JP2010206294A - 受信装置 - Google Patents

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Akihiro Sato
彰洋 佐藤
Takeshi Kaiya
武 海谷
Kenta Morita
健太 森田
Tadashi Sakagami
忠 坂上
Katsuaki Hikima
勝昭 引間
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Abstract

【課題】OFDM方式の放送信号を受信する受信装置では、内蔵されたチューナ数より接続されるアンテナの数が少ない場合にチューナが無駄になっていた。
【解決手段】OFDM方式の放送波を受信する受信装置11に内蔵される回路基板2に、複数のチューナTと、チューナTから出力された中間周波数の中から受信感度の高いものを選択して映像と音声とデータを含む合成信号を出力するOFDM回路4とを有するチューナモジュール3と、チューナモジュール3からの信号をデコード処理して、映像信号と音声信号を別々に出力するデコード回路5とを実装し、4個のチューナTに対して2つのアンテナAが接続された場合に、各アンテナAを回路基板2上の回路で何れかのチューナTに接続すると共に、余ったチューナTを、回路基板上の回路によって更にアンテナAの何れかに接続したものである。
【選択図】図3

Description

本発明は受信装置に関し、特に、地上波デジタルテレビ放送の放送信号を受信するための受信装置に関する。
従来のアナログ方式のテレビ放送の終了に伴い、地上波デジタルテレビ放送が開始された。地上波デジタルテレビ放送はUHF帯の周波数を使用しており、放送する方式(変調方式)として、直交周波数分割多重方式(直交周波数分割多重は以後OFDMという)の放送信号が使用される。そして、地上波デジタルテレビ放送の受信装置は一般に、OFDM方式の放送信号を受信する複数のOFDM回路を備えており、複数のアンテナに接続させた複数のOFDM回路で最も感度の良い放送信号を選択して出力するダイバーシティ機能を実現している。(例えば特許文献1を参照)
図1(a)は従来の4つのアンテナA1〜A4を備えたOFDM方式の放送信号を受信する受信装置1の構成を示すものである。4つのアンテナA1〜A4は受信装置1に内蔵された回路基板2のコネクタCN1〜CN4にそれぞれ接続されており、各コネクタCN1〜CN4の出力端子は回路基板2上の回路21〜24でチューナモジュール3にそれぞれ導かれる。チューナモジュール3内には4つのアンテナA1〜A4に対応する4つのチューナT1〜T4が設けられており、各チューナT1〜T4は受信した放送信号を中間周波数信号(IF1〜IF4)に変換してOFDM回路4に出力する。
OFDM回路4には、図1(b)に示すように、中間周波数信号IF1〜IF4に対してそれぞれ同期部41〜44と検波部51〜54が設けられており、同期部41〜44と検波部51〜54を通過した中間周波数信号IF1〜IF4は合成部45に入力される。合成部45では、合成後のC/N比(キャリア・ノイズ比)が最良(最大)になるように、各中間周波数信号IF1〜IF4に重み付けが行われて合成されて復調され、復調された信号は誤り訂正部46を経てOFDM回路4からデジタルテレビ放送特有の信号TSとして出力される。この信号TSは、画像と音声とデータを含む信号であり、パケット形式で出力される。
OFDM回路4から出力されたTS信号は、チューナモジュール3からの出力信号として回路基板2からAVデコード回路5に入力される。AVデコード回路5は入力された信号のデコード処理を行い、映像信号と音声信号を分離して別々に出力する。AVデコード回路5から出力された映像信号は図示しないディスプレイに入力されて映像が表示され、AVデコード回路から出力された音声信号は図示しないスピーカに入力されて音声となる。なお、AVデコード回路5は回路基板2に設けられることもある。
特開2006−222851号公報
ところが、従来のOFDM回路4を備えたチューナモジュール3では、内蔵されたチューナの数は4つで固定であったので、OFDM方式の放送信号を受信する受信装置に接続するアンテナの数が4本より少ない場合は、使用されないチューナがあり、無駄が発生するという問題点があった。例えば、図2に示すような、アンテナの数がアンテナA1,A2の2つしかない従来の受信装置6では、内蔵された2つのチューナT3、T4が使用されず、無駄になっているという問題点があった。
