JP2010189033A - 円盤状記録メディアの収容容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】円盤状記録メディアを大量に収納できるとともに、機械的に円盤状記録メディアを収納するのも容易であり、収納された円盤状記録メディアを一覧することができ、さらに収納された円盤状記録メディアを容易に取り出すことが可能な収容容器を提供する。
【解決手段】2枚の扉板2と該扉板2の間に設置される1枚以上の中板3からなり、少なくとも中板3の両面に円盤状記録メディアDの収容部5を備えた円盤状記録メディアの収容容器1であって、扉板2と中板3はそれぞれ外形が略等しい実質的に方形の平板状であって、扉板2の内面側端縁の1辺、中板の一面側端縁の1辺及び該1辺と対向する辺であって他面側に設けられたヒンジ部4を介してジグザグ状に連設されていることにより、扉板2及び中板3をジグザグ状に折り畳むことが可能であることを特徴とする円盤状記録メディアの収容容器1である。
【選択図】図3
【解決手段】2枚の扉板2と該扉板2の間に設置される1枚以上の中板3からなり、少なくとも中板3の両面に円盤状記録メディアDの収容部5を備えた円盤状記録メディアの収容容器1であって、扉板2と中板3はそれぞれ外形が略等しい実質的に方形の平板状であって、扉板2の内面側端縁の1辺、中板の一面側端縁の1辺及び該1辺と対向する辺であって他面側に設けられたヒンジ部4を介してジグザグ状に連設されていることにより、扉板2及び中板3をジグザグ状に折り畳むことが可能であることを特徴とする円盤状記録メディアの収容容器1である。
【選択図】図3
Description
本発明は、CD、DVD、ブルーレイディスク等、円盤状記録メディア(以下、単にディスクということがある)を収容するための容器に係り、特に、大量のディスクをコンパクトに収容できるとともに、ディスクを収納するのが容易であり、収納したディスクを一覧することが可能で、さらに任意のディスクを簡単に取り出すことができる円盤状記録メディアの収容容器に関する。
円盤状記録メディアはデータやプログラム等の文字情報や、音楽情報、画像情報等の記録のために古くから用いられていたが、近年では、例えばバックアップ用データの保存などにも多用されている。
このような円盤状記録メディアは、比較的高価なものは一枚づつ合成樹脂製透明ケースに包装されているが、空ディスクや安価な物になると、例えば特許文献1に記載されているような、ディスクの孔部を貫通する支持棒を上面の中央部から上方に延出させたボトムプレートと、該ボトムプレートの上面を開閉自在に被覆する中空のアウターケースと、を備えるスピンドルケース等に多数積層されて収容される。このようなケースは数十〜数百枚のディスクを一度に収容する場合には適しているものの、記録済みのディスクを保存する際に問題が生じる。
このような円盤状記録メディアは、比較的高価なものは一枚づつ合成樹脂製透明ケースに包装されているが、空ディスクや安価な物になると、例えば特許文献1に記載されているような、ディスクの孔部を貫通する支持棒を上面の中央部から上方に延出させたボトムプレートと、該ボトムプレートの上面を開閉自在に被覆する中空のアウターケースと、を備えるスピンドルケース等に多数積層されて収容される。このようなケースは数十〜数百枚のディスクを一度に収容する場合には適しているものの、記録済みのディスクを保存する際に問題が生じる。
例えば、空ディスクがスピンドルケースに収納されて販売された場合、記録済みのディスクについては、例えば特許文献2に記載されているような、ディスクを収容した複数のシート状保護袋が収納されてなるディスク収納ケース等を別途購入し、これにディスクを収納して保存する事が多い。しかしながら、ディスク収納ケースを別途購入すれば、空ディスクが収納されていたスピンドルケースが不要になり廃棄されてしまうので、資源の無駄遣いを助長し環境を悪化させるばかりでなく、コスト高とならざるを得ない。また、このディスク収納ケースにディスクを収納するには、シート状保護袋を一枚づつ開いてディスクを入れる必要があるが、この作業は手間が掛かり、また商業的に機械的に行うのは困難なので、未使用のディスクを大量に販売する場合の包装用容器としては適さない。
