JP2010213219A - 撮像装置、画像管理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 連写が実施され多数保存される大量の画像からユーザの意図したものを的確に保存し、不必要な画像を煩雑な操作なく消去する。
【解決手段】連写された画像のうち、撮影モードに対応する条件に合う領域の検出された画像は第1の記録媒体に記録し、当該領域の検出されなかった画像は第2の記録媒体に記録する。第2の記録媒体に記録された画像は、電源オフ時に自動的に消去するか、表示の指示がされなかった場合、あるいは所定回数以上表示されなかった場合に消去する。所定回数以上表示された第2の記録媒体の画像は、低解像度画像に変換して保存を継続してもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】連写された画像のうち、撮影モードに対応する条件に合う領域の検出された画像は第1の記録媒体に記録し、当該領域の検出されなかった画像は第2の記録媒体に記録する。第2の記録媒体に記録された画像は、電源オフ時に自動的に消去するか、表示の指示がされなかった場合、あるいは所定回数以上表示されなかった場合に消去する。所定回数以上表示された第2の記録媒体の画像は、低解像度画像に変換して保存を継続してもよい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、撮像装置の得た画像の管理に関する。
特許文献1では、撮影処理プロセッサで処理された画像をメモリカードに記録する場合、代表画像や単写画像を記録するための第1のメモリと、連写画像のうち代表画像を除く他の画像を記録するための第2のメモリカードを用意し、撮影時に自動的に分類記録されるようにする。
特許文献2では、記録媒体に記録されている複数の画像の中から操作キー及び確定ボタンの操作によって仮消去指定すべき画像が選択されると、仮消去指定・解除部の制御により、その選択画像が仮消去指定されたものであることを示す仮消去フラグ情報が記録媒体内に書き込まれる。この時、保存優先順位を手動又は自動で指定することができ、仮消去フラグ情報には、保存優先順位の情報も含まれる。撮影時に、その撮影画像の記録のための容量が不足する場合には、仮消去指定画像の内で保存優先順位の低い画像が実際に消去され、新しい撮影画像を記録媒体に記録するための空き容量が確保される。
特許文献3では、被写体を撮像し、得られた画像を分析評価し、評価された画像を所定の判断基準により評価する。そして、所定の判断基準に基づく評価により撮影ミスと判断された画像を蓄積手段から一括消去する。
特許文献4では、液晶ディスプレイにより表示された、1回のレリーズによって異なる撮影条件で撮影された複数の画像をユーザーが見ることで、最適な一枚を選択スイッチと決定スイッチとを用いて選択すれば、選択されなかった画像にかかる画像データは消去され、それによりユーザーが最も好みの画像を残すことができるにも関わらず、電子カメラの残り記憶容量の低下を抑制できる。
特開2001−313895号公報
特開2002−57978号公報
特開2003−204504号公報
特開2002−281367号公報
撮像素子やASICの処理速度向上と、DRAMなどのバッファメモリの大容量化により、多数かつ高速の連写撮影が可能になっている。しかし、連写撮影した膨大な画像のうち不必要な画像も多くなっており、ユーザに対する画像の整理の負担は大きい。この点、特許文献1〜4では、ユーザ自身の操作によって個々の画像の要不要を入力する必要があり、ユーザの負担は軽減されない。
本発明は、連写が実施され多数保存される大量の画像からユーザの意図したものを的確に保存し、不必要な画像を煩雑な操作なく消去することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、連写撮影の可能な撮像部と、撮影モードの選択を受け付ける撮影モード選択部と、撮像部の連写撮影にて得られた画像である連写画像から、撮影モード選択部が選択を受け付けた撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出する領域検出部と、連写画像のうち、領域検出部が領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、連写画像のうち、領域検出部が領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録する記録制御部と、電源供給停止時に第2の記録媒体に記録された画像を消去する消去制御部と、を備える。
特定の領域の検出されなかった画像を消すことで、連写で得られた画像の中からユーザが望む画像のみを的確に保存できる。
本発明に係る撮像装置は、連写撮影の可能な撮像部と、撮影モードの選択を受け付ける撮影モード選択部と、撮像部の連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を連写画像に付与する連写画像単位情報付与部と、連写画像から、撮影モード選択部が選択を受け付けた撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出する領域検出部と、連写画像のうち、領域検出部が領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、連写画像のうち、領域検出部が領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録する記録制御部と、第1の記録媒体に記録された画像を、同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御する表示制御部と、所定の表示装置に表示された第1の記録媒体の画像と同一の連写画像単位情報の付与された第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付ける表示選択部と、第2の記録媒体の画像を消去する消去制御部と、を備え、表示制御部は、表示選択部が第2の記録媒体の画像を表示する選択を受け付けたことに応じて第2の記録媒体の画像を所定の表示装置に表示するよう制御し、消去制御部は、第2の記録媒体の画像のうち所定の表示装置に表示されなかった画像を消去する。
不要と思われる画像のうち、確認がなかった画像を消すことでユーザが実際に不要と考える画像を自動的に消すことができる。また、特別な指示がない限り第1の記録媒体の画像のみが表示されるから、不要な画像の全てを表示させずに済む。
本発明に係る撮像装置は、連写撮影の可能な撮像部と、撮影モードの選択を受け付ける撮影モード選択部と、撮像部の連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を連写画像に付与する連写画像単位情報付与部と、連写画像から、撮影モード選択部が選択を受け付けた撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出する領域検出部と、連写画像のうち、領域検出部が領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、連写画像のうち、領域検出部が領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録する記録制御部と、第1の記録媒体に記録された画像を、同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御する表示制御部と、所定の表示装置に表示された第1の記録媒体の画像と同一の連写画像単位情報の付与された第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付ける表示選択部と、を備え、表示制御部は、表示選択部が第2の記録媒体の画像を表示する選択を受け付けたことに応じて第2の記録媒体の画像を所定の表示装置に表示するよう制御し、記録制御部は、第2の記録媒体の画像のうち所定の表示装置に表示された画像の間引き画像を作成して第1の記録媒体に記録する。
