JP2010194197A - 消火器の位置表示システム - Google Patents

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健 近藤
Masanobu Nakasuji
政信 中筋
Yoshiki Shugo
嘉樹 守護
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Abstract

【課題】
火災時や停電時であっても消火器の設置場所を表示し、かつ、利用者が容易に消火器の設置場所を確認することができる消火器の位置表示システムを提供する。
【解決手段】
消火器の位置表示システムは、商用電源1、1つの無停電電源装置2、複数の消火器3、複数の位置表示装置4を備える。商用電源1、無停電電源装置2、位置表示装置4の順に電気的に直列に接続される。位置表示装置4は、設置部41、検出部42、表示部43を備える。表示部43は、通常時、商用電源1から無停電電源装置2を通って電力が供給され、商用電源1の異常時、無停電電源装置2から電力が供給される。また、表示部43は、検出部42がONの時に点灯し、検出部42がOFFの時に点灯しない。
【選択図】図2

Description

本発明は、停電時であっても消火器の設置場所を表示し、かつ、当該設置場所に消火器があるか否かを遠くからでも確認することができる消火器の位置表示システムに関する。
集合住宅、工場、倉庫といった建築物には、消火器の設置が義務付けられている。消火器を設置する際、消火器の設置場所を人が確認できるようにする必要がある。
しかしながら、消火器は、それ自体が比較的小さいことから、周囲にある荷物や棚といった障害物の影に隠れてしまうことがある。そのため、火災時の煙によって視界が悪いとき、あるいは、火災時の停電によって暗いときといった非常事態時において、消火器を迅速に発見することができない問題がある。
そこで、昨今、火災発生による非常事態時であっても、容易に消火器の設置場所を確認することができる消火器の位置表示装置が開発されている。
特許文献1には、停電時であっても消火器の設置場所を表示できるように、消火器の設置場所を示す表示部を、太陽電池からの電力によって表示させる消火器設置場所表示装置が開示されている。
特許文献2には、停電時であっても消火器の設置場所を確認できるように、消火器の設置場所を表示する表示板の表面に配設されたLED(表示部)を電池からの電力によって点灯させる消火器表示装置が開示されている。
特開2005−356号公報 特開平10−133605号公報
太陽電池からの電力供給によって表示部を動作させるとき、屋内や夜間では、表示部に電力供給をすることができない場合がある。また、太陽電池が高価なため、表示装置自体が高価なものとなる問題がある。
また、電池からの電力供給によってLEDを点灯するとき、電池が消耗した場合、交換する必要がある。交換しないと、電池切れによってLEDが点灯できなくなり、必要なときに表示装置としての機能を果たさない。また、装置毎に電池を設ける必要があり、1台ずつ電池の消耗状況の確認をする必要があり、メンテナンス性が悪い。
本発明は、上記問題に鑑み、停電時であっても消火器の設置場所を表示し、かつ、容易に消火器の設置場所を確認することができる消火器の位置表示システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、商用電源からの電力によって充電される1つの無停電電源装置と、消火器の設置場所近傍において、前記消火器の設置場所を表示する複数の位置表示装置とを備え、前記無停電電源装置は、前記商用電源と前記位置表示装置との間に接続され、前記位置表示装置は、視覚によって認識できる表示部を備え、通常時には、前記表示部に前記商用電源から前記無停電電源装置を通って電力が供給され、前記商用電源の異常時には、前記表示部に前記無停電電源装置から電力が供給されることを特徴とする。
ここで、通常時とは、商用電源から正常に電力が供給される状態である。商用電源の異常時とは、地震や火災等による停電あるいは故障によって、商用電源から電力が供給されない状態、あるいは規定以下の電力が供給される状態である。
無停電電源装置は、通常時、商用電源からの電力によって充電されると共に、商用電源から供給された電力を複数の位置表示装置に供給する。商用電源の異常時には、充電した電力を放電して、商用電源に代わって、複数の位置表示装置に電力を供給する。
複数の位置表示装置は、通常時は商用電源からの電力によって稼働する。停電時には、無停電電源装置から放電される電力によって稼働する。これにより、表示部は、停電時であっても電力を供給されるため、常に動作が可能となり、火災発生時の異常事態であっても容易に消火器の設置場所を報知することができる。
