JP2010210537A - 粒子状物質検出装置固定用管状構造体 - Google Patents

粒子状物質検出装置固定用管状構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】放熱性に優れた粒子状物質検出装置固定用管状構造体を提供する。
【解決手段】一方の端部である第1端部2に固定用構造部4を有する管状の第1保持管1と、第1保持管1の他方の端部である第2端部3に、第1保持管1と同軸になるように一方の端部12が固定された管状の第2保持管11とを備え、一方の端部に粒子状物質の検出部22を有するとともに他方の端部に配線の取出し部23を有する一方向に長いセラミック製の粒子状物質検出装置21を、検出部22が第1保持管1の第1端部2から外に出た状態になるとともに配線の取出し部23が第2保持管11内に位置するように内部に配置し、粒子状物質検出装置21の検出部22が排ガスの配管内に位置するように第1保持管1の固定用構造部4により排ガスの配管に固定して使用される粒子状物質検出装置固定用管状構造体100。
【選択図】図2

Description

本発明は、粒子状物質検出装置固定用管状構造体に関し、さらに詳しくは、放熱性に優れた粒子状物質検出装置固定用管状構造体に関する。
煙道排ガスやディーゼルエンジン排ガスには煤等の粒子状物質(Particulate Matter:PM)が含まれており、大気汚染の原因になっていた。これらを除去するために、セラミック等で作製されたフィルタ(ディーゼルパティキュレートフィルタ:DPF)が広く用いられている。セラミック製のDPFは、長期間の使用が可能であるが、熱劣化等によりクラックや溶損等の欠陥が発生することがあり、微量ではあるが粒子状物質が漏れる可能性がある。このような欠陥が発生した場合には、その欠陥の発生を即座に検知し、装置の異常を認識することが、大気汚染防止の観点から極めて重要である。このような欠陥の発生を検知する方法として、DPFの下流側に粒子状物質(PM)検出装置を設ける方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、同様に、大気汚染防止の観点からは窒素酸化物(NO)の検知も重要であり、窒素酸化物検出装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭60−123761号公報 特開平02−238354号公報
上記のような粒子状物質検出装置や窒素酸化物検出装置は、通常排気ガスを流す配管等に装着されて、配管内を流通する排ガスに含有される粒子状物質や窒素酸化物を検出するものである。しかし、例えば、自動車エンジンからの排ガスを排出するための配管にこれらの装置を装着すると、自動車が走行中に跳ね上げた石ころ等が衝突して装置が破損する可能性があった。そのため、例えば、検出装置の外側を二重管で覆った状態で配管に固定するものもあった。
しかし、例えば、粒子状物質検出装置の外側を二重管で覆うと、内部が高温になり、測定値が不正確になるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、放熱性に優れた粒子状物質検出装置固定用管状構造体を提供することを特徴とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、以下の粒子状物質検出装置固定用管状構造体を提供するものである。
[1] 一方の端部である第1端部に固定用構造部を有する管状の第1保持管と、前記第1保持管の他方の端部である第2端部に、前記第1保持管と同軸になるように一方の端部が固定された管状の第2保持管とを備え、一方の端部に粒子状物質の検出部を有するとともに他方の端部に配線の取出し部を有する一方向に長いセラミック製の粒子状物質検出装置を、検出部が前記第1保持管の第1端部から外に出た状態になるとともに配線の取出し部が前記第2保持管内に位置するように内部に配置し、前記粒子状物質検出装置の検出部が排ガスの配管内に位置するように前記第1保持管の固定用構造部により排ガスの配管に固定して使用される粒子状物質検出装置固定用管状構造体。
[2] 前記第1保持管が、中心軸方向に延びる複数の突条を外周全体に亘って有している[1]に記載の粒子状物質検出装置固定用管状構造体。
[3] 前記第2保持管が、中心軸方向に延びる複数の突条を外周全体に亘って有している[1]又は[2]に記載の粒子状物質検出装置固定用管状構造体。
[4] 前記突条の高さが、0.5〜5mmである[2]又は[3]に記載の粒子状物質検出装置固定用管状構造体。
[5] 前記第1保持管の長さが、40〜90mmである[1]〜[4]のいずれかに記載の粒子状物質検出装置固定用管状構造体。
[6] 前記第1保持管の固定用構造部が、ネジ構造である[1]〜[5]のいずれかに記載の粒子状物質検出装置固定用管状構造体。
[7] [1]〜[6]のいずれかに記載の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の内部に、一方の端部に粒子状物質の検出部を有するとともに他方の端部に配線の取出し部を有する一方向に長いセラミック製の粒子状物質検出装置を、検出部が前記第1保持管の第1端部から外に出た状態になるとともに配線の取出し部が前記第2保持管内に位置するように配置し、前記粒子状物質検出装置の検出部が排ガスの配管内に位置するようにして前記第1保持管の固定用構造部により排ガスの配管に固定する粒子状物質検出装置の固定方法。
本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体によれば、粒子状物質検出装置を排ガスが流れる配管に固定したときに、高温の排ガスが配管内を流通しても、粒子状物質検出装置固定用管状構造体の放熱性が良好であるため、測定値が不正確になったり、変動したりすることを防止することができる。また、本発明の粒子状物質検出装置の固定方法によれば、上記本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体を用いて粒子状物質検出装置を排ガスが流れる配管に固定するため、高温の排ガスが配管内を流通しても、粒子状物質検出装置固定用管状構造体の放熱性が良好であり、測定値が不正確になったり、変動したりすることを防止することができる。
本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の一の実施形態を模式的に示す側面図である。 本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の一の実施形態の、中心軸方向に平行な平面で切断した断面を示す模式図である。 本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の他の実施形態を模式的に示す側面図である。 図3に示す粒子状物質検出装置固定用管状構造体のA−A’断面を示す模式図である。 本実施形態の管状構造体の第1保持管の部分の、中心軸に直交する断面を示す模式図である。 本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体によって配管に固定される粒子状物質検出装置の一例を示す側面図である。 本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体によって配管に固定される粒子状物質検出装置の一例を示す平面図である。 比較例1の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の、中心軸を通る平面で切断した断面を示す模式図である。
次に本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜設計の変更、改良等が加えられることが理解されるべきである。
(1)粒子状物質検出装置固定用管状構造体:
図1、図2に示すように、本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体(以下、単に「管状構造体」ということがある。)の一の実施形態は、一方の端部である第1端部2に固定用構造部4を有する管状の第1保持管1と、第1保持管1の他方の端部である第2端部3に、第1保持管1と同軸になるように一方の端部12が固定された管状の第2保持管11とを備えるものである。そして、本実施形態の粒子状物質検出装置固定用管状構造体(管状構造体)100は、一方の端部に粒子状物質の検出部22を有するとともに他方の端部に配線の取出し部23を有する一方向に長いセラミック製の粒子状物質検出装置21を、検出部22が第1保持管1の第1端部2から外に出た状態になるとともに配線の取出し部23が第2保持管3内に位置するように内部に配置し、粒子状物質検出装置21の検出部22が排ガスの配管内に位置するように第1保持管1の固定用構造部4により排ガスの配管に固定して使用されるものである。図1は、本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の一の実施形態を模式的に示す側面図である。図2は、本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の一の実施形態の、中心軸方向に平行な平面で切断した断面を示す模式図である。
本実施形態の管状構造体100を構成する第1保持管1は、一方の端部である第1端部2に固定用構造部4を有する円筒状の部材である。第1保持管1は、円筒状の一重管であるため、放熱性が良好であり、内部が高温になることを防止することができる。第1保持管1は、このように円筒状であることが好ましいが、一重管であればその形状に特に限定はなく、中心軸に直交する断面が六角形、八角形等の多角形や、楕円形であってもよい。第1保持管1の、第1端部2の先端から、第2保持管11に接合されている部分までの距離(外部に露出して入る部分の距離)は、40〜70mmであることが好ましく、50〜60mmであることが更に好ましい。40mmより短いと、本実施形態の管状構造体100を配管に固定して使用したときに、配管から第2保持管11までの距離が短くなり、第2保持管11内に配置される粒子状物質検出装置21の取り出し部23が高温になることがある。70mmより長いと本実施形態の管状構造体100全体が長くなり、自動車エンジンの排ガス用配管に固定する場合のように、狭い場所での使用をし難くなることがある。尚、図1、図2において、粒子状物質検出装置21の取り出し部23は、コンタクト部材24の内部に隠れている。
第1保持管1の中心軸に直交する断面における外径は、10〜20mmであることが好ましく、12〜16mmであることが更に好ましい。10mmより小さいと、粒子状物質検出装置が内部に入り難くなったり、放熱が不十分になることがある。20mmより大きいと、自動車エンジンの排ガス用配管に固定する場合のように、狭い場所での使用をし難くなることがある。第1保持管1の壁の厚さ(肉厚)は、0.3〜1.5mmであることが好ましく、0.5〜1.0mmであることが更に好ましい。0.3mmより薄いと、強度が低下することがある。1.5mmより大きいと、放熱が不十分になることがある。
第1保持管1の第1端部2の先端部分は、粒子状物質検出装置21が通る貫通孔が形成された底部6を有している。底部に形成された貫通孔は、粒子状物質検出装置21を通したときに、粒子状物質検出装置21との間に0.1〜0.5mmの隙間が開く大きさであることが好ましい。従って、第1保持管1の第1端部2の先端部分は、底部6と粒子状物質検出装置21とによって塞がれ、配管内の排ガスが第1保持管1の第1端部2の先端部分から浸入することが防止されている。
本実施形態の管状構造体100においては、第1保持管1の第1端部2に形成される固定用構造部4は、ネジ構造である。つまり、本実施形態の管状構造体100は、第1保持管1の第1端部2に固定用構造部4として、雄ネジが形成されている。これにより、配管側に雌ネジを形成することにより、管状構造体100をネジ締結により配管に固定することができる。また、本実施形態の管状構造体100は、配管にネジ締結するときにスパナ、モンキー等で締め付けるために、中心軸に直交する断面が六角形の鍔部5を有している。これにより、管状構造体100をネジ締結により配管に固定するときに、鍔部5をスパナ、モンキー等の先端で挟んで回すことによりネジ締結をすることができる。
また、第1保持管1は、第1端部2と、第1端部2からは独立した第1端部2以外の部分である胴部とにより構成されてもよい。そして、第1端部2が、固定用構造部4及び鍔部5が一体的に形成されたものであってもよい。そしてこの場合、当該一体的に形成された固定用構造部4及び鍔部5が、胴部からは独立して胴部の端部で回転することができるように胴部に取り付けられていることが好ましい。また、一体的に形成された固定用構造部4及び鍔部5が、第1保持管1の第2端部側に移動しないように、第1保持管1の胴部の第1端部2に近い位置にリング状の留め部を有することが好ましい。
第1保持管1の材質は、特に限定されないが、例えば強度が高く、安価であるステンレス鋼が好ましい。ステンレス鋼の種類としては、オーステナイト系等が好ましい。
本実施形態の管状構造体100を構成する第2保持管11は、第1保持管1の他方の端部である第2端部3に、第1保持管1と同軸になるように一方の端部12が固定されたものであり、円筒状の一重管である。第2保持管11は、円筒状の一重管であるため、放熱性が良好であり、内部が高温になることを防止することができる。第2保持管11は、このように円筒状であることが好ましいが、一重管であればその形状に特に限定はなく、中心軸に直交する断面が六角形、八角形等の多角形や、楕円形であってもよい。第2保持管11の、中心軸方向の長さは、30〜60mmであることが好ましく、40〜50mmであることが更に好ましい。30mmより短いと、本実施形態の管状構造体100の取り出し部23が内部に収まらないことがある。60mmより長いと本実施形態の管状構造体100全体が長くなり、自動車エンジンの排ガス用配管に固定する場合のように、狭い場所での使用をし難くなることがある。
第2保持管11の中心軸に直交する断面における外径は、15〜25mmであることが好ましく、17〜20mmであることが更に好ましい。15mmより小さいと、粒子状物質検出装置が内部に入り難くなったり、放熱が不十分になることがある。25mmより大きいと、自動車エンジンの排ガス用配管に固定する場合のように、狭い場所での使用をし難くなることがある。上記第2保持管11の中心軸に直交する断面における外径は、両端部分の径が小さく絞られた部分を除く、中央部分の外径である。第2保持管11の壁の厚さ(肉厚)は、0.3〜1.5mmであることが好ましく、0.5〜1.0mmであることが更に好ましい。0.3mmより薄いと、強度が低下することがある。1.5mmより大きいと、放熱が不十分になることがある。
