JP2010210427A - 加速度センサ - Google Patents

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Hitoshi Yoshida
仁 吉田
Nobuyuki Ibara
伸行 茨
Hideki Ueda
英喜 上田
Takashi Mori
岳志 森
Masafumi Okada
全史 岡田
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Abstract

【課題】小型化を図るとともに製造コストを低減することのできる加速度センサを提供する。
【解決手段】平面視略正方形状の第1の可動電極40と、第1の可動電極40を所定の間隔を空けて囲む平面視略正方形状の第1の枠部30と、第1の可動電極40と第1の枠部30とを連結するとともに第1の可動電極40を第1の枠部30に対して揺動自在に支持する1対の第1のビーム部5a,5bと、第1の可動電極40の上面と所定の間隔を空けて対向配置される第1の固定電極20a及び第2の固定電極20bとを備え、第1の可動電極40の下面における前記境界線の一方の側に凹部40aが設けられ、第1のビーム部5a,5bを、その軸部が第1の枠部30の対角線上に位置するように形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、可動電極の揺動に伴う可動電極と固定電極との間の静電容量の変化に基づいて加速度を検出する静電容量型の加速度センサに関する。
従来から、平面視矩形状の可動電極と、可動電極の対向する2辺の略中央において可動電極を揺動自在に支持する1対のビーム部と、可動電極の表面において1対のビーム部を結ぶ直線を境界線とした一方側と他方側のそれぞれに対して所定の距離を空けて対向配置された固定電極とを備え、可動電極の揺動に伴う可動電極と固定電極との間の静電容量の変化を検出することで加速度を検出する静電容量型の加速度センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、このような加速度センサの従来例について図面を用いて説明する。尚、以下の説明では、図3における上下を上下方向と定めるものとする。また、センサチップ1の短手方向と平行な方向をx方向、センサチップ1の長手方向と平行な方向をy方向、x方向及びy方向に互いに直交する方向をz方向と定めるものとする。この従来例は、図3に示すように、SOI(Silicon on Insulator)基板で形成されたセンサチップ1が上部固定板2aと下部固定板2bとで挟持された構成となっている。センサチップ1は、2つの平面視略矩形状の第1の枠部30及び第2の枠部31を有するフレーム部3と、枠部30,31の側壁部に対して隙間を空けて各枠部30,31に囲まれた空間に配設される平面視略矩形状の2つの第1の可動電極40及び第2の可動電極41と、各可動電極40,41上面の対向する2辺の略中央部と各枠部30,31の側壁部とを連結することにより各可動電極40,41をフレーム部3に対して揺動自在に支持する2対のビーム部5a〜5dとを備える。
上部固定板2aはガラス基板により形成され、図3に示すように、第1の可動電極40と対向する下面には1対の第1のビーム部5a,5bを結ぶ直線を境界線として第1の固定電極20a及び第2の固定電極20bが設けられている。また、第2の可動電極41と対向する下面には、1対の第2のビーム部5c,5dを結ぶ直線を境界線として第3の固定電極20c及び第4の固定電極20dが設けられている。各固定電極20a〜20dはアルミニウム系合金から形成されている。
下部固定板2bは、上部固定板2aと同様にガラス基板により形成され、図3,4に示すように、各可動電極40,41と間隔を空けて付着防止膜23a,23bが配設されている。付着防止膜23a,23bは各固定電極20a〜20dと同じ材料から成り、各可動電極40,41が動作時に下部固定板2bに付着するのを防止する。また、測定レンジを超える過大な加速度が加えられた場合には、付着防止膜23a,23bによって各可動電極40,41と下部固定板2bとが直接接触するのを防ぐことから衝撃緩和の効果を奏する。
