JP2010198925A - Switch device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、スイッチ装置に関するものである。 The present invention relates to a switch device.
従来から、人が手で持つ把持部(例えば操作レバーや操作ノブ)を有し、把持部の操作内容(例えば操作レバーを傾けた方向やその傾きの大きさ)に応じた電気信号を出力するジョイスティック装置が提供されている。このようなジョイスティック装置は、例えば油圧ショベルやクレーンなどの建設機械を操作するために用いられ、油圧ショベルの場合は、このジョイスティック装置によってバケットの掘削/開放や、アームの曲げ/伸ばし、ブームの上げ/下げなどが行われる。 Conventionally, it has a grip part (for example, an operation lever or an operation knob) held by a human hand, and outputs an electrical signal corresponding to the operation content of the grip part (for example, the direction in which the operation lever is tilted or the magnitude of the tilt). A joystick device is provided. Such a joystick device is used, for example, to operate a construction machine such as a hydraulic excavator or a crane. In the case of a hydraulic excavator, the joystick device excavates / releases a bucket, bends / extends an arm, and raises a boom. / Lowering is performed.
ところで、上記のような油圧ショベルでは、アタッチメントとしてバケットの代わりに、圧砕機(クラッシャ)やグラップル、リフティングマグネット、カッタなどを利用することができるようになっている。このようなアタッチメントは、その種類によって、アタッチメント用のアクチュエータ(例えば油圧シリンダやモータ)の数が異なっており、機構が複雑なものでは把持部による操作だけでは操作できない場合があった。 By the way, in the hydraulic excavator as described above, a crusher, a grapple, a lifting magnet, a cutter, or the like can be used as an attachment instead of a bucket. Such attachments differ in the number of attachment actuators (for example, hydraulic cylinders and motors) depending on the type of the attachment. In some cases, a complicated mechanism cannot be operated only by an operation using a gripping portion.
そこで、上記の把持部の先端側に、人が指で操作するスイッチ装置を設けたジョイスティック装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。このスイッチ装置は、人が操作していないときは中立位置に位置し、人の操作によって中立位置から移動される操作部と、操作部とともに変位する磁石(永久磁石)と、磁石の変位によって生じた磁界の強度変化を検出する磁気センサ(例えば磁気抵抗素子やホール素子)とを備えており、磁石の変位(すなわち操作部の変位)を検出し、その変位に比例した電気信号を出力する所謂比例制御スイッチである。 Therefore, a joystick device has been proposed in which a switch device that is operated by a person's finger is provided on the distal end side of the grip portion (see, for example, Patent Document 1). This switch device is located at a neutral position when a person is not operating, and is generated by an operation unit that is moved from the neutral position by a human operation, a magnet (permanent magnet) that is displaced together with the operation unit, and a displacement of the magnet. A magnetic sensor (for example, a magnetoresistive element or a Hall element) that detects a change in strength of the magnetic field, detects a displacement of the magnet (that is, a displacement of the operation unit), and outputs an electric signal proportional to the displacement. Proportional control switch.
しかしながら、上記特許文献1のような磁気センサを利用したスイッチ装置では、磁気センサが操作時の振動や外部磁場の影響を受け易く、外部磁場などを操作部の変位として誤検出する虞があり、そのため操作部の変位を精度よく検出できない場合があった。
However, in the switch device using the magnetic sensor as in
そこで、検出精度を向上させるために、磁気センサの代わりに検出コイルを利用したスイッチ装置が提案されている。このスイッチ装置SWは、図3に示すようにケース1と、ケース1に取着されて、後述の軸部10を回転中心として所定範囲内で揺動自在に回転する操作部2と、ケース1内に収納され、操作部2のケース1に対する中立位置からの変位を検出するための検出ブロックBKとを備えている。