撮影者の意図に沿った第1の記録媒体の画像を先に確認させ、それでも撮影者の意図に沿わないと推測される第2の記録媒体の画像が確認されれば、その画像を低解像度で保存し、消去されてしまう画像の中から必要な画像を小さな記憶容量で残せる。
本発明に係る撮像装置は、連写撮影の可能な撮像部と、撮影モードの選択を受け付ける撮影モード選択部と、撮像部の連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を連写画像に付与する連写画像単位情報付与部と、連写画像から、撮影モード選択部が選択を受け付けた撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出する領域検出部と、連写画像のうち、領域検出部が領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、連写画像のうち、領域検出部が領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録する記録制御部と、第1の記録媒体に記録された画像を同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御する表示制御部と、所定の表示装置に表示された第1の記録媒体の画像と同一の連写画像単位情報の付与された第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付ける表示選択部と、表示選択部が表示の選択を受け付けた回数を画像ごとに計算する選択回数計算部と、選択回数計算部が計算した回数が所定の閾値を超えた画像である再記録候補画像を、同一の連写画像単位情報の付与された第1の記録媒体の画像と関連づけて記録するか否かの選択を受け付ける再記録選択部と、を備え、記録制御部は、再記録選択部が再記録候補画像を記録する旨の選択を受け付けたことに応じ、再記録候補画像を、再記録候補画像と同一の連写画像単位情報の付与された第1の記録媒体の画像と関連づけて記録する。
第2の記録媒体内の画像を確認した回数が一定程度以上であれば、ユーザにとって必要な画像である可能性が高いが、そのような画像に限って保存するか否かを確認するから、ユーザは不要と推測される画像から必要な画像を残す作業を特別意識せず簡単に行うことができる。
本発明に係る撮像装置は、連写撮影の可能な撮像部と、撮影モードの選択を受け付ける撮影モード選択部と、撮像部の連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を連写画像に付与する連写画像単位情報付与部と、連写画像から、撮影モード選択部が選択を受け付けた撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出する領域検出部と、連写画像のうち、領域検出部が領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、連写画像のうち、領域検出部が領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録する記録制御部と、第1の記録媒体に記録された画像を同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御する表示制御部と、所定の表示装置に表示された画像と同一の連写画像単位情報の付与された第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付ける表示選択部と、表示選択部が表示の選択を受け付けた回数を画像ごとに計算する選択回数計算部と、選択回数計算部が計算した回数が所定の閾値に達しない画像を第2の記録媒体から消去する消去制御部と、を備える。
第2の記録媒体の画像のうち、自動消去するべき本当に不要な画像と、消去するには惜しい画像とを、再生回数によって分類し、ユーザにとって規定回数以上再生確認した必要な画像を残し、そうでない画像は低解像度画像も残さず完全に消去するから、ユーザが何度も確認しなかった真に不要な画像だけを消すことができる。
撮影モード選択部が人物撮影モードの選択を受け付けた場合、領域検出部は人物顔領域を検出する。
本発明に係る画像管理方法は、中央処理装置が、連写撮影にて得られた画像である連写画像から、連写撮影時に設定された撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出するステップと、連写画像のうち、領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、連写画像のうち、領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録するステップと、撮像装置の電源供給停止時に第2の記録媒体に記録された画像を消去するステップと、を実行する。
本発明に係る画像管理方法は、中央処理装置が、連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を連写画像に付与するステップと、連写画像から、連写撮影時に設定された撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出するステップと、連写画像のうち、領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、連写画像のうち、領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録するステップと、第1の記録媒体に記録された画像を、同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御するステップと、所定の表示装置に表示された第1の記録媒体の画像と同一の連写画像単位情報の付与された第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付けるステップと、第2の記録媒体の画像を表示する選択を受け付けたことに応じて第2の記録媒体の画像を所定の表示装置に表示するよう制御するステップと、第2の記録媒体の画像のうち所定の表示装置に表示されなかった画像を消去するステップと、を実行する。
本発明に係る画像管理方法は、中央処理装置が、連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を連写画像に付与するステップと、連写画像から、連写撮影時に設定された撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出するステップと、連写画像のうち、領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、連写画像のうち、領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録するステップと、第1の記録媒体に記録された画像を、同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御するステップと、所定の表示装置に表示された第1の記録媒体の画像と同一の連写画像単位情報の付与された第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付けるステップと、第2の記録媒体の画像を表示する選択を受け付けたことに応じて第2の記録媒体の画像を所定の表示装置に表示するよう制御するステップと、第2の記録媒体の画像のうち所定の表示装置に表示された画像の間引き画像を作成して第1の記録媒体に記録するステップとを実行する。