位置表示装置は、消火器の設置部に消火器が設置されていることを検出する検出部を備える。前記検出部は、前記消火器が設置されているときにONし、前記消火器がないときにOFFするスイッチから構成される。前記表示部は、前記スイッチがONのときに動作して、消火器があることを報知する。前記スイッチがOFFのとき、表示部は動作しない。
位置表示装置は、消火器の有無に応じて表示部の表示を変更する。これにより、利用者は、表示部を見ることにより消火器の有無を即座に判断することができる。
線状に形成されたスイッチは、無停電電源装置と表示部との間に電気的に直列に接続される。設置部に、消火器の底面側に形成される環状のスカート部を載置する設置面が設けられる。前記設置面には、前記線状のスイッチが前記スカート部と接触するように配置される。
上記構成によると、スイッチは、消火器が設置部に設置されたときに、消火器のスカート部に接触してONとなる。商用電源から無停電電源装置を通って表示部につながる回線が形成される。表示部には、商用電源あるいは無停電電源装置からスイッチを通って電力が供給され、表示部が動作する。これにより、利用者は、当該設置場所に消火器があると判断することができる。
消火器が設置部にないとき、スイッチは、消火器のスカート部に接触しないので、OFFとなる。形成されていた回線が遮断される。表示部には、商用電源あるいは無停電電源装置から電力が供給されず、表示部は動作しない。これにより、利用者は、当該設置場所に消火器がないと判断することができる。
また、線状のスイッチが前記スカート部と接触するように所定の位置に配置されることにより、消火器が所定の位置に設置されたときにONする。消火器以外の異物、例えば消火器とは底面形状が異なる異物が設置面に設置されたとき、所定の位置に異物は存在しないので、異物はスイッチに接触しない。すなわち、スイッチは、設置部に消火器以外の異物が設置されたとしてもOFFとなる。これにより、表示部は、消火器が設置部に設置されない限り動作しない。したがって、利用者は、表示部が動作しているから消火器があると思って、設置場所に行っても、異物があったという事態を防止できる。
検出部は、設置部に複数個設けられる。例えば、設置部に消火器が設置されたとき、特定の検出部だけがONし、他の検出部がOFFとなる。あるいは、すべての検出部がONとなる。設置部に形状の異なる異物が設置されたときは、他の検出部も含めて複数の検出部がONするか、特定の検出部以外の検出部だけがONする。あるいは、一部の検出部がOFFとなる。このように、複数の検出部の出力の組み合わせによって、消火器が設置されているのか、異物が設置されているのかを検出することができる。特に、消火器が載置される所定の位置に異物が存在するような場合であっても、複数の検出部を設けることにより、消火器の有無を正しく報知することができる。
表示部は、発光素子とされる。これにより、電力の消費を低く抑えられる。したがって、停電時において、無停電電源装置からの電力供給であっても、表示部を長時間点灯することができる。また、電力の消費を抑えられるため、ランニングコストも抑えることができる。
前記発光素子は、障害物の多い空間において視覚で認識できるように、設置部の上方に配置される。これにより、荷物や棚といった障害物の多い空間であっても、利用者は、表示部を視認することができる。したがって、火災発生による非常事態時であっても、容易に消火器の設置場所を見つけることができる。
本発明によると、停電になったとしても、表示部に無停電電源装置から電力が供給されるので、火災発生による非常事態時であっても、利用者が容易に消火器の設置場所を確認することができ、消火器を使用できる。また、停電時において、1つの無停電電源装置によって複数の表示部に電力が供給されるので、位置表示装置毎に電池を備えた場合に比べて、利用者はメンテナンスが容易になる。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態の消火器の位置表示システムについて説明する。消火器の位置表示システムは、付近の荷物や棚といった障害物の多い工場や倉庫といった建築物で使用される。
消火器の位置表示システムは、図1、2に示すように、商用電源1と、商用電源1からの電力によって充電される1つの無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)2と、消火器3の設置場所を表示する複数の位置表示装置4とを備える。消火器3は、複数の設置場所にそれぞれ設置され、各設置場所に対して、それぞれ位置表示装置4が設けられる。
