JP2010195693A - 化粧品処理装置及び処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水分含有の化粧品製品1を収納する収納容器2と、無誘導巻き配置とした処理コイル3と、処理コイル3に電力を供給する電源4とよりなり、電源4は、サイン波形もしくはホワイトノイズ波形であって20〜20kHzの周波数を用いると共に、化粧品製品1を収納した収納容器2の側面に処理コイル3を当接させ、サイン波形もしくはホワイトノイズを少なくとも24時間以上処理コイルに通電することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
一般には、化粧品の基礎成分の組み合わせ、新たな薬効成分の添加等が、種々提案されている。
また、古くから温泉水、中でも単純泉水および単純炭酸泉水は皮膚への刺激が少なく、美肌に効果があるとされているように、基材としての原料水自体に化粧品としての効能を有するものもある。この基材としての原料水に着目した技術として、例えば特許文献1に示すように、原料水としての、純水中の水酸化物イオンを炭酸水素イオンに置換することによって、採取直後の温湧水と同様の機能を長期間安定して持続させ、化粧用品の原料としての基材を提供させようとするものである。
そして、この機能水は、原理的には、天然水または氷山海流水またはアルカリイオン水を磁場間に、一定流速で通過させて磁気処理を行い、クラスター値を下げ、機能水として生成させるものである。
ところが、化粧品には種々の基礎成分及び添加する薬効成分があり、特許文献1の機能水をそのまま長期的に安定して使用することはできない場合がある。また、特許文献2に示すごとく、クラスタ値が低くなった機能水を使用して、化粧品を使用することは好ましいのであるが、クラスタが小さい機能水を種々の物質に混練したとき場合、機能水の挙動が必ずしも明確ではなく、製品の全ての部分で均一に機能水が機能するとは限らない。
また、クラスタは値が低い状態で安定して取り扱う技術が必ずしも確立していないのが現状である。
そこで、本発明では、化粧品として成分的に均一な状態の機能を有する製品を使用し、この成分的に均一な状態の機能を有する製品を処理することで、製品内に存する水分を有効に機能させることで、化粧品の官能性能が良好な化粧品を提供することにある。
(1)水分含有の化粧品製品を収納する収納容器と、無誘導巻き配置とした処理コイルと、
処理コイルに電力を供給する電源とよりなり、電源は、サイン波形もしくはホワイトノイズ波形であって20〜20kHzの周波数を用いると共に、化粧品製品を収納した収納容器の側面に処理コイルを当接させ、サイン波形もしくはホワイトノイズを少なくとも24時間以上処理コイルに通電することを特徴とする。
(2)化粧品素材収納容器に収納した水分を含む化粧品用素材に、無誘導巻き配置とした処理コイルにサイン波もしくはホワイトノイズ波形の電源により発生した電磁波を加えることを特徴とする。
さらに、水分を含有する化粧品であれば種類を選ばないため、化粧水からクリーム状の化粧品まで、非常に広範囲の化粧品に適用することが出来る。
また、処理に使う製造装置の構成は、電源として使用するホワイトノイズの発生器は通常市販されているものを使用できるほか、処理コイルの構造も無誘導巻き配置としたコイルを使用する等簡易な構成で製造することが出来る等優れた効果を有する。
以下これらを図面に基づいて説明する。
本発明の処理に供する化粧品製品は、本発明により処理を行う以外では最終的な製品を使用する。そして、化粧品の成分的には、水分を含有していることが必要である。これは、水分が含有してないもの、例えばおしろい等のパウダー状のもの等については、処理コイルにより、電磁誘導作用を与えても、比較的自由に移動可能な水分が存在しないため、電磁誘導作用が有効に作用しないからである。
なお、化粧品に含まれる液体の成分量は、多いほど有効である。
収納容器2は、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン等、適宜プラスチック等の合成樹脂を用いることが好ましい。これは、鉄等の導電性材料を用いた場合には、一種の静電シールド的に容器が働き、電磁誘導作用を収納内部に影響を及ぼさないからである。
また、容器の側面は、後述の処理コイルに密に接する構成とする。従って処理コイル3が平面に形成した場合には、平面に形成する。
処理コイル3は、基板材30の上下端部部にそれぞれ一列に立設しているコイル支持棒31間で折り返すように、等間隔に導線32を張り、平面的な処理コイル3を形成している。
このような配置の構成の処理コイルとすることで、一種の無誘導巻き的な、配置の構成の導線32の張り方とする。この無誘導巻き的な配置とする事で、化粧品製品である被処理物の処理コイル3に近接する表面内部のミクロ的部分でのみ、電磁誘導作用を加えることで、被処理物内の表面内部のミクロ的部分の水分を活性化あるいは細房化させることで、化粧品を構成する組成成分内に水分が十分に浸透させるものである。
なお、コイルに使用する導線は、通常市販されている導線を用い、単線、より線であってもよい。
本発明に用いる電源の一例を図4に示す。
図において、40は交流電源であり、整流回路41、42で整流し、ホワイトノイズ発生器43及び増幅器44の作動に使用する。そして、ホワイトノイズ発生器43で発生させたホワイトノイズ波形を増幅器44で増幅し処理コイル3に供給する。
ここで、整流回路41、42、増幅器44は通常の電気回路を用い製作することが出来る。
一般に水は、3KHz程度の周波数帯で運動が大きくなることが知られている。
そこで、3KHzの周波数で、表1に示すように、波形によって、化粧品製品1への影響の有無を調べた。
波形の生成にあたっては、市販されている任意波形発生装置を用いた。
なお、評価は、処理後の製品を、化粧品一般に使用されている官能テストでの結果を示したもので、◎は非常に良い、○は良い、△はやや良い、×は変化が無い、もしくは悪いある。
そこで、本発明では、サイン波を基本とするホワイトノイズ発生器を電源として用いている。
なお、ホワイトノイズ発生器は、市販の例えばリオン(株)製のホワイトノイズ発生器を使用することで簡易に製作することが出来る。
