JP2010201520A - Driving machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ピストンと共に往復動するドライバブレードによって釘やステープル等の止具を打ち込むための打込機に関するものである。 The present invention relates to a driving machine for driving a stopper such as a nail or a staple by a driver blade that reciprocates with a piston.
釘やステープル等の止具を被打込み材に打ち込むための打込機において、空気やガスを動力源とするものが知られている。10気圧以下の圧縮空気を動力源とする打込機において、十分な打込み力を得るためには、ピストンの径を大きくしなければならない。径が大きいピストンの場合は、鍛造によってピストンを成型しようとすると、ピストンが薄くなりすぎてしまう。そこで、10気圧以下の圧縮空気を動力源とする打込機では、ピストンとドライバブレードを別部品として製作後、結合している。一般的にピストンの材料は、アルミニウム、マグネシウム、などの軽金属である。ドライバブレードの材料は、焼入れした高強度の工具鋼が使われている。 2. Description of the Related Art A driving machine for driving a stopper such as a nail or a staple into a workpiece is known that uses air or gas as a power source. In a driving machine using compressed air of 10 atm or less as a power source, in order to obtain a sufficient driving force, the diameter of the piston must be increased. In the case of a piston having a large diameter, if the piston is formed by forging, the piston becomes too thin. Therefore, in a driving machine using compressed air of 10 atm or less as a power source, a piston and a driver blade are manufactured as separate parts and then combined. Generally, the material of the piston is a light metal such as aluminum or magnesium. The material of the driver blade is hardened high strength tool steel.
従来の打込機の、ピストンとドライバブレードの結合方法について、図6〜図8に基づいて説明する。 A method of connecting a piston and a driver blade in a conventional driving machine will be described with reference to FIGS.
図6に示すように、ドライバブレード4に、ねじ部5を形成することにより結合する方法が知られている。
As shown in FIG. 6, a method of coupling the
また、図7に示すように、ナットとドライバブレードでピストンを挟持して連結するねじ結合が知られている。 Further, as shown in FIG. 7, a screw connection is known in which a piston is sandwiched and connected by a nut and a driver blade.
図8に示すように、ピストンに溝を設け、ドライバブレードを互いに締代を持たせて隙間が発生しないようにピンを圧入して結合するピン結合が知られている。ピン結合は、ドライバブレードを全て板形状として成型できるため材料費、加工費を低減できるという利点がある。 As shown in FIG. 8, pin coupling is known in which a groove is provided in a piston and the driver blades are coupled with each other by press-fitting the pins so that a gap is not generated by giving a tightening allowance to each other. The pin connection has an advantage that material costs and processing costs can be reduced because all driver blades can be molded into a plate shape.
なお、20気圧以上の圧縮空気を動力源とする打込機では、ピストンの径が小さくても十分な打込み力を得ることができる。ピストンの径が小さい打込機においては、特許文献1に示すような、ピストンとドライバブレードを一体にした構造が知られている。 In the driving machine using compressed air of 20 atm or more as a power source, a sufficient driving force can be obtained even if the diameter of the piston is small. In a driving machine having a small piston diameter, a structure in which a piston and a driver blade are integrated as shown in Patent Document 1 is known.
ねじ結合は、ピストンとドライバブレードに形成されたねじ部によって結合するため、ピン結合のような問題は起こらない。しかし、ドライバブレード上部にねじ部を形成するため、ドライバブレード上部が円柱形状になる。この場合、まず材料から、ドライバブレード全体を円柱として切り出すため、板状部分については、円柱形状から削りだして加工することになる。板状部分を削りだす時に発生する切粉は廃棄することになる。よって、ねじ結合はピン結合に比べて材料費、加工費が高額になる。 Since the screw connection is performed by a screw portion formed on the piston and the driver blade, there is no problem like the pin connection. However, since the screw part is formed on the upper part of the driver blade, the upper part of the driver blade has a cylindrical shape. In this case, since the entire driver blade is first cut out as a cylinder from the material, the plate-like portion is cut out from the cylinder shape and processed. Chips generated when the plate-shaped part is cut off are discarded. Therefore, the screw connection requires higher material costs and processing costs than the pin connection.
前述のピン結合では、ピンを圧入するために、ドライバブレード及びボスに穴を設けるため、穴の周囲に打ち込み時の衝撃が集中し、耐久性が劣る。 In the above-described pin connection, a hole is provided in the driver blade and the boss in order to press-fit the pin. Therefore, the impact at the time of driving is concentrated around the hole, resulting in poor durability.
