JP2010201090A - ゴルフパター - Google Patents

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JP2010201090A JP2009052617A JP2009052617A JP2010201090A JP 2010201090 A JP2010201090 A JP 2010201090A JP 2009052617 A JP2009052617 A JP 2009052617A JP 2009052617 A JP2009052617 A JP 2009052617A JP 2010201090 A JP2010201090 A JP 2010201090A
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Abstract

【課題】パッティングラインに向かって正面に立ってパッティングするのに好適なゴルフパターを提供する。
【解決手段】ゴルフパター1は、打球するフェース面21aが前面に形成されたヘッド本体21と、ヘッド本体21から後方へ突出した突出部22と、突出部22の後部に、バランスを取るために設けられた錘部23とを有し、ヘッド本体21と突出部22との上面であって、フェース面21aの中央に対応する位置から後方に向かう上面が、連続した平坦面2aであり、平坦面2aに打球方向を案内するためのガイドライン2bが設けられたパターヘッド2と、突出部22の側面に一端側が接続され、後方へ延びつつ上方へ延び、他端側となるシャフト受部31が突出部22の後部上方に位置する略L字状のホーゼル3と、シャフト受部3bに先端が接続されたシャフト4とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、パッティングの際に使用されるゴルフパターに関するものである。
ゴルフパターに関しては、正確にパッティングができるよう、色々な形状のものが研究・開発されている。
例えば、特許文献1には、シャフトの先端部がL字状に屈曲して、クラブヘッドのゴルフボールを打つフロントフェース面の反対側のバックフェース面に結合しているパターが記載されている。
また、特許文献2には、ヘッドの重心付近からフェース面と反対の後方にネック部を延出し、このネック部の後端部からシャフトを、このシャフトの中心軸線とヘッドのソウル面とのなす角度を鋭角にして前傾状態に立設したゴルフ用パターが記載されている。
また、特許文献3には、打撃面裏側の低部から後方に向かって伸長する突出部が設けられたパターヘッドと、前記パターヘッドの裏側面に取り付けられているL字型の取り付け手段と、この取り付け手段によりパターヘッドと結合するシャフトとを備えたゴルフパターが記載されている。
実開平7−22765号公報 特開平7−144032号公報 特表2002−525184号公報
グリーン上のボールを前にしてアドレスするときには、通常、開いた足同士を結ぶ仮想線が、パッティングラインと平行となるようにして立つ。そして、パッティングラインに対してフェース面が傾斜した状態とならないように、ゴルフボールにフェース面を合わせ、その位置を確認しながらパッティングラインを確認して、スイングのシミュレーションを2〜3回程度繰り返して方向感覚と強さの感触とをつかむ。そして、スイングのシミュレーションでつかんだ感触でパッティングラインに向かって適度な強度で、ボールを打つ。
実際は、思うようにゴルフパターがスイングできず、狙ったカップからボールが外れてしまうことが多い。ゴルファーは、カップを狙う際に、グリーン上のボールを見るために頭部を下げた状態で、右利きであれば、頭を左方向に振りながらカップとボールとを見比べて距離や方向を見定める動作をする。しかし、この動作は、両目が上下の位置関係になるため、距離感や方向感が得にくい。ボールを下向きに見て頭を左方向に振りながらカップの位置を確認するよりは、両目の位置関係が水平となるようにカップに向かって正面に立ち、頭を下方から上方、上方から下方へ動かしてカップを確認する方が、カップまでの距離感や方向感を得やすい。
特許文献1〜3に記載の従来のゴルフパターでは、カップ又はパッティングラインに向かって正面に立ち、体の右側、又は左側で、従来のゴルフパターをスイングしようとすると、フェース面が真っ直ぐカップに向いているのか否かが確認しにくいし、シャフトの軸線がパターヘッドの後方に位置するので、スイングしたときにシャフトの軸線を中心にしてパターヘッドが回転しやすい。
