JP2010195973A - 燃料油組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】主として自動車等のエンジンに用いる燃料組成物として、高い燃焼効率によって燃費を大幅に低減でき、自動車等の排気に伴う炭酸ガスの削減に大きく貢献でき、排気中の一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物等の有害成分も低減でき、冬季にも支障なく使用できるものを提供する。
【解決手段】燃料油に融点0℃以下のジメチルアルキルアミンが配合されてなる燃料組成物。
【選択図】なし
【解決手段】燃料油に融点0℃以下のジメチルアルキルアミンが配合されてなる燃料組成物。
【選択図】なし
Description
本発明は、主として自動車等のエンジンに用いる燃料として、燃費を大幅に低減し得る燃料組成物に関する。
近年、地球の温暖化による急激な環境変動が深刻な問題になっており、その温暖化の大きな要因として人類の経済活動に伴う大気中の炭酸ガス濃度の増加が指摘されている。このような炭酸ガス濃度の増加は、主として各種産業分野における化石燃料の大量消費によってもたらされているが、中でも火力発電や自動車運行による排気がかなりの割合を占めている。従って、これら排気を対象とした炭酸ガスの削減が急務になっている。
しかして、火力発電等に付随する炭酸ガスの削減については、燃焼排ガスをアミン系水溶液等の吸収液に吸収させて回収したり(特許文献1,2)、燃焼排ガスの冷却によって炭酸ガスを固形化して分離し、更に加圧液化させて回収する(特許文献3)技術が進展している。一方、自動車等の排気中の炭酸ガスの削減については、前記吸収液のタンクや冷却固化装置を車両に搭載することは無理であるため、燃費を向上させて運行距離当たりの燃料消費量を少なくすることが肝要である。
ところが、従来では、自動車等の燃費向上を目的として、エンジンやその周辺の構造的改良あるいは燃料・空気の給排制御等の機械的手段によって燃焼効率を高める技術が進んでいるが、燃料自体の燃焼効率を高めることについては有効な手段が殆ど見出されていない。
本発明は、上述の事情に鑑み、主として自動車等のエンジンに用いる燃料組成物として、高い燃焼効率によって燃費を大幅に低減でき、もって自動車等の排気に伴う炭酸ガスの削減に大きく貢献できる上、排気中の一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物等の有害成分も低減でき、且つ冬季にも支障なく使用できるものを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る燃料組成物は、燃料油に融点0℃以下のジメチルアルキルアミンが配合されてなるものとしている。
請求項2の発明は、上記請求項1の燃料組成物において、燃料油に対する前記ジメチルアルキルアミンの配合量が0.5〜5重量%である構成としている。
請求項3の発明は、上記請求項1又は2の燃料組成物において、上記ジメチルアルキルアミンがN,N−ジメチルラウリルアミンを主成分とする構成としている。
請求項4の発明は、上記請求項1〜3の何れかの燃料組成物において、燃料油が軽油又は灯油である構成としている。
請求項1の発明に係る燃料組成物によれば、燃料油に特定の3級アミンが配合されていることにより、自動車等の燃料として高い燃焼効率が得られ、運行距離当たりの燃料消費量が少なくなり、それだけ排気に伴う炭酸ガス(CO2 )の総量を低減できると共に、排気中の一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)等の有害成分の量も低減できるという作用効果が得られ、また冬季でも安定的に同様の作用効果を発現できる。
請求項2の発明によれば、上記の3級アミンの配合量が特定範囲にあるため、その配合によるコスト上昇を抑えて経済性を確保しつつ、上記作用効果を確実に発揮させることができる。
請求項3の発明によれば、上記の3級アミンが非常に低融点のN,N−ジメチルラウリルアミンを主成分とすることから、特に寒冷地での使用でも支障なく上記作用効果が発現される。
請求項4の発明によれば、燃料油として特定種を使用することから、上記作用効果がより確実に得られる。
本発明の燃料組成物は、燃料油に融点0℃以下のジメチルアルキルアミンが配合されたものであり、該ジメチルアルキルアミンによる作用機構は定かではないが、後述する実施例で実証されるように、その無添加の場合に比較して燃焼排気の炭酸ガス量が大幅に低減するが、同時に排気中の一酸化炭素や炭化水素も低減しているから、この炭酸ガス量の低減が他の炭素含有成分への転化によるものではなく、明らかに燃焼効率が向上した結果であると想定される。従って、この燃料組成物を自動車等のエンジンの燃料として用いれば、運行距離当たりの燃料消費量が少なくなり、それだけ排気に伴う炭酸ガス(CO2 )の総量を低減でき、地球温暖化の要因となる温室効果ガスの排出抑制に繋がる。
本発明の燃料組成物に用いるジメチルアルキルアミンとしては、融点0℃以下のものであれば特に制約されないが、N,N−ジメチルラウリルアミン(市販品の融点−10〜−22℃)と、N,N−ジメチルミリスチルアミン(市販品の融点0〜−10℃)の一方もしくは両方を主成分とするものが好ましく、特にN,N−ジメチルラウリルアミンを主成分とするものは寒冷地での使用に支障がない点でより好適である。なお、上記市販品の融点に幅があるのは、一般的に副生物としてアルキル基の炭素数が少し異なる成分が含まれ、製品によってその混入率に違いがあることによる。
しかして、上記のジメチルアルキルアミンに代えて、常温で液状のモノメチルジアルキル3級アミンやジアルキル2級アミン等を用いた場合には、良好な炭酸ガス低減効果は得られない。また、常温で液状のジメチルアルキルアミンでも、N,N−ジメチルパルミチルアミンの如く融点が0℃を越えるものでは、炭酸ガス低減効果に劣る上、外気温の低い冬季にアミン成分が固化して燃料油から遊離し易く、この遊離によって却って燃焼効率の低下を招くと共に、配管の詰まりや燃料供給量の変動を生じる懸念がある。