Therefore, in order to improve detection accuracy, a switching device using a detection coil instead of a magnetic sensor has been proposed. As shown in FIG. 3, the switch device SW includes a
検出ブロックBKは、操作部2の変位に応じて所定方向(図3中の矢印M5,M6方向)に移動する作動子3と、操作部2の変位を検出するための検出コイル(図示せず)を有する検出部4と、作動子3に取り付けられ、当該作動子3の移動に伴って検出コイル内に進退自在に挿入されるコア5と、検出コイルに所定の周波数および振幅の電流を出力し、当該電流および検出コイルのインピーダンスにより決まる電圧信号を、操作部2の変位を示す電気信号に変換する信号処理部6と、金属板により形成され、信号処理部6に接続される複数(本図では3つ)の端子部7とを備えている。
The detection block BK includes an
作動子3は、絶縁性を有する樹脂材料により略円柱状に形成されており、小径部3aと、小径部3aにおける操作部2側の端部(図3中の上端部)に形成された大径部3bとを一体に備えている。これらの小径部3aおよび大径部3bは、互いの中心軸が一致するように形成されており、また大径部3bの外周面には全周に渡って溝部3cが形成されている。
The
検出部4は、円筒状のコイルボビン4aと、コイルボビン4aに巻回される検出コイルとを有している。ここで、コイルボビン4aは、絶縁性を有する樹脂材料からなる樹脂成形品であって、検出コイルが巻回される巻胴部4bと、巻胴部4bの軸方向一端側(図3中の上側)に形成された上鍔部4cと、巻胴部4bの軸方向他端側(図3中の下側)に形成された下鍔部4dとを一体に備えている。コイルボビン4aの内径は、作動子3の小径部3aの外径以上、且つ大径部3bの外径未満に設定されている。また、上鍔部4cには、検出部4をケース1に取り付けるための取付孔4eが形成されている。
The
コア5は、例えばフェライトなどの磁性材料や金属材料により略円柱状に形成され、中心軸が小径部3aの中心軸に一致するように当該小径部3aにインサートされることで、作動子3に取り付けられている。
The
信号処理部6は、略矩形板状のプリント基板6aに電子部品を実装して構成され、駆動回路と検出回路とを有している。プリント基板6aには、巻胴部4bの軸方向他端側の端部(図3中の下端部)と凹凸嵌合する嵌合孔6bと、各端子部7用の挿通孔(図示せず)とが厚み方向(図3中の上下方向)にそれぞれ貫設されている。ここにおいて、上記駆動回路は、検出コイルに所定の周波数および振幅の電流を出力する電流回路であり、また検出回路は、駆動回路が出力する電流および検出コイルのインピーダンスにより決まる検出コイルの両端電圧に応じて、検出コイルに対するコア5の挿入位置情報、すなわち操作部2の変位を示す電気信号を出力する。
The
ケース1は、絶縁性を有する樹脂材料からなる樹脂成形品であるボディ8およびカバー9により構成されている。ボディ8は、高さ方向両端部(図3中の上端部および下端部)が開口する略矩形箱状に形成され、ボディ8の幅方向(図3中の紙面に垂直な方向)両側面には、操作部2の揺動軸(ハンドル軸)となる軸部10用の軸受孔(図示せず)がそれぞれ形成されている。また、ボディ8の高さ方向一端側(図3中の上側)には、側方に突出する鍔部8bがボディ8の全周に渡って形成され、さらにボディ8の長さ方向(図3中の左右方向)両側面には、上述のジョイスティック装置の把持部に当該ボディ8を取り付けるための取付片8c,8cがそれぞれ一体に突設されている。
The
ボディ8の内部には、ボディ8の内部を高さ方向に二分する隔壁部8dが形成されており、当該隔壁部8dよりも上側のボディ8の内部空間は、操作部2が配置される操作部収納室8eとして、隔壁部8dよりも下側のボディ8の内部空間は、主として検出部4および信号処理部6を収納する電子部品収納室8fとして用いられる。また、電子部品収納室8fの内周面には、プリント基板6aの厚み方向一面(図3中の上面)に当接するリブ8gが周設されており、上記プリント基板6aは、リブ8gに上面が当接した状態で電子部品収納室8fに収納される。
A
隔壁部8dの高さ方向一面側(図3中の上面側)には、一対の円形状の凹所8h,8hが形成されている。これらの凹所8h,8hは、隔壁部8dの長さ方向(図3中の左右方向)において離間するとともに、同方向においてそれぞれの中心が一直線上に位置しないようにずらして配置されている。また、各凹所8hの底面部には、円筒状の内周壁部8iと、内周壁部8iの外径よりも大きい内径を有する円筒状の外周壁部8jとが凹所8hと中心軸を一致させる形でそれぞれ突設されている。なお、内周壁部8iの内径は、作動子3の大径部3bの外径よりも大きく設定されている。
A pair of
ところで、本スイッチ装置SWでは、片側(図3中の左側)の凹所8hの底面部にのみ、作動子3が挿通される挿通孔8kが形成されている。この挿通孔8kは、内周壁部8iで囲まれた底面部の中央に、その中心軸を凹所8hの中心軸と一致させる形で形成されており、その内径は作動子3の小径部3aの外径以上、且つ大径部3bの外径未満に設定されている。そして、作動子3は、小径部3aを挿通孔8kに挿通した状態でケース1に取り付けられる。ここにおいて、作動子3の小径部3aを挿通孔8kに挿通させる際には、上記の小径部3aに、作動子3を操作部2側(図3中の上側)に付勢することで当該作動子3を復帰させる作動子ばね11が被嵌される。なお、本例では、作動子ばね11としてコイルスプリング(コイルばね)を用いており、軸方向一端部(図3中の上端部)が大径部3bに当接するとともに、軸方向他端部が挿通孔8kの周縁部に当接した状態に配置される。また、作動子ばね11の自然長は、操作部2の位置にかかわらず、作動子3が操作部2に当接するような長さに設定されている。
By the way, in this switch apparatus SW, the
また、隔壁部8dの高さ方向一面側には、一対の支持リブ8l(図3では片側のみ図示)が突設されている。各支持リブ8lは、ケース1の幅方向において一方の凹所8hに隣接するとともに、ケース1の長さ方向において他方の凹所8hと重なるように配置されており、操作部2をケース1に取り付けた際に、後述する復帰ばね13の各腕部13bがそれぞれ当接される。
In addition, a pair of support ribs 81 (only one side is shown in FIG. 3) protrudes from one side in the height direction of the
