JP2010221936A - Vehicle seat slide device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用シートのスライド装置に関し、詳しくは、セーフティロックを備えた車両用シートのスライド装置に関する。 The present invention relates to a vehicle seat slide device, and more particularly to a vehicle seat slide device provided with a safety lock.
従来、シートのスライド位置(フロアに対するシートの前後方向の位置)を調節するため乗員がシートのスライドロックを解除しているときに、例えば、車両の急発進または急停止等によってシートに急激な加速度が作用した場合でも、その加速度によって乗員の意図しないスライドを防止するセーフティロックを備えた車両用シートのスライド装置が既に知られている。ここで、下記特許文献1には、シートのスライドロックを解除しても、シートのスライド可能量が補助ロックによって規制されている車両用シートのスライド装置が開示されている。これにより、シートのスライドロックを解除しているときに、乗員の意図しないシートのスライドが行われても、そのスライド量を抑制することができる(シートが大きくスライドすることを防止できる)。そのため、乗員の安全性を確保することができる。
Conventionally, when the occupant releases the seat slide lock to adjust the seat slide position (position in the front-rear direction of the seat), for example, sudden acceleration or sudden stop of the vehicle causes rapid acceleration of the seat. Even in the case of the action of the vehicle, a vehicle seat slide device having a safety lock that prevents the passenger from sliding unintentionally due to the acceleration is already known.
しかしながら、上述した従来技術では、シートに急激な加速度が作用していない場合でも、シートのスライド可能量が補助ロックによって規制される構造となっている。そのため、シートを大きくスライドさせたい場合、スライドロックを解除するだけでなく、さらに、補助ロックの解除も必要であった。このように2度のロック解除(スライドロックの解除と補助ロックの解除)が必要となるため、シートを大きくスライドさせるときのスライド操作が煩雑になっていた。 However, the above-described conventional technology has a structure in which the slidable amount of the seat is regulated by the auxiliary lock even when a rapid acceleration is not applied to the seat. Therefore, when it is desired to slide the seat greatly, it is necessary not only to release the slide lock but also to release the auxiliary lock. As described above, since it is necessary to release the lock twice (release the slide lock and release the auxiliary lock), the slide operation when the seat is largely slid is complicated.
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、シートを大きくスライドさせるときのスライド操作を簡便にしつつ、シートに急激な加速度が作用した場合でも、その加速度によるシートのスライドを防止することができる車両用シートのスライド装置を提供することである。 The present invention is intended to solve such a problem, and its purpose is to simplify the sliding operation when the sheet is greatly slid, and even when a sudden acceleration is applied to the sheet, the sheet is caused by the acceleration. It is an object of the present invention to provide a vehicle seat sliding device that can prevent sliding.
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、車両フロア側に組み付けられるロアレールと、このロアレールに対してスライド可能に車両のシート側に組み付けられるアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールのスライドを規制するスライドロックとを備え、スライドロックをロック解除してロアレールに対しアッパレールをスライドさせてシートのスライド位置を調節可能な車両用シートのスライド装置であって、ロアレール側には、アッパレール側に向けて進出するように付勢されたブレーキパッドと、このブレーキパッドの進出を遮蔽可能なプレートとを有するブレーキユニットが備えられており、車両用シートに対してそのスライド方向に所定の大きさの加速度が作用していない通常時には、ブレーキパッドの進出はプレートによって遮蔽されており、車両用シートに対してそのスライド方向に所定の大きさの加速度が作用すると、その作用した加速度によるプレートの移動に伴ってブレーキパッドの進出の遮蔽は解消され、その解消に伴ってブレーキパッドがアッパレール側に向けて進出することでロアレール側とアッパレール側との間に摩擦抵抗を生じさせることを特徴とする構成である。
この構成によれば、乗員はスライドロックを解除するだけで、車両用シートを大きくスライドさせることができる。したがって、車両用シートを大きくスライドさせるとき、従来技術で説明したように、2度のロック解除が不要なため、そのスライド操作を簡便に行うことができる。また、この構成によれば、乗員がスライドロックのロック解除をしているときに、車両用シートに急激な加速度が作用しても、その加速度によって乗員の意図しないスライドを防止することができる。すなわち、セーフティロックを作動させることができる。また、この構成によれば、車両用シートに急激な加速度が作用していない通常時に、セーフティロックの誤作動を防止できる。
The present invention is for achieving the above object, and is configured as follows.
