JP2010211666A - コンテンツ発行システムおよび情報抽出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客が注文したコンテンツと共に、顧客に対する広告効果が高い広告・予告情報を提供し得るコンテンツ発行システムを提供する。
【解決手段】発行装置は、顧客が電子コンテンツの注文内容を入力するための注文情報入力部21を備え、コンテンツ管理装置2は、電子コンテンツを記憶するコンテンツ記憶部11と、電子コンテンツに付加するための複数の付加情報を記憶する付加情報記憶部15と、顧客毎に電子コンテンツの購入履歴を記憶する顧客情報記憶部14と、購入履歴に基づいて、顧客の嗜好を数値化した嗜好値を算出する嗜好値算出部46と、嗜好値に基づいて、1以上の付加情報を抽出する付加情報抽出部47と、顧客が注文した電子コンテンツを取得するためのコンテンツ取得部42と、発行装置に対し、取得した電子コンテンツに、抽出した1以上の付加情報を付加して送信するコンテンツ送信部48と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体に電子コンテンツを記録して発行するコンテンツ発行システムおよび情報抽出方法に関するものである。
従来、顧客の注文を受けて、記録媒体に対し、電子化されたコンテンツ(映像コンテンツや音楽コンテンツ等)およびそれに付随する広告・予告情報を記録するデジタルコンテンツのダウンロードシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このダウンロードシステムは、店舗サーバーと、店舗サーバーと接続された店舗端末とから構成されおり、顧客は、店舗端末から所望のコンテンツの指定、および当該コンテンツに広告や予告情報を付加するか否かを選択する。そして、この顧客の操作する店舗端末の指示に従って、店舗サーバーにより対象となるコンテンツ、および広告・予告情報を記録媒体(可搬型ストレージ媒体)に記録する。
特開2002−83146号公報
しかしながら、上記のようなシステムでは、顧客に提供するための広告や予告情報は、必ずしも個々の顧客に適した情報ではない。このため、例え、広告・予告情報を記録媒体に記録したとしても、顧客の興味を引くことができず、広告効果に乏しいという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みたものであり、顧客が注文したコンテンツと共に、顧客に対する広告効果が高い広告・予告情報を提供し得るコンテンツ発行システムおよび情報抽出方法を提供することを目的とする。
本発明のコンテンツ発行システムは、電子コンテンツを管理するためのコンテンツ管理装置と、コンテンツ管理装置とネットワーク接続され、顧客の注文に応じて記録媒体に電子コンテンツを記録して発行する発行装置と、から成るコンテンツ発行システムであって、発行装置は、顧客が、電子コンテンツの注文内容を入力するための注文情報入力部を備え、コンテンツ管理装置は、電子コンテンツを記憶するコンテンツ記憶部と、電子コンテンツに付加するための複数の付加情報を記憶する付加情報記憶部と、顧客毎に、電子コンテンツの購入履歴を記憶する顧客情報記憶部と、購入履歴に基づいて、顧客の嗜好を数値化した嗜好値を算出する嗜好値算出部と、嗜好値に基づいて、付加情報記憶部から、1以上の付加情報を抽出する付加情報抽出部と、コンテンツ記憶部から、顧客が注文した電子コンテンツを取得するためのコンテンツ取得部と、発行装置に対し、取得した電子コンテンツに、抽出した1以上の付加情報を付加して送信するコンテンツ送信部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の情報抽出方法は、電子コンテンツの発行に際し、顧客が過去に購入した電子コンテンツの購入履歴に基づいて、顧客の嗜好を数値化した嗜好値を算出し、当該嗜好値に基づいて、発行する電子コンテンツに付加すべき付加情報を抽出することを特徴とする。
これらの構成によれば、顧客の購入履歴に基づいて算出した嗜好値に基づいて、電子コンテンツに付加するための付加情報(広告・予告等)を抽出し、顧客が注文した電子コンテンツと共に、抽出した付加情報を提供することができる。これにより、顧客の嗜好(趣味)にあった付加情報を提供することができる。つまり、顧客の興味を引くことができる、広告効果が高い付加情報を提供することができる。
