JP2010211267A - チーム抽出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】暗黙に活動するチームを抽出することができるチーム抽出装置を提供すること。
【解決手段】メイルログデータベース10に記録されたメイルログから応答関係にあるメイルの対を表す応答関係対を抽出する応答関係対抽出部11と、応答関係対に基づいて、メイルの応答関係の連鎖を表す応答関係連鎖を抽出する応答関係連鎖抽出部12と、応答関係連鎖を構成するメイルの送信者と受信者との出現頻度に基づいた応答関係連鎖ベクトルを生成する応答関係連鎖ベクトル生成部13と、応答関係連鎖ベクトルに基づいて応答関係連鎖を分類することで互いに類似する応答関係連鎖の集合を表す応答関係連鎖集合を生成する応答関係連鎖集合生成部14と、応答関係連鎖集合に含まれる応答関係連鎖を構成するメイルの送信者および受信者から該応答関係連鎖集合における重要なユーザをチームとして抽出するチーム抽出部15とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、チーム抽出装置に関し、特に、企業等におけるチームを抽出するチーム抽出装置に関する。
ピータードラッカーは、「新しい経済においては、知識は単に伝統的生産要素としての労働、資本、土地とならぶもうひとつの資源というよりただひとつの意味ある資源であり、知識経済においては知識だけが新たな価値の源泉である」と、指摘している(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、この唯一の経営資源である知識は簡単に陳腐化してしまうため、企業は競争力を維持するために常に組織内で新たな知識の創造を繰り返していくことが要請される、すなわち、企業における組織は知識創造創出型の組織への変革が求められるようになった。
組織が知識創造型へ変革するための施策としてはナレッジマネージメントシステムの導入が考えられるが、導入したナレッジマネージメントの効果を測定・評価する手法が確立されていないためナレッジマネージメント導入の費用対効果を分析することができず、結果企業のナレッジマネージメント導入の大きな阻害要因となっている。
ナレッジマネージメントの効果を測定・評価する手法が確立するためには、まず組織における知識創造活動を把握、分析する必要がある。特に、近年知識創造活動として組織におけるコミュニケーション活動が注目されており、組織におけるコミュニケーション活動を把握、分析するための方法が提案されている。
例えば、物理的な場の共有、電子メイルおよびメッセンジャーによるやり取り、ならびに、電子会議実施等から対話行動情報を抽出し、さらに対話行動情報から組織内で実施された組織内情報量と組織横断的に実施された組織外情報量とを算出して対比することで、組織横断的な活動の進捗を判別することで組織における対話行動を分析することにより、組織管理者に組織における対話行動の現状を把握させ、組織間での対話行動を促進させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、組織間の電子コミュニケーション量、組織間の物理的距離、組織間の組織的距離、および組織間のプロセス距離を指標として算出し、前記指標間で相関を抽出・可視化することにより、ユーザに組織における電子コミュニケーションの状況を把握させ、活用指針を決定させるものもある(例えば、特許文献2参照)。
また、組織でやり取りされる電子メイルが新規メイルであるか、返信メイルであるか、転送メイルであるかを判定し、それらの利用割合により組織における電子メイルの活動状態を把握することで、組織におけるコミュニケーションの特性を分析するものもある(例えば、特許文献3参照)。
上述した従来の技術では、組織を、○○部、○○課または○○プロジェクトのような規定の、公式な枠組みで捉えている。しかしながら、企業における革新的な活動は、公式な組織における活動ではなく、「公式の組織で規定された権限や役割などにない、自主的な意思で集まったメンバで行う活動(シャドーワーク)」においてなされる(例えば、非特許文献2参照)。
すなわち、組織における知識創造活動を分析する際の対象としての組織は、公式な組織を対象とするだけでは不十分であり、シャドーワークを行う"隠れた"組織、すなわち、暗黙に活動するチームも対象とする必要があるが、上述した従来の技術においては、暗黙に活動するチームを抽出することができないといった課題があった。
したがって、本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、暗黙に活動するチームを抽出することができるチーム抽出装置を提供することを目的とする。
本発明のチーム抽出装置は、メイルの送受信の履歴を表すメイルログが記録されるメイルログデータベースと、前記メイルログデータベースに記録されたメイルログから応答関係にあるメイルの対を表す応答関係対を抽出する応答関係対抽出部と、前記応答関係対に基づいて、メイルの応答関係の連鎖を表す応答関係連鎖を抽出する応答関係連鎖抽出部と、前記応答関係連鎖を構成するメイルの送信者と受信者との出現頻度に基づいた応答関係連鎖ベクトルを生成する応答関係連鎖ベクトル生成部と、前記応答関係連鎖ベクトルに基づいて前記応答関係連鎖を分類することで互いに類似する応答関係連鎖の集合を表す応答関係連鎖集合を生成する応答関係連鎖集合生成部と、前記応答関係連鎖集合に含まれる応答関係連鎖を構成するメイルの送信者および受信者から該応答関係連鎖集合における重要なユーザをチームとして抽出するチーム抽出部と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明のチーム抽出装置は、メイルログよりメイルの応答関係連鎖を抽出し、抽出した応答関係連鎖を分類することで類似する応答関係連鎖からなる応答関係連鎖集合を抽出し、抽出した応答関係連鎖集合において重要なユーザをチームとして抽出するため、暗黙に活動するチームを抽出することができる。
なお、前記チーム抽出部は、前記応答関係連鎖集合に含まれる応答関係連鎖を構成するメイルの送信者と受信者との間の送受信関係を表す隣接行列を生成する隣接行列生成部と、前記隣接行列から該応答関係連鎖集合における各ユーザの重要度を算出する重要度算出部と、を有し、前記各ユーザの重要度に基づいて前記チームを構成するユーザを抽出するようにしてもよい。
この構成により、本発明のチーム抽出装置は、応答関係連鎖集合に含まれる応答関係連鎖を構成するメイルからユーザ間のメイルの送受信関係を表す隣接行列を生成し、生成した隣接行列から算出した各ユーザの重要度に基づいてチームを構成するユーザを抽出するため、応答関係連鎖集合において重要なユーザをチームとして抽出ことができる。
また、前記重要度算出部は、ネットワーク中心性尺度に基づいた前記各ユーザの中心度を前記重要度として算出するようにしてもよい。
この構成により、本発明のチーム抽出装置は、ユーザの重要度を算出する処理としてネットワーク中心性尺度の算出法を用いるため、各ユーザに対して妥当性および信頼性が高い重要度を算出することができる。
また、前記重要度算出部は、PageRank法によって得られた前記各ユーザの中心度を前記重要度として算出するようにしてもよい。
この構成により、本発明のチーム抽出装置は、ユーザの重要度を算出する処理としてPageRank法を用いるため、各ユーザに対して妥当性および信頼性が高い重要度を算出することができる。
また、本発明のチーム抽出プログラムは、メイルの送受信の履歴を表すメイルログをメイルログデータベースに記録する記録ステップと、前記メイルログデータベースに記録されたメイルログから応答関係にあるメイルの対を表す応答関係対を抽出する応答関係対抽出ステップと、前記応答関係対に基づいて、メイルの応答関係の連鎖を表す応答関係連鎖を抽出する応答関係連鎖抽出ステップと、前記応答関係連鎖を構成するメイルの送信者と受信者との出現頻度に基づいた応答関係連鎖ベクトルを生成する応答関係連鎖ベクトル生成ステップと、前記応答関係連鎖ベクトルに基づいて前記応答関係連鎖を分類することで互いに類似する応答関係連鎖の集合を表す応答関係連鎖集合を生成する応答関係連鎖集合生成ステップと、前記応答関係連鎖集合に含まれる応答関係連鎖を構成するメイルの送信者および受信者から該応答関係連鎖集合における重要なユーザをチームとして抽出するチーム抽出ステップと、をコンピュータに実行させるためのものである。
したがって、本発明のチーム抽出プログラムは、メイルログよりメイルの応答関係連鎖を抽出し、抽出した応答関係連鎖を分類することで類似する応答関係連鎖からなる応答関係連鎖集合を抽出し、抽出した応答関係連鎖集合において重要なユーザをチームとして抽出するため、暗黙に活動するチームを抽出することができる。
また、前記チーム抽出ステップは、前記応答関係連鎖集合に含まれる応答関係連鎖を構成するメイルの送信者と受信者との間の送受信関係を表す隣接行列を生成する隣接行列生成ステップと、前記隣接行列から該応答関係連鎖集合における各ユーザの重要度を算出する重要度算出ステップと、を有し、前記各ユーザの重要度に基づいて前記チームを構成するユーザを抽出するようにしてもよい。
したがって、本発明のチーム抽出プログラムは、応答関係連鎖集合に含まれる応答関係連鎖を構成するメイルからユーザ間のメイルの送受信関係を表す隣接行列を生成し、生成した隣接行列から算出した各ユーザの重要度に基づいてチームを構成するユーザを抽出するため、応答関係連鎖集合において重要なユーザをチームとして抽出することができる。
また、前記重要度算出ステップでは、ネットワーク中心性尺度に基づいた前記各ユーザの中心度を前記重要度として算出するようにしてもよい。
したがって、本発明のチーム抽出プログラムは、ユーザの重要度を算出する処理としてネットワーク中心性尺度の算出法を用いるため、各ユーザに対して妥当性および信頼性が高い重要度を算出することができる。
また、前記重要度算出ステップでは、PageRank法によって得られた前記各ユーザの中心度を前記重要度として算出するようにしてもよい。
したがって、本発明のチーム抽出プログラムは、ユーザの重要度を算出する処理としてPageRank法を用いるため、各ユーザに対して妥当性および信頼性が高い重要度を算出することができる。
本発明は、暗黙に活動するチームを抽出することができるチーム抽出装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置のハードウェア構成図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成するメイルログデータベースに記録される送信メイルログテーブルの例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成するメイルログデータベースに記録される受信メイルログテーブルの例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成するメイルログデータベースに記録されるユーザ情報テーブルの例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成する応答関係対抽出部の応答関係対抽出処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成する応答関係対抽出部によって得られる応答関係対リストの例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成する応答関係連鎖抽出部の応答関係連鎖抽出処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成する応答関係連鎖抽出部によって生成される応答関係連鎖リストの例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成する応答関係連鎖ベクトル生成部の応答関係連鎖ベクトル生成処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成する応答関係連鎖ベクトル生成部によって生成される応答関係連鎖ベクトルの例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成する応答関係連鎖集合生成部の応答関係連鎖集合生成処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成する応答関係連鎖集合生成部によって生成される応答関係連鎖集合の例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成する隣接行列生成部によって生成される隣接行列の例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成する隣接行列生成部の隣接行列生成処