そこで本発明は、OFDM方式の放送信号を受信する受信装置に接続するアンテナの数が、OFDM方式の放送信号を受信する受信装置に内蔵されたチューナの数よりも少ない場合であっても、内蔵されたチューナを有効に使用して、OFDM方式の放送信号を受信する受信装置の性能の向上を図ることを目的としている。また、OFDM方式の放送信号を受信する受信装置に接続するアンテナの数が、OFDM方式の放送信号を受信する受信装置に内蔵されたチューナの数と同数であっても、内蔵された感度の良いチューナを有効に使用して、OFDM方式の放送信号を受信する受信装置の性能の向上を図ることを目的としている。
前記目的を達成する本発明の受信装置の第1の形態は、直交周波数分割多重方式の放送波を受信する受信装置であって、受信装置に内蔵された回路基板が、放送波を受信して中間周波数信号を出力する複数のチューナと、複数のチューナによって出力された中間周波数信号を入力し、当該入力された各中間周波数信号に重み付けを行って合成された合成信号を出力する直交周波数分割多重回路とが内蔵されたチューナモジュールと、チューナモジュールから出力された合成信号を入力してデコード処理し、映像信号と音声信号を出力するデコード回路とを備え、回路基板に、複数のチューナよりも少ない数のアンテナが接続される場合に、複数のチューナをそれぞれ、必ず何れか1つのアンテナに接続したことを特徴としている。
前記目的を達成する本発明の受信装置の第2の形態は、直交周波数分割多重方式の放送波を受信する受信装置であって、受信装置に内蔵された回路基板が、放送波を受信して中間周波数信号を出力する4つのチューナと、4つのチューナによって出力された中間周波数信号を入力し、当該入力された各中間周波数信号に重み付けを行って合成された合成信号を出力する直交周波数分割多重回路とが内蔵されたチューナモジュールと、チューナモジュールから出力された合成信号を入力してデコード処理し、映像信号と音声信号を出力するデコード回路とを備え、回路基板に、4つのアンテナが接続される場合に、第1のチューナは第1のアンテナに接続し、第2のチューナは第2のアンテナに接続し、第3のチューナは切換手段によって第1と第3のアンテナに切換可能に接続し、第4のチューナは切換手段によって第2と第4のアンテナに切換可能に接続したことを特徴としている。
本発明の受信装置によれば、OFDM方式の放送信号を受信する受信装置に接続するアンテナの数が、OFDM方式の放送信号を受信する受信装置に内蔵されたチューナの数よりも少ない場合であっても、内蔵されたチューナを有効に使用してOFDM方式の放送信号を受信する受信装置の性能の向上を図るができるという効果がある。
(a)は、4つのアンテナを備えた従来の地上波デジタル放送の受信装置の構成を示す構成図、(b)は(a)のOFDM回路の構成を示すブロック回路図である。 図1(a)に示した回路基板に2つのアンテナのみが接続された場合の、従来の地上波デジタル放送の受信装置の構成を示す構成図である。 (a)は図2に示した2つのコネクタの出力を回路基板上でそれぞれ2分岐してチューナモジュールの4つの入力端子に全て接続した本発明の第1の実施例の地上波デジタル放送の受信装置の構成を示す構成図であり、(b)は2つのアンテナの出力をそれぞれ2分岐して図1(a)に示した4つのコネクタに全て接続した本発明の第1の実施例の変形例の地上波デジタル放送の受信装置の構成を示す構成図である。 本発明の第2の実施例の地上波デジタル放送の受信装置の構成を示す構成図であり、2つのアンテナと図1(a)に示したチューナモジュールを使用した場合の別の実施例を示すものである。 本発明の第3の実施例の地上波デジタル放送の受信装置の構成を示す構成図であり、4つのアンテナと図1(a)に示したチューナモジュールを使用した場合の実施例を示すものである。 (a)は2つのアンテナと次世代OFDM回路を内蔵したチューナモジュールを使用した本発明の第4の実施例の地上波デジタル放送の受信装置の構成を示す構成図であり、(b)は(a)に示した次世代のOFDM回路の構成を示すブロック回路図である。 4つのアンテナと次世代OFDM回路を内蔵したチューナモジュールを使用した本発明の第5の実施例の地上波デジタル放送の受信装置の構成を示す構成図である。 図6(a)、(b)及び図7に示した次世代のOFDM回路の機能を示すテーブル図である。
以下、添付図面を用いて本発明の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、ここで説明する実施例の構成において、図1、図2において説明した従来の受信装置1、6と同じ構成部材が使用されている場合には、その部材に従来と同じ符号を付して説明する。