本発明のコンテンツ発行システムにおいて、購入履歴は、購入した電子コンテンツのタイトル毎に、嗜好値を算出するための1以上の嗜好要素が関連付けられており、嗜好値算出部は、同一の嗜好要素を有するタイトルの数が、当該顧客が購入した全てのタイトル数に占める比率を算出し、当該比率と、予め定められた所定の閾値とに基づいて、当該嗜好要素に対する嗜好値を算出することが好ましい。
この構成によれば、例えば、比率が閾値以上のものの嗜好値を「1」とし、閾値未満のものの嗜好値を「0」とする。そして、嗜好値が「1」の嗜好要素に関連する付加情報のみを抽出することで、顧客が特に興味のある付加情報を提供することができる。なお、嗜好要素とは、例えば、電子コンテンツのジャンル(スポーツ(サッカー、野球・・・)、映画ジャンル(アニメ、ホラー映画、アクション映画、・・・)、音楽ジャンル(クラシック、ロック、・・・)等)、著作者(監督、作詞者、作曲者・・・)、出演者(俳優、アーティスト、選手、グループ・・・)等によって分類されるものを指す。
本発明のコンテンツ発行システムにおいて、嗜好要素の内の1つは、電子コンテンツのジャンルを示す情報であり、ジャンル毎に、所定の閾値が設定されており、嗜好情報算出部は、ジャンル毎の閾値に基づいて、嗜好値を算出することが好ましい。
また、本発明のコンテンツ発行システムにおいて、ジャンル毎の閾値は、全ての顧客により購入されたジャンル毎のタイトル数に基づいて決定されることが好ましい。
これら構成によれば、ジャンル毎に閾値を設定することができる。例えば、提供側が勧める電子コンテンツのジャンルの閾値を低く設定することで、個人の好みと共に、提供側の意向も反映させた付加情報を提供することができる。
また、例えば、全ての顧客を対象として、多く購入されたジャンル、つまり一般的に人気のあるジャンルの閾値を低くし、あまり購入されていないジャンルの閾値を高くすることで、顧客個人の好みと共に、一般的な人気も考慮した付加情報を提供することができる。
本発明のコンテンツ発行システムにおいて、コンテンツ管理装置は、少なくとも顧客の性別および年齢のいずれかを含む個人情報を記憶する個人情報記憶部をさらに備え、付加情報抽出部は、嗜好値に加え、少なくとも性別および年齢のいずれかに基づいて付加情報を抽出することが好ましい。
この構成によれば、嗜好値に加え、性別や年齢も考慮した付加情報を抽出することができる。例えば、嗜好値のみに基づいて抽出された付加情報が、男性向けの内容、または女性向けの内容、あるいは、閲覧に年齢制限のある内容である場合でも、個人の性別や年齢を考慮して抽出対象から外すことができるため、個々の顧客に適切な付加情報を提供することができる。
本発明のコンテンツ発行システムにおいて、付加情報抽出部は、抽出した付加情報が複数ある場合、当該複数の付属情報の中で、全ての顧客を対象とした抽出回数が一番多い付属情報を抽出することが好ましい。
この構成によれば、個々の顧客の好みを考慮しつつ、一般的な顧客にも人気のある付属情報を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るコンテンツ発行システムのシステム構成図である。 各データベースに格納される情報を示す図である。 コンテンツ発行システムの機能ブロック図である。 嗜好値の算出方法および嗜好値に基づく広告情報の抽出方法について説明するフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係るコンテンツ発行システムおよび情報抽出方法について説明する。本発明のコンテンツ発行システムは、顧客の注文に応じて、記録媒体に電子コンテンツ(以下、単に「コンテンツ」を称す。)および顧客の趣味・嗜好にあった広告情報(付加情報)を記録するものである。以下、フランチャイズ展開されているコンビニエンスストア等の小売店において、本システムを適用した場合を例示する。また、記録媒体としては、光ディスクを例示する。
