JP2010210441A - ナビゲーション装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】経路中又は走行中の道路周辺の施設データとして、地図上に重ねて表示する画像データについて、ユーザが編集又はピックアップしたデータを容易に利用可能なナビゲーション装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】施設検索受付部11は、ユーザからの施設検索要求を受付ける手段である。地図範囲判定部13は、後述する補助記憶装置制御部1Bにおいて読み込まれた補助記憶装置に記憶された施設ファイルの地図範囲を判定する手段である。具体的には、地図範囲判定部13は、補助記憶装置に記憶された施設ファイルにおいて、周辺施設検索部14は、施設ファイルに記憶された施設データについて、後述の測位部18から得られる車両の現在位置情報から、現在位置周辺を範囲に含む施設ファイルを、上述の地図範囲判定部13による地図領域範囲の判定に基づいて、現在位置が含まれる施設ファイルを検索する手段である。
【選択図】図1

Description

本発明は、自宅のパーソナルコンピュータ等のクライアントシステムにおいて閲覧可能な施設データを、ナビゲーション装置において利用する技術に関する。
近年、自動車の普及と電子技術の発達に伴い、車両に搭載して道案内を行う車載用ナビゲーション装置が急速に普及している。ナビゲーション装置は、道路や各種施設などの情報に基づき、現在地等の出発地から指定された目的地までの経路を計算し設定し、GPSなどで自車位置を検出しながら、経路に沿った地図や自車位置の画面表示などにより経路誘導を行うものである。
このようなナビゲーション装置を用いるユーザは、例えば、経路中又は走行中の道路に沿って設けられたコンビニエンスストア、レストランやガソリンスタンド等の施設に、走行中に立ち寄ることを希望する場合がある。このような場合に、ユーザにとってどのような施設がどこに存在するのかを認識しやすくするため、画面表示として、所定の施設の位置に、当該施設に対応する画像を重ねて表示する技術が提案されている。
例えば、道路データを表した地図画像に重ねて、野球場などの施設の領域に、地図画像と同一スケールで野球場などの施設を写した実画像を表示する技術がある(例えば、特許文献1参照)。これは、野球場などの施設の地図上における領域を示した領域情報と位置座標と、実画像データとを対応付けて記憶することにより、実現している技術である。
また、道路データを表した地図画像に重ねて、施設データに含まれるノードに対応する位置に、施設データに含まれる施設に対応するアイコン画像を表示する技術がある(例えば、特許文献2参照)。これによれば、アイコン画像に、位置情報等の地図上に重ねて表示するための情報だけでなく、例えば、レストランやガソリンスタンド等の施設の属性情報を持たせ、ユーザの望む施設の属性に対応するアイコン画像だけを画面上に表示させるようにしたものである。
一方、近年、インターネット等の通信ネットワークの発達により、カーナビゲーション装置を提供するメーカ側により、ユーザに対して、ウェブページ上で、道路地図情報、地図上の施設データやルート情報を検索したり、この検索した施設データやルート情報をカーナビゲーション装置上で参照できるサービスがなされている。
特開2004−28661号公報 特開2008−134079号公報
ところで、従来のカーナビゲーション装置では、経路中又は走行中の道路周辺の施設データとして、ユーザの利便性から実画像やその施設の属性に対応したアイコン画像を、地図上に重ねて表示するようにしているが、これらの画像は、装置の工場出荷時に設定されたものであって、編集や追加ができるようなものではなかった。
しかしながら、ユーザが参照する施設は、ユーザの趣向や目的により、その属性が異なり、属性ごとに必要とする情報量も異なるのが一般的である。例えば、グルメ志向のユーザであれば、レストラン等の飲食店の情報が多いほうが良く、また、幼児や児童など小さな子どもを持つユーザであれば、遊園地やプール等のレジャー施設の情報が多いほうが良い。すなわち、施設データについては、ユーザの趣向や目的に応じて、ユーザが適宜編集や追加することができるものが好ましい。