センサチップ1には、図3に示すように、第1の可動電極40と各固定電極20a,20bとの間の静電容量C1,C2を各々検出する検出電極6a,6bと、第2の可動電極41と各固定電極20c,20dとの間の静電容量C3,C4を各々検出する検出電極6c,6dと、接地電極7とが設けられている。上部固定板2aの各検出電極6a〜6d及び接地電極7と対向する部位にはスルーホール21a〜21d,22が貫設されており、当該スルーホール21a〜21d,22を介して各固定電極20a〜20dに各々接続された検出電極6a〜6d、及び接地電極7の出力が取り出されるようになっている。また、検出電極6aと検出電極6bとの間、検出電極6cと検出電極6dとの間、各検出電極6a〜6dとフレーム部3との間、各検出電極6a〜6dと各可動電極40,41との間には各々隙間が形成されている。このように構成することで、各検出電極6a〜6dが互いに電気的に絶縁されるので、各検出電極6a〜6dの寄生容量や電極間のクロストークを低減し、高精度な静電容量の検出を行うことができる。
第1の可動電極40の下面における1対の第1のビーム部5a,5bを結ぶ直線を境界線とした一方側には、図4に示すように、厚み寸法が前記他方側の厚み寸法よりも小さくなるように凹部40aが設けられている。同様に、第2の可動電極41の下面における1対の第2のビーム5c,5dを結ぶ直線を境界線とした一方側にも、図示しないが、厚み寸法が前記他方側の寸法よりも小さくなるように凹部41aが設けられている。何れの凹部40a,41aも、図4に示すように、各可動電極40,41の重心位置Oとビーム部5a〜5dとが成す角度θが45度となるように設けられている。このように構成することで、加速度が加えられた際にビーム部5a〜5dを軸とした回転モーメントが各可動電極40,41に発生し、x方向及びz方向の検出感度が等価になる。尚、この従来例では、図3に示すように2つの加速度センサがxy平面に配置され、一方の加速度センサが他方の加速度センサに対してxy平面内で180度回転して配置されている。
各可動電極40,41の上部固定板2a及び下部固定板2bと対向する面には、図4に示すように(図4では第1の可動電極40のみ図示)、シリコン又はシリコン酸化膜により形成された複数の突起部40bが設けられている。このような突起部40bを設けることにより、各可動電極40,41に測定レンジを超える過大な加速度が加えられた場合であっても、各可動電極40,41が対向する上部固定板2a及び下部固定板2bと直接衝突することがなく、センサチップ1の破損を防止することができる。尚、この従来例では各可動電極40,41の上部固定板2a及び下部固定板2bと対向する面に突起部40bを設けているが、上部固定板2a及び下部固定板2bの各可動電極40,41と対向する面に突起部40bを設けても構わない。
以下、上記従来例における加速度検出について説明する。先ず、x方向における加速度の検出について説明する。第1の可動電極40にx方向の加速度が加えられた場合、第1の可動電極40と各固定電極20a,20bとの間の静電容量C1,C2は、それぞれ以下に示す数式で表される。尚、数式(1),(2)中のパラメータC0は、第1の可動電極40にx方向の加速度が加えられていない状態における第1の可動電極40と各固定電極20a,20bとの間の静電容量を示す。
C1=C0−ΔC …(1)
C2=C0+ΔC …(2)
同様に、第2の可動電極41にx方向の加速度が加えられた場合、第2の可動電極41と各固定電極20c,20dとの間の静電容量C3,C4は、それぞれ以下に示す数式で表される。尚、数式(3),(4)中のパラメータC0は、上記と同様に第2の可動電極41にx方向の加速度が加えられていない状態における第2の可動電極41と各固定電極20c,20dとの間の静電容量を示す。
C3=C0−ΔC …(3)
C4=C0+ΔC …(4)
而して、各検出電極6a〜6dを介して上記静電容量C1〜C4を検出し、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を利用して静電容量C1,C2の差分値CA(=C1−C2)、及び静電容量C3,C4の差分値CB(=C3−C4)を算出し、算出された差分値CA,CBの和(±4ΔC)をX出力として出力することにより、静電容量の変化から第1の可動電極40及び第2の可動電極41に加えられたx方向の加速度を検出することができる。
