JP2010185759A - コンデンサの静電容量および内部抵抗の推定方法とその測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内部抵抗の値が変化してもコンデンサに流れる電流とコンデンサの電圧の計測値から演算してコンデンサの静電容量および内部抵抗の値を推定することができる方法とその測定装置を提供する。
【解決手段】 コンデンサ20に定電流制御によって1回目の充電制御を実行し、充電電流が既定値に達したときの時刻t1を起点として充電電流ISCと端子電圧VSCを逐次測定し、かつ時刻t1の時の端子電圧VSCをVSC1として既定値VSC2に達したときの時刻t2を終点として充電制御を停止し、次に、コンデンサ20を放電制御した後、2回目の充電制御を実行し、上述の制御を繰り返して、時刻t3〜t4までの充電電流と端子電圧を測定し、演算式に基づいて静電容量および内部抵抗を求める。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンデンサの定数推定に関し、特に、エネルギー貯蔵用コンデンサの静電容量と内部抵抗を推定する方法とその測定装置に関するものである。
従来技術におけるコンデンサ静電容量の測定回路の例として、直流電源から抵抗を介して被測定コンデンサを充電し、その時の充電電流に比例した電流値を積分して電圧を求め、その電圧と被測定コンデンサの端子電圧を演算出力部に取り込んで静電容量を算出する方法が開示されている。(例えば、特許文献1参照)。
図4において、101は直流電源であり、バッテリ111とスイッチ112からなり、抵抗102を介して、直流電圧を被測定コンデンサ103に印加する。104は電流検出回路であり、抵抗102に流れる被測定コンデンサ103の充電電流に比例した電流を出力する。さらにこの電流検出回路104から出力した電流を積分回路105で積分するようになっている。積分回路105から出力された電圧Vdと被測定コンデンサ103の端子電圧Vcは演算出力部106に取り込まれ、被測定コンデンサ103の静電容量がこの演算出力部106で算出される。
次に、動作について説明する。図4において、被測定コンデンサ103の静電容量をCとすると、充電電流Icとコンデンサ端子電圧Vcとの間には、次の関係がある。
ic=C・(dVc/dt) (101)
一方、積分回路105の出力電圧Vdは
Vd=K∫icdt (102)
で与えられ、式(102)に式(101)を代入すると、下式となる。
Vd=K・C・Vc+A (103)
ただし、Aは積分定数である。
ここで、ある時刻t,tにおけるコンデンサ端子電圧Vcと積分回路105の出力電圧VdをそれぞれVc1,Vc2,およびVd1,Vd2とすると、式(103)より、
Vd1=K・C・Vc1+A (104)
Vd2=K・C・Vc2+A (105)
となる。上記の式(104)(105)より静電容量Cは次のように計算できる。
C=(1/K)・[(Vd2−Vd1)/(Vc2−Vc1)] (106)
特開平2−271266号公報(第2−3頁、第1図)
本発明に拠るようなエネルギー貯蔵用コンデンサは内部抵抗値も使用状態に応じて変化するため、従来方式のようにコンデンサに流れる電流とコンデンサに流れる電流の積分値とからのみではコンデンサの内部抵抗の変化に応じたコンデンサの静電容量の推定が困難であるという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、内部抵抗の値が変化してもコンデンサに流れる電流とコンデンサの電圧の計測値から演算してコンデンサの静電容量および内部抵抗の値を推定することができる方法とその測定装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のような方法および構成としたのである。
請求項1に記載の発明は、直流電力を供給する直流電源と、該直流電源に接続されて電力を充電または負荷に電力を放電するコンデンサと、前記直流電源と前記コンデンサとの間に接続されて前記コンデンサの充電電流または放電電流を制御する充放電装置と、前記コンデンサに流れる電流を測定する電流検出器と、前記コンデンサの端子電圧を測定する電圧検出器と、前記電流検出器および前記電圧検出器で測定した充電または放電電流ISCおよび端子電圧VSCを入力として前記コンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを演算する演算器とを備え、前記コンデンサをエネルギー貯蔵用とする電気回路におけるコンデンサの静電容量および内部抵抗の推定方法において、