The invention according to
According to this configuration, the occupant can slide the vehicle seat greatly only by releasing the slide lock. Therefore, when the vehicle seat is slid largely, as described in the prior art, it is not necessary to release the lock twice, so that the sliding operation can be easily performed. Further, according to this configuration, even when a rapid acceleration is applied to the vehicle seat when the occupant is unlocking the slide lock, the unintended slide of the occupant can be prevented by the acceleration. That is, the safety lock can be activated. Moreover, according to this structure, the malfunction of a safety lock can be prevented at the normal time when the rapid acceleration is not acting on the vehicle seat.
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートのスライド装置であって、ブレーキユニットは、車両用シートに作用する加速度がスライド方向のいずれにも対応可能に備えられていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、ブレーキユニットは、ロアレールの外壁面に前後対象を成すようにそれぞれ構成されている。そのため、例えば、車両が急停車した場合、または、車両が急発進した場合のいずれの場合でも、セーフティロックを作動させることができる。
The invention according to
According to this configuration, the brake units are respectively configured to form front and rear objects on the outer wall surface of the lower rail. Therefore, for example, the safety lock can be actuated when the vehicle stops suddenly or when the vehicle suddenly starts.
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜6を参照して説明する。なお、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した各図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両用シート1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。 Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to FIGS. In the following description, “up”, “down”, “front”, “back”, “left”, and “right” refer to the directions of “up”, “down”, “front”, “back”, “left”, and “right” described in the above-described drawings. It shows the direction of up, down, front, back, left, right when used as a reference.
はじめに、図1、2を参照して、本発明の実施例に係る車両用シート1のスライド装置4の概略構成を説明する。なお、車両用シート1のスライド装置4の例として、助手席のスライド装置4を例に説明することとする。
First, a schematic configuration of a
スライド装置4は、車両フロアFの前後方向に沿って組み付けられた左右一対のロアレール10、10と、この両ロアレール10に対してそれぞれスライド可能に車両用シート1のシートクッション2に組み付けられた左右一対のアッパレール20、20と、この両アッパレール20にそれぞれ組み付けられ両ロアレール10に対する両アッパレール20のスライドをそれぞれ規制する左右のスライドロック30、30とを備えている。
The
この両ロアレール10のインナ側の内壁面12には、後述する両アーム32の係止爪32aを差し込ませることができる複数の係止孔12aがその長手方向に沿って形成されている。また、左のロアレール10の左の外壁面14の前端側には、後述するプレート48の第3のピン52を差し込み可能な長孔14bがその長手方向に沿って形成されている。また、この外壁面14のうち、長孔14bの前端の近傍部位には、長孔14bの軸芯と高さ方向が一致する第1のピン16が突出するように形成されている。なお、この長孔14bと第1のピン16は、左のロアレール10の左の外壁面14に前後対象を成すようにそれぞれ形成されている。
A plurality of
ここで、上述した左右のスライドロック30、30について詳述すると、左右のスライドロック30、30は、公知のロック機構であり、両アッパレール20の壁面22に左右対称を成すようにそれぞれ構成されている。そのため、以下の説明にあたって、左右のスライドロック30、30のうち、左のスライドロック30のみを説明することで、右のスライドロック30の説明を省略することとする。
Here, the left and
左のスライドロック30は、主として、左のアッパレール20の壁面22にその一部を切り欠く格好でその長手方向を軸方向とする軸回りに回動可能に組み付けられた左のアーム32から構成されている。この左のアーム32の先端には、例えば、左のロアレール10の複数の係止孔12aのうち、連続する3個の係止孔12aに同時に差し込み可能な3個の係止爪32aが形成されている。
The
