JP2010205481A - 面光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】有効領域の占める割合を高くすることにより小型化が図れ、その有効領域内の輝度ムラを低減して光がより均一に出射される面光源装置を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの点光源を含む発光部1と、発光部1と対向して点光源からの光が入射する入射側面2A、および、入射した光が出射する出射主表面2Bを有する導光板2を備える。また、面光源装置は、入射側面側の出射主表面2Bの端部の上方から発光部1の上方に亘って配置され、かつ、出射主表面2Bとは反対側の面の下方から発光部1の下方に亘って配置される反射部材3,4と、反射部材3,4および導光板2の間に配置される非拡散性光透過部材5,6とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、面光源装置に関し、特に、点光源であるLED(Light Emitting Diode)素子の光を導光板の端部から入射させ、導光板の主表面から出射させる面光源装置に関する。
液晶バックライトなどの発光装置として、点光源であるLED素子の光を面状に発光させる面光源装置が用いられている。面光源装置は、導光板の端部からLED素子の光を入射させ、その導光板の主表面全体から光が出射されるように構成される。面光源装置においては、導光板の主表面から均一に光が出力されることが重要であり、この均一性を実現するために種々の構造が提案されている。
図14(A)は、従来の面光源装置の構成を示す一部断面模式図、(B)は、(A)のXIV(B)−XIV(B)線を矢印方向から見た断面平面図である。図14(A)に示すように、従来の面光源装置は、LED素子などの点光源を少なくとも1つ含む発光部1が、導光板2の入射側面2Aと対向するように配置されている。光が出射する導光板2の出射主表面2Bの上面に光学部材9が設けられている。
発光部1の上面から、導光板2の端部および光学部材9の端部の上面にわたって非拡散性光透過部材13が配置されている。非拡散性光透過部材13の上面に反射部材3が配置され、反射部材3の上面に遮光部材8が配置されている。導光板2および発光部1の下方には、反射部材4が配置されている。発光部1の周囲には、空気層7が形成されている。図14(B)に示すように、発光部1は所定の間隔を置いて配置されている。
図14(A)中に、発光部1から出た光の軌跡の一例を軌跡L12,L13として示している。軌跡L12は、導光板2の入射側面2Aに対向する発光部1の面から出た光が空気層7を通過して、導光板2の内部を屈折しながら発光部1の遠方に伝播する光の軌跡を示したものである。軌跡L13は、発光部1の上面から出た光が非拡散性光透過部材13の内部を伝播して反射部材3で反射されて導光板2に入射した後、反射部材4で反射されて発光部1に近い出射主表面2Bから出射する光の軌跡を示したものである。
発光部1の近傍では軌跡L13のように、発光部1の近傍の出射主表面2Bから出射する光が多くなるため明るくなり、対照的に、隣り合う発光部1同士の間は暗くなるといった輝度ムラが発生してしまう。よって、従来の面光源装置では、面光源装置の発光部1が配置される端部を一様に遮光部材8によって覆うことにより輝度ムラを隠していたが、遮光部材8により覆われている部分は、光が出力されない無効領域となってしまう。
また、反射部材3,4を固定する接着部材を利用して輝度の均一性の向上を図った面光源装置を開示した先行文献として特許文献1がある。図15(A)は、特許文献1に記載の面光源装置の構成を示す一部断面模式図、(B)は、(A)のXV(B)−XV(B)線を矢印方向から見た断面平面図である。
図15(A)に示すように、特許文献1に記載の面光源装置の構成として、非拡散性光透過部材を配置せずに、光拡散性を有する両面テープ14が導光板2の出射主表面2Bと反射部材3との間に配置されている。図15(B)に示すように、隣り合う発光部1同士の間に対応する複数の部分で、反射部材3,4と導光板2とが両面テープ14,15により接着されている。
図15(A)中に、発光部1から出た光の軌跡の一例を軌跡L14〜16として示している。軌跡L14は、導光板2の入射側面2Aに対向する発光部1の面から出た光が空気層7を通過して、導光板2の内部を屈折しながら発光部1の遠方に伝播する光の軌跡を示したものである。
軌跡L15,16は、光が両面テープ14に入射して拡散され、乱反射を繰り返した後に発光部1に近い出射主表面2Bから出射する光の軌跡を示したものである。このように、光拡散性の両面テープ14を設けることにより、両面テープ14に入射した光を拡散させて、発光部1の近傍の出射主表面2Bから出射する光の量を増やすことができる。
特開2001−43721号公報
遮光部材により輝度ムラが発生している部分を覆い隠すことにより、光が出力される有効領域における輝度の均一化は図れる。しかし、覆い隠されて光が出力されない無効領域が占める面積が大きくなるため、面光源装置の小型化を図るうえで好ましくない。