また、施設画像も、製造主によって選択された画像よりも、ユーザが自ら撮影したり、他のユーザが撮影した画像を通信ネットワーク上で交換したものなど、ユーザの目線で作成された画像のほうが、ユーザにとって親しみ易く、利用し易い場合もある。
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するもので、その目的は、経路中又は走行中の道路周辺の施設データとして、地図上に重ねて表示する画像データについて、ユーザが編集又はピックアップしたデータを容易に利用可能なナビゲーション装置、方法及びプログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、経路探索及び地図表示のための道路地図データを格納する記憶手段と、自車の現在位置を検出する測位手段と、外部から提供される記憶装置に記録された複数の施設ファイルを読み込む補助記憶装置受付手段と、ユーザからの入力を受け付ける入力手段と、情報を表示する表示器と、を備え、前記施設ファイルは、複数の施設データをまとめて一つのファイルとし、前記複数の施設の集合する地図上の範囲の少なくとも東南端及び西北端又は東北端及び西南端の位置情報と、各施設の位置情報と、各施設の画像情報とを含み、前記入力手段を介して、ユーザから施設の検索要求を受け付ける施設検索受付手段と、前記補助記憶装置受付手段において、不揮発メモリ装置から読み込まれた前記複数の施設ファイルについて、各施設ファイルに含まれる前記地図上の範囲を表す前記位置情報をメモリに読み出して、当該範囲を判定する地図範囲判定手段と、前記測位手段から得られる現在位置と、前記地図範囲判定手段から得られる前記範囲とをマッチングして、現在位置が含まれる施設ファイルを検索する周辺施設検索手段と、前記周辺施設検索手段により検索された施設ファイルにおける施設データに含まれる施設画像を当該施設の前記位置情報に基づいて表示器に表示する手段と、を備えたことを特徴とする。なお、この発明は、請求項4又は7に記載するとおり、ナビゲーション方法又はプログラムの発明として捉えることも可能である。
以上の態様では、SDメモリーカードやマルチメディアカード又はUSBメモリ等の記憶装置に記憶された施設ファイルを読み込み、この施設ファイルに含まれる複数の施設データの範囲を確定し、施設ファイルの地図範囲と車両の現在位置とをマッチングし、現在位置周辺の施設ファイルを検索する。そして、検索してヒットした施設ファイルに含まれる施設データにおける施設画像を表示することができる。このように、外部データとしての施設ファイルを、補助記憶装置から読み出して利用することができるので、例えば、所定のサーバシステムから提供されるウェブページにおいて、ユーザが予め編集した施設ファイルを、ナビゲーション装置の施設検索に用いることが可能となる。そして、施設データについて、ユーザの趣向や目的に応じて、ユーザが適宜編集や追加して利用することができ、ユーザが参照する施設について、よりユーザの趣向や目的に従った情報を利用することが可能となる。
また、施設画像も、機器の製造主によって選択された画像よりも、ユーザが自ら撮影したり、他のユーザが撮影した画像を通信ネットワーク上で交換したものなど、ユーザの目線で作成された画像のほうが、ユーザにとって親しみ易く、利用し易い場合もあるが、本発明によれば、このようなユーザの要請に応えることができる。
さらに、通常、施設検索のデータについては、道路データに対応させて地図データとして全国に渡る情報をナビゲーション装置が保持しているが、容量が非常に大きく、また、利用しない情報も多く含む。この点、本発明では、ユーザは、自分でドライブを計画し、そのドライブ経路に合った範囲の施設データを自らピックアップして補助記憶装置に入れておき、それを利用することができるので、全国の施設データを施設ファイルとして、ナビゲーション装置が保持することが必ずしも必要ではなくなる。したがって、ナビゲーション装置のハードウェア資源の有効な活用が可能となる。
請求項2の発明は、請求項1記載の発明において、前記地図範囲判定手段は、前記施設ファイルの範囲を、前記東西南北端のうち、東北端及び南西端、又は西北端及び南東端の緯度及び経度座標とを読み取り、判定することを特徴とする。なお、この発明は、請求項5又は8に記載するとおり、ナビゲーション方法又はプログラムの発明として捉えることも可能である。