この左のアーム32は、乗員が操作可能なノブ(図示しない)と操作ケーブル(図示しない)を介して接続されており、乗員がノブの操作を行っていないときの通常時、その3個の係止爪32aが左のロアレール10の係止孔12aに差し込む方向に付勢された状態で左のアッパレール20の壁面22に組み付けられている。そして、この3個の係止爪32aが連続する3個の係止孔12aに差し込まれると、左のスライドロック30がロック状態、すなわち、左のロアレール10に対して左のアッパレール20のスライドがロックされた状態となる。この状態では、乗員は、車両用シート1をスライドさせることができない。
The
この状態から、車両用シート1のスライド位置を調節したい場合、乗員は、まず、ノブの操作を行って、左のアーム32を自身の付勢方向と逆方向へ回動させていく。すると、左のアーム32の係止爪32aと左のロアレール10の係止孔12aとの差し込みが解消されるため、左のスライドロック30がロック解除状態、すなわち、左のロアレール10に対して左のアッパレール20のスライドがロック解除された状態となる。この状態になると、乗員は、車両用シート1を自由にスライドさせることができる。
In order to adjust the slide position of the
そして、所望する位置まで車両用シート1をスライドさせると、乗員は、ノブの操作を解除して、左のアーム32に作用する付勢力によって左のアーム32の係止爪32aを左のロアレール10の係止孔12aに差し込ませる。これにより、左のスライドロック30をロック状態へと戻すことができる。なお、上述したように乗員がノブの操作を行うと、左のアーム32だけでなく右のアーム32も同時に回動する構造となっている。
When the
そのため、左右のスライドロック30、30は、同時にロック状態(以下、単に「スライドロック30のロック状態」と記す)となり、また、同時にロック解除状態(以下、単に「スライドロック30のロック解除状態」と記す)となる。したがって、乗員は、ノブの操作を行って、車両用シート1のスライド位置を自由に調節することができる。左右のスライドロック30、30は、このように構成されている。
Therefore, the left and
また、スライド装置4は、その左のロアレール10の外壁面14の前後にブレーキユニット40、40をそれぞれ備えている。この前後のブレーキユニット40、40は、左のロアレール10の左の外壁面14に前後対象を成すようにそれぞれ構成されている。そのため、以下の説明にあたって、前後のブレーキユニット40、40のうち、前のブレーキユニット40のみを説明することで、後のブレーキユニット40の説明を省略することとする。
Further, the
図3〜5に示すように、前のブレーキユニット40は、主として、左のアッパレール20の左の外壁面24に向けて進出するように付勢されたブレーキパッド42と、このブレーキパッド42の進出を遮蔽可能なプレート48とから構成されている。以下に、これら各部材42、48を個別に説明していく。
As shown in FIGS. 3 to 5, the
はじめに、ブレーキパッド42から説明する。ブレーキパッド42は、その先端42aにブレーキ面を有する略ピン状に形成された部材である。このブレーキパッド42は、その先端42a側が左のロアレール10の左の外壁面14に形成された貫通孔14aから左のアッパレール20の左の外壁面24に向けて進出するように圧縮ばね44によって付勢された状態で略コ字形状のブラケット46の内部に組み付けられている。
First, the
このとき、ブレーキパッド42は、その基端42b側の周面に形成された段差42cがブラケット46に形成された係止孔46aの縁に係合可能にブラケット46の内部に組み付けられている。これにより、ブレーキパッド42は、その基端42b側がブラケット46から抜け落ちることを防止できる。また、このブレーキパッド42の先端42aは、その周縁が先細りを成すテーパ状に形成されている(以下、「テーパ面42a1」と記す)。ブレーキパッド42は、このように構成されている。
At this time, the
次に、プレート48を説明する。プレート48は、その基端(図5において、右端)48b側が上述したブレーキパッド42の進出を遮蔽する薄板状に形成された部材である。このプレート48の先端(図5において、左端)48aには、その左側に向けて突出する第2のピン50が一体的に形成されている。また、このプレート48の長手方向の途中部位には、第2のピン50と同様に、その左側に向けて突出する第3のピン52が一体的に形成されている。
Next, the
また、このプレート48は、その第2のピン50と左のロアレール10の第1のピン16との間に引っ張りばね54が掛け止めされた状態で、さらに、その第3のピン52が左のロアレール10の長孔14bに差し込まれた状態で、左のロアレール10の左の外壁面14の内側に組み付けられている(図3、4参照)。また、このプレート48の基端48b側の端面は、ブレーキパッド42の先端42aのテーパ面に対して摺動可能にテーパ状に形成されている(以下、「テーパ面48b1」と記す)。
In addition, the
そして、車両用シート1に対してそのスライド方向(この場合、前後方向)に所定の大きさの加速度が作用していない通常時には、プレート48の基端48b側は、左のロアレール10の貫通孔14aからブレーキパッド42の先端42aが進出することを遮蔽している(図5参照)。プレート48は、このように構成されている。これらブレーキパッド42とプレート48とからブレーキユニット40は構成されている。
When the acceleration of a predetermined magnitude does not act on the
次に、図5〜6を参照して、上述した構成から成る車両用シート1のスライド装置4の作用を説明する。この作用の説明にあたって、スライドロック30がロック状態にあるときから説明していく。
Next, with reference to FIGS. 5-6, the effect | action of the sliding
乗員は、ノブ操作によってスライドロック30をロック解除して車両用シート1を自由にスライドさせることができる。そして、乗員は、所望する位置まで車両用シート1をスライドさせ、ノブ操作の解除によってスライドロック30をロック状態へと戻して車両用シート1のスライド位置を調節することができる。
The occupant can unlock the
