JP2010186329A - 出入金システム - Google Patents
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Abstract
【課題】預金口座の名義人自らが不正に金銭の出金を行おうとする場合であっても、このような行為を確実に抑制できるシステムを提供する。
【解決手段】所定の預金口座に関しては、ATM60に対して出金操作をしても、出金操作できないよう予め設定され、金融機関システムサーバ40は、名義人がATM60を操作して出金情報を入力すると所定口座であるかどうかを判断し、所定口座の場合には出金予約サーバ50へ出金情報を送信し、出金予約サーバ50が承認者から出金の承認・否認を判定すると、出金の可否を記載した出金可否通知を金融機関システムサーバ40へ送信し、金融機関システムサーバ40では、出金可否通知に基づいて出金が可の場合には出金動作を実行し、出金が否の場合には出金できない旨の表示をATM60にさせる。
【選択図】図1
【解決手段】所定の預金口座に関しては、ATM60に対して出金操作をしても、出金操作できないよう予め設定され、金融機関システムサーバ40は、名義人がATM60を操作して出金情報を入力すると所定口座であるかどうかを判断し、所定口座の場合には出金予約サーバ50へ出金情報を送信し、出金予約サーバ50が承認者から出金の承認・否認を判定すると、出金の可否を記載した出金可否通知を金融機関システムサーバ40へ送信し、金融機関システムサーバ40では、出金可否通知に基づいて出金が可の場合には出金動作を実行し、出金が否の場合には出金できない旨の表示をATM60にさせる。
【選択図】図1
Description
本発明は、預金口座に対する横領や詐欺を防ぐためのシステムに関する。
近年、振り込め詐欺事件や還付金詐欺事件が大きな社会問題となっている。
振り込め詐欺事件は、高齢者等をねらって巧みにその親族になりすまして電話をかけ、交通事故の示談等でまとまった現金が必要になったから指定の口座に振り込むように指示したり、あるいは弁護士、警察官になりすます例もある。
還付金詐欺事件は、金融機関職員や社会保険庁の職員等になりすまして電話をかけ、巧みに所定の口座へ金銭を振り込ませるようにATMを操作させる事件をいう。
振り込め詐欺事件は、高齢者等をねらって巧みにその親族になりすまして電話をかけ、交通事故の示談等でまとまった現金が必要になったから指定の口座に振り込むように指示したり、あるいは弁護士、警察官になりすます例もある。
還付金詐欺事件は、金融機関職員や社会保険庁の職員等になりすまして電話をかけ、巧みに所定の口座へ金銭を振り込ませるようにATMを操作させる事件をいう。
このようなときに、親族に確認の電話をするなど冷静な対処ができればよいが、急いでいるから大至急振り込んでくれと言われれば、つい言われるままに振り込みを行ってしまうことも多い。
また、電話の相手が金融機関職員、社会保険庁の職員等であると信じ込んでしまえば、言われた通りにATMを操作してしまう事も多い。
また、電話の相手が金融機関職員、社会保険庁の職員等であると信じ込んでしまえば、言われた通りにATMを操作してしまう事も多い。
最近では、高額の振り込み依頼については、金融機関側でもチェック機能が働き、窓口で対応する金融機関職員が預金口座の名義人に事情を聞いたり、ATMでは所定金額以上の振り込みができないようにしていることもある。それでも、金融機関職員の忠告に従わずに振り込みを行ってしまう例が後を絶たない。
そこで、振り込め詐欺などの防止のために、金銭を預金口座から振り込む際に、名義人だけでなく、第三者にその振り込みを承認してもらう方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、予め許諾者を決めておいて、振り込みを行おうとする名義人は予め許諾者に連絡をして、許諾をしてくれるよう要請しておき、許諾者はシステムサーバに対して許諾する旨を登録しておくことで、名義人がATM等で振り込みの操作をして振り込みが有効に行われるシステムも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、予め許諾者を決めておいて、振り込みを行おうとする名義人は予め許諾者に連絡をして、許諾をしてくれるよう要請しておき、許諾者はシステムサーバに対して許諾する旨を登録しておくことで、名義人がATM等で振り込みの操作をして振り込みが有効に行われるシステムも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
上述したような、既に提案されている方法やシステムによれば、振り込め詐欺に対しては、有効に機能するかもしれない。
しかし、振り込め詐欺以外に、任意団体における公金横領の事件に対しては対応できない。
しかし、振り込め詐欺以外に、任意団体における公金横領の事件に対しては対応できない。
以下、任意団体における公金横領について説明する。
自治会や、同じ趣味を持つ人が集まったサークルなど、法人格の無い任意団体の場合、預金口座を開設する場合には、団体の代表者または会計担当者が口座の名義人として口座を開設することが一般的である。
なお、代表者や会計担当者も任期があることが通常であるから、任期が終わったときには、口座の名義人を変更する。
自治会や、同じ趣味を持つ人が集まったサークルなど、法人格の無い任意団体の場合、預金口座を開設する場合には、団体の代表者または会計担当者が口座の名義人として口座を開設することが一般的である。
なお、代表者や会計担当者も任期があることが通常であるから、任期が終わったときには、口座の名義人を変更する。
このような任意団体では、会計監査は通常は1年に1回であり、預金口座のチェックはほとんどされていないのが現状である。
ところが近年、このような任意団体における預金口座からの金銭の横領が相次いで起こっている。つまり、預金口座の名義人となっている代表者や会計担当者が、預金口座から金銭を勝手に引き出して私用するケースである。
ところが近年、このような任意団体における預金口座からの金銭の横領が相次いで起こっている。つまり、預金口座の名義人となっている代表者や会計担当者が、預金口座から金銭を勝手に引き出して私用するケースである。
手持ちの現金が不足している名義人がつい預金口座から寸借してしまう場合もある。この場合には、会計監査までに返済できれば、誰にもばれないので、軽い気持ちで行ってしまうと思われる。
このように寸借を繰り返しているうちにその金額が増大してしまい、返済不能となってしまうこともある。
このように寸借を繰り返しているうちにその金額が増大してしまい、返済不能となってしまうこともある。
任意団体における横領等の金額はわずかに過ぎない場合も多い。したがって、刑事事件にまで発展しない場合もある。
しかしながら、たとえ刑事事件にまで発展しなくても、横領等の行為を行った者は、所属する任意団体の構成員からは犯罪者として扱われ、その家族にも大きな影響を与える。このため、その一家はなじみの土地を離れざるを得ない状況となったり、さらにはこのような任意団体の構成員どうしの信頼関係にひびが入り、任意団体の存続自体が危ぶまれる場合も出てくる。
しかしながら、たとえ刑事事件にまで発展しなくても、横領等の行為を行った者は、所属する任意団体の構成員からは犯罪者として扱われ、その家族にも大きな影響を与える。このため、その一家はなじみの土地を離れざるを得ない状況となったり、さらにはこのような任意団体の構成員どうしの信頼関係にひびが入り、任意団体の存続自体が危ぶまれる場合も出てくる。
このように、任意団体における名義人や会計担当者が預金口座の金銭を勝手に使おうとした場合の防護策としては、上述した特許文献1および特許文献2の方法やシステムを使うことによっても有効には防止できない。
すなわち、これらの特許文献1や特許文献2記載の方法やシステムでは、振り込みに対してのみ承認が必要とされ、預金口座から単に金銭を引き出す場合には何らチェック機能が働いていないという課題がある。
すなわち、これらの特許文献1や特許文献2記載の方法やシステムでは、振り込みに対してのみ承認が必要とされ、預金口座から単に金銭を引き出す場合には何らチェック機能が働いていないという課題がある。
また、特許文献1に示すような方法では、名義人がATMや金融機関の窓口等に出向いて、振り込みの指示をした上でその場で待機させられ、承認されるか否認になるかが判断される。これでは、迅速な出金が必要な時であっても、待たされる時間が多いという課題がある。
さらに、特許文献2に示すようなシステムでは、名義人はATM等の操作をする前に許諾者へ電話等で許諾してくれるように連絡をする必要があり、出金前に手間がかかってしまうという課題がある。
また、許諾者が確実に許諾をしてくれたか否かは、名義人が実際にATM等を操作して、ATMが許諾記録の蓄積データベースを参照するまでは判明しない。つまり、許諾者が許諾する旨を名義人に伝えたとしても、許諾者が本当にネット上でサーバを操作して実際に許諾記録の蓄積データベースに許諾記録を残したか否かは分からないためである。
また、許諾者が確実に許諾をしてくれたか否かは、名義人が実際にATM等を操作して、ATMが許諾記録の蓄積データベースを参照するまでは判明しない。つまり、許諾者が許諾する旨を名義人に伝えたとしても、許諾者が本当にネット上でサーバを操作して実際に許諾記録の蓄積データベースに許諾記録を残したか否かは分からないためである。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、預金口座の名義人自らが不正に金銭の引き出しや振り込み(本明細書中では、これらの行為を出金と称している)を行おうとする場合であっても、このような行為を確実に抑制できるシステムを提供することにある。
本発明にかかる出入金システムによれば、預金口座に対する引き出しおよび振り込みを希望する場合に、引出額または振込先および振込金額を含む出金情報を入力可能なATMと、預金口座を管理するための顧客データベースを有し、前記ATMに通信可能に接続される金融機関システムサーバと、該金融機関システムサーバに通信可能に設けられた出金予約サーバとを備える出入金システムであって、前記金融機関システムサーバは、所定の預金口座の口座番号を記憶する所定口座記憶部と、前記ATMからの前記出金情報を受信した場合に、出金希望の口座が所定口座記憶部に記憶されている所定口座か否かを判定する所定口座判定手段と、出金希望の口座が所定口座であった場合には、前記出金予約サーバへ出金情報を送信する出金情報送信手段と、出金希望の口座が所定口座ではなかった場合、または前記出金予約サーバから所定口座に対する出金可否通知を受信した場合に該出金可否通知における出金が可であるときには、前記ATMに希望額を引き出させるように出金指示を送信するか若しくは振込先に対して振込動作を実行する出金動作手段と、前記出金予約サーバから、所定口座に対する出金可否通知を受信した場合に該出金可否通知における出金が否であるときには、前記ATMに出金できない旨の表示をさせるように指示する出金不可通知手段とを有し、前記出金予約サーバは、前記所定口座に対して、前記所定口座からの出金を承認する権限を有する承認者の連絡先を記憶する連絡先記憶部と、前記ATMから送信されてきた出金情報に基づいて、前記連絡先記憶部に記憶されている承認者への連絡先へ、出金を承認するか否かについての通知を自動的に発送する通知発送手段と、該通知発送手段によって発送された通知に対する承認者からの承認または否認の返答を受信する返答受信手段と、該返答受信手段が受信した返答内容を確認して出金が承認か否認かを判定し、前記通知発送手段が承認者へ通知を発送してから所定時間経過しても返答が無かった場合には否認と判定する出金判定手段と、前記出金判定手段によって、出金が承認されたと判定された場合には、出金可とし、出金が否認されたと判定された場合には、出金否とし、出金の可否何れかを記述した出金可否通知を前記金融機関システムサーバに送信する出金可否通知送信手段とを有することを特徴としている。
この構成を採用することによって、名義人は、承認者からの承認がないと出金できないように予め登録した所定口座から出金を行おうとする場合に、ATMから出金操作をすれば、承認者からの出金の承認がとれればそのままATMで出金が可能となる。また、予約した内容で承認者から出金が否認されると名義人は出金できなくなる。このため、名義人にとっては手間をかけずに出金の承認を行うことができ、また名義人が不正に出金を行うことを前もって防止できる。
この構成を採用することによって、名義人は、承認者からの承認がないと出金できないように予め登録した所定口座から出金を行おうとする場合に、ATMから出金操作をすれば、承認者からの出金の承認がとれればそのままATMで出金が可能となる。また、予約した内容で承認者から出金が否認されると名義人は出金できなくなる。このため、名義人にとっては手間をかけずに出金の承認を行うことができ、また名義人が不正に出金を行うことを前もって防止できる。
また、前記連絡先記憶部には、複数の承認者の連絡先が記憶されており、前記通知発送手段は、複数の承認者の中からランダムに1人の承認者を選択し、選択された承認者へ前記出金予約手段が受け付けた出金を承認するか否かについての通知を自動的に発送することを特徴としてもよい。
この構成によれば、たとえば名義人と承認者が前もって共謀して不正を行うことを防止できる。つまり、ランダムで承認者が選択されるので、誰が承認者となるかは誰にも分からない。このため、名義人が前もって特定の承認者と共謀することが困難となるからである。
この構成によれば、たとえば名義人と承認者が前もって共謀して不正を行うことを防止できる。つまり、ランダムで承認者が選択されるので、誰が承認者となるかは誰にも分からない。このため、名義人が前もって特定の承認者と共謀することが困難となるからである。
また、前記連絡先記憶部には、複数の承認者の連絡先が記憶されており、前記通知発送手段は、複数の承認者の中からランダムに1人の承認者を選択し、選択された承認者へ前記出金予約手段が受け付けた出金を承認するか否かについての通知を自動的に発送し、前記返答受信手段が、所定時間経過後であっても承認者から返信を受信しなかった場合には、複数の承認者のうち先に選択されなかった承認者の中からランダムに1人の承認者を選択し、選択された承認者へ前記出金予約手段が受け付けた出金を承認するか否かについての通知を自動的に発送することを、前記返答受信手段が、所定時間内に承認者からの返信を受信するまで実行することを特徴としてもよい。
この構成によっても、ランダムで承認者が選択されるので、名義人と承認者が前もって結託して共謀して不正を行うことを防止できる。
この構成によっても、ランダムで承認者が選択されるので、名義人と承認者が前もって結託して共謀して不正を行うことを防止できる。
また、前記金融機関システムサーバは、所定口座が口座の名義人名にかかわらず任意団体向けの預金口座か、個人向けの預金口座かを記憶している団体・個人別記憶部が設けられ、前記出金予約サーバから所定口座に対する出金可否通知を受信した場合に該出金可否通知における出金が否であるときには、前記団体・個人別記憶部に記憶されている該当所定口座の団体向けか個人向けかのデータを抽出し、団体向けである場合は前記出金不可通知手段を動作させ、個人向けである場合には所定時間経過後に出金を可能とする旨を表示するように前記ATMに指示し、且つ所定時間経過後に前記出金動作手段を動作させることを特徴としている。