前記コンデンサに定電流制御によって1回目の充電制御を実行し、前記充電電流が既定値に達したときの時刻t1を起点として前記充電電流ISCと前記端子電圧VSCを逐次測定し、かつ時刻t1の時の前記端子電圧VSCをVSC1として既定値VSC2に達したときの時刻t2を終点として前記充電制御を停止し、
次に、前記コンデンサを放電制御して、前記端子電圧VSCが既定値以下の電圧に達したら、2回目の充電制御を実行し、前記充電電流が既定値に達したときの時刻t3を起点として前記充電電流ISC′と前記端子電圧VSC′を逐次測定し、かつ時刻t3の時の前記端子電圧VSC′をVSC3として既定値VSC4に達したときの時刻t4を終点として前記充電制御を停止し、次式

に基づいて前記コンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを求めることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンデンサの静電容量および内部抵抗の推定方法において、前記コンデンサに定電流制御によって充電制御を実行する代わりに、定電流制御によって放電制御を実行して、前記コンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを求めることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、直流電力を供給する直流電源と、該直流電源に接続されて電力を充電または負荷に電力を放電するコンデンサと、前記直流電源と前記コンデンサとの間に接続されて前記コンデンサの充電電流または放電電流を制御する充放電装置と、前記コンデンサに流れる電流を測定する電流検出器と、前記コンデンサの端子電圧を測定する電圧検出器と、前記電流検出器および前記電圧検出器で測定した充電または放電電流ISCおよび端子電圧VSCを入力として前記コンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを演算する演算器とを備えたコンデンサの静電容量および内部抵抗の測定装置において、
前記コンデンサに定電流制御によって1回目の充電制御を実行し、前記充電電流が既定値に達したときの時刻t1を起点として前記充電電流ISCと前記端子電圧VSCを逐次測定し、かつ時刻t1の時の前記端子電圧VSCをVSC1として既定値VSC2に達したときの時刻t2を終点として前記充電制御を停止し、
次に、前記コンデンサを放電制御して、前記端子電圧VSCが既定値以下の電圧に達したら、2回目の充電制御を実行し、前記充電電流が既定値に達したときの時刻t3を起点として前記充電電流ISC′と前記端子電圧VSC′を逐次測定し、かつ時刻t3の時の前記端子電圧VSC′をVSC3として既定値VSC4に達したときの時刻t4を終点として前記充電制御を停止し、次式

に基づいて前記コンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを求めることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のコンデンサの静電容量および内部抵抗の測定装置において、前記コンデンサに定電流制御によって充電制御を実行する代わりに、定電流制御によって放電制御を実行して、前記コンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを求めることを特徴とするものである。
本発明によると、コンデンサに流れる電流と端子電圧の値から、四則演算と積分演算によって静電容量と内部抵抗を同時に演算処理して求めているので、経年変化によるコンデンサの静電容量と内部抵抗の変化を高精度に推定でき、劣化診断など予防保全のための手段を提供することができるという効果がある。
本発明の実施例におけるコンデンサの静電容量と内部抵抗を測定する電気回路の全体構成を示す図 図1のコンデンサ20の等価回路を示す図 本発明の実施例におけるコンデンサの静電容量と内部抵抗を求めるためのフローチャート 従来例のコンデンサ静電容量測定回路のブロック図
以下、本発明のコンデンサ静電容量の推定方法の具体的実施例について、図1〜図3に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施例におけるコンデンサの静電容量と内部抵抗を測定する電気回路の全体構成を示した図である。同図において直流電源1は、充放電装置5を介してコンデンサ20へ直流電力を供給する。コンデンサ20は、充放電装置5を介して直流負荷2へ直流電力を供給する。充放電装置5は例えばチョッパで構成されており、昇降圧可能なDC/DCコンバータである。充放電装置5は直流電源1から定電流制御によりコンデンサ20への充電と、コンデンサ20から定電流制御により直流負荷2へ放電を行うものである。直流負荷2は例えば、直流抵抗であり、コンデンサ20は例えば、経年変化や使用環境により、静電容量と内部抵抗が著しく変化する電気二重層コンデンサである。
