JP2010205496A - 燃料電池 - Google Patents

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敬祐 藤田
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Abstract

【課題】電解質膜から分解した膜分解物の排出を促進して電圧低下を抑制することのできる燃料電池を提供する。
【解決手段】プロトン伝導性を有する電解質膜24を備える燃料電池10であって、電解質膜24は、70mg/hr/cm以上の液水移動性を有している。好ましくは、1000mg/hr/cm以下の液水移動性を有している。
【選択図】図4

Description

この発明は、燃料電池に関する。
燃料電池は、複数枚の単位電池が積層された燃料電池スタックとして使用される。単位電池自体も平面状の部材の積層体であり、電解質膜をその両側から電極で挟んで構成された膜電極接合体(MEA;Membrane Electrode Assembly)を有し、該MEAをその両側から拡散層、ガス流路、およびセパレータで挟むことで構成されている。
このような燃料電池に関しては、電解質膜の劣化を抑制するための種々の技術が開示されている。例えば、特開2006−107773号公報には、燃料電池に供給される水分に含まれる不純物イオンに起因する電解質膜の劣化を抑制することのできる燃料電池システムが提案されている。PbイオンとFeイオンとが含まれた水分が電解質膜に接触すると、該電解質膜の劣化反応が加速される。そこで、上記従来のシステムでは、Pb元素の混入を抑制する手段を加湿経路の途中に設けることとし、PbイオンとFeイオンとが共存することに起因する電解質膜の劣化を抑制することとしている。
特開2006−107773号公報 特開2006−12791号公報 特開2008−27606号公報
しかしながら、上記従来の技術を駆使しても、電解質膜の化学劣化を完全に抑制することはできない。電解質膜から分解した膜分解物は、該電解質膜内の水の移動に伴い電極側へ移動して付着してしまう。このため、これらの膜分解物によって、触媒被毒やガス拡散阻害に伴う電圧低下を引き起こすおそれがある。したがって、これらの付着した膜分解物は、速やかに系外へ排出されることが望ましい。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、電解質膜から分解した膜分解物の排出を促進して電圧低下を抑制することのできる燃料電池を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、プロトン伝導性を有する電解質膜を備える燃料電池であって、
前記電解質膜は、70mg/hr/cm以上の液水移動性を有することを特徴とする。
燃料電池の電解質膜が化学劣化して膜分解物が流出した場合、該電解質膜を通過する液水量が少量であると、これらの膜分解物が系内に残存してしまう。第1の発明によれば、燃料電池の電解質膜は、70mg/hr/cm以上の液水移動性を有している。このため、本発明によれば、これらの膜分解物を効率よく系外に排出することができる。これにより、これらの膜分解物が触媒等に付着して発電電圧が低下する事態を効果的に抑制することができる。
本実施の形態の燃料電池の構成を模式的に示す図である。 電解質膜24の液水移動性と膜分解物の流出との関係を説明するための図である。 過加湿条件での液水移動量と電圧低下率との関係を示す図である。 低加湿条件での液水移動量と電圧低下率との関係を示す図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。また、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
[実施の形態の構成]
図1は、本実施の形態における燃料電池の構成を模式的に示す断面図である。燃料電池10は、発電反応により発生した電力をモータ等の負荷装置に供給する燃料電池システムとして使用される。燃料電池10は単位電池12を複数積層したスタック構造を有している。単位電池12は、発電体14、反応ガスが流れるガス流路16、隣接する発電体14を隔離するセパレータ18によって構成されている。発電体14は、プロトン伝導性の電解質膜24を挟んでアノード26とカソード28とが配置された膜電極接合体(MEA)20の外側に、カーボン繊維からなるガス拡散層(図示せず)をシールガスケットで囲んで一体として形成されている。尚、電解質膜24には、液水の移動量が70mg/hr/cm以上、且つ1000mg/hr/cm以下の物性を有する膜が使用される。各単位電池12は、アノードに燃料ガス(例えば、水素ガス)の供給を受け、カソードに空気の供給を受けて発電する。尚、本実施の形態1において、燃料ガスの供給/排気系の構成、および空気の供給/排気系の構成に限定はないので、それらについての説明は省略する。
[実施の形態の特徴]
次に、本実施の形態の燃料電池10の特徴について説明する。電解質膜24は、燃料電池10内で発生するラジカル等によって次第に分解・劣化される。分解された膜分解物は、該電解質膜24内の水の移動に伴いアノード26やカソード28の内部へ移動する。これらの膜分解物が該電極に付着すると、触媒被毒やガス拡散阻害等により燃料電池の電圧低下が発生してしまう。