この構成によれば、承認者が出金を否認した場合であっても、個人口座である場合には、所定時間(例えば3時間程度)経過したときに出金可能とする。ATMには、所定時間経過後には出金可能となる旨を表示させる。つまり、個人口座の場合名義人の不正防止ではなく、振り込み詐欺や還付金詐欺などを防止するための措置となるが、通常詐欺の電話等があってから3時間程度経過すれば名義人も冷静となり、また本当に出金が必要な場合も存在するであろうから、承認者が否認した場合でも出金ができるようにするのである。
この構成によれば、承認者が出金を否認した場合であっても、個人口座である場合には、所定時間(例えば3時間程度)経過したときに出金可能とする。ATMには、所定時間経過後には出金可能となる旨を表示させる。つまり、個人口座の場合名義人の不正防止ではなく、振り込み詐欺や還付金詐欺などを防止するための措置となるが、通常詐欺の電話等があってから3時間程度経過すれば名義人も冷静となり、また本当に出金が必要な場合も存在するであろうから、承認者が否認した場合でも出金ができるようにするのである。
さらに、前記金融機関システムサーバは、金融機関の職員が操作して金融機関システムサーバに対して出入金操作を実行可能な預金口座操作用端末から緊急無効解除命令が入力された場合には、所定時間経過前であっても前記出金動作手段を動作させることを特徴としてもよい。
この構成では、承認者が出金を否認した場合であっても、個人口座である場合には、所定時間(例えば3時間程度)経過しなくても、名義人本人からの緊急無効解除命令を受けた場合には、出金を可能としている。緊急無効解除命令としては、金融機関の窓口に名義人が出金要請書を提出し、これを受領した金融機関の職員が預金口座操作用端末を操作して緊急無効解除命令を金融機関システムサーバに出力する。このようにして、個人口座の場合には、本当に出金が必要な場合も存在するであろうから、承認者が否認した場合でも出金ができるようにするのである。
この構成では、承認者が出金を否認した場合であっても、個人口座である場合には、所定時間(例えば3時間程度)経過しなくても、名義人本人からの緊急無効解除命令を受けた場合には、出金を可能としている。緊急無効解除命令としては、金融機関の窓口に名義人が出金要請書を提出し、これを受領した金融機関の職員が預金口座操作用端末を操作して緊急無効解除命令を金融機関システムサーバに出力する。このようにして、個人口座の場合には、本当に出金が必要な場合も存在するであろうから、承認者が否認した場合でも出金ができるようにするのである。
また、前記出金予約サーバには、出金額の下限値が予め記憶されている下限値記憶部が設けられ、前記出金可否通知送信手段は、名義人が出金希望している額と、前記下限値記憶部に記憶されている下限値とを比較した結果、名義人が出金希望している額が下限値未満の場合には、承認者の承認を得ることなく、出金を可とする旨の通知を自動的に金融機関システムサーバに送信することを特徴としてもよい。
この構成によれば、出金希望額が例えば1000円未満である場合等、少額の場合には、名義人による不正行為や、振り込め詐欺・還付金詐欺といったことは考えにくいので、予め下限値を決めておいてこれよりも出金額が少額の場合は承認者の承認を得なくても出金可能とする。またたとえこのような不正行為や詐欺であったとしても被害は少額で済む。
この構成によれば、出金希望額が例えば1000円未満である場合等、少額の場合には、名義人による不正行為や、振り込め詐欺・還付金詐欺といったことは考えにくいので、予め下限値を決めておいてこれよりも出金額が少額の場合は承認者の承認を得なくても出金可能とする。またたとえこのような不正行為や詐欺であったとしても被害は少額で済む。
なお、前記出金予約サーバには、出金額の上限値が予め記憶されている上限値記憶部が設けられ、前記出金可否通知送信手段は、名義人が出金希望している額と、前記上限値記憶部に記憶されている上限値とを比較した結果、名義人が出金希望している額が上限値以上の場合には、承認者の承認を得ることなく、出金不可である旨の通知を自動的に金融機関システムサーバに送信することを特徴としてもよい。
すなわち、預金口座内の金銭を横領する場合には大金を引き出そうとすることが一般的であると考えられるため、このような場合には承認者の判断をせずに一律に出金を不可にすることで、犯罪を未然に防止できる。
すなわち、預金口座内の金銭を横領する場合には大金を引き出そうとすることが一般的であると考えられるため、このような場合には承認者の判断をせずに一律に出金を不可にすることで、犯罪を未然に防止できる。
さらに、前記連絡先記憶部には、複数の承認者の連絡先が記憶されており、前記出金予約サーバには、出金額の上限値が予め記憶されている上限値記憶部が設けられ、前記通知発送手段は、名義人が出金希望している額と、前記上限値記憶部に記憶されている上限値とを比較した結果、名義人が出金希望している額が上限値以上の場合には、前記連絡先記憶部に記憶されている複数の承認者への連絡先へ、前記出金情報に記載された出金内容を承認するか否かについての通知を自動的に発送し、前記出金判定手段は、前記返答受信手段が受信した返信内容を確認し、予め設定された承認数以上の承認が得られた場合に限り、出金が承認されたと判定することを特徴としてもよい。
この構成によれば、名義人が大金を出金しようとする場合には、不正行為である可能性も高いわけであるが、かかる場合には複数の承認が必要であることとして犯罪を未然に防止することができる。また、承認者側にとっても大金の出金を承認する際の責任は大きいので、複数の承認が必要とされることで団体における会計が適正になされることとなる。
この構成によれば、名義人が大金を出金しようとする場合には、不正行為である可能性も高いわけであるが、かかる場合には複数の承認が必要であることとして犯罪を未然に防止することができる。また、承認者側にとっても大金の出金を承認する際の責任は大きいので、複数の承認が必要とされることで団体における会計が適正になされることとなる。
さらに、前記連絡先記憶部には、出金の可否を通知すべき通知人の連絡先が記憶されており、前記出金予約サーバは、前記出金判定手段によって判定された出金の可否を前記通知人の連絡先に自動的に発送する結果通知発送手段を具備することを特徴としてもよい。
この構成によれば、例えば承認者となっている任意団体の役員等以外の一般の構成員に対しても承認・否認の結果の通知を送ることとなるので、名義人にとっては多数の監視を受けていることとなり犯罪の抑止効果が生まれる。また、承認者にとっても他の構成員の監視を受けているという意識が働き、安易な承認をせずに慎重な承認が行われることが期待できる。
この構成によれば、例えば承認者となっている任意団体の役員等以外の一般の構成員に対しても承認・否認の結果の通知を送ることとなるので、名義人にとっては多数の監視を受けていることとなり犯罪の抑止効果が生まれる。また、承認者にとっても他の構成員の監視を受けているという意識が働き、安易な承認をせずに慎重な承認が行われることが期待できる。
なお、前記出金予約サーバは、前記連絡先記憶部に記憶されている連絡先に対して、出金以外の内容のメールを送信可能に設けられていることを特徴としてもよい。
これによれば、例えば連絡先記憶部に記憶されている団体の構成員に対してメールマガジンを発行したり、あるいは団体の構成員から意見を収集するための機能を備えることができ、金銭的な管理だけでなく団体の運営に関しても非常に有利に進めることができる。
これによれば、例えば連絡先記憶部に記憶されている団体の構成員に対してメールマガジンを発行したり、あるいは団体の構成員から意見を収集するための機能を備えることができ、金銭的な管理だけでなく団体の運営に関しても非常に有利に進めることができる。
また、前記出金予約サーバは、名義人が予約した出金内容が振り込みであった場合に、振込先の銀行名、口座種類及び口座番号からなる振込先情報を記憶する振込先記憶部と、名義人が予約した出金内容が振り込みであった場合に、前記振込先記憶部に記憶されている過去の振込先情報を読み出し、同一の振込先情報が存在する場合には、出金を承認するか否かについての通知を発送しないように前記通知発送手段を制御し、且つ承認者の承認を得ることなく、出金が可である旨を記述した出金可否通知を前記金融機関システムサーバに送信するように前記出金可否通知送信手段を制御する振り込み実績評価手段とを備えることを特徴としてもよい。
この構成によれば、過去に振り込みの実績がある振込先であれば、詐欺等の問題が発生する可能性は極めて低いと考えられ、過去に振り込みの実績がある振り込み先に対しては承認者の承認を得なくても振り込みが可能となるようにした。
この構成によれば、過去に振り込みの実績がある振込先であれば、詐欺等の問題が発生する可能性は極めて低いと考えられ、過去に振り込みの実績がある振り込み先に対しては承認者の承認を得なくても振り込みが可能となるようにした。
本発明にかかる出入金システムによれば、預金口座の名義人自らが不正に金銭を引き出そうとする場合であっても、このような行為を確実に抑制できる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態の概略構成)
まず、図1に本発明の第1の実施形態の全体構成の概略を示し、これに基づいてシステム全体の概略を説明する。
本実施形態では、各金融機関内に設けられるかまたは金融機関外部のシステム管理会社内に設置され、顧客情報や顧客の預金口座を管理する顧客データベース41を有する金融機関システムサーバ40と、金融機関システムサーバ40に対して通信回線を通じてデータ通信可能に接続された出金予約サーバ50と、金融機関システムサーバ40に専用通信回線によって通信可能なATM(現金自動預け払い機:Automated Teller Machine)60と、を備えている。
なお、本明細書および特許請求の範囲で言うATM60は、引き出しと残高照会のみを行えるキャッシュディスペンサー(現金自動支払機)を含めた概念であるとして説明する。
(第1の実施形態の概略構成)
まず、図1に本発明の第1の実施形態の全体構成の概略を示し、これに基づいてシステム全体の概略を説明する。
本実施形態では、各金融機関内に設けられるかまたは金融機関外部のシステム管理会社内に設置され、顧客情報や顧客の預金口座を管理する顧客データベース41を有する金融機関システムサーバ40と、金融機関システムサーバ40に対して通信回線を通じてデータ通信可能に接続された出金予約サーバ50と、金融機関システムサーバ40に専用通信回線によって通信可能なATM(現金自動預け払い機:Automated Teller Machine)60と、を備えている。
なお、本明細書および特許請求の範囲で言うATM60は、引き出しと残高照会のみを行えるキャッシュディスペンサー(現金自動支払機)を含めた概念であるとして説明する。
また、金融機関内には、金融機関システムサーバ40に対して通信可能に複数台接続された預金口座操作用端末100が配置されている。預金口座操作用端末100は、名義人が金融機関職員に指示した内容に基づいて金融機関職員が操作して出入金の指示を金融機関システムサーバ40に行う。
本システムでは、所定の預金口座(以下、単に所定口座と称する場合がある)に対しては、承認者の承認を得ないと出金(引き出し、振込)ができないように設定されている。
すなわち、金融機関システムサーバ40には、承認者の承認を得ないと出金ができない預金口座の口座番号が予め記憶されている所定口座記憶部42と、承認者の承認に基づいて所定口座に対して出金動作をする、または所定口座ではない通常の口座に対して出金動作をする出金動作手段43と、承認者の否認に基づいて出金動作をしない旨をATM60に対して表示させる出金不可通知手段44とが設けられている。
すなわち、金融機関システムサーバ40には、承認者の承認を得ないと出金ができない預金口座の口座番号が予め記憶されている所定口座記憶部42と、承認者の承認に基づいて所定口座に対して出金動作をする、または所定口座ではない通常の口座に対して出金動作をする出金動作手段43と、承認者の否認に基づいて出金動作をしない旨をATM60に対して表示させる出金不可通知手段44とが設けられている。
ここで、所定口座とは、任意団体における団体預金口座の場合と、振り込め詐欺等の防止のための個人の預金口座の場合とがある。団体預金口座の場合、名義人の不正行為を防止すべく出金には承認者の承認が必要であり、個人の預金口座の場合、振り込め詐欺に遭わないように出金には承認者の承認が必要である。
(概略動作)
図1に基づいて、所定の預金口座の名義人が本システムによって出金を行う動作の概要について説明する。
預金口座の名義人が、ATM60から出金を行う場合、通常のATM60の操作のように、引き出しまたは振込みのいずれかを選択し、引き出しの場合は引き出し金額を入力し、振込の場合は振込先と振込金額とを入力する(動作1)。
ATM60では、入力された内容を出金情報として金融機関システムサーバ40へ送信する(動作2)。
図1に基づいて、所定の預金口座の名義人が本システムによって出金を行う動作の概要について説明する。
預金口座の名義人が、ATM60から出金を行う場合、通常のATM60の操作のように、引き出しまたは振込みのいずれかを選択し、引き出しの場合は引き出し金額を入力し、振込の場合は振込先と振込金額とを入力する(動作1)。
ATM60では、入力された内容を出金情報として金融機関システムサーバ40へ送信する(動作2)。
金融機関システムサーバ40においては、ATM60から受信した出金情報に基づいて、出金要請があった預金口座が所定口座か否かを所定口座記憶部42内に記憶されている内容に基づいて判断する。
所定口座でない場合は、金融機関システムサーバ40は出金要請の内容に基づいて出金処理を実行する。
所定口座であった場合は、金融機関システムサーバ40は出金処理を保留し、出金予約サーバ50に対して受信した出金情報を送信する。
所定口座でない場合は、金融機関システムサーバ40は出金要請の内容に基づいて出金処理を実行する。
所定口座であった場合は、金融機関システムサーバ40は出金処理を保留し、出金予約サーバ50に対して受信した出金情報を送信する。
金融機関システムサーバ40から出金情報を受信した出金予約サーバ50は、承認者から承認か否認かの判定を行う。
出金予約サーバ50には、所定口座における承認者の連絡先(電話番号ではなく、自動的にデータ送信可能な連絡先:例えば、メールアドレスまたはFAX番号等)を記憶した連絡先記憶部110を備えている。
連絡先記憶部110の一例を図2に示す。
本実施形態では、承認者の連絡先として携帯電話21のメールアドレスを想定している。そして、承認者としては3名の氏名とそれぞれのメールアドレスが記憶されている。
なお、承認者とは、預金口座からの出金を承認する権限を有する者であり、所定預金口座が任意団体のものである場合には、当該団体の役員等の中から予め設定しておく必要がある。また、所定口座が個人のものである場合には、承認者として名義人の親族等を予め設定しておく。