一方、隔壁部8dの高さ方向他面側(図3中の下面側)には、検出部4の上鍔部4cの取付孔4eに挿通される複数の取付リブ8mが、各凹所8hにそれぞれ対応する形で突設されており、各取付リブ8mを対応する取付孔4eにそれぞれ挿入することで、検出部4がケース1に対して取り付けられるとともに位置決めされる。
On the other hand, on the other surface side in the height direction of the
ところで、隔壁部8dには、作動子3が挿通される挿通孔8kが形成されているため、操作部収納室8eと電子部品収納室8fとが挿通孔8kを通じて連通することになるが、操作部収納室8eは被水環境下に置かれることが多いため、操作部収納室8e内に水や埃などの異物が入り込んだ際には、これらの異物が挿通孔8kを通じて電子部品収納室8fに入り込む虞がある。そのため、ケース1には、操作部収納室8eから電子部品収納室8fへの異物の侵入を防止するための被覆部12が設けられている。
By the way, the
被覆部12は、防水性および可撓性を有する樹脂材料(例えばゴム)により形成され、大円筒部12aと、大円筒部12aよりも外径が小さい小円筒部12bと、大円筒部12aの軸方向一端側(図3中の上端側)と、小円筒部12bの軸方向他端側(図3中の下端側)とを連続一体に連結する連結部12cとを備えている。大円筒部12aの軸方向他端側には、外側に突出する円環状の下フランジ部12dが一体に形成され、また小円筒部12bの軸方向一端側には、内側に突出する円環状の上フランジ部12eが一体に形成されている。
The covering portion 12 is formed of a waterproof and flexible resin material (for example, rubber), and includes a large
大円筒部12aの内径は、内周壁部8iの外径と同程度の大きさに設定され、小円筒部12bの内径は、作動子3の大径部3bの外径と同程度の大きさに設定されている。また、下フランジ部12dの外径は、外周壁部8jの内径より小さく設定され、上フランジ部12eの内径は、作動子3の溝部3cの外径と同程度の大きさに設定されている。
The inner diameter of the large
カバー9は、ボディ8の高さ方向他端側(図3中の下側)の開口を閉塞する形でボディ8に取り付けられる、所謂背面カバーである。このカバー9は、ボディ8の高さ方向他端側の開口を閉塞できる大きさの略矩形板状に形成されており、複数の端子部7をケース1から外部に露出させるための複数の貫通孔(図示せず)が厚み方向(図3中の上下方向)に貫設されている。
The
操作部2は、本スイッチ装置SWを手動動作するための操作ハンドルであって、絶縁性を有する樹脂材料により略箱状に形成されている。また、操作部2は、幅方向(図3中の紙面に垂直な方向)に直交する面内における外形形状が、高さ方向一端側の両側部が同方向に突出するとともに、高さ方向他端側の中央部が同方向に突出する略く字状に形成されている。なお、操作部2は、ケース1に取り付けられた状態で、操作面がケース1外に突出する高さ寸法に設定されている(図3参照)。
The
この操作部2の幅方向両側面には、軸部10が貫挿される貫挿孔(図示せず)がそれぞれ形成されている。また、操作部2の内底面には、操作部2をケース1に対する中立位置に復帰させる復帰ばね13を固定するための一対の挟持片2b,2bが突設されている。ここで、復帰ばね13として、コイル部13aと、コイル部13aの両端部それぞれからコイル部13aの巻軸方向(図3中の紙面に垂直な方向)と直交する方向に突出させた一対の腕部13b(図3では片側のみ図示)とを一体に備える所謂ねじりコイルばね(トーションばねともいう)を使用している。一方、操作部2の幅方向内側面には、復帰ばね13の各腕部13bがそれぞれ弾接される一対の位置決めリブ(図示せず)が一体に突設されている。
On both side surfaces of the
したがって、復帰ばね13は、コイル部13aの巻軸方向が操作部2の幅方向となるように一対の挟持片2b,2b間に配置されるとともに、各腕部13bがそれぞれ対応する位置決めリブに弾接した状態で操作部2に取り付けられる。また、復帰ばね13を操作部2に取り付けた状態では、復帰ばね13のコイル部13aと操作部2の各貫挿孔とが連通しており、一方の貫挿孔から操作部2内に挿入された軸部10は、コイル13aの内側を通って他方の貫通孔から操作部2外へ突出した状態で操作部2に取り付けられる。そして、操作部2は、軸部10の中心軸を回転中心としてケース1に揺動自在に取り付けられることになる。
Therefore, the
また、操作部2の内底面において、隔壁部8dの各凹所8hに対応する部位には、作動子3の大径部3bに当接する当接リブ2dがそれぞれ設けられているが、本スイッチ装置SWでは作動子3を1つしか使用していないため、片側の当接リブ2dは使用されない。
Further, on the inner bottom surface of the
ここで、復帰ばね13の各腕部13bは、それぞれ各壁部8dに突設された支持リブ8lに当接しているから、操作部2を操作していない状態(つまり操作部2に操作荷重が加えられていない状態)では、復帰ばね13による操作部2を反時計回り(図3中の矢印C5方向)に回転させる操作反力と、作動子3の作動子ばね11による操作部2を時計回り(図3中の矢印C6方向)に回転させる操作反力とが平衡する位置に操作部2が位置することになり、この位置がケース1に対する操作部2の中立位置となる。
Here, since each
上述の検出コイルを利用したスイッチ装置SWでは、ケース1に対する操作部2の中立位置は、操作部2側に設けられた復帰ばね13と、作動子3側に設けられた作動子ばね11の力バランスで決まるものであるが、スペースの関係上、作動子ばね11には小型でばね力の弱いものが使用されており、そのため両者の力バランスが悪く、中立位置が不安定になる虞があった。
In the switch device SW using the detection coil described above, the neutral position of the
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、ケースに対する操作部の中立位置を安定させたスイッチ装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a switch device in which the neutral position of the operation portion with respect to the case is stabilized.
