JP2010192490A - 電子機器用筐体取付金具及び電子機器用筐体 - Google Patents

電子機器用筐体取付金具及び電子機器用筐体 Download PDF

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清隆 楯川
Katsuto Yamada
克人 山田
Masaaki Suemitsu
正明 末光
Tetsuya Kitada
哲也 北田
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Abstract

【課題】電子機器が収容されている電子機器用筐体を、壁面取付や据え置きなどの方法により設置する場合に、内部の冷却効果を妨げる設置ミスを防止し、共用することができる電子機器用筐体取付金具及び電子機器用筐体を提供する。
【解決手段】ラック取付においては、各取付金具1を、筐体側面10hの筐体正面10aの近傍に、取付部2の筐体取付孔5を利用して取り付けるとともに、他方の取付部3を、その前記ラック取付孔7又は切欠き6を利用して収納ラックに取り付ける。一方、壁面取付及び据え置きにおいては、筐体側面10hの筐体背面10cの近傍に、取付部2を筐体側面10hに沿わせつつ筐体前方に向けて配置して、取付部2の筐体取付孔4を利用して取り付けるとともに、他方の取付部3を壁面に当接した状態で、壁面と筐体背面10cと間に、通気用の一定のクリアランスを生じさせる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子機器ユニットを収容することができる電子機器用筐体と、当該筐体を、ラック取付又は壁面取付或いは据え置きなどの方法により設置する際に用いる電子機器用筐体取付金具に関する。
病院や学校、集合住宅などにおける共同受信設備において、例えば、地上デジタル放送のチャンネルを既存のアナログテレビで視聴可能にするため、デジタル波をアナログ波に変換するための地デジ・アナログコンバータを設置する場合がある。地デジ・アナログコンバータは、各チャンネルに一台ずつ設けられ、電源ユニットと共に1つの筐体の中に収容されている。電源ユニット及び地デジ・アナログコンバータユニットが収容されている筐体は、一般的に、専用の収納ラックに収納されて共同受信設備に設置される。筐体は、通常、L字型の断面形状を有する取付金具によって収納ラックへの取り付けが行なわれている。取付金具は、二本一組になっており、互いに左右対称となる形状を備え、そして各取付金具は、L字の各辺に相当する部分がそれぞれ取付部になっており、螺子止め用の取付孔が設けられている。このような取付金具を、筐体の左右各筐体側面に配置し、一方の取付部を筐体側面に螺子止めするとともに、他方の取付部を、収納ラックの左右両端に設けられている螺子止め部に、縦方向に所定のピッチで形成されている複数の螺子孔のいずれかを使って螺子止めする。こうして、筐体は、左右の筐体側面を取付金具によって支持された状態で、収納ラックに取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
このように、電子機器ユニットが収容されている筐体は、通常、専用の収納ラックに収納されて設置されるが、一方で、収納ラック以外の壁面取付や据え置きなどの設置方法に対する要望もある。
特開平04−132298号公報(第2頁〜第4頁、第1図〜第9図)
しかしながら、壁面取付や据え置きなどの方法による筐体の設置を、ユーザーや設備事業者などに任せておくと、設置の仕方によっては、筐体に設けられている換気用の通気孔が、壁面によって塞がれた状態になり、内部における十分な冷却効果を得ることができず、故障や誤動作などを引き起こす原因となるおそれがある。
そこで、本発明は、発熱部品が組み込まれた電源ユニットや地デジ・アナログコンバータユニットが収容されている電子機器用筐体を、壁面取付や据え置きなどの方法により設置する場合に、内部の冷却効果を妨げる設置ミスを防止し、しかも、ラック取付又は壁面取付或いは据え置きなどの設置方法において、共用することができる電子機器用筐体取付金具及び電子機器用筐体の提供を目的としている。