本発明に係る画像管理方法は、中央処理装置が、連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を連写画像に付与するステップと、連写画像から、連写撮影時に設定された撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出するステップと、連写画像のうち、領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、連写画像のうち、領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録するステップと、第1の記録媒体に記録された画像を同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御するステップと、所定の表示装置に表示された第1の記録媒体の画像と同一の連写画像単位情報の付与された第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付けるステップと、表示の選択を受け付けた回数を画像ごとに計算するステップと、計算した回数が所定の閾値を超えた画像である再記録候補画像を、同一の連写画像単位情報の付与された第1の記録媒体の画像と関連づけて記録するか否かの選択を受け付けるステップと、再記録候補画像を記録する旨の選択を受け付けたことに応じ、再記録候補画像を、再記録候補画像と同一の連写画像単位情報の付与された第1の記録媒体の画像と関連づけて記録するステップと、を実行する。
本発明に係る画像管理方法は、中央処理装置が、連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を連写画像に付与するステップと、連写画像から、連写撮影時に設定された撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出するステップと、連写画像のうち、領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、連写画像のうち、領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録するステップと、第1の記録媒体に記録された画像を同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御するステップと、所定の表示装置に表示された画像と同一の連写画像単位情報の付与された第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付けるステップと、表示の選択を受け付けた回数を画像ごとに計算するステップと、計算した回数が所定の閾値に達しない画像を第2の記録媒体から消去するステップと、を実行する。
これらの画像管理方法を中央処理装置に実行させるプログラムも本発明に含まれる。
この発明によると、連写で得られた画像の中からユーザが望む画像のみを的確に保存できる。
<第1実施形態>
図1はデジタルカメラ1のブロック図を示す。撮像部は、フォーカスレンズ、ズームレンズを含むレンズ系11、絞り、CCD12、撮像プロセス部13、レンズ系11のフォーカスレンズ、ズームレンズを駆動する手段であるAE・AF機構16を含んでいる。レンズ系11は1枚又は複数枚のレンズで構成され、例えば単一の焦点距離(固定焦点)のレンズで構成される。
図1はデジタルカメラ1のブロック図を示す。撮像部は、フォーカスレンズ、ズームレンズを含むレンズ系11、絞り、CCD12、撮像プロセス部13、レンズ系11のフォーカスレンズ、ズームレンズを駆動する手段であるAE・AF機構16を含んでいる。レンズ系11は1枚又は複数枚のレンズで構成され、例えば単一の焦点距離(固定焦点)のレンズで構成される。
レンズ系11を介してCCD12の受光面に結像された被写体像は、各センサで入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。このようにして蓄積された信号電荷は、タイミング生成器15から加えられるCCD駆動パルスによって読み出され、信号電荷に応じた電圧信号(アナログ画像信号)として順次CCD12から撮像プロセス部13に出力される。
CCD12には、シャッターゲートを介してシャッタードレインが設けられており、シャッターゲートをシャッターゲートパルスによって駆動することにより、蓄積した信号電荷をシャッタードレインに掃き出すことができる。すなわち、CCD12は、シャッターゲートパルスによって各センサに蓄積される電荷の蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
CCD12から読み出された信号は、撮像プロセス部13において相関二重サンプリング(CDS)処理されるとともに、R,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整が行われる。
これら所定のアナログ信号処理を経た画像信号は、A/D変換器14に加えられ、このA/D変換器14によりR,G,Bのデジタル信号に変換された後、RAM19に一時的に格納される。
タイミング生成器(TG)15は、メインプロセッサ(CPU、中央処理装置)20からのコマンドに応じてCCD12、撮像プロセス部13及びA/D変換器14に対して適宜のタイミング信号を与えており、各回路はTG15から加えられるタイミング信号により同期して駆動されるようになっている。
制御部20dは、デジタルカメラ1の各回路を統括制御するメインプロセッサ20の処理単位(モジュール)の一部であり、データバス10を介してタイミング生成器15、AE・AF機構16、撮像プロセス部13、メモリコントローラ18、記録/再生インターフェース27、顔検出部17bと接続されている。
また、制御部20dには、レリーズボタン22、操作キー23、コントロールパネル25が接続されている。
表示用液晶パネル30には、デジタルカメラ1の各種設定や、使用モード、状態等が表示される。
ROM31には、後述する制御ルーチンのプログラムや、プログラムに必要なパラメータその他のデータが記憶されている。
メインプロセッサ20は操作キー23(あるいはタッチパネルのような操作手段)からの入力信号に基づいて対応する回路ブロックを制御するとともに、レンズ系11のズーミング動作や自動焦点調節(AF)動作の制御、並びに自動露出調節(AE)の制御等を行う。
操作キー23には、電源スイッチ、カメラのモード選択手段、ズーム操作手段、その他の各種の入力手段が含まれる。これら入力手段は、スイッチボタン、ダイヤル、スライド式ツマミなど種々の形態があり、タッチパネルや表示用液晶パネル30表示部の画面上において設定メニューや選択項目を表示してカーソルで所望の項目を選択する態様もある。この操作キー23はデジタルカメラ1に配設されているが、リモコン送信機としてデジタルカメラ1本体と分離した構成にすることも可能である。
メインプロセッサ20の制御部20dは、CCD12やCMOSその他の撮像素子から出力される画像信号に基づいて、焦点評価演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算に基づいて、AE・AF機構16の駆動手段(例えば、AFモータやアイリスモータ等)を制御してフォーカスレンズを合焦位置に移動させるとともに、絞りを適正絞り値に設定する。
