JP2010213458A - パルス電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、電圧検出回路の特性をコンデンサの充電時と放電時の両方に適合させることを目的とする。
【解決手段】パルス電源装置10は、高速充電回路12、磁気パルス圧縮回路26、電圧検出回路42、出力制御回路60等を備え、主コンデンサ20の充放電により高電圧パルスを出力する。電圧検出回路42には、抵抗52,54とスイッチング素子56とを有する可変抵抗器50を設ける。可変抵抗器50の抵抗値は、出力制御回路60により主コンデンサ20の充電,放電に応じて切換える。これにより、充電時と放電時の両方において、電圧検出回路42の特性を高速充電回路12に適合させることができる。即ち、電圧検出回路42により検出するフィードバック電圧VFBと、トランス16の2次側電圧Vとの挙動を一致させ、充放電の完了タイミングを正確に検知することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンデンサの充放電により高電圧パルスを発生するのに好適に用いられるパルス電源装置に関する。
従来技術として、例えば特許文献1(特開平8−323134号公報)に開示されているように、コンデンサの充放電により高電圧パルスを発生する構成としたパルス電源装置が知られている。従来技術のパルス電源装置は、高圧電源等によりコンデンサを充電し、このコンデンサの放電時に瞬間的な高電圧パルスを発生させる。
また、他の従来技術として、例えば特許文献2(特開2004−201385号公報)に開示されているようなDC−DCコンバータを利用して、コンデンサの充電を行う構成としたパルス電源装置も知られている。
ここで、パルス電源装置においては、パルス出力の繰返し周波数が出来るだけ高い方が好ましい。何故なら、例えば出力が一定で繰返し周波数が2倍になれば、1回の放電当りのエネルギが少なくて済むから、回路全体の小型化や低コスト化が可能となる。よって、従来技術では、電圧検出回路によりコンデンサの電圧(充電状態)を検出し、出来るだけ短い周期で充放電を繰返すようにしている。また、コンデンサには高い電圧が印加されるので、電圧検出回路は、安全上の観点からコンデンサの電圧を直接検出せずに、トランス等を介して電圧を間接的に検出するようにしている。
特開平8−323134号公報 特開2004−201385号公報
ところで、上述した従来技術において、例えば容量移行型のパルス電源装置では、安全上の観点から、例えばMΩ単位の大きな抵抗値をもつ放電抵抗がコンデンサに接続されている。この結果、コンデンサの放電時間は、例えばμsec単位の短時間となるのに対し、充電時間は、例えばmsec単位の比較的長い時間となることが多い。
このため、例えば電圧検出回路の特性を充電時の電圧検出に適合させた場合には、上述した動作時間(時定数)の差異により、放電時の電圧と検出電圧との間に誤差が生じ易くなり、実際の放電電圧を正確に検出するのが難しくなる。この結果、従来技術では、放電が完了するタイミングや、次サイクルの充電を開始すべきタイミングを正確に検知することができないという問題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、電圧検出回路の特性をコンデンサの充電時と放電時の両方に適合させることができ、コンデンサの充放電状態を正確に検知することが可能なパルス電源装置を提供することにある。
第1の発明は、電源にトランスを介して接続された主コンデンサと前記主コンデンサに対して並列に接続された放電抵抗とを有し、電圧パルスを出力するために前記主コンデンサの充電及び放電を行う充放電回路と、
前記トランスのコアに巻装された補助巻線を有し、前記トランスの2次側電圧に対応する電圧を前記補助巻線を介して検出する電圧検出回路と、
前記電圧検出回路により検出した電圧に基いて前記主コンデンサの動作を充電と放電の何れかに切換える充放電制御手段と、
前記主コンデンサの充電時と放電時とで前記電圧検出回路の回路定数を変化させる回路定数可変手段と、