図1は、コンテンツ発行システム1のシステム構成図である。同図に示すように、コンテンツ発行システム1は、映像コンテンツや音楽コンテンツなど各種コンテンツを提供する1台以上のコンテンツ管理サーバー2(コンテンツ管理装置,図1では、1台のみ図示)と、フランチャイズ加盟店舗にそれぞれ設置される1台以上のコンテンツ注文端末3(図1では、3a、3b、3nの3台を図示)と、当該コンテンツ注文端末3に接続されているコンテンツ発行端末4(4a、4b、4n)と、から成り、1台以上のコンテンツ管理サーバー2および1台以上のコンテンツ注文端末3は、インターネット等のネットワークNTを介して接続されている。なお、請求項における発行装置は、コンテンツ注文端末3およびコンテンツ発行端末4により構成される。
コンテンツ管理サーバー2は、顧客に対し、コンテンツおよび広告情報を提供する各企業によって運営・管理されるものであり、コンテンツデータベース11(コンテンツ記憶部)、レーベルデータベース12、ジャケットデータベース13、顧客情報データベース14(顧客情報記憶部,個人情報記憶部)、および広告情報データベース15(付加情報記憶部)を備えている。
コンテンツデータベース11は、複数のコンテンツデータ(映像コンテンツデータや音楽コンテンツデータ)、およびこれを管理するためコンテンツ管理情報を記憶している。レーベルデータベース12は、光ディスクのレーベル面に印刷するレーベル印刷データ、およびこれを管理するためのレーベル管理情報を記憶している。ジャケットデータベース13は、コンテンツが記録された光ディスクを覆うジャケットを印刷するためのジャケット印刷データ、およびこれを管理するためのジャケット管理情報を記憶している。これらレーベル印刷データおよびジャケット印刷データは、レーベル管理情報およびジャケット管理情報により各コンテンツに対応付けられている。
顧客情報データベース14は、顧客を管理するための顧客情報(個人情報や購買履歴)を記憶している。また、広告情報データベース15は、コンテンツ提供側が提供する複数の広告情報(プロモーション、CM、映画の予告等の作品情報、イベント情報、およびセール等の販促情報)、およびこれを管理するための広告管理情報を記憶している。なお、詳細は後述するが、コンテンツデータと共に顧客に提供される広告情報は、注文した顧客の購買履歴に基づいて顧客の嗜好を数値化し、これに基づいて抽出(決定)される。
コンテンツ注文端末3は、顧客がコンテンツの注文操作を行うための端末であり、店内に配置されている。コンテンツ発行端末4は、コンテンツ注文端末3と不図示の店内ネットワークを介して接続されており、光ディスクに対してコンテンツおよび広告情報を記録した処理済み光ディスクと、印刷媒体(紙媒体)に、ジャケット印刷データを印刷したジャケットと、を発行するための端末であり、店員が常駐している場所(レジカウンタ廻りなど)に配置されている。コンテンツ発行端末4により発行(排出)された処理済み光ディスクおよびジャケットは、発行後、店員によって組み立てられ、製品(商品)として販売される。
次に、図2を参照し、各データベースの詳細について説明する。図2(a)は、コンテンツデータベース11に記憶されるコンテンツ管理情報の一例を示す図である。コンテンツデータベース11は、コンテンツ管理情報として、コンテンツ毎に、当該コンテンツのタイトル名、コンテンツを特定するためのタイトルID、コンテンツのジャンルを識別するためのジャンルID(例えば、映画コンテンツの場合は、ホラー映画、アクション映画、アニメなどを識別するためのID。また、音楽コンテンツの場合は、クラシック、ロック、R&Bなどを識別するためのID)、コンテンツの著作者を識別するための著作者ID(映画コンテンツの場合は、映画監督を識別するためのID。また、音楽コンテンツの場合は、作曲者、作詞者などを識別するためのID)、およびコンテンツに登場する出演者を識別する出演者ID(映画コンテンツの場合は、俳優(主演俳優や助演俳優)を識別するためのID。また、音楽コンテンツの場合は、歌手(個人やグループ)を識別するためのID)を記憶している。
図2(b)は、顧客情報データベース14に記憶される顧客情報の一例を示す図である。顧客情報データベース14は、顧客情報として、顧客の個人情報および過去の購買履歴を関連付けて記憶している。個人情報には、顧客を特定するための顧客ID、顧客の住所、氏名、性別、年齢(年代)などが含まれる。また、購買履歴には、顧客が購入したコンテンツのタイトル名、タイトルID、ジャンルID、著作者ID、および出演者IDが含まれる。なお、購買履歴の各要素(ジャンルID、著作者IDおよび出演者ID)は、顧客の嗜好を数値化するための要素(嗜好要素)として用いられる。