例えば、AF制御には、G信号の高周波成分が最大になるようにフォーカスレンズを移動させるコントラストAF方式が採用される。AE制御には、1フレームのR、G、B信号を積算した積算値に基づいて被写体輝度(撮影EV)を求め、この撮影EVに基づいて絞り値とシャッタースピードを決定し、AE・AF機構16を介して絞りを駆動するとともに、決定したシャッタースピードとなるように電子シャッターによってCCD12の電荷の蓄積時間を制御する。したがって、デジタルカメラ1のレンズ系11を被写体に向けるだけで、最適な露出調整が行われるとともに、ピント合わせが自動的に行われる。
撮影記録時においては、レリーズボタン22の「半押し」時に上述した測光動作を複数回繰り返して正確な撮影EVを求め、この撮影EVに基づいて撮影時の絞り値とシャッタースピードを最終的に決定する。そして、レリーズボタン22の「全押し」時に最終的に決定した絞り値になるように絞りを駆動し、また、決定したシャッタースピードとなるように電子シャッターによって電荷の蓄積時間を制御する。なお、AE、AFはCCD12から取得される画像信号に基づいて制御する方法の他、周知の測光センサやAF投光/受光センサからなる測距センサ等を用いてもよい。
A/D変換器14から出力されたデータはRAM19に格納されるとともに、積算回路160に加えられる。画像処理部20aは、撮影画面を複数のブロック(例えば、8×8の64個のブロック)に分割し、複数のブロック毎に受入したG信号の積算演算を行う。なお、R、G、Bのデータから輝度信号(Y信号)を生成して、輝度信号の積算演算を行ってもよい。また、画像処理部20aはAE演算回路で兼用することもできる。画像処理部20aで得られた積算値の情報(演算結果)はメインプロセッサ20に入力される。
メインプロセッサ20の制御部20dは画像処理部20aからの情報に基づき、所定のアルゴリズムに従って撮影画面の評価値Eを算出し、求めた評価値Eを用いて撮像プロセス部13におけるゲイン値(増幅率)を決定する。メインプロセッサ20は決定したゲイン値に従って撮像プロセス部13におけるゲイン量を制御する。
RAM19に記憶されたR、G、Bの画像データは画像処理部20aに送られ、ここで増幅処理される。増幅処理された画像データは、画像処理部20aにおいて、ガンマ補正処理が施された後、RGBデータから輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb信号)に変換される。なお、メインプロセッサ20は、必要に応じてホワイトバランス処理なども行うことができる。
画像処理部20aにおいて生成された輝度・色差信号(YC信号と略記する)は、RAM19に書き戻される。RAM19に記憶されたYC信号は表示制御部20cに供給され、所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換されて表示用液晶パネル30に出力される。表示用液晶パネル30には液晶ディスプレイその他のカラー表示可能な表示装置が用いられる。なお、表示用液晶パネル30はYC信号入力対応のタイプのものを適用してもよいし、RGB信号入力タイプのものを適用してもよく、表示装置に対応したドライバが適用される。
CCD12から出力される画像信号によって画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が表示用液晶パネル30に供給されることにより、CCD12が捉える画像がリアルタイムに動画像(スルー画像)として、又はリアルタイムではないが、ほぼ連続した画像として表示用液晶パネル30に表示される。
表示用液晶パネル30は電子ビューファインダーとして利用でき、撮影者は表示用液晶パネル30の表示画像又はファインダーによって撮影画角を確認することができる。レリーズボタン22の押下操作など所定の記録指示(撮影開始指示)操作に呼応して、記録用の画像データの取り込みが開始される。
撮影者がレリーズボタン22から撮影記録の指示を入力すると、メインプロセッサ20は必要に応じて圧縮伸張処理部20bにコマンドを送り、これにより圧縮伸張処理部20bはRAM19上のYCデータをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。圧縮された画像データは、記録/再生インターフェース27と接続された記録媒体スロット28に差し込まれた第1の記録媒体29に記録される。
第1の記録媒体29および第2の記録媒体32は、それぞれ物理的または論理的に別個の媒体であるが、その構成は任意であり、共に情報の書き換えが可能な不揮発性記録媒体である点で相違はない。例えばスマートメディア、PCカード、マイクロドライブ、マルチメディアカード(MMC)、磁気ディスク(フレキシブルディスク、HDD)、光ディスク(CD−RW、DVD−RW)、光磁気ディスク(MO)、磁気テープ(DAT)、メモリスティックなど種々の形態が可能であり、使用される媒体に応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。ただし、重要な画像はパソコンやプリンタに取り込む可能性が高いため、第1の記録媒体29は可搬性記録媒体であることが好ましい。また、以下の処理では、ユーザの意図に沿わない画像を格納する第2の記録媒体32はフラッシュメモリのような内蔵記録媒体であるとするが、可搬性記録媒体であってもよい。さらに、パーティション、フォルダ、ディレクトリなど同一の不揮発性記録媒体に論理的な区分を設け、その各々を第1の記録媒体29および第2の記録媒体32としてもよい。
また、再生モード時には第1の記録媒体29から読み出された画像データが圧縮伸張処理部20bによって伸張処理され、表示制御部20cを介して表示用液晶パネル30に出力される。
メインプロセッサ20は、データバス10を介して通信部59と接続されている。通信部59は、通信網を通してユーザーのパーソナルコンピュータ(PC)やプリンタなどと通信するためのインターフェースであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)や、IEEE1394等のインターフェースを用いることができる。
図2は、メインプロセッサ20の実行する画像処理のフローチャートである。この処理をメインプロセッサ20に実行させるためのプログラムはROM31に記憶されている。
S1では、制御部20dは操作キー23から顔検出モードが設定されたか否かを判断する。顔検出モードが設定されたらS2に進む。
S2では、制御部20dは操作キー23から連写撮影モードおよび通常撮影モードのいずれが設定されたか否かを判断する。連写撮影モードが設定された場合はS3に進み、通常撮影モードが設定されない場合はS13に進む。
S3では、制御部20dはレリーズボタン22が半押し(S1オン)されたか否かを判断する。レリーズボタン22が半押しされたらS34に進む。
S4では、制御部20dは自動焦点調節(AF)動作の制御、並びに自動露出調節(AE)の制御を行う。
S5では、制御部20dはレリーズボタン22が全押し(S2オン)されたか否かを判断する。レリーズボタン22が全押しされたらS6に進む。
S6では、制御部20dは連写(連続した複数回の撮影を行なって複数枚の画像を生成する動作のこと)を行うようCCD12、撮像プロセス部13、A/D変換器14その他の撮像系を制御し、連写で得られた画像をメモリ19に保存する。