一方、スピンドルケースをそのまま保存に使用することも考えられるが、記録済みディスクをスピンドルケースに積み重ねて収容すれば、記録内容を記載したレーベル面が上に積み重ねたディスクで隠れてしまうため、目的のディスクを探すのが困難である。また、目的のディスクをスピンドルケースから取り出すには、目的のディスクの上に積み重ねられた不要なディスクを先に取り外し、予め用意した適当な場所に不要なディスクを一旦退避させてから必要なディスクを取り出し、それから退避させたディスクをスピンドルケースに戻すといった煩雑な作業が必要になる。
このような問題のうち、目的のディスクを探し出す点については、特許文献3に記載されているような、積み重ねた光記録媒体(ディスク)の間に挟装可能な短冊状の本体と、前記本体に形成され、スピンドルケースの支持柱が挿通可能な所定の形状を有する挿通部と、前記本体の少なくとも一端に設けられ、且つ、前記支持柱を前記挿通部に挿通するとき、前記光記録媒体(ディスク)の外周部より外側にはみ出す表示部と、を有するしおり等を利用することにより解消される。しかしながら、このようなしおりを利用した場合であっても、目的のディスクをスピンドルケースから取り出す際の煩雑さは一向に解消されない。
このような問題のうち、目的のディスクを探し出す点については、特許文献3に記載されているような、積み重ねた光記録媒体(ディスク)の間に挟装可能な短冊状の本体と、前記本体に形成され、スピンドルケースの支持柱が挿通可能な所定の形状を有する挿通部と、前記本体の少なくとも一端に設けられ、且つ、前記支持柱を前記挿通部に挿通するとき、前記光記録媒体(ディスク)の外周部より外側にはみ出す表示部と、を有するしおり等を利用することにより解消される。しかしながら、このようなしおりを利用した場合であっても、目的のディスクをスピンドルケースから取り出す際の煩雑さは一向に解消されない。
本発明はかかる実情に鑑み、上記従来技術の問題点を解消し、ディスクを大量に収納できるとともに、ディスクを収納するのも容易で機械的に収納することも可能であり、収納されたディスクを一覧することができ、さらに収納されたディスクを取り出すのが簡単な収容容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1は、2枚の扉板と該扉板の間に設置される1枚以上の中板からなり、少なくとも中板の両面に円盤状記録メディアの収容部を備えた円盤状記録メディアの収容容器であって、
扉板と中板はそれぞれ外形が略等しい実質的に方形の平板状であって、扉板の内面側端縁の1辺、中板の一面側端縁の1辺及び該1辺と対向する辺であって他面側に設けられたヒンジ部を介してジグザグ状に連設されてなり、扉板及び中板がジグザグ状に折り畳むことが可能であることを特徴とする円盤状記録メディアの収容容器を内容とする。
扉板と中板はそれぞれ外形が略等しい実質的に方形の平板状であって、扉板の内面側端縁の1辺、中板の一面側端縁の1辺及び該1辺と対向する辺であって他面側に設けられたヒンジ部を介してジグザグ状に連設されてなり、扉板及び中板がジグザグ状に折り畳むことが可能であることを特徴とする円盤状記録メディアの収容容器を内容とする。
本発明の請求項2は、折り畳み時に対向する収容部が、円盤状記録メディアの中心孔と嵌合可能な円周上に突設された2以上の弧状突起からなる保持手段を有し、前記弧状突起の高さは収容する円盤状記録メディアの厚さの2倍以下であり、折り畳み時には対向する面からそれぞれ突設された弧状突起が、対向する面の弧状突起の間に互いに挿入されることを特徴とする請求項1に記載の円盤状記録メディアの収容容器を内容とする。