電流検出器11は例えばDCCTで、充放電装置5とコンデンサ20の間に流れる電流ISCを計測して演算器10へ計測した電流値を送信する。電圧検出器12は例えば分圧して電圧を計測するための検出器で、コンデンサ20の端子電圧値VSCを計測して演算器10へ計測した電圧値を送信する。演算器10では、電流検出器11と電圧検出器12で計測された電流値と電圧値からコンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを演算する。
以下に演算器10が静電容量CSCと内部抵抗Resrを演算する方法について説明する。図2はコンデンサ20の等価回路を示しており、内部抵抗Resr、21と、キャパシタンスCSC、22とから構成される。
図2において、時間t1からt2の区間に流れる電流とコンデンサ20に蓄えられる、もしくは放電するエネルギーの関係式は式(1)のように表される。
ここで、VSC1は測定開始時のコンデンサ20の電圧値、VSC2は測定完了時のコンデンサ20の電圧値、VSCは時間t1からt2の区間に計測されるコンデンサ20の電圧値の瞬時値、ISCは時間t1からt2の区間に計測されるコンデンサ20の電流値の瞬時値を表わす。
また、時間t1からt2の区間とは短時間異なり、別の時刻である時間t3からt4の区間に流れる電流とコンデンサ20に蓄えられる、もしくは放電するエネルギーの関係式は式(2)のように表される。
ここで、VSC3は測定開始時のコンデンサ20の電圧値、VSC4は測定完了時のコンデンサ20の電圧値、V′SCは時間t3からt4の区間に計測されるコンデンサ20の電圧値の瞬時値、I′SCは時間t3からt4の区間に計測されるコンデンサ20の電流値の瞬時値を表わす。
異なる時間において計測される静電容量CSCと、内部抵抗Resrは異なる値となるが、僅かな時間を隔てて計測される静電容量CSCと、内部抵抗Resrはコンデンサ20の特性にも依存するが、ほとんど変化していないと考えてよい。そのため、式(1)と(2)とから、静電容量CSCと内部抵抗Resrとを求めると、静電容量CSCは式(3)、内部抵抗Resrは式(4)のようになる。
式(3)と式(4)を図3のフローチャートに示す手順によって演算処理することでコンデンサ20の静電容量CSC、22と、内部抵抗Resr、21を求めることができる。なお、フローチャートに示す手順の前提条件として、コンデンサに流れる電流ISCは電流検出器11で、またコンデンサの端子電圧VSCは電圧検出器12で常に検出されており、演算器10へ出力されているものとする。
図3において、静電容量と内部抵抗を推定するプログラムが開始すると、先ず、ステップ1で計測回数を判断する。すなわちステップ1を経過するのが1回目なのか2回目なのかを判断する。1回目の場合にはステップ2へ進み、2回目の場合にはステップ13へ進む。
ステップ2は電流決定処理1であり、充電電流の値を決定する。例えばコンデンサ20の定格電流値とする。ステップ2が処理されるとステップ3へ進む。
ステップ3は充電開始であり、充放電装置5が直流電源1からコンデンサ20へ充電を開始する。この際に充電電流はステップ2で決定した電流値で制御される。ステップ3で充電を開始するとステップ4へ進む。
ステップ4は電流値判断であり、電流検出器11が検出したコンデンサ20への充電電流が既定電流(ステップ2で決定された電流値)に到達しているか否かを判断する。ステップ4でYESの場合にはステップ5へ進む。NOの場合はステップ4で待機する。
ステップ5は演算処理1であり、tを0、tをこのステップ5からの経過時間、VSC1を電圧検出器12が読み込んだ数値として、式(5)を演算する。さらにステップ5では、電流検出器11の検出信号を逐一読み込んで、式(6)の演算を開始するし、電圧検出器12の検出信号も逐一読み込んで、式(7)の演算も開始する。ステップ5での処理を完了するとステップ6へ進む。ただし、式(6)と式(7)の積分演算はそのまま継続中である。
ステップ6は電圧値判断1であり、電圧検出器12の検出信号が既定電圧(例えばコンデンサ20の定格電圧)以上に到達したか否かを判断する。ステップ6でYESの場合にはステップ7へ進む。NOの場合はステップ6で待機する。
ステップ7は充電停止であり、充放電装置5が直流電源1からコンデンサ20への充電を停止する。ステップ7での処理を完了すると、ステップ8へ進む。