次に、z方向における加速度の検出について説明する。第1の可動電極40にz方向の加速度が加えられた場合、第1の可動電極40と各固定電極20a,20bとの間の静電容量C1,C2は、それぞれ以下に示す数式で表される。尚、数式(5),(6)中のパラメータC0は、第1の可動電極40にz方向の加速度が加えられていない状態における第1の可動電極40と各固定電極20a,20bとの間の静電容量を示す。
C1=C0+ΔC …(5)
C2=C0−ΔC …(6)
同様に、第2の可動電極41にz方向の加速度が加えられた場合、第2の可動電極41と各固定電極20c,20dとの間の静電容量C3,C4は、それぞれ以下に示す数式で表される。尚、数式(7),(8)中のパラメータC0は、上記と同様に第2の可動電極41にz方向の加速度が加えられていない状態における第2の可動電極41と各固定電極20c,20dとの間の静電容量を示す。
C3=C0−ΔC …(7)
C4=C0+ΔC …(8)
而して、各検出電極6a〜6dを介して上記静電容量C1〜C4を検出し、ASIC等を利用して静電容量C1,C2の差分値CA(=C1−C2)、及び静電容量C3,C4の差分値CB(=C3−C4)を算出し、算出された差分値CA,CBの和(±4ΔC)をZ出力として出力することにより、静電容量の変化から第1の可動電極40及び第2の可動電極41に加えられたz方向の加速度を検出することができる。
米国特許公開2007−0000323号公報
ところで、上記従来例では、各可動電極40,41上面の対向する2辺の略中央部と各枠部30,31の側壁部とを2対のビーム部5a〜5dで連結する構成であるため、各枠部30,31と各可動電極40,41との間の距離がビーム部5a〜5dの長さに依存する。このため、加速度センサの小型化を図ろうとしてもビーム部5a〜5dの長さを確保するためには小型化に限界があり、また小型化できないことから製造コストを低減するのにも限界があった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、小型化を図るとともに製造コストを低減することのできる加速度センサを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、平面視略矩形状の可動電極と、可動電極を所定の間隔を空けて囲む枠部と、可動電極と枠部とを連結するとともに可動電極を枠部に対して揺動自在に支持する1対のビーム部と、可動電極の表面における1対のビーム部を結ぶ直線を境界線とした一方側および他方側に対してそれぞれ所定の間隔を空けて対向配置される1対の固定電極とを備え、可動電極の裏面における1対のビーム部を結ぶ直線を境界線とした何れか一方の側に凹部が設けられ、ビーム部を軸とした可動電極の揺動に伴う可動電極と固定電極との間の静電容量の変化から加速度を検出する加速度センサであって、ビーム部は、その軸部が可動電極と枠部との間の距離が最も長くなる部位に形成されたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、枠部は平面視略矩形状であって、ビーム部は、その軸部が枠部の対角線上に位置するように形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、可動電極と枠部との間の距離がビーム部の長さに依存するため、当該距離が最も長くなる部位上にビーム部を形成することで、他の部位における可動電極と枠部との間の距離を短くすることができる。したがって、全体としてセンサの小型化を図ることができ、また、センサの小型化に伴って製造コストを低減することができる。
請求項2の発明によれば、可動電極における1対のビーム部を結んだ直線を境界線とした一方側及び他方側の部位がそれぞれ略三角形状となるため、機械的強度を向上させることができる。また、枠部の任意の1辺と平行な方向及び当該方向と直交する方向における衝撃に対する強度のバランスをとることができる。
本発明に係る加速度センサの実施形態1を示す図で、(a)は平面図で、(b)はA−A’線断面矢視図で、(c)は固定電極との位置関係を示す平面図である。 本発明に係る加速度センサの実施形態2を示す図で、(a)は可動電極及びフレーム部の平面図で、(b)は上部固定板の下面図で、(c)は検出電極及び接地電極の配置を示す平面図である。 従来の加速度センサを示す分解斜視図である。 同上のyz平面における断面図である。