図2(c)は、広告情報データベース15に記憶される広告管理情報の一例を示す図である。広告情報データベース15は、広告管理情報として、広告情報毎に、広告情報を特定するための広告ID、ジャンルID、著作者ID、出演者ID、当該広告情報の対象性別(男性向け/女性向け)、当該広告情報の対象年齢(対象年代)、および抽出回数(全ての顧客に提供された回数)が記憶されている。
なお、上述のコンテンツデータベース11のコンテンツ管理情報の構成は一例であり、これに限るものではない。例えば、コンテンツの製作国を識別するための製作国IDを加えるなど、さらに細分化しても良い。この場合、顧客情報データベース14の購買情報および広告情報データベース15の広告管理情報にも同様の項目(製作国ID)が追加される。また、1つのコンテンツのジャンルID、著作者IDおよび出演者IDには、複数のIDを登録することが可能である。例えば、コンテンツが属するジャンルがアニメであり、且つアクション映画である場合等は、ジャンルIDとして、アニメを識別するIDおよびアクション映画を識別するIDを登録することができる。
次に、図3を参照し、コンテンツ発行システム1の機能構成について説明する。まず、コンテンツ注文端末3は、主な機能構成として、注文情報入力部21、および情報取得部22を備えている。注文情報入力部21は、顧客が所望するコンテンツを注文(選択)するためのものであり、タッチパネルやキーボードの操作によって、顧客がコンテンツ名(タイトルID)、発行枚数などの注文情報を入力(選択)するためのものである。なお、この注文情報には、当該顧客の顧客IDも含まれる。この顧客IDは、例えば、顧客の会員カードを読み取ることにより取得しても良いし、顧客がキーボードにより入力するようにしても良い。
情報取得部22は、注文情報入力部21により注文したコンテンツを、コンテンツ管理サーバー2から取得するものである。なお、情報取得部22は、コンテンツ管理サーバー2から、注文したコンテンツ(コンテンツデータ)と共に、当該コンテンツに対応するレーベル印刷データ、ジャケット印刷データおよび顧客の嗜好に合った広告情報を併せて取得する。
続いて、コンテンツ発行端末4の主な機能構成について説明する。コンテンツ発行端末4は、記録部31、レーベル印刷部32、ディスク排出部33、ジャケット印刷部34、およびジャケット排出部35を備えている。
記録部31は、コンテンツ注文端末3の情報取得部22により取得されたコンテンツデータおよび広告情報を、光ディスクに記録するものである。レーベル印刷部32は、記録部31によりコンテンツデータおよび広告情報を記録した記録済み光ディスクのレーベル面に、情報取得部22により取得されたレーベル印刷データを印刷するものである。ディスク排出部33は、記録部31によるコンテンツデータおよび広告情報の記録、およびレーベル印刷部32によるレーベル印刷終了後、その処理済み光ディスクを、端末外部に排出するものである。
ジャケット印刷部34は、情報取得部22により取得されたジャケット印刷データを、ジャケット用印刷媒体に印刷するものである。ジャケット排出部35は、ジャケット印刷部34による印刷を終了した印刷済みジャケットを排出するものである。なお、コンテンツ発行端末4は、コンテンツデータの記録に際し、当該コンテンツデータをコピープロテクトのために暗号化して記録することが好ましい。この暗号化に用いる暗号化キーは、例えば、暗号化サービスを行うキーサーバー(図示省略)からインターネットを介して取得しても良いし、あるいはコンテンツ発行端末4に、予め暗号化キーを保持しておき、これを使用するようにしても良い。
コンテンツ管理サーバー2は、注文情報取得部41、コンテンツ抽出部42(電子コンテンツ抽出部)、レーベル抽出部43、ジャケット抽出部44、閾値設定部45、嗜好値算出部46、広告情報抽出部47(付加情報抽出部)、および情報送信部48(コンテンツ送信部)を備えている。