ステップ8は演算処理2であり、tの計測停止、すなわち、式(6)と式(7)の計算処理を停止して、VSC2を電圧検出器12が読み込んだ数値として、式(8)を演算する。ステップ8での処理を完了すると、ステップ9へ進む。
ステップ9は計測回数判断であり、ステップ9を通過するのが1回目なのか2回目なのか判断する。1回目の場合にはステップ10へ進み、2回目の場合にはステップ19へ進む。
ステップ10は放電開始であり、充放電装置5がコンデンサ20から直流負荷2へ放電を開始する。この際の放電電流は直流負荷2またはコンデンサ20の定格電流のどちらか小さい方の値とする。ステップ10での放電開始の処理を完了すると、ステップ11へ進む。
ステップ11は電圧値判断2であり、電圧検出器12の検出信号が既定電圧(例えば0V近傍)以下に到達したか否かを判断する。ステップ11でYESの場合にはステップ12へ進む。NOの場合はステップ11で待機する。
ステップ12は放電停止であり、充放電装置5がコンデンサ20から直流負荷2への放電を停止する。ステップ12での放電停止の処理を完了するとステップ1へ戻る。
以下、図3のステップ1からステップ9において、上述の処理内容と完全に同じになるステップは同じステップ番号としているが、少しでも処理内容が異なる場合についてはカッコ内のステップ番号で表わしている。
ステップ1では前回と同じ計測回数判断であり、ステップ1を経過するのが1回目なのか2回目なのかを判断する。今回は2回目の通過となるので、ステップ13へ進む。
ステップ13は電流決定処理2であり、充電電流の値を決定する。例えば、電流決定処理1による電流値とは異なる電流値として、コンデンサ20の定格電流値の80%の電流値などとする。ステップ13が処理されるとステップ14へ進む。
ステップ14は充電開始であり、充放電装置5が直流電源1からコンデンサ20へ充電を開始する。この際の充電電流はステップ13で決定された電流値となる。ステップ14が処理されるとステップ15へ進む。
ステップ15は電流値判断であり、電流検出器11が検出するコンデンサ20への充電電流が既定電流(ステップ13で決定された電流値)に到達しているか否かを判断する。ステップ15が処理されるとステップ16へ進む。
ステップ16は演算処理1であり、tを0、tをこのステップ16からの経過時間、VSC3を電圧検出器12が読み込んだ数値として、式(9)を演算する。さらにステップ16では、電流検出器11の検出信号を逐一読み込んで、式(10)の演算を開始するし、電圧検出器12の検出信号も逐一読み込んで、式(11)の演算も開始する。ステップ16での処理を完了するとステップ6へ進む。ただし、式(10)と式(11)の積分演算はそのまま継続中である。
ステップ6は電圧値判断1であり、電圧検出器12の検出信号が既定電圧(例えばコンデンサ20の定格電圧)以上に到達したか否かを判断する。ステップ6でYESの場合にはステップ17へ進む。NOの場合はステップ6で待機する。
ステップ17は充電停止であり、充放電装置5が直流電源1からコンデンサ20への充電を停止する。ステップ17での処理を完了すると、ステップ18へ進む。
ステップ18は演算処理2であり、tの計測停止、すなわち、式(10)と式(11)の計算処理を停止して、VSC4を電圧検出器12が読み込んだ数値として、式(12)を演算する。ステップ18での処理を完了すると、ステップ9へ進む。
ステップ9は計測回数判断であり、ステップ9を通過するのが1回目なのか2回目なのか判断する。今回は2回目の通過となるので、ステップ19へ進む。
ステップ19は演算処理3であり、式(5)〜式(12)の演算結果を、式(3)、式(4)の各項へ代入して、コンデンサ20の静電容量CSCと内部抵抗Resrを演算する。ステップ19での処理が終わるとプログラムを終了する。
このように、コンデンサに流れる電流値とコンデンサの電圧値のみを用いてコンデンサの静電容量および内部抵抗を演算することができる。
本実施例では、コンデンサに充電する場合の静電容量および内部抵抗の演算による推定法を説明したが、コンデンサに蓄えられたエネルギーを放電する場合にも同じ式(3)と式(4)を用いて演算できることは言うまでもない。
定電流にて充放電可能で、静電容量や内部抵抗値が経年変化により著しく変化するエネルギー貯蔵用のコンデンサ全般を対象として、特に電気二重層コンデンサやハイブリッドキャパシタの静電容量および内部抵抗の推定方法に適用可能である。
なお、ハイブリッドキャパシタとは正極・負極が非対称な材質で構成されるものであり、例えば、正極に活性炭材料を用いて、負極に黒鉛系炭素材料を用いて構成されている。一方、電気二重層コンデンサは正極・負極共に活性炭材料を用いた対称な材質で構成されているものである。