S7では、制御部20dは、ROM31から、S1で設定された撮影モードすなわち顔検出モードに対応する条件を識別する。ROM31に格納されている条件は「画像中に少なくとも1つの顔領域が存在すること」であるとする。制御部20dが当該条件を識別したことに応じ、顔検出部17bは、連写画像の各々について顔検出を行い、顔検出の有無を示す顔検出フラグをメモリ19の個々の画像に付与する。例えば、顔が検出されれば「1」、顔が検出されなければ「0」の値を個々の画像に付与する。制御部20dは、顔検出フラグの内容に応じて、画像を分類する。すなわち、制御部20dは、個々の画像に付与された顔検出フラグを参照し、顔検出フラグが顔検出有りを示すものであればS8、顔検出フラグが顔検出無しを示すものであればS9に進む。
ここで説明した撮影モードとそれに対応する条件は一例にすぎず、その他の例としては、風景モードに対応する条件は空や地面の存在、スポーツモードに対応する条件は動きベクトルの存在などが挙げられる。
S8では、制御部20dは、顔検出有りを示す顔検出フラグが付与された画像を、第1の記録媒体29に保存する。
S9では、制御部20dは、顔検出無しを示す顔検出フラグが付与された画像を、第2の記録媒体32に保存する。なお、顔検出の有無に関わらず、ピンボケ、白飛び、黒つぶれ、手振れその他の失敗画像を第2の記録媒体32に記録してもよい。
S10では、制御部20dは、操作キー23の電源スイッチが押され電源オフが指示されたか否かを判断する。Yesの場合はS11、Noの場合はS12に進む。
S11では、自動消去実行部20fは、第2の記録媒体32に保存された画像を消去する。
S12では、連写撮影を継続する。
S13では、通常撮影すなわちレリーズボタン22の押下に応じた単一の画像の取得を行う。
図3は制御部20dにより分類される画像の一例を示す。このうち、図3(a)は連写(S6)で得られた画像、図3(b)は第1の記録媒体29に保存される顔の検出された画像、図3(c)は第2の記録媒体32に保存される顔の検出されない画像を示す。図3(b)の画像は第1の記録媒体29に保存されるため、電源スイッチがオフになっても消えないが、図3(c)の画像は第2の記録媒体32に保存されるため、電源スイッチがオフになると消える。
つまり、ユーザが顔検出モードを選択することで、顔の検出された画像が意図した被写体を撮影した画像とみなせるから、逆に顔の検出されなかった画像を消すことで、連写で得られた画像の中からユーザが望む画像のみを的確に保存できる。
<第2実施形態>
図4は第2実施形態に係るデジタルカメラ1のブロック図である。第1実施形態と同様の構成および機能を有するブロックには同一の符号を付しており、説明は省略する。本実施形態では、メインプロセッサ20のモジュールとして表示選択部20gが追加されている。
図4は第2実施形態に係るデジタルカメラ1のブロック図である。第1実施形態と同様の構成および機能を有するブロックには同一の符号を付しており、説明は省略する。本実施形態では、メインプロセッサ20のモジュールとして表示選択部20gが追加されている。
図5は、メインプロセッサ20の実行する画像処理のフローチャートである。この処理をメインプロセッサ20に実行させるためのプログラムはROM31に記憶されている。この処理は、第1実施形態のS7〜S9と同様にして顔検出フラグの付与された画像が分類された後に行われるものとする。
S21は第1実施形態のS12と同様である。
S22では、表示選択部20gは、操作キー23から画像の再生またはポストビュー(撮影直後の画像表示)が指示されたか否かを判断する。Yesの場合はS23、Noの場合はS21に進む。
S23では、表示制御部20cは、第1の記録媒体29に保存された画像を読み出し、その映像信号を表示用液晶パネル30に出力する。この際、表示制御部20cは、同一の連写単位に属する画像を1つの表示単位として分類した上、1つの表示単位に属する画像を順次または同時に表示する。どの連写単位を表示するかを操作キー23で指定できてもよい。
S24では、表示制御部20cは、表示中の連写単位と同一の連写単位に属する画像が第2の記録媒体32に記録されていれば、そのような第2の記録媒体32の画像を表示するか否かの確認を促す情報、例えば「撮影モードに沿わない可能性のある連写画像の続きがありますが、表示しますか?」というメッセージを表示用液晶パネル30に表示する。あるいは、連写画像の続きを示すアイコンを表示用液晶パネル30に表示する。あるいはスピーカや音声再生手段にて同様のメッセージを再生してもよい。表示選択部20gは、操作キー23の操作あるいは図示しないタッチパネルによるアイコンの選択により、当該第2の記録媒体32の画像の再生またはポストビュー(撮影直後の画像表示)の開始が指示されたか否かを判断する。Yesの場合はS25、Noの場合はS26に進む。
S25では、表示制御部20cは、第2の記録媒体32に保存された画像の中で表示中の連写単位と同一の連写単位に属するものを読み出し、その画像の映像信号を表示用液晶パネル30に出力する。
S26では、S10と同様の判断を行う。Yesの場合はS27、Noの場合はS32に進む。
S27では、S24にてYesと判断されたか、すなわち、ユーザの指示に応じて第2の記録媒体32に保存された画像の表示がされたかを判断する。Yesの場合はS28、Noの場合はS30に進む。
S28では、第2の記録媒体32の画像のうち表示されたものを所定の率で間引き、間引き後の低解像度画像(例えばVGA程度)を第2の記録媒体32に保存する。
S29およびS31では、各ブロックへの電源供給を停止する。S32では撮影された画像の再生を継続する。なお、本実施形態でS28の画像間引き処理は必須でない。これらの処理の詳細については後述する。
S30では、自動消去実行部20fは、第2の記録媒体32に保存された画像のうち表示用液晶パネル30に表示されていないものを消去する。
図6は本処理で表示される画像の一例を示す。図6では、画像I1−1〜I1−3、画像I2−1〜I2−5、画像I3−1〜I3−2が各々別個のシーンで連写された一連の画像群(連写単位)であり、通常モードで撮影された画像I1−1〜I1−3および画像I3−1〜I3−2と、顔検出モード設定時に撮影されかつ顔検出された画像I2−1〜I2−3は第1の記録媒体29に保存され、顔検出モード設定時に撮影されたが顔検出されなかった画像I2−4、I2−5は第2の記録媒体32に保存されているとする。各画像には、その画像の属する連写単位を示す情報がメタ情報やタグ情報やヘッダ情報といった付帯情報が対応づけられて記録されているものとする。
図6(a)に例示するように、S22で“Yes”と判定されS23に進むと、各シーンで連写された一連の画像のうち第1の記録媒体29に保存されたものが、撮影順あるいはその他の所定の順序に従って表示される。つまり、画像I1−1〜I1−3の次には画像I2−1〜I2−3が、その次には画像I3−1〜I3−2が表示される。
第2の記録媒体29に保存された画像I2−4やI2−5は、特別な指示がない限り表示がスキップされる。しかし、仮に、画像I2−3が表示されているときに、これらの画像の表示が指示され、S24で“Yes”と判定されてS25に進むと、画像I2−3の次には、画像I3−1ではなくI2−4が表示される。またI2−4の次にはI2−5が表示され、その後画像I3−1以下が表示される。
I2−4やI2−5が表示された場合は、S27で“Yes”と判定され、S28に進んで、顔検出されなかった画像I2−4・I2−5は低解像度画像に変換されて第2の記録媒体32に保存される。すなわち、顔検出されなかった画像であっても、連写画像の続きとして表示が確認された画像はそのまま、あるいは低解像度画像として第2の記録媒体32に残る。
逆に、I2−4やI2−5が表示されなかった場合は、S27で“No”と判定され、S30に進んで、顔検出されなかった画像I2−4・I2−5は第2の記録媒体32から消去される。
すなわち、不要と思われる画像のうち、確認がなかった画像を消すことでユーザが実際に不要と考える画像を自動的に消すことができる。また、特別な指示がない限り第1の記録媒体29の画像のみが表示されるから、不要な画像の全てを表示させずに済む。