特許文献1に記載された面光源装置では、隣り合う発光部同士の間に位置する導光板の主表面上に、光拡散性を有する両面テープを配置し、光を拡散させて暗部の輝度を向上させている。しかし、発光部近傍の明部の輝度を低下させていないため、暗部との輝度の違いが残ってしまう。つまり、光が出射される有効領域全体における輝度の均一化が不十分である。
本発明は上記の問題点に鑑みなされたものであって、有効領域の占める割合を高くすることにより小型化が図れ、その有効領域内の輝度ムラを低減して光がより均一に出射される、面光源装置を提供することを目的とする。
本発明に係る面光源装置は、少なくとも1つの点光源を含む発光部と、発光部と対向して点光源からの光が入射する入射側面、および、入射した光が出射する出射主表面を有する導光板を備える。また、面光源装置は、出射主表面の入射側面側の端部の上方から発光部の上方に亘って配置され、かつ、出射主表面とは反対側の面の下方から発光部の下方に亘って配置される反射部材と、反射部材および導光板の間に配置される非拡散性光透過部材とを備える。
非拡散性光透過部材と発光部との間には空気層が形成され、非拡散性光透過部材の側面と空気層との界面が、界面を含む平面と導光板の出射主表面を含む平面とが交差するように形成され、点光源からの光の一部がこの界面に入射する。
このような構成にすることにより、発光部から出射される光のうち、空気層から非拡散性光透過部材の内部に上記界面から入射する光は、界面で屈折して導光板の出射主表面に対してより平行に近い角度に進む光に変えられる。そのため、導光板の入射側面から見て、より遠方の出射主表面から出射する光を増やすことができるため、発光部近傍の明部の輝度を発光部遠方に移行させることができる。
その結果、導光板の入射側面の近傍から出射する光を軽減して、発光部近傍の明部および隣り合う発光部同士の間の暗部の輝度を全体的に軽減することができる。そのため、明部と暗部との輝度の差が目立ちにくくなり、遮光部材により覆い隠す部分を減らして有効領域を広く確保することができるため、面光源装置の小型化を図ることができる。さらに、出射光量の少ない発光部遠方の光量を補って、導光板の出射主表面上で光が出射される有効領域全体において、輝度の均一化を図ることができる。
本発明に係る面光源装置は、上記界面が、導光板の入射側面を含む平面上に存在するようにしてもよい。このようにした場合、発光部から出射される光のうち、空気層から非拡散性光透過部材の内部に光が入射する際に、より導光板内の遠方に進むように光を屈折させることができる。
本発明に係る面光源装置は、非拡散性光透過部材が、発光部および/または導光板と反射部材とを相互に接着する接着性を有するようにしてもよい。このようにした場合、発光部、導光板および反射部材を固定する固定部材を削減することができる。
本発明に係る面光源装置は、出射主表面に配置される非拡散性光透過部材および出射主表面とは反対側の面に配置される非拡散性光透過部材のそれぞれが、複数の部材から形成されているようにしてもよい。このようにした場合、発光部の位置に対応して、非拡散性光透過部材を配置することができる。
本発明に係る面光源装置は、非拡散性光透過部材が、発光部の周辺にのみ配置されるようにしてもよい。このようにした場合、発光部近傍の明部の輝度は低下させ、隣り合う発光部同士の暗部の輝度は維持することができるため、明部と暗部との輝度ムラをより減少させることができる。
本発明によれば、反射部材および導光板の間に非拡散性光透過部材が備えられ、非拡散性光透過部材と発光部との間に空気層が形成される。非拡散性光透過部材の側面と空気層との界面が、この界面を含む平面と導光板の出射主表面を含む平面とが交差するように形成され、点光源からの光の一部が上記界面に入射することにより、屈折して導光板内の遠方に伝播する。
このため、導光板の入射側面近傍の輝度を抑えて、発光部近傍の明部と発光部同士の間の暗部の輝度ムラを目立たなくすることができ、遮光部材で覆う面積を削減して有効領域を広く確保することが可能となる。また、導光板の入射側面から遠方の輝度が上昇するため、有効領域内での輝度の均一化が図れる。よって、面光源装置の小型化が図れ、より均一な輝度の光を出射させることができる。
(A)は、本発明の実施の形態1に係る面光源装置の一部を拡大して示す一部断面模式図であり、(B)は、(A)のI(B)−I(B)線矢印方向から見た断面平面図である。 本発明の実施の形態2に係る面光源装置の一部を拡大して示す一部断面模式図である。 本発明の実施の形態3に係る面光源装置を示す断面平面図である。 図3のIV−IV線矢印方向から見た一部断面模式図である。 本発明の実施の形態4に係る面光源装置を示す断面平面図である。 図5のVI−VI線矢印方向から見た一部断面模式図である。 同実施の形態の変形例である面光源装置を示す断面平面図である。 実施の形態4に係る面光源装置と、図14(A),(B)に示した面光源装置とを用いて行なった輝度測定の方法を説明するための概略平面図である。 発光部からY方向に3mm離れた位置において、X方向に0.5mm間隔で測定した輝度を示すグラフである。 