出金予約サーバ50には、所定口座における承認者の連絡先(電話番号ではなく、自動的にデータ送信可能な連絡先:例えば、メールアドレスまたはFAX番号等)を記憶した連絡先記憶部110を備えている。
連絡先記憶部110の一例を図2に示す。
本実施形態では、承認者の連絡先として携帯電話21のメールアドレスを想定している。そして、承認者としては3名の氏名とそれぞれのメールアドレスが記憶されている。
なお、承認者とは、預金口座からの出金を承認する権限を有する者であり、所定預金口座が任意団体のものである場合には、当該団体の役員等の中から予め設定しておく必要がある。また、所定口座が個人のものである場合には、承認者として名義人の親族等を予め設定しておく。
本実施形態では、承認者の他に、出金の可否について通知される義務を負う通知人の連絡先も連絡先記憶部110に記憶されている。通知人とは、所定口座が任意団体のものである場合、任意団体の役員以外の一般の構成員等であって、出金に対して承認・否認の権限はないものの、承認者が出した承認・否認の結果を受け取ることができる者である。
また、所定口座が個人のものである場合には、承認者以外の親族等を通知人として設定しておけばよい。
通知人を設定しておくことで。名義人にとっては多数の監視を受けていることとなり犯罪の抑止効果が生まれる。また、承認者にとっても他の構成員の監視を受けているという意識が働き、安易な承認をせずに慎重な承認が行われることが期待できる。
ここで、連絡先記憶部110に記憶させておく通知人の連絡先としては、携帯電話19のメールアドレスを想定している。
また、所定口座が個人のものである場合には、承認者以外の親族等を通知人として設定しておけばよい。
通知人を設定しておくことで。名義人にとっては多数の監視を受けていることとなり犯罪の抑止効果が生まれる。また、承認者にとっても他の構成員の監視を受けているという意識が働き、安易な承認をせずに慎重な承認が行われることが期待できる。
ここで、連絡先記憶部110に記憶させておく通知人の連絡先としては、携帯電話19のメールアドレスを想定している。
出金予約サーバ50は、承認者に対して所定の預金口座の出金の可否について通知する(動作4)。具体的には、承認者の所有する携帯電話21へ、出金依頼があった所定口座における出金を承認するか否認するかを求める通知を発送する。
承認者Bは、携帯電話21を介して出金予約サーバ50へ出金を承認するか否認するかの返答を送信する(動作5)。
承認者Bは、携帯電話21を介して出金予約サーバ50へ出金を承認するか否認するかの返答を送信する(動作5)。
出金予約サーバ50は、その返答に基づいて出金の可否を判定する。出金予約サーバ50は、判定した結果を出金可否通知として、金融機関システムサーバ40に送信する(動作6)。
また、出金予約サーバ50は、通知人Cの携帯電話19に対して、判定した結果の出金の可否を出金可否通知として通知してもよい(動作7)。
また、出金予約サーバ50は、通知人Cの携帯電話19に対して、判定した結果の出金の可否を出金可否通知として通知してもよい(動作7)。
出金予約サーバ50からの出金可否通知を受信した金融機関システムサーバ40は、出金が可の場合には、出金動作の保留を解除し、出金動作を実行する。
このとき、出金が引き出しである場合には、出金予約サーバ50は、ATM60に対して出金命令を出力し、ATM60から出金を可能とする。出金が振込である場合には、出金情報に基づいて振込先に該当額の振込を実行する(動作8)。
このとき、出金が引き出しである場合には、出金予約サーバ50は、ATM60に対して出金命令を出力し、ATM60から出金を可能とする。出金が振込である場合には、出金情報に基づいて振込先に該当額の振込を実行する(動作8)。
なお、金融機関システムサーバ40は、出金予約サーバ50からの出金可否通知の内容が否であった場合には、出金要請に対して出金できない旨を表示させる出金不可通知をATM60へ送信する(動作8)。また、出金動作は行わない。
ATM60では、金融機関システムサーバ40からの指示に基づいて、出金できない旨の表示を行う。
このようにして、出金を行おうとする所定口座の名義人は、ATM60で通常通り出金するための操作を行うだけで、自動的に承認・否認を得ることができるので承認を得られた場合には容易に出金が可能である。
ATM60では、金融機関システムサーバ40からの指示に基づいて、出金できない旨の表示を行う。
このようにして、出金を行おうとする所定口座の名義人は、ATM60で通常通り出金するための操作を行うだけで、自動的に承認・否認を得ることができるので承認を得られた場合には容易に出金が可能である。
次に、本実施形態のシステムの具体的構成について説明する。
(金融機関システムサーバ)
金融機関システムサーバ40の具体的構成について、図3に基づいて説明する。
金融機関システムサーバ40は、CPUおよびメモリを含み、ソフトウェアプログラムを実行することによって各制御を行うことができる制御部46と、データや制御プログラム(ソフトウェア)を記憶する上述した顧客データベース41、承認されたもののみ出金可能となるように制約する預金口座(所定口座)の番号を記憶する所定口座記憶部42、および所定口座記憶部42に記憶されている所定口座が個人向けであるかまたは任意団体向けであるかが記憶されている団体・個人別記憶部53が構築されているハードディスク等の記憶装置48とを備えている。
また、金融機関システムサーバ40には、インターネット回線や専用通信回線に接続可能な、通信ポート49が設けられている。
(金融機関システムサーバ)
金融機関システムサーバ40の具体的構成について、図3に基づいて説明する。
金融機関システムサーバ40は、CPUおよびメモリを含み、ソフトウェアプログラムを実行することによって各制御を行うことができる制御部46と、データや制御プログラム(ソフトウェア)を記憶する上述した顧客データベース41、承認されたもののみ出金可能となるように制約する預金口座(所定口座)の番号を記憶する所定口座記憶部42、および所定口座記憶部42に記憶されている所定口座が個人向けであるかまたは任意団体向けであるかが記憶されている団体・個人別記憶部53が構築されているハードディスク等の記憶装置48とを備えている。
また、金融機関システムサーバ40には、インターネット回線や専用通信回線に接続可能な、通信ポート49が設けられている。
金融機関システムサーバ40の制御部46には、ATM60からの出金情報に対して、出金要請があった口座が所定口座であるか否かを判定する所定口座判定手段54が設けられている。
さらに、金融機関システムサーバ40の制御部46には、出金要請があった口座が所定口座であったと判定された場合に、出金動作を保留し、出金情報を出金予約サーバ50に対して送信する出金情報送信手段55が設けられている。
さらに、金融機関システムサーバ40の制御部46には、出金要請があった口座が所定口座であったと判定された場合に、出金動作を保留し、出金情報を出金予約サーバ50に対して送信する出金情報送信手段55が設けられている。
また、金融機関システムサーバ40の制御部46には、出金予約サーバ50からの出金可否通知の内容が、出金の可否いずれかを判定する可否判定手段56が設けられている。
また、上述した出金動作手段43は、金融機関システムサーバ40の制御部46に設けられ、可否判定手段56の判定結果に基づいて、出金が可の場合に、出金動作の保留を解除し、出金動作を実行する(あるいは出金動作をATM60に実行させるための出金命令を送信する)。
さらに、上述した出金不可通知手段44は、可否判定手段56の判定結果に基づいて、出金が否の場合に、出金動作を実行しない旨をATM60に対して表示させるように命令を送信する。
また、上述した出金動作手段43は、金融機関システムサーバ40の制御部46に設けられ、可否判定手段56の判定結果に基づいて、出金が可の場合に、出金動作の保留を解除し、出金動作を実行する(あるいは出金動作をATM60に実行させるための出金命令を送信する)。
さらに、上述した出金不可通知手段44は、可否判定手段56の判定結果に基づいて、出金が否の場合に、出金動作を実行しない旨をATM60に対して表示させるように命令を送信する。
(出金予約サーバ)
出金予約サーバ50の具体的構成について、図4に基づいて説明する。
ここでは、承認者Bは携帯電話21を所有しており、承認者Bは携帯電話21で出金予約サーバ50に接続可能となっている。
出金予約サーバ50は、CPUおよびメモリを含み、ソフトウェアプログラムを実行することによって各制御を行うことができる制御部58と、データや制御プログラム(ソフトウェア)を記憶し、連絡先記憶部110が構築されているハードディスク等の記憶装置61とを備えている。
また、出金予約サーバ50には、インターネット回線や専用通信回線に接続可能な、通信ポート62が設けられている。
出金予約サーバ50の具体的構成について、図4に基づいて説明する。
ここでは、承認者Bは携帯電話21を所有しており、承認者Bは携帯電話21で出金予約サーバ50に接続可能となっている。
出金予約サーバ50は、CPUおよびメモリを含み、ソフトウェアプログラムを実行することによって各制御を行うことができる制御部58と、データや制御プログラム(ソフトウェア)を記憶し、連絡先記憶部110が構築されているハードディスク等の記憶装置61とを備えている。
また、出金予約サーバ50には、インターネット回線や専用通信回線に接続可能な、通信ポート62が設けられている。
(通知発送手段)
出金予約サーバ50の制御部58は、通信ポート62を介して金融機関システムサーバ40から受信した出金情報に基づいて、連絡先記憶部110から出金依頼があった所定口座の承認者のメールアドレスを検索し、検索したメールアドレスに対して所定口座の出金要請に対して承認するか否かの通知を発送する通知発送手段64を実現可能に設けられている。
出金予約サーバ50の制御部58は、通信ポート62を介して金融機関システムサーバ40から受信した出金情報に基づいて、連絡先記憶部110から出金依頼があった所定口座の承認者のメールアドレスを検索し、検索したメールアドレスに対して所定口座の出金要請に対して承認するか否かの通知を発送する通知発送手段64を実現可能に設けられている。
具体的には、出金予約サーバ50には、電子メールを送受信可能なメール作成・送受信手段66が設けられており、制御部58が、受信した出金情報に記述された出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを連絡先記憶部110に記憶されている承認者のメールアドレスに送信する。なお、メール作成・送受信手段としては、出金予約サーバ50外部のメールサーバであってもよい。
なお、通知発送手段64は、予め複数設定された承認者の中からいずれか1人を選択する機能を有している。選択の方法はランダムで実行するようにする。このようにすれば、名義人にしてみれば誰が承認者となるか分からないので、前もって名義人と承認者が共謀することを防止できる。
ここで、承認者に発送される電子メールの例を図5に示す。
発送される電子メールの件名は、「出金要求」であり、通知発送手段64によって自動的に記入される。電子メールの本文については、通知発送手段64が、連絡先記憶部110から抽出した団体名と、当該団体において出金要求があった旨と、出金の明細および金額とを記入する。
発送される電子メールの件名は、「出金要求」であり、通知発送手段64によって自動的に記入される。電子メールの本文については、通知発送手段64が、連絡先記憶部110から抽出した団体名と、当該団体において出金要求があった旨と、出金の明細および金額とを記入する。
なお、電子メールの本文下には、承認者がワンクリックで返信できるように、「承認する」ボタン68と、「否認する」ボタン69の2つが設けられている。
これらのボタン68,69は、それぞれ出金予約サーバ50の承認ファイル70、または否認ファイル71にリンクするように設定されており、承認者が「承認する」ボタン68を押下すると、承認者の携帯電話21が自動的に出金予約サーバ50の承認ファイル70にアクセスするように設けられている。承認者が「否認する」ボタン69を押下すると、承認者の携帯電話21が自動的に出金予約サーバ50の否認ファイル71にアクセスするように設けられている。
これらのボタン68,69は、それぞれ出金予約サーバ50の承認ファイル70、または否認ファイル71にリンクするように設定されており、承認者が「承認する」ボタン68を押下すると、承認者の携帯電話21が自動的に出金予約サーバ50の承認ファイル70にアクセスするように設けられている。承認者が「否認する」ボタン69を押下すると、承認者の携帯電話21が自動的に出金予約サーバ50の否認ファイル71にアクセスするように設けられている。
(返答受信手段)
出金予約サーバ50の制御部58は、承認者から出金についての承認または否認の返答を受信する返答受信手段72を実現可能に設けられている。
上記のように、発送されたメールに設けられているリンクボタン68,69によって、承認者が返答をする場合、承認ファイル70および否認ファイル71のいずれかへのアクセスが返答となるため、この例では承認ファイル70および否認ファイル71が返答受信手段72に該当する。
出金予約サーバ50の制御部58は、承認者から出金についての承認または否認の返答を受信する返答受信手段72を実現可能に設けられている。
上記のように、発送されたメールに設けられているリンクボタン68,69によって、承認者が返答をする場合、承認ファイル70および否認ファイル71のいずれかへのアクセスが返答となるため、この例では承認ファイル70および否認ファイル71が返答受信手段72に該当する。
なお、返答受信の方法としては、承認者の携帯電話から出金予約サーバ50の1つの返答用ファイルにアクセスするようにして、このとき承認か否認かのパラメータを返すように構成してもよい。
(出金判定手段)
さらに、出金予約サーバ50の制御部58は、返答受信手段72が受信した承認者からの返答に基づいて、名義人が希望した出金が承認者によって承認されたか否認されたかを判定する出金判定手段74を実現可能に設けられている。
本実施形態における出金判定手段74は、具体的には、制御部58が承認ファイル70または否認ファイル71のいずれかに承認者がアクセスしたか否かを検出することによって実現可能である。また、出金判定手段74は、承認者に通知を発送してから所定時間経過しても承認者からの返答が無かった場合には、否認されたものと判定する。
さらに、出金予約サーバ50の制御部58は、返答受信手段72が受信した承認者からの返答に基づいて、名義人が希望した出金が承認者によって承認されたか否認されたかを判定する出金判定手段74を実現可能に設けられている。
本実施形態における出金判定手段74は、具体的には、制御部58が承認ファイル70または否認ファイル71のいずれかに承認者がアクセスしたか否かを検出することによって実現可能である。また、出金判定手段74は、承認者に通知を発送してから所定時間経過しても承認者からの返答が無かった場合には、否認されたものと判定する。
