JP2010202036A - Seat device for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車体にシートを前後スライド可能に支持した車両用シート装置に関する。 The present invention relates to a vehicle seat device in which a seat is supported on a vehicle body so as to be slidable back and forth.
一般的な車両用シート装置は、シートの下部左右に設けられた一対の支持脚を、フロアに設けられた左右一対のスライドレールによって、前後スライド可能に支持するものである。左右一対のスライドレールは、フロアの上面に間隔をあけて配置されている。フロア上にスライドレールがあるので、ドアを開けても、ドア開口側からシートの下へ荷物を置くことはできない。このため、シートの下の空間に荷物を置く場合は、荷物をシート前方から2本のスライドレールの間に差し込むことになる。これでは荷物を置く手間が面倒である。従来では、例えば運転者が荷物を車室に持ち込む場合には、荷物を後部座席や助手席に置くことが一般に行われていた。 A general vehicle seat device supports a pair of support legs provided on the left and right sides of a lower part of a seat so as to be slidable back and forth by a pair of left and right slide rails provided on a floor. The pair of left and right slide rails are arranged at an interval on the upper surface of the floor. Since there is a slide rail on the floor, even if the door is opened, luggage cannot be placed under the seat from the door opening side. For this reason, when placing a load in the space under the seat, the load is inserted between the two slide rails from the front of the seat. This is troublesome to put the luggage. Conventionally, for example, when a driver brings luggage into a passenger compartment, it is generally performed to place the luggage in a rear seat or a passenger seat.
ところで、近年は、シートの下部に支持脚を設けない技術が開発されてきた。このような車両用シート装置としては、例えば下記の特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1で知られている車両用シート装置は、車体のルーフに設けられた左右一対のスライドレールに、シートを吊り下げるというものである。 Incidentally, in recent years, a technique has been developed in which a support leg is not provided at the lower portion of the seat. As such a vehicle seat device, for example, a technique described in Patent Document 1 below is known. The vehicular seat device known from Patent Document 1 hangs a seat on a pair of left and right slide rails provided on a roof of a vehicle body.
しかし、特許文献1で知られている車両用シート装置では、シート及びシートに掛かる荷重を、ルーフだけによって支持するので、ルーフの強度を一層高める必要がある。これでは、車両の軽量化及び低コスト化を図る上で得策ではない。また、特に車幅中央側に位置するスライドレールは、ルーフから車室に露出する。このため、車室の見栄えを確保する上で改良の余地がある。 However, in the vehicle seat device known from Patent Document 1, since the seat and the load applied to the seat are supported only by the roof, it is necessary to further increase the strength of the roof. This is not a good idea for reducing the weight and cost of the vehicle. In particular, the slide rail located on the vehicle width center side is exposed from the roof to the vehicle compartment. For this reason, there is room for improvement in securing the appearance of the passenger compartment.
本発明は、車室の見栄えを確保しつつ、車両のドア開口側からシート下に荷物を容易に置くことができる技術を提供することを課題とする。 It is an object of the present invention to provide a technology that can easily place a luggage under a seat from the door opening side of a vehicle while ensuring the appearance of a passenger compartment.
請求項1に係る発明では、シートを車体の前後方向にスライド可能に支持するスライド装置を備えた車両用シート装置において、
前記シートは、車幅方向中央側に設けられた支持脚と、車幅方向外側に設けられたハンガとを有しており、
前記スライド装置は、前記支持脚を前記車体のフロアに車体前後方向へのスライド可能に支持する第1スライドレールと、この第1スライドレールよりも車幅方向外側に設けられて、前記ハンガを前記車体のルーフに車体前後方向へのスライド可能に支持する第2スライドレールとを備えていることを特徴とした車両用シート装置。
In the invention according to claim 1, in the vehicle seat device including the slide device that supports the seat so as to be slidable in the front-rear direction of the vehicle body,
The seat has a support leg provided on the center side in the vehicle width direction, and a hanger provided on the outer side in the vehicle width direction,
The slide device is provided with a first slide rail that supports the support leg on the floor of the vehicle body so as to be slidable in the vehicle longitudinal direction, and is provided on the outer side in the vehicle width direction with respect to the first slide rail. A vehicle seat device comprising: a second slide rail that is slidably supported on a roof of a vehicle body in a longitudinal direction of the vehicle body.
