピストン(37,47)が作動するのに応じて動力伝達の断・接を切換える油圧クラッチ(30,31)と、前記油圧室(41,51)に作用する油圧を制御する油圧制御手段(96,97)と、前記油圧クラッチ(30,31)の回転数を検出するクラッチ回転数検出手段(105)と、前記油圧室(41,51)内の作動油に作用する遠心力に起因して前記ピストン(37,47)に作用する推力を前記クラッチ回転数検出手段(105)で得られたクラッチ回転数および作動油の比重に基づいて演算するとともに演算した推力分を除くように補正した油圧力を発揮する油圧を前記油圧室(41,51)に作用せしめるように前記油圧制御手段(96,97)を作動せしめる制御ユニット(104)とを備える油圧クラッチ制御装置において、前記作動油の温度を代表する指標を検出する温度検出手段(106)を含み、前記制御ユニット(104)は、前記温度検出手段(106)の検出値に応じて定めた前記作動油の比重に基づいて前記ピストン(37,47)に作用する推力を演算することを特徴とする油圧クラッチ制御装置。
  2. 前記温度検出手段(106)が前記作動油の温度を直接検出する油温センサであることを特徴とする請求項1記載の油圧クラッチ制御装置。
  3. 前記制御ユニット(104)が、前記温度検出手段(106)で検出される温度および基準温度の差と、作動油の比重の温度変化率とを乗じて得た値を、基準温度での作動油の基準比重から減算して前記作動油の比重を算出することを特徴とする請求項1または2記載の油圧クラッチ制御装置。
  4. 前記制御ユニット(104)が、エンジン回転数およびスロットル開度で表されるエンジン運転状態に基づいて油圧クラッチ(30,31)で必要とされるトルクを演算するとともに、その必要トルクを換算した油圧から前記ピストン(37,47)に作用する前記推力を換算した油圧を減算して得られる油圧を出力するように前記油圧制御手段(96,97)の作動を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の油圧クラッチ制御装置。
  5. 前記制御ユニット(104)が、前記温度検出手段(106)による検出値の変化量が小さい状態では前回の演算で得られた作動油の比重を用いて前記ピストン(37,47)に作用する推力を算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の油圧クラッチ制御装置。
JP2009073471A 2009-03-25 2009-03-25 油圧クラッチ制御装置および車両用エンジン Expired - Fee Related JP5342290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009073471A JP5342290B2 (ja) 2009-03-25 2009-03-25 油圧クラッチ制御装置および車両用エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009073471A JP5342290B2 (ja) 2009-03-25 2009-03-25 油圧クラッチ制御装置および車両用エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010223395A true JP2010223395A (ja) 2010-10-07
JP5342290B2 JP5342290B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=43040792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009073471A Expired - Fee Related JP5342290B2 (ja) 2009-03-25 2009-03-25 油圧クラッチ制御装置および車両用エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5342290B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016065577A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 本田技研工業株式会社 パワーユニット

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03121361A (ja) * 1989-10-04 1991-05-23 Toyota Motor Corp 自動変速機におけるライン圧の制御方法
JPH0429676A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Toyota Motor Corp 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JP2008008326A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Fuji Heavy Ind Ltd 変速機の制御装置
JP2008089067A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Honda Motor Co Ltd ツインクラッチ式変速機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03121361A (ja) * 1989-10-04 1991-05-23 Toyota Motor Corp 自動変速機におけるライン圧の制御方法
JPH0429676A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Toyota Motor Corp 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JP2008008326A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Fuji Heavy Ind Ltd 変速機の制御装置
JP2008089067A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Honda Motor Co Ltd ツインクラッチ式変速機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016065577A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 本田技研工業株式会社 パワーユニット
US9587735B2 (en) 2014-09-24 2017-03-07 Honda Motor Co., Ltd. Power unit for a vehicle, and vehicle including same

Also Published As

Publication number Publication date
JP5342290B2 (ja) 2013-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4915002B2 (ja) トルク伝達装置及びこのトルク伝達装置を備えたドライブトレイン
US6375233B1 (en) Transmission
US6889811B2 (en) Hydraulically operated clutch system
US9599169B2 (en) Lubricating structure for friction engagement element of automatic transmission
US7360977B2 (en) Machine tool gear mechanism
CA2790464C (en) Balanced clutch system
JP6089533B2 (ja) ハイブリッド車両用クラッチ装置のクラッチ制御装置
JP5462800B2 (ja) 動力伝達装置
KR20080016560A (ko) 기어 피동부와 스핀들 사이의 회전 관통부를 갖는 기계공구
JP2015521726A (ja) 二重湿式クラッチトランスミッション
US9458922B2 (en) Lubricant management system
US20080236517A1 (en) Water pump and control method for same
US8997960B2 (en) Oil passage structure for hydraulic clutch of an engine
JP5342290B2 (ja) 油圧クラッチ制御装置および車両用エンジン
KR20140018925A (ko) 마찰 부재, 클러치 플레이트, 클러치 장치, 및 토크 컨버터
US8266901B2 (en) Axial thrust offloading device
JP4928835B2 (ja) 油圧クラッチ駆動装置
CN109322939A (zh) 用于离合器分离器的传感器集成
JP6703521B2 (ja) 溢流部を備えるハイドロスタティッククラッチアクチュエータ
US20180058572A1 (en) Multiplexed pressure sensor for vehicle transmission control
EP1818559A1 (en) Control device and control methods for automatic clutch
JP6592898B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2012002332A (ja) コントロールバルブユニット
CN105626848A (zh) 基于轴承转速的动力传动系统控制
JP5077041B2 (ja) 可変フライホイール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130717

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5342290

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees