JP2010191849A - 状態保持回路及び状態保持方法 - Google Patents

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    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0766Error or fault reporting or storing

Abstract

【課題】複数のステータス信号の発生順序を容易に把握することを可能とする。
【解決手段】状態保持回路は、互いに接続されたM段(Mは2以上の整数)の状態保持部を備える。M段の状態保持部の各々は、N種類(Nは2以上の整数)の入力端子からの入力信号にそれぞれ対応するN個のラッチを備える。状態保持回路は更に、ステータス信号がi番目のタイミングでN種類の入力端子のうちのj個目の入力端子に入力したとき、M段の状態保持部のうちの第i番目の状態保持部が備えるN個のラッチのうちの第j番目のラッチをセットするスイッチ回路を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、回路の動作に関する情報を保持する技術に関する。
周辺機能マクロが搭載された1チップマイコンやシステムLSIにおいて、機能マクロの動作状態や異常状態(エラー)などの事象を示す情報を保持する技術が用いられている。このような情報を示すフラグは1箇所もしくはできるだけ少ないアドレスのレジスタに纏められる。事象が発生した場合に、これらのフラグは1にセットされる。
同一アドレス内で複数の異常状態(エラー)が発生した場合、異常状態の内容を把握し適切な解決手段を見出すために、フラグが1にセットされた順序を把握することが望まれる。
本願発明の参考技術として、特許文献1に記載のエラー検出回路を挙げる。図1は、このエラー検出回路の構成を示す。エラー検出回路は、エラー発生状態を保持するSRラッチと、エラー発生順序を生成するカウンタ(タイマ)と、エラー発生時にカウント値を取り込むレジスタ(ラッチ)で構成されている。
まずリセット信号により、エラーフリップフロップ101−iとカウンタ102とレジスタ103−iとが夫々「0」に初期設定される。エラー信号111−1が発生したとすると、レジスタ103−1は「0」を保持し、レジスタ103−2〜103−nはインクリメントされて値「1」がセットされる。次にエラー信号111−2が発生したとすると、レジスタ103−1には「0」が保持され、レジスタ103−2には「1」が保持され、レジスタ3−3〜3−nには2がセットされる。このような動作が繰り返されることにより、複数のエラーが発生した場合でもエラーの発生順を知ることができる。
特開昭63−73435号公報
特許文献1には、エラー発生順序を読み出す方法の詳細については記載されていない。本願発明の発明者の考えでは、図2に記載した方法例により、この特許文献1に記載の技術に基づいてエラー発生順序を読み出すことが出来る。図2は、1番目に発生したエラーと2番目に発生したエラーを検索する方法の例を示す。エラー発生順序を認識するための処理が開始されると、レジスタ103−1、103−2・・・103−nの値が順次読み出される(ステップS101−1、S101−2・・・S101−n)。その後、読み出された値に基づいて、最初に発生したエラーと2番目に発生したエラーが検索される(ステップS102−1、S102−2)。その後、検索されたエラーの情報に基づいて、回路の動作が正常であるか否かが判定される(ステップS103)。動作が正常であると判定されると、通常の復帰処理が行われる(ステップS104)。動作が異常であると判定されると、異常に対処するための動作処理が行われ(ステップS105)、システムが停止される。