請求項1の発明は、ケースと、当該ケースに移動自在に取着される操作部と、弾性を有し操作部の変位に応じて圧縮または伸張する検出コイルと、当該検出コイル内に配置されるコアと、ケースに対する中立位置に操作部を復帰させるための復帰ばねとを備え、検出コイルは、操作部が中立位置に位置する状態において、ばね力が復帰ばねと釣り合うようなばね体からなることを特徴とする。
The invention according to
請求項2の発明は、コアは、操作部の変位に応じて検出コイルが最も圧縮された状態で、当該検出コイルと重なるような長さ寸法に形成されることを特徴とする。
The invention of
請求項3の発明は、検出コイルは、当該検出コイルの変形方向において一端側から他端側に行くほどコイル径が大きくなるように形成され、コアは、操作部の変位に応じて検出コイルが最も伸張された状態で、少なくとも当該検出コイルと重なるような長さ寸法に形成されることを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, the detection coil is formed such that the coil diameter increases from one end side to the other end side in the deformation direction of the detection coil, and the core has a detection coil according to the displacement of the operation unit. It is characterized in that it is formed in a length dimension that overlaps at least the detection coil in the most extended state.
請求項1の発明によれば、検出コイルにばね性を持たせているので、復帰ばねに対応させるばね体を従来例に比べて大型化することができ、その結果操作部の中立位置において復帰ばねのばね力と検出コイルのばね力とを釣り合わせることができるから、操作部を常に同じ中立位置に復帰させることが可能になり、その結果操作部の中立位置を安定させることができる。また、検出コイルにばね性を持たせることによって、従来例のように作動子ばねを設けなくてもいいから、部品点数の削減が図れるという効果がある。 According to the first aspect of the present invention, since the detection coil is provided with a spring property, the spring body corresponding to the return spring can be enlarged as compared with the conventional example, and as a result, the return is performed at the neutral position of the operation portion. Since the spring force of the spring and the spring force of the detection coil can be balanced, it is possible to always return the operation portion to the same neutral position, and as a result, the neutral position of the operation portion can be stabilized. In addition, by providing the detection coil with spring properties, it is not necessary to provide an actuator spring as in the conventional example, so that the number of parts can be reduced.
請求項2の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られ、またコアの長さが短くてすむからコスト削減を図ることができるという効果もある。
According to the invention of
請求項3の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られる。
According to the invention of
本発明に係るスイッチ装置の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明に係るスイッチ装置は、例えば油圧ショベルやクレーンなどの建設機械を操作するためのジョイスティック装置の把持部に取り付けられ、当該把持部では操作できない複雑な操作を行うために用いられるものである。 An embodiment of a switch device according to the present invention will be described with reference to the drawings. The switch device according to the present invention is attached to a grip portion of a joystick device for operating a construction machine such as a hydraulic excavator or a crane, and is used for performing a complicated operation that cannot be performed by the grip portion.
(実施形態1)
図1(a)(b)は実施形態1のスイッチ装置SWを模式的に表わしたものであり、本スイッチ装置SWは、ケース1と、ケース1に取着されて、軸部10を回転中心として所定範囲内で揺動自在に回転する操作部2と、ケース1内に収納され、操作部2のケース1に対する中立位置からの変位を検出するための検出ブロックBKとを備えている。なお、ケース1および操作部2については従来例と同様であるから、同様の構成については同一の符号を付して説明は省略する。
(Embodiment 1)