以上の態様では、施設ファイルが複数の施設の集合する地図上の範囲の少なくとも東南端及び西北端又は東北端及び西南端の位置情報を含み、地図範囲判定手段がこれに基づいて、東西南北端のうち、東北端及び南西端、又は西北端及び南東端の緯度及び経度座標とを読み取り、その地図上の範囲を判定することにより、補助記憶装置に保存された施設データの利用を容易に行なうことができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記施設ファイルは、少なくとも施設ファイルの年月日いずれか又はそれらの組み合わせた作成時を含み、周辺施設検索手段が、現在位置が含まれる施設ファイルを検索した場合に、複数の施設ファイル間における範囲の重複を検出し、当該範囲が重複する場合には、前記施設ファイルの作成時の新しいファイルを優先して採用する範囲重複検出手段を備えたことを特徴とする。なお、この発明は、請求項6又は9に記載するとおり、ナビゲーション方法又はプログラムの発明として捉えることも可能である。
以上の態様では、施設ファイルの範囲が重なる場合においても、その重複部分については、範囲重複検出手段によりこれを検出し、施設ファイルの作成時を参照することで、最新の施設データのみをユーザに提供することができる。
以上のような本発明によれば、経路中又は走行中の道路周辺の施設データとして、地図上に重ねて表示する画像データについて、ユーザが編集又はピックアップしたデータを容易に利用可能なナビゲーション装置、方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施形態における施設ファイルフォーマットの一例を示す図。 本発明の実施形態における施設データフォーマットの一例を示す図。 本発明の実施形態におけるウェブブラウザの画面例を示す図。
次に、本発明を実施するための最良の実施形態について、図面を参照して説明する。
[本実施形態]
[1.ナビゲーション装置の構成]
本実施形態は、目的地への経路を案内するナビゲーション装置を説明するもので、その制御方法、制御プログラムとしても把握可能である。この本装置の構成を図1に示す。
本実施形態におけるナビゲーション装置1は、処理部1Aと、補助記憶装置制御部1Bと、ナビ記憶部17と、測位部18と、入出力部19とからなる。
処理部1Aは、所定の制御プログラムにより、以下のような機能・作用に対応する処理手段(図1に示す10、11、12、…)を実現・実行するものである。このうち、ナビゲーション部10には、従来技術と同様、現在地検出部、目的地受付決定部、経路計算部、案内情報制御部、表示制御部等の機能が備えられているが、これらの基本的な機能は、本発明特有の要素ではなく従来と共通のナビゲーション処理を実行するものであるので、本実施形態に関連する点以外の説明は省略する。
施設検索受付部11は、例えばナビゲーション部10がナビゲーション処理を実行中に、入出力部19を通じて、ユーザが施設検索ボタン等を押下した場合に、これに基づいて、施設検索を受付ける。すなわち、施設検索受付部11における施設検索の受付けは、以下に説明する施設検索処理の開始条件となるものである。
外部情報読出部12は、後述する補助記憶装置制御部1Bに挿入された補助記憶装置C内の情報を、ナビゲーション装置1の一時記憶メモリに読み出し、後述の地図範囲判定部13、周辺施設検索部14、範囲重複検出部15により、利用及び編集を可能とする手段である。
ここで、本実施形態において、補助記憶装置Cに記憶された施設ファイルのフォーマット例について図2を用いて説明する。図2に示すように、施設ファイルは、複数の施設データをまとめて一つのファイルとしたものであり、データの作成年月日と、上述の通り、複数の施設の集合する地図上の範囲の西北端と東南端(東北端と西南端でもよい)の緯度経度情報、施設データ数と、さらに、当該地図範囲に含まれる複数の施設データについて、階層化されて構成される。この階層化された施設データについては、図3に示すように、施設固有のIDと、施設名称、施設の緯度経度座標情報(位置情報)、施設写真データのデータサイズ、写真データから構成される。この写真データは、後述の通り、ユーザが、自宅のPC等からなるクライアントシステム2において、通信ネットワークNを介してサーバシステム3にアクセスし、このサーバシステム3が提供するウェブページにて、自己の撮影した写真をアップロードし、又は、同ウェブページの他のユーザが撮影等した写真をアップロードしたものにより、構成されるものである。このように階層化された施設ファイルにより、おおよそ1万件程度の施設データを、補助記憶装置Cに保持することができる。