特許文献1に記載された回路においては、CPUがエラー発生順序を完全に把握するためにはレジスタを全部読み出す必要がある。これは、複数のエラーが同時に発生した場合に同じ値を保持するレジスタが複数存在するためである。そのためエラーの数が多くなるとシステム異常有無の判断と復旧作業にかかる時間が延びるという問題がある。例えば全エラー数がnのときに、最初のエラーや2番目のエラーをCPUが見つけるには、図2のフローチャートに示したようにn回の読み出し命令が必要となる。従って、周辺マクロのクロック周波数に比べてCPUクロック周波数が相対的に低い場合、この問題が顕著化する場合がある。
以下に、[発明を実施するための形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の一側面における状態保持回路(1)は、互いに接続されたM段(Mは2以上の整数)の状態保持部(R1〜RM)を備える。M段の状態保持部の各々は、N種類(Nは2以上の整数)の入力端子(I1〜IN)からの入力信号にそれぞれ対応するN個のラッチ(DLR11〜DLRMN)を備える。状態保持回路は更に、ステータス信号がi番目のタイミングでN種類の入力端子のうちのj個目の入力端子に入力したとき、M段の状態保持部のうちの第i番目の状態保持部が備えるN個のラッチのうちの第j番目のラッチをセットするスイッチ回路(A11〜A1N、OR1)を備える。
本発明の一側面における状態保持方法は、互いに接続されたM段(Mは2以上の整数)の状態保持部(R1〜RM)を備える状態保持回路(1)を提供する工程を備える。M段の状態保持部の各々は、N種類(Nは2以上の整数)の入力端子からの入力信号にそれぞれ対応するN個のラッチ(DLR11〜DLRMN)を備える。状態保持方法は更に、ステータス信号がi番目のタイミングでN種類の入力端子のうちのj個目の入力端子に入力したとき、M段の状態保持部のうちの第i番目の状態保持部が備えるN個のラッチのうちの第j番目のラッチをセットする工程を備える。
本発明によれば、i番目のタイミングで発生した第j種類のステータス信号の情報がi番目の状態保持部のj番目のラッチに格納されるため、ステータス信号の種類と発生のタイミングを簡単に知ることができる。
図1は、参考技術におけるエラー検出回路の構成を示す。 図2は、参考技術におけるエラー発生順序の読み出し方法を示す。 図3は、状態保持回路の構成を示す。 図4は、状態保持回路の動作について説明するための図である。 図5は、状態保持回路の動作について説明するための図である。 図6は、状態保持回路の動作について説明するための図である。 図7は、エラー情報を読み出す動作を示すフローチャートである。 図8は、参考技術と本実施形態における情報の読み出し手順を比較した図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。図3は本実施形態における状態保持回路の構成を示す。この回路は、各々がN個のラッチ回路を備えるM段のレジスタによって、機器の状態を示すN種類のステータス信号を発生の順に1番目からM番目(N≧M)まで保持する。本実施形態では、ステータス信号はエラーの種類を示すエラー信号であるとして説明する。この回路は、エラー発生時に全エラー内容を保持する論理ゲートを有することにより、固定されたアドレスのレジスタを順次読み出すことによるエラー発生順序の把握を可能とする。
状態保持回路は、Nビット構成のレジスタ(状態保持部)R1〜RMをM段(Mは2以上の整数)有する。レジスタR1〜RMの各々は個別に割り当てられたアドレスによって特定される。M段のレジスタは縦列に接続される。状態保持部R1〜RMの各々は同様の回路構成を有する。1段目の状態保持部R1について説明する。状態保持部R1は並列に配列されたN個のラッチDLR11〜DLR1Nを備える。ラッチDLR11〜DLR1Nの各々は、リセット端子付きのDラッチ(D−latch with Reset)である。N個のラッチDLR11〜DLR1Nは、N種類のエラー信号(またはステータス信号)を伝達する配線I1〜INにそれぞれ接続される。
N個のラッチDLR11〜DLR1Nの各々には、同じ構成の配線が接続される。1個目のラッチDLR11について詳細に説明する。ラッチDLR11のリセット端子はリセット信号線Resetに接続される。ラッチDLR11のデータ入力端子Dは、配線I1に接続される。ラッチDLR11のゲート端子GTは、後述する論理和回路OR1の出力端子と接続される。