発光部からY方向に4mm離れた位置において、X方向に0.5mm間隔で測定した輝度を示すグラフである。 発光部からY方向に5mm離れた位置において、X方向に0.5mm間隔で測定した輝度を示すグラフである。 実施の形態4に係る面光源装置と、図14(A),(B)に示した面光源装置とを用いて行なった輝度測定の方法を説明するための概略平面図である。 実施の形態4および比較例の面光源装置の各測定位置において測定された輝度を示すグラフである。 (A)は、従来の面光源装置の構成を示す一部断面模式図、(B)は、(A)のXIV(B)−XIV(B)線を矢印方向から見た断面平面図である。 (A)は、特許文献1に記載の面光源装置の構成を示す一部断面模式図、(B)は、(A)のXV(B)−XV(B)線を矢印方向から見た断面平面図である。
以下、この発明に基づいた実施の形態における面光源装置について、図を参照しながら説明する。本発明は、実施の各形態で具体的に説明している部分の組み合わせばかりではなく、特に組合わせに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合わせることにより実施することも可能である。
実施の形態1
図1(A)は、本発明の実施の形態1に係る面光源装置の一部を拡大して示す一部断面模式図であり、(B)は、図1(A)のI(B)−I(B)線矢印方向から見た断面平面図である。本発明に係る面光源装置は、対象物を照明光によって照明するための装置であって、たとえば、透過型の液晶表示装置に備えられ、液晶表示パネルを照明するバックライト装置として用いられる。
液晶表示装置において面光源装置は、液晶表示パネルに対向して設けられ、液晶表示装置の操作者が表示画面を見る側とは反対側から、対象物である液晶表示パネルを照明する。面光源装置は、液晶表示パネルの照明に限定されず、他の対象物の照明またはイルミネーションなどに使用されてもよい。
図1(A)に示すように、本発明の実施の形態1に係る面光源装置は、少なくとも1つの点光源を含む発光部1と、発光部1と対向して点光源からの光が入射する入射側面2A、および、入射した光が出射する出射主表面2Bを有する導光板2を備えている。導光板2の出射主表面2Bの上面には、光学部材9が配置されている。
また、面光源装置は、出射主表面2Bの入射側面2A側の端部の上方から発光部1の上方に亘って配置される反射部材3、および、出射主表面2Bとは反対側の面の下方から発光部1の下方に亘って配置される反射部材4を備えている。さらに、面光源装置は、反射部材3と導光板2との間に非拡散性光透過部材5、および、反射部材4と導光板2との間に非拡散性光透過部材6を備えている。図1(A)では、反射部材3と反射部材4とを別の部材として形成した場合を示しているが、反射部材3と反射部材4とを一つの部材で形成してもよい。
ここで、非拡散性とは、全光線の透過率が89%以上であることをいう。非拡散性を有する具体的な材料として、全光線の透過率が89%以上であるアクリル系の接着剤またはUV硬化樹脂などがある。一方、拡散性とは、全光線の透過率が88%以下であることをいう。拡散性の部材として、たとえば、数μmオーダの粒子などを含む部材、または、数μmオーダの凹凸が表面に形成されている部材などが挙げられ、ヘイズ30%以上であるものをいう。
反射部材3の上面には、遮光部材8が配置されている。非拡散性光透過部材5と発光部1との間に空気層7が形成され、非拡散性光透過部材5の側面5Aと空気層7との界面が、この界面を含む平面と導光板2の出射主表面2Bを含む平面とが交差するように形成されている。
本実施の形態においては、さらに、非拡散性光透過部材5の側面5Aと空気層7との界面が、導光板2の入射側面2Aを含む平面上に存在するように形成されている。本実施の形態の面光源装置は、導光板2の入射側面2Aに対向して発光部1が設けられるエッジライト式の面光源装置である。
以下、本実施の形態に係る面光源装置の各構成部材について説明する。発光部1は、少なくとも1つの点光源を含み、点光源として、たとえば、LEDなどの発光素子を使用することができる。発光部1は、さらに、発光素子を支持する図示しない支持部を備える。
発光部1が備える発光素子は、図示しない電源から与えられる電力により、導光板2の入射側面2Aに向けて放射状に光を出射する。支持部は、発光素子が光を出射する領域を除く残余の部分を支持するように設けられる。支持部により発光素子は、導光板2の入射側面2Aに対して所定の位置に位置決めされ、発光素子からの光が導光板2の入射側面2Aに向かうように固定される。
発光素子は、半導体素子と、これを被覆する透光性樹脂とを有している。透光性樹脂には、半導体素子から発生する光を吸収して、その吸収した光とは異なる波長の光を発生する蛍光体を含有させてもよい。半導体素子から発生する光が紫外線の場合は、蛍光体として、この紫外線によって励起されて紫外線または可視光線を発生する蛍光体を用いてもよい。また、半導体素子から発生する光が可視光線の場合は、蛍光体として、この可視光線を吸収して、それよりも長波長の可視光線を発生する蛍光体を用いていもよい。半導体素子に蛍光体を含む透光性樹脂と組合せて用いると、様々な色調の混合色を発光させることが可能となる。