請求項2に係る発明では、前記ハンガは、前記シートのためのシートベルトの一部を支持するアンカを備えたことを特徴とする。 The invention according to claim 2 is characterized in that the hanger includes an anchor that supports a part of a seat belt for the seat.
請求項3に係る発明では、前記ハンガは、前記シートに着座している乗員を保護するためのサイドエアバッグを備えたことを特徴とする。 The invention according to claim 3 is characterized in that the hanger includes a side airbag for protecting an occupant seated on the seat.
請求項1に係る発明では、シート及びシートに掛かる荷重を、支持脚及びハンガを介して、フロアとルーフとで分散して支持することができる。このため、シート及びシートに掛かる荷重を、ルーフだけによって支持する場合に比べてルーフの強度を低減することができる。
さらには、ルーフにおける車幅中央側にはスライドレールを配置しなくてすむ。このため、車室の見栄えを確保することができる。
さらには、フロアには、車幅方向外側にスライドレールを配置しなくてすむ。このため、ドアを開けたときに、車両のドア開口側からシート下へ、手荷物等の荷物を容易に置くことができる。このように、シート下の空きスペースを、有効活用することができる。
In the invention which concerns on Claim 1, the load applied to a sheet | seat and a sheet | seat can be distributed and supported by a floor and a roof via a support leg and a hanger. For this reason, the strength of the roof can be reduced as compared with the case where the seat and the load applied to the seat are supported only by the roof.
Furthermore, it is not necessary to arrange a slide rail on the center side of the vehicle width in the roof. For this reason, the appearance of the passenger compartment can be ensured.
Furthermore, it is not necessary to arrange slide rails on the floor outside in the vehicle width direction. For this reason, when the door is opened, luggage such as baggage can be easily placed under the seat from the door opening side of the vehicle. In this way, the empty space under the seat can be effectively utilized.
請求項2に係る発明では、ハンガに、シートベルトの一部を支持するアンカを備えたものである。シートが車体前後方向にスライドしたときに、ハンガと共にアンカも車体前後方向にスライドする。このため、シートに対するアンカの相対位置は変化しない。シートに着座している乗員がシートベルトを着脱するときの姿勢は常に同じでよい。従って、常に楽な姿勢でシートベルトの着脱操作をすることができる。 In the invention which concerns on Claim 2, the hanger is equipped with the anchor which supports a part of seat belt. When the seat slides in the longitudinal direction of the vehicle body, the anchor also slides in the longitudinal direction of the vehicle body together with the hanger. For this reason, the relative position of the anchor with respect to the sheet does not change. The posture when the occupant seated on the seat attaches or detaches the seat belt may always be the same. Therefore, the seat belt can be attached and detached with a comfortable posture at all times.
請求項3に係る発明では、ハンガに、シートに着座している乗員を保護するためのサイドエアバッグを備えたものである。このため、車体に対してシートが前後方向のどの位置にあっても、シートに対するサイドエアバッグの相対位置は変化しない。サイドエアバッグが膨張・展開したときに、シートに着座している乗員をサイドエアバッグによって十分に効果的に保護することができる。 In the invention which concerns on Claim 3, the hanger is equipped with the side airbag for protecting the passenger | crew who is seated on the seat. For this reason, the relative position of the side airbag with respect to the seat does not change regardless of the position of the seat in the front-rear direction with respect to the vehicle body. When the side airbag is inflated and deployed, the occupant seated on the seat can be sufficiently effectively protected by the side airbag.