請求項1記載の電子機器用筐体取付金具は、電子機器を収容する電子機器用筐体を、ラック取付又は壁面取付或いは据え置きの方法により設置する際に用いる電子機器用筐体の取付金具であって、当該取付金具を、左右の各筐体側面に取り付けられる左右一対のものとする。当該各取付金具は、横断面において一対の取付部がL字状をなし、少なくとも一方の当該取付部には、前記筐体側面に取り付ける筐体取付孔を設け、少なくとも他方の当該取付部には、収納ラックに取り付けるラック取付孔又は切欠きを設ける。
そして、前記ラック取付においては、前記各取付金具を、前記筐体側面の筐体正面近傍に、一方の前記取付部を前記筐体側面に沿わせつつ筐体後方に向けて配置して、当該取付部の前記筐体取付孔を利用して取り付けるとともに、他方の前記取付部を、その前記ラック取付孔又は切欠きを利用して収納ラックに取り付ける。
壁面取付及び据え置きなどにおいては、前記各取付金具を、前記筐体側面の筐体背面近傍に、一方の前記取付部を前記筐体側面に沿わせつつ筐体前方に向けて配置して、当該取付部の前記筐体取付孔を利用して取り付けるとともに、他方の前記取付部を壁面に当接させた状態で、当該壁面と筐体背面と間に、通気用の一定のクリアランスを生じさせることを特徴としている。
この請求項1に係る電子機器用筐体取付金具によれば、前記電子機器用筐体の設置を、ラック取付又は壁面取付或いは据え置きなどのいずれの方法で行う場合にも共用でき、かつ壁面取付又は据え置きした場合に、前記電子機器用筐体の前記筐体背面と壁面との間に、一定のクリアランスを生じさせることができる。
即ち、ラック取付においては、前記各取付金具を、前記筐体側面の筐体正面近傍に、一方の前記取付部を前記筐体側面に沿わせつつ筐体後方に向けて配置して、当該取付部の前記筐体取付孔を利用して取り付けるとともに、他方の前記取付部を、その前記ラック取付孔又は切欠きを利用して収納ラックに取り付ける。このように、前記電子機器用筐体を、前記両筐体側面を支持した状態で、前記収納ラックに取り付けて設置することができる。
一方、壁面取付においては、前記各取付金具を、前記筐体側面の筐体背面近傍に、一方の前記取付部を前記筐体側面に沿わせつつ筐体前方に向けて配置して、当該取付部の前記筐体取付孔を利用して取り付けるとともに、他方の前記取付部を壁面に当接させ、当該取付部の前記ラック取付孔又は切欠きを使用して前記壁面に取り付ける。このようにすれば、前記電子機器用筐体を、前記筐体背面と前記壁面との間に、一定のクリアランスを生じさせながら壁面取付による設置を行なうことができる。なお、前記取付金具を前記筐体側面に取り付ける際、左右の前記取付金具の前記他方の取付部が、互いに向き合うように内向きに配置しても良いし、前記他方の取付部が互いに逆向きとなるように外向きに配置しても良い。また、前記壁面に取り付ける前記他方の取付部に、前記筐体取付孔が設けられている場合や、別の取付孔などが設けられている場合には、これらを利用することもできる。
そして、据え置きの場合は、上記壁面取付の場合と同様にして、前記各取付金具を左右の前記筐体側面にそれぞれ取り付けることで、前記電子機器用筐体を壁際に設置した場合であっても、前記筐体背面と前記壁面との間に一定のクリアランスを生じさせながら、据え置きによる前記電子機器用筐体の設置が行なえる。
請求項2記載の電子機器用筐体取付金具は、ラック取付孔又は切欠きを、複数の規格に対応するピッチで設け、異なる前記規格の前記ラック取付孔又は切欠きを、異なる形状で形成することを特徴としている。この請求項2に係る電子機器用筐体取付金具は、異なる規格で製造されている前記収納ラックに対しても共用することができ、且つ前記電子機器用筐体の前記収納ラックへの取付作業において、前記他方の取付部を前記収納ラックに取り付けする際、使用する前記ラック取付孔又は切欠きが一目でわかり、効率良く作業を行うことができる。
請求項3記載の電子機器用筐体取付金具は、ラック取付の筐体取付孔と、壁面取付及び据え置きの筐体取付孔とを別々に設け、前記ラック取付において、各筐体側面に取り付けられた取付金具の他方の取付部が、筐体正面と面一の状態になるようにすることを特徴としている。
この請求項3に係る電子機器用筐体取付金具は、前記他方の取付部が、前記筐体正面と面一の状態になるため、前記電子機器用筐体が、前記収納ラックからはみ出した状態になることを避けることができる。
請求項4記載の電子機器用筐体は、左右の各筐体側面を一対の取付金具によってそれぞれ支持させて、ラック取付又は壁面取付或いは据え置きなどの方法により設置することができる電子機器用筐体であって、前記各取付金具を、横断面において一対の取付部がL字状をなし、少なくとも一方の当該取付部には、前記筐体側面に取り付ける筐体取付孔を設け、少なくとも他方の当該取付部には、前記収納ラックに取り付けるラック取付孔又は切欠きを設ける。