半導体素子としては、たとえば、窒化物系化合物の半導体であって、次の一般式(I)で示すものが好適に用いられる。
IniGaAlN・・・(I)
ここで(I)式中のi、jおよびkは、それぞれIn,GaおよびAlの原子比を表わし、それぞれ0以上の値であり、i+j+k=1を満足する値である。
また、窒化物系化合物の半導体としては他に、InGaN、および、各種不純物がドープされたGaNをはじめ、種々のものがある。これらの半導体で形成される半導体素子は、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法などによって、基板上にInGaNおよびGaNなどの半導体を発光層として成長させることによって形成される。
半導体素子の構造としては、MIS接合、PIN接合ならびにpn接合などを有すホモ構造、ヘテロ構造およびダブルヘテロ構造のものが挙げられる。これらの窒化物半導体層は、形成される材料および混晶度によって発光波長を種々選択することができる。また、半導体活性層を量子効果が生ずる薄膜で形成した単一量子井戸構造および多量子井戸構造で形成してもよい。
蛍光体は、発光素子からの光の波長を変換させることができる。発光素子からの光がエネルギーの高い短波長の可視光線の場合、蛍光体として、ペリレン形誘導体、ZnCdS:Cu、ならびにYAG(Yttrium Aluminum Garnet):Ceなどの有機蛍光体、およびEuならびにCrの少なくともいずれか一方で付活された窒素含有CaO−Al23−SiO2などの無機蛍光体などを種々好適に用いることができる。
特に、YAG:Ceからなる蛍光体を使用した場合は、その含有量によって、青色光を発光する発光素子からの光を一部吸収して、補色となる黄色系の光を発光する。よって、これらの光が合わさって、白色系の光を比較的簡単に信頼性良く発光させることができる。同様に、無機蛍光体を用いた場合には、その含有量によって、青色光を発光する発光素子からの光を一部吸収して、補色となる赤色系の光を発光する。これらの光が合わさって、白色系の光を比較的簡単に信頼性良く発光させることができる。
導光板2は、透光性を有し、本実施形態では平板状であって、その厚み方向に垂直な仮想平面であるXY平面における断面形状が略矩形状、より詳細には略長方形である。導光板2は、その厚み方向の両側の表面が主表面である。入射側面2Aから入射する光は、導光板2の内部を拡散しながら伝播し、2つの主表面のうち、少なくとも一方の主表面から出射する。本実施形態では、光は、一方の主表面である出射主表面2Bのみから出射する。一方、出射主表面2Bと反対側の主表面である背面2Cの下方には反射部材4が配置されるため、背面2Cから出射した光は反射部材4により反射されて、再び導光板2の内部に入射される。
ここで、導光板2の厚み方向に平行な方向をZ方向と定義し、Z方向に垂直な方向であって、導光板2の入射側面2Aと垂直に交差する出射主表面2B上の直線と平行な方向をY方向と定義し、Z方向およびY方向に垂直な方向をX方向と定義する。導光板2の出射主表面2Bおよび背面2Cは、光をY方向に導くように、120度以上180度以下の頂角を有する図示しない多数のプリズム列で構成される。
導光板2は、透光性を有し、好ましくは、成形性に優れた材料で形成されるのが好ましい。導光板2を形成する材料として、たとえば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、シクロオレフィンポリマー、ポリスチレン樹脂、およびファンクショナルノルボルネン系樹脂などの透光性樹脂を使用してもよい。
これらの材料は、それぞれ光の屈折率が異なるが、導光板2の出射主表面2Bおよび背面2Cを構成するプリズムの形状などを適宜選定することによって、光の伝播する方向を制御することができる。導光板2の屈折率は、たとえば、導光板2がアクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂から成る場合、1.49〜1.59程度である。
光学部材9は、たとえば、プリズムシートなどで構成され、図1(A)に示すように、導光板2の出射主表面2Bに対向して設けられる。導光板2の出射主表面2Bに対向するプリズムシートの対向面には、出射主表面2Bから出射される光をZ方向に導くプリズム部が形成されている。
プリズム部は、たとえば、Y方向に等間隔ピッチで、X方向に延びる長手方向を有する三角柱のプリズムを並べることで形成される。X方向に略平行に延びる複数のプリズムは、隣接するプリズム間の寸法であるプリズム単位ピッチが、たとえば、20μm以上5mm以下、プリズム頂角が、たとえば、50度以上120度以下で形成されてもよい。
プリズムシートには、可視光線の透過率が高く、屈折率が比較的高い材料を用いることが好ましい。たとえば、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル系樹脂、活性エネルギー線硬化型樹脂などを用いてもよい。より好ましくは、プリズムシートの耐擦傷性、取扱い性、生産性などの観点から、活性エネルギー線硬化型樹脂を用いるのがよい。
反射部材3は、図1(A)に示すように、導光板2の出射主表面2Bの入射側面2A側の端部の上方から発光部1の上方に亘って配置される。反射部材4は、導光板2の背面2Cの下方から発光部1の下方に亘って配置される。反射部材3,4は、発光部1から出射して導光板2に向かわない光、および、導光板2の背面2Cから導光板2の外部に出射される光を、導光板2の内部に反射する光反射性を有する。
反射部材3,4には、反射率が1.0に近い材料が用いられ、このような材料として、たとえば、AgまたはAlなどを使用してもよい。これらの材料を、たとえば、薄膜化して、反射部材3,4の表面に設けてもよい。反射部材3,4を設けることによって、発光部1からの光をより多く導光板2の出射主表面2Bから出射させることができる。
非拡散性光透過部材5,6は、光を拡散せずに透過させる材料で形成され、表面に接着性を有するように形成されてもよい。たとえば、反射部材3,4を保護する光透過率の高い透明な保護シートなどを使用してもよい。図1(A)に示すように、非拡散性光透過部材5が反射部材3と導光板2との間に配置され、非拡散性光透過部材5が接着性を有する場合は、非拡散性光透過部材5により、導光板2と反射部材3とが接着される。同様に、非拡散性光透過部材6が反射部材4と導光板2との間に配置され、非拡散性光透過部材6が接着性を有する場合は、非拡散性光透過部材6により、導光板2と反射部材4とが接着される。
以下、本実施の形態に係る面光源装置の動作を説明する。図1(A)中に、発光部1から出た光の軌跡の一例を軌跡L1〜3として示している。軌跡L1は、導光板2の入射側面2Aに対向する発光部1の面から出た光が空気層7を通過して、導光板2の内部を屈折しながら発光部1の遠方に伝播する光の軌跡を示したものである。
軌跡L2は、発光部1から出た光が空気層7を通過して、非拡散性光透過部材5の側面5Aから非拡散性光透過部材5に入射した後、導光板2の内部を屈折しながら発光部1の遠方に伝播する光の軌跡を示したものである。本実施形態では、非拡散性光透過部材5と空気層7との界面が、導光板2の入射側面2Aを含む平面上に存在する。そのため、軌跡L2において、光が空気層7と非拡散性光透過部材5の側面5Aとの界面を通過する際に、光は屈折して出射主表面2Bに対してより平行に近い角度に進む光に変えられる。
軌跡L3は、発光部1から出た光が空気層7を通過して、非拡散性光透過部材6の側面6Aから非拡散性光透過部材6に入射した後、導光板2の内部を屈折しながら発光部1の遠方に伝播する光の軌跡を示したものである。本実施形態では、非拡散性光透過部材6と空気層7との界面が、導光板2の入射側面2Aを含む平面上に存在する。そのため、軌跡L3において、光が空気層7と非拡散性光透過部材6の側面6Aとの界面を通過する際に、光は屈折して出射主表面2Bに対してより平行に近い角度に進む光に変えられる。
よって、導光板2の内部を発光部1の遠方まで伝播する光を増やすことができ、発光部1の遠方の出射主表面2Bから出射する光量を補って、有効領域全体における輝度ムラを軽減することができる。そのため、導光板2の入射側面2Aから見て、より遠方の出射主表面2Bから出射する光を増やすことができるため、発光部1近傍の明部の輝度を発光部1遠方に移行させることができる。
その結果、導光板2の入射側面2Aの近傍から出射する光を軽減して、発光部1近傍の明部および隣り合う発光部1同士の間の暗部の輝度を全体的に軽減することができる。そのため、明部と暗部との輝度の差が目立ちにくくなり、遮光部材8により覆い隠す部分を減らして有効領域を広く確保することができるため、面光源装置の小型化を図ることができる。さらに、出射光量の少ない発光部1遠方の光量を補って、導光板2の出射主表面2B上で光が出射される有効領域全体において、輝度の均一化を図ることができる。
実施の形態2
図2は、本発明の実施の形態2に係る面光源装置の一部を拡大して示す一部断面模式図である。図2に示すように、本発明の実施の形態2に係る面光源装置の非拡散性光透過部材5は、反射部材3と発光部1および導光板2との間に配置される。また、非拡散性光透過部材5の側面5Bと空気層7との界面が、発光部1と反射部材3との間に存在している。この界面は、界面を含む平面と導光板2の出射主表面2Bを含む平面とが所定の角度で交差するように形成されている。
非拡散性光透過部材6は、反射部材4と導光板2との間に配置される。また、非拡散性光透過部材6の側面6Bと空気層7との界面が、導光板2と反射部材4との間に存在している。この界面は、界面を含む平面と導光板2の出射主表面2Bを含む平面とが所定の角度で交差するように形成されている。
非拡散性光透過部材5,6以外の構成については、実施の形態1に係る面光源装置と同様であるため、説明を省略する。図2中に、発光部1から出た光の軌跡の一例を軌跡L4〜6として示している。軌跡L4は、導光板2の入射側面2Aに対向する発光部1の面から出た光が空気層7を通過して、導光板2の内部を屈折しながら発光部1の遠方に伝播する光の軌跡を示したものである。
