JP2010184772A - 巻取装置における初期巻径の自動演算方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】巻取装置において、材料の送り出し速度と引き取り速度を同一に、かつ材料のダンサー位置が中央に来るように制御されるが、その運転開始時に巻取機の初期巻径を計測し、装置に入力する必要があり、これらを人為的に実行すると誤計測、誤入力し、制御不能に至らしめることがある。
【解決手段】材料をダンサー最低位置におき、送り出し速度を0とし、この状態から、架空の初期巻径から巻取り制御を行なうと、材料はダンサー位置は最低位置から中央へ徐々に移動して行き、巻取機は停止する。この間のライン速度及び巻取機回転数は、0から出発し、増加し、ある最大値を持ってやがて0なる。この時のそれぞれの最大値を元に、初期巻径を演算する。操作者による計測、入力を自動的に装置が行うため、前記の解決すべき誤計測、誤入力という課題を解決できる。
【選択図】図1
【解決手段】材料をダンサー最低位置におき、送り出し速度を0とし、この状態から、架空の初期巻径から巻取り制御を行なうと、材料はダンサー位置は最低位置から中央へ徐々に移動して行き、巻取機は停止する。この間のライン速度及び巻取機回転数は、0から出発し、増加し、ある最大値を持ってやがて0なる。この時のそれぞれの最大値を元に、初期巻径を演算する。操作者による計測、入力を自動的に装置が行うため、前記の解決すべき誤計測、誤入力という課題を解決できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、巻取装置における初期巻径の自動演算に関するものである
紙・布・フィルムなどの巻取装置においては、巻取機の周速と紙・布・フィルムなどの材料(以下単に材料という)の送り出し機の速度と引き取り機の速度が同一に、かつ、材料を弛ませるダンサーの位置が中央に来るように制御しており、このため、巻取機の初期巻径を運転開始時にあらかじめ認知し、制御情報として使う必要がある。
しかしながら、使用する巻取機の運転開始時の初期巻径は常に一定ではなく、運転開始時に巻径を計測する必要があるが、巻取装置操作者がその都度、巻径を計測し制御装置に入力している。
しかしながら、使用する巻取機の運転開始時の初期巻径は常に一定ではなく、運転開始時に巻径を計測する必要があるが、巻取装置操作者がその都度、巻径を計測し制御装置に入力している。
前記のように、操作者が巻径を計測し、その値を装置に入力するにおいては、誤計測および誤入力を行うことがあり、前記周速とライン速度を同一とする制御が実現できないことが発生する。この為、運転開始時に初期状態として、巻取機の回転数を求めて巻き径を自動で演算する方法はあるが、材料に弛みが無い状態では、巻取機は、ほぼストール状態であり、回転数が正確に計算できず、誤計測となる。
本発明は、かかる課題を解決しようとするものである。
本発明は、かかる課題を解決しようとするものである。
請求項1の発明によれば、巻き取り装置において、該巻き取り装置の運転開始前に材料を弛ませ、巻き取り開始時に前記巻き取り装置の巻取機を回転させてその回転数を検出し、巻き径を正確に検出することにより、運転開始時の初期径を人為的に測定し設定することなく、また、寸法測定センサを用いることなく、PLC(プログラマブルロジックコントローラ、programmable logic controller)の機能を用いて自動的に測定および
設定することを特徴とする初期巻径自動演算方法である。
設定することを特徴とする初期巻径自動演算方法である。
すなわち、実際に材料の巻取りに入るまでに、材料に弛みを設け、巻取機がストール状態に入る前の回転数を求めることにより、巻取装置のライン速度、巻取機の回転数から、自動的に巻径を正確に演算・入力することで、人為的な誤計測・誤入力をなくすものである。
さらに、材料をダンサー最低位置におき、送り出し速度を0とし、この状態から、架空の初期巻径から巻取り制御を行なうと、材料はダンサー位置の最低位置から中央へ徐々に移動して行き、巻取機は停止する。この間のライン速度及び巻取機回転数は、0から出発し、増加し、ある最大値を持ってやがて0なる。この時のそれぞれの最大値を元に、初期巻径を演算するものである。
本発明によれば、操作者による計測、入力を自動的に装置が行うため、前記の解決すべき誤計測、誤入力という課題を解決することができる。
運転開始前に材料の巻き径を、特別な計測装置を設置することなく、巻き弛みを設けることにより、材料の巻径を求めることを実現した。
図1は、本発明装置の実施例である。
通常の巻取装置は、巻取機1の回転数を制御することで、材料5の送り出し機3の速度と引き取り機2の速度が同じになり、かつ、ダンサー4が常に中央位置Bに来るようにしている。
巻取機1の回転数を検出する回転数検出器1-1、材料5の送り出し、引き取り速度であるライン速度を検出する速度検出器2-2として、この制御のために必要な巻取の巻径情報等は、以下の関係式となる。
(数1) Dw=Vl/(πNw)・・・・(1)
(数2) Nw=Vl/(πDw)・・・・(2)
Dw:巻取機1の巻径
Nw:巻取機1の回転数
Vl:ライン速度であり、材料5の送り出し、引き取り速度である
通常の巻取装置は、巻取機1の回転数を制御することで、材料5の送り出し機3の速度と引き取り機2の速度が同じになり、かつ、ダンサー4が常に中央位置Bに来るようにしている。
巻取機1の回転数を検出する回転数検出器1-1、材料5の送り出し、引き取り速度であるライン速度を検出する速度検出器2-2として、この制御のために必要な巻取の巻径情報等は、以下の関係式となる。
(数1) Dw=Vl/(πNw)・・・・(1)
(数2) Nw=Vl/(πDw)・・・・(2)
Dw:巻取機1の巻径
Nw:巻取機1の回転数
Vl:ライン速度であり、材料5の送り出し、引き取り速度である
この初期巻径を自動計測するにあたり、まず、材料5をダンサー4の最下端位置であるダンサー位置Aにおき、送り出し速度を0とする。
次に、架空の巻径から式(1)に従い制御すると、材料5はダンサー位置Aからダンサー4の中央位置であるダンサー位置Bへ徐々に移動して行き、ダンサー位置Bへ到達した時、巻取機1は停止する。これは、送り出し速度が0であり、ダンサー4の位置が中央に来た為である。