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
図1は、車両10に備えたシート装置30、シートベルト装置50、サイドエアバッグ装置60を側方から見た状態で表している。図2は、車室11に設置されたシート装置30、シートベルト装置50、サイドエアバッグ装置60を正面から見た状態で表している。図3は、車室11に設置されたシート装置30、シートベルト装置50、サイドエアバッグ装置60の要部を示している。
FIG. 1 illustrates a
図1に示すように、車体20は左右両側部に、前側のフロントピラー21と、中央位置のセンタピラー22と、後側のリヤピラー23と、これらのピラー21〜23の上端間に掛け渡されたルーフレール24とを有し、左右のルーフレール24によってルーフ25を支える構成である。
As shown in FIG. 1, the
このような構成の車両10は、例えば前部シート31F(運転席又は助手席)と後部シート31Rを備えた乗用車からなる。車両用シート装置30は、前部シート31F(以下、「シート31F」と言う)を車体20の前後方向にスライド可能に支持するものであって、シート31Fとスライド装置41とからなる。
The
図1〜図3に示すように、シート31Fは、シートクッション32とシートバック33とヘッドレスト34とシートクッション用フレーム35とシートバック用フレーム36(図3参照)と支持脚37とハンガ38とを主要な構成要素としたものである。シートクッション用フレーム35は、シートクッション32を取り付ける部材である。シートバック用フレーム36は、シートクッション用フレーム35の後部にヒンジ39(図3参照)を介して起倒可能に取付けられ、シートバック33を取り付ける部材である。
1 to 3, the
このように、シート31Fは、車幅方向中央側に設けられた支持脚37と、車幅方向外側に設けられたハンガ38とを有している。支持脚37は、車室11において、シートクッション用フレーム35における、車幅方向中央側の端部から下方へ延びている。ハンガ38は、シートクッション用フレーム35における、車幅方向外側の端部から上方へ、車体20のルーフ25近傍まで延びている。このハンガ38は、シートクッション用フレーム35における後部側部に位置した、概ね鉛直な細長い平盤状の部材であって、起立した状態のシートバック33に概ね沿って上方へ延びることが好ましい。シート31Fが最も後部に位置しているときに、ハンガ38はセンタピラー22の内面に概ね隣接する。
As described above, the
スライド装置41は、左右一対のスライドレール42L,42Rと、左右のスライダ43L,43Rと、左右のスライドロック機構44L,44Rとからなる。以下、左右一対のスライドレール42L,42Rのことを、適宜「第1・第2スライドレール42L,42R」と言い換えて説明する。また、左右のスライドロック機構44L,44Rのことを、適宜「第1・第2スライドロック機構44L,44R」と言い換えて説明する。
The
第1・第2スライドレール42L,42Rは、車体20の前後方向に細長い部材であって、互いに平行に配置されている。第1スライドレール42Lは、シート31Fに対して車幅方向中央側に配置され、車体20のフロア26の上面に取り付けられている。第2スライドレール42Rは、シート31Fに対して車幅方向外側に配置され、車体20のルーフ25における車幅方向外寄りの部分又はルーフレール24に取り付けられている。この第2スライドレール42Rは、車室11内から見えにくいように、内装部材によって概ね覆われている。
The first and
より詳しく説明すると、支持脚37の下端部には第1スライダ43Lが設けられている。また、ハンガ38の上端部には第2スライダ43Rが設けられている。第1スライドレール42Lは、第1スライダ43Lをフロア26に車体前後方向へのスライド可能に支持するものである。第2スライドレール42Rは、第1スライドレール42Lよりも車幅方向外側に設けられて、第2スライダ43Rをルーフ25に車体前後方向へのスライド可能に支持するものである。これらのスライドレール42L,42R及びスライダ43L,43Rは、例えば、通常の乗用車に採用されている周知の構成からなる。
More specifically, a first slider 43 </ b> L is provided at the lower end portion of the
第1スライドロック機構44Lは、第1スライドレール42Lに対して第1スライダ43Lをロック、アンロックするものである。この第1スライドロック機構44Lは、ロック操作レバー45によってアンロック操作される。第2スライドロック機構44Rは、第2スライドレール42Rに対して第2スライダ43Rをロック、アンロックするものである。この第2スライドロック機構44Rは、ロック操作レバー45にワイヤケーブル46(図3参照)を介して連結されている。
The first