第2保持管11は、第1保持管1に接続される側の端部(一方の端部12)と、反対側の端部とが細く形成され、中央部13が太く形成されている。そして中央部13の太さ(中心軸に直交する断面の直径(外径))は、第1保持管1の太さより太く形成されている。第2保持管11の中央部13の太さをこのように太くすることにより、粒子状物質検出装置21の取り出し部23を容易に第2保持管11内に位置させることができる。粒子状物質検出装置21の取り出し部23と、外部からの配線とを接続するときには、取り出し部23と配線とを接触させた状態で、コンタクト部材24によって外側から押え付けるようにして保持することにより接続されるため、粒子状物質検出装置21の他の部分より体積的に大きなものとなる。そのため、第2保持管11の中央部13を太くすることが好ましい。
第2保持管11の第1保持管1に接続されていない側の端部(他方の端部)は、開口され、その開口部がゴム製の栓14で塞がれていることが好ましい。そして、ゴム製の栓14には、粒子状物質検出装置21の取り出し部23に電気的に接続される外部からの配線を通すための貫通孔が形成されていることが好ましい。ゴム製の栓の材質は、耐熱性が高い物であることが好ましく、例えば、シリコンゴム等を挙げることができる。
第1保持管1と第2保持管11とは、強固に接続されることが好ましい。例えば、レーザー溶接、Tig溶接等により接続されていることが好ましい。また、第1保持管1の中で、第2保持管11と接続されている部分から、第2保持管11内に挿入されている、第2端部3の先端までの距離は、5〜15mmであることが好ましく、6〜8mmであることが更に好ましい。5mmより短いと、強度不足になることがある。15mmより長いと熱が管状構造体100の内部にこもることがある。
次に、本発明の管状構造体の他の実施形態について説明する。図3、図4に示すように、本実施形態の管状構造体200は、第1保持管1が、中心軸方向に延びる複数の突条7を外周全体に亘って有している。突条7を有することにより、第1保持管1の強度を向上させることができ、更に、第1保持管1の表面積が大きくなるため、放熱性を向上させることができる。従って、本実施形態の管状構造体200は、第1保持管1が突条7を有することにより、二重管では得られなかった、強度と放熱性の両方を向上させるという効果を得ることが可能である。ここで、「突条」とは、第1保持管の表面に沿って線状に延びる突起部分のことである。突条7は、第1保持管1の外周全体に均等に配置されていることが好ましい。突条7の高さは、0.5〜5mmであることが好ましく、0.5〜2mmであることが更に好ましい。0.5mmより短いと、強度及び放熱性を向上させる効果が小さくなることがある。5mmより長いと第1保持管1が大きくなり、狭い場所に設置し難くなることがある。また、突条7の幅は、0.5〜1.5mmであることが好ましく、0.5〜1.0mmであることが更に好ましい。0.5mmより薄いと、突条7の強度が低下することがある。1.5mmより厚いと放熱性を向上させる効果が小さくなることがある。また、突条7の長さは、第1保持管1の中心軸方向の長さの65〜100%が好ましく、80〜100%が更に好ましく、100%が特に好ましい。65%より短いと、強度及び放熱性を向上させる効果が小さくなることがある。ここで、第1保持管1の中心軸方向の長さとは、第1保持管全体の長さではなく、第1保持管1の中の、第2保持管11と接続されている部分から、鍔部5まで(鍔部5は含まない)の長さである。つまり、第1保持管1の中の、外部に露出している、第1端部2を除く一重管の部分の長さである。図3は、本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の他の実施形態を模式的に示す側面図である。図3に示す粒子状物質検出装置固定用管状構造体のA−A’断面を示す模式図である。
また、本実施形態の管状構造体200は、第1保持管1の外周に、突条7を11〜44本有することが好ましく、18〜23本有することが更に好ましい。11本より少ないと強度及び放熱性を向上させる効果が小さくなることがある。44本より多いと、放熱性を向上させる効果が小さくなることがある。
本実施形態の管状構造体200は、更に、第2保持管11が、中心軸方向に延びる複数の突条7を外周全体に亘って有することも好ましい。突条7を有することにより、第2保持管11の強度を向上させることができ、更に、第2保持管11の表面積が大きくなるため、放熱性を向上させることができる。突条7についての条件は上記第1保持管1に形成される突条7の場合と同様であることが好ましい。尚、突条7の長さは、第2保持管11の中央部13の中心軸方向の長さの65〜100%が好ましく、80〜100%が更に好ましく、100%が特に好ましい。65%より短いと、強度及び放熱性を向上させる効果が小さくなることがある。