そして、商用電源1、無停電電源装置2、位置表示装置4の順に電気的に直列に接続される。詳しくは、商用電源1に無停電電源装置2が接続される。そして、無停電電源装置2と各位置表示装置4とがそれぞれトランス7を介して電気ケーブル8によって接続される。無停電電源装置2からの電気ケーブル8は、トランス7に接続される。トランス7は、商用電源1からの100Vの電力を24Vに変圧する。トランス7から複数の経路に分岐され、トランス7と各位置表示装置4とが電気ケーブル8によって接続される。各位置表示装置4は並列に接続される。
商用電源1は、電力会社から供給され、一般家庭や工場等の電力消費者に届けられる電力である。無停電電源装置2、コンセントを介して商用電源1に雪像される。
無停電電源装置2は、商用電源1に停電や故障といった異常が発生しても、停電することなく一定時間は位置表示装置4に電力を供給し続ける装置である。無停電電源装置2は、常時インバータ給電方式、常時商用給電方式、ラインインタラクティブ方式といった種々の方式がある。本実施形態では、常時インバータ給電方式を採用するが、特にこの限りではなく、常時商用給電方式あるいはラインインタラクティブ方式を採用してもよい。
無停電電源装置2は、火災や地震といった災害時であっても被害に遭い難い防火施設や防火装備のされた場所に設置される。無停電電源装置2は、図3に示すように、商用電源1から供給された電力を整流して出力するインバータ回路24と、商用電源1からの電力をそのまま出力するバイパス回路25との2つの回路とから構成される。
無停電電源装置2は、整流器21と、インバータ22と、蓄電池23とを備える。インバータ回路24は、整流器21とインバータ22とから構成される。インバータ回路24は、商用電源1から供給された電力を整流器21とインバータ22を介して出力する。バイパス回路25は、商用電源1から供給された電力をそのまま出力するように、電力の入力口から出力口までを回線で接続された構成とされる。
通常、無停電電源装置2は、商用電源1から入力された電力をインバータ回路24を介して各位置表示装置4に出力する。ところが、位置表示装置4側に過電流が発生した場合、無停電電源装置2は、過電流に対応する電力を供給するために、インバータ回路24からバイパス回路25に切り換える必要がある。そこで、無停電電源装置2は、インバータ回路24からバイパス回路25に切り換える切換スイッチ26を備える。
切換スイッチ26は、各回路24,25の出力側と接続される。切換スイッチ26は、位置表示装置4側に過電流が発生すると、その時の電圧変化によって切り換える。これにより、無停電電源装置2は、高電圧の電力を位置表示装置4に供給することが可能となり、過電流に対応することができる。なお、位置表示装置4側の電流が正常に戻ると、切換スイッチ26は、バイパス回路25からインバータ回路24に切り換える。
無停電電源装置2は、通常時(商用電源1から正常な電力が供給されている状態の時)は、インバータ回路24を使用して位置表示装置4に電力を供給する。具体的には、無停電電源装置2は、商用電源1からの電力と同期しながら整流器21とインバータ22を通して安定した電力を各位置表示装置4に供給する。このとき、整流器21を通った電力の一部が蓄電池23に供給される。蓄電池23は、供給された電力を充電する。
異常時、すなわち商用電源1から電力が供給されない停電時あるいは規定以下の電力しか供給できない状態の時、インバータ回路24を使用して位置表示装置4に電力が供給される。具体的には、無停電電源装置2は、蓄電池23に充電された電力を放電する。インバータ22は、放電された電力と同期しながら連続的に運転し、各位置表示装置4に電力を出力する。
消火器3は、初期の火災を消すための可搬式、または、半固定式の消防用設備である。消火器3は、蓄圧式消火器と加圧式消火器とがある。蓄圧式消火器は、噴射ガスと消火薬剤とを容器本体31に充填し、バルブを開放することで噴射ガスの圧力で消火薬剤を噴出する。加圧式消火器3は、容器本体31内に加圧容器を別に設け、使用時に加圧容器を開封して容器本体31内に噴射ガスを充填させ、その圧力によって消火薬剤を噴出する。
本実施形態に係る消火器3は、図1に示すように、建築物内の柱や壁の近傍に配置される。消火器3は、図4に示すように、従来の蓄圧式消火器と同様である。消火器3は、円筒状に形成された容器であって、消火器3が自立するように容器本体31の底面に環状のスカート部32が形成されている。
位置表示装置4は、図2に示すように、消火器3を設置する設置部41と、前記設置部41に消火器3が設置されているか取り外されているかを検出する1つの検出部42と、消火器3の設置場所を表示する表示部43とを備える。