注文情報取得部41は、コンテンツ注文端末3から注文情報(顧客IDおよびタイトルIDを含む)を取得する。コンテンツ抽出部42は、コンテンツデータベース11から、取得した注文情報のタイトルIDに一致するコンテンツを抽出(取得)する。レーベル抽出部43は、レーベルデータベース12から、取得した注文情報のタイトルIDに一致するレーベル印刷データを抽出(取得)する。ジャケット抽出部44は、ジャケットデータベース13から、取得した注文情報のタイトルIDに一致するジャケット印刷データを抽出(取得)する。
閾値設定部45は、後述の嗜好値算出部46による嗜好値の算出時に使用する閾値を設定するものである。この閾値は、各ジャンル、各著作者および各出演者に対し、それぞれのタイトル数が全体のタイトル数に占める比率(割合)に応じて設定される。例えば、ジャンル毎の閾値の設定を例に挙げると、まず、全ての顧客により購入されたタイトル数、および全ての顧客により購入されたジャンル毎のタイトル数を算出する。次に、各ジャンルのタイトル数の全体のタイトル数に占める比率(割合)を算出する。そして、この比率に基づき、予め設定しておいた所定の閾値(標準閾値,例えば20%)を基準として、当該比率の高いジャンルに対する閾値を低く設定し、比率の低いジャンルに対する閾値を高く設定する。
例えば、比率が50%のものに対しては、標準閾値から数%マイナスした値を閾値として設定し、比率が10%のものに対しては、標準閾値に数%プラスした値を設定する。つまり、顧客に多く購入されたジャンル(あるいは、著作者や出演者)の閾値は低くなり、あまり購入されていないジャンル(あるいは、著作者や出演者)は、閾値が高くなる。これにより、顧客個人の好みと共に、一般的な人気も考慮した閾値を設定することができ、結果として、一般的な人気を考慮した広告情報を提供することができる。
なお、この閾値の最低値および最高値は予め決められており、上記の閾値設定の結果、この最低値を下回る、あるいは最高値を上回る閾値が設定された場合は、最低値または最高値を閾値として設定するものとする。
嗜好値算出部46は、顧客の購買履歴(注文情報の顧客IDに関連付けられた購買履歴)、および上記閾値設定部45により設定された閾値に基づいて、当該顧客の嗜好を数値化した嗜好値を算出する。広告情報抽出部47は、嗜好値算出部46により算出された嗜好値に基づいて、広告情報を抽出する。この嗜好値の算出方法および嗜好値に基づく広告情報の抽出方法については、後述の図4で詳細に説明する。
情報送信部48は、上記各抽出部(コンテンツ抽出部42、レーベル抽出部43、ジャケット抽出部44、および広告情報抽出部47)によって抽出したコンテンツデータ、レーベル印刷データ、ジャケット印刷データおよび広告情報を、コンテンツ注文端末3に送信する。
ここで、図4のフローチャートを参照し、嗜好値の算出方法および嗜好値に基づく広告情報の抽出方法について説明する。まず、コンテンツ管理サーバー2は、顧客の注文情報に含まれる顧客IDに関連付けられた購買履歴(顧客情報データベース14)を参照し(S01)、当該顧客が購入した全てのタイトル数、ジャンル毎(ジャンルID毎)のタイトル数、著作者毎(著作者ID毎)のタイトル数、出演者毎(出演者ID毎)のタイトル数を算出(取得)する(S02)。
続いて、コンテンツ管理サーバー2は、ジャンル毎のタイトル数、著作者毎のタイトル数および出演者毎のタイトル数のそれぞれについて、購入した全てのタイトル数に占める比率を算出する(S03)。続いて、コンテンツ管理サーバー2は、S03における算出結果毎に、その比率と予め設定されている閾値(閾値設定部45により設定した閾値)とを比較し(S04)、当該比率が閾値以上のものの嗜好値を「1」とし、閾値未満のものの嗜好値を「0」とする(S05)。
ここで、嗜好値が「1」の要素(ジャンル、著作者および出演者)がない場合(S06;No)、コンテンツ管理サーバー2は、広告情報データベース15から、提供側が予め決めておいた広告情報(例えば、提供側一押しの広告情報)を抽出する(S07)。
一方、嗜好値が「1」の要素(ジャンル、著作者および出演者)がある場合(S06;Yes)、コンテンツ管理サーバー2は、広告情報データベース15を参照し、これら要素(嗜好値が「1」のジャンル、著作者および出演者)を全て含み、且つ顧客の性別および年齢が、広告情報の対象性別および対象年齢に該当する広告情報を検索する(S08)。なお、この顧客の性別および年齢は、顧客情報データベース14から取得する。