本発明の請求項3は、折り畳み時に対向する2面には、それぞれ対向する面を係止する係止部が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の円盤状記録メディアの収容容器を内容とする。
本発明の請求項4は、係止部が扉板及び中板の周縁から突設された外周リブと、該外周リブの内側から突設され、対向する外周リブの内側に嵌合される内周リブからなることを特徴とする請求項3に記載の円盤状記録メディアの収容容器を内容とする。
本発明の請求項5は、2枚の扉板の内面側にも円盤状記録メディアの収容部を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の円盤状記録メディアの収容容器を内容とする。
本発明による円盤状記録メディアの収容容器は、2枚の扉板と該扉板の間に設置される1枚以上の中板からなり、これら扉板と中板がジグザグ状に連設されていることにより、扉板及び中板をジグザグ状に折り畳むことができるように構成されている。従って、該収容容器を一枚の板状に延ばすことにより、機械的にディスクを収納するのも容易になり、また、天井等から吊して販売用に展示したりすることができる。また、半開き状態として収容容器を台上に自立させ、両側から収納されているディスクを販売用に展示したり、また、一覧して目的のディスクを探したり、更に、目的のディスクだけを選択して容易に取り出すことができる。また、本発明の収容容器はコンパクトに折り畳むことができるので、大きなスペースを必要とせず書棚等に並べて保存することができる。
収容部が、円盤状記録メディアの中心孔と嵌合可能な円周上に突設された2以上の弧状突起からなる保持手段を有し、前記弧状突起の高さは円盤状記録メディアの厚さの2倍以下であり、折り畳み時には対向する面からそれぞれ突設された弧状突起が、対向する面の弧状突起の間に互いに挿入されるようにすれば、弧状突起の高さがディスクの厚さよりも高く、ディスクを保持し易いばかりでなく、収容容器を折り畳んだ時に弧状突起同士が干渉しないため、コンパクトに折り畳むことができる。
折り畳み時に対向する2面に、それぞれ対向する面を係止する係止部を設けると、折り畳まれた収容容器が不用意に開かないので、安全にディスクを保管できる。また、この係止部を扉板及び中板の周縁から突設された外周リブと、該外周リブの内側から突設され、折り畳み時に対向する外周リブの内側に嵌合される内周リブから構成すると、この外周リブと内周リブがディスクの端縁を保護する壁としても機能するので、より安全にディスクを保管できる。
2枚の扉板の内面側にも円盤状記録メディアの収容部を備えると、更に収容量が増加し、大量のディスクを収容するのに好都合である。
本発明の円盤状記録メディアの収容容器は、代表的な実施例を示す図1〜図4に基づいて説明すれば、2枚の扉板2と該扉板2の間に設置される1枚以上の中板3からなり、中板の両面に円盤状記録メディアDの収容部を備えた円盤状記録メディアの収容容器1であって、扉板2と中板3はそれぞれ外形が略等しい実質的に方形の平板状であって、扉板2の内面側端縁の1辺、中板の一面側端縁の1辺及び該1辺と対向する辺であって他面側に設けられたヒンジ部4を介してジグザグ状に連設されていることにより、扉板2及び中板3をジグザグ状に折り畳むことが可能とされていることを特徴とする。
本発明の収容容器1は、完全に展開すれば平板状になり、少なくとも中板の表裏両面にディスクDが保持される。またこれを完全に折り畳めば、図1に記載したような直方体状になり、ディスクDは該収容容器の内部に収容される。この収容容器には、最低、中板の数×2枚のディスクDを収容できるが、本実施例では扉板2の内面側にも収容部5を設けているのでさらに2枚多くのディスクDを収容できる。なお、普通は1つの収容部に1枚のディスクDを収容できるようにするが、1つの収容部に2枚以上のディスクDを収容できるようにする場合は、更に多くのディスクDを収容できる。