そして、前記ラック取付においては、前記各取付金具を、前記筐体側面の筐体正面近傍に、一方の前記取付部を前記筐体側面に沿わせつつ筐体後方に向けて配置して、当該取付部の前記筐体取付孔を利用して取り付けるとともに、他方の前記取付部を、その前記ラック取付孔又は切欠きを利用して前記収納ラックに取り付ける。
壁面取付及び据え置きにおいては、前記各取付金具を、前記筐体側面の筐体背面近傍に、一方の前記取付部を前記筐体側面に沿わせつつ筐体前方に向けて配置して、当該取付部の前記筐体取付孔を利用して取り付けるとともに、他方の前記取付部が壁面に当接した状態で、当該壁面と前記筐体背面と間に、通気用の一定のクリアランスを生じさせることを特徴としている。
この請求項4に係る電子機器用筐体によれば、上記請求項1に係る電子機器用筐体取付金具の作用と同じように、ラック取付又は壁面取付或いは据え置きなどのいずれの方法でも設置することができ、しかも、共通の取付金具を用いて行なうことができる。さらに、壁面取付又は据え置きする場合には、前記筐体背面と前記壁面との間に、通気用の一定のクリアランスを生じさせながら設置することができる。
請求項1に係る電子機器用筐体取付金具は、ラック取付又は壁面取付或いは据え置きなどのいずれの設置方法であっても用いることができるため、それぞれの設置方法に対して専用の取付金具を用意する必要がなく、部品点数を減らすことができる。また、壁面取付や据え置きによる設置を行う場合、誰が設置しても筐体背面と壁面との間に通気用の一定のクリアランスが生じるため、特に、筐体背面に通気孔がある場合など、設置ミスによる機器内部の温度上昇を回避することができ、故障や不具合の発生を防止することができる。
請求項2に係る電子機器用筐体取付金具は、異なる規格の収納ラックに対応できる汎用性を備えているため、収納ラックごとに取付金具を設ける必要がなく、部品点数を減らすことができる。また、専門的な技術を有していなくても、どのラック取付孔又は切欠きを使用すれば良いかが一目でわかるため、手軽に電子機器用筐体の設置を行うことができる。
請求項3に係る電子機器用筐体取付金具は、電子機器用筐体に収容されている電子機器ユニットを、不用意な接触から保護することができ、部品の損傷や接続されているケーブルの脱落などを防止することができる。
請求項4に係る電子機器用筐体は、ラック取付又は壁面取付或いは据え置きなどのいずれの設置方法にも対応可能で、各設置方法に対して専用の取付金具を設ける必要がなく、部品点数を減らすことができる。また、壁面取付や据え置きによる設置を行う場合、誰が設置しても筐体背面と壁面との間に通気用の一定のクリアランスが生じるため、設置ミスによる機器内部の温度上昇を回避することができ、故障や不具合の発生を防止することができる。
本発明に係る電子機器用筐体取付金具の実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は平面図、(d)は本発明に係る電子機器用筐体取付金具の別の実施形態の平面図。 (a)は電源ユニット及び地デジ・アナログコンバータを収容した本発明に係る電子機器用筐体の正面図、(b)は電子機器用筐体の背面図。 第2図(a)におけるA−A矢視方向の断面の概略図。 ラック取付の場合における電子機器用筐体取付金具の取付状態を示し、(a)は電子機器用筐体の正面図、(b)は電子機器用筐体の左側面図、(c)は電子機器用筐体の平面図。 JIS規格のラックに取り付けた電子機器用筐体の取付図。 EIAJ規格のラックに取り付けた電子機器用筐体の取付図。 ラック取付の場合における電子機器用筐体取付金具の別の取付状態を示す電子機器用筐体の正面図。 壁面取付の場合における電子機器用筐体取付金具の取付状態を示し、(a)は電子機器用筐体の左側面図、(b)は電子機器用筐体の背面図、(c)は電子機器用筐体の平面図。 (a)は壁面取付けの場合の電子機器用筐体の取付図、(b)は電子機器用筐体を壁面取付により設置した状態を示す平面図。 据え置きの場合における電子機器用筐体取付金具の取付状態を示し、(a)は電子機器用筐体の左側面図、(b)は電子機器用筐体の背面図、(c)は電子機器用筐体の平面図。 (a)は図10の取付状態を示す後方斜め上方からの斜視図、(b)は据え置きした状態を示す平面図。