本発明の燃料組成物において、燃料油に対するジメチルアルキルアミンの配合量は、特に制約されないが、0.5〜5重量%の範囲が推奨され、少なすぎては上記作用効果を充分に発揮できず、逆に多すぎてはその配合によるコスト上昇で燃料としての経済性を確保しにくくなる。
本発明の燃料組成物に用いる燃料油としては、軽油、A重油、ガソリン、灯油、ジェット機燃料油等の種々のものが挙げられるが、特に自動車用のディーゼルエンジンやガソリンエンジンに使用するものが好適である。そして、特に軽油及び灯油は、ジメチルアルキルアミンの配合による炭酸ガス低減効果が大きく発現する点で推奨される。
なお、本発明の燃料組成物中には、上記のジメチルアルキルアミンの他に、必要に応じて燃料清浄剤、潤滑剤、防錆剤、分散剤等の各種添加剤を適宜配合できる。
次に、本発明の燃料組成物を下記の自動車A〜Fの燃料として用いた実施例を示す。以下において%とあるは、重量%を意味する。なお、自動車B,C,D,Fに取付けられた排ガス浄化装置のDPF(ディーゼル微粒子フィルター)は、Dinax A/S社製SOOTEX−RN41(白金担持ハニカムセラミック型DPF)である。また、自動車Dに取付けられた排ガス浄化装置のNOx低減装置は、排気ガス通路に介装したベローズ構造の周壁を持つ排ガス反応室内にアンモニア水を噴霧してNOxを窒素ガスと水に転化するものであり、本出願人に係る先願特許の特開2006−161728号公報に具体的に開示している。
〔自動車A〕
車名・型式 : ニッサンディーゼル(タンク車)・P−CD46NC改
走行距離数 : 786000km
車両総重量 : 19980kg
エンジン型式 : PE6(4サイクル−6気筒)
総排気量 : 16.0L
排ガス浄化装置: なし
車名・型式 : ニッサンディーゼル(タンク車)・P−CD46NC改
走行距離数 : 786000km
車両総重量 : 19980kg
エンジン型式 : PE6(4サイクル−6気筒)
総排気量 : 16.0L
排ガス浄化装置: なし
〔自動車B〕
車名・型式 : 三菱ディーゼル(タンク車)・P−FU415N改
走行距離数 : 553000km
車両総重量 : 19715kg
エンジン型式 : 8DC9
総排気量 : 16.0L
排ガス浄化装置: PDF
車名・型式 : 三菱ディーゼル(タンク車)・P−FU415N改
走行距離数 : 553000km
車両総重量 : 19715kg
エンジン型式 : 8DC9
総排気量 : 16.0L
排ガス浄化装置: PDF
〔自動車C〕
車名・型式 : 日野ディーゼル(キャブオーバ)・U−FD3HLAK
走行距離数 : 505400km(
車両総重量 : 7945kg
エンジン型式 : H07D
総排気量 : 7.412L
排ガス浄化装置: PDF
車名・型式 : 日野ディーゼル(キャブオーバ)・U−FD3HLAK
走行距離数 : 505400km(
車両総重量 : 7945kg
エンジン型式 : H07D
総排気量 : 7.412L
排ガス浄化装置: PDF
〔自動車D〕
車名・型式 : ニッサンディーゼル(キャブオーバ)・KC−MK211HH
走行距離数 : 255255km
車両総重量 : 7990kg
エンジン型式 : FE6
総排気量 : 6.925L
排ガス浄化装置: NOx低減装置,PDF
車名・型式 : ニッサンディーゼル(キャブオーバ)・KC−MK211HH
走行距離数 : 255255km
車両総重量 : 7990kg
エンジン型式 : FE6
総排気量 : 6.925L
排ガス浄化装置: NOx低減装置,PDF
〔自動車E〕
車名・型式 : ニッサンサファリ(バン)・S−VRY60
走行距離数 : 95000km
車両総重量 : 2580kg
エンジン型式 : TD42
総排気量 : 4.16L
排ガス浄化装置: なし
車名・型式 : ニッサンサファリ(バン)・S−VRY60
走行距離数 : 95000km
車両総重量 : 2580kg
エンジン型式 : TD42
総排気量 : 4.16L
排ガス浄化装置: なし
〔自動車F〕
車名・型式 : いすずディーゼル(タンク車)・P−CXM19P改
走行距離数 : 492312km
車両総重量 : 19975kg
エンジン型式 : 10PC1
総排気量 : 15.0L
排ガス浄化装置: PDF
車名・型式 : いすずディーゼル(タンク車)・P−CXM19P改
走行距離数 : 492312km
車両総重量 : 19975kg
エンジン型式 : 10PC1
総排気量 : 15.0L
排ガス浄化装置: PDF
〔自動車G〕
車名・型式 : 三菱ジープ L−G59
走行距離数 : 86000km
車両総重量 : 1520kg
エンジン型式 : G52B
総排気量 : 1.99L
排ガス浄化装置: なし
車名・型式 : 三菱ジープ L−G59
走行距離数 : 86000km
車両総重量 : 1520kg
エンジン型式 : G52B
総排気量 : 1.99L
排ガス浄化装置: なし
実施例1(自動車A・軽油→表1)
軽油(昭和石油社製の一般用軽油)に対し、N,N−ジメチルラウリルアミン〔ライオン社製の商品名アーミンDM12D・・・融点−10〜−22℃、アルキル代表組成(C12が98%、C10及びC14が各1%)〕を1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、N,N−ジメチルラウリルアミン(以下、DMLAと略称)無添加の軽油とを、それぞれ上記自動車Aの燃料に用い、走行停止状態(クラッチ切り)でエンジンを後記表1記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 )及び一酸化炭素(CO)の濃度をガス分析計(堀場製作所社製の商品名EXSA−1500)によって測定した。その結果を、DMLA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表1に示す。