同一のレジスタR1に属するN個のラッチDLR11〜DLR1Nにそれぞれ対応して、N個の論理積回路A11〜A1Nが配置される。ラッチDLR11の出力端子Qは、そのラッチDLR11に対応する論理積回路A11の第1入力端子に接続される。第1入力端子の論理は反転される。論理積回路A11の第2入力端子は、N種類の配線I1〜INのうちの対応する配線I1に接続される。論理積回路A11の第3入力端子は、論理和回路OR1の出力端子に接続される。論理積回路A11の出力端子は、次段のレジスタR2が備えるN個のラッチDLR21〜2Nのうちの、当該論理積回路A11に対応するラッチDLR21のデータ入力端子Dに接続される。
同じレジスタR1に属するN個のラッチDLR11〜1Nの各々の出力端子は、同一の論理和回路OR1の入力端子に接続される。即ち論理和回路OR1はNビットの論理和素子である。論理和回路OR1の出力端子は、同じ段のレジスタR1に属するN個の論理積回路A11〜A1Nの各々の第3入力端子に接続される。論理和回路OR1の出力端子は更に、論理反転されて、同じ段のレジスタR1に属するN個のラッチDLR11〜1Nの各々のゲート入力端子GTに接続される。M段のレジスタR1〜RMの各々が備えるN個の論理積回路と1個の論理和回路とは、配線I1〜INから入力するエラー信号の種類を、その入力のタイミングと共に保持するためのスイッチ回路として機能する。
2段目からM段目までのレジスタR2〜RMは、上記の1段目のレジスタR1と同様の構成を有する。違いは、以下の点である。2段目からM段目までのレジスタR2〜RMでは、ラッチDLR21〜DLRMNのデータ入力端子D及び論理積回路A21〜AMNの第2入力端子は、配線I1〜INに代えて、前段の対応する論理積回路A11〜AM−1Nの出力端子に接続される。M段目のレジスタRMのラッチDLRM1〜DLRMNの各々の出力端子は、状態保持回路1の出力配線OUT1〜OUTNに接続される。
次に、図4、図5、図6に示されたM=2、N=5の場合を例に、本実施形態における状態保持回路1の動作について説明する。この例では、5種類のエラーについて、2番目に発生したエラー信号まで、その発生のタイミングと共に保持することができる。
図4は第1のタイミングで第2種類のエラーが発生した場合、すなわち2番目の配線I2にエラー信号が入力した場合を示す。初期設定ではリセット信号が入力端子Rに入力することにより、すべてのラッチDLR11〜DLR25の内部のフラグの値が「0」に設定される。更に、すべてのラッチDLR11〜DLR25のゲート端子GTは「1」、すなわちゲートが開かれた状態に設定される。
第1のタイミングで配線I2に、エラーが発生したことを示す値1(例えば電位がハイ)のエラー信号が入力する。エラー信号は第1段のレジスタR1の第2のラッチDLR12の入力端子Dに入力する。ラッチDLR12のフラグのみ「1」に設定される。ラッチDLR12の出力端子から値「1」の出力信号が出力される。
論理和回路OR1は、当該レジスタR1が備えるN個のラッチDLR11〜DLR15をネゲートするネゲート機能を実現する。具体的には、ラッチDLR12の出力信号が論理和回路OR1の入力端子に入力する。その結果、論理和回路OR1の出力端子に値「1」の出力信号が出力される。この出力信号が反転された値「0」が第1段のレジスタR1のラッチDLR11〜DLR15の各々のゲート入力端子GTに入力する。その結果ゲートが閉じられ、第2のタイミング以降に入力するエラー信号に対して、第1段のレジスタR1の状態が不変に保持される。この処理によって、第1段のレジスタR1には第1のタイミングで発生したエラー信号のみが記録される。