FIGS. 1A and 1B schematically show the switch device SW according to the first embodiment. The switch device SW is attached to the
検出ブロックBKは、操作部2の変位を検出するための検出コイルLを有する検出部4と、後述の検出部4を構成する支持部4aに取り付けられるコア5と、信号処理部6と、端子部(図示せず)と、操作部2の変位に応じて所定方向(図1(a)中の矢印M1,M2方向)に移動することで検出コイルLを圧縮または伸張させる押圧ハンドル14とを備えている。なお、本実施形態のスイッチ装置SWは、上記の検出部4、コア5および押圧ハンドル14をそれぞれ2つずつ備えているが、以下の説明において両者を区別する必要がある場合には、図1(a)中の左側の検出部4、コア5および押圧ハンドル14を、それぞれ検出部4A、コア5Aおよび押圧ハンドル14Aと表わし、図1(a)中の右側の検出部4、コア5および押圧ハンドル14を、それぞれ検出部4B、コア5Bおよび押圧ハンドル14Bと表わすことにする。また、上記の信号処理部6および端子部については従来例と同様であるから、詳細な説明については省略する。
The detection block BK includes a
検出部4は、絶縁性を有する樹脂材料からなる略円筒状の支持部4aと、弾性材料からなり、伸縮方向(図1(a)中の上下方向)においてコイル径が等しくなるように形成された検出コイルLとを有しており、支持部4aは適宜の取付手段により信号処理部6のプリント基板6aに取り付けられている。なお、検出コイルLのコイル径は、支持部4aの外径よりも大きく設定されている。
The
コア5は、例えばフェライトなどの磁性材料や金属材料により略円柱状に形成されており、上記の支持部4aとともにインサート成形される。なお、コア5の長さは、操作部2の変位に応じて検出コイルLが最も圧縮された状態で、当該検出コイルLと重なるような長さに設定されており、検出コイルLが最も伸張した状態では検出コイルLの下側部のみに部分的に重なっている(図1(b)参照)。
The
押圧ハンドル14は、絶縁性の樹脂材料により略円柱状に形成され、ケース1の高さ方向(図1(a)中の上下方向)において、操作部2の当接リブ2dと検出コイルLとの間に配置される。なお、各押圧ハンドル14の下端部には、それぞれ検出コイルLの上端部が適宜の取付手段により取り付けられ、また各検出コイルLの下端部は、それぞれ適宜の取付手段により支持部4aの下端部に取り付けられており、押圧ハンドル14、検出コイルLおよび支持部4aが一体的に設けられている。
The
ここで、コイルのインダクタンスL1は、L1=μN2S/lで求められ、またインピーダンスZは、Z=2πfL1で求められる。なお、式中のμは透磁率、Sはコイルの断面積、lはコイルの長さ、Nはコイルの巻数、fは周波数である。すなわち、一般的にコイルのインピーダンスZは、コイルの巻数Nの2乗や断面積Sに比例し、長さlに反比例する。ここに、検出コイルLのインピーダンスZは、コア5に対応する部分のインピーダンスと、空気に対応する部分のインピーダンスの合成値となるが、本実施形態ではコア5がフェライトからなり、空気の透磁率に比べて十分大きな透磁率であるから、コア5に対応する部分のインピーダンスが支配的になり、したがって以下の説明ではコア5にのみ着目して説明する。
Here, the inductance L 1 of the coil is obtained by L 1 = μN 2 S / l, and the impedance Z is obtained by Z = 2πfL 1 . In the equation, μ is the magnetic permeability, S is the sectional area of the coil, l is the length of the coil, N is the number of turns of the coil, and f is the frequency. That is, the impedance Z of the coil is generally proportional to the square of the number of turns N of the coil and the cross-sectional area S, and inversely proportional to the length l. Here, the impedance Z of the detection coil L is a composite value of the impedance of the portion corresponding to the
図1(b)中の右側の検出コイルLのように圧縮された状態では、検出コイル(コア5に対応する部分)Lの長さlおよび断面積Sは同じであるが、圧縮されることで検出コイルLの巻数Nが増加するから、検出コイルLのインピーダンスZは結果的に大きくなる。逆に、図1(b)中の左側の検出コイルLのように伸張された状態では、同様に検出コイルLの長さlおよび断面積Sは同じであるが、伸張されることで検出コイルLの巻数Nが減少するから、検出コイルLのインピーダンスZは結果的に小さくなる。 In the compressed state like the right detection coil L in FIG. 1B, the length l and the cross-sectional area S of the detection coil (part corresponding to the core 5) L are the same, but they are compressed. Since the number of turns N of the detection coil L increases, the impedance Z of the detection coil L increases as a result. On the other hand, in the extended state like the left detection coil L in FIG. 1B, the length l and the cross-sectional area S of the detection coil L are the same, but the detection coil is expanded by being extended. Since the number of turns N of L is reduced, the impedance Z of the detection coil L is consequently reduced.