本発明において扉板2とは、本発明の収容容器1を平板状に展開したときに両端に1枚づつ計2枚配置され、直方体状に折り畳んだときに最上部及び最下部に配置される実質的に方形の平板状体である。但し、本発明の効果を妨げない限り、角部を丸めたり、ヒンジ部が設けられていない辺を曲線状にする等、デザイン上の目的等から多少の変形がされていてもよい。
該扉板2の外面側は、図2に示すように、折り畳んだ時に上面及び底面になるので平坦面とするほうが好ましいが、装飾のために凹凸模様などを設けることもできる。
扉板2の内面側の構造は特に限定されず、後述の中板3と同様、ディスクDを収容するための収容部5を設けてもよいし(本実施例では収容部5が設けられている)、収容したディスクの内容リスト、宣伝広告チラシ、歌詞カード等のメッセージシートを保持するための保持機構(係止爪やクリップ等)を設けることもできる。また、このようなメッセージシートは、扉板2とディスクDとの間に介装することもできる。
該扉板2の外面側は、図2に示すように、折り畳んだ時に上面及び底面になるので平坦面とするほうが好ましいが、装飾のために凹凸模様などを設けることもできる。
扉板2の内面側の構造は特に限定されず、後述の中板3と同様、ディスクDを収容するための収容部5を設けてもよいし(本実施例では収容部5が設けられている)、収容したディスクの内容リスト、宣伝広告チラシ、歌詞カード等のメッセージシートを保持するための保持機構(係止爪やクリップ等)を設けることもできる。また、このようなメッセージシートは、扉板2とディスクDとの間に介装することもできる。
本発明において中板3とは、上記した2枚の扉板2の間に配置される板状体であり、その両面側にディスクDを保持、収容するための収容部5が設けられている。その外形は上記の扉板2と略等しいので、これら扉板2と中板3を折り畳んで積み重ねることにより全体としてコンパクトな直方体状となる。
但し、外形以外の部分は扉板2と同じである必要はなく、例えば図4に記載されているように、ディスクDを収容したときにディスクDの周縁部が配置される部分に指が入る程度の透孔3aを設け、取り出しやすくすることもできるし、或いは、図5に記載されているように、もっと大きな透孔3aなどを設けることにより、収容容器1を軽量化するとともに、材料コストを低減し、安価な収容容器とすることもできる。
なお、中板3の枚数は特に限定されず、ディスクDの所望の収容枚数に応じて適宜定めることができる。
但し、外形以外の部分は扉板2と同じである必要はなく、例えば図4に記載されているように、ディスクDを収容したときにディスクDの周縁部が配置される部分に指が入る程度の透孔3aを設け、取り出しやすくすることもできるし、或いは、図5に記載されているように、もっと大きな透孔3aなどを設けることにより、収容容器1を軽量化するとともに、材料コストを低減し、安価な収容容器とすることもできる。
なお、中板3の枚数は特に限定されず、ディスクDの所望の収容枚数に応じて適宜定めることができる。
上記の扉板2及び中板3は、扉板2及び中板3をジグザグ状に折り畳むことが可能な形状とされている。
本実施例では、図3に示すように、扉板2−1の内面側(図中、下面側)2bの端縁の1辺(2b)と中板3−1の一面側(図中、上面側)3aの端縁の1辺(3a)との間にヒンジ4−1が、また中板3−1の(3a)と対向する辺であって他面側(下面側)3bの端縁の1辺(3b)と中板3−2の一面側(上面側)3aの端縁の1辺(3a)との間にヒンジ4−2が、また中板3−2の(3a)と対向する辺であって他面側(下面側)3bの端縁の1辺(3b)と中板3−3の一面側(上面側)3aの端縁の1辺(3a)との間にヒンジ4−3が、また中板4−3の(3a)と対向する辺であって他面側(下面側)3bの端縁の1辺(3b)と中板3−4の一面側(上面側)3aの端縁の1辺(3a)との間にヒンジ4−4が、更に、中板3−4の(3a)と対向する辺であって他面側(下面側)3bの端縁の1辺(3b)と扉板2−2の内面側(上面側)2aの端縁の1辺(2a)との間にヒンジ4−5がそれぞれ設けられている。