<第3実施形態>
図7は、メインプロセッサ20の実行する画像処理のフローチャートである。この処理をメインプロセッサ20(第2実施形態と同様の構成を有するもの)に実行させるためのプログラムはROM31に記憶されている。この処理は、第1実施形態のS7〜S9と同様にして顔検出フラグの付与された画像が分類された後に行われるものとする。
図7は、メインプロセッサ20の実行する画像処理のフローチャートである。この処理をメインプロセッサ20(第2実施形態と同様の構成を有するもの)に実行させるためのプログラムはROM31に記憶されている。この処理は、第1実施形態のS7〜S9と同様にして顔検出フラグの付与された画像が分類された後に行われるものとする。
S41〜S51は、第2実施形態のS21〜S31と同様である。なお、S48において、画像を圧縮するのは圧縮伸張処理部20bであってもよいしその他の画像処理手段であってもよい。
このように、撮影者の意図に沿ったROM31の画像を先に確認させ、それでも撮影者の意図に沿わないと推測される第2の記録媒体32の画像が確認されれば、その画像を低解像度で保存し、消去されてしまう画像の中から必要な画像を小さな記憶容量で残せる。
<第4実施形態>
図8は第4実施形態に係るデジタルカメラ1のブロック図である。第1実施形態と同様の構成および機能を有するブロックには同一の符号を付しており、説明は省略する。本実施形態では、メインプロセッサ20のモジュールとして再生回数検出部20i、連写単位情報付加部20j、記録先変更指示表示部20kが追加されている。
図8は第4実施形態に係るデジタルカメラ1のブロック図である。第1実施形態と同様の構成および機能を有するブロックには同一の符号を付しており、説明は省略する。本実施形態では、メインプロセッサ20のモジュールとして再生回数検出部20i、連写単位情報付加部20j、記録先変更指示表示部20kが追加されている。
図9は、メインプロセッサ20の実行する画像処理のフローチャートである。この処理をメインプロセッサ20に実行させるためのプログラムはROM31に記憶されている。
S61では、第2実施形態のS24・S25または第3実施形態のS44・S45と同様にして、表示選択部20gは、操作キー23の十字キーや情報確定キーなどの操作によって、第2の記録媒体32に保存された画像(顔検出されなかった画像の他、S28やS48で作成された低解像度画像も含む)の再生またはポストビュー(撮影直後の画像表示)が指示されたか否かを判断し、Yesと判断されて表示制御部20cは、第2の記録媒体32に保存された画像を読み出し、その映像信号を表示用液晶パネル30に出力する。
S62では、再生回数検出部20iは、S61で再生確認した個々の画像の総再生回数(以下単に再生回数とする)を検出する。
S63では、再生回数検出部20iは、予めROM31に格納された閾値(例えば3回)を上記再生回数が上回ったか否かを各画像ごとに判断する。Yesの場合はS64、Noの場合はS61に進む。
S64では、記録先変更指示表示部20kは、閾値を上回った再生回数の画像の保存先を変える必要があるか否かを問い合わせる情報、例えば、「表示された画像の表示回数は規定値を超えており、保存の必要な画像であると推測されます。保存先を変更しますか?」といったメッセージを表示用液晶パネル30に表示する。あるいは音声にて同様のメッセージを再生してもよい。
S65では、連写単位情報付加部20jは、第2の記録媒体32に保存された、上記閾値を上回った再生回数の画像のうち、所望の画像が選択されたか否かを判断する。Yesの場合はS66、Noの場合はS68に進む。
S66では、連写単位情報付加部20jは、第2の記録媒体32内で選択された画像の属する連写単位と同一の連写単位に属する第1の記録媒体29の画像(群)である関連画像を、付帯情報に基づいて検出する。
S67では、連写単位情報付加部20jは、選択された画像と関連画像とを含んだ画像群に対する連写画像の再生単位情報(連写単位とその再生順を示したもの)を作成し、当該画像群の各々に付与する。操作キー23から明示的に選択されたのみ画像を第2の記録媒体32から第1の記録媒体29に移動してもよいが、閾値を超えた再生回数の画像を自動的に移動してもよい。
例えば、図6(b)の画像I2−4および画像I2−5が選択された場合、I2−1〜I2−5に連写画像の再生単位情報が付与される。この再生単位情報には、I2−1、I2−2、I2−3、I2−4、I2−5の順番の再生順序が含まれ、I2−3の次にはI2−4が再生される。
S68はS10と同様の判断を行う。YesであれS69、NoであればS71に進む。
S69〜S70は、S48〜S49と同様である。
S71は、S52と同様である。
以上の処理によると、第2の記録媒体32内の画像を確認した回数が一定程度以上であれば、ユーザにとって必要な画像である可能性が高いが、そのような画像に限って保存するか否かを確認するから、ユーザは不要と推測される画像から必要な画像を残す作業を特別意識せず簡単に行うことができる。
<第5実施形態>
図10は第5実施形態に係るデジタルカメラ1のブロック図である。第1〜4実施形態と同様の構成および機能を有するブロックには同一の符号を付しており、説明は省略する。本実施形態では、メインプロセッサ20のモジュールとして再生回数検出部20iが追加されている。
図10は第5実施形態に係るデジタルカメラ1のブロック図である。第1〜4実施形態と同様の構成および機能を有するブロックには同一の符号を付しており、説明は省略する。本実施形態では、メインプロセッサ20のモジュールとして再生回数検出部20iが追加されている。
図11は、メインプロセッサ20の実行する画像処理のフローチャートである。この処理をメインプロセッサ20に実行させるためのプログラムはROM31に記憶されている。
S81〜82はS61〜62と同様である。なお、S81で確認される画像とは、顔検出されなかった画像の他、S28やS48で作成された低解像度画像も含む。
S83はS68と同様の判断を行う。YesならばS84、NoならばS87に進む。
S84では、再生回数検出部20iは、上記再生回数が予めROM31に格納された閾値(例えば3回)以下か否かを各画像ごとに判断する。Yesの場合はS85、Noの場合はS86に進む。
S85では、再生回数が閾値以下と判断された画像を第2の記録媒体32から消去する。
S86では、再生回数が閾値を超えると判断された画像を所定の率で間引き、間引き後の低解像度画像を第2の記録媒体32に保存する。画像の間引きは圧縮伸張処理部20bが行ってもよいし、その他の手段が行ってもよい。
S87はS71と同様である。
この処理により、第2の記録媒体32の画像のうち、自動消去するべき本当に不要な画像と、消去するには惜しい画像とを、再生回数によって分類し、ユーザにとって規定回数以上再生確認した必要な画像を残し、そうでない画像は低解像度画像も残さず完全に消去するから、ユーザが何度も確認しなかった真に不要な画像だけを消すことができる。
<その他の実施形態>
上述の顔検出部17bに代えて、あるいはこれと共に、顔以外の物体、例えば建物、自動車、動物などの検出を行う物体検出回路がデジタルカメラ1に備わっていてもよく、物体検出回路によって特定の物体が検出された画像を第1の記録媒体29に記録し、特定の物体が検出されなかった画像を第2の記録媒体32に保存してもよい。また、S1での顔検出モードに代えて、あるいはこれと共に、顔以外の物体を検出してもよい。S1で顔を検出するか顔以外の物体を検出するかの設定は、一般的な撮影モードの選択に応じて自動的に決まってもよい。例えば、スポーツモード選択に応じて顔検出モードが自動的に設定されてもよい。あるいは、風景モード選択に応じて木、山、雲、空などが検出されてもよい。