ここで、乗員がノブを操作しているとき(スライドロック30をロック解除しているとき)に、例えば、車両の急停車によって車両用シート1に急激な加速度が作用すると、その作用した加速度によって車両用シート1は前方へスライドしていく。すなわち、乗員の意図しない状態で、車両用シート1は前方へスライドしていく。このとき、前のブレーキユニット40のプレート48に一体的に形成されている第3のピン52にも急激な加速度が作用するため、この作用した加速度によってプレート48も引っ張りばね54の付勢力に抗して前方へ移動していく。
Here, when an occupant is operating the knob (when the
すると、ブレーキパッド42の先端42aの進出の遮蔽が解消されるため、ブレーキパッド42は自身を付勢する圧縮ばね44の付勢力によって左のロアレール10の貫通孔14aから左のアッパレール20の左の外壁面24に向けて進出し始める。これにより、ブレーキパッド42の先端42aのブレーキ面と左のアッパレール20の左の外壁面24との間に摩擦抵抗が生じ、この生じた摩擦抵抗によって車両用シート1のスライドが停止する(図6参照)。そのため、セーフティロックが作動した状態となり、車両用シート1の前方へのスライドを防止することができる。
Then, since the shielding of the advancement of the
そして、車両用シート1に作用した急激な加速度が解消されると、前方へ移動したプレート48も引っ張りばね54の付勢力によって移動する前の状態へと戻される。このとき、プレート48は、その基端48bのテーパ面48b1とブレーキパッド42の先端42aのテーパ面42a1とが摺動する格好で戻される。これにより、ブレーキパッド42も自身に作用する圧縮ばね44の付勢力に抗して左のロアレール10の貫通孔14aへと退行していく。やがて、プレート48が完全に戻されるとブレーキパッド42も完全に退行するため、ブレーキパッド42の先端42aの進出もプレート48の基端48b側によって遮蔽された状態へと戻される(図5参照)。
When the rapid acceleration acting on the
なお、この作用の説明において、「乗員がノブを操作しているときに、例えば、車両の急停車によって車両用シート1に急激な加速度が作用すると」の記載が、特許請求の範囲に記載の「車両用シートに対してそのスライド方向に所定の大きさの加速度が作用すると」に相当する。ここで、この特許請求の範囲に記載の「所定の大きさの加速度」とは、セーフティロックを作動させたいときの加速度であり、この実施例では、例えば、引っ張りばね54のばね定数によって決められる設計的な事項である。
In the description of this action, the description “when the occupant is operating the knob, for example, when a sudden acceleration acts on the
一方、これとは逆に、乗員がノブを操作しているときに、例えば、車両の急発進によって車両用シート1に急激な加速度が作用した場合でも、上述した説明(乗員がノブを操作しているときに、例えば、車両の急停車によって車両用シート1に急激な加速度が作用した場合の説明)と同様に、後のブレーキユニット40によってセーフティロックを作動させ車両用シート1の後方へのスライドを防止することができる。
On the other hand, when the occupant is operating the knob, on the other hand, for example, even when a sudden acceleration is applied to the
本発明の実施例に係る車両用シート1のスライド装置4は、上述したように構成されている。この構成によれば、スライド装置4は、左右一対のロアレール10、10に対して左右一対のアッパレール20、20をスライドさせて車両用シート1のスライド位置を調節可能な左右のスライドロック30、30を備えている。そのため、乗員は左右のスライドロック30、30を解除するノブの操作を行うだけで、車両用シート1を大きくスライドさせることができる。したがって、車両用シート1を大きくスライドさせるとき、従来技術で説明したように、2度のロック解除が不要なため、そのスライド操作を簡便に行うことができる。
The sliding
また、この構成によれば、乗員がノブを操作しているときに、例えば、車両の急停車または急発進によって車両用シート1に急激な加速度が作用すると、ブレーキパッド42は自身を付勢する圧縮ばね44の付勢力によって左のロアレール10の貫通孔14aから左のアッパレール20の左の外壁面24に向けて進出し始める。これにより、ブレーキパッド42の先端42aのブレーキ面と左のアッパレール20の左の外壁面24との間に摩擦抵抗が生じ、この生じた摩擦抵抗によって車両用シート1のスライドが停止する。そのため、セーフティロックが作動した状態となり、乗員の意図しないスライドを防止することができる。なお、車両用シート1に急激な加速度が作用していない通常時には、ブレーキパッド42の先端42a側の進出はプレート48の基端48b側によって遮蔽されている。そのため、この通常時、ブレーキパッド42の先端42aのブレーキ面と左のアッパレール20の左の外壁面24との間に摩擦抵抗が生じることはない。したがって、この通常時に、セーフティロックの誤作動を防止できる。
Further, according to this configuration, when the occupant operates the knob, for example, when a sudden acceleration acts on the
また、この構成によれば、ブレーキユニット40は、左のロアレール10の左の外壁面14に前後対象を成すようにそれぞれ構成されている。そのため、例えば、車両が急停車した場合、または、車両が急発進した場合のいずれの場合でも、セーフティロックを作動させることができる。
Moreover, according to this structure, the
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、車両用シート1のスライド装置4の例として、助手席のスライド装置4を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば、後部座席のスライド装置であっても構わない。
The contents described above are only related to one embodiment of the present invention, and do not mean that the present invention is limited to the above contents.