そこで、本実施の形態の燃料電池10では、液水移動性の高い電解質膜24を使用することとしている。図2は、電解質膜24の液水移動性と膜分解物の流出との関係を説明するための図である。尚、この図中(A)は、液水移動性が低い電解質膜24を用いた場合のMEA20の断面を、図中(B)は、液水移動性が高い電解質膜24を用いた場合のMEA20の断面を、それぞれ模式的に示している。この図中(A)に示すとおり、電解質膜24の液水移動性が低い場合、該電解質膜24から分解した膜分解物が液水とともに流出せずに多量に電極に付着してしまう。
一方、図中(B)に示すとおり、電解質膜24の液水移動性が高い場合、これらの膜分解物は電極に付着せずに多量の液水とともに系外へ流出される。これにより、膜分解物が電極内に留まる事態を抑制することができるので、触媒被毒やガス拡散阻害等による電圧低下の発生を効果的に抑制することができる。
本願の発明者は、後述する評価試験によって、電解質膜24の液水移動量と電圧低下率との関係を評価した。その結果、電解質膜24の液水移動量が70mg/hr/cm以上では、電圧低下率が顕著に抑制されることが分かった。そこで、本実施の形態の燃料電池10では、液水移動量が70mg/hr/cm以上となる電解質膜24を用いることとした。
また、現行の燃料電池の最大発電電流密度はおよそ3A/cmであり、このときの生成水量はおよそ1000mg/hr/cm2となる。100%加湿の条件で3A/cmを発電した場合、生成された水は殆ど液体状態であると考えられるため、この生成水をなるべく多く移動しうる電解質膜が好ましい。この観点から、電解質膜24の液水移動量の上限を1000mg/hr/cmと規定した。
以上説明したとおり、本実施の形態の燃料電池10では、液水移動性が高い電解質膜24を用いることで、該電解質膜24から分解した膜分解物の排出を促進して、電圧低下を効果的に抑制することができる。
[実施の形態についての評価試験]
次に、図3および図4を用いて、実施の形態に示す発明の効果を確認するために行った評価試験について説明する。
(液水移動性測定)
電解質膜24の片側に純水50mlを設置し、空気により50KPaGの圧力をかけた。一定時間後に膜の反対面に出てきた純水の量を測定し、これを液水移動性(mg/hr/cm)とした。
(MEA20の作製手順)
炭化水素電解質膜状に、Ptを含む電極触媒とプロトン伝導性を有する電解質とからなる電極をアノード側およびカソード側にスプレー塗布し、両極にカーボンペーパーからなる拡散層を熱圧着させてMEA20を作製した。尚、MEA20は、上述した実施の形態で用いた液水移動性が70mg/hr/cmのMEA(実施例1)、および91mg/hr/cmのMEA(実施例2)に加え、比較例として、液水移動性が36mg/hr/cmのMEA(比較例1)、および19mg/hr/cmのMEA(比較例2)を作製した。
(耐久試験)
上記MEA20をセル温度80℃(出口制御)、アノード露点45℃、カソード露点55℃、アノードストイキ1.5、カソードストイキ2.0とし、0.01A/cmの発電と0.1A/cmの発電とを繰り返す試験をおよそ200時間行った。耐久試験前後における評価測定では、0.2A/cmの電圧値をそれぞれ測定した。尚、評価測定は、セル温度70℃(入口制御)、アノード露点80℃、カソード露点80℃の過加湿条件と、セル温度70℃(入口制御)、アノード露点45℃、カソード露点55℃の低加湿条件との2つの条件でそれぞれ行った。
(試験結果)
図3は、過加湿条件での液水移動量と電圧低下率との関係を示す図である。また、図4は、低加湿条件での液水移動量と電圧低下率との関係を示す図である。これらの図に示すとおり、液水移動性が70mg/hr/cmのMEA(実施例1)では、耐久試験前後の電圧低下率が、過加湿条件で0.6%、低加湿条件では2.5%となった。また、液水移動性が91mg/hr/cmのMEA(実施例2)では、耐久試験前後の電圧低下率が、過加湿条件で0.8%、低加湿条件では0.5%となった。一方、液水移動性が36mg/hr/cmのMEA(比較例1)では、耐久試験前後の電圧低下率が、過加湿条件で3.3%、低加湿条件では18.5%となった。更に、液水移動性が19mg/hr/cmのMEA(比較例2)では、耐久試験前後の電圧低下率が、過加湿条件で2.7%、低加湿条件では19.1%となった。
上記試験結果から、比較例1および比較例2では、実施例1および実施例2に比べて5倍以上の高い電圧低下率になった。このことから、液水移動性が70mg/hr/cm以上のMEAを用いることで、電圧低下を効果的に抑制できることがわかる。
10 燃料電池
12 単位電池
14 発電体
16 ガス流路
18 セパレータ
20 膜電極接合体(MEA)
24 電解質膜
26 アノード
28 カソード

Claims (1)

  1. プロトン伝導性を有する電解質膜を備える燃料電池であって、
    前記電解質膜は、70mg/hr/cm以上の液水移動性を有することを特徴とする燃料電池。
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