以上の処理によって、エラー信号をM段のレジスタR1〜RMのうち入力のタイミングに応じた段に転送する転送機能が実現されている。すなわち、第1のタイミングでのエラー信号の入力に応答して、第1段のレジスタR1の論理和回路OR1の出力信号の値が「0」から「1」に変化する。その結果、第1段のレジスタR1が備える論理積回路A11〜A15の第3入力端子の入力信号の値が「0」から「1」に変化する。この切替により、第1のタイミング以前で入力したエラー信号は第2段以降には伝達されず、第1のタイミング以降に入力したエラー信号は第2段に伝達される。一般に、エラー信号がi番目のタイミングで状態保持回路1に入力したとき、そのタイミング以降、i番目のレジスタRiは、エラー信号をi+1段目のレジスタRi+1に転送する。その結果、エラー信号がi番目のタイミングでN種類の入力端子のうちのj個目の入力端子、すなわち配線Ijに入力したとき、i番目のレジスタRiが備えるj番目のラッチDLRijがセットされる。
図5は、図4の状況に次いで第2のタイミングで第1の配線I1に値「1」のエラー信号が発生したときの状態保持回路1の動作を示す。エラー信号が第1段のレジスタR1の第1のラッチDLR11の入力端子Dに入力する。ラッチDLR11のゲート端子GTは「0」、すなわちオフに設定されているため、ラッチDLR11のフラグの値「0」は変化しない。エラー信号は更に、第1段のレジスタR1の中の第1の配線I1に対応する論理積回路A11の第2入力端子に入力する。この際、論理積回路A11の第1入力端子には、ラッチDLR11の出力端子Qからの出力信号の値「0」を反転した値「1」が入力している。更に、論理積回路A11の第3入力端子には、既述のように論理和素子OR1の出力端子から出力した値「1」の信号が入力している。そのため、論理和回路A11は第2入力端子に入力した値「1」のエラー信号を第2段のレジスタR2の対応するラッチDLR21に受け渡す。
第2段のレジスタR2のラッチDLR21のデータ入力端子Dに値「1」のエラー信号が入力する。ラッチDLR21のフラグは値「1」に設定される。ラッチDLR21の出力端子Qから値「1」の出力信号が出力される。この出力信号は論理和素子OR2の入力端子に入力する。論理和素子OR2の出力端子は値「1」の出力信号を出力する。この出力信号は論理が反転されて、第2段のレジスタR2のすべてのラッチDLR21〜DLR25のゲート入力端子GTに入力する。その結果、第2のタイミング以降にエラー信号が入力したとき、第2段のレジスタR2のデータは不変に保持される。
図6は、図4の状況に次いで第2のタイミングで第1の配線I1と第5の配線I5に値「1」のエラー信号が発生したときの状態保持回路1の動作を示す。図5の例に比べて第5の配線I5に値「1」のエラー信号が発生している点が異なっている。この場合、第1段のレジスタR1の第5の論理積回路A15の第2入力端子に値「1」の信号が入力する。この入力は第1のタイミング以降であるため、論理積回路A15は値「1」の入力信号を第2段のレジスタR2の対応するラッチDLR25に受け渡す。ラッチDLR25のフラグが「1」に設定される。ラッチDLR25の出力端子Qが値「1」の出力信号を出力する。この出力信号が論理和回路OR2に入力する。論理和回路OR2は値「1」の出力信号を出力する。この出力信号の論理が反転されて第2段のレジスタR2の全てのラッチDLR21〜DLR25のゲート入力端子GTに入力する。その結果、第2のタイミング以降、第2段のレジスタR2のフラグの値が保持される。このようにして、2個以上同一のタイミングで発生したエラーに関するデータは、同一のアドレスのレジスタに書き込まれる。