検索の結果、該当する広告情報があった場合(S09;Yes)、コンテンツ管理サーバー2は、当該広告情報を抽出する。ここで、対象となる広告情報が1つの場合(S10;Yes)、コンテンツ管理サーバー2は、顧客に提供する広告情報として当該広告情報を抽出する(S11)。一方、対象となる広告情報が複数ある場合(S10;No)、コンテンツ管理サーバー2は、当該複数の広告情報のそれぞれについて、広告情報データベース15の抽出回数(全ての顧客に対して提供した回数)を参照し、この抽出回数が一番多い広告情報を、顧客に提供する広告情報として抽出する(S12)。
一方、上記S08の検索の結果、該当する広告情報がない場合(S09;No)、コンテンツ管理サーバー2は、嗜好値が「1」の要素のいずれかを含み、且つ広告情報の対象性別および対象年齢に該当する広告情報を検索する(S13)。この検索の結果、該当する広告情報があった場合(S14;Yes)、コンテンツ管理サーバー2は、当該広告情報を抽出する。
ここで、対象となる広告情報が1つの場合(S10;Yes)、コンテンツ管理サーバー2は、顧客に提供する広告情報として当該広告情報を抽出する(S11)。一方、抽出した広告情報が複数ある場合(S10;No)、コンテンツ管理サーバー2は、これら複数の広告情報の抽出回数を参照し、この抽出回数が一番多い広告情報を、顧客に提供する広告情報として抽出する(S12)。一方、S13の検索の結果、該当する広告情報がない場合(S14;No)、コンテンツ管理サーバー2は、広告情報データベース15から、提供側が予め決めておいた広告情報を抽出する(S07)。
以上のように、本実施形態では、顧客の購入履歴に基づいて算出した嗜好値に基づいて、コンテンツに付加するための広告情報を抽出し、顧客が注文したコンテンツと共に、抽出した広告情報を提供する。これにより、顧客の嗜好(趣味)にあった広告情報を提供することができる。つまり、顧客の興味を引くことができる、広告効果が高い広告情報を提供することができる。
特に、要素毎の全体の購入タイトル数に占める比率が、閾値以上のものに関連する(嗜好値が「1」の要素に関連する)広告情報を抽出することで、顧客が特に興味のある広告情報を提供することができる。
また、嗜好値に加え、性別や年齢も考慮した広告情報を抽出するため、例えば、嗜好値のみに基づいて抽出された広告情報が、男性向けの内容、または女性向けの内容、あるいは、閲覧に年齢制限のある内容である場合でも、個人の性別や年齢を考慮して抽出対象から外すことができるため、個々の顧客に適切な広告情報を提供することができる。
さらに、抽出対象となる広告情報が複数ある場合、当該複数の広告情報の中で抽出回数が一番多い広告情報を抽出することで、個々の顧客の好みを考慮しつつ、一般的な顧客にも人気のある広告情報を提供することができる。
なお、本実施形態では、ジャンル毎(著作者毎や出演者毎)の閾値は、全ての顧客により購入されたジャンル毎のタイトル数に基づいて設定しているが、これに限るものではなく、例えば、広告情報の提供側が、独自に設定するようにしても良い。これにより、個人の好みと共に、提供側の意向も反映させた広告情報を提供することができる。
また、本実施形態では、顧客に嗜好に合った広告情報が抽出できない場合、つまり、閾値以上の要素(嗜好値が「1」の要素)が無い場合、予め決めておいた広告情報を付加するようにしているが、これに限るものではない。例えば、閾値以上の要素が無い場合は、閾値未満の要素の中で、一番比率の高い要素に関連する広告情報を抽出するようにしても良い。
また、本実施形態では、最終的に1つの広告情報を抽出するようにしているが、これに限るものではなく、例えば、該当する広告情報が複数有る場合は、それら全て(あるいは、それらの中の一部)を抽出するようにしても良い。
また、コンテンツ注文端末3およびコンテンツ発行端末4の各構成要素を1つの端末(キオクス端末)で実現するようにしても良い。この場合、製品の組み立ては、顧客自身で行うこととなる。この構成によれば、各店舗には、1台のキオスク端末を配置すれば良いため、システム構築費用や設置領域の削減を図ることができる。また、人件費を削減できるため、コンテンツ発行料金のコストダウンも期待できる。
