JP2010218071A - 侵入検知システム、無線信号監視装置、警報端末、侵入者検知方法、そのプログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無線LAN用のアクセスポイント101からの無線信号102の電波強度を監視エリア104内のアクセスポイント101から最も離れた位置に配置した無線信号監視装置105にて測定し、あらかじめ定めた電波強度閾値よりも低下した場合、監視エリア104内に侵入者103が侵入したものと判定し、LAN/WAN106経由で警報端末107に通報する。警報端末107はアクセスポイント101にアクセスし、侵入者103が携行する端末109固有の端末情報を取得し、侵入が許可される人物が携行する端末固有の端末情報をあらかじめ登録している端末管理サーバ108にアクセスし、取得した前記端末情報が登録されていない場合、許可されていない不法な侵入者と判定する。
【選択図】 図1
Description
(8)無線LAN用のアクセスポイントが送信する無線信号の電波強度を測定する無線信号監視装置において、監視対象のエリアとしてあらかじめ定めた監視エリア内であって、前記アクセスポイントから最も離れた位置に配置し、前記アクセスポイントからの無線信号の電波強度の測定結果が、前記監視エリア内に侵入した人物の存在を検知するための電波強度としてあらかじめ定めた電波強度閾値よりも低下した場合、前記監視エリア内に侵入者が侵入したものと判定する無線信号監視装置。
(11)監視対象のエリアとしてあらかじめ定めた監視エリアに侵入者が侵入した旨の警報を管理者に発出する警報端末において、前記監視エリアに侵入者が侵入した旨の通報を受信した際に、前記監視エリアを無線エリアとしてカバーする無線LAN用のアクセスポイントにネットワークを介してアクセスし、前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の端末情報を取得する警報端末。
(14)あらかじめ定めた監視エリアに侵入者が侵入したことを検知する侵入者検知方法であって、無線LAN用のアクセスポイントが送信する無線信号の電波強度を測定する無線信号監視装置を、前記監視エリア内であって前記アクセスポイントから最も離れた位置に配置し、該無線信号監視装置が測定した前記アクセスポイントからの無線信号の電波強度が、前記監視エリア内に侵入した人物の存在を検知するための電波強度としてあらかじめ定めた電波強度閾値よりも低下した場合、前記監視エリア内に侵入者が侵入したものと判定する侵入者検知方法。
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、無線LANのアクセスポイントから発出する無線信号の電波強度をモニタして、周辺に人間が通った際の電波強度の低下を検出することによって、侵入者を検知することを特徴としている。一般に、無線信号は、周囲の壁や什器などによって、マルチパスやフェージングによる電波環境の影響を受けるが、前述したように、人体が無線エリアを移動する場合についても、無線信号の電波強度が低下するということを利用して、人間が通ったか否かを検知することができる。
次に、本発明による侵入検知システムの構成について、その一例を、図1を用いて説明する。図1は、本発明による侵入検知システムのシステム構成の一例を説明するための模式図である。以下、侵入者を検知するために用いる無線信号として、IEEE802.11規格にて規定されている無線LANのビーコン信号を使った例を用いて説明する。
次に、本発明の一実施形態である図1の侵入検知システムの動作についてその一例を説明する。
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、以下に記載するような効果を得ることができる。
無線信号として、前述の実施形態においては、例えばIEEE802.11規格で規定されている無線LANのビーコン信号を利用する場合を説明した。ビーコン信号は、通信に必要な情報を周辺の無線端末へ報知するために使われ、一定周期で、かつ、一定の信号レベルの強度を確保することができる電波信号であり、また、人体により無線信号の電波強度が低下するという特性を有している。しかし、ビーコン信号以外であっても、前述のビーコン信号と同様の条件を満たすことができる無線信号であれば、如何なる信号であっても良く、例えば、データパケットであっても良い。また、無線LANのビーコン信号だけでなく、例えば、WiMAX規格に準拠の無線信号や一般の無線通信用のPHSシステムの無線信号であっても、同様の特性を有する電波信号があれば、代替することが可能である。
(2)前記無線信号監視装置が測定する前記アクセスポイントからの無線信号が、IEEE802.11規格に準拠のビーコン信号、または、WiMAX規格に準拠の無線信号、または、無線通信用のPHSシステムの無線信号のいずれかである上記(1)の侵入検知システム。
(3)前記無線信号監視装置の前記電波強度閾値を、前記監視エリアにおける実測結果に基づいて、該実測結果の平均値に設定するか、あるいは、任意の値に調整することが可能である上記(1)または(2)の侵入検知システム。
(4)前記無線信号監視装置は、ネットワークに接続されており、前記無線信号監視装置が前記監視エリア内に侵入した侵入者を検知した際に、侵入者を検知した旨を管理者が使用する警報端末に前記ネットワークを介して通報する上記(1)ないし(3)のいずれかの侵入検知システム。
(5)前記無線信号監視装置から侵入者を検知した旨の通報を受信した際に、前記警報端末は、前記アクセスポイントに前記ネットワークを介してアクセスして、前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の端末情報を取得する上記(4)の侵入検知システム。
(6)前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の前記端末情報がMACアドレスである上記(5)の侵入検知システム。
(7)前記警報端末は、前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の端末情報を前記アクセスポイントから取得した場合、前記監視エリアへの侵入が許可されている人物が携行する端末固有の端末情報をあらかじめ登録しているデータベースにアクセスし、取得した前記端末情報が、前記データベースに登録されているか否かに基づいて、前記監視エリアに侵入した侵入者が、侵入が許可されている人物であるか、許可されていない侵入者であるかを判別する上記(5)または(6)の侵入検知システム。