図7は、図4〜図6に示した状態保持回路1に保持されたエラー情報を読み出す動作を示すフローチャートである。CPUはこのフローチャートに示された手順を規定するプログラムに基づいて動作することにより、エラー信号に応答した異常処理を行う。まずCPUは、レジスタR1(Error status reg.1)を特定するアドレスを指定し、レジスタR1が保持しているデータを読み出す(ステップS1)。このデータは、第1のタイミングで発生したエラーの種類を示す。図6の例では、第1のタイミングで第2種のエラーが発生したことが読み取られる。次いでCPUは、レジスタR2(Error status reg.2)を特定するアドレスを指定し、レジスタR2が保持しているデータを読み出す(ステップS2)。このデータは、第2のタイミングで発生したエラーの種類を示す。図6の例では、第2のタイミングで第1種と第5種のエラーが発生したことが読み取られる。次いでCPUはエラーが正常か異常かの判定を行う(ステップS3)。エラーの発生順序が正常であると判定されると(ステップS3YES)、CPUは通常のシステム復帰処理を行う(ステップS4)。エラーの発生順序が想定された正常な順序でなかった場合(ステップS3NO)、CPUはアラーム表示等の異常動作時の処理を行い(ステップS5)、システムを停止する。
本実施形態ではエラーが発生する(フラグが立つ)毎に全てのエラーフラグの状態が順次レジスタに格納される。そのため参考技術と比べて発生順序を確認するためのCPUの読み出し回数が少なく済む。参考技術として挙げた図2の処理では、エラー発生順序は、最後のレジスタ103−nまで読み出さないと判断することができない。一方、本実施形態では、2回の読み出し動作により、エラーの発生順序を把握することができる。この結果、システム異常有無の判断と復旧作業を迅速に行うことができる。
本実施形態においては、複数の状態信号やエラー信号などの事象について、CPUもしくは外部から特定のレジスタを読み出すことで、発生した事象とそのタイミングとを把握することができる。サンプルする状態信号やエラー信号の種類数Nと発生順序Mとの間にはN≧M以外に制約は無いので、1チップマイコン・SoCのシステムの構成やCPUのビット幅、解析深度に応じて自由にM、Nを設定することができる。
図8は、参考技術と本実施形態における情報の読み出し手順を比較した図である。参考技術では、レジスタ103−1〜103−nが順次読み出された後、1番目に発生したエラー、2番目に発生したエラーが順次、認識される。その後エラー判定が行われ、通常復帰処理が行われる。エラー発生から通常復帰するまでの時間がT1で示されている。エラー発生順序を把握するために、全レジスタの読み出しとエラー発生順の検索を行うための時間が必要とされる。この時間は、周辺マクロにおけるエラーからの復帰を短時間化する上で大きな障害となり得る。エラー数が増えるとこの問題はより顕著になる。またCPUクロック周波数fcpuが周辺マクロクロック周波数fmacroより相対的に低くなる場合も、復帰時間T1が延びるため問題がより顕著になる。
一方、本実施形態では、第1段のレジスタR1が読み出され、第2段のレジスタR2が読み出される。次いでエラー判定がなされ、通常復帰処理が行われる。エラー発生から通常復帰するまでの時間がT2で示されている。本実施形態では、サンプルするエラーの数(N)が多くなっても、NがCPUのビット幅までなら、CPUの読み出し動作の回数はエラー発生順の数(M)だけで済む。そのためCPUのクロック周波数fcpuが周辺マクロのクロック周波数fmacroより低い場合には、本実施形態の方がシステム異常有無の判断と復旧作業時間を短時間で行うことができる。
A11〜A1N 論理積回路
DLR11〜MN ラッチ
I1〜IN 配線
OR1〜ORM 論理和回路
OUT1〜OUTN 出力配線
R1〜RM レジスタ

Claims (10)

  1. 互いに接続されたM段(Mは2以上の整数)の状態保持部を具備し、
    前記M段の状態保持部の各々は、
    N種類(Nは2以上の整数)の入力端子からの入力信号にそれぞれ対応するN個のラッチを備え、
    当該状態保持回路は更に、ステータス信号がi番目のタイミングで前記N種類の入力端子のうちのj個目の入力端子に入力したとき、前記M段の状態保持部のうちの第i番目の状態保持部が備える前記N個のラッチのうちの第j番目のラッチをセットするスイッチ回路を具備する
    状態保持回路。
  2. 請求項1に記載された状態保持回路であって、