次に、本スイッチ装置SWの動作について図1(a)(b)に基づいて説明する。図1(a)は本スイッチ装置SWを操作していない状態、すなわち操作部2がケース1に対する中立位置に位置する状態であり、この状態では左右の検出コイルL,Lがともに同じ長さに圧縮された状態で釣り合っている。すなわち、本実施形態では、各検出コイルLが、操作部2の変位を検出するための検出コイルであるとともに、復帰ばねも兼ねているのである。
Next, the operation of the switch device SW will be described with reference to FIGS. FIG. 1A shows a state in which the switch device SW is not operated, that is, a state in which the
この初期状態から、操作部2の操作面を押圧して上記の中立位置から時計回り(図1(a)中の矢印C2方向)に回転させると、その変位量に応じて、一方(図1(a)中の右側)の当接リブ2dが押圧ハンドル14Bを押圧する力が強まり、押圧ハンドル14Bは検出コイルLのばね力に抗して下方向(図1(a)中の矢印M1方向)に移動する。これに伴って、検出コイルLも下方向に圧縮されるから、検出コイル(コア5に対応する部分)Lの巻数Nが増加し、その結果、検出コイルLのインピーダンスZが大きくなる。またこのとき、操作部2の変位量に応じて、他方(図1(a)中の左側)の当接リブ2dが押圧ハンドル14Aを押圧する力が弱まり、押圧ハンドル14Aは検出コイルLのばね力によって上方向(図1(a)中の矢印M2方向)に移動する。これに伴って、検出コイルLも上方向に伸張されるから、検出コイルLの巻数Nが減少し、その結果、検出コイルLのインピーダンスZが小さくなる。ここに、図1(b)は上記動作後の状態を示している。
From this initial state, when the operation surface of the
その後、操作部2の押圧操作を解除すると(つまり操作面から指を離すと)、操作部2は、右側の検出コイルLのばね力によって反時計回り(図1(a)中の矢印C1方向)に回転し、上記の中立位置に復帰する(図1(a)に示す状態)。これによって、右側の検出コイルLは上方向(図1(a)中の矢印M2方向)に移動するから、検出コイルLの巻数Nが操作部2の押圧操作によって増加した分だけ減少し、その分、検出コイルLのインピーダンスZが小さくなる。一方、左側の検出コイルLは下方向(図1(a)中の矢印M1方向)に移動するから、検出コイルLの巻数Nが操作部2の押圧操作によって減少した分だけ増加し、その分、検出コイルLのインピーダンスZが大きくなる。
Thereafter, when the pressing operation of the
次に、上記初期状態(図1(a)に示す状態)から、操作部2の操作面を押圧して上記の中立位置から反時計回り(図1(a)中の矢印C1方向)に回転させると、その変位量に応じて、上記他方の当接リブ2dが押圧ハンドル14Aを押圧する力が強まり、押圧ハンドル14Aは検出コイルLのばね力に抗して下方向(図1(a)中の矢印M1方向)に移動する。これに伴って、検出コイルLも下方向に圧縮されるから、検出コイルLの巻数Nが増加し、その結果、検出コイルLのインピーダンスZが大きくなる。またこのとき、操作部2の変位量に応じて、上記一方の当接リブ2dが押圧ハンドル14Bを押圧する力が弱まり、押圧ハンドル14Bは検出コイルLのばね力によって上方向(図1(a)中の矢印M2方向)に移動する。これに伴って、検出コイルLも上方向に伸張されるから、検出コイルLの巻数Nが減少し、その結果、検出コイルLのインピーダンスZが小さくなる。
Next, from the initial state (the state shown in FIG. 1A), the operation surface of the
その後、操作部2の押圧操作を解除すると、操作部2は、左側の検出コイルLのばね力によって時計回り(図1(a)中の矢印C2方向)に回転し、上記の中立位置に復帰する。これによって、左側の検出コイルLは上方向(図1(a)中の矢印M2方向)に移動するから、検出コイルLの巻数Nが操作部2の押圧操作によって増加した分だけ減少し、その分、検出コイルLのインピーダンスZが小さくなる。一方、右側の検出コイルLは下方向(図1(a)中の矢印M1方向)に移動するから、検出コイルLの巻数Nが操作部2の押圧操作によって減少した分だけ増加し、その分、検出コイルLのインピーダンスZが大きくなる。
Thereafter, when the pressing operation of the
而して、本実施形態によれば、検出コイルLにばね性を持たせているので、復帰ばねに対応させるばね体を従来例に比べて大型化することができ、特に本実施形態では上記復帰ばねを検出コイルLで兼用し、また両検出コイルL,Lは同じばね性を有しており、操作部の中立位置において両検出コイルL,Lのばね力を釣り合わせることができるから、操作部2を常に同じ中立位置に復帰させることが可能になり、その結果操作部2の中立位置を安定させることができる。また、検出コイルLにばね性を持たせることによって、従来例のように作動子ばね11(図3参照)を設けなくてもいいから、部品点数の削減が図れる。さらに、コア5の長さが短くてすむからコスト削減を図ることもできる。
Thus, according to the present embodiment, since the detection coil L is provided with a spring property, the spring body corresponding to the return spring can be made larger than the conventional example. Since the return spring is also used as the detection coil L and both the detection coils L and L have the same spring property, the spring force of both the detection coils L and L can be balanced at the neutral position of the operation portion. The
なお、本実施形態では、コア5A,5Bと両検出コイルL,Lとで操作部2の変位を検出するように構成しているが、例えば片方のコア5A(またはコア5B)と対応する検出コイルLとで操作部2の変位を検出し、もう片方のコイルは復帰ばねとしての機能のみ(すなわち検出コイルとしての機能は持っていない)を備えたものであってもよい。また、本実施形態では、操作部2の当接リブ2dと押圧ハンドル14とを別体に設けているが、一体であってもよい。さらに、本実施形態では、検出コイルLを、伸縮方向においてコイル径が等しくなるように形成しているが、検出コイルの形状は本実施形態に限定されるものではなく、伸縮方向においてコイル径が異なるようなものであってもよい。
In the present embodiment, the displacement of the
(実施形態2)
