JP2010193228A - スピーカーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】音圧を上げるために、複数の同一のスピーカー同士を互いに向くように配置するスピーカーシステムにおいて、点音源に近く、かつ、上下左右の音の指向性を均等に近づけることを課題とする。
【解決手段】筐体10に少なくともN(N≧3)個の同一のスピーカーユニット20を固定したスピーカーシステムXでとして、前記筐体10に、前記各スピーカーユニット20の前面側が、内側に向って表出するように固定される回転対称な筒状の内壁部11と、前記各スピーカーユニット20の背面側を覆うエンクロージャー部とを設け、さらに、前記各スピーカーユニット20は、仮想的な円周上に互いに等間隔で配置されるとともに、当該円周の中心に直交する中心軸上の所定の一点に向かうように固定する。
【選択図】 図2
【解決手段】筐体10に少なくともN(N≧3)個の同一のスピーカーユニット20を固定したスピーカーシステムXでとして、前記筐体10に、前記各スピーカーユニット20の前面側が、内側に向って表出するように固定される回転対称な筒状の内壁部11と、前記各スピーカーユニット20の背面側を覆うエンクロージャー部とを設け、さらに、前記各スピーカーユニット20は、仮想的な円周上に互いに等間隔で配置されるとともに、当該円周の中心に直交する中心軸上の所定の一点に向かうように固定する。
【選択図】 図2
Description
本発明は複数の同一のスピーカーユニットを筐体に固定したスピーカーシステムに関する。
トーンゾイレ形式のスピーカーシステムなど、同一のスピーカーユニットを複数配列したスピーカーシステムは、比較的小さなスピーカーを用いて、高音部の質を維持しながら音圧を高くすることができるという利点を有する。
しかしながら、同一平面にスピーカーユニットを配列すると音源が平面もしくは線状に配置される結果、音像が肥大し定位が乱れやすいという問題を生じる。
これに対し、複数の同一スピーカーユニットを用いて、このような問題に対応する方法として、下記特許文献1の図6には、複数の同一のスピーカーユニットを対向させて配置し、スピーカーユニットの振動面にほぼ垂直な方向に向けて振動を伝える発明が示されている。この方法によれば、対向するスピーカー同士の音は合成されて大きくなるとともに、上下にスピーカーが並ばないので、音像定位の観点から好ましい。
しかしながら、同一平面にスピーカーユニットを配列すると音源が平面もしくは線状に配置される結果、音像が肥大し定位が乱れやすいという問題を生じる。
これに対し、複数の同一スピーカーユニットを用いて、このような問題に対応する方法として、下記特許文献1の図6には、複数の同一のスピーカーユニットを対向させて配置し、スピーカーユニットの振動面にほぼ垂直な方向に向けて振動を伝える発明が示されている。この方法によれば、対向するスピーカー同士の音は合成されて大きくなるとともに、上下にスピーカーが並ばないので、音像定位の観点から好ましい。
ところで、上記特許文献1に記載の発明は、左右にスピーカーを対向させるものであるために、出力される音は上下方向と左右方向と指向性が異なってしまい、左右方向の音の指向性が狭くなるという問題が生じる。
本発明は、このような問題に鑑みて、音圧を上げるために、複数の同一のスピーカー同士を互いに向くように配置するスピーカーシステムにおいて、点音源に近く、かつ、上下左右の音の指向性を均等に近づけることを課題とする。
本発明は、このような問題に鑑みて、音圧を上げるために、複数の同一のスピーカー同士を互いに向くように配置するスピーカーシステムにおいて、点音源に近く、かつ、上下左右の音の指向性を均等に近づけることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、筐体に少なくともN(N≧3)個の同一のスピーカーユニットを固定したスピーカーシステムであって、前記筐体は、前記各スピーカーユニットの前面側が、内側に向って表出するように固定される回転対称な筒状の内壁部と、前記各スピーカーユニットの背面側を覆うエンクロージャー部とを有する。そして、前記各スピーカーユニットは、仮想的な円周上に互いに等間隔で配置されるとともに、当該円周の中心に直交する中心軸上の所定の一点に向かうように固定される。なお、仮想的な円周の中心に直交する中心軸と、内壁部の回転中心の軸とは一致する。
請求項2に記載の発明は、前記スピーカーシステムにおいて、前記筒状の内壁部により形成される空間は、直円柱状又は直角柱状であり、前記スピーカーユニットは、前記円周の中心点に向かうものである。
請求項3に記載の発明は、前記スピーカーシステムにおいて、前記内壁部は前記中心軸に直交する任意の平面で切った断面形状が正N角形であり、前記各スピーカーは内壁部を構成する各平面部分に固定されるものである。