パターヘッドの向きを確認しやすくするために、パッティングラインを跨ぐように立ち、パターヘッドを股の間から押し出すようにスイングすることも考えられるが、ルールでは、パッティングラインを跨ぐように立つことは許されていない。また、シャフトの軸線を中心にしてパターヘッドが回転してしまう点については解決できない。
従って、カップ又はパッティングラインの方向に向かって正面に立ってアドレスする方が、距離感や方向感が得られやすいが、その立ち方に合ったゴルフパターがないのが現状である。
そこで本発明は、パッティングラインに向かって正面に立ってパッティングするのに好適なゴルフパターを提供することを目的とする。
本発明のゴルフパターは、打球するフェース面が前面に形成されたヘッド本体と、該ヘッド本体から後方へ突出した突出部と、該突出部の後部に、バランスを取るために設けられた錘部とを有し、前記ヘッド本体と前記突出部との上面のうち、少なくとも前記フェース面の中央に対応する位置から後方に向かう面が連続した平坦面であり、該平坦面に打球方向を案内するガイドラインが設けられたパターヘッドと、前記突出部の側面に一端側が接続され、側方から上方へ延び、他端側となるシャフト受部が前記突出部の後部上方に位置する略L字状の連結部と、前記シャフト受部に先端が接続されたシャフトとを備えたことを特徴とする。
本発明のゴルフパターは、パターヘッドがヘッド本体と突出部とを備え、突出部の側面に接続する略L字状の連結部がシャフトに接続している。連結部は、シャフト受部が突出部の後部上方に位置しているので、シャフトの取り付け位置に対してフェース面は突出部及びヘッド本体の分ほど前方に位置することになる。従って、カップ又はパッティングラインの方向に向かって正面に立ち、グリーン上のボールを体の右側又は左側に位置させても、ボールとフェース面との位置関係を確認しやすい。また、ボールを、体の真横位置から前方へ位置させることができるので、想像で描くパッティングラインにボールを照準させやすい。パターヘッドとシャフトとを接続する連結部が突出部の側面に接続されているので、ヘッド本体と突出部との上面のうち、少なくともフェース面の中央に対応する位置から後方に向かう面に連続した平坦面を形成することができる。従って、この平坦面に打球方向を案内するためのガイドラインを設けることができる。このガイドラインを目安にパッティングラインの方向合わせを行うことができる。また、このガイドラインはヘッド本体だけでなく突出部の上面にも設けられていることで、従来のゴルフパターより長くすることができるので、方向合わせが容易である。パッティングラインに向かって正面に立ってアドレスした状態でボールを体の真横より前方に位置させるために、シャフト受部が突出部の後部上方に位置するL字状の連結部としても、突出部の後部には錘部が設けられているので、パターヘッド全体のバランスを保つことができる。従って、安定したスイングをすることができる。
前記連結部は、前記シャフトの軸線が前記パターヘッドの重心点と交差させるのが望ましい。シャフトの軸線がパターヘッドの重心点からずれていると、スイングする際にずれた方側が膨らむような円弧を描くようなスイングとなってしまいがちになる。シャフトの軸線がパターヘッドの重心点と交差するように連結部が形成されていると、真っ直ぐスイングすることができるので、更に安定したパッティングをすることができる。
本発明は、アドレスしたときにはボールとフェース面との位置関係の確認が容易であり、カップへ狙いを付けるときにはパッティングラインにボールを照準させやすく、スイングするときにはバランスが保たれたパターヘッドにより安定したスイングをすることができるので、パッティングラインに向かって正面に立ってパッティングするのに好適である。
本発明の実施の形態に係るゴルフパターを示す斜視図である。 図1に示すゴルフパターのパターヘッドを拡大した斜視図である。 図1に示すゴルフパターの一部を拡大した左側面図である。 図1に示すゴルフパターの一部を拡大した背面図である。 図1に示すゴルフパターの使用状態を説明するための図である。
本発明の実施の形態に係るゴルフパターを図面に基づいて説明する。なお、本明細書では、フェース面側を前、反対側を後として説明する。
図1から図4に示すゴルフパター1は、パターヘッド2と、ホーゼル3と、シャフト4とを備えた右利き用の長尺パターである。