In the embodiment, as an example of the sliding
1 車両用シート
4 スライド装置
10 ロアレール
20 アッパレール
30 スライドロック
40 ブレーキユニット
42 ブレーキパッド
48 プレート
DESCRIPTION OF
Claims (2)
ロアレール側には、アッパレール側に向けて進出するように付勢されたブレーキパッドと、このブレーキパッドの進出を遮蔽可能なプレートとを有するブレーキユニットが備えられており、
車両用シートに対してそのスライド方向に所定の大きさの加速度が作用していない通常時には、ブレーキパッドの進出はプレートによって遮蔽されており、
車両用シートに対してそのスライド方向に所定の大きさの加速度が作用すると、その作用した加速度によるプレートの移動に伴ってブレーキパッドの進出の遮蔽は解消され、その解消に伴ってブレーキパッドがアッパレール側に向けて進出することでロアレール側とアッパレール側との間に摩擦抵抗を生じさせることを特徴とする車両用シートのスライド装置。 A lower rail assembled on the vehicle floor side, an upper rail assembled on the vehicle seat side so as to be slidable with respect to the lower rail, and a slide lock for restricting the sliding of the upper rail with respect to the lower rail, the slide lock is unlocked to the lower rail. A vehicle seat slide device capable of adjusting the seat slide position by sliding the upper rail against the vehicle,
On the lower rail side, a brake unit having a brake pad biased to advance toward the upper rail side and a plate capable of shielding the advancement of the brake pad is provided.
In normal times when a predetermined amount of acceleration is not acting in the sliding direction on the vehicle seat, the advancement of the brake pad is shielded by the plate,
When an acceleration of a predetermined magnitude acts on the vehicle seat in the sliding direction, the shielding of the brake pad advancement is canceled along with the movement of the plate due to the applied acceleration, and the brake pad is moved to the upper rail with the cancellation. A sliding device for a vehicle seat, wherein a frictional resistance is generated between the lower rail side and the upper rail side by advancing toward the side.
ブレーキユニットは、車両用シートに作用する加速度がスライド方向のいずれにも対応可能に備えられていることを特徴とする車両用シートのスライド装置。
The vehicle seat slide device according to claim 1,
The brake unit is provided with a sliding device for a vehicle seat, in which an acceleration acting on the vehicle seat can be adapted to any of the sliding directions.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009073767A JP2010221936A (en) | 2009-03-25 | 2009-03-25 | Vehicle seat slide device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009073767A JP2010221936A (en) | 2009-03-25 | 2009-03-25 | Vehicle seat slide device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010221936A true JP2010221936A (en) | 2010-10-07 |
Family
ID=43039587
Family Applications (1)
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JP2009073767A Pending JP2010221936A (en) | 2009-03-25 | 2009-03-25 | Vehicle seat slide device |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010221936A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9994128B2 (en) | 2015-03-31 | 2018-06-12 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Seat sliding device for vehicle |
US10406941B2 (en) | 2015-11-06 | 2019-09-10 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Seat sliding device for vehicle |
-
2009
- 2009-03-25 JP JP2009073767A patent/JP2010221936A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9994128B2 (en) | 2015-03-31 | 2018-06-12 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Seat sliding device for vehicle |
US10406941B2 (en) | 2015-11-06 | 2019-09-10 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Seat sliding device for vehicle |
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