請求項4に記載の発明は、前記スピーカーシステムにおいて、前記Nを偶数としたものである。
請求項5に記載の発明は、前記スピーカーシステムにおいて、前記筐体には、筒状の内壁部の一方の開口部を閉じる背面板が設けられるものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のスピーカーシステムにおいて、前記背面板には前記スピーカーユニットよりも高音域用のスピーカーユニットが固定されるものである。
請求項7に記載の発明は、前記スピーカーシステムにおいて、前記筒状の内壁部の開いた開口部にホーンが固定されるものである。
請求項1に記載の発明は、筐体に少なくともN(N≧3)個の同一のスピーカーユニットを固定したスピーカーシステムであって、前記筐体は、前記各スピーカーユニットの前面側が、内側に向って表出するように固定される回転対称な筒状の内壁部と、前記各スピーカーユニットの背面側を覆うエンクロージャー部とを有する。そして、前記各スピーカーユニットは、仮想的な円周上に互いに等間隔で配置されるとともに、当該円周の中心に直交する中心軸上の所定の一点に向かうように固定される。なお、仮想的な円周の中心に直交する中心軸と、内壁部の回転中心の軸とは一致する。
請求項2に記載の発明は、前記スピーカーシステムにおいて、前記筒状の内壁部により形成される空間は、直円柱状又は直角柱状であり、前記スピーカーユニットは、前記円周の中心点に向かうものである。
請求項3に記載の発明は、前記スピーカーシステムにおいて、前記内壁部は前記中心軸に直交する任意の平面で切った断面形状が正N角形であり、前記各スピーカーは内壁部を構成する各平面部分に固定されるものである。
請求項4に記載の発明は、前記スピーカーシステムにおいて、前記Nを偶数としたものである。
請求項5に記載の発明は、前記スピーカーシステムにおいて、前記筐体には、筒状の内壁部の一方の開口部を閉じる背面板が設けられるものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のスピーカーシステムにおいて、前記背面板には前記スピーカーユニットよりも高音域用のスピーカーユニットが固定されるものである。
請求項7に記載の発明は、前記スピーカーシステムにおいて、前記筒状の内壁部の開いた開口部にホーンが固定されるものである。
請求項1に記載の発明は、筒状の内壁部に3以上の同一のスピーカーユニットが筒の中心軸に対称に、かつ、中心軸の一点に向かうように配置されることで、音が重なり合って音圧が上がるとともに、立体的にスピーカーユニットが配置されているので、筒状の内壁部の開口から発する音の上下、左右への音の指向性を均等に近づけることができる。
請求項2に記載の発明は、各スピーカーユニットの振動板から発せられる平面波が互いに平行となるので、これらの平面波を効率よく重ねあわせることができる。
請求項3に記載の発明は、内壁面がスピーカーユニットの数に一致する辺の数を有する正多角形状の断面を有するので、各スピーカーユニットを同一高さで、内壁面を構成する平面の中心位置に固定するだけで、簡単に、各スピーカーユニットを仮想的な円周に等間隔に配置し、かつ、円周の中心に直交する中心軸の一点を向くように設定することができる。
請求項4に記載の発明は、スピーカーユニットの数を偶数にすると、2つのスピーカーユニット同士が必ず互いに対向するように配置されるので、対向するスピーカーユニットの振動板から生じる平面波を平行かつ真っ直ぐに重ねることができ、音の干渉を抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、内壁部の背面側となる開口の一部を背面板により閉じることで、スピーカーシステム背後の壁などからの反射を抑制し、余分な音の干渉を排除することができる。
請求項6に記載の発明は、高音域用のスピーカーユニットを設けることで、音を重ね合わせにより能率が低下する傾向がある高音部を補い、音の輪郭が明瞭にでき、相対的に低音の歯切れも良くすることができる。
請求項7に記載の発明は、内壁部の前面の開口にホーンを固定することで、開口から発生する音域間のつながりを滑らかにすることができる。
請求項2に記載の発明は、各スピーカーユニットの振動板から発せられる平面波が互いに平行となるので、これらの平面波を効率よく重ねあわせることができる。
請求項3に記載の発明は、内壁面がスピーカーユニットの数に一致する辺の数を有する正多角形状の断面を有するので、各スピーカーユニットを同一高さで、内壁面を構成する平面の中心位置に固定するだけで、簡単に、各スピーカーユニットを仮想的な円周に等間隔に配置し、かつ、円周の中心に直交する中心軸の一点を向くように設定することができる。