本発明に係る電子機器用筐体取付金具及び電子機器用筐体の実施形態について、第1図〜第11図を参照しつつ説明する。
第1図の(a)図は、左右一対の電子機器用筐体取付金具1(以下、取付金具1とも記載する)のうち、電子機器用筐体10(以下、筐体10とも記載する)の右側面に配置する取付金具1の正面図を示しており、(b)図は、取付金具1の左側面図を示し、(c)図は、取付金具1の平面図を示している。筐体10の左側面に配置する取付金具は、右側面のものと左右対称の形状であるため図示は省略し、同一の符号を用いて説明することとする。
取付金具1は、L字状の横断面形状を有し、後述する筐体10の高さに相当する長さを備えたL型鋼であり、L字の各辺に相当する部分がそれぞれ取付部2、3になっている。これら一対の取付部2,3のうち、一方の取付部2(筐体側取付部2)には、筐体10の側面に取り付ける際に利用可能な複数の筐体取付孔4、5が、筐体10の螺子孔と同一のピッチで、縦方向に二列に並んだ状態で設けられている(第1図(b)図)。一方、他方の取付部3(ラック側取付部3)には、収納ラックに取り付ける際に利用可能な複数のラック取付孔6、7が、筐体側取付部2と反対に位置する側縁部3aに沿って縦方向に一列で設けられている(第1図(a)図)。このラック側取付部3に設けられている取付孔6、7は、JIS規格(日本工業規格)に適合するピッチで設けられた取付孔6と、EIAJ(日本電子機械工業会)の規格に適合するピッチで設けられた取付孔7とが、一列に混在した状態で設けられている。そして、JIS規格の取付孔6は、EIAJの規格の取付孔7と区別し易いように、切欠き状に形成されている。なお、第1図(d)図に示す取付金具の別の実施形態のように、取付金具1’は、ラック側取付部3を僅かに延長した形状とすることもできる。
次に、取付金具1を用いて、ラック取付又は壁面取付或いは据え置きなどの方法により、筐体10を設置する場合について説明する。
第2図(a)の正面図に示すように、筐体10は、筐体正面10aに挿入部10bが開口されているボックス型の形状となっている。そして、幅方向の寸法を抑えた縦長ボックス形状の電源ユニット11と、電源ユニット11と同様のボックス形状を有する地デジ・アナログコンバータユニット12とが、挿入部10bから挿入されて所定の位置に収容されている。地デジ・アナログコンバータユニット12は、地上デジタル放送のチャンネルを既存のアナログテレビで視聴できるように、デジタル波をアナログ波に変換する装置であり、各チャンネルに一台ずつ設けられている。本実施形態の場合は、8台の地デジ・アナログコンバータユニット12が収容されており、8チャンネルに対応できるようになっている。また、筐体10の筐体背面10cの上部には、第2図(b)の背面図に示すように、複数の縦方向のスリット10dが幅方向に等間隔で形成されており、このスリット群10eを、上下方向に三段配設することにより通気孔10fが設けられている。そして、筐体10に収容されている電源ユニット11及び地デジ・アナログコンバータユニット12には、第3図の断面図、即ち、第2図(a)におけるA−A矢視方向断面に示すように、その背面12aにおける筐体10の通気孔10fと対向する位置に、内部を換気することで装置の冷却を行なう空冷ファン13が配設されている。なお、符号14は、分配混合ユニットを示している。また、筐体10の筐体底面10gの四隅には、据え置き用のゴム製の脚15が設けられている。
このようにして、電源ユニット11や地デジ・アナログコンバータユニット12が収容されている筐体10を、収納ラックに取り付けて設置する場合は、第4図(a)の正面図に示すように、取付金具1を、筐体10の左右の筐体側面10hにそれぞれ配置する。そして、第4図(b)の左側面図に示すように、筐体側取付部2を筐体側面10hに沿わせつつ筐体後方に向けて配置して、筐体側取付部2のラック側取付部3寄りに位置する内側の筐体取付孔5を利用して、筐体側面10hに螺子止めを行なう。こうして、取付金具1を筐体側面10hに取り付ければ、第4図(c)の平面図に示すように、ラック側取付部3が筐体10の側方に張り出した状態で、ラック側取付部3と筐体正面10aとが、面一の状態になる。よって、筐体10が収納ラックからはみ出した状態になることが回避でき、収容されている電源ユニット11や地デジ・アナログコンバータユニット12を、不用意な接触から保護して、部品の損傷や接続されているケーブルの脱落などのトラブルを防ぐことができる。