を備えることを特徴とする。
第2の発明によると、前記回路定数可変手段は、前記主コンデンサの充電時と放電時の両方において、前記電圧検出回路の時定数が前記充放電回路の時定数と一致するように、前記回路定数を変化させる構成としている。
第3の発明によると、前記電圧検出回路は、
前記補助巻線の両端側を結ぶ位置に接続されたコンデンサと、
前記補助巻線に対して前記コンデンサと並列に接続され、前記充放電制御手段により抵抗値が可変に設定される可変抵抗器と、を備え、
前記回路定数可変手段は前記可変抵抗器により構成している。
第4の発明によると、前記可変抵抗器は、
前記補助巻線に対して前記コンデンサと並列に接続された少なくとも2個の抵抗と、
前記2個のうち何れか一方の抵抗と前記補助巻線との間の接続を開,閉するスイッチング素子と、
を備える構成としている。
第1の発明によれば、回路定数可変手段は、主コンデンサの充電時と放電時の両方において、電圧検出回路の回路定数を充放電回路に適合させることができる。即ち、充電時と放電時の両方において、電圧検出回路により検出する電圧をトランスの2次側電圧に追従して正確に変化させることができる。従って、充放電制御手段は、電圧検出回路がトランスの2次側から絶縁された状態でも、電圧検出回路の検出電圧に基いて充電及び放電の完了タイミングを正確に検知することができ、これらを検知した時点で次の処理へと速やかに移行することができる。よって、パルス出力の繰返し周波数を高めることができる。
第2の発明によれば、回路定数可変手段は、充電時と放電時の両方において、電圧検出回路の時定数が充放電回路の時定数と一致するように、電圧検出回路の回路定数を変化させることができる。これにより、主コンデンサの充電時には、充電状態が反映される2次側電圧に追従して、電圧検出回路の検出電圧を正確に上昇させることができる。また、主コンデンサの放電時には、急激に低下する2次側電圧に追従して、電圧検出回路の検出電圧を速やかに低下させることができる。
第3の発明によれば、充放電制御手段は、主コンデンサの充放電に応じて可変抵抗器の抵抗値を変化させることができる。即ち、充電時と放電時の両方において、可変抵抗器の抵抗値を充放電回路に適合させ、両者の時定数を一致させることができる。
第4の発明によれば、少なくとも2個の抵抗とスイッチング素子とを用いることにより、所望のタイミングで抵抗値を切換えることが可能な可変抵抗器を容易に実現することができる。
本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための全体構成図である。 パルス電源装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1において、出力制御回路により実行される制御を示すフロチャートである。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
以下、図1乃至図3を参照しつつ、本発明の実施の形態1について説明する。まず、図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための全体構成図である。図1に示すように、本実施の形態のシステムは、例えば内燃機関の排気浄化装置等に搭載されるオゾン発生器1と、オゾン発生器1に高電圧パルスを供給するパルス電源装置10とを備えている。オゾン発生器1は、前記高電圧パルスを用いて放電管内で放電を生じさせ、これにより放電管内の空気(酸素)を原料としてオゾンを発生させる。このオゾンは、例えば内燃機関の排気ガスを浄化するのに用いられる。
一方、パルス電源装置10は、後述の高速充電回路12、磁気パルス圧縮回路26、コアリセット電源回路40等を備えている。以下、これらの回路について説明する。まず、高速充電回路12は、主コンデンサ20の充電及び放電を行うための充放電回路であり、例えば高い昇圧比が得られるフライバック式のDC−DCコンバータ等により構成されている。そして、高速充電回路12は、MOSFET14、トランス16、整流回路18、主コンデンサ20、放電抵抗22、サイリスタ24等を備えている。