地図範囲判定部13は、後述する補助記憶装置制御部1Bにおいて読み込まれた補助記憶装置に記憶された施設ファイルの地図範囲を判定する手段である。具体的には、地図範囲判定部13は、補助記憶装置に記憶された施設ファイルにおいて、地図を北方向上に表示した場合における施設データが存在する地図領域の範囲の左上(西北端)の緯度・経度座標と、地図領域範囲右下(東南端)の緯度・経度座標とを読み取り、当該施設ファイルの地図上の範囲を判定するものである。
周辺施設検索部14は、施設ファイルに記憶された施設データについて、後述の測位部18から得られる車両の現在位置情報から、現在位置周辺を範囲に含む施設ファイルを、上述の地図範囲判定部13による地図領域範囲の判定に基づいて、現在位置が含まれる施設ファイルを検索する手段である。
この周辺施設検索部14は、補助記憶装置制御部1Bに挿入された補助記憶装置Cから取り込んだ施設ファイルを参照する場合に、あらかじめ施設を検索する車両の現在位置からの距離半径を決めておき、その距離にかかる領域の施設ファイルをすべて探しに行く。具体的には、図4に示すように、範囲1の施設ファイルと範囲2の施設ファイルが、補助記憶装置Cに存在すると仮定し、自車が矢印のように進行していった場合、「A」の地点では範囲1の施設ファイルしか検索対象に含まれないので施設は範囲1の施設ファイルから施設を検索する。「B」の地点では、範囲1と範囲2の両方の施設ファイルが検索対象に含まれるので、両方の施設ファイルから施設を検索する。「C」の地点では、範囲2の施設ファイルしか検索対象に含まれないので、施設は範囲2の施設ファイルから施設を検索する。
範囲重複検出部15は、周辺施設検索部14によって検索され、ピックアップされた施設ファイルにおける施設データを含む地図範囲のデータが、複数の施設ファイル間で重複する場合に、その範囲における施設データが重複するか否かを検出し、重複する場合には、施設ファイル内の作成年月日を読み出し、作成年月日の新しいデータを優先して採用する手段である。なお、同じ施設かどうかは施設固有IDにより判断する。すなわち、施設固有IDは、ウェブページにおいて一意に割り当てた固有の番号であるため、この同一性を判断することで、施設の異同を判断できるものである。
表示制御部16は、上述のようにして、ピックアップされた施設データについて、後述する測位部18において得られる車両の現在位置を基準として、入出力部19において近い順に表示する手段である。
ナビ記憶部17は、一般のナビゲーション装置と同様に、HDD、DVD−ROM、CD−ROMなどのドライブを用いて、道路地図データ(典型的には、経路探索用データや地図表示用データ)・その他の検索データや地図関連データなどを記録する地図データの記憶装置も兼ねるが、本実施形態においては、補助記憶装置制御部1Bで読み込まれる施設ファイルを記憶することも可能である。
測位部18は、測位技術(例えば、GPS、ジャイロ、地磁気センサ、加速度センサ、車速パルスなど)により、現在地、進行方位、車速など自車の挙動に関する航法情報を得るものである。すなわち、この測位部18より、ジャイロや車速パルスを用いた自立航法、およびGPS等を用いた電波航法から、車両の現在位置と自車進行方向を計算することで、車両がどの道路リンクを走行しているか推定するものである。
補助記憶装置制御部1Bは、SDメモリーカードやマルチメディアカード又はUSBメモリ等の補助記憶装置としてのメモリーカードのリーダ又はライタである。補助記憶装置制御部1Bにおいて読み込まれた補助記憶装置内の情報は、ナビゲーション装置1の一時記憶メモリに読み出され、上述の外部情報読出部12や周辺施設検索部14、範囲重複検出部15により、利用され、編集される。