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成する重要度算出部の重要度算出処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成するチーム抽出部およびチーム情報記録部のチーム抽出処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成する重要度算出部によって算出された各ユーザの重要度を表すテーブルの例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成するチーム情報データベースに記録されたチーム情報を表すテーブルの例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成するチーム情報データベースに記録されたユーザ情報テーブルの例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成するチーム情報出力部による第1の表示例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成するチーム情報出力部による第2の表示例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成するチーム情報出力部による第3の表示例を示す図である。 本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置を構成するチーム情報出力部による第4の表示例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置1は、メイルの送受信の履歴を表すメイルログが記録されるメイルログデータベース10と、メイルログデータベース10に記録されたメイルログから応答関係にあるメイルの対を表す応答関係対を抽出する応答関係対抽出部11と、メイルの応答関係の連鎖を表す応答関係連鎖を抽出する応答関係連鎖抽出部12と、応答関係連鎖を構成するメイルの送信者と受信者との出現頻度に基づいた応答関係連鎖ベクトルを生成する応答関係連鎖ベクトル生成部13と、応答関係連鎖ベクトルに基づいて応答関係連鎖を分類することで互いに類似する応答関係連鎖の集合を表す応答関係連鎖集合を生成する応答関係連鎖集合生成部14と、応答関係連鎖集合における重要なユーザをチームとして抽出するチーム抽出部15と、チームを識別する情報とチームを構成するユーザとを表すチーム情報が記録されるチーム情報データベース16と、チーム情報データベース16にチーム情報を記録するチーム情報記録部17と、チーム情報データベース16に記憶されたチーム情報を出力するチーム情報出力部18とを備える。
より具体的には、チーム抽出装置1は、図2に示すように、複数のクライアント装置3a乃至3cと、クライアント装置3a乃至3cに企業内ネットワーク4を介して通信可能に接続されたサーバ装置5によって構成される。
なお、図2においては、3つのクライアント装置3a乃至3cが示されているが、その数を限定するものではない。また、図2に示すように、企業内ネットワーク4には、プリンタ装置6等のように他の装置が接続されていてもよい。
各クライアント装置3a乃至3cおよびサーバ装置5は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク装置、入力装置、表示装置および通信モジュール等を備えた一般的なコンピュータ装置によって構成されている。
本実施の形態において、メイルログデータベース10およびチーム情報データベース16は、サーバ装置5のハードディスク装置によって構成されている。また、応答関係対抽出部11、応答関係連鎖抽出部12、応答関係連鎖ベクトル生成部13、応答関係連鎖集合生成部14、チーム抽出部15およびチーム情報記録部17は、サーバ装置5を各手段11乃至15、17として機能させるためのプログラムを実行するCPUによって構成されている。
また、チーム情報出力部18は、クライアント装置3a乃至3cまたはサーバ装置5をチーム情報出力部18として機能させるためのプログラムを実行するCPUと、表示装置とによって構成されている。なお、チーム情報出力部18は、プリンタ装置6によって構成してもよい。
本実施の形態において、サーバ装置5は、クライアント装置3a乃至3cに実装されたメイルクライアントソフトウェアを用いてユーザがメイルを送受信する度に、当該メイルのタイトル、送信者、受信者および送信日時等を表す情報を取得し、取得した情報に識別子(以下、「メイルID」という。)を付したメイルログをメイルログデータベース10に記録するようになっている。本実施の形態においては、メイルの本文情報を必要としないため、メイルの本文情報はメイルログに含まれない。
なお、サーバ装置5は、メイルサーバによって構成されていてもよい。この場合には、サーバ装置5は、クライアント装置3a乃至3cによって送受信されたメイルを中継する度に、上述したメイルログをメイルログデータベース10に記録するように構成される。
また、サーバ装置5は、不図示のメイルサーバにアクセス可能な場合には、当該メイルサーバから得られるメイルログをメイルログデータベース10に記録するようしてもよい。
メイルログデータベース10は、一般的なデータベースによって構成され、例えば、PostgreSQLやMySQL等の既存のデータベースシステムによって構成されていてもよい。
メイルログデータベース10には、図3に示すような送信メイルログテーブルが記録される。送信メイルログテーブルは、メイルID、タイトル、送信者のユーザ識別子(以下、ユーザ識別子を単に「ユーザID」といい、送信者のユーザIDを単に「送信者ID」という。)および送信日時を表す行によって構成される。なお、メイルIDは、送信日時順に1から順に付されているものとする。
例えば、図3に示した送信メイルログテーブルにおいて、1行目は、メイルIDが1、タイトルが"計画書の件"、送信者IDが1、送信日時が2008年5月11日10時10分であることを示している。
また、メイルログデータベース10には、図4に示すような受信メイルログテーブルが記録される。受信メイルログテーブルは、メイルID、受信者のユーザID(以下、単に「受信者ID」という。)および受信タイプを表す行によって構成される。例えば、図4に示した受信メイルログテーブルにおいて、1行目は、メイルIDが1、受信者IDが2、受信タイプがtoであることを示している。