本発明は、ドライバブレードの材料費、加工費を安くし、かつドライバブレードとピストンの結合強度を高くするためのものである。 The present invention is intended to reduce the material cost and processing cost of a driver blade and increase the coupling strength between the driver blade and the piston.
上記課題を解決するために本発明は、 円筒状のシリンダと、該シリンダ内を往復動するピストンと、該ピストンに連結されたドライバブレードと、を備えた打込機において、該ドライバブレードを板状にし、該ピストンに該ドライバブレードを挿入する溝を設け、該ピストンと該ドライバブレードを、ナットで締め付けて結合した。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention provides a driving machine including a cylindrical cylinder, a piston that reciprocates in the cylinder, and a driver blade connected to the piston. A groove for inserting the driver blade was provided in the piston, and the piston and the driver blade were joined by tightening with a nut.
請求項1の発明によれば、ピストンに、ドライバブレードを挿入する溝を設けたので、ドライバブレード全体を板状にすることができる。よって、ドライバブレードを製作する際に、ドライバブレード全体を円柱として切り出す必要が無く、無駄な切粉を抑えることができる。さらに、ピストンとドライバブレードを、ナットで締め付けて結合するため、ピン結合などと比べて結合強度が大きい。これによって、ドライバブレードの材料費、加工費を低減し、かつピストンとドライバブレードの結合強度も大きくすることができる。 According to the first aspect of the present invention, since the groove for inserting the driver blade is provided in the piston, the entire driver blade can be formed into a plate shape. Therefore, when manufacturing the driver blade, it is not necessary to cut out the entire driver blade as a cylinder, and wasteful chips can be suppressed. Furthermore, since the piston and the driver blade are coupled by being tightened with a nut, the coupling strength is higher than that of the pin coupling. As a result, the material cost and processing cost of the driver blade can be reduced, and the coupling strength between the piston and the driver blade can be increased.
請求項2の発明によれば、ドライバブレードとナットが接触する部分に傾斜を設けたことにより、ピストン、ドライバブレード、ナットの上下方向の中心軸を合わせることが容易になる。 According to the second aspect of the present invention, it is easy to align the center axes of the piston, the driver blade, and the nut in the vertical direction by providing an inclination at the portion where the driver blade and the nut contact each other.
図1の打込機1について説明する。また、説明の便宜上、図における紙面上方向を上方向、紙面下方向を下方向と定義するが、この定義は本発明を制限するものではない。 The driving machine 1 shown in FIG. 1 will be described. For convenience of explanation, the upper direction in the drawing is defined as the upper direction and the lower direction in the drawing is defined as the lower direction. However, this definition does not limit the present invention.
図1に示すように打込機は、図示しない空気圧縮機からの圧縮空気が、図示しないエアホースを介して、打込機1内の蓄圧室11に蓄積されている。打込機には、円筒状のシリンダ17が設けてあり、シリンダ17内には上下に摺動可能に往復動するピストン3が配置されている。また、シリンダ7の下方にはゴム製のバンパ25を配置している。バンパ25の下方には止具を打込むための射出部35を形成している。
As shown in FIG. 1, in the driving machine, compressed air from an air compressor (not shown) is accumulated in a pressure accumulating chamber 11 in the driving machine 1 via an air hose (not shown). The driving machine is provided with a
蓄圧室11は、図示しない空気圧縮機にエアホース及びエアプラグを介して接続され、打込機の動力となる圧縮空気を蓄積する。 The pressure accumulating chamber 11 is connected to an air compressor (not shown) via an air hose and an air plug, and accumulates compressed air serving as power for the driving machine.