第1・第2スライドロック機構44L,44Rは、例えば、通常の乗用車に採用されている周知の構成からなる。例えば、各スライドロック機構44L,44Rは、各スライドレール42L,42Rの車体前後方向に形成された多数の係止孔と、各スライダ43L,43Rに設けられたロック爪とからなる。これらの係止孔の一部にロック爪が係止することによって、各スライドレール42L,42Rに対して各スライダ43L,43Rがロック状態となる。
The first and second
ロック操作レバー45をアンロック操作することによって、各スライドレール42L,42Rに対して各スライダ43L,43Rのロックが解除される。つまり、従来と同様に、乗員Mnはロック操作レバー45をアンロック操作することによって、第1・第2スライドロック機構44L,44Rをアンロック状態にし、各スライドレール42L,42Rに対するシート31Fの前後スライド位置を調整することができる。その後、ロック操作レバー45から手を放すと、図示せぬリターンスプリングの付勢力によって、第1・第2スライドロック機構44L,44Rは再びロック状態になる。
By unlocking the
このように、シート31Fのスライド位置を調整可能に支持するための第1・第2スライドレール42L,42Rのうち、一方をフロア26に設け、他方をルーフ25に設けてはいるが、従来の通常のスライド操作と同様の操作によって、シート31Fの前後スライド位置を調整することができる。
As described above, one of the first and second slide rails 42L and 42R for supporting the slide position of the
以上の説明をまとめると、次の通りである。図4は、車両10を外方から見た状態の作用を示す図である。なお、この図4においては、図の理解を容易にするために、シート31Fに隣接したドア27(図1参照)を省略した。
The above description is summarized as follows. FIG. 4 is a diagram illustrating an operation in a state where the
図1〜図4に示すように、スライド装置41は、支持脚37をフロア26に車体前後方向へのスライド可能に支持する第1スライドレール42Lと、この第1スライドレール42Lよりも車幅方向外側に設けられて、ハンガ38をルーフ25に車体前後方向へのスライド可能に支持する第2スライドレール42Rとを備えている。
As shown in FIGS. 1 to 4, the
このため、シート31F及びシート31Fに掛かる荷重を、支持脚37及びハンガ38を介して、フロア26とルーフ25とで分散して支持することができる。このため、シート31F及びシート31Fに掛かる荷重を、ルーフ25だけによって支持する場合に比べてルーフ25の強度を低減することができる。さらには、ルーフ25における車幅中央側にはスライドレールを配置しなくてすむ。このため、車室11の見栄えを確保することができる。
For this reason, the load applied to the seat 31 </ b> F and the seat 31 </ b> F can be distributed and supported by the
さらには、図4に示すように、フロア26には、車幅方向外側にスライドレールを配置しなくてすむ。このため、ドア27(図1に示すサイドドア27)を開けたときに、車両10のドア開口部28側からシート31Fの下へ、手荷物等の荷物Baを容易に置くことができる。このように、シート31F下の空きスペースSpを、有効活用することができる。
Furthermore, as shown in FIG. 4, it is not necessary to arrange a slide rail on the
また、ハンガ38には、ロック操作レバー45と同様に機能する第二のロック操作レバー(不図示)や、ロック解除スイッチなどが設定され、これを操作することにより、乗員は車内に乗り込まずとも、ドア27を開けた車外からシート31Fを前後にスライドすることが可能である。ハンガ38に第二のロック操作レバー(ロック解除手段)を取付けることで、シート31Fのスライドのロックを解除したまま、ハンガ38を移動させることができ、シートスライド操作の操作性が向上する。
Further, the
また、これまでは、車椅子利用者が車椅子Wcからシート31Fに移動した際、今乗っていた車椅子Wcを折りたたんで、身体の前まで持ち上げて車室11に車椅子Wcを引き込んでいた。これに対して、本発明では、折りたたんだ車椅子Wcをシート31Fの下をくぐらせて,後部シート31Rの足元に引き込むことが可能となる。このようにすることで、車椅子Wcの車輪についたホコリや泥によって、衣服を汚すことを防ぐことができる。
In the past, when a wheelchair user moved from the wheelchair Wc to the
ところで、本発明では、図1〜図3に示すように、車両10はシートベルト装置50、サイドエアバッグ装置60を備えている。