(9)測定する前記アクセスポイントからの無線信号が、IEEE802.11規格に準拠のビーコン信号、または、WiMAX規格に準拠の無線信号、または、無線通信用のPHSシステムの無線信号のいずれかである上記(8)の無線信号監視装置。
(10)前記監視エリア内に侵入した侵入者を検知した際に、ネットワークを介して、侵入者を検知した旨を管理者が使用する警報端末に通報する上記(8)または(9)の無線信号監視装置。
(12)前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の前記端末情報がMACアドレスである上記(11)の警報端末。
(13)前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の端末情報を前記アクセスポイントから取得した場合、前記監視エリアへの侵入が許可されている人物が携行する端末固有の端末情報をあらかじめ登録しているデータベースにアクセスし、取得した前記端末情報が、前記データベースに登録されているか否かに基づいて、前記監視エリアに侵入した侵入者が、侵入が許可されている人物であるか、許可されていない侵入者であるかを判別する上記(11)または(12)の警報端末。
(15)前記無線信号監視装置が測定する前記アクセスポイントからの無線信号が、IEEE802.11規格に準拠のビーコン信号、または、WiMAX規格に準拠の無線信号、または、無線通信用のPHSシステムの無線信号のいずれかである上記(14)の侵入者検知方法。
(16)前記無線信号監視装置は前記監視エリア内に侵入した侵入者を検知した際に、侵入者を検知した旨を管理者が使用する警報端末に通報する上記(14)または(15)の侵入者検知方法。
(17)前記無線信号監視装置から侵入者を検知した旨の通報を受信した際に、前記警報端末は、前記アクセスポイントにアクセスして、前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の端末情報を取得する上記(16)の侵入者検知方法。
(18)前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の前記端末情報がMACアドレスである上記(17)の侵入検知方法。
(19)前記警報端末は、前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の端末情報を前記アクセスポイントから取得した場合、前記監視エリアへの侵入が許可されている人物が携行する端末固有の端末情報をあらかじめ登録しているデータベースにアクセスし、取得した前記端末情報が、前記データベースに登録されているか否かに基づいて、前記監視エリアに侵入した侵入者が、侵入が許可されている人物であるか、許可されていない侵入者であるかを判別する上記(17)または(18)の侵入者検知方法。
(20)上記(14)ないし(16)のいずれかの侵入者検知方法の少なくとも一部を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施している侵入者検知プログラム。
(21)上記(20)の侵入者検知プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録しているプログラム記録媒体。
(22)上記(17)ないし(19)のいずれかの侵入者検知方法の少なくとも一部を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施している侵入可否判別プログラム。
(23)上記(24)の侵入可否判別プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録しているプログラム記録媒体。
101 アクセスポイント
102 無線信号
103 侵入者
104 監視エリア
105 無線信号監視装置
106 LAN/WAN
107 警報端末(フロア管理者)
108 端末管理サーバ
109 端末
Claims (23)
- あらかじめ定めた監視エリアに侵入者が侵入したことを検知する侵入検知システムにおいて、無線LAN用のアクセスポイントが送信する無線信号の電波強度を測定する無線信号監視装置を、前記監視エリア内であって前記アクセスポイントから最も離れた位置に配置し、該無線信号監視装置が測定した前記アクセスポイントからの無線信号の電波強度が、前記監視エリア内に侵入した人物の存在を検知するための電波強度としてあらかじめ定めた電波強度閾値よりも低下した場合、前記監視エリア内に侵入者が侵入したものと判定することを特徴とする侵入検知システム。
- 前記無線信号監視装置が測定する前記アクセスポイントからの無線信号が、IEEE802.11規格に準拠のビーコン信号、または、WiMAX規格に準拠の無線信号、または、無線通信用のPHSシステムの無線信号のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の侵入検知システム。
- 前記無線信号監視装置の前記電波強度閾値を、前記監視エリアにおける実測結果に基づいて、該実測結果の平均値に設定するか、あるいは、任意の値に調整することが可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の侵入検知システム。
- 前記無線信号監視装置は、ネットワークに接続されており、前記無線信号監視装置が前記監視エリア内に侵入した侵入者を検知した際に、侵入者を検知した旨を管理者が使用する警報端末に前記ネットワークを介して通報することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の侵入検知システム。
- 前記無線信号監視装置から侵入者を検知した旨の通報を受信した際に、前記警報端末は、前記アクセスポイントに前記ネットワークを介してアクセスして、前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の端末情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の侵入検知システム。