入出力部19は、情報や操作の入力を受け付け、地図、経路などの情報を描画及び表示する表示器又は入力器を備えた入出力部であり、操作スイッチやタッチパネルなどからの入力を検出する制御装置であるとともに、液晶表示パネルなどの表示画面を持つ。本発明では、その入出力部としてタッチパネル機能を備えたディスプレイを用いる。なお、入出力部の構成や種類は自由で、表示パネルと一体のタッチセンサのほか、表示パネルの周囲に配置される操作スイッチ類、リモコンユニット、などを単独、又は自由に組み合わせて用いればよい。
[2.その他の構成]
上述した施設ファイルの作成主体である、クライアントシステム2と、このクライアントシステム2とインターネットなどの通信ネットワークNを介して接続され、クライアントシステム2にウェブページを提供するサーバシステム3について説明する。なお、クライアントシステム2及びサーバシステム3は、本実施形態におけるナビゲーション装置1において利用される施設ファイルの作成を実現する主体として機能するものであり、クライアントシステム2及びサーバシステム3が直接的に本発明の構成要素となるものではない。
クライアントシステム2は、インターネット等の通信ネットワークNへの接続環境を備えた一般的な家庭用のパーソナルコンピュータに相当するものであり、CPUに相当するクライアント処理部21と、ハードディスクやメモリ等、揮発性及び不揮発性の補助記憶装置であるクライアント記憶部22と、補助記憶装置制御部23における情報の読み書きを制御する外部情報制御部23と、情報や操作の入力を受け付け、地図、経路などの情報やブラウザ画面の描画及び表示を行なう入力器又は表示器を備えたクライアント入出力部24と、SDメモリーカードやマルチメディアカード又はUSBメモリ等の補助記憶装置としてのメモリーカードのリーダ又はライタである補助記憶装置制御部25と、からなる。
サーバシステム3は、インターネット等の通信ネットワークNへの接続環境を備えたシステムであり、通信ネットワークN経由で、クライアントシステム2にブラウザを提供し、このブラウザ上にて、情報の編集や利用を可能とするものであり、このような処理を制御するサーバ処理部31と、ブラウザ提供のための各種情報を記憶したサーバ記憶部32とからなる。
より具体的には、サーバシステム3は、クライアントシステム2に対して、図4の画面例に示すようなウェブブラウザを提供する。ユーザは、クライアントシステム2のクライアント入出力部24を介して、図4のウェブブラウザにおいて表示される地図上に、自己の撮影した写真をアップロードし、又は、同ウェブページの他のユーザが撮影等した写真をアップロードしたものを閲覧することが可能となっている。また、サーバシステム3におけるサーバ処理部31の処理により、該ウェブページ上に、例えば「外部データとして書き出す」等のボタンを配置し、ユーザがクライアントシステムのインタフェースから、当該ボタンを選択することで、図2及び図3に示したデータフォーマットにより、外部情報制御部23が、補助記憶装置制御部25を制御して、補助記憶装置Cへ書き出すことが可能である。
この補助記憶装置Cへ書き出されるデータは、上述の通り、図4の画面例上に表示されているような写真で示される施設データについての、データの作成年月日と、上述の通り、データを含む地図の領域範囲左上と右下緯度経度情報、施設データ数と、さらに、当該地図範囲に含まれる複数の施設データについて、階層化されて構成されている。この階層化された施設データについては、図3に示すように、施設固有のID、施設名称、施設の緯度経度座標情報、施設写真データのデータサイズ及び写真データから構成されるものである。
[3.作用効果]
以上のような構成からなる本実施形態のナビゲーション装置1の作用について、クライアントシステム2及びサーバシステム3の処理を含めて説明する。
まず、ユーザが、自宅のPC等からなるクライアントシステム2において、通信ネットワークNを介してサーバシステム3にアクセスし、このサーバシステム3が提供するウェブページにて、自己の撮影した写真をアップロードし、又は、同ウェブページの他のユーザが撮影等した写真をアップロードしたものにより、図4の画面例に示すようなウェブページを作成する。
作成後、サーバシステム3がウェブページ上に表示した、例えば「外部データとして書き出す」等のボタンを、クライアント入出力部24を通じて、ユーザが選択すると、サーバ処理部31の処理により、クライアントシステム2へダウンロードされる。すなわち、サーバ処理部31からの指令により、外部情報制御部23が、当該ウェブページを構成するデータをダウンロードし、当該データを、補助記憶装置制御部25を介して補助記憶装置Cへ書き出される。このとき、図2及び図3に示すデータフォーマットにより、施設データが作成される。