図3(a)は、本発明の第1の実施例の地上波デジタル放送の受信装置11の構成を示すものである。回路基板2には、図1(a)で説明した従来の受信装置1と同様のチューナモジュール3が設けられている。チューナモジュール3内には、4つのチューナT1〜T4とOFDM回路4が設けられている。チューナT1〜T4が出力する中間周波数信号IF1〜IF4が入力されるOFDM回路4は、合成後のC/N比が最良(最大)になるように各中間周波数信号IF1〜IF4に重み付けを行って合成して復調し、信号TSとして出力する。この実施例では回路基板2の上にAVデコード回路5が設けられている。
AVデコード回路5は入力された信号のデコード処理を行い、映像信号と音声信号を分離して別々に出力する。AVデコード回路5から出力された映像信号は図示しないディスプレイに入力されて映像が表示され、AVデコード回路から出力された音声信号は図示しないスピーカに入力されて音声となることも同様である。なお、AVデコード回路5は回路基板2とは別の基板に設けられることもある。更に、回路基板2の上にはマイクロコンピュータ(以後図3に記載のようにマイコンと記す)7があり、OFDM回路4の動作を制御する。OFDM回路4の構成は従来と同じであり、図1(b)で説明した通りであるので、ここではその説明を省略する。
2本のアンテナA1、A2が受信装置11に内蔵された回路基板2のコネクタCN1、CN2にそれぞれ接続されており、各コネクタCN1、CN2の出力端子は回路基板2上の回路21、22でチューナモジュール3にそれぞれ導かれる。一方、第1の実施例では、回路21が回路25によって分岐され、この回路25がチューナモジュール3に内蔵されたチューナT3に接続される。同様に、回路22が回路26によって分岐され、この回路26がチューナモジュール3に内蔵されたチューナT4に接続される。
チューナT1〜T4の出力はOFDM回路4に入力される。従って、OFDM回路4にはアンテナA1で受信した放送波が、2つのチューナT1,T3でそれぞれ中間周波数信号IF1,IF3に変換されて入力されると共に、アンテナA2で受信した放送波が、2つのチューナT2,T4でそれぞれ中間周波数信号IF2,IF4に変換されて入力される。
図3(b)は、本発明の第1の実施例の変形例の地上波デジタル放送の受信装置11Aの構成を示すものである。この変形例では、回路基板2として、図1(a)で説明した従来の受信装置1と同様の回路基板2が採用されている。回路基板2の構成は既に説明したので、ここではその説明を省略する。本発明の第1の実施例の変形例の地上波デジタル放送の受信装置11Aは、2本のアンテナA1、A2のみが設けられている点で図1(a)で説明した受信装置1と異なる。
本発明の第1の実施例の変形例の地上波デジタル放送の受信装置11Aでは、2本のアンテナA1、A2はその出力がそれぞれ2分岐されている。そして、アンテナA1の2つの出力は受信装置11Aに内蔵された回路基板2のコネクタCN1、CN2にそれぞれ接続されており、各コネクタCN1、CN2の出力端子は、回路基板2上の回路21、22によってチューナモジュール3に内蔵されたチューナT1、T2それぞれに接続されている。
一方、アンテナA2の2つの出力は受信装置11Aに内蔵された回路基板2のコネクタCN3、CN4にそれぞれ接続されており、各コネクタCN3、CN4の出力端子は、回路基板2上の回路23、24によってチューナモジュール3に内蔵されたチューナT3、T4にそれぞれに接続されている。このように、第1の実施例の変形例の地上波デジタル放送の受信装置11Aでは、アンテナの数が2本であっても、全てのチューナT1〜T4にアンテナ出力が入力される。
第1の実施例、並びにその変形例の受信装置11,11Aでは、OFDM方式の放送信号を受信するアンテナの数(アンテナA1,A2の2つ)が、受信装置11,11Aに内蔵されたチューナの数(チューナT1〜T4の4つ)よりも少なくても、チューナT1〜T4にはアンテナA1,A2の何れかからの受信信号が入力される。この結果、チューナT1〜T4に感度のばらつきがあっても、OFDM回路4では合成後のC/N比が最良(最大)になるように、各中間周波数信号IF1〜IF4に重み付けを行って合成して復調してTS信号として出力することができるので、チューナT1〜T4を有効に使用して受信装置11,11Aの性能の向上を図るができる。
図4は、本発明の第2の実施例の地上波デジタル放送の受信装置12の構成を示すものである。第2の実施例の地上波デジタル放送の受信装置12の構成が、前述の第1の実施例の地上波デジタル放送の受信装置11の構成と異なる点は、コネクタCN1,CN2とチューナT1〜T4との接続のみである。よって、他の部分の構成の説明はここでは省略する。