(出金可否通知送信手段)
そして、出金予約サーバ50の制御部58は、出金が承認か否認かの結果を出金可否通知として金融機関システムサーバ40に送信する出金可否通知送信手段75が実現可能に設けられている。
そして、出金予約サーバ50の制御部58は、出金が承認か否認かの結果を出金可否通知として金融機関システムサーバ40に送信する出金可否通知送信手段75が実現可能に設けられている。
(結果通知発送手段)
本実施形態の出金予約サーバ50は、通知人Cに対して出金判定手段74によって判定された結果を通知する結果通知発送手段77を実現可能に設けられている。
具体的には、制御部58が、出金判定手段74によって判定された承認または否認のいずれかをメール作成・送受信手段66を使って電子メールに書き込み、この電子メールを連絡先記憶部110に記憶されている通知人のメールアドレスに送信するように実行すればよい。
本実施形態の出金予約サーバ50は、通知人Cに対して出金判定手段74によって判定された結果を通知する結果通知発送手段77を実現可能に設けられている。
具体的には、制御部58が、出金判定手段74によって判定された承認または否認のいずれかをメール作成・送受信手段66を使って電子メールに書き込み、この電子メールを連絡先記憶部110に記憶されている通知人のメールアドレスに送信するように実行すればよい。
(振込先記憶部)
出金予約サーバ50には、出金内容が振り込みであった場合において、振込先情報を記憶させる振込先記憶部120が設けられている。振込先記憶部120に記憶される振込先情報としては、振込先の銀行名、口座種類、口座名義、口座番号等がある。振込先記憶部120は、ハードディスク等の記憶装置61に構築されている。
出金予約サーバ50には、出金内容が振り込みであった場合において、振込先情報を記憶させる振込先記憶部120が設けられている。振込先記憶部120に記憶される振込先情報としては、振込先の銀行名、口座種類、口座名義、口座番号等がある。振込先記憶部120は、ハードディスク等の記憶装置61に構築されている。
(振り込み実績評価手段)
出金予約サーバ50の制御部58は、金融機関システムサーバ40から送信されてきた出金情報に記載された出金内容が振り込みであった場合に、振込先が過去に振り込んだ事がある振込先であれば、承認者の承認を得なくても振り込み可能に制御する振り込み実績評価手段76が実現可能に設けられている。
出金予約サーバ50の制御部58は、金融機関システムサーバ40から送信されてきた出金情報に記載された出金内容が振り込みであった場合に、振込先が過去に振り込んだ事がある振込先であれば、承認者の承認を得なくても振り込み可能に制御する振り込み実績評価手段76が実現可能に設けられている。
具体的には、振り込み実績評価手段76は、受信した出金情報における内容が振り込みか、出金かを判断する。振り込みであると判断した場合は、振り込み実績評価手段76は、出金情報に記載された振込先が、振込先記憶部120に記憶されている振込先情報に一致するものがあるか否かを比較する。そして、出金情報に記載された振込先と一致する振込先があれば、振り込み実績評価手段76は、通知発送手段64による承認者への通知の発送を実行しないように制御する。さらに、振り込み実績評価手段76は、承認者からの承認、否認の判定が無くても、自動的に金融機関システムサーバ40へ出金可とする内容の出金可否通知を発送するように出金可否通知送信手段75を制御する。
一方、振り込み実績評価手段76は、出金情報に記載された振込先が、振込先記憶部120に記憶されている振込先情報に一致するものがあるか否かを比較した結果、出金情報に記載された振込先と一致する振込先が過去に無ければ、通常通りの動作を実行する。
すなわち、振り込み実績評価手段76によって、出金情報に記載された振込先が、過去に振り込んだ実績が無い振込先であることが判明した場合には、制御部58が、出金情報に記載された出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを連絡先記憶部110に記憶されている承認者のメールアドレスに送信する。
そして、承認者の返答に基づいて、名義人が希望した出金が承認者によって承認されたか否認されたかを出金判定手段74が判定する。
すなわち、振り込み実績評価手段76によって、出金情報に記載された振込先が、過去に振り込んだ実績が無い振込先であることが判明した場合には、制御部58が、出金情報に記載された出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを連絡先記憶部110に記憶されている承認者のメールアドレスに送信する。
そして、承認者の返答に基づいて、名義人が希望した出金が承認者によって承認されたか否認されたかを出金判定手段74が判定する。
このように過去に一度でも振り込んだことがある振込先に対しては、振り込め詐欺等の問題は生じないものと推定して承認者の承認が無くても出金を可能とすることによって、安全と考えられる場合において迅速な振り込み操作が期待できる。
(下限値記憶部)
また、出金予約サーバ50の記憶装置61には、出金額の下限値が予め設定されて記憶されている下限値記憶部121が構築されている。
制御部58は、金融機関システムサーバ40から出金情報を受信すると、出金情報の中の出金希望額と、下限値記憶部121内に記憶されている下限値とを比較する。
出金希望額が下限値未満の場合には、制御部58は、承認者へ承認か否認かを求める通知を発送することなく、出金判定手段74による判定を承認と判定させて、出金可否通知送信手段75によって出金が可である出金可否通知を金融機関システムサーバ40へ送信する。
また、出金希望額が下限値以上の場合には、制御部58は、通常のように、通知発送手段64によって承認者へ通知を発送させ、承認者からの返答に基づいて出金の可否を出金判定手段74によって判定させている。
また、出金予約サーバ50の記憶装置61には、出金額の下限値が予め設定されて記憶されている下限値記憶部121が構築されている。
制御部58は、金融機関システムサーバ40から出金情報を受信すると、出金情報の中の出金希望額と、下限値記憶部121内に記憶されている下限値とを比較する。
出金希望額が下限値未満の場合には、制御部58は、承認者へ承認か否認かを求める通知を発送することなく、出金判定手段74による判定を承認と判定させて、出金可否通知送信手段75によって出金が可である出金可否通知を金融機関システムサーバ40へ送信する。
また、出金希望額が下限値以上の場合には、制御部58は、通常のように、通知発送手段64によって承認者へ通知を発送させ、承認者からの返答に基づいて出金の可否を出金判定手段74によって判定させている。
(ATM)
次にATMの内部構成について、図6に基づいて説明する。
ATM60は、専用通信回線によって金融機関システムサーバ40に接続されており、名義人の操作によって、金融機関システムサーバ40内の顧客データベース41に記憶されている預金口座から出金(引き出しや振り込み)および預金口座へ入金することができる。
次にATMの内部構成について、図6に基づいて説明する。
ATM60は、専用通信回線によって金融機関システムサーバ40に接続されており、名義人の操作によって、金融機関システムサーバ40内の顧客データベース41に記憶されている預金口座から出金(引き出しや振り込み)および預金口座へ入金することができる。
ATM60は、出入金操作をしようとする者(預金口座の名義人)が操作する操作スイッチ80と、預金口座に関する情報や操作スイッチの操作を表示する表示部82とを備えている。なお、表示部82がタッチパネルであって、表示部82と操作スイッチ80とが兼用となっていてもよい。
さらに、ATM60内部には、CPUおよびメモリから構成される制御部86が設けられており、制御部86は、ATM60の動作全体を統括制御する。
また、ATM60内部には制御部86に接続された金銭貯留部87が設けられており、預け入れの際には金銭貯留部87に金銭が貯留され、引き出しの際には金銭貯留部87に貯留された金銭が名義人に引き渡される。
さらに、ATM60内部には、CPUおよびメモリから構成される制御部86が設けられており、制御部86は、ATM60の動作全体を統括制御する。
また、ATM60内部には制御部86に接続された金銭貯留部87が設けられており、預け入れの際には金銭貯留部87に金銭が貯留され、引き出しの際には金銭貯留部87に貯留された金銭が名義人に引き渡される。
制御部86には、キャッシュカードまたは預金通帳からデータを読み取り、およびデータを書き込むリーダライタ88が接続されている。
読み出されたデータに基づいて、制御部86は、金融機関システムサーバ40の顧客データベース41にアクセスして、名義人の指示に基づく操作が行われる。また、ATM60には、金融機関システムサーバ40へ専用通信回線を通じて通信する通信ポート89が設けられている。
読み出されたデータに基づいて、制御部86は、金融機関システムサーバ40の顧客データベース41にアクセスして、名義人の指示に基づく操作が行われる。また、ATM60には、金融機関システムサーバ40へ専用通信回線を通じて通信する通信ポート89が設けられている。
ATM60の制御部86は、ATM60の表示部82に対して名義人が実行可能なメニューを選択可能に表示させている。名義人が表示されたメニューの中から実行する操作を選択した該当する操作スイッチ80を操作すると、制御部86では操作された操作スイッチ80のメニューに該当する動作を実行する。
(ATM、金融機関システムサーバ、予約サーバ間での出金動作)
図7〜図10に基づいて、名義人がATMを操作して出金操作をする場合における各構成要素の動作を詳細に説明する。
図7〜図10に基づいて、名義人がATMを操作して出金操作をする場合における各構成要素の動作を詳細に説明する。
(引き出しの場合)
ATM60で出金をしようと名義人が訪れ、例えば、操作スイッチ80を名義人が操作して(ステップS1)引き出しが選択された場合には、制御部86はまずキャッシュカードか預金通帳の挿入を表示部82から指示する(ステップS2)。
名義人がキャッシュカードか預金通帳を挿入すると、ATM80内では、リーダライタ88がキャッシュカードまたは預金通帳に設けられている磁気テープまたはICを読み取って預金口座の口座番号を入手する(ステップS3)。
ATM60で出金をしようと名義人が訪れ、例えば、操作スイッチ80を名義人が操作して(ステップS1)引き出しが選択された場合には、制御部86はまずキャッシュカードか預金通帳の挿入を表示部82から指示する(ステップS2)。
名義人がキャッシュカードか預金通帳を挿入すると、ATM80内では、リーダライタ88がキャッシュカードまたは預金通帳に設けられている磁気テープまたはICを読み取って預金口座の口座番号を入手する(ステップS3)。
そして、ATM80の制御部86は、名義人に暗証番号を入力するように促す表示を表示部82に行わせる(ステップS4)。名義人が、操作スイッチ80を操作して暗証番号を入力すると、制御部86は金融機関システムサーバ40の顧客データベース41にアクセスし、入手した口座番号に基づいて該当する顧客ファイル35を読み出す。
制御部86は、入力された暗証番号と金融機関システムサーバ40の顧客ファイル35に記憶されている暗証番号とを比較し(ステップS5)、一致していれば正当な名義人であるとみなし、不一致であれば正当な名義人ではなく、出金ができないように制御する。
制御部86は、入力された暗証番号と金融機関システムサーバ40の顧客ファイル35に記憶されている暗証番号とを比較し(ステップS5)、一致していれば正当な名義人であるとみなし、不一致であれば正当な名義人ではなく、出金ができないように制御する。
ただし、暗証番号不一致の場合には、暗証番号を忘れたり勘違いしている場合もあるため、制御部86は予め設定された回数だけ暗証番号の入力を促す事ができる。この予め設定された回数全て暗証番号が違っていた場合には、制御部86は、「窓口にお問い合わせください」との表示を表示部82にさせ、処理を中止する。
ATM60の制御部86は、暗証番号の確認を実行した結果、暗証番号が正しいことを確認して正当な名義人であるとみなした場合、先に操作スイッチ80によって入力された出金内容をさらに詳細に名義人に入力させるための入力画面を表示部82に表示させる。
ここでは、名義人が希望した出金内容が引き出しである場合について説明しているが、この場合ATM60の制御部86は、さらに詳細な出金内容として金額を入力させる画面を表示部82に表示させる(ステップS6)。
表示部82の表示に促されて名義人が引き出し希望金額を入力すると、引き出し希望金額および先に読み出された口座番号(これらを出金情報と称する場合がある)を金融機関システムサーバ40に送信する(ステップS7)。
表示部82の表示に促されて名義人が引き出し希望金額を入力すると、引き出し希望金額および先に読み出された口座番号(これらを出金情報と称する場合がある)を金融機関システムサーバ40に送信する(ステップS7)。
金融機関システムサーバ40では、受信した出金情報に基づいて制御部46が顧客データベース41内の該当する預金口座の残高を検索し、引き出し希望額が残高内に収まっているか、残高不足かを判断する(ステップS8)。
制御部46によって残高不足であると判断された場合には、出金不可通知手段44が、残高不足により引き出し不可である旨を表示させるようにATM60へ指示する(ステップS9)。
また、ATM60が金融機関システムサーバ40からの出金不可を表示する旨の指示を受信すると、制御部86が残高不足により出金できない旨の表示を表示部82に表示させる(ステップS10)。
制御部46によって残高不足であると判断された場合には、出金不可通知手段44が、残高不足により引き出し不可である旨を表示させるようにATM60へ指示する(ステップS9)。
また、ATM60が金融機関システムサーバ40からの出金不可を表示する旨の指示を受信すると、制御部86が残高不足により出金できない旨の表示を表示部82に表示させる(ステップS10)。
また、制御部46によって、残高が足りていると判断された場合には、所定口座判定手段54によって、出金依頼があった口座が承認者の承認が無ければ出金ができない所定口座か否かが判定される(ステップS11)。所定口座判定手段54は、出金情報内の口座番号が所定口座記憶部42に記憶されている所定口座の口座番号に一致するか否かを検索し、一致する口座番号が存在すれば所定口座であると判定し、一致する口座番号が無ければ所定口座ではなく通常の口座であると判定する。
(通常の口座の場合)
以下、通常の口座の場合の動作を説明する。
所定口座判定手段54によって、出金要請があった口座が所定口座ではなく、通常の口座であることが判定された場合、金融機関システムサーバ40の出金動作手段43は、出金情報に記述されていた引き出し希望額を引き出させるように指示する出金指示信号をATM60へ送信する(ステップS12)。
ATM60では、金融機関システムサーバ40からの出金指示信号を受信すると、制御部86が出金指示信号に基づいて引き出し希望額に該当する金銭を金銭貯留部87から取り出す(ステップS13)。