続いて、ユーザは、この補助記憶装置Cを、クライアントシステム2の補助記憶装置制御部25から取り出し、自己の車両に搭載されたナビゲーション装置1の補助記憶装置制御部1Bに挿入する。
補助記憶装置制御部1Bは、補助記憶装置C内に保存された情報の読み出しが可能となる。この状態で、施設検索受付部11が、入出力部19を通じて、ユーザから施設検索ボタン等の押下により、施設検索を受付けると、施設検索処理を開始する。
すなわち、外部情報読出部12が、補助記憶装置制御部1Bに挿入された補助記憶装置C内の情報を、ナビゲーション装置1の一時記憶メモリに読み出し、施設検索受付部11、地図範囲判定部13、周辺施設検索部14、範囲重複検出部15により、この補助記憶装置Cから読み出された情報の利用及び編集が可能となる。
まず、地図範囲判定部13は、補助記憶装置Cに記憶された施設ファイルの地図範囲を判定する。地図範囲判定部13は、具体的には、補助記憶装置に記憶された施設ファイルにおいて、地図を北方向上に表示した場合における施設データが存在する地図領域の範囲の左上の緯度・経度座標と、地図領域範囲右下の緯度・経度座標とを読み取り、どの地図範囲の施設データが含まれるかを判定する。
続いて、周辺施設検索部14は、施設ファイルに記憶された施設データについて、測位部18から得られる車両の現在位置情報から、現在位置周辺を範囲に含む施設ファイルを、地図範囲判定部13による地図領域範囲の判定に基づいて、現在位置が含まれる施設ファイルを検索する。
この周辺施設検索部14は、補助記憶装置Cから取り込んだ施設ファイルを参照する場合に、あらかじめ施設を検索する車両の現在位置からの距離半径を決めておき、その距離にかかる領域の施設ファイルをすべて探しに行く。具体的には、図4に示すように、範囲1の施設ファイルと範囲2の施設ファイルが、補助記憶装置Cに存在すると仮定し、自車が矢印のように進行していった場合、「A」の地点では範囲1の施設ファイルしか検索対象に含まれないので施設は範囲1の施設ファイルから施設を検索する。「B」の地点では、範囲1と範囲2の両方の施設ファイルが検索対象に含まれるので、両方の施設ファイルから施設を検索する。「C」の地点では、範囲2の施設ファイルしか検索対象に含まれないので、施設は範囲2の施設ファイルから施設を検索する。
範囲重複検出部15は、周辺施設検索部14によって検索され、ピックアップされた施設ファイルにおける施設データを含む地図範囲のデータが、複数の施設ファイル間で重複する場合に、その範囲における施設データが重複するか否かを検出し、重複する場合には、施設ファイル内の作成年月日を読み出し、作成年月日の新しいデータを優先して採用する。なお、同じ施設かどうかは施設固有IDにより判断する。すなわち、施設固有IDは、ウェブページにおいて一意に割り当てた固有の番号であるため、この同一性を判断することで、施設の異同を判断できるものである。
続いて、表示制御部16は、上述のようにして、ピックアップされた施設データについて、後述する測位部18において得られる車両の現在位置を基準として、入出力部19において近い順に表示する。
以上のような本実施形態によれば、SDメモリーカードやマルチメディアカード又はUSBメモリ等の記憶装置に記憶された施設ファイルを読み込み、この施設ファイルに含まれる複数の施設データの範囲を確定し、施設ファイルの地図範囲と車両の現在位置とをマッチングし、現在位置周辺の施設ファイルを検索する。これにより、検索してヒットした施設ファイルに含まれる施設データにおける施設画像を表示することができる。
このように、外部データとしての施設ファイルを、補助記憶装置から読み出して利用することができるので、例えば、所定のサーバシステムから提供されるウェブページにおいて、ユーザが予め編集した施設ファイルを、ナビゲーション装置の施設検索に用いることが可能となる。したがって、施設データについて、ユーザの趣向や目的に応じて、ユーザが適宜編集や追加して利用することができ、ユーザが参照する施設について、よりユーザの趣向や目的に従った情報を利用することが可能となる。