MOSFET14は、トランス16の1次巻線16Aに対してバッテリ2と直列に接続されている。そして、MOSFET14は、出力制御回路60から入力されるゲート信号G1に応じてスイッチング動作を行うことにより、主コンデンサ20の充電を行う。トランス16の2次巻線16Bには、例えば2組の整流回路18を介して主コンデンサ20と放電抵抗22とが接続されている。整流回路18は、半波整流用のダイオードと、波形平滑化用のコンデンサとにより構成されている。従って、主コンデンサ20は、電源となるバッテリ2にトランス16と整流回路18とを介して接続されている。
また、主コンデンサ20には、放電抵抗22が並列に接続されている。放電抵抗22の抵抗値は、当該放電抵抗における無駄な電力消費を抑制するために、例えばMΩ単位の大きな値に設定されている。さらに、サイリスタ24は、出力制御回路60からゲート信号G2が入力されたときに閉成(ON)し、これにより主コンデンサ20を放電させるものである。
一方、主コンデンサ20には、サイリスタ24を介して磁気パルス圧縮回路26が接続されている。磁気パルス圧縮回路26は、主コンデンサ20の放電動作を利用して高電圧パルスを発生する回路であり、トランス28、コンデンサ30,32,34、磁気スイッチ36,38等を備えている。そして、トランス28の1次側には主コンデンサ20が接続されており、トランス28の2次側には、コンデンサ30,32,34と共にオゾン発生器1の放電管が接続されている。
また、磁気パルス圧縮回路26には、磁気スイッチ36,38のリセット動作等を行うためのコアリセット電源回路40が付設されている。コアリセット電源回路40は、出力制御回路60から入力されるゲート信号G3に応じて作動する。なお、磁気パルス圧縮回路26とコアリセット電源回路40は、一般的に公知な技術により構成されているので、その詳細については説明を省略する。
さらに、本実施の形態のパルス電源装置10は、電圧検出回路42と、出力制御回路60とを備えている。電圧検出回路42は、トランス16の2次側電圧Vに対応するフィードバック電圧VFBを検出するための回路である。なお、電圧検出回路42は、本実施の形態の特徴事項であるため、その構成については後述する。
出力制御回路60は、所定のプログラムを実行することが可能なマイクロコンピュータ等からなり、前記ゲート信号G1,G2,G3及び後述のリセット信号Rを出力する機能と、フィードバック電圧VFBをA/D変換して検出する機能とを備えている。そして、出力制御回路60は、フィードバック電圧VFBに基いて主コンデンサ20の動作を充電と放電の何れかに切換える充放電制御手段を構成している。
次に、図2を参照しつつ、出力制御回路60の基本的な制御について説明する。図2は、パルス電源装置の動作を示すタイミングチャートである。まず、出力制御回路60は、パルス状のゲート信号G1をMOSFET14に出力する。これにより、MOSFET14は、ゲート信号G1に応じてバッテリ電圧から矩形波状の電圧を生成し、この電圧をトランス16の1次側に出力する。この1次側電圧は、トランス16によって2次側電圧Vに昇圧されると共に、整流回路18によって波形整形される。
そして、高電圧となった2次側電圧Vが主コンデンサ20に印加されることにより、主コンデンサ20が充電される。このとき、出力制御回路60は、電圧検出回路42によりフィードバック電圧VFBを検出しつつ、ゲート信号G1をPWM制御(Pulse Width Modulation)する。即ち、出力制御回路60は、主コンデンサ20が出来るだけ短時間で所定の充電状態となるように、フィードバック電圧VFBの検出結果に応じて2次側電圧Vをフィードバック制御する。