なお、1つのメイルに対して複数のメイル受信者が存在する場合もあるため、受信メイルログテーブルには、同一のメイルIDを有する複数の行が存在する場合もある。また、図4において、受信メイルログテーブルには、受信タイプが含まれているが、これは省略してもよい。
また、メイルログデータベース10には、図5に示すようなユーザ情報テーブルが予め記録されている。ユーザ情報テーブルは、ユーザID、ユーザ名、メイルアドレス、および、所属を表す行によって構成される。
例えば、図5に示したユーザ情報テーブルにおいて、1行目は、ユーザIDが1、ユーザ名が「ヤマダ」、メイルアドレスが「yamada@dev.abc.com」、所属が「開発課」であることを示している。
図1において、応答関係対抽出部11は、メイルログデータベース10に記録されたメイルログのなかで、メイルIDが異なる一対のメイルが応答関係にあるか否かを判定し、応答関係にあると判定したメイルのメイルIDの対を応答関係対として応答関係対リストに追加するようになっている。
ここで、応答関係対抽出部11は、メイルの対が返信条件または転送条件を満たす場合に、応答関係にあると判定し、メイルの対が返信条件および転送条件のいずれも満たさない場合に、応答関係にないと判定するようになっている。
応答関係対抽出部11は、メイルの対が以下の1〜4の全ての条件を満たす場合に、メイルログが返信条件を満たすと判定し、1〜4の何れかの条件を満たさない場合に、メイルログが返信条件を満たさないと判定するようになっている。ここで、メイルの対をメイルI、メイルJの対とする。
1.メイルIの受信者の集合にメイルJの送信者が含まれる。
2.メイルJの受信者の集合にメイルIの送信者が含まれる。
3.メイルIの送信日時が、メイルJの送信日時より前である。
4.メイルJのタイトルが、メイルIのタイトルに正規表現「/re:/i」を表す接頭辞を付加したものと一致する。
応答関係対抽出部11は、メイルの対が以下の5〜8の全ての条件を満たす場合に、メイルログが転送条件を満たすと判定し、5〜8の何れかの条件を満たさない場合に、メイルログが転送条件を満たさないと判定するようになっている。ここでも、メイルの対をメイルI、メイルJの対とする。
5.メイルIの受信者の集合にメイルJの送信者が含まれる。
6.メイルJの受信者の集合とメイルIの送信者と受信者とを合わせた集合との積が空集合となる。
7.メイルIの送信日時がメイルJの送信日時より前である。
8.メイルJのタイトルが、メイルIのタイトルに正規表現「/fw:/i」を表す接頭辞を付加したものと一致する。
例えば、図3に示す送信メイルログテーブルおよび図4に示す受信メイルログテーブルにおいて、まず、応答関係対抽出部11は、メイルIDが1のメイルログ(より詳しくは、送信メイルログテーブルおよび受信メイルログテーブルのなかでメイルIDが1の行。以下、他のメイルIDのメイルログについても同様に解釈する。)と、メイルIDが2のメイルログを取得する。
メイルIDが1のメイル(以下、「メイル1」という。以下、他のメイルIDのメイルについても同様に表現する。)の受信者IDの集合は{2,7,8,3}であり、メイル2の送信者IDは5であることから、メイル1とメイル2とは、条件1を満たさない。このため、応答関係対抽出部11は、メイル1とメイル2とが返信条件を満たさないと判定する。
同様に、メイル1とメイル2とは、条件5を満たさないため、応答関係対抽出部11は、メイル1とメイル2とが転送条件を満たさないと判定する。この結果、応答関係対抽出部11は、メイル1とメイル2とが応答関係にないと判定する。
次に、応答関係対抽出部11は、メイルIDが3のメイルログを取得する、ここで、メイル1の受信者IDの集合は{2,7,8,3}であり、メイル2の送信者IDは2であることからメイル1とメイル3とは、条件1を満たす。
また、メイル3の受信者IDの集合は{1,7,8}であり、メイル1の送信者IDは1であることから、メイル1とメイル3とは、条件2を満たす。また、メイル1の送信時間は2008−05−11 10:10:00であり、メイル3の送信時間は2008−05−11 11:11:03であることから、メイル1とメイル3とは、条件3を満たす。
また、メイル1のタイトルは、「計画書の件」であり、メイル3のタイトルは「Re:計画書の件」であることから、メイル1とメイル3とは、条件4も満たす。このため、応答関係対抽出部11は、メイル1とメイル3とが返信条件を満たすと判定する。
この結果、応答関係対抽出部11は、メイル1とメイル3とが応答関係にあると判定し、メイル1とメイル3とのメイルIDの対(1,3)を応答関係対として応答関係対リストに追加する。
同様に、メイル3とメイル5とが転送条件を満たすため、応答関係対抽出部11は、メイル3とメイル5とが応答関係にあると判定し、メイル3とメイル5とのメイルIDの対(3,5)を応答関係対として応答関係対リストに追加する。
このような応答関係対抽出部11の応答関係対抽出処理について図6を用いて説明する。なお、図6において、I、JおよびNは、整数の変数とする。
まず、応答関係対抽出部11は、Iに1を代入し、NにメイルIDの最大値を代入し、空の応答関係対リストを生成する(ステップS1)。次に、応答関係対抽出部11は、IがN以下であるか否かを判断する(ステップS2)。
ここで、IがN以下でないと判断した場合には、応答関係対抽出部11は、応答関係対抽出処理を終了する。一方、IがN以下であると判断した場合には、応答関係対抽出部11は、メイルIDがIのメイルログをメイルログデータベース10から取得する(ステップS3)。
次に、応答関係対抽出部11は、JにI+1を代入し(ステップS4)、JがN以下であるか否かを判断する(ステップS5)。ここで、JがN以下でないと判断した場合には、応答関係対抽出部11は、Iに1を加算し(ステップS6)、応答関係対抽出処理をステップS2に戻す。
一方、JがN以下であると判断した場合には、応答関係対抽出部11は、メイルIDがJのメイルログをメイルログデータベース10から取得する(ステップS7)。次に、応答関係対抽出部11は、メイルIDがIとJとのメイルが応答関係にあるか否かを判断する(ステップS8)。
ここで、メイルIDがIとJとのメイルが応答関係にあると判断した場合には、応答関係対抽出部11は、IとJとのメイルIDの対を応答関係対リストに追加する(ステップS9)。