第1の実施例ではコネクタCN1が、回路21によってチューナT1に接続されると共に、回路25によってチューナT3に接続されていた。また、コネクタCN2が、回路22によってチューナT2に接続されると共に、回路26によってチューナT4に接続されていた。これに対して第2の実施例では、コネクタCN1は回路21によってチューナT1に接続されるだけであり、コネクタCN2が、回路22によってチューナT2に接続されると共に、回路27によってチューナT3とT4にも接続されている。
よって、第2の実施例では、OFDM回路4にはアンテナA1で受信した放送波は1つのチューナT1で中間周波数信号IF1に変換されて入力されるが、アンテナA2で受信した放送波は、3つのチューナT2〜T4でそれぞれ中間周波数信号IF2〜IF4に変換されて入力される。従って、第2の実施例では、OFDM回路4が、チューナT1〜T4の感度のばらつきを考慮して、合成後のC/N比が最良(最大)になるように、各中間周波数信号IF1〜IF4に重み付けを行って合成して復調してTS信号として出力することができる。
図5は、本発明の第3の実施例の地上波デジタル放送の受信装置13の構成を示すものである。第3の実施例の地上波デジタル放送の受信装置13の構成が、前述の第1及び第2の実施例の地上波デジタル放送の受信装置11、12の構成と異なる点は、回路基板2に接続するアンテナの数が4本である点と、4本のアンテナA1〜A4が接続する回路基板2に設けられたコネクタCN1〜CN4とチューナT1〜T4との接続のみである。よって、他の部分の構成の説明はここでは省略する。尚、アンテナA1,A2は車両の前方に設置されるフロントアンテナであり、アンテナA3,A4は車両の後方に設置されるリヤアンテナである。
第3の実施例では、各コネクタCN1、CN2の出力端子は回路基板2上の回路21、22でチューナモジュール3に内蔵されたチューナT1,T2それぞれ導かれる。一方、第3の実施例では、チューナモジュール3に内蔵されたチューナT3,T4は、2入力1出力の切換スイッチSW1,SW2の出力端子にそれぞれ接続されている。チューナT3が接続する切換スイッチSW1の一方の入力には、回路21から分岐された回路25が接続され、他方の入力にはコネクタCN3に接続する回路23が接続される。同様に、チューナT4が接続する切換スイッチSW2の一方の入力には、回路22から分岐された回路26が接続され、他方の入力にはコネクタCN4に接続する回路24が接続される。
切換スイッチSW1,SW2の切り換えは、回路基板2に実装されたマイコン7によって行われる。マイコン7はOFDM回路4に接続しており、チューナT1〜T4から入力される中間周波数信号IF1〜IF4の強度に応じて、チューナT3に接続するアンテナをアンテナA1かアンテナA3の何れかに切り換え、同様に、チューナT4に接続するアンテナをアンテナA2かアンテナA4の何れかに切り換える。この結果、第3の実施例のOFDM回路4は、合成後のC/N比が最良(最大)になるように、各中間周波数信号IF1〜IF4に重み付けを行って合成して復調してTS信号を出力することができる。
また、フロントアンテナA1,A2、及びリヤアンテナA3,A4の何れか一方が故障した場合に、切換スイッチSW1及びSW2を動作可能なアンテナ側に切り換えることにより、アンテナに故障が発生した場合でもチューナを無駄にすることなく受信感度の向上に寄与させることができる。
図6(a)は、本発明の第4の実施例の地上波デジタル放送の受信装置14の構成を示すものである。第4の実施例の地上波デジタル放送の受信装置14の構成は、チューナモジュール3に内蔵されるOFDM回路4が、次世代OFDM回路8に変更になった点、アンテナA1とアンテナA2にそれぞれ異なるチャンネル周波数の放送波を受信させることができる点を除いて、第1の実施例の受信装置11の構成と同じである。アンテナA1とアンテナA2に同じチャンネル周波数の放送波を受信させることも勿論可能である。
次世代OFDM回路8には第1の実施例と同様の中間周波数信号IF1〜IF4が入力されるが、ここではアンテナA1とアンテナA2がそれぞれ異なるチャンネル周波数の放送波を受信した場合について説明する。アンテナA1とアンテナA2がそれぞれ異なるチャンネル周波数の放送波を受信した場合は、次世代OFDM回路8は2種類の中間周波数信号を別々に処理することができる。即ち、アンテナA1で受信された信号によりチューナT1,T3から出力された中間周波数信号IF1、IF3と、アンテナA2で受信された信号によりチューナT2,T4から出力された中間周波数信号IF2,IF4とを、次世代OFDM回路8は別々に処理して2系統のTS信号TS1、TS2を出力することができる。