軽油(昭和石油社製の一般用軽油)に対し、N,N−ジメチルラウリルアミン〔ライオン社製の商品名アーミンDM12D・・・融点−10〜−22℃、アルキル代表組成(C12が98%、C10及びC14が各1%)〕を1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、N,N−ジメチルラウリルアミン(以下、DMLAと略称)無添加の軽油とを、それぞれ上記自動車Aの燃料に用い、走行停止状態(クラッチ切り)でエンジンを後記表1記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 )及び一酸化炭素(CO)の濃度をガス分析計(堀場製作所社製の商品名EXSA−1500)によって測定した。その結果を、DMLA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表1に示す。
実施例2(自動車B・軽油→表2)
実施例1と同じ軽油に対し、実施例1と同じDMLAを1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、DMLA無添加の軽油とを、それぞれ上記自動車Bの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表2記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス及び一酸化炭素の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表2に示す。
実施例1と同じ軽油に対し、実施例1と同じDMLAを1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、DMLA無添加の軽油とを、それぞれ上記自動車Bの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表2記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス及び一酸化炭素の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表2に示す。
実施例3(自動車C・軽油→表3)
実施例1と同じ軽油に対し、実施例1と同じDMLAを2%、4%、7.5%、10%の各割合で添加混合して4種の燃料組成物を調製した。そして、これら4種の燃料組成物と、DMLA無添加の軽油とを、それぞれ上記自動車Cの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表3記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス,一酸化炭素,炭化水素(HC)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表3に示す。
実施例1と同じ軽油に対し、実施例1と同じDMLAを2%、4%、7.5%、10%の各割合で添加混合して4種の燃料組成物を調製した。そして、これら4種の燃料組成物と、DMLA無添加の軽油とを、それぞれ上記自動車Cの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表3記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス,一酸化炭素,炭化水素(HC)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表3に示す。
実施例4(自動車D・軽油→表4−1〜表4−3)
実施例1と同じ軽油に対し、実施例1と同じDMLAを2%、4%、7.5%、10%の各割合で添加混合して4種の燃料組成物を調製した。そして、これら4種の燃料組成物と、DMLA無添加の軽油とを、それぞれ上記自動車Dの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表4−1〜表4−3に記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス,一酸化炭素,窒素酸化物(NOx)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表4−1〜表4−3に示す。
実施例1と同じ軽油に対し、実施例1と同じDMLAを2%、4%、7.5%、10%の各割合で添加混合して4種の燃料組成物を調製した。そして、これら4種の燃料組成物と、DMLA無添加の軽油とを、それぞれ上記自動車Dの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表4−1〜表4−3に記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス,一酸化炭素,窒素酸化物(NOx)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表4−1〜表4−3に示す。
上記表1〜表4に示すように、軽油にDMLAを配合した本発明の燃料組成物(実施例1〜4)は、自動車のディーゼルエンジンの燃料に用いることにより、自動車の種類ならびに各自動車ごとのエンジン回転数の違いによって変動はあるが、DMLA無添加の軽油の使用に比較し、殆どの場合に排気中の炭酸ガス(CO2 )濃度が大幅に低減しており、同時に排気中の一酸化炭素(CO)濃度も大きく減少し、更に排ガス浄化装置としてPDFを付設した自動車B,Cにおける炭化水素(HC)濃度も大きく減少していることが判る。従って、この燃料組成物の使用による排気中の炭酸ガス濃度の低減は、他の炭素含有成分への転化によるものではなく、燃焼効率の向上に依拠することが明らかである。一方、表4−1〜表4−3に示すように、この燃料組成物をNOx低減装置を装備した自動車Dの燃料に用いた場合、DMLA無添加の軽油使用時に比較し、排気中のNOx濃度が更に大きく低減している。この結果と前記の一酸化炭素濃度の低減とを併せみれば、本発明の燃料組成物は、排気に伴う炭酸ガスの総量低減に加え、排気中の有害成分の低減にも非常に有効であることが判る。
実施例5(自動車E・軽油→表5)