設置部41は、図4(a)、(b)に示すように、床面におかれる箱状の台座であって、消火器3のスカート部32が載置される設置面45を有する。設置面45は、円形に形成される。具体的には、消火器3は、一般にその外径が100〜180mm程度あるので、設置面45は、190〜200mm程度の直径とされる。
検出部42は、消火器3が設置されているときにONし、外されているときにOFFする接触式のリミットスイッチである。検出部42は、線状に形成される。検出部42は、設置面45に接着等によって取り付けられる。検出部42は、消火器3を設置部41に設置した時に、消火器3のスカート部31と接触するよう所定の位置に配置される。
具体的には、検出部42は、図4(b)に示すように、スカート部31と直交するように半径方向に配置される。これにより、検出部42は、消火器3のスカート部32が設置面45に対して前後左右にずれて載置されても接触可能となる。検出部42の位置は、設置される消火器3のスカート部31の直径に応じて決められる。検出部42の半径方向の長さは、設置面45におけるスカート部31の接触領域の大きさに応じて決められる。これにより、底面の直径が異なる異物が設置面45に載置されたとき、検出部42は、異物に接触しない。すなわち、検出部42は、異物が設置面45に載置されても、ONとならない。
消火器3が設置部41に設置されたとき、消火器3のスカート部32が検出部42に接触すると、検出部42の接点が閉じて、検出部42はONとなる。消火器3が設置部41に設置されないとき、検出部42は消火器3のスカート部32に押されないので、接点が閉じず、検出部42はOFFとなる。
検出部42は、無停電電源装置2と表示部43との間に電気的に直列に接続される。検出部42がONとなると、無停電電源装置2から表示部43を通ってアースされる電気回線が形成される。これにより、表示部43に電流が流れ、表示部43が動作する。検出部42がOFFとなると、無停電電源装置2と表示部43とをつなぐ回線が遮断される。これにより、表示部43には電力が供給されず、表示部43は動作しない。
表示部43として、例えば、発光ダイオード等のような小型で比較的発光輝度が高く、しかも遠隔からでも容易に視覚で確認できる発光色、例えば、赤色を発光する発光素子を使用する。
表示部43は、検出部42の検出結果に応じて点灯および消灯する。具体的には、表示部43は、検出部42がONの時、電力が供給され点灯する。検出部42がOFFの時は、電力が供給さないので、表示部43は点灯しない。
表示部43は、障害物5の多い空間において視覚で確認できるように、設置部41の上方に配置される。例えば、図1に示すように、表示部43は、設置部41近傍の壁の上方に配設される。あるいは、設置部41の一部に中空の支柱が植立固定され、その先端部に表示部43を取り付けても良い。この場合、表示部43が、近傍の障害物5より上方に位置するように支柱を設ける必要がある。
他の形態の設置部41を図5に示す。設置部41は、矩形状の台とされる。設置部41上面の設置面45に、溝50が形成され、溝50に、線状のスイッチである検出部42が配置される。検出部42の接点51が設置面45よりも上方に突出し、接点51は消火器3のスカート部32に接触可能となる。なお、設置面45上には、ゴム製のカバー52が敷かれる。消火器3が接点51に当たって、接点51が損傷することを防いでいる。接点51は、カバー52を介して間接的にスカート部32に接触することになる。
図5中、53は、消火器表示板を取り付けるための支柱、54は、ブラケットであり、ブラケット54に消火器3が引っ掛けられ、消火器3の点灯を防止する。
このように、溝50に検出部42を嵌め込むことにより、検出部42は設置面45上に不要に飛び出さない。消火器3を設置面45に載置したとき、消火器3がぐらつくことがなく、検出部42を設けても消火器3の設置を安定して行える。
また、ブラケット54により消火器3を支持すると、設置面45における消火器3の位置が必然的に決まる。そこで、消火器3の位置に応じて検出部42を位置決めすることにより、検出部42の長さを極力短くでき、異物が載置されたときに検出部42がONする確率を減らせ、消火器3であることの検出精度を高めることができる。
次に、消火器の位置表示システムの動作について説明する。通常時の場合、無停電電源装置2は、商用電源1から電力が供給されと、商用電源1からの電力と同期しながら整流器21とインバータ22を通して電力を各位置表示装置4に供給する。このとき、無停電電源装置2は、整流器21を通った電力の一部が蓄電池23に供給され、蓄電池23に電力が充電される。
消火器3が設置部41に設置されている時は、検出部42がONとなる。表示部42に電力が供給され、表示部43は点灯する。消火器3が設置部41に設置されていない時は、検出部42がOFFとなる。商用電源1と表示部43とをつなぐ回線が遮断される。表示部43は、商用電源1から電力が供給されず点灯しない。