軌跡L5は、発光部1から出た光が空気層7を通過して、非拡散性光透過部材5の側面5Bから非拡散性光透過部材5に入射した後、導光板2の内部を屈折しながら発光部1の遠方に伝播する光の軌跡を示したものである。本実施の形態では、非拡散性光透過部材5の側面5Bと空気層7との界面が、発光部1と反射部材3との間に存在している。
そのため、界面の位置より導光板2に近い発光部1の部位から出た光は、側面5Bに入射することはほとんどないが、それ以外の発光部1の部位から出た光の一部は、側面5Bに入射する。軌跡L5において、光が空気層7と非拡散性光透過部材5の側面5Bとの界面を通過する際に、光は屈折して出射主表面2Bに対してより平行に近い角度に進む光に変えられる。
軌跡L6は、発光部1から出た光が空気層7を通過して、非拡散性光透過部材6の側面6Bから非拡散性光透過部材6に入射した後、導光板2の内部を屈折しながら発光部1の遠方に伝播する光の軌跡を示したものである。本実施の形態では、非拡散性光透過部材6と空気層7との界面が、導光板2と反射部材4との間に存在している。軌跡L6において、光が空気層7と非拡散性光透過部材6との界面を通過する際に、光は屈折して出射主表面2Bに対してより平行に近い角度に進む光に変えられる。
よって、導光板2の内部を発光部1の遠方まで伝播する光を増やすことができ、発光部1の遠方の出射主表面2Bから出射する光量を補って、有効領域全体における輝度ムラを軽減することができる。そのため、導光板2の入射側面2Aから見て、より遠方の出射主表面2Bから出射する光を増やすことができるため、発光部1近傍の明部の輝度を発光部1遠方に移行させることができる。
その結果、導光板2の入射側面2Aの近傍から出射する光を軽減して、発光部1近傍の明部および隣り合う発光部1同士の間の暗部の輝度を全体的に軽減することができる。そのため、明部と暗部との輝度の差が目立ちにくくなり、遮光部材8により覆い隠す部分を減らして有効領域を広く確保することができるため、面光源装置の小型化を図ることができる。さらに、出射光量の少ない発光部1遠方の光量を補って、導光板2の出射主表面2B上で光が出射される有効領域全体において、輝度の均一化を図ることができる。
また、非拡散性光透過部材5,6は、接着性を有する材料で形成されてもよい。このようにした場合、非拡散性光透過部材5により、発光部1および導光板2と反射部材3とが相互に接着される。また、非拡散性光透過部材6により、導光板2と反射部材4とが相互に接着される。
非拡散性光透過部材5による接着は、発光部1と導光板2と反射部材4と光学部材9とが、有効発光部以外の一部分で接着されるようにする。有効発光部分とは、導光板2の出射主表面2Bにおいて、出射される光が予め定める輝度以上となる領域である。予め定める輝度は、面光源装置の用途によって異なり、液晶表示装置に用いられる場合は、視認可能な輝度に設定される。このようにすることにより、面光源装置の有効発光部を損なうことなく接着固定することができ、固定部材を削減することができる。
実施の形態3
図3は、本発明の実施の形態3に係る面光源装置を示す断面平面図である。図4は、図3のIV−IV線矢印方向から見た一部断面模式図である。図3,4に示すように、本発明の実施の形態3に係る面光源装置は、出射主表面2Bに配置される非拡散性光透過部材10および背面2Cに配置される非拡散性光透過部材11のそれぞれが、複数の部材から形成されている。さらに、非拡散性光透過部材10,11が、発光部1の周辺にのみ配置される。よって、図4は、非拡散性光透過部材が配置されていない部分での断面図を示している。
非拡散性光透過部材10,11以外の構成については、実施の形態1に係る面光源装置と同様であるため説明を省略する。図4中に、発光部1から出た光の軌跡の一例を軌跡L7,L8として示している。軌跡L7は、導光板2の入射側面2Aに対向する発光部1の面から出た光が空気層7を通過して、導光板2の内部を屈折しながら発光部1の遠方に伝播する光の軌跡を示したものである。
軌跡L8は、発光部1から出た光が空気層7を通過して、反射部材3,4で反射されて導光板2の内部を発光部1の近傍で伝播する光の軌跡を示したものである。このように、非拡散性光透過部材が配置されない場所では、発光部1の近傍の出射主表面2Bから出射する光が、発光部1の遠方から出射する光に変えらることがない。よって、隣り合う発光部1同士の間には非拡散性光透過部材10を配置しないことにより、暗部の輝度を下げることを防ぐことができる。
一方、発光部1の周辺に非拡散性光透過部材10,11を配置することにより、発光部1の遠方に伝播する光を増やして、発光部1の近傍の出射主表面2Bから出射する光を減少させることができる。この結果、明部の輝度が減少するため、暗部との輝度ムラが目立たなくすることができる。また、出射光量の少ない発光部1の遠方で、光量を補うことができるため、有効領域の全体において輝度ムラを減少させることができる。
実施の形態4