1 直流電源
2 直流負荷
5 充放電装置
10 演算器
11 電流検出器
12 電圧検出器
20 コンデンサ
21 内部抵抗Resr
22 キャパシタンスCSC
101 直流電源
102 抵抗
103 被測定コンデンサ
104 電流検出回路
105 積分回路
106 演算出力部
111 バッテリ
112 スイッチ

Claims (4)

  1. 直流電力を供給する直流電源と、該直流電源に接続されて電力を充電または負荷に電力を放電するコンデンサと、前記直流電源と前記コンデンサとの間に接続されて前記コンデンサの充電電流または放電電流を制御する充放電装置と、前記コンデンサに流れる電流を測定する電流検出器と、前記コンデンサの端子電圧を測定する電圧検出器と、前記電流検出器および前記電圧検出器で測定した充電または放電電流ISCおよび端子電圧VSCを入力として前記コンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを演算する演算器とを備え、前記コンデンサをエネルギー貯蔵用とする電気回路におけるコンデンサの静電容量および内部抵抗の推定方法において、
    前記コンデンサに定電流制御によって1回目の充電制御を実行し、前記充電電流が既定値に達したときの時刻t1を起点として前記充電電流ISCと前記端子電圧VSCを逐次測定し、かつ時刻t1の時の前記端子電圧VSCをVSC1として既定値VSC2に達したときの時刻t2を終点として前記充電制御を停止し、
    次に、前記コンデンサを放電制御して、前記端子電圧VSCが既定値以下の電圧に達したら、2回目の充電制御を実行し、前記充電電流が既定値に達したときの時刻t3を起点として前記充電電流ISC′と前記端子電圧VSC′を逐次測定し、かつ時刻t3の時の前記端子電圧VSC′をVSC3として既定値VSC4に達したときの時刻t4を終点として前記充電制御を停止し、次式


    に基づいて前記コンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを求めることを特徴とするコンデンサの静電容量および内部抵抗の推定方法。
  2. 前記コンデンサに定電流制御によって充電制御を実行する代わりに、定電流制御によって放電制御を実行して、前記コンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを求めることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサの静電容量および内部抵抗の推定方法。
  3. 直流電力を供給する直流電源と、該直流電源に接続されて電力を充電または負荷に電力を放電するコンデンサと、前記直流電源と前記コンデンサとの間に接続されて前記コンデンサの充電電流または放電電流を制御する充放電装置と、前記コンデンサに流れる電流を測定する電流検出器と、前記コンデンサの端子電圧を測定する電圧検出器と、前記電流検出器および前記電圧検出器で測定した充電または放電電流ISCおよび端子電圧VSCを入力として前記コンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを演算する演算器とを備えたコンデンサの静電容量および内部抵抗の測定装置において、
    前記コンデンサに定電流制御によって1回目の充電制御を実行し、前記充電電流が既定値に達したときの時刻t1を起点として前記充電電流ISCと前記端子電圧VSCを逐次測定し、かつ時刻t1の時の前記端子電圧VSCをVSC1として既定値VSC2に達したときの時刻t2を終点として前記充電制御を停止し、
    次に、前記コンデンサを放電制御して、前記端子電圧VSCが既定値以下の電圧に達したら、2回目の充電制御を実行し、前記充電電流が既定値に達したときの時刻t3を起点として前記充電電流ISC′と前記端子電圧VSC′を逐次測定し、かつ時刻t3の時の前記端子電圧VSC′をVSC3として既定値VSC4に達したときの時刻t4を終点として前記充電制御を停止し、次式


    に基づいて前記コンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを求めることを特徴とするコンデンサの静電容量および内部抵抗の測定装置。
  4. 前記コンデンサに定電流制御によって充電制御を実行する代わりに、定電流制御によって放電制御を実行して、前記コンデンサの静電容量CSCと内部抵抗Resrを求めることを特徴とする請求項3に記載のコンデンサの静電容量および内部抵抗の測定装置。
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