以下、通常の口座の場合の動作を説明する。
所定口座判定手段54によって、出金要請があった口座が所定口座ではなく、通常の口座であることが判定された場合、金融機関システムサーバ40の出金動作手段43は、出金情報に記述されていた引き出し希望額を引き出させるように指示する出金指示信号をATM60へ送信する(ステップS12)。
ATM60では、金融機関システムサーバ40からの出金指示信号を受信すると、制御部86が出金指示信号に基づいて引き出し希望額に該当する金銭を金銭貯留部87から取り出す(ステップS13)。
(所定口座の場合)
続いて、所定口座の場合について説明する。
金融機関システムサーバ40の出金情報送信手段55は、出金予約サーバ50へ出金情報を送信する(ステップS14)。
出金予約サーバ50では、出金情報を受信すると、連絡先記憶部110に記憶されている承認者のメールアドレスへ通知発送手段64が所定口座の出金要請に対して承認するか否かの通知を発送する(ステップS15)。なお、このとき上述したように出金希望額と下限値とを比較した上で、出金希望額が下限値未満の場合には承認を得ずに自動的に出金可と判定し、出金希望額が下限値以上の場合に承認者へ通知を発送するようにしてもよい。
続いて、所定口座の場合について説明する。
金融機関システムサーバ40の出金情報送信手段55は、出金予約サーバ50へ出金情報を送信する(ステップS14)。
出金予約サーバ50では、出金情報を受信すると、連絡先記憶部110に記憶されている承認者のメールアドレスへ通知発送手段64が所定口座の出金要請に対して承認するか否かの通知を発送する(ステップS15)。なお、このとき上述したように出金希望額と下限値とを比較した上で、出金希望額が下限値未満の場合には承認を得ずに自動的に出金可と判定し、出金希望額が下限値以上の場合に承認者へ通知を発送するようにしてもよい。
承認者が返答をすると、返答受信手段72では承認者からの返答を受信し、出金判定手段74が承認者からの返答に基づいて出金が承認されたか、または否認されたかを判定する(ステップS16)。
判定結果は、出金可否通知として、出金可否通知送信手段75によって金融機関システムサーバ40に送信される(ステップS17)。
判定結果は、出金可否通知として、出金可否通知送信手段75によって金融機関システムサーバ40に送信される(ステップS17)。
金融機関システムサーバ40は、出金可否通知を受信すると、以下の様な動作を実行する。金融機関システムサーバ内の動作フローは、図9に示す。
出金予約サーバ50から発送された出金可否通知を金融機関システムサーバ40が受信する(ステップS01)と、金融機関システムサーバ40の可否判定手段56は、送信されてきた出金可否通知の内容に基づいて、出金の可否を判断する(ステップS02)。
出金予約サーバ50から発送された出金可否通知を金融機関システムサーバ40が受信する(ステップS01)と、金融機関システムサーバ40の可否判定手段56は、送信されてきた出金可否通知の内容に基づいて、出金の可否を判断する(ステップS02)。
可否判定手段56によって、出金が可であるとの判断がされると、出金動作手段43は、ATM40へ出金指示を送信する(ステップS03)。
出金指示を送信後、出金が完了する(出金完了通知をATM60から受信する)と制御部46は出金動作を完了したものとし、顧客データベース41の残高や履歴を変更する(ステップS05)。
出金指示を送信後、出金が完了する(出金完了通知をATM60から受信する)と制御部46は出金動作を完了したものとし、顧客データベース41の残高や履歴を変更する(ステップS05)。
続いて、ステップS02において出金が否認されていた場合について説明する。
制御部46は、ステップS02において出金が否認されていた場合には、団体・個人別記憶部53に記憶されているデータ(預金口座が完全に個人の口座であるか、または任意団体の口座であるかの別を表すデータ)に基づいて、該当する口座が個人のものか、任意団体のものかを判断する(ステップS06)。
制御部46は、ステップS02において出金が否認されていた場合には、団体・個人別記憶部53に記憶されているデータ(預金口座が完全に個人の口座であるか、または任意団体の口座であるかの別を表すデータ)に基づいて、該当する口座が個人のものか、任意団体のものかを判断する(ステップS06)。
該当する口座が任意団体のものであれば、出金不可通知手段44は、否認されたので出金不可である旨の通知をATM60へ送信する(ステップS010)。さらに、ステップS05に移行して、出金せずに動作を終了する。
一方、該当する口座が個人のものであれば、ステップS07に移行して、制御部46は所定口座が個人のものであると判断したときから所定時間を計時するように計時を開始する。予め設定された時間とは3時間程度を想定している。
また、待機通知送信手段91は、所定時間経過するまで待機するように指示する旨の通知をATM60へ送信する(ステップS08)。ATM60では、待機するように指示する通知を受信すると、制御部86が表示部82に「所定時間内は出金できないので、所定時間経過後にまたATMを操作してください」との記述の表示をさせる。
また、待機通知送信手段91は、所定時間経過するまで待機するように指示する旨の通知をATM60へ送信する(ステップS08)。ATM60では、待機するように指示する通知を受信すると、制御部86が表示部82に「所定時間内は出金できないので、所定時間経過後にまたATMを操作してください」との記述の表示をさせる。
なお、図9では、待機出金タイマT2と図示しているが、このように制御部46内には、口座が個人のものである場合に所定時間を計時する待機出金タイマー手段を設けている。
また、所定時間経過前に名義人が、ATM60から同一の出金操作をしてきた場合、金融機関システムサーバ40の無効手段92は、出金操作が無効であることをATM60に対して通知する。ATM60の制御部86は、出金操作が無効である通知を受信すると、現在は出金操作が「無効」である旨を表示部82に表示する。
また、所定時間経過前に名義人が、ATM60から同一の出金操作をしてきた場合、金融機関システムサーバ40の無効手段92は、出金操作が無効であることをATM60に対して通知する。ATM60の制御部86は、出金操作が無効である通知を受信すると、現在は出金操作が「無効」である旨を表示部82に表示する。
制御部46は、口座が個人のものである場合であれば、所定時間経過後に無効手段92による無効を解除し(ステップS09)、ATM40からの出金操作があったときには操作された通りに出金を行わせる(ステップS03)。個人の場合には、振り込め詐欺や還付金詐欺を防止するためのものであるから、所定時間経過するうちに名義人も冷静になっていることを期待し、かつ所定時間経過してもなお名義人が出金したいと希望している場合には、後は自己責任として出金を認めるようにしたものである。
ただし、金融機関システムサーバの制御部46は、所定時間経過前であっても、名義人からの要請があった場合には、無効を解除してもよい(ステップS04)。具体的には、個人口座の名義人が金融機関窓口に出金を認めさせる要請書を提出することにより、金融機関の職員が預金口座操作用端末100を操作して、緊急無効解除命令を金融機関システムサーバ40に送信する。金融機関システムサーバ40が緊急無効解除命令を受信すると、制御部46が所定時間経過前であっても無効を解除し、ATM40からの出金操作があったときには操作された通りに出金を行わせる(ステップS03)。
(振込の場合)
以下、図7の出金選択が振込であった場合について説明する。
振込の場合でも、図7のステップS22〜ステップS25は、出金選択が引き出しであった場合と同様の動作を実行する。
すなわち、例えば、操作スイッチ80を名義人が操作して(ステップS1)振込が選択された場合には、制御部86はまずキャッシュカードか預金通帳の挿入を表示部82から指示する(ステップS22)。
名義人がキャッシュカードか預金通帳を挿入すると、ATM60内では、リーダライタ88がキャッシュカードまたは預金通帳に設けられている磁気テープまたはICを読み取って預金口座の口座番号を入手する(ステップS23)。
以下、図7の出金選択が振込であった場合について説明する。
振込の場合でも、図7のステップS22〜ステップS25は、出金選択が引き出しであった場合と同様の動作を実行する。
すなわち、例えば、操作スイッチ80を名義人が操作して(ステップS1)振込が選択された場合には、制御部86はまずキャッシュカードか預金通帳の挿入を表示部82から指示する(ステップS22)。
名義人がキャッシュカードか預金通帳を挿入すると、ATM60内では、リーダライタ88がキャッシュカードまたは預金通帳に設けられている磁気テープまたはICを読み取って預金口座の口座番号を入手する(ステップS23)。
そして、ATM60の制御部86は、名義人に暗証番号を入力するように促す表示を表示部82に行わせる(ステップS24)。名義人が、操作スイッチ80を操作して暗証番号を入力すると、制御部86は金融機関システムサーバ40の顧客データベース41にアクセスし、入手した口座番号に基づいて該当する顧客ファイル35を読み出す。
制御部86は、入力された暗証番号と金融機関システムサーバ40の顧客ファイル35に記憶されている暗証番号とを比較し(ステップS25)、一致していれば正当な名義人であるとみなし、不一致であれば正当な名義人ではなく、出金ができないように制御する。
制御部86は、入力された暗証番号と金融機関システムサーバ40の顧客ファイル35に記憶されている暗証番号とを比較し(ステップS25)、一致していれば正当な名義人であるとみなし、不一致であれば正当な名義人ではなく、出金ができないように制御する。
ただし、暗証番号不一致の場合には、暗証番号を忘れたり勘違いしている場合もあるため、制御部86は予め設定された回数だけ暗証番号の入力を促す事ができる。この予め設定された回数全て暗証番号が違っていた場合には、制御部86は、「窓口にお問い合わせください」との表示を表示部82にさせ、処理を中止する。
ATM60の制御部86は、暗証番号の確認を実行した結果、暗証番号が正しいことを確認して正当な名義人であるとみなした場合、先に操作スイッチ80によって入力された出金内容をさらに詳細に名義人に入力させるための入力画面を表示部82に表示させる。
次に、暗証番号が正しいことが検証されると、ATM60の制御部86は、さらに詳細な出金内容として、振込先と振込金額を入力させる画面を表示部82に表示させる(ステップS26)。
ATM60の制御部86は、表示部82の表示に促されて名義人が振込先の金融機関名、支店名、口座番号および振込金額を入力すると、これらの情報を出金情報として金融機関システムサーバ40に送信する(ステップS27)。
ATM60の制御部86は、表示部82の表示に促されて名義人が振込先の金融機関名、支店名、口座番号および振込金額を入力すると、これらの情報を出金情報として金融機関システムサーバ40に送信する(ステップS27)。
出金が振込の場合の動作フローの続きは、図10に示す。
金融機関システムサーバ40では、受信した出金情報に基づいて制御部46が顧客データベース41内の該当する預金口座の残高を検索し、振込希望額が残高内に収まっているか、残高不足かを判断する(ステップS28)。
制御部46によって残高不足であると判断された場合には、出金不可通知手段44が、残高不足により振込不可である旨を表示させるように命令する出金不可表示信号をATM60へ送信する(ステップS29)。
また、ATM60が金融機関システムサーバ40からの出金不可表示信号を受信すると、制御部86が残高不足により出金できない旨の表示を表示部82に表示させる(ステップS30)。
金融機関システムサーバ40では、受信した出金情報に基づいて制御部46が顧客データベース41内の該当する預金口座の残高を検索し、振込希望額が残高内に収まっているか、残高不足かを判断する(ステップS28)。
制御部46によって残高不足であると判断された場合には、出金不可通知手段44が、残高不足により振込不可である旨を表示させるように命令する出金不可表示信号をATM60へ送信する(ステップS29)。
また、ATM60が金融機関システムサーバ40からの出金不可表示信号を受信すると、制御部86が残高不足により出金できない旨の表示を表示部82に表示させる(ステップS30)。
また、制御部46によって、残高が足りていると判断された場合には、所定口座判定手段54によって、出金依頼があった口座が承認者の承認が無ければ出金ができない所定口座か否かが判定される(ステップS31)。所定口座判定手段54は、出金情報内の口座番号が所定口座記憶部42に記憶されている所定口座の口座番号に一致するか否かを検索し、一致する口座番号が存在すれば所定口座であると判定し、一致する口座番号が無ければ所定口座ではなく通常の口座であると判定する。
(通常の口座の場合)
以下、通常の口座の場合の動作を説明する。
所定口座判定手段54によって、出金要請があった口座が所定口座ではなく、通常の口座であることが判定された場合、金融機関システムサーバ40の出金動作手段43は、出金情報に記述されていた振込希望額を、出金情報に記述されていた振込先へ振り込むように手続きを実行する(ステップS32)。
以下、通常の口座の場合の動作を説明する。
所定口座判定手段54によって、出金要請があった口座が所定口座ではなく、通常の口座であることが判定された場合、金融機関システムサーバ40の出金動作手段43は、出金情報に記述されていた振込希望額を、出金情報に記述されていた振込先へ振り込むように手続きを実行する(ステップS32)。
(所定口座の場合)
続いて、所定口座の場合について説明する。
金融機関システムサーバ40の出金情報送信手段55は、出金予約サーバ50へ出金情報を送信する(ステップS34)。
出金予約サーバ50では、出金情報を受信すると、出金内容が振込であることを確認すると、振り込み実績評価手段76が振込先記憶部120を検索して振込先が過去に振り込んだことがある振込先かどうかを判断する(ステップS35)。
振り込み実績評価手段76が、出金情報に記載された振込先と一致する振込先があることを検出すると、振り込み実績評価手段76は、通知発送手段64による承認者への通知の発送を実行しないように制御する。さらに、振り込み実績評価手段76は、承認者からの返答に基づく承認・否認の判定をせず、自動的に承認と判定し(ステップS37)、金融機関システムサーバ40へ出金可とする内容の出金可否通知を発送するように出金可否通知送信手段75を制御する(ステップS38)。
このように、振込先が初めての振込先の場合には、承認者の承認・否認の確認をとらずに出金不可とするので、名義人がATM60の前で承認・否認の結果が得られるまで待つことがなく、利便性が良い。
続いて、所定口座の場合について説明する。
金融機関システムサーバ40の出金情報送信手段55は、出金予約サーバ50へ出金情報を送信する(ステップS34)。
出金予約サーバ50では、出金情報を受信すると、出金内容が振込であることを確認すると、振り込み実績評価手段76が振込先記憶部120を検索して振込先が過去に振り込んだことがある振込先かどうかを判断する(ステップS35)。