次に、フィードバック電圧VFBが充電時の基準値に到達し、主コンデンサ20が十分に充電されたと判定したときには、ゲート信号G1の出力を停止し、サイリスタ24にゲート信号G2を出力する。このゲート信号G2は、ワンショットのパルス信号である。これにより、サイリスタ24がONに切換えられ、主コンデンサ20が放電を行う。この放電が行われると、トランス28の昇圧動作により、例えば30kV程度の高電圧が入力側のコンデンサ30に充電される。そして、コンデンサ30の充電後には、磁気スイッチ36,38が順次飽和することにより、コンデンサ30〜34の充放電が次々と行われ、最終的には、出力側のコンデンサ34からオゾン発生器1に高電圧パルスが出力される。
また、高電圧パルスの出力後には、次サイクルのパルス出力を行うために、主コンデンサ20の充電を開始する。より詳しく述べると、出力制御回路60は、電圧検出回路42により検出されるフィードバック電圧VFBが放電時の基準値(例えば0V)まで低下したときに、主コンデンサ20の放電動作(即ち、現在のサイクルでのパルス出力動作)が完了したものと判定する。そして、新たなゲート信号G1を出力することにより、次のサイクルにおける主コンデンサ20の充電動作を開始する。以下、上述した処理が繰返し実行されることにより、パルス電源装置10は、一定の周期で高電圧パルスを出力する構成となっている。
ところで、上述した高速充電回路12には、大きな抵抗値をもつ放電抵抗22が用いられている。この結果、主コンデンサ20の放電時間は、例えばμsec単位の短時間であるのに対し、充電時間はmsec単位の比較的長い時間となる。電圧検出回路42は、トランス16を介して2次側電圧Vを間接的に検出するので、放電時と充電時の動作時間(時定数)に大きな差異があると、例えば放電時における実際の2次側電圧Vとフィードバック電圧VFBとの間に誤差が生じ易い。
ここで、図2中に示す点線Aは、従来技術の電圧検出回路において、フィードバック電圧VFBに誤差が生じた状態を示している。このように、従来技術では、実際の放電電圧(2次側電圧V)が急激に低下するのに対し、フィードバック電圧VFBの低下速度が緩慢となっている。このような検出誤差が生じると、放電が完了してもフィードバック電圧VFBが即座に0Vまで低下しないから、放電が完了するタイミング、即ち、次サイクルの充電を開始するタイミングを正確に検知するのが困難となる。この結果、次の充電サイクル(昇圧動作)の開始が遅れたり、充電を開始しても電圧が残っている分だけ昇圧動作が緩慢になり、パルス出力の繰返し周波数を高めるのが難しくなる。
そこで、本実施の形態では、主コンデンサ20の充電時と放電時とで電圧検出回路42の特性を変化させる構成としている。以下、図1を再び参照して、電圧検出回路42について説明する。電圧検出回路42は、フィードバック電圧VFBを検出することにより、トランス16の2次側電圧Vを間接的に検出する回路である。この検出動作は、後述の補助巻線44を介して行われるもので、電圧検出回路42はトランス16の2次側と絶縁されている。
そして、電圧検出回路42は、補助巻線44、ダイオード46、コンデンサ48、可変抵抗器50等を備えている。補助巻線44は、前述の巻線16A,16Bと共にトランス16のコア16Cに巻装されている。また、コンデンサ48と可変抵抗器50とは、それぞれ補助巻線44の両端側を結ぶように、補助巻線44に対して並列に接続されている。
可変抵抗器50は、主コンデンサ20の充電時と放電時とで電圧検出回路42の回路定数(及び時定数)を変化させるもので、本実施の形態の回路定数可変手段を構成している。そして、可変抵抗器50は、補助巻線44に対してコンデンサ48と並列に接続された例えば2個の抵抗52,54と、コンデンサ48に対して並列となる位置で一方の抵抗54と直列に接続されたスイッチング素子56とを備えている。
スイッチング素子56は、例えばトランジスタ等の半導体スイッチ、リレー等の機械式スイッチ等からなり、出力制御回路60からリセット信号Rが入力されたときに閉成(ON)し、それ以外の場合には開成(OFF)するように構成されている。そして、スイッチング素子56は、リセット信号Rに応じて補助巻線44と抵抗54との間の接続を開,閉し、この開,閉動作により可変抵抗器50の抵抗値が変化する。即ち、出力制御回路60は、スイッチング素子56により電圧検出回路42の回路定数(抵抗値)を可変に設定し、この抵抗値に応じて電圧検出回路42の時定数を変化させることができる。