本実施形態の管状構造体200の他の条件は、上記本発明の管状構造体の一の実施形態の場合と同様であることが好ましい。
次に、本発明の管状構造体の更に他の実施形態について説明する。図5に示すように、本実施形態の管状構造体300は、第1保持管1が、中心軸方向に延びる凸部31と中心軸方向に延びる凹部32とが外周全体に亘って形成された、波板を筒状に丸めて形成した形状(波板形状)であることが好ましい。凸部31は中心軸方向に尾根状に延びた形状である。本実施形態の管状構造体300は、上記のような波板形状であるため、強度と放熱性の両方を向上させることができる。図5は、本実施形態の管状構造体300の第1保持管1の部分の中心軸に直交する断面を示す模式図である。
凸部31は、第1保持管1の外周全体に均等に配置されていることが好ましい。凸部31の高さ(隣接する凹部32の位置を基準にしたときの高さ)は、1〜5mmであることが好ましく、1.5〜3mmであることが更に好ましい。1mmより低いと、強度及び放熱性を向上させる効果が小さくなることがある。5mmより高いと第1保持管1が大きくなり、狭い場所に設置し難くなることがある。凸部31の長さは、第1保持管1の中心軸方向の長さの65〜100%が好ましく、80〜100%が更に好ましく、100%が特に好ましい。65%より短いと、強度及び放熱性を向上させる効果が小さくなることがある。第1保持管1の中心軸方向の長さは、第1保持管1の中の、外部に露出している、第1端部2を除く一重管の部分の長さである。
また、本実施形態の管状構造体300は、第1保持管1の外周に、凸部31を10〜30本有することが好ましく、14〜22本有することが更に好ましい。10本より少ないと強度及び放熱性を向上させる効果が小さくなることがある。30本より多いと、放熱性を向上させる効果が小さくなることがある。
本実施形態の管状構造体300の他の条件は、上記本発明の管状構造体の一の実施形態の場合と同様であることが好ましい。
(2)粒子状物質検出装置:
本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体によって、排ガスが流れる配管に固定される粒子状物質検出装置は、一方の端部に粒子状物質の検出部を有するとともに他方の端部に配線の取出し部を有する一方向に長いセラミック製の粒子状物質検出装置である。このような粒子状物質検出装置としては、例えば、特願2008−246461号に記載の粒子状物質検出装置等を挙げることができる。具体的には、例えば、図6A、図6Bに示すようなセラミック製の板状の粒子状物質検出装置21を挙げることができる。図6A、図6Bに示す粒子状物質検出装置は、検出部22が貫通孔とその内部に配設された電極等とから構成されている。そして、貫通孔内に流入した排ガス中の粒子状物質を電気的に貫通孔内の壁面等に付着させ、貫通孔内の壁面等のインピーダンス等を測定することにより、粒子状物質の付着量等を検出するものである。そして、検出部が配設されている側の端部とは反対側の端部(他方の端部)に、取出し端子25が配設された取り出し部23が形成されている。取り出し端子25は、外部からの電気配線を接続する部分である。このような粒子状物質検出装置は、検出部22を直接に高温の配管内に挿入して粒子状物質の測定を行うため、熱に弱い取り出し部23が高温にならないようにするために、検出部22と取り出し部23とを離して配置することが好ましい。そのため、粒子状物質検出装置を一方向に長く形成し、一方の端部に検出部22を配置し、他方の端部に取り出し部23を配置することにより、検出部22側の熱が取り出し部23側まで伝わることを抑制しているのである。図6Aは、本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体によって配管に固定される粒子状物質検出装置の一例を示す側面図である。図6Bは、本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体によって配管に固定される粒子状物質検出装置の一例を示す平面図である。
粒子状物質検出装置の材質は、アルミナ、コージェライト、ムライト、ガラス、ジルコニア、マグネシア、及びチタニアからなる群から選択される少なくとも一種であることが好ましい。そして、耐熱衝撃性に優れるため、コージェライトが更に好ましい。また、粒子状物質検出装置の長さは70〜130mmが好ましく、厚さは0.5〜3mmが好ましく、幅(検出部においてガスが流れる方向の長さ)は2〜20mmが好ましい。また、取り出し端子25の材質としては、Ni、Pt、Cr、W、Mo、Al、Au、Ag、Cu、ステンレス、コバール等を挙げることができる。
(3)粒子状物質検出装置の固定方法:
本発明の粒子状物質検出装置の固定方法の一の実施形体は、上述した本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の一の実施形体(管状構造体100)の内部に、一方の端部に粒子状物質の検出部を有するとともに他方の端部に配線の取出し部を有する一方向に長いセラミック製の粒子状物質検出装置を、検出部が第1保持管の第1端部から外に出た状態になるとともに配線の取出し部が第2保持管内に位置するように配置し、粒子状物質検出装置の検出部が排ガスの配管内に位置するようにして第1保持管の固定用構造部により排ガスの配管に固定するものである。
このように、本実施形態の粒子状物質検出装置の固定方法によれば、本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の一の実施形態を用いて粒子状物質検出装置を排ガスが流れる配管に固定するため、高温の排ガスが配管内を流通しても、粒子状物質検出装置固定用管状構造体の放熱性が良好であり、測定値が不正確になったり、変動したりすることを防止することができる。
粒子状物質検出装置の、管状構造体の第1端部の先端から外に突き出した部分の長さは、粒子状物質検出装置を粒子状物質検出装置固定用管状構造体に取り付けて、配管に固定したときに、検出部が配管の中央(排ガスが流れる方向に直交する断面における中央)に位置するような長さとすることが好ましい。
また、本発明の粒子状物質検出装置の固定方法の他の実施形体は、管状構造体100の代わりに、上述した本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の他の実施形体(管状構造体200)を用いて、本発明の粒子状物質検出装置の固定方法の一の実施形体と同様に粒子状物質検出装置を配管に固定する方法である。本実施形体の粒子状物質検出装置の固定方法は、第1保持管に複数の突条が配設された管状構造体200を用いているため、本発明の粒子状物質検出装置の固定方法の一の実施形態と比較して、より粒子状物質検出装置の破損防止効果に優れ、更に放熱性に優れた固定方法である。
また、本発明の粒子状物質検出装置の固定方法の更に他の実施形体は、管状構造体100の代わりに、上述した本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の更に他の実施形体(管状構造体300)を用いて、本発明の粒子状物質検出装置の固定方法の一の実施形体と同様に粒子状物質検出装置を配管に固定する方法である。本実施形体の粒子状物質検出装置の固定方法は、第1保持管が波板形状の管状構造体300を用いているため、本発明の粒子状物質検出装置の固定方法の一の実施形態と比較して、より粒子状物質検出装置の破損防止効果に優れ、更に放熱性に優れた固定方法である。
(4)粒子状物質検出装置固定用管状構造体の製造方法:
本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の一の実施形態の製造方法は、特に限定されないが、例えば図1、図2に示すような粒子状物質検出装置固定用管状構造体は、以下のような方法で製造することができる。
第1保持管の作製に際しては、所定の太さ、長さ及び厚さのステンレス鋼の管(ステンレス管)を準備し、第1端部に相当する側の端部をネジ加工する。尚、図1、図2に示す粒子状物質検出装置固定用管状構造体100の底部6に相当する部分は、管と一体切削で形成することが好ましい。そして、底部6に相当する部分に粒子状物質検出装置を通す貫通孔を形成することが好ましい。そして、外形が六角形の鍔部を溶接でステンレス管に取り付ける。上記ステンレス管の形状、大きさ等の条件は、上記本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の一の実施形態において好ましいとされたものが得られるようにすることが好ましい。
第2保持管の作製に際しては、所定の太さ、長さ及び厚さのステンレス鋼の管(ステンレス管)を準備し、両端部を絞るように加工し、図1、図2に示すように、一方の端部の外形を円錐台状にし、他方の端部の外形を円錐台の上に円筒が接続された形状にする。上記ステンレス管の形状、大きさ等の条件は、上記本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の一の実施形態において好ましいとされたものが得られるようにすることが好ましい。
上記第1保持管作製用に加工したステンレス管と、第2保持管作製用に加工したステンレス管とを、第1保持管のネジ加工されていない側の端部に第2保持管の一方の端部を溶接することにより接合し、図1、図2に示すような粒子状物質検出装置固定用管状構造体を得ることが好ましい。第1保持管と第2保持管とを溶接する方法としては、レーザー溶接、Tig溶接等が好ましい。尚、栓は所定のゴムで形成すればよい。