振り込み実績評価手段76が、出金情報に記載された振込先と一致する振込先があることを検出すると、振り込み実績評価手段76は、通知発送手段64による承認者への通知の発送を実行しないように制御する。さらに、振り込み実績評価手段76は、承認者からの返答に基づく承認・否認の判定をせず、自動的に承認と判定し(ステップS37)、金融機関システムサーバ40へ出金可とする内容の出金可否通知を発送するように出金可否通知送信手段75を制御する(ステップS38)。
このように、振込先が初めての振込先の場合には、承認者の承認・否認の確認をとらずに出金不可とするので、名義人がATM60の前で承認・否認の結果が得られるまで待つことがなく、利便性が良い。
また、初めての振込先の場合に出金が不可となった場合であっても、出金が必要であると言うケースにおいては、否認時のリカバリー方法を実行することで出金が可能となる。
リカバリー方法(1)は、ATM60で出金不可である旨の表示が表示されてから所定時間経過後に名義人がATM60で出金操作すると承認者の承認無しで出金が可能となる。このリカバリー方法(1)は、図9で示したステップS06〜ステップS09までの動作と同じである。したがって、ここで出金が可能となるのは所定口座が個人のものであることに限られる。
なお、この方法において、名義人AはATM60を操作することには限定されず、名義人Aが携帯電話等のインターネット接続可能な機器を用いて直接金融機関システムサーバ40にアクセスして再度出金操作を行う場合にも適用できる。
リカバリー方法(1)は、ATM60で出金不可である旨の表示が表示されてから所定時間経過後に名義人がATM60で出金操作すると承認者の承認無しで出金が可能となる。このリカバリー方法(1)は、図9で示したステップS06〜ステップS09までの動作と同じである。したがって、ここで出金が可能となるのは所定口座が個人のものであることに限られる。
なお、この方法において、名義人AはATM60を操作することには限定されず、名義人Aが携帯電話等のインターネット接続可能な機器を用いて直接金融機関システムサーバ40にアクセスして再度出金操作を行う場合にも適用できる。
さらに、金融機関システムサーバ40は、出金を実行したことを、出金予約サーバ50に通知し、出金予約サーバ50が結果通知発送手段77によって通知人Cへ出金実行を通知してもよい。この結果、出金を実行したことを受けた通知人Cは、名義人Aに対して注意を喚起することができる。
リカバリー方法(2)として、名義人Aが金融機関窓口で出金要請を行うことで出金が可能となる。
このリカバリー方法(2)は、図9で示したステップS04の動作と同じである。したがって、ここで出金が可能となるのは所定口座が個人のものであることに限られる。
この場合、名義人Aは金融機関の職員から十分な注意喚起を受けるため、詐欺等に巻き込まれるおそれは少ないと考えられる。
このリカバリー方法(2)は、図9で示したステップS04の動作と同じである。したがって、ここで出金が可能となるのは所定口座が個人のものであることに限られる。
この場合、名義人Aは金融機関の職員から十分な注意喚起を受けるため、詐欺等に巻き込まれるおそれは少ないと考えられる。
一方、振り込み実績評価手段76は、出金情報に記載された振込先が、振込先記憶部120に記憶されている振込先情報に一致するものがあるか否かを比較した結果、出金情報に記載された振込先と一致する振込先が過去に無ければ、通常通りの動作を実行する。
すなわち、振り込み実績評価手段76によって、出金情報に記載された振込先が、過去に振り込んだ実績が無い振込先であることが判明した場合には、連絡先記憶部110に記憶されている承認者のメールアドレスへ通知発送手段64が所定口座の出金要請に対して承認するか否かの通知を発送する(ステップS36)。
すなわち、振り込み実績評価手段76によって、出金情報に記載された振込先が、過去に振り込んだ実績が無い振込先であることが判明した場合には、連絡先記憶部110に記憶されている承認者のメールアドレスへ通知発送手段64が所定口座の出金要請に対して承認するか否かの通知を発送する(ステップS36)。
また、引出の場合のところでも説明したように、上述したように制御部58は、出金希望額と下限値とを比較した上で、出金希望額が下限値未満の場合には承認を得ずに自動的に出金可と判定し、出金希望額が下限値以上の場合に承認者へ通知を発送するようにしてもよい。
承認者が返答をすると、返答受信手段72では承認者からの返答を受信し、出金判定手段74が承認者からの返答に基づいて出金が承認されたか、または否認されたかを判定する(ステップS37)。
判定結果は、出金可否通知として、出金可否通知送信手段75によって金融機関システムサーバ40に送信される(ステップS38)。
判定結果は、出金可否通知として、出金可否通知送信手段75によって金融機関システムサーバ40に送信される(ステップS38)。
金融機関システムサーバ40は、出金可否通知を受信すると、図9に示した動作を実行するが、出金内容が引出の場合と振込の場合とでは、動作内容が同一である。したがって、ここでは出金可否通知を受信した後の金融機関システムサーバ40の動作の説明を省略する。
(所定口座の登録)
次に、予め承認を得られなければ出金できない口座(所定口座)を登録するための動作を説明する。
名義人は、出金予約サーバ50に対して取引金融機関名、口座番号、団体または個人のいずれか、名義人の住所・氏名、承認者の連絡先・氏名、および通知人の連絡先・氏名をメールまたはFAX等で連絡する。
このとき、名義人は、金融機関システムサーバ40において出金可否通知を記憶させておく時間を設定することができ、また口座が個人の場合であれば、無効を解除するまでの所定時間も設定することができる。
次に、予め承認を得られなければ出金できない口座(所定口座)を登録するための動作を説明する。
名義人は、出金予約サーバ50に対して取引金融機関名、口座番号、団体または個人のいずれか、名義人の住所・氏名、承認者の連絡先・氏名、および通知人の連絡先・氏名をメールまたはFAX等で連絡する。
このとき、名義人は、金融機関システムサーバ40において出金可否通知を記憶させておく時間を設定することができ、また口座が個人の場合であれば、無効を解除するまでの所定時間も設定することができる。
出金予約サーバ50は、名義人からの連絡に基づき、連絡先記憶部110に名義人の住所・氏名、承認者の連絡先・氏名、および通知人の連絡先・氏名を記憶する。
また、出金予約サーバ50は、名義人から連絡があった口座の有無を金融機関に確認し、また口座番号、名義人の住所・氏名に重複がないかどうかを確認する。
もし、確認の結果、不備があった場合にはその旨を名義人に連絡する。
もし、確認の結果、不備があった場合にはその旨を名義人に連絡する。
なお、連絡先記憶部110に記憶された承認者および通知人のメールアドレスには、承認および通知についての確認のメールを自動的に送信するように制御部58が制御する。
確認のメールについては、上述したように承認者へのメールに「承認」ボタンと「否認」ボタンを設けたように、承認者および通知人となることについての「了解」ボタンと「拒絶」ボタンを設け、ワンクリックで了解または拒絶の有無をしやすくするとよい。
確認のメールについては、上述したように承認者へのメールに「承認」ボタンと「否認」ボタンを設けたように、承認者および通知人となることについての「了解」ボタンと「拒絶」ボタンを設け、ワンクリックで了解または拒絶の有無をしやすくするとよい。
出金予約サーバ50は、不備が無い場合には、金融機関システムサーバ40に対して該当する口座を予約口座(出金予約をして承認者に承認を得てから出金させる口座)に変更させるように、予約口座申請通知を発送する。予約口座申請通知は、電子メールで行うとよい。
金融機関システムサーバ40においては、出金予約サーバ50からの予約口座申請通知の内容に基づいて、所定口座記憶部42に予約口座とする口座の口座番号を記憶させ、団体・個人別記憶部53には予約口座が個人か任意団体かを記憶させる。
金融機関システムサーバ40においては、出金予約サーバ50からの予約口座申請通知の内容に基づいて、所定口座記憶部42に予約口座とする口座の口座番号を記憶させ、団体・個人別記憶部53には予約口座が個人か任意団体かを記憶させる。
金融機関システムサーバ40は、所定口座記憶部42に、予約口座の口座番号を記憶させた後に、出金予約サーバ50に変更完了通知を送信する。
この変更完了通知を受信した出金予約サーバ50は、名義人に対して登録完了通知を電子メール等で送信する。
この変更完了通知を受信した出金予約サーバ50は、名義人に対して登録完了通知を電子メール等で送信する。
(予約口座の解除)
予約口座を解除する場合には、名義人が、解除する旨を出金予約サーバ50に送信する。出金予約サーバ50は、解除についての承認を承認者から得るために、解除確認メールを承認者に送信する。
出金予約サーバ50は、承認者からの解除に対する返信を受信し、解除が承認された場合には、金融機関システムサーバ40へ予約口座解除通知を送信する。
予約口座を解除する場合には、名義人が、解除する旨を出金予約サーバ50に送信する。出金予約サーバ50は、解除についての承認を承認者から得るために、解除確認メールを承認者に送信する。
出金予約サーバ50は、承認者からの解除に対する返信を受信し、解除が承認された場合には、金融機関システムサーバ40へ予約口座解除通知を送信する。
金融機関システムサーバ40では、予約口座解除通知を受信すると、所定口座記憶部42に記憶されている口座番号を削除し、また団体・個人別記憶部53内に記憶されているこの口座が個人か任意団体かについてのデータも削除する。
金融機関システムサーバ40は、これら予約口座に関するデータを削除すると、出金予約サーバ50に解除完了通知を送信する。
この解除完了通知を受信した出金予約サーバ50は、名義人に対して解除完了通知を電子メール等で送信する。
金融機関システムサーバ40は、これら予約口座に関するデータを削除すると、出金予約サーバ50に解除完了通知を送信する。
この解除完了通知を受信した出金予約サーバ50は、名義人に対して解除完了通知を電子メール等で送信する。
(複数の承認者がいる場合の他の実施形態)
予め、複数の承認者を設定しておいた場合の他の実施形態について、図11のフローチャートに基づいて以下に説明する。
複数の承認者を設定した場合には、上述した実施形態ではその中からいずれか1人を選択し、その1人から通知を発送してから所定時間経過しても返答が得られなかった場合には否認されたとみなすものであった。
しかし、通知を発送してから所定時間経過しても返答が得られなかった場合には、複数の承認者のうち他の承認者を選択して、通知を発送してもよい。
予め、複数の承認者を設定しておいた場合の他の実施形態について、図11のフローチャートに基づいて以下に説明する。
複数の承認者を設定した場合には、上述した実施形態ではその中からいずれか1人を選択し、その1人から通知を発送してから所定時間経過しても返答が得られなかった場合には否認されたとみなすものであった。
しかし、通知を発送してから所定時間経過しても返答が得られなかった場合には、複数の承認者のうち他の承認者を選択して、通知を発送してもよい。
すなわち、まず、出金予約サーバ50の通知発送手段64は、連絡先記憶部110に記憶されている複数の承認者のうちのいずれか1人をランダムで選択する(ステップS100)。
そして通知発送手段64は、選択した承認者に対して出金情報に記載されている出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを選択された承認者のメールアドレスに送信する(ステップS102)。
そして通知発送手段64は、選択した承認者に対して出金情報に記載されている出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを選択された承認者のメールアドレスに送信する(ステップS102)。
通知発送手段64は、通知を発送してから返答受信手段72に所定時間経過しても返答がなかった場合には(ステップS104)、連絡先記憶部110に記憶されている承認者のうち先に選択した承認者以外の承認者が存在しているか否かを確認する(ステップS105)。通知発送手段64は、連絡先記憶部110に記憶されている承認者のうち先に選択されていない中から別の承認者を再度ランダムで選択する(ステップS107)。
そして、通知発送手段64は、再度選択した承認者に対して出金情報に記載されている出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを選択された承認者のメールアドレスに送信する(ステップS102)。
そして、通知発送手段64は、再度選択した承認者に対して出金情報に記載されている出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを選択された承認者のメールアドレスに送信する(ステップS102)。
このように、所定時間内に承認者から返答が無かった場合には、承認者を代えて次々と通知を発送することにより、承認者が返答する時間が無かったときや、あるいは出金予約サーバ50からの通知に承認者が気が付かなかった場合であっても、承認行為が滞りなく行われる。
承認者に通知を発送してから所定時間以内に承認者からの返答があった場合には、出金判定手段74が承認・否認を判定して、出金可否通知送信手段75がその判定結果を金融機関システムサーバ40へ送信する(ステップS106)。
なお、承認者に通知を発送してから所定時間以内に承認者からの返答がなく、まだ通知を送っていない他の承認者もいない場合には(ステップS105)、承認する者がいないので出金判定手段74が否認と判定して、出金可否通知送信手段75がその判定結果を金融機関システムサーバ40へ送信する(ステップS109)。
なお、承認者に通知を発送してから所定時間以内に承認者からの返答がなく、まだ通知を送っていない他の承認者もいない場合には(ステップS105)、承認する者がいないので出金判定手段74が否認と判定して、出金可否通知送信手段75がその判定結果を金融機関システムサーバ40へ送信する(ステップS109)。
(出金額に対する他の実施形態)
次いで、出金額に対して上限値を設定しておく実施形態について図12および図13に基づいて説明する。
出金予約サーバ50には、出金額の上限値を予め設定して記憶する上限値記憶部111が設けられる。上限値記憶部111に記憶される上限値の値は、任意に設定変更可能である。また、制御部58の出金可否通知送信手段75は、希望の出金額が上限値以上の場合には、出金を不可とする通知を金融機関システムサーバ40へ
送信する。
次いで、出金額に対して上限値を設定しておく実施形態について図12および図13に基づいて説明する。
出金予約サーバ50には、出金額の上限値を予め設定して記憶する上限値記憶部111が設けられる。上限値記憶部111に記憶される上限値の値は、任意に設定変更可能である。また、制御部58の出金可否通知送信手段75は、希望の出金額が上限値以上の場合には、出金を不可とする通知を金融機関システムサーバ40へ
送信する。