そして、ラック側取付部3のラック取付用切欠き6又はラック取付孔7を利用して、収納ラック100、101に螺子止めを行なう。収納ラック100、101は、後述の第5図及び第6図に示すように、左右両側に取付部100a、101aが配設されており、各取付部100a、101aには、縦方向に規格に準じたピッチで複数の螺子孔100b、101bが穿設されている。第5図の取付図に示すラック100は、JIS規格に準じたものであり、その場合は、ラック側取付部3のラック取付用切欠き6を使って螺子止めを行なう。また、第6図の取付図に示すラック101は、EIAJの規格に準じたものであり、その場合は、長穴状のラック取付孔7を使って螺子止めを行なう。
なお、取付金具1は、筐体側取付部2の外側の取付孔4を使って、筐体側面10hに螺子止めを行なうこともでき、その場合は、第7図の正面図に示すように、取付金具1が前方にオフセットされ、ラック側取付部3が、筐体正面10aから前方に突出した状態になる。これにより、収納ラックに取り付けた筐体正面10aの位置が奥にシフトするため、筐体10に収容されている電源ユニット11や地デジ・アナログコンバータユニット12を、さらに不用意な接触から保護することができ、部品の損傷や接続されているケーブルの脱落などのトラブルの発生を防止することができる。
次に、壁面取付による筐体10の設置について説明する。第8図における(a)の左側面図及び(b)の背面図に示すように、取付金具1を、筐体10の両筐体側面10hにそれぞれ配置する。そして、筐体側取付部2を筐体側面10hに沿わせつつ筐体前方に向けて配置し、且つ左右の取付金具1のラック側取付部3が、互いに逆向きとなるように配置して、筐体側取付部2の外側の取付孔4を利用して、筐体側面10hに螺子止めを行なう。このように、取付金具1を筐体側面10hに取り付けると、第8図の(c)の平面図に示すように、ラック側取付部3が、筐体10の筐体背面10cから後方に突出した状態となる。
この筐体10を、第9図(a)に示すように、取付金具1のラック側取付部3を壁面Wに当接させて、ラック取付用切欠き6又はラック取付孔7を使って、壁面Wに螺子止めを行なう。壁面Wに設置された筐体10は、第9図(b)の平面図に示すように、その筐体背面10cと壁面Wとの間に通気用の一定のクリアランスCが生じるため、第3図の矢印で示しているように、筐体背面10cの通気孔10fにおける空気の出入りが妨げられることがない。よって、通気孔10fを通じて空冷ファン13により行なわれる電源ユニット11や地デジ・アナログコンバータユニット12の冷却が、適正に行なわれる。
次に、据え置きによる筐体10の設置について説明する。筐体10を据え置きする場合は、第10図における(a)の左側面図及び(b)の背面図に示すように、取付金具1を、筐体10の左右の筐体側面10hにそれぞれ配置する。この際、筐体側取付部2を筐体後方に向け、且つ左右の取付金具1のラック側取付部3が互いに向きあうように、ラック側取付部3を内向きにして配置する。そして、筐体側取付部2を、外側の筐体側取付孔4を利用して筐体側面10hに螺子止めを行なう。こうして、取付金具1を、筐体側面10hに取り付ければ、第10図の(c)の平面図及び第11図(a)の後方斜め上方からの斜視図に示すように、ラック側取付部3が筐体背面10cよりも後方に突出した状態になる。
この取付金具1が取り付けられた筐体10を、専用台に置くなどして壁際に設置すれば、第11図(b)に示すように、筐体10の筐体背面10cと壁面Wとの間に通気用の一定のクリアランスCが生じる。よって、壁面取付の場合と同様、筐体背面10cの通気孔10fにおける空気の出入りが妨げられることがなく、通気孔10fを通じて空冷ファン13により行なわれる電源ユニット11や地デジ・アナログコンバータユニット12の冷却が、適正に行なわれる。
以上、壁面取付や据え置きする場合で説明したように、誰が筐体10の設置を行っても、筐体10と壁面Wとの間に通気用の一定のクリアランスが生じ、空気の流れが阻害されないため、空冷機能や放冷機能が損なわれることがない。また、取付金具1は形状がシンプルであるため、専門的な技術を有していなくても、筐体10を手軽に設置することができる。
