JP2010184023A - 内視鏡および内視鏡の観察窓洗浄方法 - Google Patents
内視鏡および内視鏡の観察窓洗浄方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】被検体内に挿入される内視鏡挿入部13と、内視鏡挿入部13の先端面に配置され該先端面の観察窓へ流体を噴射する流体噴射部37と、流体噴射部37に連通され内視鏡挿入部13に沿って流体を供給する流体供給管路39と、を有する内視鏡であって、内視鏡挿入部13内の流体供給管路39の一部に、流体供給管路39内の流体を加熱する加熱手段71を備えた。
【選択図】図2
Description
特許文献2では、観察窓の洗浄用液体として超臨界流体を使用している。超臨界流体は常圧環境下で気体となるので、洗浄後の乾燥時間が速められる。また、液中に残留物がないため、洗浄・乾燥してもシミ等が付着しない利点がある。
特許文献3では、光透過性材料からなり照明光出射部を覆うカバー部材を設け、観察窓の洗浄用液体を、このカバー部材を透過する照明光で加熱する流体加熱部を設けている。したがって、このカバー部材内で温められた洗浄用液体で温水洗浄できるため、観察窓が曇らずにクリアな視界を得ることができる。
しかしながら、上記いずれの方法であっても、残水を完全に除去するまでの時間が長くかかったり、内視鏡自体の大径化、装置の大型化を余儀なくされていた。
・被検体内に挿入される内視鏡挿入部と、該内視鏡挿入部の先端面に配置され該先端面の観察窓へ流体を噴射する流体噴射部と、該流体噴射部に接続され前記内視鏡挿入部に沿って流体を供給する流体供給管路と、を有する内視鏡であって、
前記内視鏡挿入部内の前記流体供給管路の一部に、前記流体供給管路内の流体を加熱する加熱手段を備えた内視鏡。
液体を前記観察窓に噴射して洗浄した後、前記流体供給管路に設けた前記加熱手段を加熱駆動するとともに該流体供給管路内を通じ送気して生成された温風を、前記観察窓に噴射して該観察窓を乾燥させる内視鏡の観察窓洗浄方法。
最初に、内視鏡の基本構成について図1,2を用いて以下に説明する。
図1は本発明に係る実施形態を説明するための内視鏡の概略的な全体構成図である。
内視鏡(プローブ)100は、操作部11と、この操作部11に連設され、体腔内に挿入される挿入部13とを備える。挿入部13は、軟性部15、湾曲部17、先端部(内視鏡先端部とも称する)19から構成される。操作部11には、ユニバーサルケーブル21が接続される。
前述のユニバーサルケーブル21の先端にはLGコネクタ33が設けられる。LGコネクタ33は光源装置35に着脱自在に連結され、これによって先端部19の照明光学系に照明光が送られる。また、LGコネクタ33には、電気コネクタ(図示略)が接続され、この電気コネクタが制御装置(プロセッサ)79に着脱自在に連結される。
図3は内視鏡挿入部内の送気・送水チューブの外側にチューブ状のヒータを配置した様子を示す概略断面図である。同図に示すように、送気・送水チューブ39の一部にヒータ71を配設し、このヒータ71を加熱制御することで、送気・送水チューブ39の内部の流体を加熱可能にしている。
図7は送気・送水チューブの接続部位にヒータを設けた構成例を示す流体供給管路の一部断面図である。本構成では、同図に示すように、送気・送水チューブ39A,39Bの管材端面同士を対面させて、円筒状のヒータ71Aを送気・送水チューブ39A,39Bの端部内に挿入し、送気・送水チューブ39A,39Bの接続部位の外周を保護パイプ87で覆い、シール材89で送気・送水チューブ39A,39Bの外周面と保護パイプ87との隙間を接合している。なお、ヒータ71Aの内側は、図示はしないが流体が直接触れないようにパイプやフィルム等で保護されている。また、ヒータ71Aの配線は、例えば送気・送水チューブ39A,39Bの一部に孔を穿設して外側に引き出し、この穿設された孔を接着剤で封止して気密保持されている。
(1) 被検体内に挿入される内視鏡挿入部と、該内視鏡挿入部の先端面に配置され該先端面の観察窓へ流体を噴射する流体噴射部と、該流体噴射部に連通され前記内視鏡挿入部に沿って流体を供給する流体供給管路と、を有する内視鏡であって、
前記内視鏡挿入部内の前記流体供給管路の一部に、前記流体供給管路内の流体を加熱する加熱手段を備えた内視鏡。
この内視鏡によれば、内視鏡挿入部の流体供給管路に加熱手段を設けた簡単な構成により、流体供給管路内の流体を加熱して、この加熱した流体を観察窓に噴射することで、観察窓を効率良く、しかも速く乾燥させることができる。
前記加熱手段が、前記内視鏡挿入部の先端側に配設された内視鏡。
この内視鏡によれば、加熱手段が流体噴射部に近い内視鏡挿入部の先端側に配設されることで、加熱後の流体が冷える前に噴射に供することができ、加熱エネルギの損失を低減できる。
前記加熱手段が、前記流体供給管路の外周を覆って配設された内視鏡。
この内視鏡によれば、加熱手段が流体供給管路の外周を覆うことで、流体供給管路内の流体を間接的に加熱するため、加熱手段によって流体の流れが乱されず、管路の損失抵抗を増やすことがない。
前記加熱手段が、前記流体供給管路に沿った複数箇所に配設された内視鏡。
この内視鏡によれば、加熱手段が複数箇所に配設されることで、途中で流体の温度が下がることを抑制でき、加熱区間が増えることで、各加熱手段の発熱能力が小さくて済み、加熱手段をより小型・薄型化することが可能となる