ホワイトノイズ発生器ICによれば、一般的に周波数20Hz〜200MHzの範囲でホワイトノイズを発生することが出来、本発明では、3kHzのホワイトノイズを使用する。
また、ホワイトノイズ発生器において、本発明に使用する周波数域の範囲では、下限としての周波数20Hz以上としたのは、ホワイト発生器等の簡易ナノズ生成器で使用出来る下限であるからである。
また20MHz以下としたのは、例えば、電流が流れる速度は約30万キロメートル/秒であり、200MHzの交流電流ではコイルの長さ約1.5mにしか流れないため、コイル長が取れず加工効率が悪いためであり、周波数20MHzを上限としている。
(1)処理時間
製品として所定の製造を行った化粧品製品1を収納容器2内に装入し、処理コイル3内面に設けている対の基板材30間に、収納容器2の側面が処理コイル3に当接するように3個配置する。この状態で電源4のホワイトノイズ発生器43で発生させたホワイトノイズ波形を増幅器43で増幅し処理コイル3に供給する。
ここで、被処理品である化粧品は、化粧液を使用している。また、収納容器2(ポリスチレン製)の大きさは幅300mm、高さ400mm、奥行き400mm、容器の厚み2mmとなっており、基板材30(奥行き1800mm)の幅方向に3個奥行き方向に接して配置している。また、処理コイル3については、2mm2の太さの一般的な電線を図に示すように、基板材30に線芯間を4mmとして張設している。
表2は、処理コイル3にホワイトノイズを供給した時間と処理後の製品を化粧品一般に使用されている官能テストでの結果を示したものである。
なお、処理し使用したホワイトノイズは、ホワイトノイズ発生器43から、出力は0.3A、±15V、周波数3kHzで処理コイル3に供給している。
出力試験は、上記装置でホワイトノイズ発生器の出力電流を変化させたもので、電圧は±15Vを用い、処理時間は48時間で処理した結果を表3に示した。
この電流値に関しては、微少電力では収納容器2内の被処理物である化粧品に電磁誘導作用が及ばないためと思われる。
なお、上限については、特に規定していないが、大きな電流を流したとしても、処理コイルが、いわゆる無誘導巻きにしている為、コイルから離れた部分では電磁誘導の作用が打ち消され、大電流を流す意義はあまりない。
なお、上記処理において、容器の大きさを変更して処理コイル2の間隔を変更した実施例を表4に示す。
なお、処理し使用したホワイトノイズは、ホワイトノイズ発生器から、出力は0.3A、0.4A、0.5Aの三種類で、±15V、周波数3kHzで処理コイルに48時間供給したものである。
0.3A、0.4A、0.5Aのいずれも同じ結果であり,その結果を表4に示す。
かかる表4からも判るように、処理コイルの間隔が700mm以下で使用する必要がある。
ただし、上記間隔は被処理物の物性と関係し、水分量が少なく流動性が悪い被処理物とうにおいては,上記間隔は異なってくることはいうまでもない。
比較例として、処理コイル2を、例えば一方向から流れるように、無誘導巻きとならないように形成し、ホワイトノイズを流し、電磁場を処理容器内部に形成させ、電磁作用を被処理物に加え、上記と同様の処理、即ちホワイトノイズは、ホワイトノイズ発生器から、出力は0.3A、0.4A、0.5Aの三種類で、±15V、周波数3kHzで処理コイルに48時間供給したが,いずれも被処理物の官能テストによる評価は×であった。
2 収納容器
3 処理コイル
30 基板材
31 コイル支持棒
32 導線
4 電源
40 交流電源
41、42 整流器
43 ホワイトノイズ発生器
44 増幅器
Claims (2)
- 水分含有の化粧品製品を収納する収納容器と、
無誘導巻き配置とした処理コイルと、
処理コイルに電力を供給する電源とよりなり、
電源は、サイン波形もしくはホワイトノイズ波形であって20〜20kHzの周波数を用いると共に、
化粧品製品を収納した収納容器の側面に処理コイルを当接させ、サイン波形もしくはホワイトノイズを少なくとも24時間以上処理コイルに通電することを特徴とする化粧品処理装置。
- 化粧品素材収納容器に収納した水分を含む化粧品用素材に、無誘導巻き配置とした処理コイルにサイン波もしくはホワイトノイズ波形の電源により発生した電磁波を加えることを特徴とする化粧品処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009040076A JP2010195693A (ja) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | 化粧品処理装置及び処理方法 |
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ID=42820815
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JP2009040076A Pending JP2010195693A (ja) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | 化粧品処理装置及び処理方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012115751A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Toshinori Kuroki | 塗面コート剤の処理装置、塗面コート剤の処理方法並びにその塗面コート剤 |
WO2022244866A1 (ja) * | 2021-05-21 | 2022-11-24 | Denbaホールディングス株式会社 | 液状、クリーム状、ジェル状又はエマルジョン状物質の浸透力改善装置 |
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-
2009
- 2009-02-24 JP JP2009040076A patent/JP2010195693A/ja active Pending
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