次に、図2を参照しつつ、リセット信号Rの出力タイミングについて説明する。まず、主コンデンサ20の充電時には、出力制御回路60によりリセット信号Rの出力が停止状態に保持される。これにより、スイッチング素子56はOFF状態となるので、可変抵抗器50の抵抗値は、抵抗52の抵抗値と等しくなる。ここで、スイッチング素子56のOFF時における電圧検出回路42の回路定数(即ち、コンデンサ48の容量と抵抗52の抵抗値)は、主コンデンサ20の充電時における高速充電回路12の回路定数(即ち、主コンデンサ20の容量と放電抵抗22の抵抗値)と適合するように予め設定されている。
従って、電圧検出回路42によれば、主コンデンサ20の充電状態が反映される2次側電圧Vに追従して、フィードバック電圧VFBを正確に上昇させることができる。これにより、出力制御回路60は、フィードバック電圧VFBに基いて充電完了のタイミングを検知し、放電動作へと速やかに移行することができる。
一方、主コンデンサ20の放電時には、出力制御回路60からスイッチング素子56にリセット信号Rが出力され、スイッチング素子56がON状態に切換えられる。これにより、可変抵抗器50の抵抗値は、抵抗52,54を並列接続した場合の合成抵抗値と等しくなる。この合成抵抗値は、主コンデンサ20の放電時における高速充電回路12の回路定数と適合するように予め設定されている。より具体的に述べれば、抵抗52,54の合成抵抗値は、主コンデンサ20の放電時に2次側電圧Vとフィードバック電圧VFBとがほぼ等しい速度で低下するように、予め適合されている。
従って、主コンデンサ20の放電時には、図2中に実線で示すように、急激に低下する2次側電圧Vに追従して、フィードバック電圧VFBを速やかに低下させることができる。これにより、出力制御回路60は、フィードバック電圧VFBに基いて放電完了のタイミングを正確に検知し、次サイクルの充電動作を速やかに開始することができる。
このように、本実施の形態によれば、充電時と放電時の両方において、電圧検出回路42の回路定数を高速充電回路12に適合させることができる。即ち、電圧検出回路42の時定数が高速充電回路12の時定数と一致するように、可変抵抗器50の抵抗値を変化させることができる。従って、出力制御回路60は、電圧検出回路42がトランス16の2次側から絶縁された状態でも、フィードバック電圧VFBに基いて充電及び放電の完了タイミングをそれぞれ正確に検知することができ、パルス出力の繰返し周波数を高めることができる。
また、本実施の形態では、少なくとも2個の抵抗52,54とスイッチング素子56とを用いることにより、所望のタイミングで抵抗値を切換えることが可能な可変抵抗器50を容易に実現することができる。なお、本発明において、可変抵抗器50を構成する抵抗の個数は2個に限定されるものではない。また、抵抗の接続方法についても、並列接続に限定されるものではない。
[実施の形態1を実現するための具体的な処理]
図3は、本発明の実施の形態1において、出力制御回路60により実行される制御を示すフロチャートである。図3に示すルーチンでは、まず、電圧検出回路42によりフィードバック電圧VFBを検出しつつ、その検出結果に基いてゲート信号G1の出力をPWM制御することにより、主コンデンサ20への充電を行う(ステップ100,102)。このとき、リセット信号Rは停止状態に保持されており、電圧検出回路42の特性は、充電動作に適合した状態となっている。そして、フィードバック電圧VFBが充電時の基準値に到達したか否かを判定し(ステップ104)、この判定が不成立のときには、判定成立までステップ100,102の処理を繰返す。