出金予約サーバ50が、金融機関システムサーバ40から出金情報を受信すると、制御部58が、上限値記憶部111に記憶されている上限値と、出金情報内の出金希望金額とを比較する(ステップS200)。
比較の結果、出金情報内の出金希望金額が上限値未満の場合には、通知発送手段64が受信した出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを連絡先記憶部110に記憶されている承認者のメールアドレスに送信する(ステップS202)。
承認者に通知を送った後の動作は、上述してきた実施形態と同様の動作であり、ここでは説明を省略する。
比較の結果、出金情報内の出金希望金額が上限値未満の場合には、通知発送手段64が受信した出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを連絡先記憶部110に記憶されている承認者のメールアドレスに送信する(ステップS202)。
承認者に通知を送った後の動作は、上述してきた実施形態と同様の動作であり、ここでは説明を省略する。
制御部58が、上限値記憶部111に記憶されている上限値と、受信した出金情報の出金希望金額とを比較した結果、出金希望金額が上限値以上の場合には、出金可否通知送信手段75は「出金不可」の出金可否通知を金融機関システムサーバ40へ送信する(ステップS203)。
このようにして、本実施形態では、承認を経なくても大金が一度に出金されないようにできるので、横領等の犯罪の未然に防ぐことに寄与する。
また、出金額が上限値以上の場合には、承認者の承認・否認の確認をとらずに出金不可とするので、名義人がATM60の前で承認・否認の結果が得られるまで待つことがなく、利便性が良い。
このようにして、本実施形態では、承認を経なくても大金が一度に出金されないようにできるので、横領等の犯罪の未然に防ぐことに寄与する。
また、出金額が上限値以上の場合には、承認者の承認・否認の確認をとらずに出金不可とするので、名義人がATM60の前で承認・否認の結果が得られるまで待つことがなく、利便性が良い。
また、出金希望額が上限値以上であって、出金が不可となった場合であっても、出金が必要であると言うケースにおいては、否認時のリカバリー方法を実行することで出金が可能となる。
リカバリー方法(1)は、ATM60で出金不可である旨の表示が表示されてから所定時間経過後に名義人がATM60で出金操作すると承認者の承認無しで出金が可能となる。このリカバリー方法(1)は、図9で示したステップS06〜ステップS09までの動作と同じである。したがって、ここで出金が可能となるのは所定口座が個人のものであることに限られる。
なお、この方法において、名義人AはATM60を操作することには限定されず、名義人Aが携帯電話等のインターネット接続可能な機器を用いて直接金融機関システムサーバ40にアクセスして再度出金操作を行う場合にも適用できる。
リカバリー方法(1)は、ATM60で出金不可である旨の表示が表示されてから所定時間経過後に名義人がATM60で出金操作すると承認者の承認無しで出金が可能となる。このリカバリー方法(1)は、図9で示したステップS06〜ステップS09までの動作と同じである。したがって、ここで出金が可能となるのは所定口座が個人のものであることに限られる。
なお、この方法において、名義人AはATM60を操作することには限定されず、名義人Aが携帯電話等のインターネット接続可能な機器を用いて直接金融機関システムサーバ40にアクセスして再度出金操作を行う場合にも適用できる。
さらに、金融機関システムサーバ40は、出金を実行したことを、出金予約サーバ50に通知し、出金予約サーバ50が結果通知発送手段77によって通知人Cへ出金実行を通知してもよい。この結果、出金を実行したことを受けた通知人Cは、名義人Aに対して注意を喚起することができる。
リカバリー方法(2)として、名義人Aが金融機関窓口で出金要請を行うことで出金が可能となる。
このリカバリー方法(2)は、図9で示したステップS04の動作と同じである。したがって、ここで出金が可能となるのは所定口座が個人のものであることに限られる。
この場合、名義人Aは金融機関の職員から十分な注意喚起を受けるため、詐欺等に巻き込まれるおそれは少ないと考えられる。
このリカバリー方法(2)は、図9で示したステップS04の動作と同じである。したがって、ここで出金が可能となるのは所定口座が個人のものであることに限られる。
この場合、名義人Aは金融機関の職員から十分な注意喚起を受けるため、詐欺等に巻き込まれるおそれは少ないと考えられる。
(出金額に対する他の実施形態)
続いて、上限値記憶部に上限値を記憶している場合の、他の実施形態を図14および図15に基づいて説明する。
この実施形態では、出金予約サーバ50には、出金額の上限値を予め設定して記憶する上限値記憶部が設けられ、出金希望金額が上限値以上となった場合には、予め設定された数の承認が必要となる。
続いて、上限値記憶部に上限値を記憶している場合の、他の実施形態を図14および図15に基づいて説明する。
この実施形態では、出金予約サーバ50には、出金額の上限値を予め設定して記憶する上限値記憶部が設けられ、出金希望金額が上限値以上となった場合には、予め設定された数の承認が必要となる。
動作を説明する。
金融機関システムサーバ40から出金情報を受信すると、出金予約サーバ50の制御部58は、上限値記憶部111に記憶されている上限値と、出金情報に記載されている出金希望金とを比較する(ステップS300)。
比較の結果、出金希望金額が上限値未満の場合には、通知発送手段64が、受信した出金情報に記載されている出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを連絡先記憶部110に記憶されている承認者のメールアドレスに送信する(ステップS302)。その後、出金判定手段74は、この場合承認は1名分だけ得られれば、承認されたものと結論づける。
金融機関システムサーバ40から出金情報を受信すると、出金予約サーバ50の制御部58は、上限値記憶部111に記憶されている上限値と、出金情報に記載されている出金希望金とを比較する(ステップS300)。
比較の結果、出金希望金額が上限値未満の場合には、通知発送手段64が、受信した出金情報に記載されている出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを連絡先記憶部110に記憶されている承認者のメールアドレスに送信する(ステップS302)。その後、出金判定手段74は、この場合承認は1名分だけ得られれば、承認されたものと結論づける。
制御部58は、上限値記憶部111に記憶されている上限値と、出金情報に記載された出金希望金額とを比較した結果、出金希望金額が上限値以上の場合には、受信した出金情報に記載されている出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを連絡先記憶部110に記憶されている複数の承認者のメールアドレスに送信する(ステップS303)。このとき、メール送信する承認者の数は予め設定されて記憶装置61等に記憶しておくとよい。
そして、出金判定手段74は、所定時間内に予め設定された数の承認が得られたか否かを判定する(ステップS305)。出金判定手段74は、複数の承認者からの返答を判定し、予め設定された数以上の承認数が得られた場合のみ、出金が承認されたものと判定する。そして、出金可否通知送信手段75が、承認された旨を金融機関システムサーバ40へ送信する(ステップS307)。
また、予め設定された数未満の承認数しか得られなかった場合(返答が来ない場合も否認とみなす)は、出金判定手段74は、出金が否認されたものと判定する。そして、出金可否通知送信手段75が、否認された旨を金融機関システムサーバ40へ送信する(ステップS306)。
また、予め設定された数未満の承認数しか得られなかった場合(返答が来ない場合も否認とみなす)は、出金判定手段74は、出金が否認されたものと判定する。そして、出金可否通知送信手段75が、否認された旨を金融機関システムサーバ40へ送信する(ステップS306)。
なお、本実施形態のように、出金額が上限値以上の場合に複数の承認者からの承認を得ようとした場合、出金額の多少に応じて、必要とする承認者の数を増減させてもよい。すなわち、出金額が多くなれば、承認者の数を増やすようにするのである。
例えば、出金予約サーバ50には、出金額と承認者の数とを対応づけた対応表112を予め作成して記憶装置61に記憶させておき、通知発送手段64は、承認者へ通知を発送する際に、対応表112に基づいて承認者の数を決定し、決定した数の承承認者を連絡先記憶部110から選択し、受信した出金情報に記載されている出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを連絡先記憶部110に記憶されている複数の承認者のメールアドレスに送信する。
例えば、出金予約サーバ50には、出金額と承認者の数とを対応づけた対応表112を予め作成して記憶装置61に記憶させておき、通知発送手段64は、承認者へ通知を発送する際に、対応表112に基づいて承認者の数を決定し、決定した数の承承認者を連絡先記憶部110から選択し、受信した出金情報に記載されている出金内容および出金金額を電子メールに書き込み、この電子メールを連絡先記憶部110に記憶されている複数の承認者のメールアドレスに送信する。
(時間当たりの上限出金回数に関する実施形態)
本実施形態について、図16に基づいて説明する。
本実施形態では、名義人が所定時間内に予め設定された回数以上の出金操作をした場合に、その後一定時間内での出金を禁止する構成を採用している。
具体的には、金融機関システムサーバ40には、実際に所定口座から出金がされた回数の所定時間あたりの上限回数を予め記憶している上限回数記憶部113が設けられている。そして、金融機関システムサーバ40には、この上限回数を超えて出金がされた場合には、それ以降一定時間の出金を禁止するためこの出金禁止時間を記憶している出金禁止時間記憶部114が設けられている。
本実施形態について、図16に基づいて説明する。
本実施形態では、名義人が所定時間内に予め設定された回数以上の出金操作をした場合に、その後一定時間内での出金を禁止する構成を採用している。
具体的には、金融機関システムサーバ40には、実際に所定口座から出金がされた回数の所定時間あたりの上限回数を予め記憶している上限回数記憶部113が設けられている。そして、金融機関システムサーバ40には、この上限回数を超えて出金がされた場合には、それ以降一定時間の出金を禁止するためこの出金禁止時間を記憶している出金禁止時間記憶部114が設けられている。
動作について説明する。
金融機関システムサーバ40の制御部46は、出金情報に基づいて同じ所定口座からの出金操作が所定時間当たりの上限回数を超えたか否かを常時チェックしている。
そして、金融機関システムサーバ40の制御部46が、1つの所定口座からの出金操作が所定時間当たりの上限回数を超えたことを検出した場合、出金不可通知送信段44によって、それ以降一定時間の出金を禁止する旨を記載した通知をATM60へ送信させる。
ATM60では、一定時間の出金を禁止する旨が記載された通知を受信すると、制御部86が一定時間の出金を禁止する旨を表示部82に表示させる。
金融機関システムサーバ40の制御部46は、出金情報に基づいて同じ所定口座からの出金操作が所定時間当たりの上限回数を超えたか否かを常時チェックしている。
そして、金融機関システムサーバ40の制御部46が、1つの所定口座からの出金操作が所定時間当たりの上限回数を超えたことを検出した場合、出金不可通知送信段44によって、それ以降一定時間の出金を禁止する旨を記載した通知をATM60へ送信させる。
ATM60では、一定時間の出金を禁止する旨が記載された通知を受信すると、制御部86が一定時間の出金を禁止する旨を表示部82に表示させる。
(名義人および承認者以外に通知を送付する実施形態)
本実施形態では、所定口座において、承認を得て正常に出金がされた旨を承認者以外の関係者に通知する。
出金予約サーバ50の連絡先記憶部110には、承認者以外の通知人の連絡先(本実施形態ではメールアドレス)を予め記憶しておく。通知人としては複数いることが好ましい。
そして、出金予約サーバ50の制御部58は、所定口座の出金が正常に完了した場合には、その旨を電子メールに記載して連絡先記憶部110の通知人のメールアドレスへその電子メールを発送する。
本実施形態では、所定口座において、承認を得て正常に出金がされた旨を承認者以外の関係者に通知する。
出金予約サーバ50の連絡先記憶部110には、承認者以外の通知人の連絡先(本実施形態ではメールアドレス)を予め記憶しておく。通知人としては複数いることが好ましい。
そして、出金予約サーバ50の制御部58は、所定口座の出金が正常に完了した場合には、その旨を電子メールに記載して連絡先記憶部110の通知人のメールアドレスへその電子メールを発送する。
これによって、所定口座の名義人にとっては多数の監視を受けていることとなり犯罪の抑止効果が生まれる。また、承認者にとっても他の構成員の監視を受けているという意識が働き、安易な承認をせずに慎重な承認が行われることが期待できる。
(承認者からの返答が所定時間なかったときの他の実施形態)
上述してきたさまざまな実施形態では、基本的に承認者から所定時間内に返答がなかったときは、否認であるとみなして処理を進めた。
しかし、所定時間内に承認者からの返答がなかったときは、出金判定手段74は、承認されたものとみなして処理をすすめてもよい。この場合は、任意団体の横領防止ではなく、振り込め詐欺事件や、還付金詐欺事件に効果がある。すなわち、承認者からの返答を待つ間に名義人が冷静になって、出金内容が正しいか否かを名義人自らが正確に判断できることを期待できるためである。
上述してきたさまざまな実施形態では、基本的に承認者から所定時間内に返答がなかったときは、否認であるとみなして処理を進めた。
しかし、所定時間内に承認者からの返答がなかったときは、出金判定手段74は、承認されたものとみなして処理をすすめてもよい。この場合は、任意団体の横領防止ではなく、振り込め詐欺事件や、還付金詐欺事件に効果がある。すなわち、承認者からの返答を待つ間に名義人が冷静になって、出金内容が正しいか否かを名義人自らが正確に判断できることを期待できるためである。
(電子メール以外の通知)
承認者への通知は電子メールではなく、FAXであってもよい。さらに、承認者の返答もFAXであってもよい。かかる場合、承認者へ送信するFAXは承認・否認をチェックする欄を設け、承認者にはこの承認・否認の欄にチェックをさせてそのままFAXで返信させる。
出金予約サーバ50には、スキャナ(図示せず)を設けておき、出金判定手段74は、承認・否認のいずれにチェックが入っているかを認識し、承認または否認を判定する。
承認者への通知は電子メールではなく、FAXであってもよい。さらに、承認者の返答もFAXであってもよい。かかる場合、承認者へ送信するFAXは承認・否認をチェックする欄を設け、承認者にはこの承認・否認の欄にチェックをさせてそのままFAXで返信させる。