パターヘッド2は、前面にフェース面21aが形成されたヘッド本体21と、ヘッド本体21の中央から後方へ突出した突出部22と、突出部22の後部の両側に設けられた錘部23とが一体的に形成されていることで、略H字状に形成されている。このパターヘッド2は、フェース面21a及び底面全体を除き、ほぼおもて側の全体が黒色に加工されている。
ヘッド本体21は、フェース面21aが略矩形状に形成された略直方体状に形成されている。ヘッド本体21の底面は、下方に向かって膨らむ円弧面に形成されている。
突出部22は、後方に向かって徐々に幅が広くなるように形成されている。ヘッド本体21と突出部22との上面は、連続した平坦面2aとなっている。この平坦面2aには、フェース面21aの中央に対応する位置から後方に向かうように、打球方向を案内するためのガイドライン2bが設けられている。つまり、パターヘッド2の前部と後部との中心を結ぶ仮想中心線L1(図2では一点鎖線で示す。)上にガイドライン2bが形成されている。
ガイドライン2bは、略矩形状に形成されている。このガイドライン2bは、黒色加工が研削されて金属光沢面が露出することで形成された第1ライン部2bxと、第1ライン部2bxの長手方向に沿った両端部に赤色で塗装された第2ライン部2byとが形成されている。
この突出部22には、仮想中心線L1の左側の側面に、シャフト4との連結部として機能するホーゼル3が接続されている。
このホーゼル3は、略L字状の突出部22の側面に接続された一端側から、上方へ延びつつ後方へ、そして突出部22の後部上方となる位置まで延びる円弧状に形成されている。そして、ホーゼル3の他端側に、シャフト4の軸線L2をパターヘッド2の重心点Pに向けてシャフト4が取り付けられるシャフト受部31が設けられていることで、ホーゼル3はシャフト4とパターヘッド2とを接続する連結部として機能するものである(図4参照)。
シャフト4は、先端がホーゼル3のシャフト受部31に接続された金属製のシャフト本体41と、シャフト本体41の基端部に設けられた第1グリップ部42と、長手方向の中央部に設けられた第2グリップ部43とを備えている。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係るゴルフパターの使用状態を、図面に基づいて説明する。
図5に示すように、プレイヤーMは、左手でゴルフパター1の第1グリップ部42を持ち、右手で第2グリップ部43添えるようにして持つ。そして、ボールBの左側のやや後方に右足を前に、左足を後にして、パッティングラインに向かって立つ。このとき、第1グリップ部42を把持する左手は右肩に位置させ、シャフト4の基端(グリップエンド)に顎を載せてアドレスすることで、シャフト4の軸線L2がプレイヤーMの前後方向に対して垂直となり、目の位置の真下にボールBが位置する。
このようにしてプレイヤーMがボールBに対してアドレスして、プレイヤーMがボールBの位置とパッティングラインの方向を確認するときには、両目の位置関係が水平となるように、頭を下方から上方、上方から下方へ動かしてカップを確認することができるので、距離感や方向感が得やすい。
このとき、ボールBは、ヘッド本体21と突出部22との合計の長さとなるパターヘッド2の長さ分ほど前方に位置することになるので、ボールBとフェース面21aとの位置関係を確認しやすい。
プレイヤーMは、ボールBがフェース面21aの中央に位置するように、かつパターヘッド2の仮想中心線L1がパッティングラインと重なるように、ゴルフパター1を調整する。この調整は、ガイドライン2bがパターヘッド2と突出部22との上面に連続して形成された平坦面2aに形成されているので、このガイドライン2bの第1ライン部2bxと第2ライン部2byとを目安にパッティングラインの方向合わせを行うことで容易にできる。
このガイドライン2bはヘッド本体21だけでなく突出部22の上面にも設けられていることで、従来のゴルフパターより長くガイドライン2bを形成することができるので、方向合わせが容易である。これは、ホーゼル3が突出部22の側面に接続され、錘部23が突出部22の後部の両側に配置されていることで、突出部22の上面をヘッド本体21と連続した平坦面2aとして確保して、ヘッド本体21と突出部22とを合わせた長さをガイドライン2bとすることができるからである。
また、パターヘッド2が右手及び左手の真下から前方へ位置しているので、頭を大きく動かさなくても、少し下向きの状態であれば、ガイドライン2bを確認しつつ、パッティングラインを確認することができるので、フェース面21aをパッティングラインの方向に合わせやすい。