以下、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1)
図1、図2に示す形状の粒子状物質検出装置固定用管状構造体を作製した。具体的には、太さ(外径)14mm、長さ68mm、厚さ0.5mmのステンレス管を準備し、第1端部に相当する側の端部をネジ加工した。また、底部に相当する部分は、管と一体切削で形成した。底部に、中心軸に直交する断面が7.1mm×12.1mmの長方形の貫通孔を形成した。また、外形が六角形の鍔部を溶接でステンレス管のネジ部を形成した位置に隣接する位置に取り付けて、第1保持管作製用に加工したステンレス管を得た。
次に、太さ(外径)20mm、長さ47mm、厚さ0.5mmのステンレス管を準備した。そして、準備したステンレス管の両端部を絞るように加工し、図1、図2に示すように、一方の端部の外形を円錐台状にし、他方の端部の外形を円錐台の上に円筒が接続された形状にして、第2保持管作製用に加工したステンレス管を得た。円錐台状の端部の大きさは、中心軸を含む平面で切断した断面において、上底が16.5mm、下底が20mm、高さが3mmとした。また、円錐台の上に円筒が接続された形状の端部の大きさは、円錐台状の部分を、上底14mm、下底20mm、高さ3mmとし、円筒状の部分を、底面の直径20mm、高さ15mmとした。
次に、上記第1保持管作製用に加工したステンレス管と、第2保持管作製用に加工したステンレス管とを、第1保持管のネジ加工されていない側の端部に第2保持管の一方の端部をレーザー溶接により溶接することにより接合し、図1、図2に示すような粒子状物質検出装置固定用管状構造体(実施例1)を得た。第2保持管内に入り込む第1保持管の長さは、8mmとした。尚、下記「強度試験」及び「放熱性試験」を行うに際しては、粒子状物質検出装置固定用管状構造体内に粒子状物質を取り付ける必要があり、第1保持管作製用に加工したステンレス管内に、粒子状物質検出装置を取り付けた後に、第1保持管製用に加工したステンレス管と第2保持管作製用に加工したステンレス管とを接合した。また、底面の直径13mm、高さ15mmの円柱状のゴム栓を作製し、配線が通るように貫通孔を形成した。栓の材質は、シリコンゴムとした。
得られた粒子状物質検出装置固定用管状構造体について、下記方法により、「強度試験」及び「放熱性試験」を行った。結果を表1に示す。
(強度試験)
(1)床面に垂直に立てて固定した疑似排気管に、本発明の粒子状物質検出装置固定用管状構造体(管状構造体100)に粒子状物質検出装置を装着したものを、床面と平行になるようにして取り付ける。粒子状物質検出装置のヒーター抵抗値、静電容量値を予め測定しておく。これらを「初期の数値」とする。
(2)管状構造体100中央部から上方50mm離れた位置に1mのパイプを垂直に設置する。
(3)100gの鉄球をパイプ上部からパイプ内部を落下させ、管状構造体100に当てる(繰り返し数10回)。
(4)粒子状物質検出装置のヒーター抵抗値、静電容量値を測定し、ヒーター抵抗値及び静電容量値の中の少なくとも一方が、上記初期の数値に対して±10%の範囲から外れているかどうかを確認する。この段階で、ヒーター抵抗値及び静電容量値の中の少なくとも一方が、初期の数値に対して±10%の範囲から外れている場合を「×」とした。
(5)ヒーター抵抗値及び静電容量値の両方が、初期の数値に対して±10%の範囲内の場合、パイプを2mの物に交換し、(3)の場合と同様に試験を繰り返す(繰り返し数10回)。
(6)粒子状物質検出装置のヒーター抵抗値、静電容量値を測定し、初期の数値と対比する。ヒーター抵抗値及び静電容量値の両方が、初期の数値に対して±5%の範囲内であれば「◎」とし、ヒーター抵抗値及び静電容量値の両方が、初期の数値に対して±10%の範囲内(ヒーター抵抗値及び静電容量値の両方が、初期の数値に対して±5%の範囲内の場合を除く)であれば「○」とし、ヒーター抵抗値及び静電容量値の中の少なくとも一方が、初期の数値に対して±10%の範囲から外れている場合を「×」とした。
(放熱性試験)
(1)管状構造体100内部のコンタクト部材に、熱電対を組み込んで、コンタクト部材の温度を測定できるようにする。
(2)プロパンバーナーに管状構造体100を取り付け、ガス温900℃にて1時間加熱する。
(3)1時間経過後、加熱中のコンタクト部の温度を上記熱電対により確認し、250℃±10℃なら合格とする。表1においては、コンタクト部材の温度が250℃±5℃の場合を「◎」とし、コンタクト部材の温度が250℃±10℃(250℃±5℃を含まない)の場合を「○」とし、コンタクト部材の温度が250℃±10℃の範囲から外れている場合を「×」とした。
強度試験及び放熱性試験に用いる粒子状物質検出装置は、通常測定に使用するものと試験比較部以外は変わらない作りとした。
Figure 2010210537
(実施例2)