次世代OFDM回路8から出力された2系統のTS信号TS1、TS2は、共にAVデコード回路5に入力される。AVデコード回路5は入力された2系統のTS信号TS1,TS2のデコード処理を行い、映像信号と音声信号を分離して2系統の映像・音声信号1と、映像・音声信号2を出力する。その他の構成は第1の実施例の受信装置11と同じであるので、同じ構成部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
次世代OFDM回路8には、図6(b)に示すように、中間周波数信号IF1〜IF4に対してそれぞれ同期部41〜44と検波部51〜54が設けられており、同期部41〜44と検波部51〜54を通過した中間周波数信号IF1〜IF4は合成部45に入力される。合成部45では、入力された2系統の中間周波数信号IF1、IF3とIF2、IF4を処理し、合成後のC/N比がそれぞれの系統で最良(最大)になるように、2系統の中間周波数信号IF1、IF3とIF2、IF4に系統毎に重み付けを行って合成して復調する。復調された2系統の信号はそれぞれ誤り訂正部46、47を経て次世代OFDM回路8からデジタルテレビ放送特有の信号TS1、TS2として出力される。この信号TS1、TS2は、画像と音声とデータを含む信号であり、パケット形式で出力される。
図7は、4つのアンテナA1〜A4と図6(a)、(b)で説明した次世代OFDM回路8を内蔵したチューナモジュール3を使用した本発明の第5の実施例の地上波デジタル放送の受信装置15の構成を示すものである。第5の実施例の地上波デジタル放送の受信装置15の構成は、図5で説明した本発明の第3の実施例の地上波デジタル放送の受信装置13の構成において、チューナモジュール3に内蔵されるOFDM回路4が、次世代OFDM回路8に変更になった点のみである。よって、第5の実施例の地上波デジタル放送の受信装置15の構成において、図5で説明した本発明の第3の実施例の地上波デジタル放送の受信装置13の構成と同じ構成部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
なお、第5の実施例の地上波デジタル放送の受信装置15では、第4の実施例の地上波デジタル放送の受信装置14と同様に、アンテナA1とアンテナA2がそれぞれ異なるチャンネル周波数の放送波を受信する。そして、アンテナA3はアンテナA1と同じチャンネル周波数の放送波を受信し、アンテナA4はアンテナA2と同じ周波数の放送波を受信する。切換スイッチSW1,SW2の切り換えは、次世代OFDM回路8に接続するマイコン7によって行われる。
マイコン7はチューナT1〜T4から次世代OFDM回路8に入力される中間周波数信号IF1〜IF4の強度に応じて、チューナT3に接続するアンテナをアンテナA1かアンテナA3の何れかに切り換え、同様に、チューナT4に接続するアンテナをアンテナA2かアンテナA4の何れかに切り換える。この結果、第5の実施例の次世代OFDM回路8は、合成後のC/N比が最良(最大)になるように、2系統の中間周波数信号IF1、IF3とIF2、IF4に系統毎に重み付けを行って合成して復調して信号TS1、TS2として出力する。
また、フロントアンテナA1,A2、及びリヤアンテナA3,A4の何れか1つが故障した場合でも、切換スイッチSW1及びSW2を動作可能なアンテナ側に切り換えることにより、アンテナに故障が発生した場合でもチューナを無駄にすることなく受信感度の向上に寄与させることができる。
なお、第5の実施例の地上波デジタル放送の受信装置15では、アンテナA1、A3とアンテナA2、A4が受信するチャンネル周波数を異ならせ、2本ずつのアンテナの出力をそれぞれ合成して信号TS1、TS2を出力しているが、アンテナA1〜A3とアンテナA4が受信するチャンネル周波数を異ならせ、3本のアンテナの出力の合成と1本のアンテナの出力から信号TS1、TS2を出力させることも可能である。
図8は、図6(a)、(b)及び図7に示した次世代OFDM回路8の機能を示すテーブル図である。前述のように、次世代OFDM回路8を備える受信装置14,15では、複数のアンテナを2系統に分け、系統毎に別々のチャンネル周波数の放送波を受信させて別チャンネルの信号TS1、TS2を出力することができるので、異なる2つのテレビ番組の一方を視聴し、他方を録画する(No.2参照)、或いは前席であるテレビ番組を視聴し、後席で同時に別のテレビ番組を視聴する(No.1参照)ことができる。