このように、ヒンジ部4(4−1〜4−5)を介して前記扉板2(2−1、2−2)と中板3(3−1〜3−4)をジグザグ状に連設することにより、扉板及び中板をジグザグ状に折り畳むことができるように構成されている。
本実施例では、図3に示すように、扉板2−1の内面側(図中、下面側)2bの端縁の1辺(2b)と中板3−1の一面側(図中、上面側)3aの端縁の1辺(3a)との間にヒンジ4−1が、また中板3−1の(3a)と対向する辺であって他面側(下面側)3bの端縁の1辺(3b)と中板3−2の一面側(上面側)3aの端縁の1辺(3a)との間にヒンジ4−2が、また中板3−2の(3a)と対向する辺であって他面側(下面側)3bの端縁の1辺(3b)と中板3−3の一面側(上面側)3aの端縁の1辺(3a)との間にヒンジ4−3が、また中板4−3の(3a)と対向する辺であって他面側(下面側)3bの端縁の1辺(3b)と中板3−4の一面側(上面側)3aの端縁の1辺(3a)との間にヒンジ4−4が、更に、中板3−4の(3a)と対向する辺であって他面側(下面側)3bの端縁の1辺(3b)と扉板2−2の内面側(上面側)2aの端縁の1辺(2a)との間にヒンジ4−5がそれぞれ設けられている。
このように、ヒンジ部4(4−1〜4−5)を介して前記扉板2(2−1、2−2)と中板3(3−1〜3−4)をジグザグ状に連設することにより、扉板及び中板をジグザグ状に折り畳むことができるように構成されている。
中板3の両面側には(好ましくは扉板2の内面側にも)ディスクDを収容するための収容部5が設けられる。収容部5の構造は従来より合成樹脂製ケース等でディスクの保持のために用いられている構造が全て好適に採用できるが、大量且つ省スペースにディスクDを保持できる構造のほうが好ましい。特に、折り畳み時に対向する収容部5の場合、図4に示したように、ディスクDの保持手段6を、ディスクDの中心孔と嵌合可能な円周上に突設された2以上の弧状突起とし、折り畳み時には対向する面からそれぞれ突設された弧状突起が、対向する面の弧状突起の間に互いに挿入されるようにすれば、保持手段6の先端に返しなどを設けて該保持手段6の突出高さがディスクDの厚さより大きくしても、折り畳み時に保持手段6同士が干渉せず、省スペースに収容できる。但し、前記弧状突起の突出高さが余りに高すぎると、このような効果が小さくなるので、突出高さは収容する円盤状記録メディアの厚さの2倍以下が好ましい。
なお、本発明における保持手段6は上記のようなディスクDの中心孔で保持する物に限られず、例えば図5に記載されているように、ディスクの端部で保持するような構成でもよい。
また、通常の場合、1つの収容部5には1枚のディスクDを収容するようにするのが好ましく、この場合収容容器1全体の大きさは人手で容易に扱える程度の大きさに収まるので好都合である。但し、特に大量のディスクDを扱う場合には、例えば図6に示したように、1つの収容部に複数の保持手段6を設け複数のディスクDを収容することもできる。
また、通常の場合、1つの収容部5には1枚のディスクDを収容するようにするのが好ましく、この場合収容容器1全体の大きさは人手で容易に扱える程度の大きさに収まるので好都合である。但し、特に大量のディスクDを扱う場合には、例えば図6に示したように、1つの収容部に複数の保持手段6を設け複数のディスクDを収容することもできる。
本発明において係止部7とは、折り畳まれた扉板2及び中板3が不用意に開かないようにするためのものであり、折り畳み時に対向する2面に設けられる。ここで折り畳み時に対向する2面とは、扉板2の内面及び中板3の両面であって、ヒンジ部4を中心に折り曲げたときに内側になる2面のことを言う。
係止方法については特に限定されず、例えば図4に示したような、扉板2及び中板3の周縁から突設された外周リブ7aと、該外周リブ7aの内側から突設され、対向する外周リブ7aの内側に嵌合される内周リブ7bからなる嵌合構造を設けることができる。その他、折り畳み時に対向する面に面接合ファスナーを布設したり、或いは先端に返しが設けられた突起と該突起の返しを受容する凹部を設けることもできる。