ステップS8において、メイルIDがIとJとのメイルが応答関係にないと判断した場合、または、IとJとのメイルIDの対を応答関係対リストに追加した後、応答関係対抽出部11は、Jに1を加算し(ステップS10)、応答関係対抽出処理をステップS5に戻す。
このような応答関係対抽出処理を実行することにより、応答関係対抽出部11は、図7に示すような応答関係対リストを得ることができる。なお、対象とするメイルログの量が膨大になる場合には、複数の応答関係対抽出部11が、メイルログデータベース10等のデータベースを利用して、処理を分散するようにしてもよい。
図1において、応答関係連鎖抽出部12は、応答関係連鎖をひとつの話題で継続するコミュニケーション系列とみなし、応答関係対リストに基づいて、応答関係が連続する応答関係連鎖を抽出した応答関係連鎖リストを生成するようになっている。
具体的には、応答関係連鎖抽出部12は、応答関係対抽出部11によって抽出された応答関係対リストを応答関係連鎖リストの初期値とし、応答関係連鎖リストのI番目の応答関係連鎖とJ番目(I<J)の応答関係連鎖について、I番目の応答関係連鎖の先頭要素を除いた要素列とJ番目の応答関係連鎖の終端要素を除いた要素列が一致する場合、すなわち、連鎖関係にある場合には、I番目の応答関係連鎖の終端にJ番目の応答関係連鎖の終端要素を追加し(以下、「連結させる」という。)、新たな応答関係連鎖リスト(以下、「拡張応答関係連鎖リスト」という。)に追加していくことで応答関係連鎖を抽出するようになっている。
なお、応答関係連鎖抽出部12は、新たな応答関係連鎖が抽出できなくなるまで、すなわち、拡張応答関係連鎖リストに応答関係連鎖が追加できなくなるまで、前述した応答関係連鎖の抽出を繰り返し行うようになっている。
このような応答関係連鎖抽出部12の応答関係連鎖抽出処理について図8を用いて説明する。なお、図8において、I、JおよびNは、整数の変数とする。
まず、応答関係連鎖抽出部12は、応答関係対抽出部11によって抽出された応答関係対リストを応答関係連鎖リストの初期値として代入する(ステップS20)。次に、応答関係連鎖抽出部12は、空の拡張応答関係連鎖リストを生成し(ステップS21)、Iに1を代入し、Nに応答関係連鎖リストの行数を代入する(ステップS22)。
次に、応答関係連鎖抽出部12は、IがN以下であるか否かを判断する(ステップS23)。ここで、IがN以下であると判断した場合には、応答関係連鎖抽出部12は、JにI+1を代入し(ステップS24)、JがN以下であるか否かを判断する(ステップS25)。
ここで、IがN以下であると判断した場合には、応答関係連鎖抽出部12は、J番目の応答関係連鎖がI番目の応答関係連鎖と連鎖関係にあるか否かを判断する(ステップS26)。
ここで、J番目の応答関係連鎖がI番目の応答関係連鎖と連鎖関係にあると判断した場合には、応答関係連鎖抽出部12は、J番目の応答関係連鎖をI番目の応答関係連鎖に連結させ、拡張応答関係連鎖リストに追加する(ステップS27)。
ステップS26において、J番目の応答関係連鎖がI番目の応答関係連鎖と連鎖関係にないと判断した場合、または、J番目の応答関係連鎖をI番目の応答関係連鎖に連結させ、拡張応答関係連鎖に追加した後、応答関係連鎖抽出部12は、Jに1を加算し(ステップS28)、応答関係連鎖抽出処理をステップS25に戻す。
また、ステップS25において、IがN以下でないと判断した場合には、応答関係連鎖抽出部12は、Iに1を加算し(ステップS29)、応答関係連鎖抽出処理をステップS23に戻す。
また、ステップS23において、IがN以下でないと判断した場合には、応答関係連鎖抽出部12は、拡張応答関係連鎖リストが空であるか否かを判断し(ステップS30)、拡張応答関係連鎖リストが空であると判断した場合には、応答関係連鎖抽出処理を終了する。
一方、拡張応答関係連鎖リストが空でないと判断した場合には、応答関係連鎖抽出部12は、他の応答関係連鎖と連結させていないものを除いた応答関係連鎖を応答関係連鎖リストから削除する(ステップS31)。そして、応答関係連鎖抽出部12は、応答関係連鎖リストに拡張応答関係連鎖リストを追加し(ステップS32)、応答関係連鎖抽出処理をステップS21に戻す。
ここで、図7に示した応答関係対リストを用いて、応答関係連鎖抽出部12の応答関係連鎖抽出処理の具体例を説明する。
まず、応答関係連鎖抽出部12は、応答関係連鎖リストに、(1,3)、(2,6)、(3,5)、(3,10)、(5,9)、(10,15)を代入する。
次に、応答関係連鎖抽出部12は、(1,3)の先頭要素を除いた要素列(3)と(3,5)の先頭要素を除いた要素列(3)とが一致し、連鎖関係にあるため、拡張応答関係連鎖リストに(1,3,5)を追加する。
同様に、応答関係連鎖抽出部12は、拡張応答関係連鎖リストに(1,3,10)、(3,5,9)、(3,10,15)を追加する。ここで、(2,6)以外は、他の応答関係連鎖と連結されているため、応答関係連鎖抽出部12は、応答関係連鎖リストから(2,6)以外を削除する。
次いで、応答関係連鎖抽出部12は、応答関係連鎖リストに拡張応答関係連鎖リスト(1,3,5)、(1,3,10)、(3,5,9)、(3,10,15)を追加し、この拡張応答関係連鎖リストを応答関係連鎖リストとして処理を進める。
応答関係連鎖抽出部12は、このような処理を繰り返すことにより、(2,6)、(1,3,5,9)、(1,3,10,15)の3つの応答関係連鎖を抽出し、図9に示すような応答関係連鎖リストを生成する。なお、図9において、連鎖IDは各応答関係連鎖を識別するためのものであり、応答関係連鎖は、メイルIDをカンマで区切った形で示されている。
図1において、応答関係連鎖ベクトル生成部13は、応答関係連鎖抽出部12によって抽出された応答関係連鎖を構成するメイルの送信者と受信者との出現頻度に基づいた応答関係連鎖ベクトルを生成するようになっている。
このような応答関係連鎖ベクトル生成部13の応答関係連鎖ベクトル生成処理について図10を用いて説明する。
まず、応答関係連鎖ベクトル生成部13は、応答関係連鎖抽出部12によって生成された応答関係連鎖リストを取得し(ステップS40)、取得した応答関係連鎖リストを構成する各応答関係連鎖に対して、以下の処理(ステップS41乃至S43)を実行する。
応答関係連鎖ベクトル生成部13は、メイルログデータベース10を参照し、当該応答関係連鎖を構成する全メイルの送信者と受信者との出現頻度を計数する(ステップS41)。
次に、応答関係連鎖ベクトル生成部13は、計数した出現頻度を要素とし、メイルログが表す全てのメイルの送受信者を特徴次元とした応答関係連鎖ベクトルを生成する(ステップS42)。