上述の顔検出部17bに代えて、あるいはこれと共に、顔以外の物体、例えば建物、自動車、動物などの検出を行う物体検出回路がデジタルカメラ1に備わっていてもよく、物体検出回路によって特定の物体が検出された画像を第1の記録媒体29に記録し、特定の物体が検出されなかった画像を第2の記録媒体32に保存してもよい。また、S1での顔検出モードに代えて、あるいはこれと共に、顔以外の物体を検出してもよい。S1で顔を検出するか顔以外の物体を検出するかの設定は、一般的な撮影モードの選択に応じて自動的に決まってもよい。例えば、スポーツモード選択に応じて顔検出モードが自動的に設定されてもよい。あるいは、風景モード選択に応じて木、山、雲、空などが検出されてもよい。
20:メインプロセッサ、29:第1の記録媒体、32:第2の記録媒体
Claims (12)
- 連写撮影の可能な撮像部と、
撮影モードの選択を受け付ける撮影モード選択部と、
前記撮像部の連写撮影にて得られた画像である連写画像から、前記撮影モード選択部が選択を受け付けた撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出する領域検出部と、
前記連写画像のうち、前記領域検出部が前記領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、前記連写画像のうち、前記領域検出部が前記領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録する記録制御部と、
電源供給停止時に前記第2の記録媒体に記録された画像を消去する消去制御部と、
を備える撮像装置。 - 連写撮影の可能な撮像部と、
撮影モードの選択を受け付ける撮影モード選択部と、
前記撮像部の連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を前記連写画像に付与する連写画像単位情報付与部と、
前記連写画像から、前記撮影モード選択部が選択を受け付けた撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出する領域検出部と、
前記連写画像のうち、前記領域検出部が前記領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、前記連写画像のうち、前記領域検出部が前記領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録する記録制御部と、
前記第1の記録媒体に記録された画像を、同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御する表示制御部と、
前記所定の表示装置に表示された前記第1の記録媒体の画像と同一の連写画像単位情報の付与された前記第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付ける表示選択部と、
前記第2の記録媒体の画像を消去する消去制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記表示選択部が前記第2の記録媒体の画像を表示する選択を受け付けたことに応じて前記第2の記録媒体の画像を所定の表示装置に表示するよう制御し、
前記消去制御部は、前記第2の記録媒体の画像のうち前記所定の表示装置に表示されなかった画像を消去する撮像装置。 - 連写撮影の可能な撮像部と、
撮影モードの選択を受け付ける撮影モード選択部と、
前記撮像部の連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を前記連写画像に付与する連写画像単位情報付与部と、
前記連写画像から、前記撮影モード選択部が選択を受け付けた撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出する領域検出部と、
前記連写画像のうち、前記領域検出部が前記領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、前記連写画像のうち、前記領域検出部が前記領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録する記録制御部と、
前記第1の記録媒体に記録された画像を、同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御する表示制御部と、
前記所定の表示装置に表示された前記第1の記録媒体の画像と同一の連写画像単位情報の付与された前記第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付ける表示選択部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記表示選択部が前記第2の記録媒体の画像を表示する選択を受け付けたことに応じて前記第2の記録媒体の画像を所定の表示装置に表示するよう制御し、
前記記録制御部は、前記第2の記録媒体の画像のうち前記所定の表示装置に表示された画像の間引き画像を作成して前記第1の記録媒体に記録する撮像装置。 - 連写撮影の可能な撮像部と、
撮影モードの選択を受け付ける撮影モード選択部と、
前記撮像部の連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を前記連写画像に付与する連写画像単位情報付与部と、
前記連写画像から、前記撮影モード選択部が選択を受け付けた撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出する領域検出部と、
前記連写画像のうち、前記領域検出部が前記領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、前記連写画像のうち、前記領域検出部が前記領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録する記録制御部と、
前記第1の記録媒体に記録された画像を同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御する表示制御部と、
前記所定の表示装置に表示された前記第1の記録媒体の画像と同一の連写画像単位情報の付与された前記第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付ける表示選択部と、
前記表示選択部が表示の選択を受け付けた回数を画像ごとに計算する選択回数計算部と、
前記選択回数計算部が計算した回数が所定の閾値を超えた画像である再記録候補画像を、前記同一の連写画像単位情報の付与された前記第1の記録媒体の画像と関連づけて記録するか否かの選択を受け付ける再記録選択部と、
を備え、
前記記録制御部は、前記再記録選択部が前記再記録候補画像を記録する旨の選択を受け付けたことに応じ、前記再記録候補画像を、前記再記録候補画像と同一の連写画像単位情報の付与された前記第1の記録媒体の画像と関連づけて記録する撮像装置。 - 連写撮影の可能な撮像部と、
撮影モードの選択を受け付ける撮影モード選択部と、
前記撮像部の連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を前記連写画像に付与する連写画像単位情報付与部と、
前記連写画像から、前記撮影モード選択部が選択を受け付けた撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出する領域検出部と、