(実施形態1)
以下、本発明に係る加速度センサの実施形態1について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は従来例と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。また、以下の説明では、従来例での説明と同様に、図3における上下を上下方向、センサチップ1の短手方向と平行な方向をx方向、センサチップ1の長手方向と平行な方向をy方向、x方向及びy方向に互いに直交する方向をz方向と定めるものとする。
本実施形態は、図1(a),(b)に示すように、平面視略正方形状の第1の可動電極40と、第1の可動電極40を所定の間隔を空けて囲む平面視略正方形状の第1の枠部30と、第1の可動電極40と第1の枠部30とを連結するとともに第1の可動電極40を第1の枠部30に対して揺動自在に支持する1対の第1のビーム部5a,5bと、第1の可動電極40の上面(表面)における1対の第1のビーム部5a,5bを結ぶ直線を境界線とした一方側および他方側に対してそれぞれ所定の間隔を空けて対向配置される第1の固定電極20a及び第2の固定電極20bとを備え、第1の可動電極40の下面(裏面)における1対の第1のビーム部5a,5bを結ぶ直線を境界線とした一方の側に凹部40aが設けられている。
そして、第1のビーム部5a,5bは、図1(a)に示すように、その軸部が第1の枠部30の対角線上に位置するように形成されている。即ち、第1のビーム部5a,5bは、第1の可動電極40と第1の枠部との間の距離が最も長くなる部位に形成されている。したがって、従来例のように第1の可動電極40上面の対向する2辺の略中央部と第1の枠部30の側壁部とを1対のビーム部5a,5bで連結する場合と比較して、ビーム部5a,5bの長さが約√2倍となる。つまり、本実施形態では、ビーム部5a,5bの長さを従来例のビーム部5a,5bと同じ長さとなるように形成することで、第1の可動電極40と第1の枠部30との間の距離を約1/√2倍に短くすることができる。而して、従来例と比較して第1の枠部30を小さく形成することができるので、全体としてセンサの小型化を図ることができる。また、センサの小型化に伴って製造コストを低減することができる。
また、第1の可動電極40は1対の第1のビーム部5a,5bを結ぶ直線を軸として揺動するため、図1(a)に示すように当該軸を挟んだ両側の揺動する部位が何れも平面視略三角形状となる。このため、従来例のように揺動する部位が平面視略矩形状の場合と比較して機械的強度を向上させることができる。更に、従来例ではビーム部5a,5bがx方向に沿って形成されていたためにx方向とy方向とで衝撃に対する強度が異なっていたが、本実施形態ではx方向とy方向とで衝撃に対する強度のバランスをとることができる。
尚、上述のように第1の可動電極40の揺動する部位が平面視略三角形状であることを受けて、上部固定板2aの下面において第1の可動電極40と対向配置される第1の固定電極20a及び第2の固定電極20bは、図1(c)に示すように何れも平面視略三角形状に形成されている。
(実施形態2)
以下、本発明に係る加速度センサの実施形態2について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。また、以下の説明では、従来例での説明と同様に、図3における上下を上下方向、センサチップ1の短手方向と平行な方向をx方向、センサチップ1の長手方向と平行な方向をy方向、x方向及びy方向に互いに直交する方向をz方向と定めるものとする。
本実施形態は、図2(a)に示すように、平面視略正方形状の第1の可動電極40及び第2の可動電極41及び第3の可動電極42と、各可動電極40〜42を所定の間隔を空けて囲む平面視略正方形状の第1の枠部30及び第2の枠部31及び第3の枠部32を有するフレーム部3とからセンサチップ1が構成されている(センサチップ1については図3参照)。そして、実施形態1と同様に、第1の可動電極40と第1の枠部30とを連結する1対の第1のビーム部5a,5bは、その軸部が第1の枠部30の対角線上に位置するように形成されている。また、第2の可動電極41と第2の枠部31とを連結する第2のビーム部5c,5dは、その軸部が第2の枠部31の対角線上に位置するように形成され、第3の可動電極42と第3の枠部32とを連結する第3のビーム部5e,5fは、その軸部が第3の枠部32の対角線上に位置するように形成されている。尚、第3のビーム部5e,5fは、第1のビーム部5a,5b及び第2のビーム部5c,5dが形成される対角線とは異なる方向の対角線上に形成されている。また、各可動電極40〜42の下面において各ビーム部5a〜5fを結ぶ直線を境界線とした一方側には、それぞれ凹部40a〜42aが設けられている。