請求項4に記載の発明は、スピーカーユニットの数を偶数にすると、2つのスピーカーユニット同士が必ず互いに対向するように配置されるので、対向するスピーカーユニットの振動板から生じる平面波を平行かつ真っ直ぐに重ねることができ、音の干渉を抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、内壁部の背面側となる開口の一部を背面板により閉じることで、スピーカーシステム背後の壁などからの反射を抑制し、余分な音の干渉を排除することができる。
請求項6に記載の発明は、高音域用のスピーカーユニットを設けることで、音を重ね合わせにより能率が低下する傾向がある高音部を補い、音の輪郭が明瞭にでき、相対的に低音の歯切れも良くすることができる。
請求項7に記載の発明は、内壁部の前面の開口にホーンを固定することで、開口から発生する音域間のつながりを滑らかにすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に本実施形態に係るスピーカーシステムXの斜視図を示し、図2にスピーカーシステムXの横断面図を示し、図3にスピーカーシステムXの縦断面図を示す。スピーカーシステムXは、筐体10に6つのスピーカーユニット20とツィーターとなるスピーカーユニット30とを固定したものである。なお、筐体10の前面にはホーン40が固定されている。
筐体10は、内側に正六角柱状の空間を有する筒状の内壁部11、内壁部外周に設けられるより大きな正六角筒状の外壁部12、内壁部11と外壁部12との間にできる空間を仕切る仕切板13、内壁部11と外壁部12との間にできる空間の背面側を閉じる第1背面板14、内壁部11の筒状の空間の背面側を閉じる第2背面板15、内壁部11と外壁部12との間にできる空間の前面側を閉じる前面板16、ホーンを固定する扁平な6角形のリング状をした台座部17とから構成される。なお、第2背面板15と内壁部11とでできる角部には、角部分を滑らかにつなぐ棒状の部材15aが設けられることで、内壁部11の底には角が生じないようにしている。
図1に本実施形態に係るスピーカーシステムXの斜視図を示し、図2にスピーカーシステムXの横断面図を示し、図3にスピーカーシステムXの縦断面図を示す。スピーカーシステムXは、筐体10に6つのスピーカーユニット20とツィーターとなるスピーカーユニット30とを固定したものである。なお、筐体10の前面にはホーン40が固定されている。
筐体10は、内側に正六角柱状の空間を有する筒状の内壁部11、内壁部外周に設けられるより大きな正六角筒状の外壁部12、内壁部11と外壁部12との間にできる空間を仕切る仕切板13、内壁部11と外壁部12との間にできる空間の背面側を閉じる第1背面板14、内壁部11の筒状の空間の背面側を閉じる第2背面板15、内壁部11と外壁部12との間にできる空間の前面側を閉じる前面板16、ホーンを固定する扁平な6角形のリング状をした台座部17とから構成される。なお、第2背面板15と内壁部11とでできる角部には、角部分を滑らかにつなぐ棒状の部材15aが設けられることで、内壁部11の底には角が生じないようにしている。
内壁部11を構成する各面の幅方向の中心線上の同じ高さに各スピーカーユニット20を固定するための開口部が形成され、それぞれにスピーカーユニット20が内側を向くように固定される。これにより、各スピーカーユニット20は円周上に互いに等間隔に配置されるとともに、各スピーカーユニット20はこの円周の中心点に向かうように固定されることになる。なお、内壁部11を構成する各平面部分の幅は、スピーカーユニット20を取り付けることができる最小の幅とすることが望ましい。また、内壁部11の背面側を閉じる第2背面板15の中央にはツィーター30が前方を向くように固定される。第2背面板15の取り付け位置は、相対するスピーカーユニット20同士の中点とスピーカーユニット20の振動面までの距離と、当該中点とツィーターであるスピーカーユニット30の振動面までの距離とがほぼ一致するように定められる。
外壁部12と内壁部11とは、中心軸に対する回転方向に30度だけ互いにずれており、仕切り板13は図2に示すように内壁部11の外側の6つの頂点部分と、外壁部12の内側のこれらの頂点部分に対向する6つの辺の中点部分とを連結するように6枚設けられる。これにより、内壁部11の外側と外壁部12の内側との間に6つの断面5角形状の筒状の空間が形成され、これが第1背面板14と前面板16とで閉じられることで、6つのスピーカーユニット20のそれぞれの背面側を覆う6つのエンクロージャー部が形成される。
スピーカーユニット20は、フルレンジ用又はウーファー用のスピーカーユニットが用いられる。各スピーカーユニット20は、同相の音が生じるように直並列に接続される。スピーカーユニット30は、ホーンツィーターが用いられる。
ホーン40は、トラクトリックホーンのショートホーンであり、内壁部11の前面開口に滑らかにつながるように、台座部17に固定される。
スピーカーユニット20は、フルレンジ用又はウーファー用のスピーカーユニットが用いられる。各スピーカーユニット20は、同相の音が生じるように直並列に接続される。スピーカーユニット30は、ホーンツィーターが用いられる。