    前記スイッチ回路は、前記M段の状態保持部のうち第i番目の状態保持部の前記N個のラッチのいずれかへのステータス信号の入力に応答して、前記第i番目の状態保持部の前記N個のラッチをネゲートする信号を生成するネゲート機能を有する
    状態保持回路。
  3. 請求項2に記載された状態保持回路であって、
    前記ネゲート機能は、前記M段の状態保持部のうち第i番目の状態保持部の前記N個のラッチのそれぞれの出力端子に接続された入力端子と、第i番目の状態保持部の前記N個のラッチの各々のゲート端子に接続された出力端子とを備える論理和回路によって実現される
    状態保持回路。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載された状態保持回路であって、
    前記スイッチ回路は、ステータス信号がi番目のタイミングで当該状態保持回路に入力したとき、それ以降、前記M段の状態保持部のうちi番目の状態保持部に入力したステータス信号をi+1段目の状態保持部に転送する転送機能を有する
    状態保持回路。
  5. 請求項4に記載された状態保持回路であって、
    前記転送機能は、前記M段の状態保持部のうちの第i番目の状態保持部が備える前記N個のラッチの各々に対応して配置され、前記N個のラッチのうちの対応するラッチの出力端子に接続された第1入力端子と、前記N種類の入力端子のうちの対応する入力端子に接続された第2入力端子と、前記M段の状態保持部のうちの第i+1段目の状態保持部の前記N個のラッチのうちの対応するラッチの入力端子に接続された出力端子とを備える論理積回路によって実現される
    状態保持回路。
  6. M段(Mは2以上の整数)の状態保持部を具備する状態保持回路を提供する工程と、
    前記M段の状態保持部の各々は、
    N種類(Nは2以上の整数)の入力端子からの入力信号にそれぞれ対応するN個のラッチを備え、
    ステータス信号がi番目のタイミングで前記N種類の入力端子のうちのj個目の入力端子に入力したとき、前記M段の状態保持部のうちの第i番目の状態保持部が備える前記N個のラッチのうちの第j番目のラッチをセットする工程を具備する
    状態保持方法。
  7. 請求項6に記載された状態保持方法であって、
    前記第j番目のラッチをセットする工程は、前記M段の状態保持部のうち第i番目の状態保持部の前記N個のラッチのいずれかへのステータス信号の入力に応答して、前記第i番目の状態保持部の前記N個のラッチをネゲートする信号を生成する工程を具備する
    状態保持方法。
  8. 請求項7に記載された状態保持方法であって、
    前記N個のラッチをネゲートする信号を生成する工程は、前記M段の状態保持部のうち第i番目の状態保持部の前記N個のラッチのそれぞれの出力端子に接続された入力端子と、第i番目の状態保持部の前記N個のラッチの各々のゲート端子に接続された出力端子とを備える論理和回路によって実現される
    状態保持方法。
  9. 請求項6から8のいずれかに記載された状態保持方法であって、
    前記第j番目のラッチをセットする工程は、ステータス信号がi番目のタイミングで当該状態保持回路に入力したとき、それ以降、前記M段の状態保持部のうちi番目の状態保持部に入力したステータス信号をi+1段目の状態保持部に転送する工程を具備する
    状態保持方法。
  10. 請求項9に記載された状態保持方法であって、
    前記ステータス信号を転送する工程は、前記M段の状態保持部のうちの第i番目の状態保持部が備える前記N個のラッチの各々に対応して配置され、前記N個のラッチのうちの対応するラッチの出力端子に接続された第1入力端子と、前記N種類の入力端子のうちの対応する入力端子に接続された第2入力端子と、前記M段の状態保持部のうちの第i+1段目の状態保持部の前記N個のラッチのうちの対応するラッチの入力端子に接続された出力端子とを備える論理積回路によって実現される
    状態保持方法。
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