本発明の円盤状記録メディアの収容容器の材料は、透明又は半透明の合成樹脂が好適である。
係止方法については特に限定されず、例えば図4に示したような、扉板2及び中板3の周縁から突設された外周リブ7aと、該外周リブ7aの内側から突設され、対向する外周リブ7aの内側に嵌合される内周リブ7bからなる嵌合構造を設けることができる。その他、折り畳み時に対向する面に面接合ファスナーを布設したり、或いは先端に返しが設けられた突起と該突起の返しを受容する凹部を設けることもできる。
本発明の円盤状記録メディアの収容容器の材料は、透明又は半透明の合成樹脂が好適である。
叙上のとおり、本発明の円盤状記録メディアの収容容器によれば、扉板及び中板をジグザグ状に折り畳むことができるように構成されている。従って、必要時には一枚の板状に伸ばすことができるので、機械的にディスクを収納するのが容易であり、また、天井等から吊して両面を販売用に展示することができる。また、半開き状態として収容容器を台上に自立させ、両側から収納されているディスクを販売用に展示したり、また一覧して目的のディスクを探したり、また目的のディスクだけを選択して取り出すことができる。更に、小さく折り畳んで直方体状とし、書棚等に省スペースで保存することができる。したがって、販売時におけるディスクの展示用として使用できるだけでなく、空ディスクや記録済みディスクの保存用としても用いることができる収容容器として頗る有用である。
1 円盤状記録メディアの収容容器
2、2−1、2−2 扉板
3、3−1、3−2、3−3、3−4 中板
3a 透孔
4、4−1、4−2、4−3、4−4、4−5 ヒンジ部
5 収容部
6 保持手段
7 係止部
7a 外周リブ
7b 内周リブ
D 円盤状記録メディア(ディスク)
2、2−1、2−2 扉板
3、3−1、3−2、3−3、3−4 中板
3a 透孔
4、4−1、4−2、4−3、4−4、4−5 ヒンジ部
5 収容部
6 保持手段
7 係止部
7a 外周リブ
7b 内周リブ
D 円盤状記録メディア(ディスク)
Claims (5)
- 2枚の扉板と該扉板の間に設置される1枚以上の中板からなり、少なくとも中板の両面に円盤状記録メディアの収容部を備えた円盤状記録メディアの収容容器であって、
扉板と中板はそれぞれ外形が略等しい実質的に方形の平板状であって、扉板の内面側端縁の1辺、中板の一面側端縁の1辺及び該1辺と対向する辺であって他面側に設けられたヒンジ部を介してジグザグ状に連設されてなり、扉板及び中板がジグザグ状に折り畳むことが可能であることを特徴とする円盤状記録メディアの収容容器。 - 折り畳み時に対向する収容部が、円盤状記録メディアの中心孔と嵌合可能な円周上に突設された2以上の弧状突起からなる保持手段を有し、前記弧状突起の高さは収容する円盤状記録メディアの厚さの2倍以下であり、折り畳み時には対向する面からそれぞれ突設された弧状突起が、対向する面の弧状突起の間に互いに挿入されることを特徴とする請求項1に記載の円盤状記録メディアの収容容器。
- 折り畳み時に対向する2面には、それぞれ対向する面を係止する係止部が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の円盤状記録メディアの収容容器。
- 係止部が扉板及び中板の周縁から突設された外周リブと、該外周リブの内側から突設され、対向する外周リブの内側に嵌合される内周リブからなることを特徴とする請求項3に記載の円盤状記録メディアの収容容器。
- 2枚の扉板の内面側にも円盤状記録メディアの収容部を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の円盤状記録メディアの収容容器。
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120501 |