ホーン40は、トラクトリックホーンのショートホーンであり、内壁部11の前面開口に滑らかにつながるように、台座部17に固定される。
以上のような構成を有するスピーカーシステムXは、6つのスピーカーユニット20により、同相で内壁部11の中心に向かって立体的に音が重なるので、音圧が上がるともに、上下左右方向の指向性をより均等に近づけることができる。また、点音源に近くなるので、音像定位がよくなるという利点を有する。さらに、複数のスピーカーユニット20を使用することで、相対的にコーンの振幅が低下して大音量時の再生音の歪が低減する。また、各スピーカーユニット20から内壁部11への振動を相対するユニットの振動により相殺して減衰させることができる。
さらに、複数のスピーカーユニット20による合成音は、高音部の能率が低下する傾向があるので、ツィーターとなるスピーカーユニット30を設けることで、高音部を補うことができ、また、6つのスピーカーユニット20から各スピーカーユニット20同士の中心点までの距離と、スピーカーユニット30から当該中心点までの距離が等しいので、高音域と中低音域との音ずれを抑制することができる。そして、内壁部11の中心軸上にツィーターとなるスピーカーユニット30を設けることで、音像定位がよくなるという利点も生じる。
そして、6つのスピーカーユニット20からの音を合成する構造により、平面バッフルに比べ振動板の空振り現象が低下し、低音の能率が向上するので、ホーン40はショートホーンでも足り、これにより中高音域を滑らかにすることができる。
また、6つのスピーカーユニット20の背面にそれぞれにエンクロージャーを設けることで、前面側への音圧の低下を抑制するとともに、各スピーカーユニット背面側への音を抑え、また、エンクロージャーをスピーカーごとに設けることで、背面側での各スピーカーユニット同士の音の干渉を防止して、音をクリアにすることができる。
さらに、複数のスピーカーユニット20による合成音は、高音部の能率が低下する傾向があるので、ツィーターとなるスピーカーユニット30を設けることで、高音部を補うことができ、また、6つのスピーカーユニット20から各スピーカーユニット20同士の中心点までの距離と、スピーカーユニット30から当該中心点までの距離が等しいので、高音域と中低音域との音ずれを抑制することができる。そして、内壁部11の中心軸上にツィーターとなるスピーカーユニット30を設けることで、音像定位がよくなるという利点も生じる。
そして、6つのスピーカーユニット20からの音を合成する構造により、平面バッフルに比べ振動板の空振り現象が低下し、低音の能率が向上するので、ホーン40はショートホーンでも足り、これにより中高音域を滑らかにすることができる。
また、6つのスピーカーユニット20の背面にそれぞれにエンクロージャーを設けることで、前面側への音圧の低下を抑制するとともに、各スピーカーユニット背面側への音を抑え、また、エンクロージャーをスピーカーごとに設けることで、背面側での各スピーカーユニット同士の音の干渉を防止して、音をクリアにすることができる。
なお、上記実施形態では内壁部11に固定されるスピーカーユニット20の数を6としているが、この数は3以上であれば、任意の数を選択することができる。図4(a)(b)に内壁部に取り付けるスピーカーユニット20の数を変えたスピーカーシステムY、Zを示す横断面図を示す。図4(a)に示すようにスピーカーユニット20は奇数でもよい。また、図4(b)に示すようにエンクロージャーは各スピーカーユニット20の背面側を覆っていればよく、形状は任意の形状を採用できる。さらに、内壁部11の形状は、上記実施形態や図4(a)(b)に示すような多角筒である必要はなく、図4(c)に示すスピーカーシステムVのように、内壁部の形状を円筒状にしてもよい。
また、上記実施形態では内壁部11は直六角筒状であり、円周上に等間隔で配列される各スピーカーユニット20は、当該円周の中心点に向かうように固定されているが、図5に示すスピーカーシステムWのように、内壁部11Dに傾斜を設けることで、各スピーカーユニット20が配列されている円周の中心からずれた点に向くようにしてもよい。この場合、各スピーカーユニット20が向く点となる、各スピーカーユニットの中心軸が交わる点は内壁部11を構成する筒内に収まるようにすることが望ましい。
さらに、上記実施形態では、スピーカーユニット20のエンクロージャーは密閉型であるが、例えば、内壁部11の各平面の一部に互いに対称となるように穴を開けることでバスレフ型にすることも考えられる。
また、使用する場所の背面側が音の反射の少ない場合は、背面板15およびツィーターとなるスピーカーユニット30をなくしてもよい。この場合、スピーカーユニット20はフルレンジ用のものを用いることが望ましい。