プレイヤーMは、パターヘッド2の位置合わせの調整が終わると、左手を中心点として右手を下げて円弧を描くようにスイングをする。シャフト4の軸線L2がパターヘッド2の後部に位置しているが、突出部22が後方へ向かうに従って徐々に幅広く形成されていることからも、突出部22の後方を重たく形成することができるだけでなく、突出部22の後部には錘部23が設けられているので、パターヘッド2全体のバランスを保つことができる。従って、安定したスイングをすることができる。
また、シャフト4の軸線L2がパターヘッド2の重心点Pと交差するようにホーゼル3が形成されているので、パターヘッド2の仮想中心線L1の右側と左側とでバランスが取れる。例えば、シャフト4の軸線L2がパターヘッド2の重心点Pからずれていると、スイングする際にずれた方側が膨らむような円弧を描くようなスイングとなってしまいがちになる。従って、ホーゼル3が、シャフト4の軸線L2がパターヘッド2の仮想中心線L1と交差するように形成されていることで、更に安定したパッティングをすることができる。
更に、パターヘッド2の底面が円弧面に形成されているためスイングに沿ってグリーンGを摺動させることができるので、スムーズなスイングを行うことができる。
このように、ゴルフパター1は、アドレスしたときにはボールBとフェース面21aとの位置関係の確認が容易であり、カップへ狙いを付けるときにはパッティングラインにボールBを照準させやすく、スイングするときにはバランスが保たれたパターヘッド2により安定したスイングをすることができるので、パッティングラインに向かって正面に立ってパッティングするのに好適である。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、パターヘッド2が略H字状に形成されているが、突出部をヘッド本体から後方へ突出させていれば、突出部を平面視して半円状や、矩形状、他の形状としてもよい。また、ガイドライン2bは、仮想中心線L1上に形成されていれば太線一本でも、平行する複数の直線でもよい。更に、錘部23は突出部22の側面後部の両側に設けられているが、パターヘッド2のバランスが取れるのであれば、突出部22の側面後部の一方のみに設けるようにしてもよいし、突出部22内に収納するようにしてもよい。また、ホーゼル3は、シャフト4を延長させてシャフトの先端を曲げて直接連結部として突出部22に接続するようにしてもよい。
更に、本実施の形態では、ヘッド本体21と突出部22との上面全体が連続した平坦面2aに形成されているが、少なくともフェース面21aの中央に対応する位置から後方に向かう面が連続した平坦面であれば、ガイドライン2bを形成する場所を確保できる。
本発明は、グリーン上のボールをカップに向かってパッティングする際に使用されるゴルフパターに好適である。特に、本発明のゴルフパターは、パッティングラインに向かって正面に立ってパッティングするときには最適である。
1 ゴルフパター
2 パターヘッド
2a 平坦面
2b ガイドライン
2bx 第1ライン部
2by 第2ライン部
21 ヘッド本体
21a フェース面
22 突出部
23 錘部
3 ホーゼル
31 シャフト受部
4 シャフト
41 シャフト本体
42 第1グリップ部
43 第2グリップ部
M プレイヤー
B ボール
G グリーン
L1 仮想中心線
L2 軸線

Claims (2)

  1. 打球するフェース面が前面に形成されたヘッド本体と、該ヘッド本体から後方へ突出した突出部と、該突出部の後部に、バランスを取るために設けられた錘部とを有し、
    前記ヘッド本体と前記突出部との上面のうち、少なくとも前記フェース面の中央に対応する位置から後方に向かう面が連続した平坦面であり、該平坦面に打球方向を案内するためのガイドラインが設けられたパターヘッドと、
    前記突出部の側面に一端側が接続され、側方から上方へ延び、他端側となるシャフト受部が前記突出部の後部上方に位置する略L字状の連結部と、
    前記シャフト受部に先端が接続されたシャフトとを備えたことを特徴とするゴルフパター。
  2. 前記連結部は、前記シャフトの軸線が前記パターヘッドの重心点と交差させる請求項1記載のゴルフパター。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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