実施例1と同じ軽油に対し、N,N−ジメチルミリスチルアミン〔ライオン社製の商品名アーミンDM14D・・・融点0〜−10℃、アルキル代表組成(C14が96%、C12及びC11が各2%)〕を1%及び2%の各割合で添加混合して2種の燃料組成物を調製した。そして、これら2種の燃料組成物と、N,N−ジメチルミリスチルアミン(以下、DMMAと略称)無添加の軽油とを、それぞれ前記自動車Eの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表5記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 )及び一酸化炭素(CO)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMMA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表5に示す。
実施例1と同じ軽油に対し、N,N−ジメチルミリスチルアミン〔ライオン社製の商品名アーミンDM14D・・・融点0〜−10℃、アルキル代表組成(C14が96%、C12及びC11が各2%)〕を1%及び2%の各割合で添加混合して2種の燃料組成物を調製した。そして、これら2種の燃料組成物と、N,N−ジメチルミリスチルアミン(以下、DMMAと略称)無添加の軽油とを、それぞれ前記自動車Eの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表5記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 )及び一酸化炭素(CO)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMMA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表5に示す。
実施例6(自動車A・軽油→表6)
実施例1と同じ軽油に対し、実施例5と同じDMMAを1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、DMMA無添加の軽油とを、それぞれ前記自動車Aの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表6記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス及び一酸化炭素の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMMA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表6に示す。
実施例1と同じ軽油に対し、実施例5と同じDMMAを1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、DMMA無添加の軽油とを、それぞれ前記自動車Aの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表6記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス及び一酸化炭素の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMMA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表6に示す。
実施例7(自動車F・軽油→表7)
実施例1と同じ軽油に対し、実施例5と同じDMMAを1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、DMMA無添加の軽油とを、それぞれ前記自動車Fの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表7記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス及び一酸化炭素の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMMA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表7に示す。
実施例1と同じ軽油に対し、実施例5と同じDMMAを1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、DMMA無添加の軽油とを、それぞれ前記自動車Fの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表7記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス及び一酸化炭素の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMMA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表7に示す。
実施例8(自動車D・軽油→表8−1,表8−5)
実施例1と同じ軽油に対し、実施例5と同じDMMAを2%及び4%の各割合で添加混合して2種の燃料組成物を調製した。そして、これら2種の燃料組成物と、DMMA無添加の軽油とを、それぞれ上記自動車Dの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表8−1,表8−2に記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス,一酸化炭素,窒素酸化物(NOx)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMMA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表8−1,表8−2に示す。
実施例1と同じ軽油に対し、実施例5と同じDMMAを2%及び4%の各割合で添加混合して2種の燃料組成物を調製した。そして、これら2種の燃料組成物と、DMMA無添加の軽油とを、それぞれ上記自動車Dの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表8−1,表8−2に記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス,一酸化炭素,窒素酸化物(NOx)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMMA無添加の軽油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表8−1,表8−2に示す。