更に、図8に示すように、次世代OFDM回路8を備える受信装置14,15では、以下のような動作が可能である。
(1)異なるチャンネルの電子番組表を取得する高速EPGの取得
(2)一方のチャンネルを視聴しながら他方のチャンネルを操作する裏番組の受信
(3)視聴せず2つの番組に対する操作を行うダブル裏動作
(4)一方のチャンネルを視聴しながら受信状態の良い他の番組をサーチするネットワークフォロー
(5)裏AUTO.P、高速AUTO.P、マルチ画面、デジタルラジオの聴取等
そして、従来の受信装置では、4つのアンテナが備えられていないと品質の良い2つのTS信号を得ることはできなかったが、第4の実施例のように構成すれば、2つのアンテナを設けるだけでも次世代OFDM回路8によってC/N比を向上させる信号の合成が行われるので、製品の品質を保てる2つのTS信号を得ることができる。
1、6 従来の受信装置
2 回路基板
3 チューナモジュール
4 OFDM回路
5 AVデコード回路
7 マイクロコンピュータ
8 次世代OFDM回路
11 本発明の第1の実施例の受信装置
12 本発明の第2の実施例の受信装置
13 本発明の第3の実施例の受信装置
14 本発明の第4の実施例の受信装置
15 本発明の第5の実施例の受信装置
A1〜A4 アンテナ
CN1〜CN4 コネクタ
T1〜T4 チューナ

Claims (5)

  1. 直交周波数分割多重方式の放送波を受信する受信装置であって、
    前記受信装置に内蔵された回路基板が、
    放送波を受信して中間周波数信号を出力する複数のチューナと、前記複数のチューナによって出力された中間周波数信号を入力し、当該入力された各中間周波数信号に重み付けを行って合成された合成信号を出力する直交周波数分割多重回路と、が内蔵されたチューナモジュールと、
    前記チューナモジュールから出力された合成信号を入力してデコード処理し、映像信号と音声信号を出力するデコード回路とを備え、
    前記回路基板に、前記複数のチューナよりも少ない数のアンテナが接続される場合に、前記複数のチューナをそれぞれ、必ず何れか1つのアンテナに接続したことを特徴とする受信装置。
  2. 前記チューナモジュールに内蔵されるチューナの数が4つであり、
    前記回路基板に接続されるアンテナの数が2つである場合に、
    4つのチューナのうちの2つを一方のアンテナに接続し、
    4つのチューナのうちの残りの2つを他方のアンテナに接続したことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記チューナモジュールに内蔵されるチューナの数が4つであり、
    前記回路基板に接続されるアンテナの数が2つである場合に、
    4つのチューナのうちの1つを一方のアンテナに接続し、
    4つのチューナのうちの残りの3つを他方のアンテナに接続したことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記2つのアンテナは、それぞれ異なるチャンネル周波数の放送波を受信することを特徴とする請求項2又は3に記載の受信装置。
  5. 直交周波数分割多重方式の放送波を受信する受信装置であって、
    前記受信装置に内蔵された回路基板が、
    放送波を受信して中間周波数信号を出力する4つのチューナと、前記4つのチューナによって出力された中間周波数信号を入力し、当該入力された各中間周波数信号に重み付けを行って合成された合成信号を出力する直交周波数分割多重回路と、が内蔵されたチューナモジュールと、
    前記チューナモジュールから出力された合成信号を入力してデコード処理し、映像信号と音声信号を出力するデコード回路とを備え、
    前記回路基板に、4つのアンテナが接続される場合に、
    第1のチューナは第1のアンテナに接続し、
    第2のチューナは第2のアンテナに接続し、
    第3のチューナは切換手段によって第1と第3のアンテナに切換可能に接続し、
    第4のチューナは切換手段によって第2と第4のアンテナに切換可能に接続したことを特徴とする受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016072707A (ja) * 2014-09-27 2016-05-09 アルパイン株式会社 デジタル放送受信装置
JP7472533B2 (ja) 2020-02-21 2024-04-23 株式会社Jvcケンウッド 放送受信装置、放送受信方法、放送受信制御プログラム

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