出金予約サーバ50には、スキャナ(図示せず)を設けておき、出金判定手段74は、承認・否認のいずれにチェックが入っているかを認識し、承認または否認を判定する。
(暗証番号についての実施形態)
なお、名義人が承認者の携帯電話を盗んでしまえば、出金予約に対する承認を勝手に行うことができるので、不正な出金を阻止できない。
そこで、出金予約サーバ50が受信した出金情報の内容が記載されたメールを承認者が開くとき、予め設定されて各承認者しか知らされていない暗証番号を入力させ、暗証番号が一致しないと、メールを開くことができないように設けられていてもよい。
この場合、出金予約サーバ50では、予め承認者一人一人に対して異なる暗証番号を記憶する暗証番号記憶部(図示せず)を設けておき、通知発送手段64は、いずれかの承認者へメールを発送する際に当該承認者に該当する暗証番号を暗証番号記憶部から読み出して、この暗証番号でメールにロックをかける。
なお、名義人が承認者の携帯電話を盗んでしまえば、出金予約に対する承認を勝手に行うことができるので、不正な出金を阻止できない。
そこで、出金予約サーバ50が受信した出金情報の内容が記載されたメールを承認者が開くとき、予め設定されて各承認者しか知らされていない暗証番号を入力させ、暗証番号が一致しないと、メールを開くことができないように設けられていてもよい。
この場合、出金予約サーバ50では、予め承認者一人一人に対して異なる暗証番号を記憶する暗証番号記憶部(図示せず)を設けておき、通知発送手段64は、いずれかの承認者へメールを発送する際に当該承認者に該当する暗証番号を暗証番号記憶部から読み出して、この暗証番号でメールにロックをかける。
(出金予約サーバの他の実施形態)
次に、出金予約サーバを任意団体内での各構成員どうしの通信に用いるようにしてもよい。
このように用いる場合の出金予約サーバの内部構成について図17に基づいて説明する。
出金予約サーバ50の制御部58は、名義人からのモード変更命令が入力されるとモード変更するモード変更手段130を備えており、出金予約モードから、の各構成員どうしの通信ができるモード、例えばメールマガジン発信モードまたは集計モードに動作が切り替わる。
次に、出金予約サーバを任意団体内での各構成員どうしの通信に用いるようにしてもよい。
このように用いる場合の出金予約サーバの内部構成について図17に基づいて説明する。
出金予約サーバ50の制御部58は、名義人からのモード変更命令が入力されるとモード変更するモード変更手段130を備えており、出金予約モードから、の各構成員どうしの通信ができるモード、例えばメールマガジン発信モードまたは集計モードに動作が切り替わる。
モード変更命令の具体例としては、出金情報に予め決定しておいた特定のキーワードを埋め込むようにしておいてもよい。
例えば、モード変更命令が、「0円」であることを予め設定しておくと、名義人がATM60を操作して出金額「0円」であることを入力し、制御部58が出金情報に「0円」が記載されていることを検出すれば、モード変更手段130が他のモードに変換する。
例えば、モード変更命令が、「0円」であることを予め設定しておくと、名義人がATM60を操作して出金額「0円」であることを入力し、制御部58が出金情報に「0円」が記載されていることを検出すれば、モード変更手段130が他のモードに変換する。
図17に示すモードの例としては、メールマガジン発信モードと、集計モードの2つの例を挙げている。
名義人がメールマガジン発信モードを指示した場合、メール作成・送受信手段66に名義人が任意の文章を入力可能とし、名義人が入力した文章を連絡先記憶部110に記憶されている団体の構成員(承認者および通知人)に自動的にメールで送信するように制御部58が制御する。
名義人がメールマガジン発信モードを指示した場合、メール作成・送受信手段66に名義人が任意の文章を入力可能とし、名義人が入力した文章を連絡先記憶部110に記憶されている団体の構成員(承認者および通知人)に自動的にメールで送信するように制御部58が制御する。
また、名義人が集計モードを指示した場合、制御部58は、名義人が集計を取りたいと思った事項について、メール作成・送受信手段66に名義人が文章として入力可能とする。
そして、制御部58は、名義人によって入力された集計を取りたいと思った事項を連絡先記憶部110に記憶されている団体の構成員に自動的にメールで送信する。
メールには、図5に示したように、承認ボタンおよび否認ボタンを設けることで、団体の構成員は、判断した結果を容易に返答できる。
そして、制御部58は、名義人によって入力された集計を取りたいと思った事項を連絡先記憶部110に記憶されている団体の構成員に自動的にメールで送信する。
メールには、図5に示したように、承認ボタンおよび否認ボタンを設けることで、団体の構成員は、判断した結果を容易に返答できる。
返答受信手段72で承認か否認かについての返答は、制御部58に設けられている集計手段132によって集計される。集計手段132が集計した結果は、名義人がアクセスして確認できるようにしておくとよい。
以上本発明につき好適な実施形態を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
19 携帯電話
21 携帯電話
35 顧客ファイル
40 金融機関システムサーバ
41 顧客データベース
42 所定口座記憶部
43 出金動作手段
44 出金不可通知手段
46 制御部
48 記憶装置
49 通信ポート
50 出金予約サーバ
53 団体・個人別記憶部
54 所定口座判定手段
55 出金情報送信手段
56 可否判定手段
58 制御部
60 ATM
61 記憶装置
62 通信ポート
64 通知発送手段
66 メール作成・送受信手段
68 承認ボタン
69 否認ボタン
70 承認ファイル
71 否認ファイル
72 返答受信手段
74 出金判定手段
75 出金可否通知送信手段
76 実績評価手段
77 結果通知発送手段
80 操作スイッチ
82 表示部
86 制御部
87 金銭貯留部
88 リーダライタ
89 通信ポート
91 待機通知送信手段
92 無効手段
100 預金口座操作用端末
110 連絡先記憶部
111 上限値記憶部
112 対応表
113 上限回数記憶部
114 出金禁止時間記憶部
120 振込先記憶部
121 下限値記憶部
130 モード変更手段
132 変更手段
21 携帯電話
35 顧客ファイル
40 金融機関システムサーバ
41 顧客データベース
42 所定口座記憶部
43 出金動作手段
44 出金不可通知手段
46 制御部
48 記憶装置
49 通信ポート
50 出金予約サーバ
53 団体・個人別記憶部
54 所定口座判定手段
55 出金情報送信手段
56 可否判定手段
58 制御部
60 ATM
61 記憶装置
62 通信ポート
64 通知発送手段
66 メール作成・送受信手段
68 承認ボタン
69 否認ボタン
70 承認ファイル
71 否認ファイル
72 返答受信手段
74 出金判定手段
75 出金可否通知送信手段
76 実績評価手段
77 結果通知発送手段
80 操作スイッチ
82 表示部
86 制御部
87 金銭貯留部
88 リーダライタ
89 通信ポート
91 待機通知送信手段
92 無効手段
100 預金口座操作用端末
110 連絡先記憶部
111 上限値記憶部
112 対応表
113 上限回数記憶部
114 出金禁止時間記憶部
120 振込先記憶部
121 下限値記憶部
130 モード変更手段
132 変更手段
Claims (11)
- 預金口座に対する引き出しおよび振り込みを希望する場合に、引出額または振込先および振込金額を含む出金情報を入力可能なATMと、
預金口座を管理するための顧客データベースを有し、前記ATMに通信可能に接続される金融機関システムサーバと、
該金融機関システムサーバに通信可能に設けられた出金予約サーバとを備える出入金システムであって、
前記金融機関システムサーバは、
所定の預金口座の口座番号を記憶する所定口座記憶部と、
前記ATMからの前記出金情報を受信した場合に、出金希望の口座が所定口座記憶部に記憶されている所定口座か否かを判定する所定口座判定手段と、
出金希望の口座が所定口座であった場合には、前記出金予約サーバへ出金情報を送信する出金情報送信手段と、
出金希望の口座が所定口座ではなかった場合、または前記出金予約サーバから所定口座に対する出金可否通知を受信した場合に該出金可否通知における出金が可であるときには、前記ATMに希望額を引き出させるように出金指示を送信するか若しくは振込先に対して振込動作を実行する出金動作手段と、
前記出金予約サーバから、所定口座に対する出金可否通知を受信した場合に該出金可否通知における出金が否であるときには、前記ATMに出金できない旨の表示をさせるように指示する出金不可通知手段とを有し、
前記出金予約サーバは、
前記所定口座に対して、前記所定口座からの出金を承認する権限を有する承認者の連絡先を記憶する連絡先記憶部と、
前記ATMから送信されてきた出金情報に基づいて、前記連絡先記憶部に記憶されている承認者への連絡先へ、出金を承認するか否かについての通知を自動的に発送する通知発送手段と、
該通知発送手段によって発送された通知に対する承認者からの承認または否認の返答を受信する返答受信手段と、
該返答受信手段が受信した返答内容を確認して出金が承認か否認かを判定し、前記通知発送手段が承認者へ通知を発送してから所定時間経過しても返答が無かった場合には否認と判定する出金判定手段と、
前記出金判定手段によって、出金が承認されたと判定された場合には、出金可とし、出金が否認されたと判定された場合には、出金否とし、出金の可否何れかを記述した出金可否通知を前記金融機関システムサーバに送信する出金可否通知送信手段とを有することを特徴とする出入金システム。 - 前記連絡先記憶部には、複数の承認者の連絡先が記憶されており、
前記通知発送手段は、複数の承認者の中からランダムに1人の承認者を選択し、選択された承認者へ前記出金予約手段が受け付けた出金を承認するか否かについての通知を自動的に発送することを特徴とする請求項1記載の出入金システム。 - 前記連絡先記憶部には、複数の承認者の連絡先が記憶されており、
前記通知発送手段は、複数の承認者の中からランダムに1人の承認者を選択し、選択された承認者へ前記出金予約手段が受け付けた出金を承認するか否かについての通知を自動的に発送し、前記返答受信手段が、所定時間経過後であっても承認者から返信を受信しなかった場合には、複数の承認者のうち先に選択されなかった承認者の中からランダムに1人の承認者を選択し、選択された承認者へ前記出金予約手段が受け付けた出金を承認するか否かについての通知を自動的に発送することを、前記返答受信手段が、所定時間内に承認者からの返信を受信するまで実行することを特徴とする請求項1記載の出入金システム。 - 前記金融機関システムサーバは、
所定口座が口座の名義人名にかかわらず任意団体向けの預金口座か、個人向けの預金口座かを記憶している団体・個人別記憶部が設けられ、
前記出金予約サーバから所定口座に対する出金可否通知を受信した場合に該出金可否通知における出金が否であるときには、前記団体・個人別記憶部に記憶されている該当所定口座の団体向けか個人向けかのデータを抽出し、団体向けである場合は前記出金不可通知手段を動作させ、個人向けである場合には所定時間経過後に出金を可能とする旨を表示するように前記ATMに指示し、且つ所定時間経過後に前記出金動作手段を動作させることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載の出入金システム。 - 前記金融機関システムサーバは、
金融機関の職員が操作して金融機関システムサーバに対して出入金操作を実行可能な預金口座操作用端末から緊急無効解除命令が入力された場合には、所定時間経過前であっても前記出金動作手段を動作させることを特徴とする請求項4記載の出入金システム。 - 前記出金予約サーバには、出金額の下限値が予め記憶されている下限値記憶部が設けられ、
前記出金可否通知送信手段は、名義人が出金希望している額と、前記下限値記憶部に記憶されている下限値とを比較した結果、名義人が出金希望している額が下限値未満の場合には、承認者の承認を得ることなく、出金を可とする旨の通知を自動的に金融機関システムサーバに送信することを特徴とする請求項1〜請求項5のうちのいずれか1項記載の出入金システム。 - 前記出金予約サーバには、出金額の上限値が予め記憶されている上限値記憶部が設けられ、
前記出金可否通知送信手段は、名義人が出金希望している額と、前記上限値記憶部に記憶されている上限値とを比較した結果、名義人が出金希望している額が上限値以上の場合には、承認者の承認を得ることなく、出金不可である旨の通知を自動的に金融機関システムサーバに送信することを特徴とする請求項1〜請求項6のうちのいずれか1項記載の出入金システム。 - 前記連絡先記憶部には、複数の承認者の連絡先が記憶されており、
前記出金予約サーバには、出金額の上限値が予め記憶されている上限値記憶部が設けられ、
前記通知発送手段は、名義人が出金希望している額と、前記上限値記憶部に記憶されている上限値とを比較した結果、名義人が出金希望している額が上限値以上の場合には、前記連絡先記憶部に記憶されている複数の承認者への連絡先へ、前記出金情報に記載された出金内容を承認するか否かについての通知を自動的に発送し、
前記出金判定手段は、前記返答受信手段が受信した返信内容を確認し、予め設定された承認数以上の承認が得られた場合に限り、出金が承認されたと判定することを特徴とする請求項1〜請求項6のうちのいずれか1項記載の出入金システム。 - 前記連絡先記憶部には、出金の可否を通知すべき通知人の連絡先が記憶されており、
前記出金予約サーバは、
前記出金判定手段によって判定された出金の可否を前記通知人の連絡先に自動的に発送する結果通知発送手段を具備することを特徴とする請求項1〜請求項8のうちのいずれか1項記載の出入金システム。 - 前記出金予約サーバは、
前記連絡先記憶部に記憶されている連絡先に対して、出金以外の内容のメールを送信可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項9のうちのいずれか1項記載の出入金システム。 - 前記出金予約サーバは、
名義人が予約した出金内容が振り込みであった場合に、振込先の銀行名、口座種類及び口座番号からなる振込先情報を記憶する振込先記憶部と、
名義人が予約した出金内容が振り込みであった場合に、前記振込先記憶部に記憶されている過去の振込先情報を読み出し、同一の振込先情報が存在する場合には、出金を承認するか否かについての通知を発送しないように前記通知発送手段を制御し、且つ承認者の承認を得ることなく、出金が可である旨を記述した出金可否通知を前記金融機関システムサーバに送信するように前記出金可否通知送信手段を制御する振り込み実績評価手段とを備えることを特徴とする請求項1〜請求項10のうちいずれか1項記載の出入金システム。
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2009
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