シートベルト装置50は、シート31Fに着座した乗員Mnをシートベルト51によって拘束するものであり、リトラクタ52(ベルト巻取り器52)を備えている。このシートベルト装置50によれば、乗員Mnの一方の肩部と腰部を同時に拘束するシートベルト51を、リトラクタ52によって巻き取ることができる。
By the way, in this invention, as shown in FIGS. 1-3, the
The
このシートベルト装置50は、シートベルト51をアッパアンカ53とセンタアンカ54とロアアンカ55(図2参照)の、3つのアンカによって支持する3点支持式の構成である。アッパアンカ53(スルーアンカ53)は、車体20の側部において、ハンガ38の上部に設けられている。センタアンカ54は、シート31Fに対し、アッパアンカ53とは反対側の下部において、シートクッション用フレーム35に設けられている。ロアアンカ55は、アッパアンカ53側の下部において、シートクッション用フレーム35又はハンガ38の下部に設けられている。
The
シートベルト51は、乗員Mnの一方の肩部を拘束するショルダベルト51aと、乗員Mnの腰部を拘束するラップベルト51bとからなる。ショルダベルト51aとラップベルト51bとの間(シートベルト51の折返し部)には、タング56がベルト長手方向に移動可能に設けられている。このタング56は、センタアンカ54に固定されたバックル57に対して、取外し可能にワンタッチで装着される構成である。
The
リトラクタ52は、シートベルト51を巻回するベルトリール52a(図2参照)と、このベルトリール52aを回転駆動する電動モータ(図示せず)とからなる。このリトラクタ52は、車両10の運転状態に応じて(車両10の緊急時を含む)、電動モータによりベルトリール52aを回転駆動することによって、シートベルト51の緩み部分を迅速に巻き取る機構、いわゆる電動式プリテンショナを有している。このようなリトラクタ52は、一般には車体20に設けられる。本発明においては、リトラクタ52はハンガ38に設けられることが、より好ましい。
The
サイドエアバッグ装置60は、車両10の側部へ衝撃力を受けたときに、シート31Fに着座している乗員Mnを保護するものであり、図2に示すようにインフレータ61とサイドエアバッグ62とからなる。インフレータ61は、一般には車体20に設けられる。本発明においては、インフレータ61はハンガ38に設けられることが、より好ましい。サイドエアバッグ62は、ケース63に収納された状態でハンガ38の上部に設けられている。
The
上記構成のシートベルト装置50及びサイドエアバッグ装置60の作用を説明する。
図5は、スライドレール42L,42Rに対してシート31Fが後方位置にあるときの状態を示しており、(a)は側方から見た図、(b)は上から見た図である。この状態において、ハンガ38の位置はセンタピラー22に対して概ね合致している。また、ハンガ38は、シート31Fに着座している乗員Mnの上半身に対して、概ね真横または若干後ろ横に位置するように、シート31Fに設けられている。
The operation of the
FIGS. 5A and 5B show a state where the
図1に示すように、バックル57から外されたタング56はアッパアンカ53の近傍に位置している。シート31Fに着座している乗員Mn(図5参照)は、タング56に片手を伸ばしてリトラクタ52から引き出し、バックル57に装着することができる。乗員Mnがシートベルト51を装着した状態を、図5に示している。
As shown in FIG. 1, the
その後、車両10の側部に一定以上の衝撃力を受けたときに、サイドエアバッグ装置60は、衝撃力を衝撃検出センサ(図示せず)で検出し、そのセンサ信号に応じて、図2に示すインフレータ61がガスを発生し、このガスをサイドエアバッグ62に供給する。この結果、図5に示すように、サイドエアバッグ62は車体20の内面と乗員Mnとの間に膨張、展開して、乗員を十分に保護する。
Thereafter, when the side portion of the
図6は、スライドレール42L,42Rに対してシート31Fが前方位置にあるときの状態を示しており、(a)は側方から見た図、(b)は上から見た図である。この状態において、ハンガ38はセンタピラー22に対して前方に位置する。つまり、ハンガ38はセンタピラー22から外れた位置にある。この場合であっても、シート31F及びこのシート31Fに着座している乗員Mnの上半身に対する、ハンガ38の相対位置は変わらない。シート31Fに着座している乗員Mnは、図1に示すようにアッパアンカ53の近傍に位置しているタング56に、片手を伸ばしてリトラクタ52から引き出し、バックル57に装着することができる。
FIGS. 6A and 6B show a state when the