図2(a)(b)は実施形態2のスイッチ装置SWを模式的に表わしたものであり、実施形態1では検出コイルLを、伸縮方向においてコイル径が等しくなるように形成するとともに、コア5を、検出コイルLが最も圧縮された状態で、当該検出コイルLと重なるような長さに設定しているが、本実施形態では検出コイルLを、伸縮方向において一端側から他端側に行くほどコイル径が大きくなるように形成するとともに、コア5を、検出コイルLが最も伸張された状態で、検出コイルLの全体にコア5が重なるような長さに設定している。なお、実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付して説明は省略する。
(Embodiment 2)
2A and 2B schematically show the switch device SW of the second embodiment. In the first embodiment, the detection coil L is formed so that the coil diameters are equal in the expansion and contraction direction, and the
本実施形態のスイッチ装置SWは、ケース1と、操作部2と、検出ブロックBKとを備え、また検出ブロックBKは、検出部4と、コア5と、信号処理部6と、端子部と、押圧ハンドル14とで構成される。
The switch device SW of the present embodiment includes a
検出部4は、絶縁性を有する樹脂材料からなる略円筒状の支持部4aと、弾性材料からなり、伸縮方向(図2(a)中の上下方向)において一端側(図2(a)中の上端側)から他端側(図2(a)中の下端部)に行くほどコイル径が大きくなるように形成された検出コイルLとを有しており、支持部4aは適宜の取付手段により信号処理部6のプリント基板6aに取り付けられている。なお、検出コイルLのコイル径は、上端部のコイル径(つまり最も小さいコイル径)が支持部4aの外径よりも大きくなるように設定されている。
The
コア5は、例えばフェライトなどの磁性材料や金属材料により略円柱状に形成され、上記の支持部4aとともにインサート成形される。なお、コア5の長さは、操作部2の変位に応じて検出コイルLが最も伸張された状態で、検出コイルLの全体にコア5が重なるような長さに設定されている(図2(b)参照)。
The
ここで、検出コイルLのインピーダンスZは、実施形態1と同じ式から求められ、例えば図2(b)中の左側の検出コイルLのように伸張された状態では、検出コイルLの巻数Nおよび断面積Sは同じであるが、伸張されることで検出コイルLの長さlが増加するから、検出コイルLのインピーダンスZは結果的に小さくなる。逆に、図2(b)中の右側の検出コイルLのように圧縮された状態では、同様に検出コイルLの巻数Nおよび断面積Sは同じであるが、圧縮されることで検出コイルLの長さlが減少するから、検出コイルLのインピーダンスZは結果的に大きくなる。なお、本実施形態では、コイル径が上側端から下側端に行くほど大きくなるように検出コイルLを形成しているので、コイル径の等しい検出コイルに比べて最も圧縮させたときの高さ寸法をさらに小さくすることができ、その結果、検出コイルLのインピーダンスZをさらに大きくすることが可能になる。 Here, the impedance Z of the detection coil L is obtained from the same equation as in the first embodiment. For example, when the detection coil L is extended like the detection coil L on the left side in FIG. Although the cross-sectional area S is the same, since the length l of the detection coil L increases by being expanded, the impedance Z of the detection coil L is consequently reduced. On the contrary, in the state compressed like the right detection coil L in FIG. 2B, the number of turns N and the cross-sectional area S of the detection coil L are the same, but the detection coil L is compressed. As a result, the impedance Z of the detection coil L increases as a result. In the present embodiment, since the detection coil L is formed so that the coil diameter increases from the upper end to the lower end, the height when compressed most compared to the detection coil having the same coil diameter. The size can be further reduced, and as a result, the impedance Z of the detection coil L can be further increased.
次に、本スイッチ装置SWの動作について図2(a)(b)に基づいて説明する。図2(a)は本スイッチ装置SWを操作していない状態、すなわち操作部2がケース1に対する中立位置に位置する状態であり、この状態では左右の検出コイルL,Lがともに同じ長さに圧縮された状態で釣り合っている。すなわち、本実施形態では、各検出コイルLが、操作部2の変位を検出するための検出コイルであるとともに、復帰ばねも兼ねているのである。
Next, the operation of the switch device SW will be described with reference to FIGS. FIG. 2A shows a state in which the switch device SW is not operated, that is, a state in which the
この初期状態から、操作部2の操作面を押圧して上記の中立位置から時計回り(図2(a)中の矢印C4方向)に回転させると、その変位量に応じて、一方(図1(a)中の右側)の当接リブ2dが押圧ハンドル14Bを押圧する力が強まり、押圧ハンドル14Bは検出コイルLのばね力に抗して下方向(図2(a)中の矢印M3方向)に移動する。これに伴って、検出コイルLも下方向に圧縮されるから、検出コイルLの長さlが減少し、その結果、検出コイルLのインピーダンスZが大きくなる。またこのとき、操作部2の変位量に応じて、他方(図2(a)中の左側)の当接リブ2dが押圧ハンドル14Aを押圧する力が弱まり、押圧ハンドル14Aは検出コイルLのばね力によって上方向(図2(a)中の矢印M4方向)に移動する。これに伴って、検出コイルLも上方向に伸張されるから、検出コイルLの長さlが増加し、その結果、検出コイルLのインピーダンスZが小さくなる。ここに、図2(b)は上記動作後の状態を示している。
From this initial state, when the operation surface of the