図5は、本発明の実施の形態4に係る面光源装置を示す断面平面図である。図6は、図5のVI−VI線矢印方向から見た一部断面模式図である。図5に示すように、本発明の実施の形態4に係る面光源装置では、接着性を有する非拡散性光透過部材12をさらに備えている。図6に示すように、非拡散性光透過部材12は、発光部1と反射部材3および反射部材4との間に配置されている。配置される位置は、発光部1の導光板2と対向する側とは反対側の端部であることが好ましい。このようにすることにより、発光部1、導光板2および反射部材3,4との間の固定力をより強くすることができる。
図7は、本実施の形態の変形例である面光源装置を示す断面平面図である。図7に示すように、接着性を有する非拡散性光透過部材13は、隣り合う発光部1同士の間に配置されるようにしてもよい。このようにしても、発光部1、導光板2および反射部材3,4との間の固定力をより強くすることができる。非拡散性光透過部材12,13以外の構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
実験例1
従来の面光源装置と本発明の面光源装置との発光部近傍の輝度ムラを比較するため、本発明の実施の形態4に係る面光源装置および比較例として図14(A),(B)で示した面光源装置を作製して輝度測定を行なった。図8は、実施の形態4に係る面光源装置と、図14(A),(B)に示した面光源装置とを用いて行なった輝度測定の方法を説明するための概略平面図である。
実施の形態4および比較例の面光源装置の導光板2は、Y方向の寸法が約55mm、X方向の寸法が約39mm、およびZ方向の寸法が約0.6mmになるように作製した。また、導光板2の出射主表面2Bに、X方向に延びる、頂角が175度の多数のプリズムが並ぶように配置した。さらに、導光板2の背面2Cに、Y方向に延びる、頂角が140度の多数のプリズムが並ぶように配置した。
実施の形態4および比較例の面光源装置の発光部1として、発光光度が1.5cdであるLEDを4つX方向に、隣り合う発光部1同士の間の距離w1が9mmとなるように配置した。このLEDに12.3Vの電圧を印加し、20mAの電流が流れるように直列に接続した。
実施の形態4および比較例の面光源装置の光学部材9として、X方向に延びる、プリズム単位ピッチが18μm、プリズム頂角が68度の多数のプリズム部を含んで構成された三菱レイヨン製プリズムシート:M168YSを導光板2の出射主表面2Bの上面に配置した。
実施の形態4および比較例の面光源装置の反射部材4として、住友3M製反射シート:ESRを使用した。また、反射部材3として、実施の形態4に係る面光源装置では、ツジデン製白反射シート:RF100を用い、比較例の面光源装置では、日東電工製の遮光・反射両面接着テープの白反射部を用いた。
非拡散性光透過部材5,6,12として、実施の形態4に係る面光源装置では、日栄化工製両面テープ:Neofix30を用い、比較例の面光源装置では、日東電工製の遮光・反射両面接着テープの光遮光部を用いた。実施の形態4および比較例の面光源装置は、樹脂フレームおよび日東電工製の遮光・反射両面接着テープを用いてパッケージすることにより、各構成部品を接着固定した。
このように作製した実施の形態4および比較例の面光源装置を用いて、出射主表面2Bから出射される光の輝度を出射主表面2B上の複数の箇所において測定した。測定箇所は、図8に示すように、発光部1からY方向にh1=3mm、h2=4mm、およびh3=5mm離れた位置をX方向に0.5mm間隔で測定した。輝度測定方法については、分光輝度測定機(トプコン製SR−3A)を用いて、測定角0.1度、測定距離500mmの測定条件で、前述の各測定位置の輝度を測定した。
図9は、発光部からY方向に3mm離れた位置において、X方向に0.5mm間隔で測定した輝度を示すグラフである。図10は、発光部からY方向に4mm離れた位置において、X方向に0.5mm間隔で測定した輝度を示すグラフである。図11は、発光部からY方向に5mm離れた位置において、X方向に0.5mm間隔で測定した輝度を示すグラフである。
図9〜11では、縦軸に単位面積当たりの輝度(cd/mm2)を、横軸にX方向の測定位置を示している。実施の形態4および比較例の面光源装置では、発光部1を9mmピッチで配置しているため、9mm周期で高い輝度が測定された。この周期による明部と暗部との輝度の差は、図9に示すように、発光部1に近いほど顕著に現れ、図10,11に示すように、発光部1から離れるにつれて減少していた。
図9に示すように、発光部1に近い明部では、比較例の面光源装置の方が、実施の形態4に係る面光源装置よりも高い輝度が測定された。一方、隣り合う発光部1同士の間の暗部では、実施の形態4に係る面光源装置の方が、比較例の面光源装置より高い輝度が測定された。よって、比較例の面光源装置に比べて、実施の形態4に係る面光源装置の方が、明部と暗部の輝度ムラが減少していることが確認された。この現象は、発光部1からY方向に離れた位置においても同様に起きていることが、図10、11において、実施の形態4の面光源装置の方が輝度の変化が小さいことから確認できた。