シリンダ17は、ピストン3を上下摺動自在に収容する。ピストン3はシリンダ17内周とほぼ同一の外周面をもち、ピストン3外周にはOリングなどのシール部材を有する。従って、シリンダ17はピストン3によってシリンダ17上室とシリンダ17下室に隔てられる。シリンダ上室は蓄圧室11及び大気と選択的に連通可能になっている。シリンダ17上部にはヘッドバルブ16が設けられており、バネによって下方向に付勢されている。
The
バンパ25は、シリンダ17内の下端に位置し、その上面はピストン3が下死点に達した際に突き当たる。バンパ25はゴムなどの弾性体であるため変形し、ピストン3の余剰エネルギーを吸収する。
The
射出部35は、バンパ25の下端に位置し、内部に射出口34を形成している。射出部35にはマガジン10に収納された止具が、スプリングによって射出口34方向に付勢されている。
The
次に、本発明の要旨に関わるドライバブレード4とピストン3の連結構造について、図2〜図5に基づいて説明する。
Next, a connection structure between the
ピストンクミ2は、ピストン3、ドライバブレード4、ナット8で構成される。円筒形状のピストン3の下方からは、ボス部28が突出している。ボス部28は、ピストン3よりも径の小さい円筒形状であり、上下方向の長さはピストン3よりも大きい。ボス部28外周には、ねじ部5を形成している。円筒形状であるボス部28には、ボス部28の長手方向に溝6が設けられている。ボス部28に設けられた溝6の厚さは、板状のドライバブレード4の厚さとほぼ等しい。溝6は、ボス部28下端から、ピストン突当面30まで形成されている。また、溝6には、ドライバブレード4の上部を嵌め込むことができる。
The
ドライバブレード4は板状であり、ドライバブレード突当面(A)31、ドライバブレード突当面(B)33を有している。ドライバブレード突当面(A)31、ドライバブレード突当面(B)33が形成されている上下方向の領域を、ドライバブレード4上部とする。また、ドライバブレード4上部より下方の領域をドライバブレード4下部とする。ドライバブレード突当面(A)31はドライバブレード4の上端面に形成した面である。ドライバブレード4上部とドライバブレード4下部の幅が異なっており、ドライバブレード4上部の幅は、ドライバブレード4下部の幅よりも大きい。ドライバブレード4上部に形成された、ドライバブレード突当面(B)33は、ドライバブレード4の幅を変化させる傾斜を設けてある。この傾斜により、ドライバブレード4の幅は、ドライバブレード4上部の幅から、ドライバブレード4下部の幅に変化する。また、ボス部28の外径は、ドライバブレード4上部の幅より小さく、ドライバブレード4下部の幅より大きいという関係になっている。
The
ナット8は、外周に二面幅29を形成している。ナット8の上端面は、ナット突当面32とする。ナット8の外周側上端は内周側上端よりも、上下方向において高い位置にある。よって、ナット突当面32は傾斜を有している。ナット突当面32とドライバブレード突当面(B)33は、接することが可能である。よって、ナット突当面32とドライバブレード突当面(B)33の傾斜は等しく設定されている。
The
ドライバブレード4をピストン3に連結する際には、ドライバブレード4上部を、ピストン3のボス部28に形成された溝6に嵌め込む。このとき、ドライバブレード4上端面であるドライバブレード突当面(A)31は、ピストン突当面30と接触している。ドライバブレード4上部の幅は、ボス部28外径よりも大きいため、ドライバブレード突当面(A)31とドライバブレード突当面(B)33は、ボス部28外径から突出している。
When connecting the
次に、ナット8をピストン3のねじ部5に締め付ける。ナット8は上端面にナット突当面32を形成している。また、ドライバブレード突当面(B)33が、ピストン3のボス径28から突出しているため、ナット8をピストン3のねじ部5に締め付けていくことにより、ナット突当面32とドライバブレード突当面(B)33が接触する。ナット突当面32とドライバブレード突当面(B)33が接触した後も、さらにナット8を締め付けていくと、ナット突当面32が、ドライバブレード突当面(B)33に押付けられる。ナット突当面32には、ナット8の外周側上端と内周側上端の上下方向における位置の差によって生じた傾斜を設けてある。ドライバブレード突当面(B)33には、ドライバブレード4の幅を、ドライバブレード4上部の幅から、ドライバブレード4下部の幅に変化させる傾斜を設けてある。また、ナット突当面32とドライバブレード突当面(B)33のそれぞれの傾斜は、略平行の関係になっている。よって、ナット突当面32をドライバブレード突当面(B)33に押付けることにより、ピストン3、ドライバブレード4、ナット8の位置決めがなされる。
Next, the
また、ナット8には二面幅29が設けられているため、ナット8をピストン3のねじ部5に締め付ける際は、レンチなどを使うことが可能である。これにより、組立時にナット8に回転トルクを与えやすくなり、組立性が向上する。最後にナット8とピストン3を接着剤で固定することにより、ナット8の緩みを防ぐ。
Further, since the
次に、上記打込機1の動作について説明する。図示していないエアホースをつなぐと、蓄圧室1内に蓄積された圧縮空気の一部は、空気通路12を介して、制御バルブ13内に流入し、さらに空気通路4を介してヘッドバルブ室15へ流入する。ヘッドバルブ室15へ送られた圧縮空気はヘッドバルブ16とシリンダ17をさらに密着させ、圧縮空気の流入を防ぐ。
Next, the operation of the driving machine 1 will be described. When an air hose (not shown) is connected, a part of the compressed air accumulated in the pressure accumulating chamber 1 flows into the control valve 13 through the