火災や震災等によって商用電源1からの電力の供給が停止した時、すなわち、商用電源1の異常時の場合は、無停電電源装置2の蓄電池23に充電された電力が放電される。この電力によってインバータ22が連続的に運転し、各位置表示装置4に電力が供給される。これにより、無停電電源装置2は、常に無瞬断の電力を位置表示装置4に供給することができる。
消火器3が設置部41に置かれていないとき、検出部42はOFFとなる。そのため、表示部43を点灯しない。利用者は、消火器41が本来あるべき場所にないことに気付き、消火器41を設置する。したがって、規則通り消火器41を設置することができる。
上記構成により、商用電源1の異常時においても、表示部43に電力を供給することができる。また、異常時に位置表示装置4に電源を供給する手段が1つの無停電電源装置2で賄われているので、個々に電池を設ける場合に比べてメンテナンスが容易となる。
また、設置部41に消火器3以外の異物が置かれたとき、検出部42は、この異物を検出しない。例えば、異物の底面が消火器3の底面形状と異なる場合、異物の底面は、検出部42に接触しないので、表示部43は点灯しない。これにより、火災時に、利用者が、いつもの場所に消火器3があると思って取りに行くことを防止できる。
〔第2実施形態〕
図6に示すように、消火器の位置表示システムがスタンドアローン(stand−alone)タイプとされる。すなわち、第1実施形態では、1つの無停電電源装置2で複数の位置表示装置4の電源を賄うようにしているが、第2実施形態は、1つの位置表示装置4に1つの無停電電源装置2を備え、位置表示装置4の電源を賄うようにしている。
なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一の機能部品については、同一の符号を付して、その説明を省略し、重要な構成についてのみ記載する。
図7に示すように、商用電源1、無停電電源装置2、位置表示装置4の順に電気的に直列に接続される。商用電源1から供給される電力は、無停電電源装置2を通って位置表示装置4に供給される。
上記構成により、位置表示装置4は、商用電源1の異常時においても、表示部43に電力を供給することができる。したがって、一般家庭の住居でも使用可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、本実施形態では、表示部において、遠隔からでも容易に視覚で確認できる発光色を発光する発光素子を採用しているが、ドットマトリックスや液晶表示装置といった表示部を採用しても良い。この場合、表示部は、表示を制御する制御部を備える。すなわち、制御部からの指示に基づいて、表示部は表示される。また、表示部は、消費電力が低電力のものが好ましい。すなわち、停電時において、低電力でも稼働することができる。
上記実施形態では、設置部において、床面におかれる箱状の台座を採用しているが、消火器を壁面に引っかけて設置する方法を採用しても良い。具体的には、図8に示すように、消火器6の容器本体61にカギ状の引っかけ部62が設けられ、前記引っかけ部62と係合する保持部63が消火器6を設置する壁面に設けられる。保持部63の消火器6側の内面には、検出部64が配設される。
上記構成によると、消火器6の引っかけ部62を保持部63に係合したとき、消火器6の重みで前方向(消火器側)に傾くので、前記引っかけ部62によって検出部64が押される。これにより、検出部64はONとなり、表示部65が点灯する。
消火器の設置場所を障害物の近傍、廊下、窓の近傍といったようにどこに設置しても良い。この場合、消火器の近傍で表示部を視覚で確認しやすい位置に設置することが可能であることが必要である。
検出部として、ICタグを利用した読取検出や、反射型、透過型といった非接触式のセンサを採用しても良い。また、線状のリミットスイッチを採用しているが、消火器の重さによってスイッチがON/OFFする圧力スイッチを採用しても良い。すなわち、検出部は、消火器が設置部に設置されたことを検出することができるセンサであれば良い。
消火器の有無を一元で集中管理しても良い。具体的には、検出部の出力に基づいて、消火器を管理する制御装置を設ける。このとき、検出部と制御装置との通信は電気ケーブルを利用したPLC(Power Line Communications)で行う。すなわち、電気ケーブルの消火器側に、PLCを行うアダプタが接続され、アダプタに検出部が接続される。検出部のON/OFF信号がアダプタに入力されると、アダプタは、制御装置に消火器の有無を送信する。制御装置は、受信したON/OFF信号から消火器が無いことを検出すると、消火器の無い場所を特定して、利用者に報知する。利用者は、消火器を設置しに行く。このようにして、消火器の管理を行うことができる。