実験例2
従来の面光源装置と本発明の面光源装置との出射主表面全体の輝度ムラを比較するため、本発明の実施の形態4に係る面光源装置および比較例として図14(A),(B)で示した面光源装置を作製して輝度測定を行なった。図12は、実施の形態4に係る面光源装置と、図14(A),(B)に示した面光源装置とを用いて行なった輝度測定の方法を説明するための概略平面図である。
本実験では、導光板2の出射主表面2Bの全体において、輝度の測定を行なった。測定箇所は、図12に示すように、導光板2の発光部1側とは反対側の端部の角部から、Y方向に距離h4=5mm、X方向に距離w2=5mmの位置p1を基準として、Y方向に間隔h5=11.25mm、X方向に間隔w3=7.25mmおきに測定位置を設定した。図12中の黒点が測定ポイントであり、p1〜p25の合計25箇所で輝度測定を行なった。測定方法および測定条件は、前述の実験例1と同様である。
図13は、実施の形態4および比較例の面光源装置の各測定位置において測定された輝度を示すグラフである。図13では、縦軸に単位面積当たりの輝度(cd/m2)を、横軸に測定ポイントを示している。図13から分かるように、発光部1近傍のp21〜p25の測定ポイントにおいては、比較例の面光源装置の方が実施の形態4に係る面光源装置より高い輝度が測定された。一方、発光部1から離れたp1〜p20の測定ポイントにおいては、実施の形態4に係る面光源装置の方が比較例の面光源装置より高い輝度が測定されることが確認された。
この結果から、本実施の形態4に係る面光源装置では、発光部1の近傍および遠方の輝度の差が軽減されており、出射主表面2Bの全体における輝度ムラが軽減されていることが確認された。
前述の本発明の実施の形態において、面光源装置はさらに、光拡散シートならびにプリズムシートを複数枚、および反射シートを含むように構成されてもよい。反射シートを非拡散性光透過部材の出射主表面側に位置する側面に設けて、この側面から漏れる光を導光板内に伝播するようにしてもよい。また、発光部1に含まれる点光源を線光源に適用しても本発明の効果を得ることができる。
導光板2は、前述の実施の形態の形状に限られず、主表面の両側が相互に平行な平面を有する平板で形成されてもよい。また、出射主表面2Bが、背面2Cに対して傾斜角を有する楔状、もしくは平行部と傾斜部が組み合わされるように形成されてもよい。さらに、出射主表面2Bは、用途に応じて任意の形状、たとえば、ランダムな凹凸を有するように構成されてもよい。導光板2の背面2Cも同様に、用途に応じて任意の形状、たとえば、曲線が連なるように形成される多数のレンズ列から構成されてもよい。
また、プリズムシートは、前述の実施の形態の構成に限定されるものではなく、少なくとも一方の面に、多数のレンズが平行に形成されたレンズ面を有するものであればよい。さらに、その形状は、目的に応じて種々の形状のものが使用され、たとえば、プリズム形状、レンチキュラーレンズ形状、波型形状などであってもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 発光部、2 導光板、2A 入射側面、2B 出射主表面、2C 背面、3,4 反射部材,5,6,10,11,12,13 非拡散性光透過部材,5A,5B,6A,6B 側面、7 空気層、8 遮光部材、9 光学部材、14,15 両面テープ。

Claims (5)

  1. 少なくとも1つの点光源を含む発光部と、
    前記発光部と対向して前記点光源からの光が入射する入射側面、および、入射した光が出射する出射主表面を有する導光板と、
    前記入射側面側の前記出射主表面の端部の上方から前記発光部の上方に亘って配置され、かつ、前記出射主表面とは反対側の面の下方から前記発光部の下方に亘って配置される反射部材と、
    前記反射部材および前記導光板の間に配置される非拡散性光透過部材と
    を備える面光源装置であって、
    前記非拡散性光透過部材と前記発光部との間に空気層が形成され、
    前記非拡散性光透過部材の側面と前記空気層との界面が、該界面を含む平面と前記導光板の前記出射主表面を含む平面とが交差するように形成され、前記点光源からの光が該界面に入射する、
    面光源装置。
  2. 前記界面が、前記導光板の前記入射側面を含む平面上に存在する、請求項1に記載の面光源装置。
  3. 前記非拡散性光透過部材が、前記発光部および/または前記導光板と前記反射部材とを相互に接着する接着性を有する、請求項1または2に記載の面光源装置。
  4. 前記出射主表面に配置される前記非拡散性光透過部材および前記出射主表面とは反対側の面に配置される前記非拡散性光透過部材のそれぞれが、複数の部材から形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の面光源装置。
  5. 前記非拡散性光透過部材が、前記発光部の周辺にのみ配置される、請求項4に記載の面光源装置。
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