JP2010187884A - 歯科インプラント用アバットメントの作製方法 - Google Patents

歯科インプラント用アバットメントの作製方法 Download PDF

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昌也 瀬藤
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Abstract

【課題】 ワックスアップや三次元計測を行わずに患者の口腔内の条件にあった準オーダーメイドのアバットメントを作製できる歯科インプラント用アバットメントの作製方法を提供すること。
【解決手段】 使用者に予め提供されている、アバットメント基台部とアバットメント支柱部からなる少なくとも2部品に分割された各々の部品の形状情報が異なる複数の歯科インプラント用アバットメント模型組を用い、使用者が患者の顎または顎模型上で該歯科インプラント用アバットメント模型組の最適な組合せを決定し、使用者がその決定した組合せ情報を歯科インプラント用アバットメント供給者側に伝え、該情報を用いて該供給者側が歯科インプラント用アバットメント模型組の最適な組合せと外形が同じで一体形状のアバットメントを製造して使用者に提供することを特徴とする歯科インプラント用アバットメントの作製する方法とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インプラントフィクスチャーの口腔内側に装着し、歯科用インプラントの上部構造体を固定するために用いる歯科インプラント用アバットメントの作製方法に関する。
欠如歯部における歯科補綴法として行われているブリッジや床義歯による方法に加え、欠如歯部の顎骨内に形成した埋入穴に歯科用補綴物の維持安定装置となるインプラントフィクスチャーを埋入して天然歯における歯根の機能を代行させ、このインプラントフィクスチャーに歯科用補綴物の固定装置を連結固定して歯科用補綴物維持装置とし、この歯科用補綴物維持装置に歯科用補綴物を固定する歯科用インプラントの技術が開発され実施されている。
このインプラント治療において、歯科用補綴物の固定装置を連結固定する方法として歯科インプラント用アバットメント(以後、単にアバットメントと呼ぶことがある)を用いることが一般的である。一般的なアバットメントは欠如歯部の顎骨内に埋入されたインプラントフィクスチャーとネジで固定されるための貫通穴あるいは雄ねじ等の係合部を有し、歯科用補綴物をネジやセメント等で固定する。アバットメントの外形は、円筒に近い筒型や截頭円錐型であり(例えば、特許文献2〜5参照。)、インプラントフィクスチャーと歯科用補綴物の角度が異なる場合には角度付きのアバットメント等(例えば、特許文献6〜8参照。)多種の形状がある。
アバットメントの直径は、インプラントフィクスチャーから口腔内側に向かって一旦拡径してから平行あるいは縮径する形状が一般的である(例えば、特許文献9,10参照。)。この拡径している部分は歯肉内に収まる部分であり、この部位より口腔内側部に歯科用補綴物が固定される。拡径部と縮径部の境界は、既成の形状をしたアバットメントでは直線や規則的な曲線を用いたものが多いが、近年では歯科用CAD/CAMシステムを利用して患者の複雑な歯肉境界線(マージンライン)を再現した形状のアバットメントもある(例えば、特許文献11参照。)。
歯科用CAD/CAMシステムを利用すれば、アバットメントの大きさ,太さ,フィクスチャーとの角度等、患者個人に合った形状のアバットメントを提供することが可能である。しかし、歯科用CAD/CAMシステムは、アバットメント形状をワックスアップし、口腔内模型を三次元測定装置で三次元データ化し、コンピュータ上でアバットメントの詳細な設計を行い、自動切削装置を用いて材料ブロックの切削加工により削り出して作製するために行程が繁雑で時間がかかり、設備の投資や維持のコストも大きいという欠点があった。
特表2000−516835号公報 特開2005−270334号公報 特開2007−98054号公報 特開2008−6239号公報 特開2004−113718号公報 特開2004−337190号公報 特開2005−52175号公報 特開平10−108871号公報 特開2003−325552号公報 特表2008−543484号公報 特開2008−79782号公報
そこで本発明は、ワックスアップや三次元計測を行わずに、それぞれの患者に適合した準オーダーメイドのアバットメントを作製することができる歯科インプラント用アバットメントの作製方法を提供することを課題とする。
本発明者は前述の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、使用者に予め提供されている、アバットメント基台部とアバットメント支柱部から成る少なくとも2部品に分割された各々の部品の形状情報が異なる複数の歯科インプラント用アバットメント模型組を用い、使用者が患者の顎または顎模型上で該歯科インプラント用アバットメント模型組の最適な組合せを決定し、使用者がその決定した組合せ情報を歯科インプラント用アバットメント供給者側に伝え、該情報を用いて該供給者側が歯科インプラント用アバットメント模型組の最適な組合せと外形が略同じで一体形状のアバットメントを製造して使用者に提供することを特徴とする歯科インプラント用アバットメントの作製方法とすれば課題を解決できることを見出して本発明を完成した。