- 前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の前記端末情報がMACアドレスであることを特徴とする請求項5に記載の侵入検知システム。
- 前記警報端末は、前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の端末情報を前記アクセスポイントから取得した場合、前記監視エリアへの侵入が許可されている人物が携行する端末固有の端末情報をあらかじめ登録しているデータベースにアクセスし、取得した前記端末情報が、前記データベースに登録されているか否かに基づいて、前記監視エリアに侵入した侵入者が、侵入が許可されている人物であるか、許可されていない侵入者であるかを判別することを特徴とする請求項5または6に記載の侵入検知システム。
- 無線LAN用のアクセスポイントが送信する無線信号の電波強度を測定する無線信号監視装置において、監視対象のエリアとしてあらかじめ定めた監視エリア内であって、前記アクセスポイントから最も離れた位置に配置し、前記アクセスポイントからの無線信号の電波強度の測定結果が、前記監視エリア内に侵入した人物の存在を検知するための電波強度としてあらかじめ定めた電波強度閾値よりも低下した場合、前記監視エリア内に侵入者が侵入したものと判定することを特徴とする無線信号監視装置。
- 測定する前記アクセスポイントからの無線信号が、IEEE802.11規格に準拠のビーコン信号、または、WiMAX規格に準拠の無線信号、または、無線通信用のPHSシステムの無線信号のいずれかであることを特徴とする請求項8に記載の無線信号監視装置。
- 前記監視エリア内に侵入した侵入者を検知した際に、ネットワークを介して、侵入者を検知した旨を管理者が使用する警報端末に通報することを特徴とする請求項8または9に記載の無線信号監視装置。
- 監視対象のエリアとしてあらかじめ定めた監視エリアに侵入者が侵入した旨の警報を管理者に発出する警報端末において、前記監視エリアに侵入者が侵入した旨の通報を受信した際に、前記監視エリアを無線エリアとしてカバーする無線LAN用のアクセスポイントにネットワークを介してアクセスし、前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の端末情報を取得することを特徴とする警報端末。
- 前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の前記端末情報がMACアドレスであることを特徴とする請求項11に記載の警報端末。
- 前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の端末情報を前記アクセスポイントから取得した場合、前記監視エリアへの侵入が許可されている人物が携行する端末固有の端末情報をあらかじめ登録しているデータベースにアクセスし、取得した前記端末情報が、前記データベースに登録されているか否かに基づいて、前記監視エリアに侵入した侵入者が、侵入が許可されている人物であるか、許可されていない侵入者であるかを判別することを特徴とする請求項11または12に記載の警報端末。
- あらかじめ定めた監視エリアに侵入者が侵入したことを検知する侵入者検知方法であって、無線LAN用のアクセスポイントが送信する無線信号の電波強度を測定する無線信号監視装置を、前記監視エリア内であって前記アクセスポイントから最も離れた位置に配置し、該無線信号監視装置が測定した前記アクセスポイントからの無線信号の電波強度が、前記監視エリア内に侵入した人物の存在を検知するための電波強度としてあらかじめ定めた電波強度閾値よりも低下した場合、前記監視エリア内に侵入者が侵入したものと判定することを特徴とする侵入者検知方法。
- 前記無線信号監視装置が測定する前記アクセスポイントからの無線信号が、IEEE802.11規格に準拠のビーコン信号、または、WiMAX規格に準拠の無線信号、または、無線通信用のPHSシステムの無線信号のいずれかであることを特徴とする請求項14に記載の侵入者検知方法。
- 前記無線信号監視装置は前記監視エリア内に侵入した侵入者を検知した際に、侵入者を検知した旨を管理者が使用する警報端末に通報することを特徴とする請求項14または15に記載の侵入者検知方法。
- 前記無線信号監視装置から侵入者を検知した旨の通報を受信した際に、前記警報端末は、前記アクセスポイントにアクセスして、前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の端末情報を取得することを特徴とする請求項16に記載の侵入者検知方法。
- 前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の前記端末情報がMACアドレスであることを特徴とする請求項17に記載の侵入検知方法。
- 前記警報端末は、前記監視エリアに侵入した侵入者が携行する端末固有の端末情報を前記アクセスポイントから取得した場合、前記監視エリアへの侵入が許可されている人物が携行する端末固有の端末情報をあらかじめ登録しているデータベースにアクセスし、取得した前記端末情報が、前記データベースに登録されているか否かに基づいて、前記監視エリアに侵入した侵入者が、侵入が許可されている人物であるか、許可されていない侵入者であるかを判別することを特徴とする請求項17または18に記載の侵入者検知方法。
- 請求項14ないし16のいずれかに記載の侵入者検知方法の少なくとも一部を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とする侵入者検知プログラム。
- 請求項20に記載の侵入者検知プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。
- 請求項17ないし19のいずれかに記載の侵入者検知方法の少なくとも一部を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とする侵入可否判別プログラム。
- 請求項22に記載の侵入可否判別プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。
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