表1〜表8に示すように、ジメチルアルキルアミンとしてDMLAに代えてDMMAを用いた本発明の燃料組成物(実施例5〜8)においても、自動車のディーゼルエンジンの燃料に用いた場合、やはり自動車の種類ならびに各自動車ごとのエンジン回転数の違いによる変動はあるが、DMLA無添加の軽油の使用に比べ、総じて排気中の炭酸ガス濃度及び一酸化炭素濃度が大きく減少しているから、やはり高い燃焼効率が得られることが判る。また、表8−1及び表8−2より、この燃料組成物は、NOx低減装置を装備した自動車Dの燃料に用いた場合に排気中のNOx濃度が更に大きく低減しており、前記の一酸化炭素濃度の低減と相俟って排気中の有害成分の低減に非常に有効であることが判る。
実施例9(自動車A・A重油→表9)
A重油(昭和シェル社製)に対し、実施例1と同じDMLAを2%及び4%の各割合で添加混合して2種の燃料組成物を調製した。そして、これら2種の燃料組成物と、DMLA無添加のA重油とを、それぞれ前記自動車Aの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表9記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 )の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加のA重油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表9に示す。
A重油(昭和シェル社製)に対し、実施例1と同じDMLAを2%及び4%の各割合で添加混合して2種の燃料組成物を調製した。そして、これら2種の燃料組成物と、DMLA無添加のA重油とを、それぞれ前記自動車Aの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表9記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 )の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加のA重油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表9に示す。
実施例10(自動車E・A重油→表10)
実施例9と同じA重油に対し、実施例1と同じDMLAを1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、DMLA無添加のA重油とを、それぞれ前記自動車Eの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表10記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 )の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加のA重油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表10に示す。
実施例9と同じA重油に対し、実施例1と同じDMLAを1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、DMLA無添加のA重油とを、それぞれ前記自動車Eの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表10記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 )の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加のA重油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表10に示す。
実施例11(自動車B・A重油→表11)
実施例9と同じA重油に対し、実施例1と同じDMLAを1%及び2%の各割合で添加混合して2種の燃料組成物を調製した。そして、これら2種の燃料組成物と、DMLA無添加のA重油とを、それぞれ前記自動車Bの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表11記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 ),一酸化炭素(CO),炭化水素(HC)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加のA重油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表11に示す。
実施例9と同じA重油に対し、実施例1と同じDMLAを1%及び2%の各割合で添加混合して2種の燃料組成物を調製した。そして、これら2種の燃料組成物と、DMLA無添加のA重油とを、それぞれ前記自動車Bの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表11記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 ),一酸化炭素(CO),炭化水素(HC)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加のA重油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表11に示す。
表9〜表11に示すように、A重油にDMLAを配合した本発明の燃料組成物(実施例9〜11)は、自動車のディーゼルエンジンの燃料に用いた場合、やはり自動車の種類ならびに各自動車ごとのエンジン回転数の違いによる変動はあるが、DMLA無添加の軽油の使用に比べ、総じて排気中の炭酸ガス濃度が減少している。そして、表11から、排ガス浄化装置としてPDFを付設した自動車Bでは、一酸化炭素濃度及び炭化水素濃度も同時に減少している。従って、このA重油ベースの燃料組成物においても、燃焼効率の向上によって排気中の炭酸ガス濃度が低減していることが判る。