ここで、応答関係連鎖ベクトルの要素値は、メイルログが表す全てのメイルの送受信者の出現頻度であるため、当該応答関係連鎖を構成するメイルの送信者および受信者の何れでもないユーザに対応する次元の要素値は0となる。
次に、応答関係連鎖ベクトル生成部13は、生成した応答関係連鎖ベクトルを生成済みの応答関係連鎖ベクトルに結合する(ステップS43)。応答関係連鎖リストを構成する全ての応答関係連鎖に対して以上の処理を実行することにより、応答関係連鎖ベクトル生成部13は、応答関係連鎖ベクトルを生成する。
なお、上述した応答関係連鎖ベクトル生成部13の応答関係連鎖ベクトル生成処理において、ステップS41において、受信者の出現頻度を計数するときに、受信タイプ(図4参照)に応じて0より大きく1以下の重みをつけて計数するようにしてもよい。
ここで、図9に示した応答関係対リストを用いて、応答関係連鎖ベクトル生成部13の応答関係連鎖ベクトル生成処理の具体例を説明する。なお、図9において、全てのユーザの数を15とし、各ユーザにユーザID1〜ID15が割り当てられているものとする。
また、メイル2は、送信者のユーザIDが2、受信者のユーザIDが{6,8,14}であるものとし、メイル6は、送信者のユーザIDが6、受信者のユーザIDが{2,8,13,14}であるものとする。
まず、応答関係連鎖ベクトル生成部13は、連鎖IDが1の応答関係連鎖を取得する。ここで、取得した応答関係連鎖を構成するメイルは、メイル2、6であるため、応答関係連鎖ベクトル生成部13は、メイル2、6の全ての送信者と受信者の出現頻度を計数する。
この結果、ユーザIDが2のユーザ(以下、「ユーザ2」という。以下、他のユーザIDのユーザについても同様に表現する。)の出現頻度が2、ユーザ6の出現頻度が2、ユーザ8の出現頻度が2、ユーザ13の出現頻度が1、ユーザ14の出現頻度が2となる。
この結果を基に、応答関係連鎖ベクトル生成部13は、応答関係連鎖ベクトル(0,2,0,0,0,2,0,2,0,0,0,0,1,2,0)を生成する。応答関係連鎖ベクトル生成部13は、連鎖IDが2、3の各応答関係連鎖についても同様に応答関係連鎖ベクトルを生成し、結果として、これらを結合した図11に示す応答関係連鎖ベクトルを生成する。
図1において、応答関係連鎖抽出部12は、応答関係連鎖をひとつの話題で継続するコミュニケーション系列とみなしたが、応答関係連鎖集合生成部14は、類似する応答関連連鎖の集合は幾つかの話題でコミュニケーションを行うユーザ群を示すものであるため、応答関連連鎖集合はチームを抽出する源情報とみなす。
このため、応答関係連鎖集合生成部14は、応答関係連鎖ベクトル生成部13によって生成された応答関係連鎖ベクトルに基づいて応答関係連鎖を分類することで応答関係連鎖集合を生成するようになっている。
このような応答関係連鎖集合生成部14の応答関係連鎖集合生成処理について図12を用いて説明する。
まず、応答関係連鎖集合生成部14は、応答関係連鎖ベクトル生成部13によって生成された応答関係連鎖ベクトルを取得する(ステップS50)。次に、応答関係連鎖集合生成部14は、応答関係連鎖ベクトルを用いて応答関係連鎖をクラスタリングすることにより応答関係連鎖集合を生成する(ステップS51)。
ここで、本実施の形態において、応答関係連鎖集合生成部14は、クラスタリングとして、例えば、周知のk−mean法(例えば、非特許文献3参照)を用いる。なお、k−mean法は、パラメトリックな手法であり、実行する前にクラスタ数を指定する必要があるため、応答関係連鎖集合生成部14は、予め定められた値をクラスタ数として指定してもよいし、周知の最適推定手法を用いてクラスタ数を指定してもよい。
このような応答関係連鎖集合生成処理を実行することにより、応答関係連鎖集合生成部14は、図13に示すような応答関係連鎖集合を生成する。なお、図13において、集合IDは、クラスタを識別するための識別子のことをいう。
図13に示す応答関係連鎖集合においては、連鎖IDが1の応答関係連鎖は、集合IDが1の応答関係連鎖集合に含まれ、連鎖IDが2、3の応答関係連鎖は、集合IDが2の応答関係連鎖集合に含まれることを示している。
図1において、チーム抽出部15は、応答関係連鎖集合生成部14によって生成された応答関係連鎖集合に含まれる応答関連連鎖を構成するメイルの送信者と受信者との間の送受信関係を表す隣接行列を生成する隣接行列生成部19と、隣接行列から該応答関係連鎖集合における各ユーザの重要度を算出する重要度算出部20とを有している。
隣接行列生成部19は、図14に示すように、応答関係連鎖集合に含まれる応答関連連鎖を構成するメイルの送受信者の数に等しい数の行と列とを有する隣接行列を生成し、生成した隣接行列の各要素に各送信者が各受信者にメイルを送信した頻度を代入するようになっている。
このような隣接行列生成部19の隣接行列生成処理について図15を用いて説明する。なお、隣接行列生成処理は、応答関係連鎖集合における集合ID毎に実行されるものである。
まず、隣接行列生成部19は、応答関係連鎖集合生成部14によって生成された応答関係連鎖集合のなかから対象とする応答関係連鎖集合を取得する(ステップS60)。次に、隣接行列生成部19は、応答関係連鎖集合に含まれる応答関係連鎖を構成する全てのメイルを抽出する(ステップS61)。
次に、隣接行列生成部19は、メイルログデータベース10を参照して、抽出したメイルの送受信者を抽出し(ステップS62)、抽出した送受信者数に等しい数の行と列とを有し、全ての要素が0の正方行列を隣接行列として生成する(ステップS63)。
次に、隣接行列生成部19は、各メイルに対して、送信者と受信者とに対応する隣接行列の要素に1を加算していく(ステップS64)。
ここで、図13に示した応答関係連鎖集合を用いて、隣接行列生成部19の隣接行列生成処理の具体例を説明する。なお、図13において、全てのユーザの数を15とし、各ユーザにユーザID1〜ID15が割り当てられているものとする。
また、メイル2は、送信者のユーザIDが2、受信者のユーザIDが{6,8,14}であるものとし、メイル6は、送信者のユーザIDが6、受信者のユーザIDが{2,8,13,14}であるものとする。
まず、集合IDが1の応答関連連鎖集合に含まれる応答関連連鎖は、連鎖IDが1のもののみであるので、隣接行列生成部19は、応答関連連鎖リストより連鎖IDが1の応答関連連鎖を構成するメイル2、6を抽出する。