なお、図示は省略するが、壁面取付及び据え置きによる設置の場合、ラック側取付部を内外逆向きにすることも可能である。そして、壁面取付の場合に、ラック側取付部3を内向きにすれば、側方の壁面に干渉物がある場合でもそれを回避して設置することができる。また、据え置きの場合に、ラック側取付部3を外向きにすれば、筐体10が、壁面側を中心として左右方向に旋回することを防ぎ、位置ずれしにくくすることができる。
1 電子機器用筐体取付金具(取付金具)
2 取付部(筐体側取付部)
3 取付部(ラック側取付部)
4、5 筐体取付孔
6、7 ラック取付孔
10 電子機器用筐体(筐体)
10a 筐体正面
10b 挿入部
10c 筐体背面
10d スリット
10e スリット群
10f 通気孔
10g 筐体底面
10h 筐体側面
11 電源ユニット
12 地デジ・アナログコンバータユニット
12a 背面
13 空冷ファン
14 分配混合ユニット
15 脚
100 収納ラック
100a 取付部
100b 螺子孔
101 収納ラック
101a 取付部
101b 螺子孔
C クリアランス
W 壁面

Claims (4)

  1. 電子機器を収容する電子機器用筐体を、ラック取付又は壁面取付或いは据え置きなどの方法により設置する際に用いる電子機器用筐体の取付金具であって、
    当該取付金具は、左右の各筐体側面に取り付けられる左右一対のものであり、当該各取付金具は、横断面において一対の取付部がL字状をなし、少なくとも一方の当該取付部には、前記筐体側面に取り付ける際に利用可能な筐体取付孔が設けられ、少なくとも他方の当該取付部には、収納ラックに取り付けるラック取付孔又は切欠きが設けられており、
    前記ラック取付においては、前記各取付金具は、前記筐体側面の筐体正面近傍に、一方の前記取付部を前記筐体側面に沿わせつつ筐体後方に向けて配置されて、当該取付部の前記筐体取付孔を利用して取り付けられるとともに、他方の前記取付部が、その前記ラック取付孔又は切欠きを利用して収納ラックに取り付けられ、
    壁面取付及び据え置きにおいては、前記各取付金具は、前記筐体側面の筐体背面近傍に、一方の前記取付部を前記筐体側面に沿わせつつ筐体前方に向けて配置されて、当該取付部の前記筐体取付孔を利用して取り付けられるとともに、他方の前記取付部が壁面に当接した状態で、当該壁面と筐体背面と間に、通気用の一定のクリアランスを生じることを特徴とする電子機器用筐体取付金具。
  2. 前記ラック取付孔又は切欠きが、複数の規格に対応するピッチで設けられており、異なる前記規格の前記ラック取付孔又は切欠きが、異なる形状で形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器用筐体取付金具。
  3. 前記ラック取付における前記筐体取付孔と、壁面取付及び据え置きにおける前記筐体取付孔とが、別々に設けられており、前記ラック取付において、前記各筐体側面に取り付けられた前記取付金具の他方の前記取付部が、筐体正面と面一の状態になることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器用筐体取付金具。
  4. 左右の各筐体側面を一対の取付金具によってそれぞれ支持させて、ラック取付又は壁面取付或いは据え置きなどの方法により設置することができる電子機器用筐体であって、
    前記各取付金具は、横断面において一対の取付部がL字状をなし、少なくとも一方の当該取付部には、前記筐体側面に取り付ける筐体取付孔が設けられ、少なくとも他方の当該取付部には、前記収納ラックに取り付けるラック取付孔又は切欠きが設けられており、
    前記ラック取付においては、前記各取付金具が、前記筐体側面の筐体正面近傍に、一方の前記取付部を前記筐体側面に沿わせつつ筐体後方に向けて配置されて、当該取付部の前記筐体取付孔を利用して取り付けられるとともに、他方の前記取付部が、その前記ラック取付孔又は切欠きを利用して前記収納ラックに取り付けられ、
    壁面取付及び据え置きにおいては、前記各取付金具は、前記筐体側面の筐体背面近傍に、一方の前記取付部を前記筐体側面に沿わせつつ筐体前方に向けて配置されて、当該取付部の前記筐体取付孔を利用して取り付けられるとともに、他方の前記取付部が壁面に当接した状態で、当該壁面と前記筐体背面と間に、通気用の一定のクリアランスを生じることを特徴とする電子機器用筐体。
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