複数の検出部を設けても良い。各検出部は、半径方向に沿って並べられる。消火器が設置されたとき、特定の検出部だけがONし、他の検出部はOFFとなる。形状の異なる異物が設置されたとき、複数の検出部がONする。あるいは、特定の検出部以外の検出部だけがONする。また、複数の検出部を円周上に並べてもよい。消火器のスカート部の接触領域に合わせて、検出部が円周方向に配列される。消火器が設置されたとき、全ての検出部がONする。全ての検出部がOFF、あるいは一部の検出部だけがONするとき、形状の異なる異物が載置されたことになる。
このように、消火器が設置されているのか、異物が設置されているのかを検出できる。この検出結果を上記の制御装置に通知することによって、異物が起これていることを利用者に報知できる。利用者は、異物を取り除き、消火器を正しく設置することができる。
消火器が設置されているか否かのみを報知するだけでなく、消火器の使用期限を表示しても良い。例えば、ICタグに消火器の諸情報を入力しておき、その情報に応じて、使用期限切れは白点灯、使用期限間近は黄色点灯、使用期限内は赤点灯といったように、表示部の表示を変化させる。あるいは、ドットマトリックスや液晶表示装置といった表示部を採用して、その旨を表示する。これにより、利用者は、必要に応じて消火器を交換し、消火器の管理が行いやすくなる。
本発明に係る第1実施形態の消火器の位置表示システムの全体構成図 消火器の位置表示システムのブロック図 無停電電源装置のブロック図 消火器および位置表示装置の関係を示し、(a)は側面図、(b)は設置部の平面図 他の形態の載置部を示し、(a)は平面図、(b)は側面図 第2実施形態の消火器の位置表示装置の全体構成図 消火器の位置表示装置のブロック図 その他の実施形態の消火器および位置表示装置の側面図
1 商用電源
2 無停電電源装置
3 消火器
32 スカート部
4 位置表示装置
41 設置部
42 検出部
43 表示部
45 設置面
6 消火器

Claims (5)

  1. 商用電源からの電力によって充電される1つの無停電電源装置と、消火器の設置場所近傍において、前記消火器の設置場所を表示する複数の位置表示装置とを備え、
    前記無停電電源装置は、前記商用電源と前記位置表示装置との間に接続され、
    前記位置表示装置は、視覚によって認識できる表示部を備え、
    通常時には、前記表示部に前記商用電源から前記無停電電源装置を通って電力が供給され、前記商用電源の異常時には、前記表示部に前記無停電電源装置から電力が供給されることを特徴とする消火器の位置表示システム。
  2. 位置表示装置は、消火器の設置部に前記消火器が設置されていることを検出する検出部を備え、
    前記検出部は、前記消火器が設置されているときにONし、前記消火器がないときにOFFするスイッチから構成され、
    前記表示部は、前記スイッチがONのときに動作し、前記スイッチがOFFのときに動作しないことを特徴とする請求項1に記載の消火器の位置表示システム。
  3. 設置部に、消火器の底面側に形成される環状のスカート部を設置する設置面が設けられ、
    前記設置面に、線状のスイッチが前記スカート部と接触するように配置され、
    前記スイッチは、無停電電源装置と表示部との間に直列的に接続されたことを特徴とする請求項2に記載の消火器の位置表示システム。
  4. 検出部は、設置部に複数個設けられたことを特徴とする請求項2または3に記載の消火器の位置表示システム。
  5. 表示部は、発光素子とされ、
    前記発光素子は、障害物の多い空間において視覚で認識できるように、設置部の上方に配置されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の消火器の位置表示システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012075481A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Hochiki Corp トンネル消火器装置及び消火器管理システム
JP2015051296A (ja) * 2014-11-11 2015-03-19 ホーチキ株式会社 トンネル消火器装置及び消火器管理システム
KR101731709B1 (ko) 2015-07-13 2017-04-28 임종태 소화기용 거치대

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