前記連写画像のうち、前記領域検出部が前記領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、前記連写画像のうち、前記領域検出部が前記領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録する記録制御部と、
前記第1の記録媒体に記録された画像を同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御する表示制御部と、
前記所定の表示装置に表示された画像と同一の連写画像単位情報の付与された前記第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付ける表示選択部と、
前記表示選択部が表示の選択を受け付けた回数を画像ごとに計算する選択回数計算部と、
前記選択回数計算部が計算した回数が所定の閾値に達しない画像を前記第2の記録媒体から消去する消去制御部と、
を備える撮像装置。 - 前記撮影モード選択部が人物撮影モードの選択を受け付けた場合、前記領域検出部は人物顔領域を検出する請求項1〜5のいずれかに記載の撮像装置。
- 中央処理装置が、
連写撮影にて得られた画像である連写画像から、連写撮影時に設定された撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出するステップと、
前記連写画像のうち、前記領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、前記連写画像のうち、前記領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録するステップと、
撮像装置の電源供給停止時に前記第2の記録媒体に記録された画像を消去するステップと、
を実行する画像管理方法。 - 中央処理装置が、
連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を前記連写画像に付与するステップと、
前記連写画像から、連写撮影時に設定された撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出するステップと、
前記連写画像のうち、前記領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、前記連写画像のうち、前記領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録するステップと、
前記第1の記録媒体に記録された画像を、同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御するステップと、
前記所定の表示装置に表示された前記第1の記録媒体の画像と同一の連写画像単位情報の付与された前記第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付けるステップと、
前記第2の記録媒体の画像を表示する選択を受け付けたことに応じて前記第2の記録媒体の画像を所定の表示装置に表示するよう制御するステップと、
前記第2の記録媒体の画像のうち前記所定の表示装置に表示されなかった画像を消去するステップと、
を実行する画像管理方法。 - 中央処理装置が、
連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を前記連写画像に付与するステップと、
前記連写画像から、連写撮影時に設定された撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出するステップと、
前記連写画像のうち、前記領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、前記連写画像のうち、前記領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録するステップと、
前記第1の記録媒体に記録された画像を、同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御するステップと、
前記所定の表示装置に表示された前記第1の記録媒体の画像と同一の連写画像単位情報の付与された前記第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付けるステップと、
前記第2の記録媒体の画像を表示する選択を受け付けたことに応じて前記第2の記録媒体の画像を所定の表示装置に表示するよう制御するステップと、
前記第2の記録媒体の画像のうち前記所定の表示装置に表示された画像の間引き画像を作成して前記第1の記録媒体に記録するステップと
を実行する画像管理方法。 - 中央処理装置が、
連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を前記連写画像に付与するステップと、
前記連写画像から、連写撮影時に設定された撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出するステップと、
前記連写画像のうち、前記領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、前記連写画像のうち、前記領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録するステップと、
前記第1の記録媒体に記録された画像を同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御するステップと、
前記所定の表示装置に表示された前記第1の記録媒体の画像と同一の連写画像単位情報の付与された前記第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付けるステップと、
表示の選択を受け付けた回数を画像ごとに計算するステップと、
計算した回数が所定の閾値を超えた画像である再記録候補画像を、前記同一の連写画像単位情報の付与された前記第1の記録媒体の画像と関連づけて記録するか否かの選択を受け付けるステップと、
前記再記録候補画像を記録する旨の選択を受け付けたことに応じ、前記再記録候補画像を、前記再記録候補画像と同一の連写画像単位情報の付与された前記第1の記録媒体の画像と関連づけて記録するステップと、
を実行する画像管理方法。 - 中央処理装置が、
連写撮影にて得られた画像である連写画像の単位を示す情報である連写画像単位情報を前記連写画像に付与するステップと、
前記連写画像から、連写撮影時に設定された撮影モードに対応する条件に適合する領域を検出するステップと、
前記連写画像のうち、前記領域を検出した画像を第1の記録媒体に記録するとともに、前記連写画像のうち、前記領域を検出しなかった画像を第2の記録媒体に記録するステップと、
前記第1の記録媒体に記録された画像を同一の連写画像単位情報の付与された画像ごとに順次または同時に所定の表示装置に表示するよう制御するステップと、
前記所定の表示装置に表示された画像と同一の連写画像単位情報の付与された前記第2の記録媒体の画像を表示するか否かの選択を受け付けるステップと、
表示の選択を受け付けた回数を画像ごとに計算するステップと、
計算した回数が所定の閾値に達しない画像を前記第2の記録媒体から消去するステップと、
を実行する画像管理方法。 - 請求項7〜11のいずれかに記載の画像管理方法を中央処理装置に実行させるプログラム。
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Legal Events
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