第1保持管の外周に図3、図4に示すような突条を形成した以外は、実施例1と同様にして、粒子状物質検出装置固定用管状構造体(実施例2)を得た。突状は、ステンレス管に切削により形成した。突条は、高さ1mm、幅1mm、第1保持管の中心軸方向における長さ30mmとし、第1保持管の外周に等間隔に22本形成した。実施例1の場合と同様にして「強度試験」及び「放熱性試験」を行った。結果を表1に示す。
(実施例3)
第1保持管を図5に示すような波板形状にした以外は、実施例1と同様にして、粒子状物質検出装置固定用管状構造体(実施例3)を得た。波板形状は、プレスにより形成した。波板形状は、高さ(隣接する凹部を基準にした凸部の高さ)を1mmとし、第1保持管の中心軸方向における長さを15mmとした。また、凸部の本数を、第1保持管の外周に等間隔に22本とした。実施例1の場合と同様にして「強度試験」及び「放熱性試験」を行った。結果を表1に示す。
(比較例1)
図7に示すような、第2保持管42が、第1保持管41の第2端部から鍔部まで(鍔部は含まない)を覆うように形成した以外は、実施例1と同様にして、粒子状物質検出装置固定用管状構造体400(比較例1)を得た。第2保持管は、太さ(外径)20mm、長さ70mm、厚さ0.5mmのステンレス管を用いて作製した。第2保持管は、第1保持管の鍔部にレーザー溶接により接合し、第1保持管と第2保持管とにより、二重管構造になるように形成した。実施例1の場合と同様にして「強度試験」及び「放熱性試験」を行った。結果を表1に示す。図7は、比較例1の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の、中心軸を通る平面で切断した断面を示す模式図である。
表1より、実施例1〜3の粒子状物質検出装置固定用管状構造体は、比較例1の粒子状物質検出装置固定用管状構造体と比較して、強度及び放熱性に優れていることがわかる。また、実施例1,2より、第1保持管の外周に突条を形成することにより、更に強度及び放熱性に優れたものとなることがわかる。また、実施例1,2,3より、第1保持管を突条及び、波板形状にすることにより、更に強度及び放熱性に優れたものとなることがわかる。
粒子状物質検出装置を、自動車エンジンの排気管等に固定するために好適に利用することができる。
1,41:第1保持管、2:第1端部、3:第2端部、4:固定用構造部、5:鍔部、6:底部、7:突条、11,42:第2保持管、12:一方の端部、13:中央部、14:栓、21:粒子状物質検出装置、22:検出部、23:取り出し部、24:コンタクト部材、25:取り出し端子、31:凸部、32:凹部、100,200,300,400:粒子状物質検出装置固定用管状構造体。

Claims (7)

  1. 一方の端部である第1端部に固定用構造部を有する管状の第1保持管と、前記第1保持管の他方の端部である第2端部に、前記第1保持管と同軸になるように一方の端部が固定された管状の第2保持管とを備え、
    一方の端部に粒子状物質の検出部を有するとともに他方の端部に配線の取出し部を有する一方向に長いセラミック製の粒子状物質検出装置を、検出部が前記第1保持管の第1端部から外に出た状態になるとともに配線の取出し部が前記第2保持管内に位置するように内部に配置し、前記粒子状物質検出装置の検出部が排ガスの配管内に位置するように前記第1保持管の固定用構造部により排ガスの配管に固定して使用される粒子状物質検出装置固定用管状構造体。
  2. 前記第1保持管が、中心軸方向に延びる複数の突条を外周全体に亘って有している請求項1に記載の粒子状物質検出装置固定用管状構造体。
  3. 前記第2保持管が、中心軸方向に延びる複数の突条を外周全体に亘って有している請求項1又は2に記載の粒子状物質検出装置固定用管状構造体。
  4. 前記突条の高さが、0.5〜5mmである請求項2又は3に記載の粒子状物質検出装置固定用管状構造体。
  5. 前記第1保持管の長さが、40〜90mmである請求項1〜4のいずれかに記載の粒子状物質検出装置固定用管状構造体。
  6. 前記第1保持管の固定用構造部が、ネジ構造である請求項1〜5のいずれかに記載の粒子状物質検出装置固定用管状構造体。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の粒子状物質検出装置固定用管状構造体の内部に、一方の端部に粒子状物質の検出部を有するとともに他方の端部に配線の取出し部を有する一方向に長いセラミック製の粒子状物質検出装置を、検出部が前記第1保持管の第1端部から外に出た状態になるとともに配線の取出し部が前記第2保持管内に位置するように配置し、
    前記粒子状物質検出装置の検出部が排ガスの配管内に位置するようにして前記第1保持管の固定用構造部により排ガスの配管に固定する粒子状物質検出装置の固定方法。
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