上部固定板2aの第1の可動電極40と対向する下面には、図2(b)に示すように、1対の第1のビーム部5a,5bを結ぶ直線を境界線として平面視略三角形状の第1の固定電極20a及び第2の固定電極20bが設けられている。また、第2の可動電極41と対向する下面には、1対の第2のビーム部5c,5dを結ぶ直線を境界線として平面視略三角形状の第3の固定電極20c及び第4の固定電極20dが設けられ、第3の可動電極42と対向する下面には、1対の第3のビーム部5e,5fを結ぶ直線を境界線として平面視略三角形状の第5の固定電極20e及び第6の固定電極20fが設けられている。
センサチップ1には、図2(c)に示すように、第1の可動電極40と各固定電極20a,20bとの間の静電容量C1,C2を各々検出する検出電極6a,6bと、第2の可動電極41と各固定電極20c,20dとの間の静電容量C3,C4を各々検出する検出電極6c,6dと、第3の可動電極42と各固定電極20e,20fとの間の静電容量C5,C6を各々検出する検出電極6e,6fと、接地電極7とが設けられている。上部固定板2aの各検出電極6a〜6f及び接地電極7と対向する部位には、図示しないが従来例と同様にスルーホールが貫設されており、当該スルーホールを介して各固定電極20a〜20fに各々接続された検出電極6a〜6f、及び接地電極7の出力が取り出されるようになっている。
以下、本実施形態における加速度検出について説明する。各可動電極40〜42にx方向、y方向、z方向の加速度が加えられた場合、各可動電極40〜42と各固定電極20a〜20fとの間の静電容量C1〜C6は、それぞれ以下に示す表のようになる。尚、表中のパラメータC0は、各可動電極40〜42に加速度が加えられていない状態における各可動電極40〜42と各固定電極20a〜20fとの間の静電容量を示す。
Figure 2010210427
ここで、静電容量C1,C2の差分値CA(=C1−C2)、及び静電容量C3,C4の差分値CB(=C3−C4)、及び静電容量C5,C6の差分値CC(=C5−C6)は、x方向の加速度を表すX出力、y方向の加速度を表すY出力、z方向の加速度を表すZ出力を用いて次式で表される。
Figure 2010210427
したがって、X出力、Y出力、Z出力は次式から算出される。
Figure 2010210427
而して、各検出電極6a〜6fを介して上記静電容量C1〜C6を検出し、ASIC等を利用して差分値CA,CB,CCを算出し、算出された差分値CA,CB,CCからX出力、Y出力、Z出力を求めることで、x方向,y方向,z方向の3軸の加速度を検出することができる。
20a 第1の固定電極
20b 第2の固定電極
30 第1の枠部
40 第1の可動電極
5a,5b 第1のビーム部

Claims (2)

  1. 平面視略矩形状の可動電極と、可動電極を所定の間隔を空けて囲む枠部と、可動電極と枠部とを連結するとともに可動電極を枠部に対して揺動自在に支持する1対のビーム部と、可動電極の表面における1対のビーム部を結ぶ直線を境界線とした一方側および他方側に対してそれぞれ所定の間隔を空けて対向配置される1対の固定電極とを備え、可動電極の裏面における1対のビーム部を結ぶ直線を境界線とした何れか一方の側に凹部が設けられ、ビーム部を軸とした可動電極の揺動に伴う可動電極と固定電極との間の静電容量の変化から加速度を検出する加速度センサであって、ビーム部は、その軸部が可動電極と枠部との間の距離が最も長くなる部位に形成されたことを特徴とする加速度センサ。
  2. 前記枠部は平面視略矩形状であって、ビーム部は、その軸部が枠部の対角線上に位置するように形成されたことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
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