更に、アバットメント基台部が略円筒形状または略截頭円錐形状であって、各々異なる形状情報が、基台部の底面の直径,基台部の高さ,基台部の上面の直径から成る形状情報から選ばれる少なくとも1つである歯科インプラント用アバットメントの作製方法であったり、アバットメント支柱部が略円筒形状または略截頭円錐形状であって、各々異なる形状情報が、支柱部の底面の直径,支柱部の高さ,支柱部の上面の直径,支柱部の基台部に対する傾きから成る形状情報から選ばれる少なくとも1つである歯科インプラント用アバットメントの作製方法であることが好ましいことも見出したのである。
本発明に係る歯科インプラント用アバットメントの作製方法は、ワックスアップや三次元計測を行わずに患者の口腔内の条件に合った準オーダーメイドのアバットメントを速やかに提供することが可能な優れた作製方法である。
本発明で用いる歯科インプラント用アバットメント模型組の1つの組合せを示した斜視説明図。 本発明で用いる部品の形状情報が異なる複数の歯科インプラント用アバットメント模型組の例を示す斜視説明図。 アバットメントのアバットメント支柱部の角度が変化している例を示す斜視説明図。
以下、本発明に係る歯科インプラント用アバットメントの作製方法について説明する。
図面中1はアバットメント模型を2部品に分割した部品の一つであるアバットメント基台部であり、図示しないが、底面にはインプラントフィクスチャーとの係合部が設けられている。図面中2は2部品に分割したもう一方の部品である。アバットメント支柱部である。図1に示した例では、アバットメント基台部1は逆截頭円錐形であり、アバットメントにおいて歯肉内に収まる部位である。同図面中、アバットメント支柱部2は円筒形であり、アバットメントにおいて歯科補綴物を固定する部位である。アバットメント基台部1及びアバットメント支柱部2はアバットメント基台部1の略中央部から直立して固定された支軸1aをアバットメント支柱部2に設けられている貫通穴2aに通すことで組み立て可能な構造となっている。なお、支軸1aはアバットメント支柱部2側に固定されていても良いし、支軸1aを使わずに凹凸の係合によってアバットメント基台部1やアバットメント支柱部2等の少なくとも2部品に分割されたアバットメントの各部品を組み立てる構造であっても良い。アバットメント模型組の材質は安価で耐久性に優れたものであれば特に限定なく使用可能であり、ステンレス,チタン等の金属や、ポリカーボネート,ポリプロピレン等の樹脂でっあっても良い。
本発明に係る製造方法は、図2に示したような各々の部品の形状情報が異なる複数の歯科インプラント用アバットメント模型組(A,B)を歯科インプラント用アバットメント供給者側が使用者に予め販売,貸し渡し,贈与等の手段により提供しておく。使用者は歯科医,歯科技工士または彼らの指導を受けた術者である。歯科インプラント用アバットメント供給者側はアバットメントを製造し販売する企業であり、一般的には加工販売業者や歯科技工所である。
図2中の歯科インプラント用アバットメント模型組は、アバットメント基台部1に直立し固定されている模型組内で同じ直径を持つ支軸1aをアバットメント支柱部2に設けられている同じ模型組内で支軸を通す同径の貫通穴2aに通し、各アバットメント基台部1とアバットメント支柱部2の各模型組に属する部品を自由に組み合わせることが可能となっている。このような少なくとも2部品に分割された各々の部品の形状情報が異なる複数の歯科インプラント用アバットメント模型組を用い、使用者が患者の顎または顎を模した石膏模型上で該歯科インプラント用アバットメント模型組の最適な組合せを決定する。
使用者は決定した組合せ情報を、電子記憶媒体,インターネット回線,通信回線手段等を通じて歯科インプラント用アバットメント供給者側に伝える。この組合せ情報を用いて該供給者側は歯科インプラント用アバットメント模型組の最適な組合せと外形が略同じで部品に分割されていない一体形状のアバットメントを製造して使用者に郵送や配達業者を通じて提供する。このときの使用者は、歯科インプラント用アバットメント模型組の最適な組合せ情報を提供者側に伝えた使用者と同じである必要はない。
製造手段は特に限定されないが、自動切削装置で材料ブロックを切削加工して製造することが好ましい。歯科インプラント用アバットメント模型組の最適な組合せ情報を、予め使用者に提供してある部品の組合せ数だけ自動切削加工機にデータを入力しておけば、使用者から組合せ情報が送られてきた際には速やかに目的とするアバットメントを製造することが可能となるので好ましい。
本発明に係る製造方法においては、アバットメント基台部1は略円筒形状または略截頭円錐形状であって、各々異なる形状情報が、基台部の底面の直径,基台部の高さ,基台部の上面の直径から成る形状情報から選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。
また同様に、アバットメント支柱部は略円筒形状または略截頭円錐形状であって、各々異なる形状情報が、支柱部の底面の直径,支柱部の高さ,支柱部の上面の直径,支柱部の基台部に対する傾きから成る形状情報から選ばれる少なくとも1つであると好ましい。
アバットメント基台部1及びアバットメント支柱部2は更に支軸方向に対して輪切りとなるように2部品以上に分割、例えば、支柱部の中程までは同径で立ち上がる部品と、その後の口腔内側の部品を截頭円錐形で構成されていても良い。また、図3に示したようにアバットメントの部品は全体及び/または部品毎に支軸に対して角度が付いていると、角度付きのアバットメントも再現することが可能となる。更に、図示しないが支軸がアバットメント基台部1に対して直立せずに傾いていても良い。
1 アバットメント基台部
1a 支軸
2 アバットメント支柱部
2a 貫通孔