また、ステップ104の判定成立時には、主コンデンサ20が十分に充電されたものと判断し、ゲート信号G1を停止する(ステップ106)。そして、ゲート信号G2をワンショット出力すると共に、リセット信号Rを出力する(ステップ108,110)。これにより、主コンデンサ20からの放電が開始され、電圧検出回路42の特性は、この放電動作に適合した状態に切換えられる。そして、電圧検出回路42によりフィードバック電圧VFBを検出しつつ、その電圧値が放電時の基準値に到達したか否かを判定する(ステップ112,114)。この判定が不成立のときには、判定成立までステップ112,114の処理を繰返す。また、ステップ114の判定成立時には、リセット信号Rを停止し(ステップ116)、ステップ100に戻って次サイクルの充電動作を開始する。
なお、前記実施の形態1では、図3のフローチャートが充放電制御手段の具体例を示している。また、図3中のステップ110,116は、主コンデンサ20の充電,放電(または、フィードバック電圧VFB)に応じて電圧検出回路42の特性を切換える切換制御手段の具体例を示している。
また、実施の形態では、回路定数可変手段として、抵抗値が変化する可変抵抗器50を用いるものとした。しかし、本発明はこれに限らず、回路定数可変手段としては、例えば電圧検出回路42に搭載したコンデンサの容量やコイルのリアクタンス等を、主コンデンサ20の充放電状態に応じて変化させる構成としてもよい。
また、実施の形態では、パルス電源装置10をオゾン発生器1に適用する場合を例示した。しかし、本発明は、パルス電源装置10の用途をオゾン発生器や排気ガスの浄化に限定するものではない。即ち、本発明のパルス電源装置10は、オゾンを発生させる以外の任意の用途に対しても広く適用することができる。
1 オゾン発生器
2 バッテリ(電源)
10 パルス電源装置
12 高速充電回路
16 トランス
16A,16B 1次,2次巻線
16C コア
20 主コンデンサ
22 放電抵抗
24 サイリスタ
26 磁気パルス圧縮回路
36,38 磁気スイッチ
40 コアリセット電源回路
42 電圧検出回路
44 補助巻線
46 ダイオード
48 コンデンサ
50 可変抵抗器(回路定数可変手段)
52,54 抵抗
56 スイッチング素子
60 出力制御回路(充放電制御手段)
G1,G2,G3 ゲート信号
2次側電圧
FB フィードバック電圧(検出電圧)
R リセット信号

Claims (4)

  1. 電源にトランスを介して接続された主コンデンサと前記主コンデンサに対して並列に接続された放電抵抗とを有し、電圧パルスを出力するために前記主コンデンサの充電及び放電を行う充放電回路と、
    前記トランスのコアに巻装された補助巻線を有し、前記トランスの2次側電圧に対応する電圧を前記補助巻線を介して検出する電圧検出回路と、
    前記電圧検出回路により検出した電圧に基いて前記主コンデンサの動作を充電と放電の何れかに切換える充放電制御手段と、
    前記主コンデンサの充電時と放電時とで前記電圧検出回路の回路定数を変化させる回路定数可変手段と、
    を備えることを特徴とするパルス電源装置。
  2. 前記回路定数可変手段は、前記主コンデンサの充電時と放電時の両方において、前記電圧検出回路の時定数が前記充放電回路の時定数と一致するように、前記回路定数を変化させる構成としてなる請求項1に記載のパルス電源装置。
  3. 前記電圧検出回路は、
    前記補助巻線の両端側を結ぶ位置に接続されたコンデンサと、
    前記補助巻線に対して前記コンデンサと並列に接続され、前記充放電制御手段により抵抗値が可変に設定される可変抵抗器と、を備え、
    前記回路定数可変手段は前記可変抵抗器により構成してなる請求項1または2に記載のパルス電源装置。
  4. 前記可変抵抗器は、
    前記補助巻線に対して前記コンデンサと並列に接続された少なくとも2個の抵抗と、
    前記2個のうち何れか一方の抵抗と前記補助巻線との間の接続を開,閉するスイッチング素子と、
    を備えてなる請求項3に記載のパルス電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109889079A (zh) * 2019-03-21 2019-06-14 大连友昕科技发展有限公司 一种由可控硅控制的纳秒级脉冲电源

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