次に、メイル2の送信者のユーザIDが2、受信者のユーザIDが{6,8,14}、メイル6の送信者のユーザIDが6、受信者のユーザIDが{2,8,13,14}であることから、集合IDが1の応答関連連鎖集合に係る送受信者のIDは{2,6,8,13,14}となるため、隣接行列生成部19は、サイズが5×5で、各行と各列が{2,6,8,13,14}に対応し、全ての要素が0の正方行列を隣接行列として生成する。
ここで、メイル2の送信者のユーザIDが2、受信者のユーザIDが{6,8,14}であることから、隣接行列生成部19は、隣接行列の(1,2)、(1,3)、(1,5)の各要素にそれぞれ1を加算する。
また、メイル6の送信者のユーザIDが6、受信者のユーザIDが{2,8,13,14}であることから、隣接行列生成部19は、隣接行列の(2,1)、(2,3)、(2,4)、(2,5)の各要素にそれぞれ1を加算する。この結果、図14に示したような隣接行列が隣接行列生成部19によって生成される。
図1において、重要度算出部20は、周知のネットワーク中心性尺度(例えば、非特許文献4参照)に基づいた各ユーザの中心度を重要度として算出するようにしてもよく、周知のPageRank法(例えば、特許文献4参照)によって得られた各ユーザの中心度を重要度として算出するようにしてもよい。
このような重要度算出部20の重要度算出処理について図16を用いて説明する。
まず、重要度算出部20は、隣接行列生成部19によって生成された隣接行列を取得する(ステップS70)。次いで、重要度算出部20は、隣接行列から応答関係連鎖集合における各ユーザの重要度を算出する(ステップS71)。
ここで、チーム抽出部15およびチーム情報記録部17のチーム抽出処理について図17を用いて説明する。なお、チーム抽出処理は、応答関係連鎖集合における集合ID毎に実行される。
まず、チーム抽出部15は、隣接行列生成部19に隣接行列生成処理(図15参照)を実行させ(ステップS80)、重要度算出部20に重要度算出処理(図16参照)を実行させる(ステップS81)。
次に、チーム抽出部15は、重要度算出部20によって算出された各ユーザの重要度と予め定められた閾値とを比較することにより、当該応答関係連鎖集合における重要なユーザをチームとして抽出する(ステップS82)。
チーム抽出部15によってチームが抽出されると、チーム情報記録部17は、抽出されたチームに関する情報をチーム情報データベース16に記録する(ステップS83)。
なお、本実施の形態においては、重要度算出部20によって算出された各ユーザの重要度に基づいて各チームにおける重要なユーザを抽出するときに、予め定められた閾値が用いられている。
ここで、統計処理により重要度の閾値を算出する周知な手法は数多く提案されているが、これらは、あくまで統計的な基準に基づくものであるため、実データに適用した場合に不具合が生じることが多い。
したがって、本実施の形態においては、各ユーザの重要度と比較する閾値として、例えば、「通常チームは5人以下で構成させる」や「経験上、ページランク値が0.5以上は重要とみなすことができる」というような、経験的な知識により定められた値を用いる。
図18は、重要度算出部20によって算出された各ユーザの重要度を表すテーブルの例を示している。ここで、図18における重要度は、PageRank法によって算出されたページランク値であり、閾値は、ヒューリスティックな知識により0.5が定められているものとする。
まず、集合IDが1の応答関連連鎖集合において0.5以上の重要度をもつユーザがチーム抽出部15によって抽出されると、ユーザIDが1、3、6のユーザで構成されるチームが抽出される。
同様に、集合IDが2の応答関連連鎖集合において0.5以上の重要度をもつユーザがチーム抽出部15によって抽出されると、ユーザIDが1、2、4、7のユーザで構成されるチームが抽出される。
なお、ユーザIDが5のユーザは、集合IDが1、2の双方の応答関係連鎖集合において低い重要度をもつため、どのチームにも属さず、一方、ユーザIDが1のユーザは、集合IDが1、2の双方の応答関係連鎖集合において高い重要度をもつため、双方のチームに属している。
図19は、チーム情報データベース16に記録されたチーム情報のテーブルの例を示している。
このテーブルは、チームの識別子を表すチームID、ユーザIDおよび重要度のフィールドからなり、例えば、1行目は、チームIDが1のチームに、ユーザIDが1のユーザが属し、このチームにおけるユーザ1の重要度が0.65であることを示している。
図1において、チーム情報出力部18は、チーム情報データベース16に記憶されたチーム情報を出力するようになっている。ここで、図19に示したチーム情報テーブルとチーム情報データベース16に含まれる図20に示すユーザ情報テーブルとに基づいたチーム情報の表示例を図21乃至図24に示す。
図21においては、チーム抽出部15によって抽出されたチームとチームに所属するユーザ名が表示されており、例えば、チーム1には"ヤマダ"、"スズキ"、"ササキ"が所属していることがわかる。また、チームを示す円の中心からの距離と重要度とが反比例する位置に各ユーザ名を配置することで、チームにおける各ユーザの重要度を示すこともできる。また、図21においては、どのチームにも属さないユーザ名も表示さている。
よって、チーム情報出力部18は、図21に示すようにチーム情報を出力することにより、公式な所属とは一致しないアクティブなチームを管理者に検出させることができるとともに、チームにおけるユーザの重要度(活発度)等を管理者に把握させることができる。
図22においては、図21に示した表示に加え、各ユーザ間のやり取り度が、ユーザ名を結ぶ線の太さとして、あわせて表示されている。なお、各ユーザ間のやり取り度は、ユーザ間でのメイルの送受信量等から求められる。
例えば、図22は、チーム1において「ヤマダ」と「ササキ」とのやり取り度は高く、逆に「スズキ」と「ササキ」とのやり取り度は相対的に低いことを示している。よって、チーム情報出力部18は、図22に示すようにチーム情報を出力することにより、アクティブなチームにおけるメンバの関係を管理者に把握させることができる。
図23においては、図21に示した表示に対し、重複するユーザのユーザ名が重なり合うように表示されている。これにより、ユーザのチームに対する重複の度合いがわかる。例えば、図23は「ヤマダ」がチーム1とチーム2の双方に属していることがわかる。