前記流体供給管路が複数の管材を接合して構成され、前記加熱手段が前記管材の接合部を跨ぐ内側に配置された内視鏡。
この内視鏡によれば、管材の内側に加熱手段が配置されるため、外側に配置された場合と比較して、管材の厚み分の熱伝達・熱伝導ロスをなくし、高い熱交換性を発揮することができる。また、接合部位を加熱手段により増強させることができ、管路の耐久性を向上できる。
前記流体供給管路の少なくとも前記加熱手段の下流側で、前記流体供給管路の外周を覆う断熱材を備えた内視鏡。
この内視鏡によれば、熱損失を抑えて流体供給管路内の流体の温度低下を抑制できる。
前記加熱手段が、筒状のセラミックヒータである内視鏡。
この内視鏡によれば、硬質なセラミックヒータを用いることで組み立て性が向上し、また、流体供給管路を補強することができる。
前記加熱手段が、変形自在な薄板状のヒータである内視鏡。
この内視鏡によれば、取り付け位置の自由度が高められる。
前記加熱手段が、コイルヒータである内視鏡。
この内視鏡によれば、流体供給管路を簡素な構成で加熱することができる。
前記流体が空気であり、前記加熱手段により昇温された温風を前記流体噴射部から噴射する内視鏡。
この内視鏡によれば、加熱手段により温風を生成して観察窓へ噴射することで、観察窓の乾燥を速めることができる。
前記流体供給管路が、さらに前記流体噴射部へ液体を供給する機能を有する内視鏡。
この内視鏡によれば、同一の流体供給管路を通じて、液体と空気を送ることで、配管構造を簡略化でき、内視鏡挿入部の細径化が図られる。
液体を前記観察窓に噴射して洗浄した後、前記流体供給管路に設けた前記加熱手段を加熱駆動するとともに該流体供給管路内を通じ送気して生成された温風を、前記観察窓に噴射して該観察窓を乾燥させる内視鏡の観察窓洗浄方法。
この内視鏡の観察窓洗浄方法によれば、観察窓を洗浄した後の観察窓に残存する液体を温風の噴射により払拭でき、しかも観察窓の乾燥を速めることができる。
13 挿入部
19 先端部
23 送気・送水ボタン
37 送気・送水ノズル
39,39A,39B 送気・送水チューブ
41 送気チューブ
43 送水チューブ
45 バルブ
47 給気チューブ
49 給水チューブ
51 送水コネクタ
53 チューブ
57 エアチューブ
59 エアポンプ
65 バルブ
71,71A,71B ヒータ
71C コイルヒータ
73 配線
75 制御スイッチ
77 基板
79 制御装置(プロセッサ)
83 接続パイプ
85 観察窓
91,93 断熱材
100 内視鏡
Claims (12)
- 被検体内に挿入される内視鏡挿入部と、該内視鏡挿入部の先端面に配置され該先端面の観察窓へ流体を噴射する流体噴射部と、該流体噴射部に連通され前記内視鏡挿入部に沿って流体を供給する流体供給管路と、を有する内視鏡であって、
前記内視鏡挿入部内の前記流体供給管路の一部に、前記流体供給管路内の流体を加熱する加熱手段を備えた内視鏡。 - 請求項1記載の内視鏡であって、
前記加熱手段が、前記内視鏡挿入部の先端側に配設された内視鏡。 - 請求項1または請求項2記載の内視鏡であって、
前記加熱手段が、前記流体供給管路の外周を覆って配設された内視鏡。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の内視鏡であって、
前記加熱手段が、前記流体供給管路に沿った複数箇所に配設された内視鏡。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の内視鏡であって、
前記流体供給管路が複数の管材を接合して構成され、前記加熱手段が前記管材の接合部を跨ぐ内側に配置された内視鏡。 - 請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の内視鏡であって、
前記流体供給管路の少なくとも前記加熱手段の下流側で、前記流体供給管路の外周を覆う断熱材を備えた内視鏡。 - 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の内視鏡であって、
前記加熱手段が、筒状のセラミックヒータである内視鏡。 - 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の内視鏡であって、
前記加熱手段が、変形自在な薄板状のヒータである内視鏡。 - 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の内視鏡であって、
前記加熱手段が、コイルヒータである内視鏡。 - 請求項1〜請求項9のいずれか1項記載の内視鏡であって、
前記流体が空気であり、前記加熱手段により昇温された温風を前記流体噴射部から噴射する内視鏡。 - 請求項10記載の内視鏡であって、
前記流体供給管路が、さらに前記流体噴射部へ液体を供給する機能を有する内視鏡。 - 請求項1〜請求項11のいずれか1項記載の内視鏡の観察窓洗浄方法であって、
液体を前記観察窓に噴射して洗浄した後、前記流体供給管路に設けた前記加熱手段を加熱駆動するとともに該流体供給管路内を通じ送気して生成された温風を、前記観察窓に噴射して該観察窓を乾燥させる内視鏡の観察窓洗浄方法。
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2009
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