従来は、センタピラー22やルーフ25にアッパアンカ53を設けていた。タング56はアッパアンカ53の近傍に位置する。例えば、シート31Fを前方へ大きくスライドさせた場合には、乗員Mnは後方を振り返って、後方に取り残されたタング56を無理な姿勢で手に取らねばならなかった。
Conventionally, the
本発明では、ハンガ38は、シート31Fのためのシートベルト51の一部を支持するアッパアンカ53を備えたので、シート31Fが、車体前後方向にスライドしたときに、ハンガ38と共にアッパアンカ53も車体前後方向にスライドする。このため、シート31Fがどのスライド位置にあろうが、シート31Fに対するアッパアンカ53の相対位置は変化しない。シート31Fに着座している乗員Mnがシートベルト51を着脱するときの姿勢は常に同じでよい。従って、乗員Mnは常に楽な姿勢でシートベルト51の着脱操作をすることができる。
In the present invention, the
また、ハンガ38に、シート31Fに着座している乗員Mnを保護するためのサイドエアバッグ62を備えたので、車体20に対してシート31Fが前後方向のどの位置にあっても、シート31Fに対するサイドエアバッグ62の相対位置は変化しない。サイドエアバッグ62が膨張・展開したときに、シート31Fに着座している乗員Mnをサイドエアバッグ62によって十分に効果的に保護することができる。
Further, since the
本発明の車両用シート装置30、シートベルト装置50、サイドエアバッグ装置60は、乗用車の運転席又は助手席に用いるのに好適である。
The
10…車両、11…車室、20…車体、25…ルーフ、26…フロア、27…ドア、28…ドア開口部、30…車両用シート装置、31F…シート、37…支持脚、38…ハンガ、41…スライド装置、42L…第1スライドレール、42R…第2スライドレール、50…シートベルト装置、51…シートベルト、53…アンカ(アッパアンカ)、60…サイドエアバッグ装置、62…サイドエアバッグ、Ba…荷物、Mn…乗員、Sp…空きスペース、Wc…車椅子。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記シートは、車幅方向中央側に設けられた支持脚と、車幅方向外側に設けられたハンガとを有しており、
前記スライド装置は、前記支持脚を前記車体のフロアに車体前後方向へのスライド可能に支持する第1スライドレールと、この第1スライドレールよりも車幅方向外側に設けられて、前記ハンガを前記車体のルーフに車体前後方向へのスライド可能に支持する第2スライドレールとを備えていることを特徴とした車両用シート装置。 In the vehicle seat device including a slide device that supports the seat so as to be slidable in the longitudinal direction of the vehicle body,
The seat has a support leg provided on the center side in the vehicle width direction, and a hanger provided on the outer side in the vehicle width direction,
The slide device is provided with a first slide rail that supports the support leg on the floor of the vehicle body so as to be slidable in the vehicle longitudinal direction, and is provided on the outer side in the vehicle width direction with respect to the first slide rail. A vehicle seat device comprising: a second slide rail that is slidably supported on a roof of a vehicle body in a longitudinal direction of the vehicle body.
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CN108790974A (en) * | 2017-05-03 | 2018-11-13 | 福特全球技术公司 | The vehicle of band slidably seat |
US20240109507A1 (en) * | 2022-09-29 | 2024-04-04 | Ford Global Technologies, Llc | Slidable post adjacent rotatable seat |
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2009
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