また、施設画像も、機器の製造主によって選択された画像よりも、ユーザが自ら撮影したり、他のユーザが撮影した画像を通信ネットワーク上で交換したものなど、ユーザの目線で作成された画像のほうが、ユーザにとって親しみ易く、利用し易い場合もあるが、本実施形態によれば、このようなユーザの要請に応えることができる。
さらに、通常、施設検索のデータについては、道路データに対応させて地図データとして全国に渡る情報をナビゲーション装置が保持しているが、容量が非常に大きく、また、利用しない情報も多く含む。この点、本実施形態では、ユーザは、自分でドライブを計画し、そのドライブ経路に合った範囲の施設データを自らピックアップして補助記憶装置に入れておき、それを利用することができるので、全国の施設データを施設ファイルとして、ナビゲーション装置が保持することが必ずしも必要ではなくなる。したがって、ナビゲーション装置のハードウェア資源の有効な活用が可能となる。
また、施設ファイルが、複数の施設の集合する地図上の範囲の少なくとも東南端及び西北端又は東北端及び西南端の位置情報を含み、地図範囲判定部がこれに基づいて、東西南北端のうち、東北端及び南西端、又は西北端及び南東端の緯度及び経度座標を読み取り、その地図上の範囲を判定することにより、補助記憶装置に保存された施設データの利用を容易に行なうことができる。
また、施設ファイルの範囲が重なる場合においても、その重複部分については、範囲重複検出手段によりこれを検出し、施設ファイルの作成時を参照することで、最新の施設データのみをユーザに提供することができるようになる。
1…ナビゲーション装置
1A…処理部
1B…補助記憶装置制御部
10…ナビゲーション部
11…施設検索受付部
12…外部情報読出部
13…地図範囲判定部
14…周辺施設検索部
15…範囲重複検出部
16…表示制御部
17…ナビ記憶部
18…測位部
19…入出力部
2…クライアントシステム
21…クライアント処理部
22…クライアント記憶部
23…外部情報制御部
24…クライアント入出力部
25…補助記憶装置制御部
3…サーバシステム
31…サーバ処理部
32…サーバ記憶部
C…補助記憶装置
N…通信ネットワーク

Claims (9)

  1. 経路探索及び地図表示のための道路地図データを格納する記憶手段と、自車の現在位置を検出する測位手段と、外部から提供される記憶装置に記録された複数の施設ファイルを読み込む補助記憶装置受付手段と、ユーザからの入力を受け付ける入力手段と、情報を表示する表示手段と、を備え、
    前記施設ファイルは、複数の施設データをまとめて一つのファイルとし、前記複数の施設の集合する地図上の範囲の少なくとも東南端及び西北端又は東北端及び西南端の位置情報と、各施設の位置情報と、各施設の画像情報とを含み、
    ユーザから施設の検索要求を受け付ける施設検索受付手段と、
    前記読み出された複数の施設ファイルについて、各施設ファイルに含まれる前記地図上の範囲を表す前記位置情報を読み出して、当該範囲を判定する地図範囲判定手段と、
    前記測位手段から得られる現在位置と、前記地図範囲判定手段から得られる前記範囲とをマッチングして、現在位置が含まれる施設ファイルを検索する周辺施設検索手段と、
    前記周辺施設検索手段により検索された施設ファイルにおける施設データに含まれる施設画像を当該施設の前記位置情報に基づいて表示手段に表示する表示制御手段と、を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記地図範囲判定手段は、前記施設ファイルの範囲を、前記東西南北端のうち、東北端及び南西端、又は西北端及び南東端の緯度及び経度座標を読み取り、判定することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 前記施設ファイルは、少なくとも施設ファイルの年月日いずれか又はそれらの組み合わせた作成時を含み、
    周辺施設検索手段が、現在位置が含まれる施設ファイルを検索した場合に、複数の施設ファイル間における範囲の重複を検出し、重複する場合には、前記施設ファイルの作成時の新しいファイルを優先して採用する範囲重複検出手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のナビゲーション装置。