また、上述した実施例によらず、コンテンツ発行システム1の各構成要素の装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
1…コンテンツ発行システム 2…コンテンツ管理サーバー 3…コンテンツ注文端末 4…コンテンツ発行端末 11…コンテンツデータベース 14…顧客情報データベース 15…広告情報データベース 21…注文情報入力部 42…コンテンツ抽出部 46…嗜好値算出部 47…広告情報抽出部 48…コンテンツ送信部

Claims (7)

  1. 電子コンテンツを管理するためのコンテンツ管理装置と、前記コンテンツ管理装置とネットワーク接続され、顧客の注文に応じて記録媒体に前記電子コンテンツを記録して発行する発行装置と、から成るコンテンツ発行システムであって、
    前記発行装置は、
    前記顧客が、前記電子コンテンツの注文内容を入力するための注文情報入力部を備え、
    前記コンテンツ管理装置は、
    前記電子コンテンツを記憶するコンテンツ記憶部と、
    前記電子コンテンツに付加するための複数の付加情報を記憶する付加情報記憶部と、
    前記顧客毎に、前記電子コンテンツの購入履歴を記憶する顧客情報記憶部と、
    前記購入履歴に基づいて、前記顧客の嗜好を数値化した嗜好値を算出する嗜好値算出部と、
    前記嗜好値に基づいて、前記付加情報記憶部から、1以上の前記付加情報を抽出する付加情報抽出部と、
    前記コンテンツ記憶部から、前記顧客が注文した電子コンテンツを取得するためのコンテンツ取得部と、
    前記発行装置に対し、取得した前記電子コンテンツに、抽出した前記1以上の付加情報を付加して送信するコンテンツ送信部と、を備えたことを特徴とするコンテンツ発行システム。
  2. 前記購入履歴は、
    購入した前記電子コンテンツのタイトル毎に、前記嗜好値を算出するための1以上の嗜好要素が関連付けられており、
    前記嗜好値算出部は、
    同一の前記嗜好要素を有する前記タイトルの数が、当該顧客が購入した全てのタイトル数に占める比率を算出し、当該比率と、予め定められた所定の閾値とに基づいて、当該嗜好要素に対する前記嗜好値を算出することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ発行システム。
  3. 前記嗜好要素の内の1つは、前記電子コンテンツのジャンルを示す情報であり、
    前記ジャンル毎に、前記所定の閾値が設定されており、
    前記嗜好情報算出部は、
    前記ジャンル毎の閾値に基づいて、前記嗜好値を算出することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ発行システム。
  4. 前記ジャンル毎の閾値は、
    全ての顧客により購入された前記ジャンル毎のタイトル数に基づいて決定されることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ発行システム。
  5. 前記コンテンツ管理装置は、
    少なくとも前記顧客の性別および年齢のいずれかを含む個人情報を記憶する個人情報記憶部をさらに備え、
    前記付加情報抽出部は、
    前記嗜好値に加え、少なくとも前記性別および前記年齢のいずれかに基づいて前記付加情報を抽出することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のコンテンツ発行システム。
  6. 前記付加情報抽出部は、抽出した前記付加情報が複数ある場合、当該複数の付属情報の中で、全ての顧客を対象とした抽出回数が一番多い前記付属情報を抽出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のコンテンツ発行システム。
  7. 電子コンテンツの発行に際し、顧客が過去に購入した前記電子コンテンツの購入履歴に基づいて、前記顧客の嗜好を数値化した嗜好値を算出し、当該嗜好値に基づいて、発行する前記電子コンテンツに付加すべき付加情報を抽出することを特徴とする情報抽出方法。
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