実施例12(自動車G・レギュラーガソリン→表12)
レギュラーガソリン(昭和シェル社製)に対し、実施例1と同じDMLAを1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、DMLA無添加のレギュラーガソリンとを、それぞれ上記自動車Gの燃料に用い、前記同様にエンジンを次表12記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 )濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加のレギュラーガソリンを基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に次表12に示す。
レギュラーガソリン(昭和シェル社製)に対し、実施例1と同じDMLAを1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、DMLA無添加のレギュラーガソリンとを、それぞれ上記自動車Gの燃料に用い、前記同様にエンジンを次表12記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 )濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加のレギュラーガソリンを基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に次表12に示す。
表12で示すように、ガソリンにDMLAを配合した本発明の燃料組成物(実施例12)においても、ガソリンエンジンの燃料に用いた際、DMLA無添加のガソリンを使用した場合に比較して、排気中の炭酸ガス濃度が減少しており、やはり良好な燃焼効率が得られることが明らかである。なお、表12より、ガソリンベースの燃料組成物では、特にエンジン回転数の低い領域で炭酸ガス濃度の減少率が大きくなっている。
実施例13(自動車A・灯油→表13)
灯油(昭和シェル社製)に対し、実施例1と同じDMLAを1%及び2%の各割合で添加混合して2種の燃料組成物を調製した。そして、これら2種の燃料組成物と、DMLA無添加の灯油とを、それぞれ上記自動車Aの燃料に用い、前記同様にでエンジンを後記表13記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 ),一酸化炭素(CO),炭化水素(HC)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加の灯油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表13に示す。
灯油(昭和シェル社製)に対し、実施例1と同じDMLAを1%及び2%の各割合で添加混合して2種の燃料組成物を調製した。そして、これら2種の燃料組成物と、DMLA無添加の灯油とを、それぞれ上記自動車Aの燃料に用い、前記同様にでエンジンを後記表13記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 ),一酸化炭素(CO),炭化水素(HC)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加の灯油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表13に示す。
実施例14(自動車C・灯油→表14)
実施例13と同じ灯油に対し、実施例1と同じDMLAを1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、DMLA無添加の灯油とを、それぞれ上記自動車Cの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表14記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 ),一酸化炭素(CO),炭化水素(HC)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加の灯油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表14に示す。
実施例13と同じ灯油に対し、実施例1と同じDMLAを1%、2%、4%の各割合で添加混合して3種の燃料組成物を調製した。そして、これら3種の燃料組成物と、DMLA無添加の灯油とを、それぞれ上記自動車Cの燃料に用い、前記同様にエンジンを後記表14記載の各エンジン回転数で駆動させた時の排気ガス中の炭酸ガス(CO2 ),一酸化炭素(CO),炭化水素(HC)の濃度を前記同様にして測定した。その結果を、DMLA無添加の灯油を基準とした増減率、測定時の気温及び湿度と共に後記表14に示す。
表13及び表14に示すように、灯油にDMLAを配合した本発明の燃料組成物(実施例13,14)は、自動車のディーゼルエンジンの燃料に用いた場合、やはり自動車の種類ならびに各自動車ごとのエンジン回転数の違いによる変動はあるが、DMLA無添加の灯油の使用に比べ、総じて排気中の炭酸ガス濃度が減少しており、同時に一酸化炭素濃度及び炭化水素濃度も大きく減少している。従って、この灯油ベースの燃料組成物においても、燃焼効率の向上によって排気中の炭酸ガス濃度が低減していることが判る。
Claims (4)
- 燃料油に融点0℃以下のジメチルアルキルアミンが配合されてなる燃料組成物。
- 燃料油に対する前記ジメチルアルキルアミンの配合量が0.5〜5重量%である請求項1に記載の燃料組成物。
- 前記ジメチルアルキルアミンがN,N−ジメチルラウリルアミンを主成分とする請求項1又は2に記載の燃料組成物。
- 燃料油が軽油又は灯油である請求項1〜3の何れかに記載の燃料組成物。
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