その後、操作部2の押圧操作を解除すると(つまり操作面から指を離すと)、操作部2は、右側の検出コイルLのばね力によって反時計回り(図2(a)中の矢印C3方向)に回転し、上記の中立位置に復帰する(図2(a)に示す状態)。これによって、右側の検出コイルLは上方向(図2(a)中の矢印M4方向)に移動するから、検出コイルLの長さlが操作部2の押圧操作によって減少した分だけ増加し、その分、検出コイルLのインピーダンスZが小さくなる。一方、左側の検出コイルLは下方向(図2(a)中の矢印M3方向)に移動するから、検出コイルLの長さlが操作部2の押圧操作によって増加した分減少し、その分、検出コイルLのインピーダンスZが大きくなる。
Thereafter, when the pressing operation of the
次に、上記初期状態(図2(a)に示す状態)から、操作部2の操作面を押圧して上記の中立位置から反時計回り(図2(a)中の矢印C3方向)に回転させると、その変位量に応じて、上記他方の当接リブ2dが押圧ハンドル14Aを押圧する力が強まり、押圧ハンドル14Aは検出コイルLのばね力に抗して下方向(図2(a)中の矢印M3方向)に移動する。これに伴って、検出コイルLも下方向に圧縮されるから、検出コイルLの長さlが減少し、その結果、検出コイルLのインピーダンスZが大きくなる。またこのとき、操作部2の変位量に応じて、上記一方の当接リブ2dが押圧ハンドル14Bを押圧する力が弱まり、押圧ハンドル14Bは検出コイルLのばね力によって上方向(図2(a)中の矢印M4方向)に移動する。これに伴って、検出コイルLも上方向に伸張されるから、検出コイルLの長さlが増加し、その結果、検出コイルLのインピーダンスZが小さくなる。
Next, from the initial state (the state shown in FIG. 2A), the operation surface of the
その後、操作部2の押圧操作を解除すると、操作部2は、左側の検出コイルLのばね力によって時計回り(図2(a)中の矢印C4方向)に回転し、上記の中立位置に復帰する。これによって、左側の検出コイルLは上方向(図2(a)中の矢印M4方向)に移動するから、検出コイルLの長さlが操作部2の押圧操作によって減少した分増加し、その分、検出コイルLのインピーダンスZが小さくなる。一方、右側の検出コイルLは下方向(図2(a)中の矢印M3方向)に移動するから、検出コイルLの長さlが操作部2の押圧操作によって増加した分だけ減少し、その分、検出コイルLのインピーダンスZが大きくなる。
Thereafter, when the pressing operation of the
而して、本実施形態によれば、実施形態1と同様に、検出コイルLにばね性を持たせているので、復帰ばねに対応させるばね体を従来例に比べて大型化することができ、特に本実施形態では上記復帰ばねを検出コイルLで兼用し、また両検出コイルL,Lは同じばね性を有しており、操作部の中立位置において両検出コイルL,Lのばね力を釣り合わせることができるから、操作部2を常に同じ中立位置に復帰させることが可能になり、その結果操作部2の中立位置を安定させることができる。また、検出コイルLにばね性を持たせることによって、従来例のように作動子ばね11(図3参照)を設けなくてもいいから、部品点数の削減が図れる。
Thus, according to the present embodiment, as in the first embodiment, since the detection coil L is provided with a spring property, the spring body corresponding to the return spring can be made larger than the conventional example. In particular, in this embodiment, the return spring is also used by the detection coil L, and both the detection coils L, L have the same spring property, and the spring force of both the detection coils L, L is obtained at the neutral position of the operation portion. Since the balance can be achieved, the
なお、本実施形態では、実施形態1と同様に、コア5A,5Bと両検出コイルL,Lとで操作部2の変位を検出するように構成しているが、例えば片方のコア5A(またはコア5B)と対応する検出コイルLとで操作部2の変位を検出し、もう片方のコイルは復帰ばねとしての機能のみ(すなわち検出コイルとしての機能は持っていない)を備えたものであってもよい。また、本実施形態では、実施形態1と同様に、操作部2の当接リブ2dと押圧ハンドル14とを別体に設けているが、一体であってもよい。さらに、本実施形態では、検出コイルLを、上側端から下側端に行くほどコイル径が大きくなるように配置しているが、逆向きに配置してもよい。また、本実施形態では、コア5の長さを、最も伸張させた状態の検出コイルLの全体に当該コア5が重なるような長さに設定しているが、コア5の長さは、最も伸張させた状態の検出コイルLよりも長くてもよい。
In the present embodiment, as in the first embodiment, the displacement of the
1 ケース
2 操作部
5A,5B コア
L 検出コイル(復帰ばね)
SW スイッチ装置
1
SW switch device
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009042767A JP2010198925A (en) | 2009-02-25 | 2009-02-25 | Switch device |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014016848A (en) * | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Toyota Industries Corp | Operation device |
DE102013006178B3 (en) * | 2013-04-10 | 2014-07-10 | Audi Ag | Push-button arrangement has resetting device that is coupled with operation plungers, such that produced return force by resetting element over operation plungers on keyboard element is more transferable |
JP2020005597A (en) * | 2018-07-11 | 2020-01-16 | 株式会社シマノ | Electric reel |
-
2009
- 2009-02-25 JP JP2009042767A patent/JP2010198925A/en not_active Withdrawn
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