それから、内壁部11に設けられるスピーカーユニットは円周上に互いに等間隔で配列されればよいので、2以上のスピーカーユニット群を設けることも可能である。例えば、上記実施形態において、6つのスピーカーユニットを一つ飛ばしにウーハー用のスピーカーユニットとスコーカー用のスピーカーユニットが配列されるようにすると、ウーファー用のスピーカーユニットは3つで円周上に等間隔に配列され、同時に、スコーカー用のスピーカーも3つで、60度ずれた位置で円周上に等間隔で配置されることとなる。このような構成により、3ウエイ以上のスピーカーシステムを構成することも可能となる。
また、使用する場所の背面側が音の反射の少ない場合は、背面板15およびツィーターとなるスピーカーユニット30をなくしてもよい。この場合、スピーカーユニット20はフルレンジ用のものを用いることが望ましい。
それから、内壁部11に設けられるスピーカーユニットは円周上に互いに等間隔で配列されればよいので、2以上のスピーカーユニット群を設けることも可能である。例えば、上記実施形態において、6つのスピーカーユニットを一つ飛ばしにウーハー用のスピーカーユニットとスコーカー用のスピーカーユニットが配列されるようにすると、ウーファー用のスピーカーユニットは3つで円周上に等間隔に配列され、同時に、スコーカー用のスピーカーも3つで、60度ずれた位置で円周上に等間隔で配置されることとなる。このような構成により、3ウエイ以上のスピーカーシステムを構成することも可能となる。
X、Y、Z、V、W スピーカーシステム
10、10A、10B、10C、10D 筐体
11、11A、11B、11C、11D 内壁部
15 第二背面板
20 スピーカーユニット
30 スピーカーユニット(ツィーター)
40 ホーン
10、10A、10B、10C、10D 筐体
11、11A、11B、11C、11D 内壁部
15 第二背面板
20 スピーカーユニット
30 スピーカーユニット(ツィーター)
40 ホーン
Claims (7)
- 筐体に少なくともN(N≧3)個の同一のスピーカーユニットを固定したスピーカーシステムであって、
前記筐体は、前記各スピーカーユニットの前面側が、内側に向って表出するように固定される回転対称な筒状の内壁部と、前記各スピーカーユニットの背面側を覆うエンクロージャー部とを有し、
前記各スピーカーユニットは、仮想的な円周上に互いに等間隔で配置されるとともに、当該円周の中心に直交する中心軸上の所定の一点に向かうように固定されるものであるスピーカーシステム。 - 前記筒状の内壁部により形成される空間は、直円柱状又は直角柱状であり、前記スピーカーユニットは、前記円周の中心点に向かうものである請求項1に記載のスピーカーシステム。
- 前記内壁部は前記中心軸に直交する任意の平面で切った断面形状が正N角形であり、前記各スピーカーは内壁部を構成する各平面部分に固定されるものである請求項1又は2に記載のスピーカーシステム。
- 前記Nは偶数である請求項1から3のいずれか1項に記載のスピーカーシステム。
- 前記筐体には、筒状の内壁部の一方の開口部を閉じる背面板が設けられるものである請求項1から4のいずれか1項に記載のスピーカーシステム。
- 前記背面板には前記スピーカーユニットよりも高音域用のスピーカーユニットが固定されるものである請求項5に記載のスピーカーシステム。
- 前記筒状の内壁部の開いた開口部にホーンが固定される請求項1から6のいずれか1項に記載のスピーカーシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009036071A JP2010193228A (ja) | 2009-02-19 | 2009-02-19 | スピーカーシステム |
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---|---|
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JP (1) | JP2010193228A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101166794B1 (ko) | 2011-07-08 | 2012-07-31 | 주식회사 도담시스템스 | 압축드라이버 다중 입력 방식의 고출력 지향성 라우드 스피커 |
JP2022106857A (ja) * | 2014-09-30 | 2022-07-20 | アップル インコーポレイテッド | 表面からの反射により引き起こされるオーディオカラーレーションを低減したラウドスピーカ |
-
2009
- 2009-02-19 JP JP2009036071A patent/JP2010193228A/ja active Pending
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