トリガ18を引くと、制御バルブ3内のプランジャ32が押し上げられ、ヘッドバルブ室15の圧縮空気が空気通路14を介して、大気に排出される。ヘッドバルブ室15の圧縮空気が排気されると、蓄圧室11の圧縮空気の圧力でヘッドバルブ16が押し上げられ、シリンダ17上室と蓄圧室11が連通する。また、同時にシリンダ17上室と大気が遮断され、蓄圧室11の圧縮空気がシリンダ17上室に流入する。シリンダ17上室に流入した圧縮空気はピストン3を急激に下死点に移動させ、止具を打ち込む。この時、シリンダ17下室の空気は、空気通路21を介して戻り空気室13に流入する。シリンダ17の側面には、圧縮空気を戻り空気室22方向へのみに流入させる逆止弁23を備えた空気通路24が設けてある。よって、ピストン3がシリンダ17に設けられた空気通路24より下方に位置したとき、シリンダ7上室に流入した圧縮空気の一部が空気通路24を介して戻り空気室22に流入する。蓄圧室11から流入した圧縮空気によって下降してきたピストン3は下死点でバンパ25に接触する。バンパ25はピストン3の余剰エネルギーを吸収し、変形する。
When the trigger 18 is pulled, the
止具を打ち込んだ際の衝撃は、まず、ドライバブレード4が止具を打ち込むことにより、その衝撃がドライバブレード突当面(A)31からピストン突当面30を介してピストン3に伝達される。ピストン3がバンパ25に衝突した後、ドライバブレード4の慣性エネルギーがねじ5を介してナット8に伝達され、このドライバブレード4の慣性エネルギーとナット8の慣性エネルギーがねじ5を介してピストン3に伝達される。
The impact when the stopper is driven is first transmitted by the
トリガ18を戻すと、プランジャ32が戻り、制御バルブ13内に圧縮空気が流入する。そして、圧縮空気は空気通路2、空気通路4を介してヘッドバルブ室5へ流入する。ヘッドバルブ室5に圧縮空気が流入することにより、スリーブバルブ6が押し下げられ、蓄圧室1とシリンダ7上室を遮断する。そしてエキゾーストバルブ部17によって、シリンダ17上室と大気が連通する。ピストン3は、戻り室空気22に蓄積された圧縮空気によって下側から押圧され、上死点側に移動する。シリンダ17上室側の空気は大気に放出され、初期状態に戻る。この工程を繰り返すと連結されている止具が順次打ち込まれて行く。
When the trigger 18 is returned, the
本発明の構成は、ピストン3のボス部28穴を設けないため、強度を確保することができる。また、本発明では、ピン結合を同様に、ドライバブレード4を全て板状部材にできるので、材料を切り出す際にも余計な切粉は発生せず、加工費や材料費を低減することができる。また、ナット8をピストン3のねじ部5に締め付けることによって、ナット突当面32とドライバブレード突当面(B)33が接触する。ナット突当面32とドライバブレード突当面(B)33が接触した後も、さらにナット8を締め付けることにより、ピストン3、ナット8、ドライバブレード4の中心軸を一致させることができる。
Since the configuration of the present invention does not provide the
以上、本発明について、空気式の打込機を例に挙げて説明したが、燃焼式の打込機についても同様の効果を得ることができる。また、本発明ではナットをピストンのボス部に締め付けることによりドライバブレードとピストンを結合したが、ドライバブレードとピストンを結合方法は本発明の構成に限られない。例えば、ピストンのボス部に円環部材を圧入することにより、ドライバブレードとピストンを結合しても同様の効果が得ることができる。 As mentioned above, although this invention was demonstrated taking the example of the pneumatic type driving machine, the same effect can be acquired also about a combustion type driving machine. In the present invention, the driver blade and the piston are coupled by tightening the nut to the boss portion of the piston. However, the method for coupling the driver blade and the piston is not limited to the configuration of the present invention. For example, the same effect can be obtained even when the driver blade and the piston are coupled by press-fitting an annular member into the boss portion of the piston.
1:打込機 2:ピストンクミ 3:ピストン 4:ドライバブレード 5:ねじ部 6:溝
7:ピン 8:ナット 28:ボス部 29:二面幅 30:ピストン突当面 31:ドライバブレード突当面(A) 32:ナット突当面 33:ドライバブレード突当面(B)
1: Driving machine 2: Piston kumi 3: Piston 4: Driver blade 5: Screw part 6: Groove 7: Pin 8: Nut 28: Boss part 29: Width across flats 30: Piston abutting face 31: Driver blade abutting face (A 32: Nut abutting surface 33: Driver blade abutting surface (B)
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JP2005007565A (en) * | 2003-05-26 | 2005-01-13 | Hitachi Koki Co Ltd | Driving machine |
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