次に、架空の巻径から式(1)に従い制御すると、材料5はダンサー位置Aからダンサー4の中央位置であるダンサー位置Bへ徐々に移動して行き、ダンサー位置Bへ到達した時、巻取機1は停止する。これは、送り出し速度が0であり、ダンサー4の位置が中央に来た為である。
この間のライン速度及び巻取機回転数は、0から出発し、増加し、ある最大値を持ってやがて0なる。この時のそれぞれの最大値を元に、次式を演算すると、これが巻取機1の初期巻径になる。
(数3) Dw(max)=Vl(max)/(πNw(max))・・・・(3)
Dw(max):巻取機1の巻径の最大値
Nw(max):巻取機1の回転数の最大値
Vl(max):ライン速度の最大値
(数3) Dw(max)=Vl(max)/(πNw(max))・・・・(3)
Dw(max):巻取機1の巻径の最大値
Nw(max):巻取機1の回転数の最大値
Vl(max):ライン速度の最大値
このようにして求められた巻取機1の巻径Dw(max)を巻き始めの初期巻径として自動的に装置に取り込み、材料5の送り出し機3の速度と引き取り機2の速度が同じに、かつ材料5を弛ませるダンサー4の位置が中央に来るように制御する制御情報として使用し、式(1)あるいは式(2)に従い巻取り制御を実行することで、前述の課題を解消することができる。
巻取装置において、材料の送り出し速度と引き取り速度を同一に、かつ材料のダンサー位置が中央に来るように制御されるが、その運転開始時に巻取機の初期巻径を計測し、装置に入力する必要があり、これらを人為的に実行すると誤計測、誤入力し、制御不能に至らしめることがある。
材料をダンサー最低位置におき、送り出し速度を0とし、この状態から、架空の初期巻径から巻取り制御を行なうと、材料はダンサー位置は最低位置から中央へ徐々に移動して行き、巻取機は停止する。この間のライン速度及び巻取機回転数は、0から出発し、増加し、ある最大値を持ってやがて0なる。この時のそれぞれの最大値を元に、初期巻径を演算する。操作者による計測、入力を自動的に装置が行うため、前記の解決すべき誤計測、誤入力という課題を解決できる。
既に任意の巻径に巻き取った材料より、さらに加算して巻き取る際、特に有効である。
材料をダンサー最低位置におき、送り出し速度を0とし、この状態から、架空の初期巻径から巻取り制御を行なうと、材料はダンサー位置は最低位置から中央へ徐々に移動して行き、巻取機は停止する。この間のライン速度及び巻取機回転数は、0から出発し、増加し、ある最大値を持ってやがて0なる。この時のそれぞれの最大値を元に、初期巻径を演算する。操作者による計測、入力を自動的に装置が行うため、前記の解決すべき誤計測、誤入力という課題を解決できる。
既に任意の巻径に巻き取った材料より、さらに加算して巻き取る際、特に有効である。
1 巻取機
1−1 回転数検出器
2 引き取り機
2−1 速度検出器
3 送り出し機
4 ダンサー
5 材料
1−1 回転数検出器
2 引き取り機
2−1 速度検出器
3 送り出し機
4 ダンサー
5 材料
Claims (1)
- 巻き取り装置において、該巻き取り装置の運転開始前に材料を弛ませ、巻き取り開始時に前記巻き取り装置の巻取機を回転させてその回転数を検出し、巻き径を正確に検出することにより、
PLC (プログラマブルロジックコントローラ、programmable logic controller)の機能を用いて自動的に初期巻径を測定および設定することを特徴とする初期巻径自動演算方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009029893A JP2010184772A (ja) | 2009-02-12 | 2009-02-12 | 巻取装置における初期巻径の自動演算方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009029893A JP2010184772A (ja) | 2009-02-12 | 2009-02-12 | 巻取装置における初期巻径の自動演算方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010184772A true JP2010184772A (ja) | 2010-08-26 |
Family
ID=42765679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009029893A Pending JP2010184772A (ja) | 2009-02-12 | 2009-02-12 | 巻取装置における初期巻径の自動演算方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010184772A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103359522A (zh) * | 2013-07-11 | 2013-10-23 | 华中科技大学 | 一种兼具张力控制的薄膜输送纠偏装置 |
CN103359521A (zh) * | 2013-07-11 | 2013-10-23 | 华中科技大学 | 一种同时具有纠偏和张力控制功能的浮辊系统 |
CN107176486A (zh) * | 2017-06-21 | 2017-09-19 | 泉州市汉威机械制造有限公司 | 一种材料卷径检测器 |
-
2009
- 2009-02-12 JP JP2009029893A patent/JP2010184772A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103359521A (zh) * | 2013-07-11 | 2013-10-23 | 华中科技大学 | 一种同时具有纠偏和张力控制功能的浮辊系统 |
CN103359522B (zh) * | 2013-07-11 | 2015-08-19 | 华中科技大学 | 一种兼具张力控制的薄膜输送纠偏装置 |
CN107176486A (zh) * | 2017-06-21 | 2017-09-19 | 泉州市汉威机械制造有限公司 | 一种材料卷径检测器 |
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