  4. 経路探索及び地図表示のための道路地図データを格納する記憶手段と、自車の現在位置を検出する測位手段と、外部から提供される記憶装置に記録された複数の施設ファイルを読み込む補助記憶装置受付手段と、ユーザからの入力を受け付ける入力手段と、情報を表示する表示手段と、を用い、
    前記施設ファイルは、複数の施設データをまとめて一つのファイルとし、前記複数の施設の集合する地図上の範囲の少なくとも東南端及び西北端又は東北端及び西南端の位置情報と、各施設の位置情報と、各施設の画像情報とを含み、
    コンピュータが、
    前記入力手段から、ユーザから施設の検索要求を受け付ける施設検索受付処理と、
    前記補助記憶装置受付手段において、不揮発メモリ装置から読み込まれた前記複数の施設ファイルについて、各施設ファイルに含まれる前記地図上の範囲を表す前記位置情報をメモリに読み出して、当該範囲を判定する地図範囲判定処理と、
    前記測位手段から得られる現在位置と、前記地図範囲判定処理によって得られた前記範囲とをマッチングして、現在位置が含まれる施設ファイルを検索する周辺施設検索処理と、
    前記周辺施設検索処理により検索された施設ファイルにおける施設データに含まれる施設画像を当該施設の前記位置情報に基づいて表示手段に表示する表示制御処理と、を実行することを特徴とするナビゲーション方法。
  5. 前記地図範囲判定処理は、前記施設ファイルの範囲を、前記東西南北端のうち、東北端及び南西端、又は西北端及び南東端の緯度及び経度座標を読み取り、判定することを特徴とする請求項4記載のナビゲーション方法。
  6. 前記施設ファイルは、少なくとも施設ファイルの年月日いずれか又はそれらの組み合わせた作成時を含み、
    周辺施設検索処理は、現在位置が含まれる施設ファイルを検索した場合に、複数の施設ファイル間における範囲の重複を検出し、当該範囲が重複する場合には、前記施設ファイルの作成時の新しいファイルを優先して採用する範囲重複検出処理を含むことを特徴とする請求項4又は5記載のナビゲーション方法。
  7. 経路探索及び地図表示のための道路地図データを格納する記憶手段と、自車の現在位置を検出する測位手段と、外部から提供される記憶装置に記録された複数の施設ファイルを読み込む補助記憶装置受付手段と、ユーザからの入力を受け付ける入力手段と、情報を表示する表示手段と、を用い、
    前記施設ファイルは、複数の施設データをまとめて一つのファイルとし、前記複数の施設の集合する地図上の範囲の少なくとも東南端及び西北端又は東北端及び西南端の位置情報と、各施設の位置情報と、各施設の画像情報とを含み、
    ナビゲーションプログラムがコンピュータに、
    前記入力手段から、ユーザから施設の検索要求を受け付ける施設検索受付機能と、
    前記補助記憶装置受付手段において、不揮発メモリ装置から読み込まれた前記複数の施設ファイルについて、各施設ファイルに含まれる前記地図上の範囲を表す前記位置情報をメモリに読み出して、当該範囲を判定する地図範囲判定機能と、
    前記測位手段から得られる現在位置と、前記地図範囲判定機能によって得られた前記範囲とをマッチングして、現在位置が含まれる施設ファイルを検索する周辺施設検索機能と、
    前記周辺施設検索機能により検索された施設ファイルにおける施設データに含まれる施設画像を当該施設の前記位置情報に基づいて表示手段に表示する表示制御機能と、を実現させることを特徴とするナビゲーションプログラム。
  8. 前記地図範囲判定機能は、前記施設ファイルの範囲を、前記東西南北端のうち、東北端及び南西端、又は西北端及び南東端の緯度及び経度座標を読み取り、判定することを特徴とする請求項7記載のナビゲーションプログラム。
  9. 前記施設ファイルは、少なくとも施設ファイルの年月日いずれか又はそれらの組み合わせた作成時を含み、
    周辺施設検索機能は、現在位置が含まれる施設ファイルを検索した場合に、複数の施設ファイル間における範囲の重複を検出し、当該範囲が重複する場合には、前記施設ファイルの作成時の新しいファイルを優先して採用する範囲重複検出機能を含むことを特徴とする請求項7又は8記載のナビゲーションプログラム。
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