よって、チーム情報出力部18は、図23に示すようにチーム情報を出力することにより、チーム間の重複度合いを管理者に把握させることで、組織横断的に活動する管理者を検出させることができる。
図24においては、図23に示す表示に加え、公式な所属に配置されているユーザのユーザ名間が線で結ばれて表示されている。例えば、「カトウ」、「スズキ」、「モリ」は、線で結ばれているため、同一の所属に配置されていることがわかる。
よって、チーム情報出力部18は、図24に示すようにチーム情報を出力することにより、アクティブに活動するチームと公式な所属との構造の差異を管理者に把握させることができ、組織構造の変革の知見を管理者に与えることができる。
なお、本実施の形態においては、色、形および大きさ等の表示特性に情報を反映させた例示を行っていないが、チーム情報出力部18は、これらの表示特性を積極的に活用した表示を行うことで、より効果的な表示が実現できる。
このように、チーム情報出力部18は、チーム抽出部15によって抽出されたチーム情報を効果的に表示することで、組織の(コミュニケーション)活動や状態を管理者に把握および分析させることができる。
以上説明したように、本発明の一実施の形態としてのチーム抽出装置1は、メイルログよりメイルの応答関係連鎖を抽出し、抽出した応答関係連鎖を分類することで類似する応答関係連鎖からなる応答関係連鎖集合を抽出し、抽出した応答関係連鎖集合において重要なユーザをチームとして抽出するため、暗黙に活動するチームを抽出することができる。
1 チーム抽出装置
3a、3b、3c クライアント装置
4 企業内ネットワーク
5 サーバ装置
6 プリンタ装置
10 メイルログデータベース
11 応答関係対抽出部
12 応答関係連鎖抽出部
13 応答関係連鎖ベクトル生成部
14 応答関係連鎖集合生成部
15 チーム抽出部
16 チーム情報データベース
17 チーム情報記録部
18 チーム情報出力部
19 隣接行列生成部
20 重要度算出部
特開2006−260341号公報 特開2006−252222号公報 特開2006−252220号公報 米国特許第6285999号明細書
P.F.ドラッカー、「ポスト資本主義社会」、ダイヤモンド社、1993年 一條和生、徳岡晃一郎、「シャドーワーク―知識創造を促す組織戦略」、 東洋経済新報社、2007年2月 河口至商、「多変量解析入門 II」、森北出版 濱崎雅弘、松尾豊、西村拓一、武田英明、「複数の中心性尺度によるネットワーク生成モデル」、知能情報ファジィ学会論文誌、2008年

Claims (9)

  1. メイルの送受信の履歴を表すメイルログが記録されるメイルログデータベースと、
    前記メイルログデータベースに記録されたメイルログから応答関係にあるメイルの対を表す応答関係対を抽出する応答関係対抽出部と、
    前記応答関係対に基づいて、メイルの応答関係の連鎖を表す応答関係連鎖を抽出する応答関係連鎖抽出部と、
    前記応答関係連鎖を構成するメイルの送信者と受信者との出現頻度に基づいた応答関係連鎖ベクトルを生成する応答関係連鎖ベクトル生成部と、
    前記応答関係連鎖ベクトルに基づいて前記応答関係連鎖を分類することで互いに類似する応答関係連鎖の集合を表す応答関係連鎖集合を生成する応答関係連鎖集合生成部と、
    前記応答関係連鎖集合に含まれる応答関係連鎖を構成するメイルの送信者および受信者から該応答関係連鎖集合における重要なユーザをチームとして抽出するチーム抽出部と、
    を備えたチーム抽出装置。
  2. 前記チーム抽出部は、
    前記応答関係連鎖集合に含まれる応答関係連鎖を構成するメイルの送信者と受信者との間の送受信関係を表す隣接行列を生成する隣接行列生成部と、
    前記隣接行列から該応答関係連鎖集合における各ユーザの重要度を算出する重要度算出部と、
    を有し、前記各ユーザの重要度に基づいて前記チームを構成するユーザを抽出することを特徴とする請求項1に記載のチーム抽出装置。
  3. 前記重要度算出部は、ネットワーク中心性尺度に基づいた前記各ユーザの中心度を前記重要度として算出することを特徴とする請求項2に記載のチーム抽出装置。
  4. 前記重要度算出部は、PageRank法によって得られた前記各ユーザの中心度を前記重要度として算出することを特徴とする請求項2に記載のチーム抽出装置。
  5. メイルの送受信の履歴を表すメイルログをメイルログデータベースに記録する記録ステップと、
    前記メイルログデータベースに記録されたメイルログから応答関係にあるメイルの対を表す応答関係対を抽出する応答関係対抽出ステップと、
    前記応答関係対に基づいて、メイルの応答関係の連鎖を表す応答関係連鎖を抽出する応答関係連鎖抽出ステップと、
    前記応答関係連鎖を構成するメイルの送信者と受信者との出現頻度に基づいた応答関係連鎖ベクトルを生成する応答関係連鎖ベクトル生成ステップと、
    前記応答関係連鎖ベクトルに基づいて前記応答関係連鎖を分類することで互いに類似する応答関係連鎖の集合を表す応答関係連鎖集合を生成する応答関係連鎖集合生成ステップと、
    前記応答関係連鎖集合に含まれる応答関係連鎖を構成するメイルの送信者および受信者から該応答関係連鎖集合における重要なユーザをチームとして抽出するチーム抽出ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのチーム抽出プログラム。
  6. 前記チーム抽出ステップは、
    前記応答関係連鎖集合に含まれる応答関係連鎖を構成するメイルの送信者と受信者との間の送受信関係を表す隣接行列を生成する隣接行列生成ステップと、
    前記隣接行列から該応答関係連鎖集合における各ユーザの重要度を算出する重要度算出ステップと、
    を有し、前記各ユーザの重要度に基づいて前記チームを構成するユーザを抽出することを特徴とする請求項5に記載のチーム抽出プログラム。
  7. 前記重要度算出ステップでは、ネットワーク中心性尺度に基づいた前記各ユーザの中心度を前記重要度として算出することを特徴とする請求項6に記載のチーム抽出プログラム。
  8. 前記重要度算出ステップでは、PageRank法によって得られた前記各ユーザの中心度を前記重要度として算出することを特徴とする請求項6に記載のチーム抽出プログラム。
  9. 請求項5乃至請求項8の何れかに記載のチーム抽出プログラムがコンピュータに読み取り可能に記録された記録媒体。
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