Claims (3)

  1. 使用者に予め提供されている、アバットメント基台部とアバットメント支柱部からなる少なくとも2部品に分割された各々の部品の形状情報が異なる複数の歯科インプラント用アバットメント模型組を用い、使用者が患者の顎または顎模型上で該歯科インプラント用アバットメント模型組の最適な組合せを決定し、使用者がその決定した組合せ情報を歯科インプラント用アバットメント供給者側に伝え、該情報を用いて該供給者側が歯科インプラント用アバットメント模型組の最適な組合せと外形が略同じで一体形状のアバットメントを製造して使用者に提供することを特徴とする歯科インプラント用アバットメントの作製方法。
  2. アバットメント基台部が略円筒形状または略截頭円錐形状であって、各々異なる形状情報が、基台部の底面の直径,基台部の高さ,基台部の上面の直径から成る形状情報から選ばれる少なくとも1つである請求項1に記載の歯科インプラント用アバットメントの作製方法。
  3. アバットメント支柱部が略円筒形状または略截頭円錐形状であって、各々異なる形状情報が、支柱部の底面の直径,支柱部の高さ,支柱部の上面の直径,支柱部の基台部に対する傾きから成る形状情報から選ばれる少なくとも1つである請求項1に記載の歯科インプラント用アバットメントの作製方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014155610A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Core Dental Labo Kk アバットメントの設計方法、及びアバットメントの製造方法
JP2017055982A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 株式会社松風 歯科インプラント用アバットメントベース群
US10792130B2 (en) 2012-08-13 2020-10-06 Camlog Biotechnologies Ag Secondary part, set, dental implant, gingiva former, impression part, dental implant system, and method for producing an implant

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